JPH0327647B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0327647B2 JPH0327647B2 JP60229378A JP22937885A JPH0327647B2 JP H0327647 B2 JPH0327647 B2 JP H0327647B2 JP 60229378 A JP60229378 A JP 60229378A JP 22937885 A JP22937885 A JP 22937885A JP H0327647 B2 JPH0327647 B2 JP H0327647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cheese
- full
- nozzle
- tube
- circumferential surface
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 235000013351 cheese Nutrition 0.000 claims description 49
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 9
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- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 6
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims 1
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H9/00—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
- D01H9/18—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/08—Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
- B65H67/086—Preparing supply packages
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
この発明は、オープンエンド精紡機によつて形
成された満管チーズの糸尻を、一定ねじれ方向に
整然と巻き付けられた状態から、これを吹き払つ
てその方向および位置を乱すことにより、糸尻部
分を目立たせ、見分け易くするための装置に関す
るものである。
成された満管チーズの糸尻を、一定ねじれ方向に
整然と巻き付けられた状態から、これを吹き払つ
てその方向および位置を乱すことにより、糸尻部
分を目立たせ、見分け易くするための装置に関す
るものである。
一般に、オープンエンド精紡機によつて紡がれ
た糸は、ボビンと呼ばれる筒状の芯に巻き取られ
て満管状態のチーズに形成される。第６図は満管
チーズを示す側面図であるが、図示するように、
糸はボビン２０の周囲に一定のねじれ角α1，α2を
もつて巻き付けられている。尚、ねじれ角αxは、
糸が図においてボビン２０の左から右へ巻き取ら
れるときの巻き取り進行方向に対してα1であり、
逆の巻き取り進行方向に対してα2である。そして
α1＝α2である。 ところで、このボビン２０にほぼ所定の量の糸
が巻き付けられると、チーズが満管状態になつた
ということで、精紡機へのスライバー（糸に紡が
れる前の繊維を紐状にしたもので、糸の原料とし
て精紡機に供給される）の供給が断たれる。この
ため、糸尻は徐々に細くなつてチーズの外周面に
張り付くように巻き付けられる。また、その糸尻
部分の巻き付け方向は前述のねじれ角αxをその
まま維持している。
た糸は、ボビンと呼ばれる筒状の芯に巻き取られ
て満管状態のチーズに形成される。第６図は満管
チーズを示す側面図であるが、図示するように、
糸はボビン２０の周囲に一定のねじれ角α1，α2を
もつて巻き付けられている。尚、ねじれ角αxは、
糸が図においてボビン２０の左から右へ巻き取ら
れるときの巻き取り進行方向に対してα1であり、
逆の巻き取り進行方向に対してα2である。そして
α1＝α2である。 ところで、このボビン２０にほぼ所定の量の糸
が巻き付けられると、チーズが満管状態になつた
ということで、精紡機へのスライバー（糸に紡が
れる前の繊維を紐状にしたもので、糸の原料とし
て精紡機に供給される）の供給が断たれる。この
ため、糸尻は徐々に細くなつてチーズの外周面に
張り付くように巻き付けられる。また、その糸尻
部分の巻き付け方向は前述のねじれ角αxをその
まま維持している。
上述のように満管状態に形成されたチーズは、
精紡機から取り出されて種々の用途に用いられる
が、たとえば整経機にかける場合等はほとんど必
ずと言つてもよいほど満管チーズから糸尻を取り
出さなければならない。 そこでこの取り出し作業であるが、通常は作業
者が一々満管チーズの糸尻を捜しだしてこれを取
り出している。しかしながら、その糸尻は徐々に
細くなつていることと、巻き付け方向が最初に与
えられたねじれ角のままであることのため、糸尻
の部分と他の部分との見分けが非常に難しく、一
連の作業のなかで著しく非能率的な作業であつ
た。 本発明は上述のごとき問題点に鑑みこれを有効
に解決すべく創案されたものである。したがつて
本発明の目的は、オープンエンド精紡機から排出
される満管チーズの糸尻を、これを容易に捜しだ
せるように吹き払つて、最初の巻き付け位置から
ずらす糸尻吹き払い装置を提供することにある。
精紡機から取り出されて種々の用途に用いられる
が、たとえば整経機にかける場合等はほとんど必
ずと言つてもよいほど満管チーズから糸尻を取り
出さなければならない。 そこでこの取り出し作業であるが、通常は作業
者が一々満管チーズの糸尻を捜しだしてこれを取
り出している。しかしながら、その糸尻は徐々に
細くなつていることと、巻き付け方向が最初に与
えられたねじれ角のままであることのため、糸尻
の部分と他の部分との見分けが非常に難しく、一
連の作業のなかで著しく非能率的な作業であつ
た。 本発明は上述のごとき問題点に鑑みこれを有効
に解決すべく創案されたものである。したがつて
本発明の目的は、オープンエンド精紡機から排出
される満管チーズの糸尻を、これを容易に捜しだ
せるように吹き払つて、最初の巻き付け位置から
ずらす糸尻吹き払い装置を提供することにある。
本発明にかかる装置は、オープンエンド精紡機
から玉揚げされて搬送される満管チーズを通過さ
せる管路と、この管路の内周面から満管チーズの
外周面に高速空気流を吹き付けるノズルとから構
成されている。 管路は、満管チーズを載置した状態でその軸方
向沿いに搬送する搬送装置の搬送経路途中に設け
られており、そしてその内径は、前記ノズルから
の気流を適切な流速に維持するような空気流通路
を満管チーズの外周面と管路の内周面との間に形
成すべく設定されている。 ノズルは、前記管路の出口側に、その内周面上
の周方向にほぼ均等な間隔で複数個配置されてお
り、その吹き付け方向は、満管チーズの搬送方向
に対向する方向成分と糸の巻回方向に対向する方
向成分との合成方向である。
から玉揚げされて搬送される満管チーズを通過さ
せる管路と、この管路の内周面から満管チーズの
外周面に高速空気流を吹き付けるノズルとから構
成されている。 管路は、満管チーズを載置した状態でその軸方
向沿いに搬送する搬送装置の搬送経路途中に設け
られており、そしてその内径は、前記ノズルから
の気流を適切な流速に維持するような空気流通路
を満管チーズの外周面と管路の内周面との間に形
成すべく設定されている。 ノズルは、前記管路の出口側に、その内周面上
の周方向にほぼ均等な間隔で複数個配置されてお
り、その吹き付け方向は、満管チーズの搬送方向
に対向する方向成分と糸の巻回方向に対向する方
向成分との合成方向である。
本発明の装置によれば、搬送中の満管チーズが
管路内を通過するときに、管路内周面上の各ノズ
ルから高速空気流が満管チーズの外周面に向けて
吹き付けられる。各ノズルは管路内周面上の周方
向へ均等間隔で配置されているので、高速空気流
は満管チーズの外周面に対してどの位置にもほぼ
均等に吹き付けられ、糸尻を吹き払うのに不十分
な気流の弱い部分は生じない。高速空気流の吹き
付け方向は糸の巻回方向に対して対向成分をもつ
ているので、糸尻部分に吹き付けられるとチーズ
の表面からこれを吹き起こし、かつ吹き付け方向
は満管チーズの搬送方向に対しても対向成分をも
つているので、吹き起こされた糸尻部分をさらに
満管チーズの後方（搬送方向側を前方とする）へ
吹き送る。すなわち、高速空気流は管路内で満管
チーズ外周面に沿つて、巻き付けられた糸をほど
きはずすように旋回流となつて流れる。管路が十
分に長ければ、糸尻部分は満管チーズの周側面上
のどの位置にあつても必ずそこから吹き払われ、
後方端面側へ吹き落とされる。 上述のように、本発明の装置によれば、満管チ
ーズの糸尻は一定方向に整然と巻き付けられた状
態からその部分だけが位置および方向の乱れた状
態となつて目立ち、その取り出し作業を行うに際
して容易に捜し出すことができる。
管路内を通過するときに、管路内周面上の各ノズ
ルから高速空気流が満管チーズの外周面に向けて
吹き付けられる。各ノズルは管路内周面上の周方
向へ均等間隔で配置されているので、高速空気流
は満管チーズの外周面に対してどの位置にもほぼ
均等に吹き付けられ、糸尻を吹き払うのに不十分
な気流の弱い部分は生じない。高速空気流の吹き
付け方向は糸の巻回方向に対して対向成分をもつ
ているので、糸尻部分に吹き付けられるとチーズ
の表面からこれを吹き起こし、かつ吹き付け方向
は満管チーズの搬送方向に対しても対向成分をも
つているので、吹き起こされた糸尻部分をさらに
満管チーズの後方（搬送方向側を前方とする）へ
吹き送る。すなわち、高速空気流は管路内で満管
チーズ外周面に沿つて、巻き付けられた糸をほど
きはずすように旋回流となつて流れる。管路が十
分に長ければ、糸尻部分は満管チーズの周側面上
のどの位置にあつても必ずそこから吹き払われ、
後方端面側へ吹き落とされる。 上述のように、本発明の装置によれば、満管チ
ーズの糸尻は一定方向に整然と巻き付けられた状
態からその部分だけが位置および方向の乱れた状
態となつて目立ち、その取り出し作業を行うに際
して容易に捜し出すことができる。
以下に本発明の好適一実施例について第１図な
いし第５図を参照して説明する。 第１図は本発明にかかる装置がオープンエンド
精紡機に取り付けられた状態を示す側面図であ
り、第２図はその平面図である。図中１は満管チ
ーズであり、精紡機（図示せず）から排出されて
搬送経路であるベルトコンベア２によつて搬送さ
れる。このベルトコンベア２の途中に管路として
の短管３が設けられている。そして短管３には、
その出口側に高速空気流を噴出するためのノズル
４が取りつけられている。ベルトコンベア２は精
紡機機台５の端部まで続いており、それ以降の搬
送経路としてはローラコンベア６が接続されてい
る。第２図からよく分かるように、ローラコンベ
ア６はベルトコンベア２とほぼ同じ幅に２列設け
られている。図中７はセンサであり、ローラコン
ベア６上に満管チーズ１が載つた状態を検知す
る。８はノズルであり、センサ７からの信号によ
りローラコンベア６の下ほぼ中央から満管チーズ
１に向けて、且つ搬送方向に対向して高速空気流
を噴出する。 第３図は短管３およびノズル４の詳細を示す要
部拡大断面図である。短管３はベルトコンベア２
と重なる部分が除去され、ちようど搬送経路に対
してトンネルを形成するように精紡機械台５に取
り付けられている。短管３の内径ａは、満管チー
ズ１がベルトコンベア２に載つてその中を通過す
るのに十分な寸法であり、満管チーズ１の外径ｂ
が製造精度上、多少ばらついていてもこれを十分
に許容しうるように設定されている。さらにこの
内径ａは、後述する高速空気流が満管チーズ１の
糸尻を吹き払うのに十分な流速を維持しうるよう
に、満管チーズ１の外径ｂよりも適度に大きく設
定されている。 一方、ノズル４は短管３の内周面上に、周方向
に均等な間隔で配置され、本実施例では５箇所に
配置されている。そして各ノズル４は、短管３の
外周に沿つて導かれる高圧空気管９に接続され、
短管３の管壁を貫通して短管３の内周面上に臨む
ように設けられている。各ノズル４の吹き付け方
向は、短管３内を通過する満管チーズ１の外周面
に向かつており、且つ糸の巻回方向（本実施例で
は図の時計回転方向であるとする）に対して逆方
向であると共に満管チーズ１の搬送方向に対して
逆行する方向（短管３の出口側から入口側へ）で
ある。ここで、各ノズル４については図中右下に
配置されたものから逆時計回転方向へ順に４ａ，
４ｂ，…，４ｅとしておく。 第４図は本発明装置の周辺構成を概略的に示す
説明図である。一般に、オープンエンド精紡機は
２連の搬送経路を備えており、図においても各搬
送経路ごとにそれぞれ同じ本発明の装置が設けら
れている。各ノズル４および８は、それぞれ個々
に対応する高圧空気管９に接続されているが、各
高圧空気管９は分配機能を備えた電磁弁１０に接
続されている。電磁弁１０には、図示しないコン
プレツサから高圧空気が供給されており、それぞ
れのノズル４ａ，４ｂ，…，４ｅに対応する個々
の弁体が、設定された一定の時間帯で開閉を順次
繰り返す。第５図は各ノズル４ａ，４ｂ，…，４
ｅの噴射時間サイクルを示すグラフ図であり、４
ａのノズルから噴射が始まり、各ノズルの噴射時
間は0.5秒ずつ、２番目以降に噴射を開始するノ
ズルの遅れ時間はその前のノズルの噴射開始時刻
から0.2秒である。第４図に示されたコントロー
ルボツクス１１によつてその制御は行なわれる。
ところで、各ノズル４ａ，４ｂ，…，４ｅの総て
から同時に噴射してもよいのであるが、その場合
には圧力タンクもしくは大出力のコンプレツサを
設ける必要がある。また同時噴射よりも順次噴射
のほうが、高速空気流を積極的に乱流にすること
ができ、糸尻の吹き払いを確実にすることができ
る。尚、ノズル８については、センサ７からの信
号にもとづいて、電磁弁１０のノズル８に対応す
る弁体が開閉する。このノズル８が設けられてい
るのは、満管チーズ１の糸尻部分がちようどベル
トコンベア２との間に挟み付けられてノズル４で
は吹き払えなかつたときに、これをローラコンベ
ア６上で補償するためである。 本実施例では、満管チーズ１がベルトコンベア
２によつて搬送される途中で短管３内を通過する
とき、ノズル４から噴出される高速空気流が、満
管チーズ１の外周面に沿う旋回流となつて短管３
内を流れる。満管チーズ１の外周面に張り付いて
いる糸尻部分がこの旋回気流によつて吹き起こさ
れ、そして後方へ吹き送られる。 尚、上述の実施例では短管３がベルトコンベア
２の部分で除去されているが、搬送経路途中で満
管チーズ１をたとえば宙に浮かすような場合に
は、完全な管状の短管を用いることができ、補償
用ノズル８を設けなくともノズル４だけで十分に
糸尻を吹き払うことができる。あるいは、本発明
の装置を直列に２連設けてこれらの間で満管チー
ズ１をその周方向へいくらかの角度だけ回転させ
てもよい。
いし第５図を参照して説明する。 第１図は本発明にかかる装置がオープンエンド
精紡機に取り付けられた状態を示す側面図であ
り、第２図はその平面図である。図中１は満管チ
ーズであり、精紡機（図示せず）から排出されて
搬送経路であるベルトコンベア２によつて搬送さ
れる。このベルトコンベア２の途中に管路として
の短管３が設けられている。そして短管３には、
その出口側に高速空気流を噴出するためのノズル
４が取りつけられている。ベルトコンベア２は精
紡機機台５の端部まで続いており、それ以降の搬
送経路としてはローラコンベア６が接続されてい
る。第２図からよく分かるように、ローラコンベ
ア６はベルトコンベア２とほぼ同じ幅に２列設け
られている。図中７はセンサであり、ローラコン
ベア６上に満管チーズ１が載つた状態を検知す
る。８はノズルであり、センサ７からの信号によ
りローラコンベア６の下ほぼ中央から満管チーズ
１に向けて、且つ搬送方向に対向して高速空気流
を噴出する。 第３図は短管３およびノズル４の詳細を示す要
部拡大断面図である。短管３はベルトコンベア２
と重なる部分が除去され、ちようど搬送経路に対
してトンネルを形成するように精紡機械台５に取
り付けられている。短管３の内径ａは、満管チー
ズ１がベルトコンベア２に載つてその中を通過す
るのに十分な寸法であり、満管チーズ１の外径ｂ
が製造精度上、多少ばらついていてもこれを十分
に許容しうるように設定されている。さらにこの
内径ａは、後述する高速空気流が満管チーズ１の
糸尻を吹き払うのに十分な流速を維持しうるよう
に、満管チーズ１の外径ｂよりも適度に大きく設
定されている。 一方、ノズル４は短管３の内周面上に、周方向
に均等な間隔で配置され、本実施例では５箇所に
配置されている。そして各ノズル４は、短管３の
外周に沿つて導かれる高圧空気管９に接続され、
短管３の管壁を貫通して短管３の内周面上に臨む
ように設けられている。各ノズル４の吹き付け方
向は、短管３内を通過する満管チーズ１の外周面
に向かつており、且つ糸の巻回方向（本実施例で
は図の時計回転方向であるとする）に対して逆方
向であると共に満管チーズ１の搬送方向に対して
逆行する方向（短管３の出口側から入口側へ）で
ある。ここで、各ノズル４については図中右下に
配置されたものから逆時計回転方向へ順に４ａ，
４ｂ，…，４ｅとしておく。 第４図は本発明装置の周辺構成を概略的に示す
説明図である。一般に、オープンエンド精紡機は
２連の搬送経路を備えており、図においても各搬
送経路ごとにそれぞれ同じ本発明の装置が設けら
れている。各ノズル４および８は、それぞれ個々
に対応する高圧空気管９に接続されているが、各
高圧空気管９は分配機能を備えた電磁弁１０に接
続されている。電磁弁１０には、図示しないコン
プレツサから高圧空気が供給されており、それぞ
れのノズル４ａ，４ｂ，…，４ｅに対応する個々
の弁体が、設定された一定の時間帯で開閉を順次
繰り返す。第５図は各ノズル４ａ，４ｂ，…，４
ｅの噴射時間サイクルを示すグラフ図であり、４
ａのノズルから噴射が始まり、各ノズルの噴射時
間は0.5秒ずつ、２番目以降に噴射を開始するノ
ズルの遅れ時間はその前のノズルの噴射開始時刻
から0.2秒である。第４図に示されたコントロー
ルボツクス１１によつてその制御は行なわれる。
ところで、各ノズル４ａ，４ｂ，…，４ｅの総て
から同時に噴射してもよいのであるが、その場合
には圧力タンクもしくは大出力のコンプレツサを
設ける必要がある。また同時噴射よりも順次噴射
のほうが、高速空気流を積極的に乱流にすること
ができ、糸尻の吹き払いを確実にすることができ
る。尚、ノズル８については、センサ７からの信
号にもとづいて、電磁弁１０のノズル８に対応す
る弁体が開閉する。このノズル８が設けられてい
るのは、満管チーズ１の糸尻部分がちようどベル
トコンベア２との間に挟み付けられてノズル４で
は吹き払えなかつたときに、これをローラコンベ
ア６上で補償するためである。 本実施例では、満管チーズ１がベルトコンベア
２によつて搬送される途中で短管３内を通過する
とき、ノズル４から噴出される高速空気流が、満
管チーズ１の外周面に沿う旋回流となつて短管３
内を流れる。満管チーズ１の外周面に張り付いて
いる糸尻部分がこの旋回気流によつて吹き起こさ
れ、そして後方へ吹き送られる。 尚、上述の実施例では短管３がベルトコンベア
２の部分で除去されているが、搬送経路途中で満
管チーズ１をたとえば宙に浮かすような場合に
は、完全な管状の短管を用いることができ、補償
用ノズル８を設けなくともノズル４だけで十分に
糸尻を吹き払うことができる。あるいは、本発明
の装置を直列に２連設けてこれらの間で満管チー
ズ１をその周方向へいくらかの角度だけ回転させ
てもよい。
第１図は本発明にかかる糸尻吹き払い装置の一
実施例がオープンエンド精紡機に取り付けられた
状態を示す側面図、第２図はその平面図、第３図
は第１図の本装置の要部拡大断面図、第４図は第
１図の本装置の周辺構成を概略的に示す説明図、
第５図は第３図の各ノズルの噴出タイムチヤート
を示すグラフ図、第６図はオープンエンド精紡機
によつて形成される満管チーズを示す側面図であ
る。 １…満管チーズ、２…ベルトコンベア、３…短
管、４…ノズル。
実施例がオープンエンド精紡機に取り付けられた
状態を示す側面図、第２図はその平面図、第３図
は第１図の本装置の要部拡大断面図、第４図は第
１図の本装置の周辺構成を概略的に示す説明図、
第５図は第３図の各ノズルの噴出タイムチヤート
を示すグラフ図、第６図はオープンエンド精紡機
によつて形成される満管チーズを示す側面図であ
る。 １…満管チーズ、２…ベルトコンベア、３…短
管、４…ノズル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ オープンエンド精紡機から玉揚げされた満管
チーズ１を載置して該満管チーズ１をその軸方向
沿いに搬送する搬送装置２の経路途中に、該満管
チーズ１を通過させるべく設けられ、該通過中の
満管チーズ１の外周面との間に高速空気流の通路
を形成するように、前記満管チーズ１の外径ｂよ
りも大きな内径ａの内周面を有してなる管路３
と、 該管路３の前記搬送経路出口側の内周面から、
前記満管チーズ１の外周面に向けて、かつ前記搬
送方向に対向すると共に糸の巻回方向に対向する
方向へ高速空気流を吹き付けるノズル４とを備
え、 前記ノズル４は、前記管路３の内周面上の周方
向にほぼ均等な間隔に配置されて複数個設けられ
たことを特徴とするオープンエンド精紡機におけ
る満管チーズの糸尻吹き払い装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60229378A JPS6290338A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | オ−プンエンド精紡機における満管チ−ズの糸尻吹き払い装置 |
| EP86114209A EP0219095A3 (en) | 1985-10-14 | 1986-10-14 | Apparatus for blowing off a thread end on full cheese formed by open-end spinning machine |
| US06/918,104 US4705224A (en) | 1985-10-14 | 1986-10-14 | Apparatus for blowing a thread end off of a full cheese formed by an open-end spinning and winding machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60229378A JPS6290338A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | オ−プンエンド精紡機における満管チ−ズの糸尻吹き払い装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6290338A JPS6290338A (ja) | 1987-04-24 |
| JPH0327647B2 true JPH0327647B2 (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=16891236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60229378A Granted JPS6290338A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | オ−プンエンド精紡機における満管チ−ズの糸尻吹き払い装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4705224A (ja) |
| EP (1) | EP0219095A3 (ja) |
| JP (1) | JPS6290338A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0729728B2 (ja) * | 1986-10-24 | 1995-04-05 | 村田機械株式会社 | パッケ−ジの糸処理装置 |
| US4858836A (en) * | 1986-12-12 | 1989-08-22 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Yarn end finding device |
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