JPH03276030A - 騒音評価分析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、騒音、壁や床の遮音度、床の衝撃音などの騒
音を分析して評価する騒音評価分析装置に関する。

〈従来の技術〉 騒音を評価する場合、従来では、当該騒音を騒音計を通
して周波数分析器に入力し、通常、６３Ｈｚから４．０
００１１ｚまでオクターブ分析（あるいは、１／３オク
タ一ブ分析）し、その分析結果をメータ、デイスプレー
装置などから読み取り、騒音自体の評価に係るノイズタ
ライテリア曲線（ＮＣ曲線）や遮音度曲線（ＮＲ曲線）
やＰＮＰ曲線とか、遮音や床衝撃音の評価に係る９曲線
やＬ曲線などを印刷した評価用紙に所定周波数ごとに対
応さセながらプロットし、分析結果と各種評価曲線とを
比較することにより、騒音や遮音の状況を評価判定して
いた。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、分析結果の読み取りや、評価用紙へのプ
ロットに手間を要し、騒音の測定・分析から最終の評価
判定結果に至るまでに時間がかかる欠点があった。

更に、周波数分析器による分析結果を読み取る際に、例
えば、１２５Ｈｚ、２５０Ｈｚ、・・・などとレンジを
切換えて順次所定周波数の音圧レベルを読み取って分析
結果を記録する必要があるが、このときに周波数レンジ
や音圧レベルの読み間違いを生し、誤って、周波数と音
圧レベルとが対応しない状態で記録してしまうとか、ま
た、分析結果を評価用紙にプロントするときに写し間違
いを起こすとか、評価ミスを発生しやすく、殊に、前者
の読み間違いの場合は、記録された分析結果そのものを
誤っているために、後者のような後での照合による訂正
が不可能であり、評価結果そのものに対する信頼性が低
くなる欠点があった。

また、騒音評価を行う場合、周波数分析器による分析結
果に対して、一つの評価曲線のみで評価するのでは無く
、例えば、分析結果を、前述したＮＣ曲線とＰＮＰ曲線
とで評価するなど、複数の評価曲線で評価したい場合が
あり、このような場合に、従来では、それぞれの評価曲
線を記した評価用紙にプロットせざるを得ず、手間を要
する欠点があった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、騒音の分析結果と複数の評価曲線との比較を容易に
かつ精度良く行うことができるようにすることを目的と
する。

〈課題を解決するための手段〉 本発明の騒音評価分析装置は、上述のような目的を遠戚
するために、騒音計から入力される測定対象騒音を分析
する周波数分析器と、その周波数分析器で分析された周
波数分析データに基づいて、周波数と音圧レベルとの関
係を示すグラフ画像信号を作成して出力する画像作成手
段と、グラフ画像信号に応答してグラフ画像を表示する
表示手段と、複数の騒音評価曲線を示す画像データを格
納する画像メモリと、その画像メモリから画像データを
選択的に取り出し、表示手段に前記グラフ画像と重ね合
わせて表示する画像取出手段とを備えて構成する。

〈作用〉 本発明の騒音評価分析装置の構成によれば、騒音計から
アウトプットされる騒音データを周波数分析器によって
分析し、その周波数分析データを画像作成手段に入力し
て、周波数と音圧レベルとの関係を示すグラフを表示手
段に表示し、評価に用いる騒音評価曲線を画像取出手段
によって取り出し、適宜、所望の騒音評価曲線を周波数
と音圧レベルとの関係を示すグラフに重ね合わせた状態
で表示手段に表示することができる。

〈実施例〉 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

里土裏豊班 第１図は、騒音評価分析装置の第１実施例の概略構成を
示すブロック図であり、マイクロフォン１からの騒音が
騒音計２に入力されるとともに、その騒音計２からアウ
トプットされる信号が周波数分析器３に入力され、周波
数分析器３で分析された騒音の周波数分析データが制御
装置４に入力されるように構成されている。

制御装置４には、画像作成手段５と画像メモリ６と画像
取出手段７とが備えられている。

制御語Ｍ４には、表示手段としてのＣＲＴ表示装Ｎ８と
プリンタ９とが接続されている。

画像作成手段５は、周波数分析器３で分析された騒音の
周波数分析データに基づいて、周波数と、音圧レベルと
しての騒音の音圧レベルとの関係を示すグラフ画像信号
を作成して出力するようになっている。

ＣＲ７表示装置８は、前記グラフ画像信号に応答してグ
ラフ画像を表示するようになっている。

画像メモリ６には、騒音自体の評価に係るＮＣ曲線やＮ
Ｒ曲線やＰＮＰ曲線、ならびに、遮音や床衝撃音の評価
に係る０曲線やＬ曲線など、騒音の評価に必要な評価曲
線の画像データが予め格納されている。

画像取出手段７は、ＣＲ７表示装置８に付設された切換
ダイヤル１０の切換操作に応じ、それに対応する評価曲
線を示す画像データを画像メモリ６から取り出し、ＣＲ
７表示装置８に、前述したグラフ画像と重ね合わせた状
態で表示できるようになっている。必要な評価曲線を示
す画像データを取り出すための切換操作としては、例え
ば、それぞれの評価曲線を示したスイッチをＣＲＴ表示
装Ｎ８に付設するとか、また、画面上に、１：ＮＣ曲線
、２７ＮＲ曲線、・・・などとメニューを表示させ、そ
れに対応する数字キーをキーボードで操作するように構
成するなど各種の構成が採用できる。

以上の構成により、現場における騒音、あるいは、現場
で録音した騒音を周波数分析器３のＬＩＮ入力から入力
し、その騒音の周波数分析データに基づき、周波数を横
軸に、音圧レベルを縦軸にそれぞれとったグラフ画像を
ＣＲ７表示装置８に表示するとともに、切換ダイヤル１
０で選択された評価曲線を重ね合わせて表示し、騒音に
対する評価判定を一目瞭然で行うことができる。このと
き、ＣＲ７表示装置８に表示された画像をプリンタ９で
印刷記録することができる。また、フロンピーディスク
に取り込むこともできる。

グラフ画像と評価曲線とを重ね合わせて表示するのに、
上述のように、グラフ画像を表示したままの状態で、順
次、所望の評価曲線を重ね合わせるようにする構成に限
らず、例えば、騒音の周波数分析データと必要な評価曲
線を示す画像データとを合成した画像データを作成し、
グラフ画像と評価曲線とを重ね合わせた画像を一挙に表
示する構成を採用しても良い。

員り失旌班 第２図は、壁や床などを隔てた場所での音圧レヘル差を
測定・評価するための騒音評価分析装置の第２実施例の
要部の概略構成を示すブロック図であり、壁を隔てた部
屋それぞれとか壁や床などを隔てた内外の場所それぞれ
の騒音が第１および第２のマイクロフォンｌａ、ｌｂで
取り込まれ、両者１ａ、ｌｂの騒音がそれぞれ第１およ
び第２の騒音計２ａ、２ｂを通してレベル差検出手段１
１に入力され、測定された騒音の音圧レヘルの差が求め
られるように構成されている。

レベル差検出手段１１で求められた音圧レベルの差が周
波数分析器３に入力され、音圧レベルの差に基づく周波
数分析データが求められ、その周波数分析データが画像
作成手段５に出力されるように構成されている。

画像作成手段５では、周波数分析データに応し、前述第
１実施例と同様にして周波数を横軸に、騒音の音圧レヘ
ルとしての音圧レベルを縦軸にそれぞれとったグラフ画
像をＣＲ７表示装置８に表示するとともに、切換ダイヤ
ル１０で選択された遮音用の評価曲線である０曲線やＬ
曲線を重ね合わせて表示し、遮音に対する評価判定を一
目瞭然で行うことができるように構成されている。

上述騒音評価骨゛析装置としては、制御装置４とＣＲ７
表示装置８とを一体化し、それに周波数分析器３を接続
するように構成したものでも良く、また、周波数分析器
３をも一体化して構成したものでも良い。

〈発明の効果〉 本発明の騒音評価分析装置によれば、騒音計による測定
結果である騒音の音圧レベル、および、周波数分析器に
よる騒音の周波数分析結果のいずれに対する読み取りも
せずに済むとともに、それらの読み取ったデータを各種
の評価用紙にプロットするといったことも不要になり、
表示する評価曲線を選択して切換え、表示手段に表示さ
れた画像を見ることにより、騒音に対する複数の評価判
定を、手間を要すること無く、迅速容易に行うことがで
きるようになり、しかも、読み取りや評価用紙へのプロ
ントの際のミス発生が無く、評価に対する信頼性を向上
できるようになった。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る騒音評価分析装置の実施例を示し
、第１図は、第１実施例の概略構成を示すブロック図、
第２図は、第２実施例の要部の概略構成を示すブロック
図である。 ２・・・騒音計 ２ａ・・・第１の騒音計 ２ｂ・・・第２の騒音計 ３・・・周波数分析器 ５・・・画像作成手段 ６・・・画像メモリ ７・・・画像取出手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）騒音計から入力される測定対象騒音を分析する周
   波数分析器と、 その周波数分析器で分析された周波数分析データに基づ
   いて、周波数と音圧レベルとの関係を示すグラフ画像信
   号を作成して出力する画像作成手段と、 前記グラフ画像信号に応答してグラフ画像を表示する表
   示手段と、 複数の騒音評価曲線を示す画像データを格納する画像メ
   モリと、 前記画像メモリから画像データを選択的に取り出し、前
   記表示手段に前記グラフ画像と重ね合わせて表示する画
   像取り出し手段と を備えたことを特徴とする騒音評価分析装置。