JPH03275776A - グリーンシート印刷用金属ペースト - Google Patents

グリーンシート印刷用金属ペースト

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JPH03275776A
JPH03275776A JP2078485A JP7848590A JPH03275776A JP H03275776 A JPH03275776 A JP H03275776A JP 2078485 A JP2078485 A JP 2078485A JP 7848590 A JP7848590 A JP 7848590A JP H03275776 A JPH03275776 A JP H03275776A
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JP
Japan
Prior art keywords
metal
green sheet
particle size
conductor pattern
fine
Prior art date
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Pending
Application number
JP2078485A
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English (en)
Inventor
Masato Naruse
成瀬 正人
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 グリーンシート印刷用金属ペーストに関し、印刷された
導体パターンの厚さのばらつきを小さくするとともに、
乾燥後の導体パターンの保形性を高めることを目的とし
、 グリーンシートに印刷して導体パターンを形成するグリ
ーンシート印刷用金属ペーストであって、溶剤に配合さ
れる金属微粉末を粒度の異なる3種〔産業上の利用分野
〕 本発明は、セラミックプリント基板の導体パターン等の
印刷に使用されるグリーンシート印刷用金属ペーストに
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、多層セラミック基板はグリーンシート形成工程
、孔明は工程、ビア導体充填工程、導体パターン形成工
程、積層工程及び焼成工程を経て作られる。
グリーンシート形成工程では、アルミナ、硼珪酸ガラス
等のセラミックの粉末とアセトン等の有機溶剤とを混合
して得たスラリーをフィルムの上に所定の厚さに塗布し
、乾燥させた後所定の大きさに裁断して第2図(a)に
示すようなグリーンシート1が形成される。
穴明は工程では、第2図(b)に示すように、このグリ
ーンシート1の所定の位置にビアホール2が穿孔される
ビア導体充填工程では、第2図(c)に示すように、ピ
アホール2に導体材料3が充填され、導体パターン形成
工程では、第2図(d)に示すように、グリーンシート
1の表面に基準マーク4と所定の導体パターン5が金属
ペーストで印刷される。印刷方法としてはスクリーン印
刷法が採用される。
積層工程では、ピアホール2に導体材料4が充填され、
表面に所定の導体パターン5が印刷されたグリーンシー
ト1を所定の順に積層し、加圧して互いに圧着させて積
層体を得る。
焼成工程では、積層工程で作られた積層体が所定の温度
で焼威し、これにより一体化された多層セラミック基板
が得られる。
導体パターン形成工程でグリーンシートに印刷される金
属ペーストは、例えば第3図に模式的に示すように、有
機溶剤(5a)と金属微粉末(5b)とを配合して所定
の粘度を有するペースト状に練り上げたものである。
従来、この金属ペーストを作る上では、粘度、即ち、流
動する金属ペーストの内部に生じる抵抗の大きさを管理
することのみが重視されていたが、印刷に最適とされる
粘度(例えば100〜300ps)に調整した場合でも
、印刷版を外す時に導体パターン5の一部分が印刷版側
に付着して膜厚が不足したり、逆に印刷版側の金属ペー
ストが過剰にグリーンシートlに付着したりして、導体
パターン5の膜厚がばらつくことがあった。
研究を重ねるうちに、この導体パターン5の膜厚がばら
つく原因は金属ペーストのチクソトロピーの大小に関わ
っていることが分かった。
チクソトロピーとは、コロイド溶液が静置状態では流動
性を持たないが、機械的外力を加えることによって可逆
的にゾルに変換して流動性を示す現象のことであり、そ
の大小はチクソトロピー指数で表される。チクソトロピ
ー指数は、例えばブルックフィールド型粘度計を用いて
求めたローターの回転数最低(2または6 r、p、m
、)のときの粘度と、ローターの回転数最高(20r、
p、m、 )のときの粘度との比であり、この指数が大
きい程チクソトロピーが大きい。
そして、金属ペーストをチクソトロピー指数7〜11に
対応する粘度に調整することにより、グリーンシー1−
1上に最適の膜厚の導体パターン5を安定良く付着させ
ることができることを見出したのである。チクソトロピ
ー指数が7よりも小さい場合には、導体パターン5の膜
厚が理想の膜厚(例えば30μm)よりも薄くなり、ま
た、11よりも大きい場合には、金属ペーストが固すぎ
て印刷性が悪くなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来、導体パターン5を形成する金属ペース
トに配合される金属微粉末5bは、例えば第4図に示す
ように、平均粒径が1.1μm程度のブロード状分布(
1時性分布)の粒度分布を有するものが使用されている
このため、金属微粉末5b間に形成される空隙が比較的
大きくなり、溶剤5aの揮発が比較的早くなり、温度2
5℃、湿度60%雰囲気中での粘度経時変化は+50p
s/時間程度であり、チクソトロピー指数は、例えば平
均6.7の場合には10ロツトの印刷をする間に±2.
5も変化する。
従って、印刷された導体パターン5の膜厚を例えば30
μm以上の厚盛りにするために最適とされる金属ペース
トの粘度及びチクソトロピー指数を保持することが困難
であり、印刷された導体パターン5の膜厚が例えば49
.2μm±8.73μm程度の範囲で大きくばらつき、
安定した電気特性を確保することが困難になるという問
題があった。
また、グリーンシート1に印刷された導体パターン5の
乾燥後の保形力が弱いため、グリーンシート1を移動す
る際に吊り上げるハングラに導体パターン5の一部分が
転写され、次にハングラに吊り下げたグリーンシート1
にハングラから再転写されたり、ハングラと接触して導
体パターン5が破損されたりしてショート障害が多く発
生することも分かった。更に、ハングラに転写したり、
キャリアフィルムを剥離するためにグリーンシートを反
転させた時にグリーンシートを下面から支えるテーブル
に転写したりすることにより、抵抗値が増大するという
問題もある。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、印
刷された導体パターンの厚さのばらつきを小さくできる
とともに、乾燥後の導体パターンの保形性が高められよ
うにしたグリーンシート印刷用金属ペーストを提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、グリーンシートエに印刷して導体パターン5
を形成するグリーンシート印刷用金属ペーストであって
、溶剤5aに配合される金属微粉末5bを粒度の異なる
3種類以上の混合粉末とする、という手段を講じている
〔作   用〕
粒度が異なる金属微粉末5bの混合粉末では、粒度の小
さい金属微粉末5bが粒度の大きい微粉末5bの間に形
成される空間に入り、金属微粉末5a間に形成される空
隙が小さくなる。その結果、金属微粉末5aの間に介在
する溶剤5aの揮発が抑制され、粘度及びチクソトロピ
ー指数の変化を小さくできる。また、金属ペースト内に
金属微粉末5bが緻密に含まれることになり、金属微粉
末5b間の引力が強くなる結果、乾燥後の保形力が高め
られる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るグリーンシート印刷用
金属ペーストに含まれる金属微粉末5bの粒度分布図で
ある。
この実施例では、金属微粉末5bの粒径は小さい順に決
定され、金属微粉末5bの最小粒径は0゜5μm以上と
することが好ましいので、最小粒径(−次粒径)を0.
58μmとした。
最小粒径が0.5μmを下回ると凝集粒が発生し、金属
ペースト内での金属微粉末5bの流動性が劣化するので
好ましくない。
次に大きい粒径(二次粒径)は最小粒径の金属微粉末5
bの周囲をできるだけ密に取り囲む大きさ、即ち、二次
粒径の金属微粉末5bを六方最密格子状に配置した時に
各粒子の間に一次粒径の金属微粉末5bが内接する空間
が形成される大きさとした。ここでは、−次粒径が0.
58μmであるので、二次粒径は0.88μmとした。
その次に大きい粒径(三次粒径)は二次粒径の金属微粉
末5bの周囲をできるだけ密に取り囲む大きさとするた
め、ここでは1.13μmとしている。
このようにして次々に大きい粒子径が決定されるが、最
大粒子径は約5.3μm以下とすることが好ましい。最
大粒径が約5.3μmを上回ると金属ペーストが印刷版
のスクリーンの網目を透過し難くなり、印刷性が損なわ
れるので好ましくない。
粒径を5.00μmとし、−次粒径から五次粒径の5種
類の粒度の異なる金属粉末を配合することにした。
このようにして決定された粒径が異なる金属微粉末5b
の配合割合は、所定の容積内に粒径の大きい金属粒子か
ら順に充填し、それぞれの充填可能量の割合として理論
的に求められる。
即ち、所定の容量の容器内に最大粒径(最高次粒径)の
金属微粉末5bを充填し、その充填量を求める。次に最
大粒径の金属微粉末5bを充填した後に容器内に残され
る空間に充填できる次に粒径が大きい金属微粉末5bの
充填量を求める。更に、その容器内に充填された最大粒
径の金属微粉末5bとその次に大きい粒径の金属微粉末
5bとの間に形成される空間内に充填できる三番目に大
きい粒径の金属微粉末5bの量を求める。このようにし
て、順次、充填可能な量を求めた、各粒径の金属微粉末
5bの配合割合を次表及び第1図に示す。
ここでは、四次粒径を2.07μmとし、五次この5種
類の金属粉末を上記表に示す配合割合で配合することに
より、平均粒径1.96μmの混合粉末を得、この混合
粉末と溶剤5aとを混合して従来の金属ペーストと同様
の粘度(100〜300)を有する金属ペーストを得た
この金属ペーストには金属微粉末5bの凝集粒は見当た
らなかった。
また、 この金属ペーストについて温度25℃、湿度6
0%の雰囲気中における粘度経時変を測定したところ、
20ps/時間であった。また、10ロフト印刷する間
の平均チクソトロピー指数は7.2であり、そのばらつ
きは±1.2であった。
そして、グリーンシート1に印刷された導体パターン5
の厚さを72点にわたって計測した結果、平均値は36
.7μmであり、そのばらつきは±3.72μmであっ
た。
また、乾燥後の導体パターン5の保形性が高いため、ハ
ングラを介しての転写や導体パターン5の破損等が防止
され、これらを原因とするショート発生率は1基板当た
り6件以下に減少した。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、金属ペースト中に金属
微粉末が緻密に含まれるので、金属微粉末間に形成され
る空隙が小さくなり、金属微粉末の間に介在する溶剤の
揮発が抑制され、粘度及びチクソトロピー指数の変化を
小さくできる。従って、グリーンシートに金属ペースト
を長時間安定良く印刷することができ、塗布された導体
パターンの膜厚を平均化できる。その結果、導体パター
ンの電気特性を安定化させることができ、配線の電気特
性に対する信頼性を高めることができる。
また、金属ペースト内に金属微粉末が緻密に含まれるの
で、乾燥後の保形力が高められ、ハングラを介しての導
体パターンの転写によるショート、ハングラへの転写に
よる膜厚不足、ハングラとの接触による断線等が発生す
ることを防止でき、配線の電気特性に対する信頼性を一
層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る金属ペーストの金属微
粉末の粒度分布図であり、第2図はセラミック基板の製
造工程図であり、第3図は金属ペーストの構成図であり
、第4図は従来の金属ペーストの金属微粉末の粒度分布
図である。 図中、 1・・・グリーンシート、 5・・・導体パターン、 5a・・・溶剤、    5b・・・金属微粉末。 、/1 第  1 図 4ヌもR−又トの堝戊)呂 第 図 従来例のね度分杼圀 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕グリーンシート(1)に印刷して導体パターン(
    5)を形成するグリーンシート印刷用金属ペーストであ
    って、溶剤(5a)に配合される金属微粉末(5b)を
    粒度の異なる3種類以上の混合粉末とすることを特徴と
    する、グリーンシート印刷用金属ペースト。
JP2078485A 1990-03-26 1990-03-26 グリーンシート印刷用金属ペースト Pending JPH03275776A (ja)

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JP2078485A JPH03275776A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 グリーンシート印刷用金属ペースト

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JP2078485A JPH03275776A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 グリーンシート印刷用金属ペースト

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JPH03275776A true JPH03275776A (ja) 1991-12-06

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JP2078485A Pending JPH03275776A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 グリーンシート印刷用金属ペースト

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JP (1) JPH03275776A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11172162A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Kano Diamant:Kk 金属色感盛上げ描画線形成用塗被組成物及び描画線形成方法

Cited By (1)

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JPH11172162A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Kano Diamant:Kk 金属色感盛上げ描画線形成用塗被組成物及び描画線形成方法

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