JPH03275745A - ゴム組成物およびその製造法 - Google Patents

ゴム組成物およびその製造法

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JPH03275745A
JPH03275745A JP7558990A JP7558990A JPH03275745A JP H03275745 A JPH03275745 A JP H03275745A JP 7558990 A JP7558990 A JP 7558990A JP 7558990 A JP7558990 A JP 7558990A JP H03275745 A JPH03275745 A JP H03275745A
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JP
Japan
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rubber
indene resin
coumaron
resin emulsion
rubber composition
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JP7558990A
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English (en)
Inventor
Naoki Yokoyama
直樹 横山
Jun Fukui
福井 潤
Teruo Wakamiya
若宮 輝夫
Masayuki Nozawa
正行 野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Rika Kogyo Corp
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Chuo Rika Kogyo Corp
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クマロン−インデン樹脂乳化物とゴムラテッ
クスを混合して得られる混合固形物から得られる新規な
ゴム組成物およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
クマロン−インデン樹脂とゴムを各々固体同志で混線混
合し、ゴム組成物を調製することは従来から広く一般に
知られており、例えば文献、河岡豊著「ゴム配合データ
ハンドブック」日刊工業新聞社列(1986)等に配合
例か記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ゴムに炭化水素樹脂を配合する主目的は、ゴムに粘着性
を付与するためである。しかしながら、石油樹脂乳化物
を配合したものは粘着力付与性が小さい等の問題がある
。また、炭素水素樹脂とゴムとを各々固体同志で混線混
合し樹脂配合組成物を生産する場合には、ロールまたは
バンバリーミキサ−による長時間の混線が必要であり、
生産性に問題を有している。
本発明の目的は、上記の問題点の解決された新規のゴム
組成物および製造法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記のような問題点を解決するために研究
を行い、クマロン−インデン樹脂を乳化物の状態でゴム
ラテックスに混合したものを主原料としたゴム組成物は
未加硫状態での粘着性に優れること、また、樹脂とゴム
は乳化状態にあるため撹拌等で容易に混合でき、樹脂配
合ゴム組成物の生産性にも優れることを各々見いだし、
本発明を完成させた。
本発明で使用するクマロン−インデン樹脂乳化物は、ク
マロン−インデン樹脂と乳化剤および水を共に強力に撹
拌することで得られるが、好ましくはクマロン−インデ
ン樹脂に対し100重量%未病0可塑剤と0.5〜15
重量%の乳化剤を加えて水と共に加熱、撹拌することに
より得られる。
更に好ましくはクマロン−インデン樹脂に対し20重量
%未満、好ましくは2〜10重量%の有機溶剤を加えて
溶解した後、乳化剤を溶かした水に混合し、加熱、撹拌
することにより得られる。
可塑剤を使用する場合、可塑剤としてはジオクチルフタ
レート、ジブチルフタレート等のフタル酸エステル類等
、一般に用いられるものが使用てきる。乳化剤としては
ノニオン系、アニオン系、カチオン系界面活性剤、ポリ
ソーブといわれる水溶性高分子、保護コロイド剤として
使われている水溶性高分子があり、それらの1種又は2
種以上が用いられる。乳化剤の使用量は前記の通りであ
るが、好ましくは2〜5重量%である。乳化剤を加え過
ぎると耐水性や粘着付与性に悪影響を及ぼす。
有機溶剤を使用する場合、有機溶剤としてはクマロン−
インデン樹脂を溶解するものであれば良く、例えばトル
エン、キシレン等が挙げられる。使用量は前記の通りで
あるが、多過ぎると消防法上の問題が生ずる他、臭気、
耐熱性等に問題を生ずる。
そして、クマロン−インデン樹脂乳化物中の固形分濃度
は、36〜60重量%とすることが奸ましい。
本発明で用いるゴムラテックスとしては、スチレン−ブ
タジェンゴムラテックス(以下、SBRラテックスと略
す。)等の合成ゴムラテックスおよび天然ゴムラテック
ス(以下、NRラテックスと略す。)が挙げられる。例
えばSBRラテックスは、使用目的において適宜選択さ
れるが一般には全固形分が50〜80重量%、粘度30
0〜500cp (25℃) 結合スチレン分20〜4
0重量%の範囲のものが好ましい。又、NRラテックス
も使用目的に応じて適宜選択されるが、一般には全固形
分が50〜80重量%、粘度150cp以下(25℃)
のものが好ましい。
本発明で使用するゴムラテックスとクマロン−インデン
樹脂乳化物の混合比は、固形分換算でゴム100重量部
に対し、クマロン−インデン樹脂1〜20重量部の範囲
であることが好ましく、両者を撹社機等を用いて撹拌す
ることで容易に混合することができる。
上記のような比で混合されたゴムラテックスとクマロン
−インデン樹脂乳化物の混合液から塩析又は凝固等によ
り混合固形物を取り出す。塩析の方法としてはゴムラテ
ックスとして例えばSBRラテックスを使用した場合、
次のような方法等を用いることができる。
SBRラテックスとクマロン−インデン樹脂乳化物の混
合液100重量部に対し、イオン交換水80〜150重
量部を加えて希釈後、10〜30%苛性ソーダ水溶液2
0〜50重量部を加えてよく混合する。次に、0.5〜
1.0%老化防止剤のメタノール溶液150〜250重
量部の中に上記混合液を注ぎ込みゴム分とクマロン−イ
ンデン樹脂分の混合物を凝固させる。次に、5〜15%
硫酸水溶液1〜5重日部を加え、コンゴーレッド試験紙
が青色を呈することを確認した後、凝固物を取り出しp
H試験紙で確認しながら弱酸性〜中性になるまで水洗す
る。次に、凝固物を約100℃のオーブン中で約1時間
乾燥した後、60〜80℃で2日間程度真空乾燥し、ク
マロン−インデン樹脂とSBRの混合固形物が得られる
このようにして取り出した混合固形物は、粘着付与剤と
してのクマロン−インデン樹脂を含有したゴム組成物と
して利用できる。また、このゴム組成物に硫黄、カーボ
ンブラック、亜鉛華、ステアリン酸、その他の添加剤を
配合し、加硫することでゴム材料として利用できる。
〔作 用〕
本発明ではゴムとクマロン−インデン樹脂を各々乳化物
の状態で混合するため、固体同志での混線に比べて混合
が容易となる。
また、クマロン−インデン樹脂が石油樹脂等に比べ、何
故ゴムに対する粘着付与性に優れるか、その詳細な機構
は不明であるが樹脂構成モノマーの違いによって生ずる
相溶性や可塑化効果の違いが要因として考えられる。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例に基づいて本発明方法を具体
的に説明する。
〈実施例1〉 SBRラテックス(日本合成ゴム■製、JSRO561
、固形分69%)300gに、クマロン−インデン樹脂
乳化物A(新日鐵化学側製、ニスクロンG90E、固形
分44%)23.5gを加え撹拌機を用いて撹拌した。
両者は容易に混合することができた。(固形分重量比1
00対5)次に、イオン交換水300 mlを加えよく
混合した。
次に、20%苛性ソーダ水溶液120m1を加えよく混
合した。次に、0.75%SP(老化防止剤)メタノー
ル溶液600 mlの入ったビーカー中に上記ラテック
ス溶液を撹拌しながら注ぎ込みゴム分を凝固させた。1
0%硫酸水溶液を7 ml加え、コンゴーレッド試験紙
が青色を呈することを確認した。次に、スポンジ状凝固
物を取り出し、PH試験紙で確認しながら弱酸性〜中性
になるまで水洗した。次に、凝固物を取り出し100℃
のオーブン中で約1時間乾燥した後、60〜80℃で2
日間真空乾燥し、クマロン−インデン樹脂混合SBR組
成物を得た。
次に、第1表に従って上記組成物を他の添加剤と混線、
加硫し加硫ゴム組成物を得た。混線作業、加硫作業の各
条件およびゴム試験条件を以下の通りである。
(1)混線作業 ASTM、ASTM  D3185 0−ル寸法;φ6×15インチ ロール回転数; 25 r pm ロール回転比;1:1.32 0−ル表面温度;40〜50℃ (2〉加硫作業 加硫装置;電熱プレス、520關×520I111加硫
条件;150℃X40分(シート)150℃×45分(
ブロック) (3)未加硫ゴム試験 a、ムーニー粘度 JIS;JIS  K  6300 試験条件; ML 1 +4.100±1℃b、加硫度
試験 5RI5.3102 試験機;キュラストメーター■型 試験温度;150±1℃ 振幅;±1″ 振動数;100100 cp粘度性試験 試験機;ピックアップ式タックメーター試験温度;23
±1℃ 圧着荷重;500g 圧着時間;30秒 試験速度;500關/分 (4)加硫ゴム試験 a、常態 JIS;JIS  K  6301による硬さ試験;A
型砂さ試験機 引張試験片;ダンベル状3号形試験片 試験機;ロードセル式、容量50kgf引張速さ;50
0mm/分 す0反ばつ弾性試験 JIS;JIS  K  6301による試験機;リュ
ブケ式 %式% 試験機;アクロン式 %式%:500 荷 重;lOボンド 角度;10″ ゴム試験結果を第2表に示した。粘着性が優れている上
、他の物性低下も少ない優れた特性を有することがわか
った。
〈実施例2〉 クマロン−インデン樹脂乳化物Aをクマロン−インデン
樹脂乳化物B(新日鐵化学■製ニスクロンN−100E
、固形分44%)に変えた以外は、実施例1と同様の手
順て実験を行った。実施例1と同様に、配合を第1表に
ゴム試験結果を第2表に示した。粘着性に優れ、他の物
性低下も少なかった。
〈実施例3〉 NRラテックス(固形分60.3%>300gにクマロ
ン−インデン樹脂乳化物B、20.6gを加え、撹拌機
を用いて撹拌した。両者は容易に混合された。(混合固
形物比、100:5)次にイオン交換水420m1を加
え、よく混合した。次に2%酢酸水溶液2pを加え、ゴ
ムを凝固させた。
次に凝固物を取り出しpH試験紙で確認しながら弱酸性
〜中性になるまで水洗した。次に凝固物を取り出し、1
00℃のオーブン中で約1時間乾燥した後、60〜80
℃で2日間真空乾燥してクマロン−インデン樹脂混会N
R組威物を得た。
次に、第1表に従って上記組成物を他の添加剤と混線、
加硫し加硫ゴム組成物を得た。混練作業、加硫ゴム組成
物を得た。混線作業、加硫作業の各条件およびゴム試験
条件は以下の通りである。
(1)混線作業 ASTM、ASTM  D  3184に準するその他
の条件は実施例1に同じ。
(2)加硫作業 加硫装置:電熱プレス、520+e+eX520■■加
硫条件;145℃×30分(シート)145℃×35分
(ブロック) (3)未加硫ゴム試験 実施例1に同じ。
ゴム試験結果を第2表に示した。粘着性に優れる上、他
の物性低下が少なかった。
〈実施例4〉 クマロン−インデン樹脂乳化物Bをクマロン−インデン
樹脂乳化物C(新日鐵化学■製、ニスクロンV−120
E、固形分44%)に変えた以外は実施例3と同様の手
順でゴム組成物を調製し、ゴム試験を行った。配合を第
1表に、ゴム試験結果を第2表に示した。粘着性に優れ
、他の物性低下も少なかった。
く比較例1〉 クマロン−インデン樹脂乳化物を加えなかった以外は、
実施例1と同様の手順でゴム組成物を調製しゴム試験を
行った。配合を第1表に、ゴム試験結果を第2表に各々
示した。粘着性に劣っていた。
く比較例2〉 クマロン−インデン樹脂乳化物Aを市販09石油樹脂乳
化物(日本石油化学■製、5EN−800、固形分50
%)に変えた以外は実施例1と同様の手順でゴム組成物
を調製し、ゴム試験を行った。配合を第1表に、ゴム試
験結果を第2表に各々示した。粘着性に問題があった。
く比較例3〉 クマロン−インデン樹脂乳化物Bを加えなかつた以外は
、実施例3と同様の手順でゴム組成物を調製し、ゴム試
験を行った。配合を第1表に、ゴム試験結果を第2表に
各々示した。粘着性に劣っていた。
く比較例4〉 クマロン−インデン樹脂乳化物Bを市販テルペン樹脂乳
化物(ヤス/%ラケミカル■製、スタロン2130、固
形分46%)に変えた以外は、実施例3と同様の手順で
ゴム組成物を調製し、ゴム試第 1 表 1)日本合成ゴム■製:SBR05612)新日總化学
■製:エスクロン G−90E3)    〃   :
   〃   N−100E4)    ”    :
   ”    V−120E5)日本石油化学■製:
 5EN−8006)ヤスハラケミカル■製・スタロン
 21307)白水化学■製 8)日本油脂■製 9)旭カーボン■製:旭170 10)精工化学@1112=アクセルN511)入内新
興化学■製ニックセラーDM12)川越化学工業所側型 〔発明の効果〕 本発明によれば、クマロン−インデン樹脂とゴムを水分
散系の状態で容易に混合できるので粘着性に優れたクマ
ロン−インデン樹脂配合組成物の生産性に優れる効果が
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クマロン−インデン樹脂乳化物とゴムラテックス
    を混合して得られる混合固形物からなるゴム組成物。
  2. (2)クマロン−インデン樹脂乳化物にゴムラテックス
    を混合し、この混合液を塩析することを特徴とするゴム
    組成物の製造法。
  3. (3)請求項1又は2記載のゴム組成物を加硫すること
    を特徴とする加硫ゴム組成物の製造方法。
JP7558990A 1990-03-27 1990-03-27 ゴム組成物およびその製造法 Pending JPH03275745A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020179582A1 (ja) * 2019-03-01 2020-09-10 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020179582A1 (ja) * 2019-03-01 2020-09-10 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

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