JPH0327561Y2 - - Google Patents

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JPH0327561Y2
JPH0327561Y2 JP7338987U JP7338987U JPH0327561Y2 JP H0327561 Y2 JPH0327561 Y2 JP H0327561Y2 JP 7338987 U JP7338987 U JP 7338987U JP 7338987 U JP7338987 U JP 7338987U JP H0327561 Y2 JPH0327561 Y2 JP H0327561Y2
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deoiling
conveyor
roller
fried food
oil
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JP7338987U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、主として、油揚げした直後の薩摩揚
げ、フライ、天ぷら等の各種揚物の油分及び油滓
等(以下、油分等という。)を除去、いわゆる脱
油する揚物用脱油機に関するものである。
<従来の技術> 従来の揚物用脱油機では、揚物の下面に対する
脱油を主体としたものであつたので、揚物の両面
を脱油する場合には、揚物の下面の脱油を行つた
後、その揚物の落下作用を利用して反転させ、続
いて、その下面(前工程では上面)の脱油を行つ
ていた。なお、このような脱油機としては、例え
ば、同一出願人が特願昭61−261370号(特公平1
−23130号)において提案している。
<考案が解決しようとする問題点> 上記した従来の揚物用脱油機では、脱油の途中
で揚物を反転させる必要があつたため、揚物が型
くずれを起こし易いもの、例えば、短冊状のも
の、軟質のもの等の場合には、前記落下を利用し
た反転を実施することが困難であつた。
そこで、本考案の目的は、上記した従来の技術
における問題点を解決し、揚物を反転させること
なく、その表裏両面(上下両面)の脱油を効率良
く行え、かつ、型くずれを起こすことなく、脱油
することのできる揚物用脱油機を提供することに
ある。
<問題点を解決するための手段> 上記した従来の技術における問題点を解決する
ための本考案は、下部にローラコンベヤからなる
下面用脱油ローラコンベヤを有しかつその上部に
ベルトコンベヤからなる揚物押えベルトコンベヤ
を有し、両コンベヤの間に揚物を挟持しながらほ
ぼ水平方向に搬送する下面用脱油装置と、下部に
ベルトコンベヤからなる搬送ベルトコンベヤを有
しかつその上部にローラコンベヤからなる上面用
脱油ローラコンベヤを有し、両コンベヤの間に揚
物を挟持しながらほぼ水平方向に搬送する上面用
脱油装置とを直列状に並設してなることを構成の
要旨とするものである。
<作用> 上記した手段によれば、下面用脱油装置の脱油
ローラコンベヤによつて、揚物の下面に対する脱
油がなされ、また、上面用脱油装置の脱油ローラ
コンベヤによつて、揚物の上面に対する脱油がな
されるため、揚物を反転させることなく、その揚
物の表裏両面の脱油が行われる。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。揚物用脱油機を略体左側面図で示した第
1図において、揚物用脱油機は、大別して、上面
用脱油装置1と、下面用脱油装置2とを前後に直
列状に並設してなる。
まず、上面用脱油装置1について詳述する。上
面用脱油装置1は、下部にベルトコンベヤからな
る搬送ベルトコンベヤ3を有しかつその上部にロ
ーラコンベヤからなる上面用脱油ローラコンベヤ
4を有しており、両コンベヤ3,4の間に揚物7
を挟持しながらほぼ水平方向の前方に搬送するも
のである。
アングル材、筒材等を四角箱状に枠組みしてな
る機枠10上には、左右の固定側板11が平行状
に垂設されている。機枠10の固定側板11の後
半部に、搬送ベルトコンベヤ3が水平状に設置さ
れる。そのベルトコンベヤ3は、前後の回転ロー
ラ12を、それぞれ機枠10の固定側板11の間
にローラ軸13を介して回転可能に支持し、両回
転ローラ12に金属線材を網状に編成してなる無
端状のネツト製搬送ベルト14が掛装されてなる
(第2図参照)。なお、後側の回転ローラ12は、
図示しない駆動機構によつて、第1図において、
右回り方向へ積極的に回転される。
前記固定側板11の上方には、左右の可動側板
16が図示しない昇降機構の昇降体に装備されて
いる。両可動側板16は、前記昇降機構を介して
昇降されるもので、その後半部に前記搬送ベルト
コンベヤ3の上方に位置する上面用脱油ローラコ
ンベヤ4が設置される。そのローラコンベヤ4
は、複数本(図では4本を示す。)の脱油ローラ
17を、前記左右の可動側板16の間に、ローラ
軸18を介して回転可能にかつ水平状に支持して
なる。なお、前記脱油ローラ17は、それぞれス
テンレス材等の金属製ローラで形成されると共
に、図示しない駆動機構を介して、第1図におい
て左回り方向へ同一速度をもつて回転される。
前記左右の可動側板16の間には、各脱油ロー
ラ17の上部後方に位置してスクレーパ19が配
置される。スクレーパ19は、第3図に示される
ように、左右の可動側板16に架設された断面ほ
ぼU字状をなす油排出樋20と、油排出樋20の
前側壁に固定された帯板状の合成樹脂製掻取板2
1とからなる。掻取板21の先端縁は、前記脱油
ローラ17の後側上端部寄りの外周面部位に、相
対的に摺動可能にかつ同外周面の幅方向(左右方
向)に沿つて当接されている。また、油排出樋2
0は、一方(第1図において上方)に向つてなだ
らかな下傾状とされ、その下側の端部に回収樋2
2が連設されている。なお、回収樋22は、例え
ば、油回収タンク等(図示省略)に適宜接続され
る。
次に、下面用脱油装置2について詳述する。下
面用脱油装置2は、下部にローラコンベヤからな
る下面用脱油ローラコンベヤ5を有しかつその上
部にベルトコンベヤからなる揚物押えベルトコン
ベヤ6を有しており、両コンベヤ5,6の間に揚
物7を挟持しながらほぼ水平方向の前方に搬送す
るものである。
下面用脱油ローラコンベヤ5は、前記左右の固
定側板11の前半部に、前記搬送ベルトコンベヤ
3の前方に隣接して設置される。その脱油ローラ
コンベヤ5は、複数本(図では6本を示す。)の
脱油ローラ24を、前記左右の固定側板11の間
に、ローラ軸25を介して回転可能にかつ水平状
に支持してなる。なお、脱油ローラ24は、ステ
ンレス材等の金属製ローラで形成されると共に、
図示しない駆動機構を介して、第1図において右
回り方向へ同一速度をもつて回転される。
前記機枠10上には、下面用脱油ローラコンベ
ヤ5の各脱油ローラ24の下方に位置してスクレ
ーパ26が配置される。スクレーパ26は、第4
図に示されるように、機枠10上にステー27を
介して設置された断面ほぼU字状をなす油排出樋
28と、油排出樋28の後側壁に固定された帯板
状の合成樹脂製掻取板29とからなる。掻取板2
9の先端縁は、前記脱油ローラ24の前側下端部
寄りの外周面部位に、相対的に摺動可能にかつ同
外周面の幅方向(左右方向)に沿つて当接されて
いる。また、油排出樋28は、一方(右方)に向
つてなだらかな下傾状とされ、その下側の端部に
回収樋30が連設されている。なお、回収樋30
は、例えば、油回収タンク等(図示省略)に適宜
接続される。
前記可動側板16の前半部には、前記下面用脱
油ローラコンベヤ5の上方に位置する揚物押えベ
ルトコンベヤ6が設置される。そのベルトコンベ
ヤ6は、前記搬送ベルトコンベヤ3とほぼ同様
に、前後の回転ローラ32をそれぞれ可動側板1
6の間にローラ軸33を介して回転可能に支持
し、両回転ローラ32に金属線材を網状に編成し
てなる無端状のネツト製搬送ベルト34が掛装さ
れてなる(第2図参照)。なお、後側の回転ロー
ラ32は、図示しない駆動機構によつて、第1図
において右回り方向へ積極的に回転される。ま
た、揚物押えベルトコンベヤ6の後端部は、前記
搬送ベルトコンベヤ3の後端部上にオーバーラツ
プされている。
なお、前記機枠10の前端部には、幅広状の排
出シユート36が配置される。排出シユート36
の後端部は、前記下面用脱油ローラコンベヤ6に
おける最前部の脱油ローラ24の前側に隣接され
ている。排出シユート36の前端部下方には、脱
油処理された揚物8を回収する揚物回収トレー、
あるいは、回収ボツクス等が適宜配置される。ま
た、両脱油装置1,2の各コンベヤ3〜6は、ほ
ぼ同一の搬送速度をもつて作動される。
上記した揚物用脱油機において、今、両脱油用
コンベヤ装置1,2の各コンベヤ3〜6が作動さ
れた状態において、搬送ベルトコンベヤ3の搬送
ベルト14の後端部上に揚物7が投入されると、
その搬送ベルト14の回転によつて、揚物7が前
方(第1図において右方)へ移送される。なお、
揚物用脱油機にと投入される揚物7は、人手ある
いは自動油揚げ機等により、油揚げされた直後の
ものである。
その揚物7は、前記搬送ベルト14と上面用脱
油ローラコンベヤ4の脱油ローラ17との間に、
型くずれを起こさない程度の挟持力をもつて挟持
された状態で、その前方の下面用脱油装置2へ搬
送される。この搬送中において、上面用脱油ロー
ラコンベヤ4の各脱油ローラ17の外周面には、
揚物7の上面(表面)の接触によつてその油分等
が付着する。そして、その油分等は、脱油ローラ
17の回転と共に、スクレーパ19の掻取板21
によつて掻き取られる。その後、油排出樋20を
通じて回収樋22へ排出される。前記スクレーパ
19にて清掃された脱油ローラ17の外周面は、
その回転と共に、再び、搬送する揚物7の上面に
接触して、揚物7の油分等を付着によつて除去す
る。この繰返しによつて、揚物7を搬送しつつ、
同揚物7の上面の油分等が除去、すなわち脱油さ
れる。
その後、揚物7は、搬送ベルトコンベヤ3の搬
送ベルト14と、揚物押えベルトコンベヤ6の搬
送ベルト34との間に挟持された状態で、前方へ
移送されていく。さらに、その揚物7は、前記搬
送ベルト34と下面用脱油ローラコンベヤ5の脱
油ローラ24との間に、型くずれを起こさない程
度の挟持力をもつて挟持された状態で、その前方
へ搬送される。その搬送中において、下面用脱油
ローラコンベヤ5の各脱油ローラ24の外周面に
は、揚物7の下面(裏面)の接触によつてその油
分等が付着する。そして、その油分等は、搬送ロ
ーラ24の回転と共に、スクレーパ26の掻取板
29によつて掻き取られる。その後、油排出樋2
8を通じて回収樋30へ排出される。スクレーパ
26にて清掃された脱油ローラ24の外周面は、
その回転と共に、再び、搬送する揚物7の下面に
接触して、揚物7の下面の油分等を付着によつて
除去する。この繰返しによつて、揚物7を搬送し
つつ、同揚物7の下面の油分等が除去、すなわち
脱油される。
このようにして、表裏両面の脱油がなされた揚
物7は、最前部の脱油ローラ24から排出シユー
ト36上に排出される。
なお、ときに、揚物7の厚さが変化する場合に
は、昇降装置(図示省略)を介して可動側板16
を昇降させることにより、上面用脱油ローラコン
ベヤ4及び揚物押えベルトコンベヤ6が揚物7の
厚さに対応するように昇降調節される。これによ
り、各種揚物7に対する挟持力が調節され、揚物
7が両コンベヤ3,4あるいは5,6の間に適正
に挟持されながら搬送されるため、同揚物7の脱
油処理が良好になされる。このような昇降装置と
しては、例えば、同一出願人が先に提案した特願
昭61−261370号にて開示した昇降装置を流用する
ことができる。
なお、上面用脱油装置1と下面用脱油装置2と
を前後に配置して、揚物7の上面を脱油した後、
その下面の脱油を行うため、脱油を良好に行え
る。この上面用脱油装置1と下面用脱油装置2と
の配置は前後に逆配置することも可能である。
<考案の効果> すなわち、本考案によれば下面用脱油装置の脱
油ローラコンベヤによつて、揚物の下面に対する
脱油がなされ、また、上面用脱油装置の脱油ロー
ラコンベヤによつて、揚物の上面に対する脱油が
なされるため、揚物を反転させることなく、その
揚物の表裏両面の脱油が行われるから、従来の揚
物用脱油機と異なり、その表裏両面の脱油を効率
良く行え、かつ、型くずれを起こすことなく脱油
し、商品価値を高めることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は揚物用脱油機の略体左側面図、第2図は搬送ベ
ルトコンベヤの平面図、第3図は上面用脱油ロー
ラコンベヤの脱油ローラ及びスクレーパの斜視
図、第4図は下面用脱油ローラコンベヤの脱油ロ
ーラ及びスクレーパの斜視図である。 1……上面用脱油装置、2……下面用脱油装
置、3……搬送ベルトコンベヤ、4……上面用脱
油ローラコンベヤ、5……下面用脱油ローラコン
ベヤ、6……揚物押えベルトコンベヤ、7……揚
物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下部にローラコンベヤからなる下面用脱油ロ
    ーラコンベヤを有しかつその上部にベルトコン
    ベヤからなる揚物押えベルトコンベヤを有し、
    両コンベヤの間に揚物を挟持しながらほぼ水平
    方向に搬送する下面用脱油装置と、下部にベル
    トコンベヤからなる搬送ベルトコンベヤを有し
    かつその上部にローラコンベヤからなる上面用
    脱油ローラコンベヤを有し、両コンベヤの間に
    揚物を挟持しながらほぼ水平方向に搬送する上
    面用脱油装置とを直列状に並設してなることを
    特徴とする揚物用脱油機。 (2) 前記揚物押えコンベヤ及び搬送ベルトコンベ
    ヤの各搬送ベルトが、金属線材を網状に編成し
    てなるネツト製ベルトである実用新案登録請求
    の範囲第(1)項に記載の揚物用脱油機。 (3) 前記各脱油コンベヤがスクレーパを備えてい
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の揚物
    用脱油機。
JP7338987U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0327561Y2 (ja)

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JPS63183933U JPS63183933U (ja) 1988-11-28
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