JPH03274976A - 画像記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は画像記録再生装置に関し、特に、フェード機能
を有する画像記録再生装置に関する。

［従来の技術］ 現在普及している家庭用ビデオムービ等の、画像の撮像
、記録、および再生を行なう映像機器の多くは、撮影さ
れた画像にタイトル等の別の画像を挿入するスーパーイ
ンポーズ機能を備える。

第５図は、スーパーインポーズ機能を備えた従来のカメ
ラ一体型ＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）の概略ブロッ
ク図である。

第５図を参照して、外部の画像は、まずレンズ系１によ
って光学像として取込まれ、撮像素子の１つであるＣＣ
Ｄ　（Ｃｈａｒｇｅ−Ｃｏｕｐｌｅｄ　　Ｄｅｖｉｃｅ
）２によって電気信号に変換される。次に、カメラ信号
処理回路３が、ＣＣＤ２から出力される電気信号からア
ナログ輝度信号Ｙ□とアナログ色差信号Ｒ−ＹおよびＢ
−Ｙとを作成し出力する。輝度信号ＹＨはＭＩＸ回路１
９およびＡ／Ｄ変換器２２に、色差信号Ｒ−ＹはＭＩＸ
回路２０に、色差信号Ｂ−ＹはＭＩＸ回路２１にそれぞ
れ与えられる。

ＭＩＸ回路１９は、後述するゲートアレイ１５から出力
される輝度ブランキング信号５Ｙ−ＢＬＫによって制御
されて、カメラ信号処理回路３から出力される輝度信号
ＹＨと、後述するＹＨマトリックス回路２３から出力さ
れる輝度信号Ｙ）ｌ（Ｓ＋９）とを混合しカメラエンコ
ーダ４に出力する。ＭＩＸ回路２０は、ゲートアレイ１
５から出力される色ブランキング信号５Ｃ−ＢＬＫによ
って制御されて、カメラ信号処理回路３から出力される
色差信号Ｒ−Ｙと、後述するＲ−Ｙ−Ｂ−Ｙマトリック
ス回路２４から出力される色差信号Ｒ−Ｙ　（Ｓｔ　ｐ
）とを混合しカメラエンコーダ４に出力する。同様に、
ＭＩＸ回路２１は、色ブランキング信号５Ｃ−ＢＬＫに
よって制御されて、カメラ信号処理回路３から出力され
る色差信号Ｂ−Ｙと、前記Ｒ−Ｙ・Ｂ−Ｙマトリックス
回路２４から出力される色差信号ＢＹ（Ｓｔｐ）とを混
合しカメラエンコーダ４に出力する。

カメラエンコーダ４は、ＭＩＸ回路１９．　２０゜およ
び２１から出力される輝度信号ＹＨおよび２つの色差信
号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙに所定の処理を施し、それぞれ、カメ
ラ部における最終的な輝度信号Ｙおよびクロマ信号Ｃを
作成する。輝度信号ＹはＶＴＲ−Ｙ処理回路６によって
、磁気テープ１２への記録に適合するようにＦＭ変調等
された後、記録アンプ８によって増幅され磁気ヘッド１
０に与えられる。同様に、クロマ信号ＣはＶＴＲ−カラ
ー処理回路７によって、前記磁気テープ１２への記録に
適合するように低域変換等された後、加算器２９におい
てＶＴＲ−Ｙ処理回路６からのＦＭ輝度信号と混合され
る。この混合後の信号は記録アンプ８によって増幅され
磁気ヘッド１０に与えられる。磁気ヘッド１０は、記録
アンプ８から与えられたＦＭ輝度信号および低域クロマ
信号を磁気テープ１２にＲＦ　（Ｒａｄｉｏ　　Ｆｌｅ
ｑｕｅｎｃｙ）信号として記録する。

さて、このカメラ一体型ＶＴＲを用いてスーパーインポ
ーズを行なうにあたっては、まずユーザのキー操作によ
って挿入すべき画像（以下、これをタイトル画と呼ぶ）
に対応するデータが予めこのカメラ一体型ＶＴＲのメモ
リＩＣ１６に記録される。たとえば、タイトル画が“運
動会”等の文字である場合、ユーザはこれを白紙上に黒
文字で書き、このタイトル画が書かれた紙を撮影してモ
ニタ家庭用テレビジョン等のモニタ画面上にタイトル画
を映し出す。ユーザは、このモニタ画面上の画像を見な
がらタイトル画の大きさ等を調整した後、カメラ一体型
ＶＴＲ本体外部に設けられたキー人力スイッチ部１７に
含まれるスーパーインポーズＯＮ１０　Ｆ　Ｆキー１７
０をＯＮする。このキー人力を表示マイコン（マイクロ
コンピュータ）１４が検出する。システムマイコン１３
は、表示マイコン１４によってキー人力が検出されたこ
とに応答して、ゲートアレイ１５．メモリＩＣ１６およ
びＡ／Ｄ変換器２２を能動化する。能動化されたＡ／Ｄ
変換器２２は、カメラ信号処理回路３から出力される輝
度信号ＹＨをディジタル化（２値化）してゲートアレイ
１５に与える。つまり、レンズ系１によって取込まれた
タイトル画をディジタル白黒画像データとしてゲートア
レイ１５に与える。

ゲートアレイ１５は、シフトレジスタおよびＨ／Ｖカウ
ンタを含み、Ａ／Ｄ変換器２２からのディジタル白黒画
像データの黒に対応する部分、すなわち、タイトル画で
ある“運動会”等の、輝度信号の２値化データを前記シ
フトレジスタによってパラレルデータに変換し、これを
メモリｌＣｌ６のＩ１０ポート（図示せず）に出力する
。次に、ゲートアレイ１５は、前記パラレルデータに変
換された２値化データをメモリＩＣ１６の所定のアドレ
スに与えるべく、外部からの水平同期パルスＨＤおよび
垂直同期パルスＶＤによって、前記Ｈ／Ｖカウンタを制
御してメモリＩＣ１６に、入力データをどのアドレスに
記憶させるかを指定するアドレス信号を出力する。次に
、ユーザはキー人力スイッチ部１７に含まれるスーパー
インポーズメモリキー１７２を押す。システムマイコン
１７は、表示マイコン１４がこのキー人力を検出したこ
とに応答して、メモリＩＣ１６にデータの取込みを指令
する制御信号を与える。これに応答して、メモリＩＣ１
６はゲートアレイ１５からのアドレス信号に従って、与
えられたパラレルデータを所定のアドレスに書込む。

次に、ユーザはスーパーインポーズＯＮ１０　ＦＦキー
１７０をＯＦＦする。システムマイコン１３は、このキ
ー人力が表示マイコン１４によって検出されたことに応
答して、メモリＩＣ１６の各アドレスに書込まれた記憶
情報の保持を指令する制御信号を出力する。これに応答
して、メモリＩＣ１６は前記パラレルデータを保持する
。

以上のようにして、タイトル画はこのカメラ−体型ＶＴ
Ｒに白黒画像データとして記録される。

このタイトル画を所望の画像に挿入する場合、すなわち
、スーパーインポーズを行なう場合、ユーザはタイトル
画を挿入されるべき被挿入画像（以下、背景画とも呼ぶ
）を撮像しながら所望のタイミングで録画を一時停止さ
せてスーパーインポーズＯＮ１０　Ｆ　Ｆキー１７０を
ＯＮＬ、キー人力スイッチ部１７に含まれる、タイトル
画の色を指定するためのスーパーインポーズ色選択キー
１７１を順送りして、タイトル画の色を所望の色に設定
する。

システムマイコン１３は、表示マイコン１４がスーパー
インポーズ色選択キー１７１による色指定を検出したこ
とに応答して、ゲートアレイ１５に、タイトル画のデー
タが記憶されている、メモリＩＣ１６のアドレスを指定
するアドレス信号をメモリＩＣ１６に出力させ、メモリ
ＩＣ１６に記憶情報の読出を指令する制御信号を与える
。メモリＩＣ１６は、与えられた制御信号に応答して、
ゲートアレイ１５からのアドレス信号に対応するアドレ
スからタイトル画のデータをパラレルに読出し、Ｉ１０
ポートを介してゲートアレイ１５に出力する。ゲートア
レイ１５は、メモリＩＣ１６からのパラレルデータを前
述のシフトレジスタによってシリアル信号に変換する。

次に、システムマイコン１３が、スーパーインポーズ色
選択キー１７１によって選択された色に応じた制御信号
Ｒ−ＣＯＮＴ、Ｇ−ＣＯＮＴ、およびＢ−ＣＯＮＴをゲ
ートアレイ１５に出力する。

ゲートアレイ１５は、さらにカラーシンセシス回路を含
み、このカラーシンセシス回路にてシステムマイコン１
３からの制御信号Ｒ−ＣＯＮＴ、Ｇ−ＣＯＮＴおよびＢ
−ＣＯＮＴと前述のシリアル信号とに基づいて、色別の
信号ＹＲ，ＹＧ、　ＹＢ。

Ｒ，Ｇ、　　Ｂを作成し出力する。ゲートアレイ１５か
らの色別の信号ＹＲ，ＹＧ、ＹＢおよびＲ，Ｇ。

ＢはＹＨマトリックス回路２３およびＲ−Ｙ−Ｂ−Ｙマ
トリックス回路２４にそれぞれ与えられる。

ＹＨマトリックス回路２３は与えられた色別の信号ＲＹ
、ＲＧ、ＲＢに所定の演算を行ない、この演算後の信号
をタイトル画の輝度信号ＹＨ（Ｓｔｐ）としてＭＩＸ回
路１９に与える。Ｒ−Ｙ・Ｂ−Ｙマトリックス回路２４
は、与えられた色別の信号Ｒ，Ｇ、およびＢに所定の演
算を行なってタイトル画に対応する色差信号Ｒ−Ｙ（Ｓ
ｌ、）およびＢＹ（Ｓｔｐ）を導出し、これらをそれぞ
れＭＩＸ回路２０および２１に与える。つまり、所望の
色のタイトル画に対応する輝度信号ＹＩ４（Ｓ＋−）９
色差信号ＲＹ（Ｓｔｐ）およびＢ−Ｙ（Ｓ＋−）が各々
、ＭＩＸ回路１９．２０゜および２１に与えられ、カメ
ラ信号処理回路３からの輝度信号Ｙ□１色差信号Ｒ−Ｙ
およびＢ−Ｙと混合される。

一方、ゲートアレイ１５は与えられたパラレルデータに
基づいて、撮像されている画像における、タイトル画を
挿入されるべき部分（以下この部分をスーパーインポー
ズブランキング部分とも呼ぶ）に対応する輝度信号ＹＨ
と、色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙとをそれぞれ消去する
ための輝度ブランキング信号５Ｙ−ＢＬＫと色ブランキ
ング信号５Ｃ−ＢＬＫとを出力する。

輝度ブランキング信号５Ｙ−ＢＬＫは、カメラ信号処理
回路３から、スーパーインポーズブランキング部分に対
応する輝度信号Ｙ、４が出力されている期間にＭＩＸ回
路１９がＹ□マトリックス回路２３からの輝度信号ｙＨ
（ｓｔ、）を出力し、かつ、それ以外の期間にはＭＩＸ
回路１９がカメラ信号処理回路３からの輝度信号ＹＨを
出力するように、ＭＩＸ回路１９の内部接続の切換タイ
ミングを制御する。したがって、ＭＩＸ回路１９からは
、現在撮像されている画像にタイトル画が挿入されてで
きる画像、すなわち、スーパーインボ−ズされた画像に
対応する輝度信号が出力される。

同様に、色ブランキング信号５Ｃ−ＢＬＫは、カメラ信
号処理回路３からスーパーインポーズブランキング部分
に対応する色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙが出力されてい
る期間には、ＭＩＸ回路５および６からそれぞれＲ−Ｙ
−Ｂ−Ｙマトリックス回路２４からの色差信号Ｒ−Ｙ（
ＳＩｐ）およびＢ−Ｙ（Ｓ＋、）が出力され、それ以外
の期間にはＭＩＸ回路２０および２１からそれぞれカメ
ラ信号処理回路３からの色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙが
出力されるように、ＭＩＸ回路２０および２１の内部接
続の切換タイミングを制御する。したがって、ＭＩＸ回
路２０および２１からは、それぞれ、スーパーインポー
ズされた画像に対応する色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙが
出力される。

このようにして、カメラエンコーダ４には、スーパーイ
ンポーズされた画像に対応する輝度信号。

色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙが与えられる。この結果、
タイトル画が重畳された画像のＦＭ輝度信号および低域
クロマ信号が磁気テープ１２に記録される。

なお、スーパーインポーズＯＮ１０　Ｆ　Ｆキー１７０
がＯＦＦである場合には、ゲートアレイ１５は、ＭＩＸ
回路１９，２０．および２１からカメラ信号処理回路３
からの輝度信号Ｙ、および色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙが全
期間にわたって出力されるようにＭＩＸ回路１９，２０
．および２１の内部接続を設定する色ブランキング信号
５Ｃ−ＢＬＫおよび輝度ブランキング信号５Ｙ−ＢＬＫ
を出力する。そこで、ユーザは背景画撮像時に、タイト
ル画を表示したい場面でスーパーインポーズ０Ｎ１０　
Ｆ　Ｆキー１７０をＯＮし、タイトル画の表示をやめた
い場面でスーパーインポーズ０Ｎ１０ＦＦキー１７０を
ＯＦＦすれば、所望の期間タイトル画が表示された画像
を磁気テープ１２に記録することができる。

再生時には、磁気ヘッド１０によって磁気テープ１２か
らＲＦ倍信号して読取られたＦＭ輝度信号および低域ク
ロマ信号が再生アンプ９によって増幅された後、ＶＴＲ
−Ｙ処理回路６およびＶＴＲ−カラー処理回路７に与え
られる。ＶＴＲ−Ｙ処理回路６およびＶＴＲ−カラー処
理回路７においてはそれぞれ、再生アンプ９から与えら
れたＦＭ輝度信号がＦＭ復調されてＡＭ信号となり、低
域クロマ信号がコンバータによって元のクロマ信号に変
換される。この結果得られた輝度信号（再生輝度信号）
およびクロマ信号（再生クロマ信号）は、出力回路部１
１において所定の処理を施されてモニタ画面上に画像を
表示するビデオ出力となる。

さて、このようなスーパーインポーズ機能を備えた映像
機器には、画面上に画像を徐々に映し出すフェードイン
機能や、画面上から画像を徐々に消し去るフェードアウ
ト機能である、いわゆるフェード機能を有するものがあ
る。フェード機能を有するカメラ一体型ＶＴＲでは、第
５図におけるカメラエンコーダ４に、フェード機能を実
現するための回路部が備えられる。

第６図は、フェード機能を有する従来のカメラ一体型Ｖ
ＴＲのカメラエンコーダの内部構成およびフェード機能
に関する他の部分の構成を示す概略ブロック図である。

第６図を参照して、カメラエンコーダ４ｂにおいて、図
示されないカメラ部から出力される輝度信号ＹＨは、ガ
ンマ回路４０によってガンマ補正された後フェード回路
４１に入力される。フェード回路４１は、システムマイ
コン１３が出力するフェードコントロール信号によって
利得制御される利得可変回路であり、フェードコントロ
ール信号に従って、ガンマ回路４０からの輝度信号を徐
々にミュート（消去）するように、または、逆に立上げ
るように動作する。

セットアツプ回路４２はガンマ回路４０からフェード回
路４１を介して入力される輝度信号ＹＨの黒レベルを調
整する。セットアツプ回路４２によって黒レベルを調整
された輝度信号は、同期信号混合回路４３において、垂
直／水平同期信号を付加された後、最終的なカメラ輝度
出力ＹとしてＶＴＲ部に入力される。

一方、第５図におけるＭＩＸ回路２０および２１からそ
れぞれ出力された、タイトル画挿入後の色差信号Ｒ−Ｙ
およびＢ−Ｙは、カメラエンコーダ４ｂにおいて、コン
バータ４４によって、３゜５８ＭＨｚのサブキャリアで
平衡変調されてクロマ信号となる。

コンバータ４４によって作成されたクロマ信号は、バー
スト混合回路４５において、再生時のクロミナンス復調
の基準となるカラーバースト信号を付加された後色抑圧
回路４６に入力される。

第７図は、バースト混合回路４５から出力されるクロマ
信号を示す波形図である。

第７図を参照して、バースト混合回路４５において、ク
ロマ信号の各１水平走査期間ごとに、水平同期信号に対
応する部分の後縁部に規定のバースト信号が挿入される
。

色抑圧回路４６は、システムマイコン１３が出力するフ
ェードコントロール信号に従って、たとえば入力される
バースト信号のレベルを制御することによってクロマ信
号のゲインを徐々に上昇または下降させて、クロマ信号
を徐々にミュートするように、または、徐々に立上げる
ように動作して、クロマ信号にフェードをかける。

色抑圧回路４６によってフェードをかけられたクロマ信
号はＢＰＦ　（バンドパスフィルタ）４７によって帯域
制限された後、最終的なカメラクロマ出力Ｃとして、Ｖ
ＴＲ部に入力される。

なお、カメラエンコーダ４において輝度信号に混合され
る同期信号および、クロマ信号に混合されるカラーバー
スト信号ならびにコンバータ４４に与えられるサブキャ
リアは、カメラエンコーダ４ｂ外部に設けられる、図示
されない５ＳＧ（同期信号発生器）から出力される。

スーパーインポーズおよびフェード機能を有するカメラ
一体型ＶＴＲは、一般に、フェード機能を実現するため
のフェードキー１７３．録画ノ開始／停止を行なうため
の録画開始／停止キー１７４、再生の一時停止を行なう
ためのポーズキー１７５、スーパーインポーズ機能を実
現するためのスーパーインポーズＯＮ１０　Ｆ　Ｆキー
１７０．タイトル画の色を選択するためのスーパーイン
ポーズ色選択キー１７１．およびタイトル画をメモリ１
６に記憶させるためのスーパーインポーズメモリキー１
７２を含むキー人力スイッチ部１７を備え、これらのキ
ーはキー人力スイッチ部１７内においてキーマトリック
ス等を構成するように結合させる。このキー人力スイッ
チ部１７へのキー人力は、表示マイコン１４によって読
込まれ、システムマイコン１３は、表示マイコン１４に
よって読込まれたキー人力に応答して、所定の回路部が
前記キー人力に対応した動作を行なうように、種々の制
御信号を出力する。

録画時にフェードインを行なう場合には、ユーザはまず
録画開始／停止キー１７４を押して、映像信号の記録動
作を一時停止させる。次に、ユーザはフェードキー１７
３を押した後、再度録画開始／停止キー１７４を押せば
、ＶＴＲ部の記録動作が再開され、フェードインされた
画像が記録される。逆に、フェードアウトを行なう場合
、ユーザはフェードキー１７３を押し、録画開始／停止
キー１７４を押す。これによって画像はフェードアウト
されＶＴＲ部は録画待機状態となる。

第８図は、フェードインおよびフェードアウト時に、シ
ステムマイコン１３から出力されるフェードコントロー
ル信号を示す波形図である。

第８図を参照して、フェードインが行なわれる場合、フ
ェードキー１７３が押されると、システムマイコン１３
は、文字表示のためにキャラクタゼネレーションマイク
ロコンピュータ（図示せず）に制御信号を出力するとと
もにフェードコントロール信号を待機状態にする。そし
て、その後録画開始／停止キー１７４が押されると、フ
ェードコントロール信号は“Ｌ”レベルから徐々に（約
１〜２秒かけて）“Ｈ”レベルに立上がる。フェードコ
ントロール信号のレベルが低いほどフェード回路４１の
利得は低下する。したがって、フェードコントロール信
号が“Ｌルベルのとき、カメラエンコーダ４におけるフ
ェード回路４１は、ガンマ回路１０からの輝度信号を白
レベル（または黒レベル）に揃えることによって、これ
をミュ−トするように動作し、フェードコントロール信
号が立上がるに従って、ガンマ回路４０からの輝度信号
に対するミュートを解除するように動作する。

そして、フェードコントロール信号が完全に“Ｈ”レベ
ルとなると、フェード回路４１はガンマ回路４０からの
輝度信号をそのままのレベルで出力する。この結果、フ
ェードイン時には、カメラエンコーダ４から出力される
輝度信号は一旦白レベル（または黒レベル）となった後
、録画開始／停止キー１７４からのキー人力に応答して
、徐々にそのとき撮像されている被写体に対応するもの
となる。

一方、カメラ部から出力されるクロマ信号も、色抑圧回
路４６のフェードコントロール信号に従った動作によっ
て、−旦白（または黒）に対応するものとなった後、徐
々に、そのとき撮像されている被写体の色に対応するも
のとなる。

録画開始／停止キー１７４が押されるまでは、ＶＴＲ部
の録画動作は停止されているため、録画開始／停止キー
１７４からのキー人力後のクロマ信号および輝度信号が
ＶＴＲ部において磁気テープに記録される。したがって
、この磁気テープを再生すれば、撮像時にモニタ画面に
表示されると同じように、−旦真白となった画面に画像
が徐々に浮き出るように表示される。

その後フェードアウトが行なわれる場合、ユーザはフェ
ードキー１７３を押した後、録画開始／停止キー１７４
を押す。これに応答して、フェード信号は“Ｈ”レベル
から徐々に（約１〜２秒かけて）“Ｌ″レベルと立下が
り、その後ＶＴＲ部は録画待機状態となる。したがって
、この場合にはフェード回路４１が、ガンマ回路４０か
らの輝度信号を徐々に白レベル（または黒レベル）にす
ることによって徐々にミュートするように動作し、色抑
圧回路４６も、フェードコントロール信号に従って、バ
ースト混合回路４５からのクロマ信号を徐々に白（また
は黒）に対応するものに変換する。この結果、カメラエ
ンコーダ４ｂから出力される輝度信号Ｙおよびクロマ信
号Ｃは、そのとき撮像されている被写体に対応するもの
から、徐々に一定輝度の白（または黒）に対応するもの
に変化し、これらが磁気テープに記録される。したがっ
て、この磁気テープを再生すれば、画面上に映し出され
ていた画像が徐々に消えるという特殊効果を実現するこ
とができる。

なお、フェードアウト時およびフェードイン時には各々
、音声信号が映像信号と同様に徐々にミュートおよびミ
ュート解除される。具体的には、ＡＬＣ（自動レベル制
御）回路１８０および、外部から取込まれた音声信号を
増幅するラインアンプ１８１を含むオーディオ回路１８
が、前述のフェードコントロール信号によって制御され
る。つまり、ＡＬＣ回路１８０は、フェードコントロー
ル信号によって制御されて、ラインアンプ１８１の出力
レベルを制御する。この結果、ラインアンプ１８１から
出力される音声出力は、フェードイン時において一旦ミ
ュートされた後、徐々に本来のレベルに立上がり、フェ
ードアウト時において本来のレベルが徐々にミュートさ
れる。ラインアンブト８１から出力された音声信号はＶ
ＴＲ部において映像信号とともに磁気テープに記録され
る。

したがって、録画時には、音声も映像とともにフェード
インまたはフェードアウトされる。

カメラ一体型ＶＴＲに代表される従来の家庭用映像機器
では、以上のようにして録画時に映像信号および音声信
号をフェードインまたはフェードアウトすることができ
る。

実際には、フェード回路４１および色抑圧回路４６には
、システムマイコン１３が出力するフェードコントロー
ル信号が直接与えられるのではなく、フェードコントロ
ール回路２５を介して与えられる。フェードコントロー
ル回路２５は、タイトル画重畳時には、スーパーインポ
ーズブランキング部分に対応する輝度信号およびクロマ
信号がフェード回路４１および色抑圧回路４６に各々与
えられている期間に、フェード回路４１および色抑圧回
路４６が各々、入力される輝度信号およびクロマ信号に
フェードをかけないように、ゲートアレイ１５が出力す
る輝度ブランキング信号５Ｙ−ＢＬＫおよび色ブランキ
ング信号ＳＣ−ＢＬＫに基づいて、この期間にシステム
マイコン１３が出力するフェードコントロール信号を“
Ｈ”レベルに強制する。このため、スーパーインボーズ
機能とフェード機能とを同時に用いることにより、再生
画面においてタイトル画を固定して表示しておき、背景
画のみをフェードイン／フェードアウトすることも可能
である。

背景画のみをフェードインする場合、ユーザは、撮像の
みが行なわれ録画が行なわれていない録画待機時にフェ
ードキー１７３を押した後、スーパーインボーズ０Ｎ１
０ＦＦキー１７０および録画開始／停止キー１７４を順
に押す。フェードキー１７３が押されると、システムマ
イコン１３はビューファインダ部（図示せず）に“フェ
ードイン。

の表示を行なうべく文字表示のための信号をキャラクタ
ゼネレーションマイクロコンピュータに送るとともに、
装置をフェードイン待機状態にする。

続いて、スーパーインポーズ０Ｎ１０ＦＦキー１７０が
押されると、前述のようにして、カメラ部から出力され
る映像信号（輝度信号およびクロマ信号）にタイトル画
の映像信号が混合され、カメラエンコーダ４ｂからはタ
イトル画が挿入された画像の映像信号が出力される。し
たがって、このときモニタ画面にはタイトル画が背景画
に重畳されて映し出される。

次に、ユーザは所望のタイミングで録画開始／停止キー
１７４を押す。これに応答して、ＶＴＲ部の録画動作が
開始されるとともに、フェードコントロール信号が一旦
“Ｌ”　レベルに立下がった後、徐々に“Ｈ”レベルに
立上がる。ただし、このときフェードコントロール回路
２５が、システムマイコン１３が出力するフェードコン
トロール信号を前述のように制御するので、録画開始／
停止キー１７４が押されると、フェード回路４１および
色抑圧回路４６は各々撮像された背景画輝度信号および
クロマ信号のみを一旦、一定輝度の白（または黒）に対
応するものにミュートした後、徐々にそのとき撮像され
ている背景画に対応するものに戻す。したがって、モニ
タ画面には、タイトル画が映し出された状態で、背景画
のみが一旦ミュートされた後徐々に映し出される。

フェードインが終了すると、タイトル画は必要ないため
一般に、ユーザはスーパーインボーズ０Ｎ１０　Ｆ　Ｆ
キー１７０を再度押してタイトル画を画面から消す。

逆に、タイトル画を映し出した状態で、背景画のみをフ
ェードアウトする場合には、ユーザは撮像された画像が
磁気テープに記録される録画時に先の場合と同様に、フ
ェードキー１７３を押した後、スーパーインポーズ０Ｎ
１０ＦＦキー１７０を押してタイトル画の映像信号を背
景画の映像信号に重畳する。これによって、モニタ画面
にはタイトル画が背景画に重畳されて映し出される。次
に、ユーザは録画開始／停止キー１７４を押す。

これに応答して、フェードコントロール信号がＨ”レベ
ルから“Ｌルベルに徐々に立下がり、画像がフェードア
ウトされ、ＶＴＲ部は録画待機状態となる。ただし、こ
のときフェードコントロール回路２５が、システムマイ
コン１３が出カスるフェードコントロール信号を前述の
ように制御するので、録画開始／停止キー１７４が押さ
れると、フェード回路４１および色抑圧回路４６は各々
、撮像された背景画の輝度信号およびクロマ信号のみを
徐々にミュートするしたがって、モニタ画面上では、タ
イトル画が映し出された状態で、背景画のみが徐々に消
える。　そして、モニタ画面に映し出されたと同じ画が
ＶＴＲ部にて磁気テープに記録されるため、この磁気テ
ープを再生することによってユーザはこのようなユニー
クな再生画を見ることができる。

［発明が解決しようとする課題］ 以上のように、従来のカメラ一体型ＶＴＲに代表される
画像記録再生装置は、映像信号の記録および再生を行な
うＶＴＲ部の前段に設けられる回路部（第５図において
はカメラエンコーダ４ｂ）において、被写体を撮像する
カメラ部から出力される映像信号のゲインを制御するこ
とによって、フェード機能を実現する。このため、カメ
ラ部から出力される映像信号にフェードをかけることは
できるが、ＶＴＲ部において磁気テープから再生された
映像信号にフェードをかけることができない。つまり、
録画時に記録媒体に記録される画像をフェードイン／フ
ェードアウトすることはできるが、再生時に記録媒体か
ら再生された画像をフェードイン／フェードアウトする
ことはできない。

本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、再生画
像にもフェードをかけることができる画像記録再生装置
を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 上記のような目的を達成するために本発明にかかる画像
記録再生装置は、被写体を撮像して映像信号を作成する
作成手段と、記録媒体に記録された映像信号を再生する
再生手段と、映像信号にフェードをかけるフェード手段
と、作成手段によって作成された映像信号および、再生
手段によって再生された映像信号のうちのいずれか一方
を選択的にフェード手段に与える手段とを備える。

［作用］ 本発明にかかる画像記録再生装置は上記のように、映像
信号作成手段の出力と映像信号再生手段の出力のうちの
いずれかを選択的にフェード手段に与えるように構成さ
れるため、記録媒体から再生された映像信号および、被
写体を撮像して得られた、記録媒体に記録されるべき映
像信号のいずれにもフェードをかけることができる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例のカメラ一体型ＶＴＲの全体
構成を示す概略ブロック図である。このカメラ一体型Ｖ
ＴＲは、録画時および再生時のいずれにおいても、スー
パーインポーズ機能およびフェード機能を実現すること
ができる。

第１図を参照して、撮影時において、外部の画像は従来
と同様にレンズ系１によって光学像として取込まれた後
ＣＣＤ２によって電気信号に変換される。ＣＣＤ２から
出力される電気信号からは、カメラ信号処理回路３によ
って従来通り輝度信号Ｙ、色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙ
が作成される。

しかし、従来と異なり、これらの輝度信号ＹＨ１色差信
号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙはすべて直接、カメラエンコーダ
４ａに入力される。カメラエンコーダ４ａは、従来と異
なりフェード回路および色抑圧回路等のフェード機能を
実現するための回路部を含まずに構成され、与えられた
輝度信号ＹＨ１色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙからカメラ
部における最終的な輝度信号Ｙおよびクロマ信号Ｃを作
成し、スーパーインポーズ処理回路５に入力する。

なお、スーパーインポーズすべきタイトル画のデータは
メモリ１６に記憶される。以下、メモリ１６には既にタ
イトル画のデータが記憶されているものとして、このカ
メラ一体型ＶＴＲの動作を説明する。

第２図は、スーパーインポーズ処理回路５．　ＶＴＲ−
Ｙ処理回路６．ＶＴＲ−カラー処理回路７の内部構成の
一例を示す概略ブロック図である。

第２図を参照して、第１図におけるカメラエンコーダ４
ａからの輝度信号Ｙはスーパーインポーズ処理回路５に
おいてスイッチ回路５Ｗ−１に入力される。

スイッチ回路５Ｗ−１は、第１図におけるシステムマイ
コン１３が出力する制御信号Ｖ−ＥＥＨによって制御さ
れて、録画時にはカメラエンコーダ４ａからの輝度信号
Ｙを信号線ａ１に与え、再生時には信号締結７を信号線
麩１に接続するように動作する。したがって、録画時に
は、カメラエンコーダ４ａからの輝度信号Ｙは、スイッ
チ回路５Ｗ−１を介してフェード回路５５に与えられる
。

フェード回路５５は、第６図に示される従来のフェード
回路と同一の機能を有する回路である。

すなわち、フェード回路５５は、システムマイコン１３
が出力するフェードコントロール信号に従って、与えら
れる輝度信号Ｙを徐々に自レベル（または黒レベル）に
揃えることによってフェードアウトを、与えられる輝度
信号Ｙの利得を徐々に上げることによってフェードイン
を実現する。

フェード回路５５によってフェードをかけられた輝度信
号は、スイッチ回路５Ｗ−２に（スーパーインポーズＹ
−ＭＩＸ回路）与えられる。

スーパーインポーズ時には、スイッチ回路５Ｗ−２は、
第１図におけるゲートアレイ１５が出力する輝度ブラン
キング信号５Ｙ−ＢＬＫによって制御されて、このスー
パーインポーズ処理回路５にスーパーインポーズブラン
キング部分に対応する輝度信号が入力される期間には、
基準電圧源Ｒｅｆの出力電圧を信号線銃３に与え、それ
以外の期間には、フェード回路５５の出力を信号締込３
に与えるように動作する。

一方、カメラエンコーダ４ｂから出力されるクロマ信号
Ｃは、スーパーインポーズ処理回路５においてスイッチ
回路５Ｗ−３に入力される。

スイッチ回路５Ｗ−３は、前記制御信号Ｖ−ＥＥ−Ｈに
よって制御されて、録画時にはカメラエンコーダ４ｂか
らのクロマ信号Ｃを信号線症４に与え、再生時には信号
線症８を信号線ｆＬ４に接続するように動作する。した
がって、録画時には、カメラエンコーダ４ｂからのクロ
マ信号Ｃはスイッチ回路５Ｗ−３を介して色抑圧回路５
６およびＰＬＬ　（Ｐｈａｓｅ　　Ｌｏｃｋｅｄ　　Ｌ
ｏｏｐ）５３に入力される。

色抑圧回路５６は、第６図に示される従来の色抑圧回路
と同一の機能を有する回路である。すなわち、色抑圧回
路５６は、システムマイコン１３が出力するフェードコ
ントロール信号によって制御されて、スイッチ回路５Ｗ
−３からのクロマ信号Ｃを、徐々にミュートまたは立上
げるように動作して、これにフェードをかける。

色抑圧回路５６によってフェードをかけられたクロマ信
号は、スイッチ回路５Ｗ−４（スーパーインポーズ色Ｍ
ＩＸ回路）に入力される。スーパーインポーズ時には、
スイッチ回路５Ｗ−４は第１図におけるゲートアレイ１
５が出力する色ブランキング信号５Ｃ−ＢＬＫによって
制御されて、このスーパーインポーズ処理回路５にスー
パーインポーズブランキング部分に対応するクロマ信号
が入力される期間には、８色発生回路５１の出力を信号
線【６に与え、それ以外の期間には色抑圧回路５６の出
力を信号線症６に与えるように動作する。

タイトル画が重畳さるスーパーインポーズ色信号は、第
１図におけるシステムマイコン１３から、ユーザが選択
した色に対応するデジタル原色信号Ｒ，Ｇ、Ｂが出力さ
れる。このデジタル原色信号は、スーパーインポーズ処
理回路５において、マトリックス回路５２に入力される
。マトリックス回路５２は、与えられた原色信号に所定
の演算処理を施す。次に、８色発生回路５１が、この演
算処理後の信号に応答して、ユーザが選択した色に対応
するクロマ信号を発生しスイッチ回路５ｗ−４に与える
。一方、ＰＬＬ５３は、スイッチ回路５Ｗ−３から与え
られたクロマ信号に位相ロックしたサブキャリア信号を
８色発生回路５１に与えることによって、スイッチ回路
５Ｗ−４が信号線庭６に８色発生回路５１の出力を与え
る状態にあるときに、８色発生回路５１からユーザが選
択したタイトル画の色に対応するクロマ信号が出力され
るように、その動作タイミングを制御する。

このように、スイッチ回路５Ｗ−２および５ｗ−４にお
いて、各々、撮像された画像の輝度信号およびクロマ信
号に、タイトル画の輝度信号およびクロマ信号が重畳さ
れる。

なお、スーパーインポーズが行なわれない場合には、第
２図におけるゲートアレイ１５が出力する輝度ブランキ
ング信号５Ｙ−ＢＬＫおよび色ブランキング信号ＳＣ−
，ＢＬＫはそれぞれ、スイッチ回路５Ｗ−２が全期間に
わったフェード回路５５の出力を信号締結３に与え、ス
イッチ回路５ｗ−４が全期間にわたって色抑圧回路５６
の出力を信号線症６に与えるようにスイッチ回路５Ｗ−
２および５Ｗ−４を制御するものとなる。

録画時において、スイッチ回路５Ｗ−２から出力された
、タイトル画の輝度信号を重畳された輝度信号は、ＶＴ
Ｒ−Ｙ処理回路６内の記録輝度処理回路６２によって磁
気テープ１２への記録のためＦＭ変調等の処理を施され
る。同様に、スイッチ回路５Ｗ−４から出力された、タ
イトル画のクロマ信号が重畳されたクロマ信号は、ＶＴ
Ｒ−カラー処理回路７内の記録クロマ処理回路７２によ
って磁気テープ１２への記録のための低域変換等の処理
が施される。記録輝度処理回路６２および記録クロマ処
理回路７２によってそれぞれ処理された輝度信号および
クロマ信号は、加算器２９によって合成される。この合
成された信号は、記録アンプ８を介してヘッド１０に与
えられ、磁気テープ１２に映像信号として記録される。

同時に、スイッチ回路５Ｗ−２および５Ｗ−４から各々
出力されるタイトル画重畳後の輝度信号およびクロマ信
号は、出力回路１１において、加算器１１１によってＹ
／ＣＭＩＸされた後、７５Ωドライバ１１２を介して家
庭用テレビジョン等の受像機に入力されその画面上に画
像を映し出す。

再生時には、ヘッド１０が第１図における磁気テープ１
２に記録されたＲＦ倍信号読取り、再生アンプ９に与え
る。再生アンプ９は、与えられたＲＦ倍信号増幅して、
ＶＴＲ−Ｙ処理回路６内の再生輝度処理回路６１および
、ＶＴＲ−カラー処理回路７内の再生クロマ処理回路７
１に与える。

再生輝度処理回路６１は、与えられた再生ＲＦ信号から
、元のＡＭ輝度信号に復調してスーパーインボーズ処理
回路５に与え、かつ、再生クロマ処理回路７１は与えら
れた再生ＲＦ信号から元のクロマ信号に変換してスーパ
ーインポーズ処理回路５に与える。

一方、再生時には、スーパーインポーズ処理回路５にお
いてスイッチ回路５Ｗ−１は信号締結７を信号線悲１に
接続するように動作し、かつ、スイッチ回路５Ｗ−３は
信号線悲８を信号線見４に接続するように動作する。し
たがって、再生時には、再生輝度処理回路６１によって
処理された輝度信号、および、再生クロマ処理回路７１
によって処理されたクロマ信号はスーパーインポーズ処
理回路５において、フェード回路５５および色抑圧回路
５６に各々与えられる。つまり、再生時には、再生され
た輝度信号およびクロマ信号がスーパーインポーズ処理
回路５において、録画時と同一の経路を経由する。この
ため、再生された輝度信号には、フェード回路５５にお
いてフェードがかけられた後、スイッチ回路５Ｗ−２に
よってタイトル画の輝度信号が重畳される。同様に、再
生されたクロマ信号には色抑圧回路５６においてフェー
ドがかけられた後、スイッチ回路５Ｗ−４においてタイ
トル画のクロマ信号が重畳される。

再生時にスイッチ回路５Ｗ−２および５Ｗ−４から各々
出力される、フェード処理およびタイトル画重畳処理さ
れた輝度信号およびクロマ信号は、出力回路１１におい
て、前述のように処理されモニタ画面に画像を映し出す
ための最終的なビデオ出力となる。したがって、本実施
例によれば、再生時に再生画像をフェードインおよびフ
ェードアウトすることおよび、タイトル画を重畳するこ
とが可能となる。

第１図を参照して、本実施例のカメラ一体型ＶＴＲのキ
ー人力スイッチ部１７は、従来のカメラ一体型ＶＴＲに
備えられているものと同じキー人力スイッチ１７０〜１
７６を含む。

再生時にタイトル画をスーパーインボーズ表示する場合
には、ユーザは再生キー１７６を押して画像再生を行な
い、モニタ画面上に映し出される再生画像を見ながらタ
イトル画をスーパーインボーズ表示したい場面を探す。

そして、再生画像がタイトル画が表示されるべき場面と
なったところで、ユーザはボーズキー１７５を押してＶ
ＴＲ部における磁気テープの走行を一時停止させる。こ
のときには、磁気テープから再生される信号は、常に、
タイトル画が挿入されるべき背景画に対応するものとな
る。したがって、このときスーパーインポーズ処理回路
５にＶＴＲ−Ｙ処理回路６およびＶＴＲ−カラー処理回
路７から各々与えられる再生輝度信号および再生クロマ
信号は、共に背景画に対応するものとなる。ここで、ユ
ーザはスーパーインボーズ０Ｎ１０ＦＦキー１７０をＯ
Ｎし、色選択キー１７１を用いてタイトル画の色を選択
する。これに応答して、システムマイコン１３はゲート
アレイ１５にメモリ１６からタイトル画のデータが読出
されるように、ゲートアレイ１５およびメモリ１６を制
御する。さらにシステムマイコン１３は、ユーザがスー
パーインボーズを０Ｎ１０ＦＦキー１７０をＯＮ状態と
し色選択キー１７１による色選択を行なったことに応答
して、選択された色に対応するディジタル原色信号Ｒ９
Ｇ、Ｂをスーパーインポーズ処理回路５に出力する。

ゲートアレイ１５は、メモリ１６から読出されたタイト
ル画のデータに基づいて前記制御信号５Ｙ−ＢＬＫおよ
び５Ｃ−ＢＬＫを出力する。

次にユーザはボーズキー１７５を押し磁気テープの走行
停止を解除することにより、スーパーインポーズされた
信号を、ビデオ出力回路１１によりモニタ画面やまた他
のＶＴＲデツキに記録することができる。

上記の例では再生を一時停止してスーパーインポーズ表
示が行なわれたが、もちろん再生中にスーパーインポー
ズ０Ｎ１０ＦＦキー１７０をオンすればスーパーインポ
ーズ表示を行なうことができる。

再生時に再生画像にフェードをかける場合、ユーザは再
生キー１７６を押して再生を行ないながら再生画像がフ
ェードをかけたい場面となったところでボーズキー１７
５を押す。これによって応答して、システムマイコン１
３は、ＶＴＲ部における磁気テープの走行を一時停止さ
せる。

再生時には前述のようにシステムマイコン１３が、スイ
ッチ回路５Ｗ−１および５Ｗ−３に、記録時とは逆の動
作をさせるような制御信号Ｖ−ＥＥ−Ｈを出力する。し
たがって、フェードをかけられるべき再生画像の輝度信
号およびクロマ信号は、スーパーインボーズ処理回路５
において各々、スイッチ回路５Ｗ−１を介してフェード
回路５５に、スイッチ回路３を介して色抑圧回路５６に
与えられる。ここで、ユーザがフェードキー１７３を押
すと、これに応答してシステムマイコン１３が従来と同
様に“フェード”の文字をビューファインダ部に表示す
るべく文字表示信号を出力するとともにフェードコント
ロール信号を待機状態とする。このときタイトル画をス
ーパーインポーズ表示するための操作が行なわれていれ
ば、システムマイコン１３からはタイトル画を重畳する
ための輝度ブランキング信号５Ｙ−ＢＬＫおよび色ブラ
ンキング信号５Ｃ−ＢＬＫが出力されているため、スー
パーインボーズ処理回路５において、再生輝度信号およ
び再生クロマ信号は各々フェードがかけられた後、タイ
トル画の輝度信号およびクロマ信号を重畳される。次に
、ユーザがボーズキー１７５を解除すると、フェードコ
ントロール信号は第８図に示されるように一旦“Ｌ“レ
ベルとなり徐々に立上がるため、フェード回路５５およ
び色抑圧回路５６から各々出力される再生輝度信号およ
び再生クロマ信号は、−旦一定輝度の白（または黒）に
対応するものとなった後徐々に本来の再生画像に対応す
るものに立上がる。したがって、フェードイン時にスー
パーインポーズが行なわれていれば、再生画面には、初
めタイトル画のみが映し出され、その後背景画が徐々に
浮き出るように表示される。

一方、再生画をフェードアウトする場合、ユーザはフェ
ードキー１７３を押し、次にボーズキー１７５を押す。

これに応答して、システムマイコン１３はフェードコン
トロール信号を徐々に立下げ、かつ、ＶＴＲ部における
磁気テープの走行を一時停止させる。これによって、フ
ェード回路５５および色抑圧回路５６から各々出力され
る再生輝度信号および再生クロマ信号は徐々にミュート
されて、再生画面においてタイトル画は残り背景画のみ
が徐々に消える。その後、ＶＴＲ部の動作はポーズ状態
になるとともに、フェードは解除される。

本実施例のカメラ一体型ＶＴＲを用いて、録画時にタイ
トル画をスーパーインポーズ表示する場合、撮像した画
像にフェードをかける場合および撮像した画像にフェー
ドをかける場合のユーザの操作は従来と同様であり、撮
影を行ないながらスーパーインボーズ０Ｎ１０ＦＦキー
１７０．色選択キー１７１．フェードキー１７３．録画
開始／停止キー１７４を操作すればよい。

録画時にスーパーインポーズが行なわれる場合には、再
生時にスーパーインポーズが行なわれる場合と同様に、
ユーザのキー操作に応答して、ゲートアレイ１５および
システムマイコン１３から各々、輝度ブランキング信号
５Ｙ−ＢＬＫおよび色ブランキング信号５Ｃ−ＢＬＫと
、ユーザが選択した色に対応する原色信号Ｒ，Ｇ、Ｂと
が出力されスーパーインポーズ処理回路５に入力される
。

録画時に、撮像された画像にフェードをかける場合にも
、再生時に再生画像にフェードがかけられる場合と同様
に、ユーザのキー操作に応答して、システムマイコン１
３からスーパーインボーズ処理回路５にフェードコント
ロール信号が出力される。

なお、従来と同様に、フェードコントロール信号は録画
時および再生時ともに、オーディオ回路１８に入力され
る。これによって、音声信号も画像のフェードイン／フ
ェードアウトに追従して、フェードイン／フェードアウ
トをする。

また、このカメラ一体型ＶＴＲにスーパーインポーズの
ためのタイトル画を記憶させる場合のユーザの操作およ
び各機能部の動作は従来と同様である。すなわち、ユー
ザはタイトル文字等が黒で書かれた白紙を撮像してモニ
タ画面上にタイトル画を映し出し、タイトル画の大きさ
等を調整する。

次に、ユーザはメモリキー１７２を押す。

タイトル画をモニタ画面上に映し出す際、ユーザはキー
人力スイッチ部１７の録画開始／停止キー１７４を押し
このカメラ一体型ＶＴＲを“撮影状態′に設定して撮影
を開始する。タイトル画撮影時には、上述のような各機
能部の動作によって、ＶＴＲ−Ｙ処理回路６内の記録輝
度処理回路６２から、タイトル画が撮像されて得られた
輝度信号Ｙ　（Ｓ＋　ｐ　）がスーパーインポーズ処理
回路５内のＡ／Ｄ変換回路５４に出力される。ここで、
スーパーインポーズ０Ｎ１０ＦＦキー１７０がオンされ
ると、システムマイコン１３は、これに応答してＡ／Ｄ
変換回路５４．ゲートアレイ１５．メモリ１６を能動化
する。これによって、Ａ／Ｄ変換回路６４に与えられた
輝度信号Ｙ　（Ｓ　ｉ　ｐ）はＡ／Ｄ変換回路５４．ゲ
ートアレイ１５．およびシステムマイコン１３の従来と
同様の動作によって、メモリ１６に、２値化データとし
て記憶される。すなわち、タイトル画に対応する輝度信
号Ｙ（Ｓ　ｉ　ｐ）はＡ／Ｄ変換回路５４によってディ
ジタル信号に変換された後ゲートアレイ１５に与えられ
る。

ゲートアレイ１５は、シフトレジスタを含み、Ａ／Ｄ変
換回路５４から与えられた輝度信号の２値化データを、
図示されないＳＳＧからの垂直同期パルスＶＤおよび水
平同期パルスＨＤに基ツいて、指定されたタイミングに
整理し、前記シフトレジスタによってパラレル変換し、
メモリ１６の所定のアドレスに与えるべく出力する。次
に、システムマイコン１３は、メモリ１６に与えられた
データの取込みの開始を指示する。これによって、ゲー
トアレイ１５から出力されるパラレルデータは、Ｉ１０
ボートを介してメモリ１６の所定のアドレスに書込まれ
る。最後に、スーパーインポーズ０Ｎ１０ＦＦキー１７
０がＯＦＦされると、システムマイコン１３はこれに応
答して、メモリ１６に、書込まれたデータの保持を指示
する。これによって、所望のタイトル画がメモリ１６に
記憶される。

本実施例では、輝度信号にフェードをかけるためのフェ
ード回路５５および、クロマ信号にフェードをかけるた
めの色抑圧回路５６が各々、タイトル画を重畳するため
のスイッチ回路５Ｗ−２および５Ｗ−４の前段に設けら
れるため、録画時および再生時ともに背旦画部分のみに
フェードをかけることができる。

第３図は、録画時および再生時ともに、タイトル画およ
び背旦画に同時にフェードをかけることができるカメラ
一体型ＶＴＲのスーパーインボーズ処理回路の内部構成
例を示す概略ブロック図であり、本発明の他の実施例を
示す。本発明のカメラ一体型ＶＴＲの全体構成は、上記
実施例の場合と同一である。

第３図を参照して、本実施例のスーパーインボーズ処理
回路５は、第２図のスーパーインボーズ処理回路５と異
なり、輝度信号にフェードをかけるためのフェードコン
トロール回路５７およびクロマ信号にフェードをかける
ための色抑圧回路５８が各々、タイトル画の輝度信号を
重畳するためのスイッチ回路５Ｗ−２の後段およびタイ
トル画のクロマ信号を重畳するためのスイッチ回路５Ｗ
−４の後段に設けられる。このスーパーインポ−ズ処理
回路５の他の部分の構成は、第２図に示されるスーパー
インポーズ処理回路５と同一である。

したがって、録画時には、第１図におけるカメラエンコ
ーダ４ｂから出力される、そのとき撮像された画像の輝
度信号およびクロマ信号に各々スイッチ回路５Ｗ−２お
よび５Ｗ−４によって、タイトル画の輝度信号およびク
ロマ信号が重畳された後、フェード回路５７および色抑
圧回路５８によってフェードをかけられる。再生時には
スイッチ回路５Ｗ−１および５Ｗ−３の接続状態が録画
時とは逆になるこ、とによって、ＶＴＲ−Ｙ処理回路６
から出力される再生輝度信号にスイッチ回路５Ｗ−２に
よってタイトル画の輝度信号が重畳された後、フェード
回路５７によってフェードがかけられ、同様に、ＶＴＲ
−カラー処理回路７から出力される再生クロマ信号はス
イッチ回路５Ｗ−４によってタイトル画のクロマ信号を
重畳された後色抑圧回路５８によってフェードがかけら
れる。

したがって、本実施例の場合には、再生時および録画時
にタイトル画を重畳することおよび、タイトル画と背景
画とに同時にフェードをかけることができる。つまり、
本実施例によれば、再生画像にタイトル画を重畳するこ
とおよび、再生画像をタイトル画と同時にフェードイン
／フェードアウトすることが可能となる。

第４図は、録画時および再生時に、背景画のみにフェー
ドをかける機能と、録画時および再生時にタイトル画と
背景画とに同時にフェードをかける機能の両方を有する
カメラ一体型ＶＴＲのスーパーインポーズ処理回路の内
部構成例を示す概略ブロック図であり、本発明のさらに
他の実施例を示す。本実施例のカメラ一体型ＶＴＲの全
体構成も、第１図に示されるものと同一である。

第４図を参照して、本実施例におけるスーパーインポー
ズ処理四路５では、輝度信号にフェードをかけるための
フェード回路５５および５７が各々、再生輝度信号にフ
ェードをかけることを可能にするためのスイッチ回路５
Ｗ−１の後段および、タイトル画の輝度信号を重畳する
ためのスイッチ回路５Ｗ−２の後段に設けられ、クロマ
信号にフェードをかけるための色抑圧回路５６および５
８が各々、再生クロマ信号にフェードをかけることを可
能にするスイッチ回路５Ｗ−３の後段およびタイトル画
のクロマ信号を重畳するためのスイッチ回路５Ｗ−４の
後段に設けられる。そして、このスーパーインポーズ処
理回路５は、上記２実施例の場合と異なり、これら２つ
のフェード回路５５および５７のいずれか一方および、
色抑圧回路５６および５８のうちのいずれか一方に、シ
ステムマイコン１３が出力するフェードコントロール信
号を選択的に与えるためのスイッチ回路５を含む。スイ
ッチ回路５は、所定の制御信号（フェード位置制御信号
）に応答して、システムマイコン１３が出力するフェー
ドコントロール信号を、前段のフェード回路５５および
色抑圧回路５６または、後段のフェード回路５７および
色抑圧回路５８に与える。２つのフェードコントロール
回路５５．５７および、２つの色抑圧回路５６．５８は
各々、フェードコントロール信号を受けないときには、
入力される輝度信号およびクロマ信号にフェードをかけ
ずそのまま出力する。したがって、フェードコントロー
ル信号がフェード回路５５および色抑圧回路５６に与え
られる場合には、スーパーインポーズ処理回路５は動作
上、第２図に示されるスーパーインポーズ処理回路５と
同一構成となり、逆に、フェードコントロール信号が後
段のフェード回路５６および色抑圧回路５８に与えられ
る場合には、スーパーインポーズ処理回路５は動作上、
第３図に示されるスーパーインボーズ処理四路５と同一
構成となる。すなわち、スイッチ回路５によって、フェ
ード回路５５および色抑圧回路５６にフェードコントロ
ール信号が付与されると、録画時および記録時ともに、
タイトル画の重畳および、背坦画のフェードイン／フェ
ードアウトが可能となる。逆に、スイッチ回路５ｗ−５
によって、後段のフェード回路５７および色抑圧回路５
８にフェードコントロール信号が付与されると、録画時
および再生時ともに、タイトル画の重畳および、タイト
ル画と背景画の同時フェードイン／フェードアウトが可
能となる。したがって、スイッチ回路５Ｗ−５の内部接
続状態を切換えることによって、既に磁気テープに記録
された画像に、再生時にタイトル画を重畳し、かつ、こ
のタイトル画が重畳された画像のタイトル画部分および
背景画部分に同時にフェードをかけることおよび、背景
画部分のみにフェードをかけることのいずれも可能とな
る。

本実施例のカメラ一体型ＶＴＲのキー人力スイッチ部に
は、上記２つのフェードのかけ方をユーザが任意に選択
するだのキー人力スイッチが新たに設けられる。このキ
ー人力スイッチからのキー人力に応答して、第１図にお
けるシステムマイコン１３は、ユーザが選択したフェー
ドが実現されるようにスイッチ回路５Ｗ−５の接続状態
を制御するフェード位置制御信号を出力する。

このように本実施例によれば、ユーザは録画時および再
生時ともに、その場面に応じて背景画のみを、または、
タイトル画と背景画とを同時にフェードイン／フェード
アウトすることができる。

以上のように、上記いずれの実施例によっても、従来と
異なり、既に磁気テープに記録された画像にフェードを
かけることおよびタイトル画を挿入することが可能とな
る。したがって、“記録状態。

に設定された他のＶＴＲに、“再生状態“に設定された
本実施例のカメラ一体型ＶＴＲのビデオ出力を与えてお
き、上述のようにしてフェード機能を実現すれば、前記
他のＶＴＲの磁気テープに所望の場面がタイトル画とと
もに、または単独にフェードアウト／フェードインされ
る画像が記録される。したがって、本発明は既に記録さ
れた画像に後でフェードをかけたり、タイトル文字等を
挿入して記念として残しておきたい場合などに便利であ
る。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、再生された映像信号にも
フェードをかけることができるため、録画時だけではな
く再生時にも画像をフェードイン／フェードアウトする
ことが可能となる。この結果、編集時に、既に記録媒体
に記録された画像に、このようなフェード処理を施して
、他の記録媒体に記録することも可能となり、ユーザは
従来よりも自由に編集を楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のカメラ一体型ＶＴＲの全体
構成を示す概略ブロック図、第２図は第１図におけるス
ーパーインポーズ処理回路の内部構成の一例を示す概略
ブロック図、第３図は本発明の他の実施例のカメラ一体
型ＶＴＲのスーパーインボーズ処理回路の内部構成を示
す概略ブロック図、第４図は、本発明のさらに他の実施
例のカメラ一体型ＶＴＲのスーパーインボーズ処理回路
５の内部構成を示す概略ブロック図、第５図は従来のカ
メラ一体型ＶＴＲの全体構成を示す概略ブロック図、第
６図は第５図におけるカメラエンコーダの内部構成を示
す概略ブロック図、第７図および第８図は第６図に示さ
れる回路部の動作を説明するための波形図である。 図において、１はレンズ系、２はＣＣＤ、３はカメラ信
号処理回路、４．４ｇ、および４ｂはカメラエンコーダ
、５はスーパーインポーズ処理回路、６はＶＴＲ−Ｙ処
理回路、７はＶＴＲ−カラー処理回路、８は記録アンプ
、９は再生アンプ、１０はヘッド、１２は磁気テープ、
１１は出力回路、１３はシステムマイコン、１５はケー
トアレイ、１６はメモリ、１７はキー人力スイッチ部、
５Ｗ−１〜５ｗ−５はスイッチ回路、５１は８色発生回
路、５２はマトリックス回路、５３はＰＬＬ１５４はＡ
／Ｄ弯換回路、５５および５７はフェード回路、５６お
よび５８は色抑圧回路である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体に対する映像信号の記録および再生を行なう画
   像記録再生装置であって、 被写体を撮像して映像信号を作成する手段と、記録媒体
   に記録された映像信号を再生する手段と、 映像信号にフェードをかけるフェード手段と、前記作成
   手段によって作成された映像信号および、前記再生手段
   によって再生された映像信号のうちのいずれか一方を選
   択的に、前記フェード手段に与える手段とを備えた、画
   像記録再生装置。