JPH03271165A - シート積層体の焼成方法 - Google Patents

シート積層体の焼成方法

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JPH03271165A
JPH03271165A JP2070514A JP7051490A JPH03271165A JP H03271165 A JPH03271165 A JP H03271165A JP 2070514 A JP2070514 A JP 2070514A JP 7051490 A JP7051490 A JP 7051490A JP H03271165 A JPH03271165 A JP H03271165A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
thickness
burning
sheets
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP2070514A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yonezawa
米沢 正
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シート積層体の焼成方法の改良に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、PLZTウェハーやセラミックス基板をシート法
で作成する場合、まずシート成形機によって所定の厚さ
のシート(所望の厚さと焼成で収縮する厚さを加えた厚
さのシート)を作成し、ついで脱バインダおよび焼成を
行なっていた。すなわち、シート成形機(図示省略)に
よって、第3図に示すように、キャリアフィルム10上
にPLZTグリーンシート(またはセラミックスシート
)12を形成し、ついで乾燥筒の中で乾燥する。乾燥後
、焼成することによってPLZTウェハー(またはセラ
ミックス基板)が作成される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、PLZTグリーンシート(またはセラミ
ックスシート)12の厚さが薄い(例えば約100μ■
)場合には反りや歪みが発生しにくいが、厚さが厚い(
例えば約1mm)場合には反りや歪みが発生しやすいと
いう問題点があった。すなわち、シート12の乾燥は空
気に接している表面から始まり、シート表面の溶剤が蒸
発し、次第に内部の溶剤が上昇してきてシート表面から
蒸発していくため、シート表面と内部では乾燥の速度が
異なる。
このため、シート表面は乾燥が早いため乾燥収縮が早く
、シート内部はシート表面の収縮にしたがって変形して
いき、乾燥中期では第4図に示すようになり、乾燥終了
期には、第5図に示すように、?ji端部に反りが生じ
たり、中間部に歪が生じたり。
内部に応力が生じたりするからである。このような反り
や歪みなどを直すため、従来はプレスによって反りや歪
みなどを直してから焼成をするようにしていたが、シー
ト内部にプレスによる残留応力が残り、この残留応力に
より焼成時に歪みが発生し易いという問題点があった。
また、残留応力による歪みをなくすために、焼成時の昇
温速度を遅く(例えば0.05℃/分〜0.1℃/分)
しなければならず、焼成時間が長くなり効率が悪くなる
という問題点があった。このような問題点はシートの厚
さが厚くなるほど顕著になっていた。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、反り
や歪みのないPLZTウェハーやセラミックス基板など
の焼成体を、効率よく作成することのできるシート積層
体の焼成方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によるシート積層体の焼成方法は、それぞれが有
する応力を互いに打ち消すように複数枚のシートを積層
し、ついで焼成してなることを特徴とするものである。
そして、積層前の複数枚のシートのそれぞれが有する応
力(例えば残留応力)を少なくするために、積層する複
数枚のシートのそれぞれの厚さを薄く(例えば約100
μm)形成する。
[作用コ 複数枚のシートを積層するときに、それぞれのシートが
有する応力を互いに打ち消すように積層しているので、
積層シート内の残留応力が小さくなるにのため、積層後
に行なう焼成時において、反りや歪みが発生しにくいと
ともに、焼成時の昇温速度を早くして、必要とする焼成
時間を短くすることができる。そして、積層する複数枚
のシートのそれぞれの厚さを薄く(例えば約100μm
)形成した場合には、積層前の複数枚のシートのそれぞ
れが有する応力(例えば残留応力)が小さくなり、反り
や歪みの発生がさらに抑制され、かつ必要とする焼成時
間をさらに短くすることができる。
[実施例コ まず、第工図に示すようにシート成形機によって、キャ
リアフィルム20上に厚さが約100μ■程度の薄いセ
ラミックスシート(またはPLZTグリーンシート)(
以下単にシートと記述する)22を形成する。このシー
ト22は厚さが薄いため1表面と内部の乾燥収縮速度の
差が少なく、乾燥時に反りや歪みが発生しにくい。つい
で、このようなシート22の複数枚(例えば13枚)を
、第2図に示すように、それぞれのシートが有する応力
を互いに打ち消すように積層し、ついで焼成することに
よって、セラミックス基板(またはPLZTウェハー)
が作成される0例えば、厚さ約1111+のセラミック
ス基板を作成する場合、焼成収縮率が25%であるとす
ると、第1図の厚さが約100μ■程度の薄いシート2
2を13枚それぞれのシート22が有する応力を互いに
打ち消すように積層する。すなわち、第1枚目のシート
221を第2図(a)のように表(おもて)を上にして
配置したものとすると、第2枚目のシート22□は同図
(b)のように1枚目のシート221を基準にして裏を
上にするとともに90°反時計方向に回転して積層し、
第3枚目のシート22.は同図(c)のように1枚目の
シート22□を基準にして表を上にするとともに180
°反時計方向に回転して積層し。
第4枚目のシート224は同図(d)のように1枚目の
シート22□を基準にして裏を上にするとともに270
°反時計方向に回転して積層し、第5枚目のシート22
5は同図(e)のように1枚目のシート221を基準に
して表を上にするとともに360°反時計方向に回転し
て積層し、以下同様に積層する。積層後、所定温度で焼
成をすることによって厚さ約1mmのセラミックス基板
が作成される。所望するセラミックス基板の厚さが異な
る場合には、この所望の厚さに焼成収縮率の厚さ分を加
えた厚さだけシート22を積層して焼成するようにすれ
ばよい。
前記実施例では、積層単位となるシートエ枚の厚さを約
100μ■程度とし、このシートを13枚積層して厚さ
が約1mmの焼成体を作成するようにしたが、本発明は
これに限るものでなく、従来のシートより薄いシートを
複数枚積層し焼成することによって所定厚さの焼成体を
作成するものに利用することができる。例えば、約13
0μ■程度のシートを10枚積層し焼成することによっ
て厚さ1mmのセラミックス基板(またはPLZTウェ
ハー)を作成するようにしてもよい。
前記実施例では、積層単位となるシート1枚の厚さを約
100〜130μm程度の薄いものとして、乾燥時に発
生する反りや歪みを小さくするとともに、焼成体の広範
囲の厚さに対応できるようにしたが。
本発明はこれに限るものでなく、複数枚のシートを積層
し焼成することによって所定厚さの焼成体を作成するも
のに利用することができる。
[発明の効果コ 本発明によるシート積層体の焼成方法は、上記のように
、複数枚のシートを積層するときに、それぞれのシート
が有する応力を互いに打ち消すように積層しているので
、積層シート内の残留応力が小さくなる。このため、積
層後の焼成時において、従来より歪みや反りが発生しに
くいとともに、従来より焼成時の昇温速度を早くして、
必要とする焼成時間を短くし、効率を向上させることが
できる。そして、積層する複数枚のシートのそれぞれの
厚さを薄く(例えば約100μ01)形成した場合には
、積層前の複数枚のシートのそれぞれが有する応力(例
えば残留応力)が小さくなり、反りや歪みの発生がさら
に抑制され、かつ必要とする焼成時間をさらに短くする
ことができる。例えば、厚さが約1l111の焼成体を
作成する場合、厚さが約100μm程度の薄いシートを
13枚、それぞれのシートが有する応力を互いに打ち消
すように積層して焼成した本発明では、焼成時の昇温速
度が3℃/分〜5℃/分であった。これに対して従来例
では、厚さが約1、3mmのシート1枚を反りや歪みな
く焼成するときの昇温速度が0.05℃/分〜0.1℃
/分であった。すなわち、焼成時の昇温速度を従来の1
0倍にして+ 、411要とする焼成時間を短くし効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図(a) (b) (c) (d) 
(e)は本発明によるシート積層体の焼成方法の一実施
例を示すもので、第工図はシート成形機によって作成さ
れた薄いシートを示す断面図、第2図(a) (b) 
(c) (d)(e)は第1図で作成したシートの積層
順序を説明するもので、(a)、(b)、(c)、(d
)、(e)はそれぞれ第1、第2、第3、第4、第5枚
目のシートを説明する説明図、第3図から第5図までは
従来例を示すもので、第3図はシート成形機によって作
成された直後の厚いシートを示す断面図、第4図は乾燥
中期の状態を示す断面図、第5図は乾燥終了期の状態を
示す断面図である。 10.20・・・キャリアフィルム、22.22□、2
22.221.22い22.・・・セラミックスシート
(またはPLZTグリーンシート)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)それぞれが有する応力を互いに打ち消すように複
    数枚のシートを積層し、ついで焼成してなることを特徴
    とするシート積層体の焼成方法。
  2. (2)積層する複数枚のシートのそれぞれの厚さは約1
    00μmとしてなる請求項(1)記載のシート積層体の
    焼成方法。
JP2070514A 1990-03-20 1990-03-20 シート積層体の焼成方法 Pending JPH03271165A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003519023A (ja) * 1999-12-30 2003-06-17 セラミック・フューエル・セルズ・リミテッド 積層構造体及びその形成方法
JP2021024106A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 デンカ株式会社 セラミックス基板の製造方法

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