JPH03271009A - ショックアブソーバ制御装置 - Google Patents

ショックアブソーバ制御装置

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Publication number
JPH03271009A
JPH03271009A JP6929390A JP6929390A JPH03271009A JP H03271009 A JPH03271009 A JP H03271009A JP 6929390 A JP6929390 A JP 6929390A JP 6929390 A JP6929390 A JP 6929390A JP H03271009 A JPH03271009 A JP H03271009A
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JP
Japan
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damping force
shock absorber
switching
speed
rate
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Pending
Application number
JP6929390A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Suzuki
豊 鈴木
Makoto Shiozaki
誠 塩崎
Nobuyoshi Onoki
伸好 小野木
Kazuo Takaai
高相 和夫
Masatoshi Kuroyanagi
正利 黒柳
Eiji Teramura
英司 寺村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH03271009A publication Critical patent/JPH03271009A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 象唄公旦豹 [産業上の利用分野] 本発明は、ショックアブソーバの減衰力特性を路面状態
に応じて切り換えるショックアブソーバ制御装置に関す
る。
[従来の技術] 従来より、車両走行時の乗り心地を改善するものとして
、走行路面の凹凸状態に応じてショックアブソーバの減
衰力特性を大(ハード)から小(ソフト)或は小(ソフ
ト)から大(ハード)に切り換えるショックアブソーバ
の減衰力制御装置が知られている。
例えば、特開昭63−6238号公報に示されるように
、ショックアブソーバの減衰力から路面の凹凸状態を検
知してショックアブソーバの減衰力特性を2段階に切り
換えるものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところが上記従来の装置では、減衰力特性の切換条件が
成立した場合、その切り換えを速やかに実行できるよう
に、減衰力特性切換機構の有する最高速度で減衰力特性
を切り換えるようにしている。そのため、ショックアブ
ソーバの減衰力が短時間に大きく変化してしまい切り換
えショックが発生し、車両乗員に不快感を与えるといっ
た問題があった。
一方こうした問題を解決するためには、減衰力特性の切
換速度を遅くすることも考えられるが、切換速度を単に
遅くするだけでは、応答性が悪くなる。例え(L高速走
行中に道路の継目等を通過した場合には、減衰力特性の
切り換えが瞬時に行われないため、車両振動が防止でき
ず乗り心地が悪化してしまう。
本発明のショックアブソーバ制御装置は上記課題を解決
し、減衰力特性の切り換えの応答性を悪化させることな
く、減衰力特性の切り換え時に減衰力が急変して切換シ
ョックが発生するのを低減することを目的とする。
■眠Q構麗 [課題を解決するための手段] 本発明のショックアブソーバ制御装置は、第1図に例示
するように、 車両の車輪と車体との間に設けられ、減衰力特性を少な
くとも大小2段階に切り換え可能なショックアブソーバ
M1と、 路面の凹凸を検出する路面状態検出手段M2と、該路面
状態検出手段M2が路面の凹凸を検出したとき、上記シ
ョックアブソーバM1の減衰力特性を小側に切り換える
減衰力特性切換手段M3と、を備えたショックアブソー
バ制御装置において、上記ショックアブソーバM1の減
衰力の変化率を検出する減衰力変化率検出手段M4と、
上記減衰力特性を小側に切り換える場合、上記減衰力の
変化率が所定の基準範囲を超えたとき1社線基準範囲内
にあるときに比べ 上記減衰力特性切換手段M3による
減衰力特性の切換速度を速くする切換速度制御手段M5
と を備えたことを要旨とする。
[作用1 上記構成を有する本発明のショックアブソーバ制御装置
は、減衰力特性切換手段M3が、路面状態検出手段M2
により路面の凹凸を検出したとき、ショックアブソーバ
M1の減衰力特性を小側に切り換える。またこの減衰力
特性を小側に切り換える場合、切換速度制御手段M5が
、減衰力変化率検出手段M4により検出した減衰力変化
率に基づいて減衰力特性の切換速度を設定する。この切
換速度は、減衰力変化率が所定の基準範囲を超えたとき
は基準範囲内にあるときに比べて速く設定される。
従って、減衰力変化率が基準範囲を越える場合には、減
衰力特性の切り換えによるショックよりも路面の凹凸に
より車両の受けるショックの方が大きいことから、減衰
力特性を速やかに切り換えて、路面の凹凸通過時の車両
振動を低減する。また、減衰力変化率が基準範囲内にあ
る場合には、路面の凹凸により車両の受けるショックよ
りも減衰力特性の切り換えによるショックの方が大きい
ことから、減衰力特性をゆっくりと切り換えて、切換シ
ョックを低減する。しかも、この場合、減衰力の上昇速
度が遅いことから、応答性を悪化させることなく、路面
の凹凸通過時の車両振動を低減する。
[実施例] 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
めに、以下本発明のショックアブソーバ制御装置の好適
な実施例について説明する。
第2図は一実施例としてのショックアブソーバ制御装置
全体の構成を表わす概略構成図である。
図に示すように、本実施例の車両用ショックアブソーバ
制御装置1は、減衰力可変型ショックアブソーバ(以下
、単にショックアブソーバという。
) 2FL、  2FR,2RL、  2RL1車両の
走行速度を検出する車速センサ3、及びこれらを制御す
る電子制御装置4から構成されている。
ショックアブソーバ2FL、  2FR,2RL、  
2RRは、後述するように、ショックアブソーバ2FL
、  2FR。
2RL、  2RRに作用する減衰力を検出するピエゾ
荷重センサと、ショックアブソーバ2FL、  2FR
,2RL、  2RRの減衰力特性を大小2段階に切り
換えるためのピエゾアクチュエータとを各々−組づつ内
蔵している。
また各ショックアブソーバ2FL、  2FR,2RL
2RRは、夫々、左右前後輪5FL、  5FR,5R
L、  5RRのサスペンションロワーアーム6FL、
  6FR,6RL、  6RRと車体7との間にコイ
ルスプリング8Fシ。
8FR,8RL、  8RRと併設されている。
そして車速センサ3およびピエゾ荷重センサからの検出
信号は電子制御装置4に入力され、電子制御装置4は上
述したピエゾアクチュエータに制御信号を出力する。
次に上記各ショックアブソーバ2FL、  2FR,2
RL、  2RRの構造を説明する。尚上記各ショック
アブソーバ2FL、  2FR,2RL、  2RRの
構造は全て同一であるため、ここでは左前輪5FL側の
ショックアブソーバ2FLを例にとり説明する。
第3図に示すようにショックアブソーバ2FLは、シリ
ンダ11の内部にメインピストン12が軸方向(同図に
矢印A、  Bで示す。)に摺動自在に嵌合し、シリン
ダ11内部はメインピストン12により第1油圧室13
と第2油圧室14とに区分されている。メインピストン
12はピストンロッド15の一端に接続さね ピストン
ロッド15の他端はシャフト16に固定されている。尚
シリンダ11の図示しない下部は左前輪5FLのロワー
アム6FLに接続さね シャフト16の図示しない上部
は車体7に接続される。
次にメインピストン12には、第1油圧室13と第2油
圧室14とを連通させる伸び側固定オリフィス17及び
縮み側固定オリフィス18が穿設さ札伸び側固定オリフ
ィス17及び縮み側固定オリフィス18の出口側には、
その流通方向を方向に制限するプレートバルブ17a、
18aが夫々配設されている。
従ってメインピストン12がシリンダ11内部を矢印A
、  Bで示す軸方向に摺動する場合には、第1油圧室
13及び第2油圧室14内部の作動油が、伸び側固定オ
リフィス17及び縮み側固定オノフィス]8を通って相
互に流動することとなり、二の作動油の流路断面積によ
って当該ショックアブソーバ2FLの減衰力が決定され
ることとなる。
一方ピストンロッド15はその軸方向に穿設された中空
部色有し、中空部にはPZT等の圧電性セラミックスか
らなる電歪素子積層体であるピエゾアクチュエータ19
Fしか内蔵されている。またピエゾアクチュエータ19
FLの下端面に近接対向する位置にはピストン20が配
設されている。ピストン20は、通常、板スプリング2
0aにより同図に矢印Aで示す方向に付勢されているが
、ピストンロッド15の中空部内部をその軸方向に摺動
可能である。
このためピエゾアクチュエータ19Fしに数百Vの電圧
を印加してピエゾアクチュエータ19「しを伸張させる
と、ピストン20は同図に矢印Bで示す方向に数十μm
移動し、逆に電圧の印加によってピエゾアクチュエータ
19Fしに蓄積された電荷を放電してピエゾアクチュエ
ータ19FLを収縮させると、ピストン20は板スプリ
ング20aの付勢により同図に矢印Aで示す方向に移動
する。尚ピエゾアクチュエータ191[の充放電は、シ
ャフト16内部にその軸方向に穿設された通路に配設さ
れたリード線19au介して行われる。
次1ニピストンロツド15の中空部とピストン20の底
面とは油密室21を形成し、ピストンロッド]5の軸方
向に穿設されて油密室21の底部に連通ずる貫通孔には
円柱形状のプランジャ22が摺動自在に嵌合し、更にプ
ランジャ22の下端部は、ピストンロッド15に固定さ
れたハウジング23内部の嵌合孔と摺動自在に嵌合する
スプール弁24の上部と結合している。
またスプール弁24は、スプリング25により同図に矢
印Aで示す方向に付勢されており、スプール弁24の下
部には外周部に環状溝24aが刻設ざ札 最下部は円柱
形状に整形されている。
また更1こピストンロッド15には、第1油圧室]3と
第2油圧室14とを接続する副流路26が穿設ざ札 通
常、スプリング25により矢印六方向に付勢されたスプ
ール弁24の最下部により遮断されている。
このためピエゾアクチュエータ19「しに数百Vの電圧
を印加してピエゾアクチュエータ19FLを伸張させ、
ピストン20を矢印B方向に移動させると、油密室21
内部の圧力が上昇してプランジャ22及びスプール弁2
4も矢印B方向に移動し、副流路26がスプール弁24
の下部の外周部に刻設された環状溝24aを介して連通
されることとなり、この副流路26を介して上記第1油
圧室13と第2油圧室14とが連通して、メインピスト
ン12を介して流動する作動油の流路断面積が通常より
大きくなり、その流量が増加する。よってこのときのシ
ョックアブソーバ2FLの減衰力特性は通常より小さく
なる。
即ち上記各ショックアブソーバ2FL、  2FR,2
RL、  2RRは、各々に設けられたビエゾアクチュ
エタ19FL、19FR,19RL、19RRに高電圧
を印加して各ピエゾアクチュエータ19FL、  19
FR。
19RL、19RRを伸張させときに減衰力特性が小(
ソフト)側に切り換えら札 通常は大(ハード)の状態
に保持されることとなる。
次にシャフト16の上部には、ショックアブソバ2FL
に作用する減衰力の大きさを検出するピエゾ荷重センサ
31FLが配設さ札 該ピエゾ荷重センサ31FLはナ
ツト32で上記シャフト16に固定されている。
ピエゾ荷重センサ31FLは、PZT等の圧電セラミッ
クスからなる圧電素子の2枚の薄板31A。
31Bを、電極31Cを挟んで重ね合わせて構成さ札 
シャフト16内部に穿設された通路に配設されたリード
線3’laを介して電子制御装置4に接続される。
電子制御装置4は、第4図に示す如く、CPU4a、R
OM4b、RAM4cを中心に論理演算回路として構成
さ札 コモンバス4dを介して入力部4e及び出力部4
fに接続さ孔外部との入出力を行なう。また電子制御回
路4には、各ピエゾ荷重センサ31FL、31FR,3
1RL、31RRが発生した電荷から、各ショックアブ
ソーバ2「[。
2FR,2RL、  2RRの減衰力の変化率を検出す
る減衰力変化率検出回路35、及び、車速センサ3から
の検出信号を波形整形する波形整形回路36が設けられ
、 これら各部E介して上記各センサによる検出結果を
入力部4eに入力するようされている。また更に電子制
御回路4には、出力部4fを介してCPU4aから出力
される各ピエゾアクチュエータ19FL〜19RRの目
標電荷量を表す制御信号により、各ピエゾアクチュエー
タ19FL〜19RRの電荷量を制御して、各ビニシア
クチユニー’ll+19FL〜19RRu伸縮させ、こ
れによって各ショックアブソーバ2FL〜2RRの減衰
力特性を切り換える駆動回路37が備えられている。
ここで減衰力変化率検出回路35は、各ピエゾ荷重セン
サ31FL、31FR,31RL、31RRからの検出
信号に基づき、各ショックアブソーバ2 FL。
2FR,2RL、  2RRの伸縮加速度により路面状
態を検出するもので、第5図に示す如く、各ピエゾ荷重
センサ31FL、31FR,31RL、31RRに対応
して設けられた4個の検出回路41FL、  41FR
41RL、41RRと、各検出回路41FL、  41
FR。
41RL、41RRからの出力信号をデジタル信号に変
換するA/D変換器42FL、  42FR,42RL
42RRとから構成されている。
以下検出回路41F[を例にとり、各検出回路4IFL
、41FR,41RL、41RRの動作を説明する。
第5図に示す如く、検出回路41FLには、まずピエゾ
荷重センサ31Fしに並列接続された抵抗器R1が設け
られている。ピエゾ荷重センサ31FLの両端にはショ
ックアブソーバ2FLの伸縮により減衰力に応じた電荷
が発生するため、その発生した電荷が抵抗器R1を介し
て移動し、抵抗器R1にはショックアブソーバ2FLの
減衰力が変化する度に電流が流れることとなり、その電
流値はショックアブソーバ2FLの減衰力変化率を表わ
す値となる。そこで本実施例では、検出回路41FLが
、抵抗器R1に流れた電流を抵抗器R1の両端電圧によ
り検出し、その値をショックアブソーバ2FLの減衰力
変化率を表わす検出信号としてA/D変換器42FLに
出力するようにされている。
即ち当該検出回路41Fしでは、抵抗器R1両端の電圧
信号が、まず抵抗器R2を介して、2個のコイルLl、
L2とコンデンサC1とからなる電波ノイズ除去フィル
タEMIに入力され電波ノイズ等の高周波成分が除去さ
れる。そして電波ノイズが除去された電圧信号は、カッ
プリングコンデンサC2とオフセット電圧(2v)が印
加された抵抗器R3とからなるバイパスフィルタロPF
に入力されて、0.1日2以下の低周波成分が除去され
ると同時に2v上昇さ札更に抵抗器R4とコンデンサC
3とからなるローパスフィルタLP「に入力されて10
0Hz以上の高周波成分が除去された後、オペアンプ○
P1からなるバッファ、を介してA/D変換器42FL
に出力される。
このため検出回路41F[では、第6図(A)に示す如
く路面に突起があり、左前輪5FLがその突起に乗り上
げ、ショックアブソーバ2FLが伸縮すると、その伸縮
加速度に応じて抵抗器R1の両端電圧(第5図における
a点の電圧)が変化し、その電圧信号のうちの0.1〜
100Hzの信号成分に2vを加算した第6図(B)に
示す如き電圧信号が、減衰力変化率信号VFLとして生
成されることとなる。
尚バイパスフィルタロP「及びローパスフィルタLPF
により、抵抗器R1の両端電圧の中から、0.1〜10
0Hzの周波数成分の電圧信号を抽出するようにしたの
は、ショックアブソーバ2FLがこの周波数域で伸縮す
るためである。また第5図においてダイオードDI、D
2は、オペアンプ○P1の入力電圧がO〜5vの範囲に
なるように、オペアンプOPIを保護するための保護ダ
イオードである。
次に駆動回路37は、第7図に示す如く、DC/DCコ
ンバータ72によりバッテリ電圧(十B)を600Vに
変換してコンデンサ74に蓄積するように構成された高
電圧発生回路76と、CPLI4aから各ピエゾアクチ
ュエータ19F1〜19RR毎に出力される制御信号に
応じて、各ピエゾアクチュエータ19Fシ〜19RRの
電荷量を制御する電荷制御回路80FL、80FR,8
0RL、80RRとから構成されている。
以下各電荷制御回路80F1〜80RRについて、電荷
制御回路80FLを例にとり説明する。
まず電荷制御回路80FLには、ピエゾアクチュエータ
19FLに直列に接続されたコンデンサC8と、CPU
4aからの制御信号を電圧信号に変換するD/A変換器
82とが備えられている。コンデンサC8はピエゾアク
チュエータ19「[の電荷相当量を検出するためのもの
で、ピエゾアクチュエータ19Fしの容量に比べて充分
大きな容量にされている。
このコンデンサC8の電圧(コンデンサ電圧)Vcは、
バッファ84を介してコンパレータ86に入力され、D
/A変換器82にて得られたピエゾアクチュエータ19
FLの目標電荷量を表す電圧(指令電圧)Vsと大小比
較される。コンバレタ86の出力端は、否定回路N0T
Iを介してフォトカプラ88に接続されると共に、否定
回路N0T2及びN0T3を介してフォトカプラ90に
接続されている。そしてコンパレータ86は、指令電圧
Vsがコンデンサ電圧Vcより大きいときにフォトカプ
ラ88をオフ状態、フォトカプラ90をオン状態とし、
コンデンサ電圧Vcが指令電圧Vs以上であるときにフ
ォトカプラ88をオン状態、フォトカプラ90をオフ状
態とする。
フォトカプラ88及び90は、夫々、ピエゾアクチュエ
ータ19FLに電荷を供給する充電用「ET92及びピ
エゾアクチュエータ19「しの電荷を放電させる放電用
FET94のオン・オフ状態を切り換えるためのもので
、フォトカプラ88がオフ状態となると充電用FET9
2がオン状態となり、フォトカプラ90がオフ状態とな
ると放電用FET94がオン状態となる。
そして充電用FET92がオン状態である場合には、充
電用FET92からピエゾアクチュエータ19「[への
充電経路に設けられた抵抗器R21の両端電圧がバッテ
リ電圧を分圧する可変抵抗器VRIで決定される設定電
圧となるよう充電用「ET92のバイアス電圧を制御す
るオペアンプ○P5からなる差動増幅器96によって、
ピエゾアクチュエータ19FLへの充電電流が制御され
う放電用PE794がオン状態である場合に1社 ピ工
ゾアクチュエータ19FLからアースまでの放電経路に
設けられた抵抗器R22の両端電圧がバッテリ電圧を分
圧する可変抵抗器VR2で決定される設定電圧となるよ
う放電用FET94のバイアス電圧を制御するオペアン
プ○P6からなる差動増幅器98によって、ピエゾアク
チュエータ19F[からの放電電流が制御される。
このように構成された電荷制御回路80FLでは、コン
デンサ電圧Vcが指令電圧Vsとほぼ等しい状態になれ
(ヱ 当該制御系の特性で決定される周波数で各FET
92.94がオン・オフし、ピエゾアクチュエータ19
FLの電荷量をCPU4aにて設定された目標電荷量に
制御する。尚オペアンプ○P5.OP6から各FET9
2,94への信号系に設けられた抵抗器R23,R24
及びコンデンサC9,CIOは各FET92,94のオ
ン時の時間遅れを作って、当該制御系の安定性を改善す
ると共に、電荷量が目標電荷量に達した場合の消費電力
を低減させるためのものである。
次にCPU4aで実行されるショックアブソーバの減衰
力切り換え制御について説明する。
第8図は各ショックアブソーバ2FL、  2FR,2
RL、  2RRの減衰力特性を切り換え制御するため
にCPLJ4aで繰り返し実行される減衰力切換処理を
表わしている。
第8図(A)に示す如く、当該減衰力切換処理では、ま
ずステップ100で以降の処理で使用されるカウンタ等
を初期設定する初期化の処理は行った後、ステップ11
0,120で、車速センサ3及び減衰力変化率検出回路
35からの検出信号に基づき、車速S、各ショックアブ
ソーバ2 FL。
2FR,2RL、  2RR(7)減衰力変化率信号V
FL、  VFR。
VRL、  VRRを読み込む。そして続くステップ1
30で、第9図に示す如きマツプを用いて、車速Sに応
じた減衰力変化率信号のソフト切換上限値Vreft、
  ソフト切換下限値Vref2を設定する。続いてス
テップ140で、同様のマツプを用いて、車速Sに応じ
た減衰力変化率信号の速度切換上限値Vsrefl、速
度切換下限値V 5ref2を設定する。次に、ステッ
プ150〜ステツプ180で、その設定されたソフト切
換上限値Vrefl、  ソフト切換下限値Vref2
及び速度切換上限値Vsref1.速度切換下限値Vs
ref2に基づき各ショックアブソーバ2FL、  2
FR,2RL、  2RR毎に減衰力特性の切換制御を
行ない、再度ステップ110に移行する、といった手順
で繰り返し実行される。
尚上記ステップ130で設定されるソフト切換上限値V
refl及びソフト切換下限値Vref2は、減衰力変
化率信号に基づき路面の凹凸を検出するためのしきい値
である。また、上記ステップ140で設定される速度切
換上限値値Vsrefl、及び速度切換下限値Vsre
f2は、減衰力変化率信号に基づき各ショックアブソー
バ2FL、  2FR,2RL、  2RRの減衰力特
性を小(ソフト)1こ切り換える場合の切換速度(減衰
力特性を大から小に移行するまでの時間に刻応する)を
設定するためのしきい値である。
また上記ステップ150〜ステツプ180で各ショック
アブソーバ2FL、  2FR,2RL、  2RR毎
に実行される減衰力切換制御は、第8図(B)1こ示す
如く実行される。尚第8図(B)はステップ150で左
前115FLに設けられたショックアブソーバ2FLに
刻して実行される減衰力切換制御を表わしており、ここ
ではこのステップ150で実行されるショックアブソー
バ2FLの減衰力切換制御を例にとり、各ステップ15
0〜ステツプ180の処理を説明する。
図に示す如くショックアブソーバ2FLの減衰力切換制
御では、まずステップ200を実行し、上記ステップ1
10で求めた車速sMoより大きく、車両が走行状態に
あるか否かを判断する。そしてこのステップ200で車
両が停止していると判断されると、ステップ210に移
行して後述の計時用カウンタCTIをリセットし、ステ
ップ300に移行する。
一方ステップ200で車両が走行状態であると判断され
ると、ステップ220に移行して、上記ステップ120
で読み込んだショックアブソーバ2FLの減衰力変化率
信号VFLが、上記ステップ130で車速Sに応じて設
定されたソフト切換上限値Vreflを越えたか否かを
判断する。そしてVFL≦Vreflであればステップ
230に移行し、今度は減衰力変化率信号VFLが上記
設定されたソフト切換下限値V ref2を下回ったか
否かを判断する。
次にステップ220でV FL> V ref 1であ
ると判断された場合、或はステップ230でV FL<
 V ref2であると判断された場合には、路面に凹
凸があると判断して、ステップ240に移行し、計時用
カウンタCTIに第10図に示す如きマツプを用いて車
速Sに応じて設定されるソフト保持時間TSをセットす
る。続いてステップ250に移行し、減衰力変化率信号
VFLがステップ140で車速Sに応じて設定された速
度切換上限値Vsrefl−を越えたか否かを判断する
。そしてVFL≦Vsreflであればステップ260
に移行し、今度は減衰力変化率信号VFLが上記設定さ
れた速度切換下限値Vsref2を下回ったか否かを判
断する。VFL<Vsref2或はステップ250でV
FL> V 5reflと判断されると、ステップ27
0に移行し、ショックアブソーバ2FLの減衰力特性を
高速に小(ソフト)に切り換えるべく、前述の電荷制御
回路80F[に制御信号を出力する。即ち、第6図(D
)の時刻t]に示すように、指令電圧vS (第7図の
D/A変換器82の出力電圧)の立ち上がり時間(時刻
t1から時刻t2までの時間)を短くして素早くハイレ
ベルに切り換える。このとき、ピエゾアクチュエータ1
9F[に印加される充電電圧は、この指令電圧vSに対
応しているため、ピエゾアクチュエータ19Fしはその
速度で充電さ札減衰力特性は高速にソフトに切り換わる
ステップ260でVFL≧Vsref2と判断された場
合、即ち、Vsrefl≧VFL≧Vsref2であれ
ば、ステップ280に移行し、ショックアブソーバ2F
[の減衰力特性をゆっくりと小(ソフト)に切り換える
べく、電荷制御回路80FLに制御信号を出力する。即
ち、第6図(D)の時刻t5に示すように、指令電圧v
Sの立ち上がり時間(時刻t5から時刻t6までの時間
)を長くしてゆっくりピエゾアクチュエータ19FLを
充電する。
尚上記ステップ240でソフト保持時間TSがセットさ
れる計時用カウンタCTIは、図示しない計時処理で所
定時間毎にOになるまでカウントダウンされるカウンタ
で、ステップ240でソフト保持時間TSをセットする
ことにより、減衰力特性が小(ソフト)に切り換えられ
た後の経過時間が計時されることとなる。
次に上記ステップ270またはステップ280でショッ
クアブソーバ2FLの減衰力特性が小(ソフト)に切り
換えられた場合、あるいはステップ230でVFL≧V
 ref2と判断された場合には、ステップ290に移
行し、上記計時用カウンタCTIがOになっているか否
かを判断する。つまり計時用カウンタCTIは減衰力特
性を小に切り換えたときにソフト保持時間TSがセット
され その後図示しない計時処理で所定時間毎にカウン
トダウンされるものである。従って、ここでは計時用カ
ウンタCTIがOになっているか否かを判断することに
よって、減衰力変化率信号VFLがソフト切換上下限値
V refl、  V ref2で設定される所定範囲
内にある時間がソフト保持時間TS以上継続したか否か
が判断されることとなる。
このステップ290で計時用カウンタCTI、6<0に
なっていないと判断されると一旦この処理を終了し、逆
にC刊二〇であればステップ300に移行して、ショッ
クアブソーバ2FLの減衰力特性を大(ハード)に復帰
させるべく、電荷制御回路80FLに制御信号を出力す
る。即ち、第6図(D)に示すように、時刻t3(ある
いは時刻t7)において計時用カウンタCTIが0であ
ると判断されると、指令電圧vSをローレベルにゆっく
りと(時刻t3から時刻t4までの時間を長く)切り換
え、ピエゾアクチュエータ19F[の駆動を停止し、処
理を一旦終了する。尚、減衰力特性をソフトからハード
に切り換えるときの切換時間は、速度切換上限値Vsr
efl、速度切換下限値Vsref2に関係なく一定で
あり、ゆっくりと切り換えられる。例えば、時刻t3〜
t4までの経過時間と時刻t7〜t8までの経過時間は
同一である。
即ち、本実施例の減衰力切換制御では、第6図に示した
ように、左前輪5FLが路面の突起に乗り上げて、減衰
力変化率信号VFLがソフト切換上限値Vrefl及び
ソフト切換下限値Vref2から設定される範囲を越え
ると、路面に凹凸があり、車体振動が大きくなって乗り
心地が悪化すると推定する。
そして、減衰力変化率信号VFLがこの範囲内にある時
間がソフト保持時間TS以上継続するまでショックアブ
ソーバ2FLの減衰力特性をソフトに切り換えて車両振
動を抑制する。しかも、減衰力変化率信号VFLが速度
切換上限値値Vsrefl及び速度切換下限値Vsre
f2から設定される範囲(以下基準範囲と呼ぶ)を越え
ると、路面の凹凸の段差が大きなもの(例え1i 時刻
t1で検出した突起)であるとして、減衰力特性を高速
1ニソフトに切り換える。即ち、減衰力特性の切換によ
るショックよりも、路面の凹凸により車両の受けるショ
ックの方が遥かに大きいと判断して、車両振動を抑制す
るのである。この場合、減衰力特性の高速切換により発
生する切換音は、左前輪5FLのロードノイズの方が大
きいため、乗員には聞こえない。
一方、減衰力変化率信号VFLが上記基準範囲内であれ
ば、路面の凹凸がゆるやかなもの(例えば、時刻t5で
検出した突起)であるとして、減衰力特性をゆっくりソ
フトに切り換える。従って、減衰力特性の切換によるシ
ョックや切換音は発生しない。また、このときの減衰力
の上昇スピードは、第6図(C)に示すように、突起通
過に比べて遅いため、ゆっくり切り換えても車両振動を
抑制することができる。
また、減衰力特性をソフトからハードに切り換える場合
には、ゆっくりと切り換えていることから、切換ショッ
クや切換音は発生しない。
尚、第9図に示したように、車速Sが上がるにつれてソ
フト切換上限値Vrefl及びソフト切換下限値Vre
f2から設定される範囲を広くしているのは、減衰力特
性をソフトに切り換わりに<<シて、高速走行において
要求される操縦安定性を確保するためである。
また、車速Sが上がるにつれて速度切換上限値値Vsr
efl及び速度切換下限値V 5ref2から設定され
る上記基準範囲を狭くしているのは、高速走行では低速
走行に比べ 同じ突起を通過しても減衰力の立ち上がり
が速く、路面から受けるショックも大きいことから、切
換速度が速い側に設定され易くするためである。このた
め、走行速度に拘らず車両振動を抑制することができる
以上説明した本実施例の車両用ショックアブソバ制御装
置1は、ショックアブソーバの減衰力特性の切換速度を
、応答性の優れた減衰力変化率に基づいて、減衰力変化
率が上記基準範囲を越えたときに速い側に、範囲内にあ
れば遅い側に設定している。従って、減衰力特性の切り
換えによるショックは低減さ札 また、切換音も感じら
れなくなり、車両の乗り心地を改善できる。また、切換
速度が遅い側の場合には、減衰力変化率が小さいことか
ら、減衰力の上昇スピードが遅く車両振動の抑制を妨げ
るものとはならない。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に何等限定されるものではなく、例えば、減
衰力特性を切り換える切換速度を第11図に示すように
、車速Sの関数としてもよい。即ち、速い側及び遅い側
の2通りの切換速度を、各々車速Sに反比例させて設定
した構成である。また、本実施例では路面の凹凸および
減衰力変化率を各々検出する手段として、どちらもピエ
ゾ荷重センサ31FL〜31RRを用いたが、各々別々
のセンサを設けてもよい。例えば、車両のショックアブ
ソーバの下端に加速度センサ等を取り付けて、路面の凹
凸を検出してもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明のショックアブソーバ制御
装置によれば、減衰力変化率が基準範囲を越える場合に
は、減衰力特性の切り換えによるショックよりも路面の
凹凸により車両の受けるショックの方が大きいとして、
減衰力特性を速やかに切り換えるため、路面の凹凸通過
時の車両振動を低減できる。また、減衰力変化率が基準
範囲内にある場合には、路面の凹凸により車両の受ける
ショックよりも減衰力特性の切り換えによるショツクの
方が大きいとして、減衰力特性をゆっくりと切り換える
ため、切換ショックを低減できる。
しかも、この場合、減衰力の上昇速度が遅いことから、
応答性を悪化させることなく、路面の凹凸通過時の車両
振動を低減できる。
この結果、減衰力特性の切り換えの応答性を悪化させる
ことなく切換ショックを低減でき、車両の乗り心地を改
善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を例示するブロック図、第2図乃
至第11図は本発明の実施例を示し、第2図はショック
アブソーバ制御装置の全体構成を表わす概略構成図、第
3図は減衰力可変型ショックアブソーバの構造を示す部
分断面図、第4図は電子制御装置の構成を表わすブロッ
ク図、第5図は減衰力変化率検出回路の構成を表わす回
路構成図、第6図は減衰力変化率検出回路の動作及び減
衰力切換制御の動作を表す説明図、第7図は駆動回路の
構成を表わす回路構成図、第8図は減衰力切換処理を表
わすフローチャート、第9図は減衰力変化率信号からし
きい値を設定するためのマツプを表す説明図、第10図
は車速からソフト保持時間を設定するためのマツプを表
す説明図、第11図は車速から切換速度を設定するため
のマツプを表す説明図である。 2 FL、2 FR,2RL、2 RR・・・減衰力可
変型ショックアブソーバ4・・・電子制御装置 19FL、    19FR,19RL、    19
RR・・・ピエゾアクチュエータ 31FL、  31FR,31RL、  31RR・・
・ ピエゾ荷重センサ 35・・・減衰力変化率検出回路 37・・・駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車両の車輪と車体との間に設けられ、減衰力特性を
    少なくとも大小2段階に切り換え可能なショックアブソ
    ーバと、路面の凹凸を検出する路面状態検出手段と、該
    路面状態検出手段が路面の凹凸を検出したとき、上記シ
    ョックアブソーバの減衰力特性を小側に切り換える減衰
    力特性切換手段と、を備えたショックアブソーバ制御装
    置において、上記ショックアブソーバの減衰力の変化率
    を検出する減衰力変化率検出手段と、上記減衰力特性を
    小側に切り換える場合、上記減衰力の変化率が所定の基
    準範囲を超えたときは、該基準範囲内にあるときに比べ
    、上記減衰力特性切換手段による減衰力特性の切換速度
    を速くする切換速度制御手段とを備えたことを特徴とす
    るショックアブソーバ制御装置。
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