JPH03270106A - 磁性塗料組成物 - Google Patents

磁性塗料組成物

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JPH03270106A
JPH03270106A JP2068373A JP6837390A JPH03270106A JP H03270106 A JPH03270106 A JP H03270106A JP 2068373 A JP2068373 A JP 2068373A JP 6837390 A JP6837390 A JP 6837390A JP H03270106 A JPH03270106 A JP H03270106A
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JP
Japan
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rare earth
fine particles
iron garnet
earth element
light
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JP2068373A
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Kyoji Odan
恭二 大段
Tetsuya Fujimoto
藤本 徹也
Yuji Hisamura
久村 祐史
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/44Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of magnetic liquids, e.g. ferrofluids
    • H01F1/445Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of magnetic liquids, e.g. ferrofluids the magnetic component being a compound, e.g. Fe3O4

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Compounds Of Iron (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、希土類鉄ガーネット微粒子を用いた磁性塗料
組成物に関する。本発明の磁性塗料組成物は、塗布型光
磁気記録媒体の製造に好適に用いられる (従来の技術およびその問題点) 従来、光磁気記録媒体に用いられる磁性体としては、希
土類金属と遷移金属との非晶質合金からなるものが知ら
れている。
しかし、このような非晶質合金の磁性体は、酸化腐食を
受けやすく、磁気光学特性が劣化するという欠点があっ
た。また、非晶質合金を用いた光磁気記録では、磁性膜
表面での反射による磁気光学効果(カー効果)を利用し
て再生を行うが、非晶質合金は一般にカー回転角が小さ
いため、感度が低いという問題があった。
これに対し、特公昭56−15125号公報、特開昭6
1−89605号公報には、それぞれガーネット、六方
晶フェライトの多結晶質酸化物薄膜を用いた光磁気記録
媒体が提案されている。この酸化物を用いた磁性体は、
耐蝕性に優れており、また磁性膜の透過光による磁気光
学効果(ファラデー効果)を利用して再生を行うため、
感度が高いという利点がある。しかしながら、多結晶質
であるために、結晶粒界での光散乱、複屈折や磁壁移動
による書き込みビット形状の乱れ等によって媒体雑音が
大きくなるという欠点がある。
一方、特開昭62−119758号公報には、イツトリ
ウム鉄ガーネツト粒子を用いた塗布型光磁気記録媒体が
開示されている。このような塗布型媒体では、前記多結
晶質酸化物薄膜のような結晶粒界の悪影響はないが、該
公報に記載されているガーネット粒子は、粒子径が1.
5μmと大きく、このような粒子を用いた場合には、光
の散乱が起こるため、サブミクロン波長の光を利用する
高密度記録には適していない。
また、塗布型媒体では粒子を磁性膜中に均一に分散させ
ることが難しく、そのために光の散乱が起こるという問
題があった。
(発明の目的) 本発明は、前記欠点を解決し、希土類鉄ガーネット微粒
子の分散性が極めて良好な磁性塗料組成物を提供し、こ
れを用いて、磁気光学効果が大きく、高密度記録が可能
で、かつ磁性膜Φの磁性粒子の分散性が優れており、媒
体の光散乱が極めて少ない塗布型光磁気記録媒体を製造
しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、油溶性界面活性剤が被着された、平均粒子径
が30〜1000人である希土類鉄ガーネット微粒子を
、バインダーと共に有機溶媒に分散又は熔解させてなる
磁性塗料組成物に関する。
本発明における希土類鉄ガーネット微粒子としては、一
般式 R、BibFecM、 Ot+で表されるものが
用いられる。
前記一般式におけるRは、Y +La+Ce、Pr、N
d、Pn+Sm、 Eu、 Gd、 Tb、 Dy、 
Ho、 Er、 Tm、 Yb及びLuからなる群より
選ばれる一種以上の希土類元素を示す。
また、Mは鉄と置換可能な元素であり、旧、Ga。
Cr、 Mn、 sC,In、 Ru + Rh+ C
o、 Fe (II ) lCu、 N i+ Zn 
+ Ll + S+Ge Zr、Ti、Hf、Sn、P
b、Mo、 V及びNbからなる群より選ばれる一種以
上の元素を示す。Mの元素の中、3価元素のAI、Ga
、Cr、Mn、Sc、In、Ru、Rh及びCoは単独
で、2価元素のCo + F e + Cu + N 
1及びZn、又は1価元素のLiは、4価元素のSt、
Ge、Zr4i、llf、Sn、Pb及びMo、又は5
価元素のV及びNbとの組み合わせで3価と等価な元素
として置換されることが好ましい。
前記一般式におけるそれぞれの元素の割合は、a + 
b + c + d = 7.5〜B、 Ola 十b
 = 2.0〜3゜5、c + d = 4.5〜6.
 Ola = 0.5〜3.0、b−0〜2.5、c 
= 3.0〜5.0、d=0〜2.0であり、eは他の
元素の原子価を満足する酸素の原子数である。
特に、ガーネットの希土類元素の一部を好ましくは0.
25〜2.5のBiで置換することにより、ファラデー
回転角を大きくすることができる。また、鉄の一部を好
ましくは0.3〜2.0のMで置換することにより、キ
ュリー温度を下げ、飽和磁化を小さくすることができる
また、前記希土類鉄ガーネット微粒子のRの一部がさら
に、Pb、Ca、Mg等の2価元素で置換されてもよく
、その場合に、Mの4価又は5価元素で電荷補償しても
よい。
本発明における希土類鉄ガーネット微粒子の平均粒子径
は30−1000人、好ましくは100〜600人であ
る。平均粒子径が30人よりも小さくなると熱攪乱のた
めに超常磁性となってしまう。また、1000人よりも
大きくなると光の散乱が起こり、ノイズが発生するので
好ましくない。
また、粒子形状は光学的に対称であることが好ましく、
球状が望ましいが、多面体状、板状でもよい。
前記希土類鉄ガーネット微粒子の製造方法としては、前
述の特性を有する粒子が得られれば特に制限はなく、水
熱合成法、共沈法、熔融法、アルコキシド法、気相法等
の製造方法が用いられる。
以下に、共沈法により希土類鉄ガーネット微粒子粉末を
製造する方法を述べる。
前記一般式で表される希土類鉄ガーネットを構成する割
合で選ばれた各元素イオンを含む溶液と、水酸化アルカ
リとを、混合後の水酸化アルカリ濃度が0.1〜8モル
/lとなるように混合して沈澱物を生成させ、該沈澱物
を600〜900°C″c焼成することにより希土類鉄
ガーネット微粒子が得られる。
前記各元素イオンを含む溶液は、各元素の化合物、例え
ば、モYj酸塩、硫酸塩、塩化物等を溶媒に熔解して得
られる。
溶媒としては、前記各元素の化合物が溶解するものであ
ればよく、通常、水、アルコール類、工−チル類やそれ
らの混合溶媒が用いられる。
前記各元素イオンを含む溶液は、沈澱生成後のスラリ中
に含まれる全イオン濃度が0.01〜2.0モル/lと
なるように調製することが望ましい。
全イオン濃度が0.01モル/lよりも少ないと、ガー
ネットの生成量が少なく、また2、0モル/1よりも多
いと粒子が大きくなったり、異相が生成するので好まし
くない。
また、各元素イオンの割合は、前記一般式で表される希
土類鉄ガーネットを構成する各元素の割合で定まるが、
R及びBiについては、その必要量よりも10モル%程
度まで過剰に用いてもよい。
水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、アンモニア水等が用いられる。
水酸化アルカリの使用量は水酸化アルカリを混合した後
の溶液中の水酸化アルカIJ fi度が0.1〜8モル
/lとなる量が必要である。水酸化アルカリの量が少な
すぎると粒子が大きくなったり、未反応物が残ったりす
る。また水酸化アルカリを過度に多くするのは経済的で
ない。
前記各元素イオンを含む溶液と水酸化アルカリとを混合
する方法としては、例えば、各元素イオンを含む溶液を
水酸化アルカリの水溶液に添加する方法、両者を連続的
に混合する方法がある。また、沈澱生成は一度に行って
もよく、多段に行ってもよい。
次いで、得られた沈澱物を水洗して、遊離のアルカリ分
を除去した後、濾過、乾燥し、焼成することにより、希
土類鉄ガーネット微粒子が得られる。焼成温度は、希土
類鉄ガーネットの組成により異なるが、600〜900
 ”Cである。温度が低すぎると結晶化が十分でなく、
また温度が高すぎると粒子が大きくなったり、焼結が起
こるので好ましくない。焼成時間は10分〜30時間程
度が適当である。焼成雰囲気は特に制限されないが、一
般に空気雰囲気が便利である。
本発明においては、前記希土類鉄ガーネッ]・微粒子に
油溶性界面活性剤が被着される。
油溶性界面活性剤の被着は、有a溶媒に希土類鉄ガーネ
ット微粒子及び油溶性界面活性剤を添加し、分散処理を
施すことにより行われる。
油溶性界面活性剤としては、有機溶媒に可溶のものであ
れば、特に制限はなく、例えば、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、スルホコハク酸エステル塩
、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル
、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチ
レンアルキルアミド、第四アンモニウム塩等が用いられ
る。
油溶性界面活性剤の添加量は、希土類鉄ガーネット微粒
子に対して、1〜20重量%が好ましい。
次いで、前記油溶性界面活性剤が被着された希土類鉄ガ
ーネット微粒子が分散した有機溶媒に、さらにバインダ
ー及び有機溶媒を加えた後、分散処理することにより、
本発明の磁性塗料組成物が得られる。
バインダーとしては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共
重合体、塩化ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−
アクリル−無水マレイン酸共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、ニトロセルロース樹脂等のセルロ
ース誘導体、アクリル樹脂、ポリビニルアセクール樹脂
、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン樹脂、フェノキシ樹脂等が用いられる。
これらのバインダーは一種又は二種以上の混合物で使用
される。バインダーの添加量は、希土類鉄ガーネット微
粒子に対して、10〜40重量%が好ましい。
有機溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類
、メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール
等のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、乳酸エチル、エチレングリコールセノアセテート等
のエステル類、グリコールジメチルエーテル、グリコー
ルモノエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の
エーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素等が用いられる。
分散方法は特に制限はなく、通常の混練機、例えば、二
本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミ
ル、トロンごル、サンドグラインダー、高速インペラー
分散機、高速ストーンミル、ディスパーサ−、ニーダ−
1高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機等が用
いられる。
さらに、本発明の磁性塗料&[I酸物を基板上に塗布し
た後、乾燥処理等を施すことにより光磁気記録媒体が製
造される。
塗布方法としては、エアードクターコート、ブレードコ
ート、ロッドコート、押し出しコート、エアナイフコー
ト、スクイズコート、リバースロールコート、トランス
ファーロールコート、グラビアコート、キスコート、キ
ャストコート、スプレーコート、スピンコード等の方法
が挙げられる。
塗布される磁性層の厚さは、乾燥後の厚さで0.05〜
2.0μm、特に0.2〜1.0μmの範囲が記録ビッ
トの安定性の上で好ましい。
基板としては、特に制限はなく、単結晶基板、多結晶基
板、ガラス等の非晶質基板、その他複合基板等の無機材
料基板、またはアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等
の有機材料基板を用いることができる。
また、基板と磁性層の間又は磁性層の上に光反射層を設
けることが好ましい。
光反射層としては、Cu、Cr、AI、へg、^u、T
iN等が用いられる。この光反射層は、塗布法、めっき
法、蒸着法等により基板上又は磁性層上に形成される。
(実施例) 以下に実施例および比較例を示し、さらに詳しく本発明
について説明する。
尚、633 nmの光に対する光散乱の測定は、第1図
に示す装置を用いて行った。即ち、HeNeレーザー光
源からでた波長633nmの光を媒体の膜面に垂直に照
射し、媒体を通過して投影板に投影されたビームスポッ
トを赤外線カメラを通してモニターする。そして、得ら
れた光強度プロファイルをバックグラウンド(媒体を塗
布していない基板のみの場合)と比較することにより、
光散乱の度合を評価した。
実施例1 水酸化ナトリウム(NaOH) 1.18molを水8
0mflに溶解し、別に、硝酸イツトリウム[Y (N
(h) 3・6]1°O1O,122mol及び硝酸鉄
[Fe(No:+) :+・9HzO] 0.203m
olを水80−に溶解した。次いで、水酸化ナトリウム
溶液を攪拌しながら、硝酸溶液を徐々に滴下して中和を
行い、沈澱物を生成させた。
得られた沈澱物を水洗、濾過、乾燥した後、800°C
で坑底してガーネット微粒子を得た。
得られたガーネット微粒子は、平均粒子径390入であ
り、XwA粉末回折スペクトルおよび組成分析の結果、 Y s、 6Fes、 o 012 であり、ガーネット単相であった。
このガーネット微粒子4g及び油溶性界面活性剤として
ポリオキシエチレンアルキルエーテル型界面活性剤(ハ
イコール02;日光ケミカルズ■製)0.4gを混合有
機溶媒(トルエン4g、メチルエチルケトン4g及びシ
クロへキサノン4g)中に加え、サンドミル分散機で2
00Orpmで1時間分散処理を施して、ガーネット微
粒子に油溶性界面活性剤を被着させた。
次いで、この分散系にさらにバインダーとして塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体(MPR−DSA2:口伝化学
製)0.8gと混合有機溶媒(トルエン4g、メチルエ
チルケトン4g及びシクロへキサノン4g)を加えて、
サンドミル分散機で200Orpmで2時間分散処理す
ることにより、磁性塗料組成物を調製した。
得られた磁性塗料組成物をガラス基板上にスピンコータ
ーを用いて塗布して、光磁気記録媒体を得た。
得られた媒体の膜厚は0.5μrnであり、633nm
の光に対するファラデー回転係数は250deg/cm
であった。
また、上記波長の光に対する光散乱を調べた結果を第2
図に示す。第2図の透過光の散乱プロファイルは、ガラ
ス基板のみの場合とほとんど一致しており、極めて光散
乱が少ないことがわかった。
実施例2〜4 実施例1において、油溶性界面活性剤をポリオキシエチ
レンアルキルエーテルリン酸エステル型界面活性剤(D
DP−4;日光ケ5カルズ■製)、スルホコハク酸エス
テル塩型界面活性剤(OTP75;日光ケξカルズ■製
)、ポリオキシエチレンアルキルアミド型界面活性剤(
TDMNS8;日光ケミカルズ■製)にかえたほかは、
実施例1と同様にして磁性塗料組成物を調製し、これを
用いて光磁気記録媒体を得た。
得られた媒体について、633nmの光に対する光散乱
を調べたところ、透過光の散乱プロファイルは、ガラス
基板のみの場合とほとんど一致しており、極めて光散乱
が少ないことがわかった。
実施例5 水酸化ナトリウム(Na011) 1.93a+olを
水801RIlに溶解し、別に、硝酸ビスマス[Bi(
NO+)i・511 zol o、 020mol、硝
酸ジスプロシウム[口y(NOz) 3”5HzO] 
0.040mol、硝酸鉄[Fe(N03)i・9Hz
O]0.091mol及び硝酸アルQ ”−ラム[^1
(NO:+):+・9HzO]0.OlOmolを5N
=硝酸溶液220aeに溶解した。次いで、水酸化ナト
リウム溶液を攪拌しながら、硝酸溶液を徐々に滴下して
中和を行い、沈澱物を生成させた。
得られた沈澱物を水洗、濾過、乾燥した後、700°C
で坑底してガーネット微粒子を得た。
得られたガーネット微粒子は、平均粒子径380入であ
り、X線粉末回折スペクトルおよび組成分析の結果、 DYz、oBj+、oFe4.5Alo、5Otzであ
り、ガーネット単相であった。
このガーネット微粒子4g及び油溶性界面活性剤として
ポリオキシエチレンアルキルエーテル型界面活性剤(ハ
イコール02;日光ケミカルズ■製) 0.4 gを混
合有機溶媒(トルエン4g、メチルエチルケトン4g及
びシクロへキサノン4g)中に加え、サンドごル分散機
で200Orpmで1時間分散処理を施して、ガーネッ
ト微粒子に油溶性界面活性剤を被着させた。
次いで、この分散系にさらにバインダーとして塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体(MPR−DSA2:日清化学
製)0.8gと混合有機溶媒(トルエン4g、メチルエ
チルケトン4g及びシクロヘキサノン4g)を加えて、
サンドミル分散機で2000rpmで2時間分散処理す
ることにより、磁性塗料&fl底物を調製した。
得られた磁性塗料組成物をガラス基板上にスピンコータ
ーを用いて塗布して、光磁気記録媒体を得た。
得られた媒体の膜厚は0.5μmであり、633nmの
光に対するファラデー回転係数は2000deg/cm
、500 nmの光に対するファラデー回転係数は11
0000de / cmであった。
また、633nmの光に対する光散乱を調べたところ、
透過光の散乱プロファイルは、ガラス基板のみの場合と
ほとんど一致しており、極めて光散乱が少ないことがわ
かった。
実施例6〜8 実施例5において、油溶性界面活性剤をポリオキシエチ
レンアルキルエーテルリン酸エステル型界面活性剤(D
DP−4i日光ケミカルズ■製)、スルホコハク酸エス
テル塩型界面活性剤(OTP75;日光ケミカルズ■製
)、ポリオキシエチレンアルキルアミド型界面活性剤(
TDMNS8;日光ケ臭カルズ■製)にかえたほかは、
実施例5と同様にして磁性塗料組成物を調製し、これを
用いて光磁気記録媒体を得た。
得られた媒体について、633 nmの光に対する光散
乱を調べたところ、透過光の散乱プロファイルは、ガラ
ス基板のみの場合とほとんど一致しており、極めて光散
乱が少ないことがわかった。
比較例1 実施例1において油溶性界面活性剤を被着しなかったほ
かは、実施例1と同様にして磁性塗料組成物を調製し、
これを用いて光磁気記録媒体を製造した。
得られた媒体の膜厚は0.5μmであり、633nmの
光に対するファラデー回転係数は250deg/cmで
あった。
また、633nmの光に対する光散乱を調べた結果を第
3図に示す。第3図の透過光の散乱プロファイルは、裾
野がブロードになっており、またピークの半値中も拡が
っており、光散乱が起こっていることがわかった。
(発明の効果) 本発明の磁性塗料組成物は、希土類鉄ガーネット微粒子
が極めて良好に分散されているので、これを用いて製造
される光磁気記録媒体は、磁気光学効果が大きく、かつ
磁性膜中の磁性粒子の分散性が優れており、媒体の光散
乱が極めて少なく、高密度の光磁気記録に適している。
また、塗布法により製造することができ、生産性も良好
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、光磁気記録媒体の633nmの光に対する光
散乱の測定装置の概略図であり、第2図及び第3図は、
実施例1及び比較例1で得られた光磁気記録媒体の光散
乱プロファイルの測定結果を示す図である。 1−− He −N eレーザー(λ=633 nm)
2・・・・・・投影板 3・・・・・・赤外線カメラ 4・・・・・・モニター 5・・・・・・磁性膜 6・・・・・・基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  油溶性界面活性剤が被着された、平均粒子径が30〜
    1000Åである希土類鉄ガーネット微粒子を、バイン
    ダーと共に有機溶媒に分散又は溶解させてなる磁性塗料
    組成物。
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