JPH03270066A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH03270066A
JPH03270066A JP2068042A JP6804290A JPH03270066A JP H03270066 A JPH03270066 A JP H03270066A JP 2068042 A JP2068042 A JP 2068042A JP 6804290 A JP6804290 A JP 6804290A JP H03270066 A JPH03270066 A JP H03270066A
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germanium
silicon
semiconductor device
insulating film
thin film
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JP2068042A
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Hiroshi Fujioka
洋 藤岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 半導体装置及びその製造方法に関し、 微細で高密度及び高性能な積層型半導体装置を再現性よ
く実現することを目的とし、 あらかじめ素子を形成されたシリコン基板上に最低1つ
のゲルマニウム素子が絶縁膜を介して形成されておりか
つそれぞれの素子が配線によって接続されているように
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は半導体装置及びその製造方法に関し、さらに詳
しく述べると、三次元構造を有する半導体装置(積層型
半導体装置)及びその製造方法に関する。本発明の半導
体装置は、シリコン素子及び該素子上に積層する形で形
成された少くとも1つのゲルマニウム素子から構成され
ている。
〔従来の技術〕
周知の通り、回路を層状に立体集積化してデバイスの高
密度化をはかったものに積層型半導体装置がある。積層
型半導体装置の基本的な一例はGibbons、Sem
1conductor International、
193Q年10月、Ill、 7に記載されるJMO3
T(Joint Gate MO5T)であり、第8図
に断面で示されるように、シリコン基板1上で、共通な
シリコンゲート(ジヨイントゲート)4をはさんで、上
下にnMO3,pMO3が配置されたCMO3構造をと
っている。なお、図中の2はフィールドSlO□膜、3
は下部ゲートSlO□膜、5は上部ゲートSlO□膜、
そして6はレーザ再結晶化ポリシリコンである。図中の
コンタクトにはアルミニウムが用いられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の積層型半導体装置では、上記したように、1層目
の素子にシリコンを使用するばかりでなく、2層目以降
の素子にもシリコンを使用してきた。
しかし、シリコンは熱的に安定でありかつ融点が高いた
め、製造途中における不純物活性化、酸化等のプロセス
に高温が必要であった。プロセス温度が高温であること
は、下層の素子を十分に微細化できない、下層にアルミ
ニウム配線を使用できない、といった問題があることを
意味する。また、シリコンでは、ホールの易動度(モビ
リティ)が電子のそれの2 X10’cnf/v、 s
に較べて著しく低い6 X103cnf/V、 sであ
るので、pチャネルMO3FETなどに適用した場合に
良好な性能を得ることができなかった。さらに、バイポ
ーラ素子に適用した場合には、ビルトインポテンシャル
が大きいために消費電力が大きいという問題もあった。
本発明の目的は、上記したような従来の技術の問題点を
解消して十分に実用性のある半導体装置を提供すること
、さらに詳しく述べると、微細で高密度及び高性能な積
層型半導体装置を再現性よく実現することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的は、本発明によれば、あらかじめ素子を形
成されたシリコン基板上に最低1つのゲルマニウム素子
が絶縁膜を介して形成されておりかつそれぞれの素子が
配線によって接続されていることを特徴とする三次元構
造を有する半導体装置によって達成することができる。
本発明による半導体装置は、シリコン素子とゲルマニウ
ム素子の組み合わせからなるいろいろな構成を有するこ
とができる。例えば、シリコン素子上に形成されるべき
ゲルマニウム素子は、好ましくは、HEMT、 HBT
、 MOSFETなどのユニポーラ型トランジスタまた
はバイポーラ型トランジスタあるいはホトダイオードな
どである。ゲルマニウム素子は、シリコン基板上に絶縁
膜を介して形成されたゲルマニウム薄膜上に作り込まれ
る。本発明の半導体装置は、好ましくは、次のような構
成を有することができる: (1)シリコン基板上にnチャネルMO8素子を形成し
かつゲルマニウム薄膜上にpチャネルM○S素子又はp
チャネル)IEMTを形成し、これらの素子を連動させ
てなるコンプリメンタリ−素子。なお、ゲルマニウム素
子上にさらにバイポーラ素子又はHBT素子をのせても
よい。
(2)上記コンプリメンタリ−素子(1)をメモリーセ
ルに用いた完全CMO3のSRAM0〈3)シリコン基
板上にCMO3素子を形成しかつゲルマニウム薄膜上に
バイポーラ素子又はHBT素子を形成したBiCMO3
素子。
(4)シリコン基板上にnチャネルMO3素子を形成し
かつゲルマニウム薄膜上にpチャネルMO3s子とバイ
ポーラ素子又はHBT素子を形成したBiCMO3素子
上記した装置(1)〜(4)は、好ましくは、−100
℃以下の温度で動作させることができ、実際、シリコン
単体のものを冷却する場合に較べて高性能を得ることが
できる。これは、−100℃以下の温度を適用した場合
、不純物準位が浅くてキャリアがフリーズアウトしに<
<、また、バンドギャツブナローイングをおこしにくい
からである。
本発明の半導体装置は、好ましくは、次のような手法に
従って製造することができる。この第1の製造方法は、 シリコン基板上に素子を形成してシリコン素子を得、 前記シリコン素子上に層間絶縁膜を形成し、前記絶縁膜
上にゲルマニウムを堆積してゲルマニウム薄膜を形成し
、 前記ゲルマニウム薄膜上に素子を形成してゲルマニウム
素子を得、そして 前記シリコン素子に前記ゲルマニウム素子を層間配線を
介して接続することを特徴とする。
この製造方法において、ゲルマニウム薄膜の形成は、よ
り大きなグレインサイズを得るため、(1)絶縁膜上に
予め堆積された多結晶状態のゲルマニウム薄膜にゲルマ
ニウム又はシリコンをイオン注入して格子を破壊してか
らアニールを行うこと、(2)非晶質状態のゲルマニウ
ムを堆積した後に300〜400℃の温度でアニールを
行うこと、あるいは(3)多結晶状態又は非晶質状態の
ゲルマニウムを堆積した後にそれにレーザ光、電子線、
赤外線などのエネルギー光を照射して再結晶化を行うこ
と、が推奨される。
また、本発明の半導体装置は、好ましくは、次のような
手法に従っても製造することができる。
この第2の製造方法は、 上記した第1の製造方法と同様にしてシリコン素子及び
層間絶縁膜を形成し、 前記層間絶縁膜の所定の部位に前記シリコン基板の表面
に達するコンタクトホールを形成し、前記コンタクトホ
ールの底面の露出せるシリコンを種として、ラテラル・
オーバークロス(LOG)法によって、前記絶縁膜上に
ゲルマニウムを成長させてゲルマニウム薄膜を形成し、 前記ゲルマニウム薄膜上に素子を形成してゲルマニウム
素子を得、そして 前記シリコン素子に前記ゲルマニウム素子を層間配線を
介して接続することを特徴とする。
この製造方法によると、LOG法を使い、低温プロセス
で高密度の積層ゲルマニウム素子を実現でき、また、従
来用いられていない部位をゲルマニウム単結晶の成長に
活用できるので2層以上のゲルマニウム薄膜を面積を節
約した形で成膜できる。また、先には列挙しなかったが
、この製造方法によれば、(5)下層にシリコンの信号
処理部を設けかつ上層にゲルマニウムの受光素子アレイ
を設けた積層素子、例えばCCDなども提供することが
できる。すなわち、本発明のゲルマニウムの受光素子ア
レイは長波長側に感度を有するので、より高められた感
度をもった素子を提供することができる。
〔作 用〕
比較のため、シリコン及びゲルマニウムの主たる特性を
次表にまとめる。
ゲルマニウム(Ge) シリコン(Si) 958、5 410 3X10’  XIO3 3X10’ 2X10’ 300〜450 000 50 000 67 1.11 本発明では、上記の表に示したようにゲルマニウムの融
点が低いので、素子作成のためのプロセス温度を下げる
ことができかつ、したがって、すでに素子を形成したシ
リコン基板上でも容易に素子を形成することができる。
また、容易に大きな単結晶領域を得ることができるので
、得られる素子、特に例えばバイポーラトランジスタの
性能が向上する。これらの性能の向上は特に、多層構造
のICにおいて上層にpチャネルMO3素子やバイポー
ラトランジスタを使った時に顕著である。
さらに、SRAMのセルに9MO3のゲルマニウムトラ
ンジスタを上層に使った構造を使用すると、面積縮小の
効果もあり、有利である。ゲルマニウムのバイポーラト
ランジスタを使用したBiCMO5は、ゲルマニウムバ
イポーラトランジスタが低温でもhFEが劣化しないた
め、液体N2温度で高速に動作できる。
また、ゲルマニウムは、低温で、しかも安定に選択エピ
タキシャル成長が可能であり、また、このエピタキシャ
ル成長をLOG法により行うと、小面積で素子を形成で
きるばかりでなく、得られるゲルマニウムの結晶性も良
好である。また、ホール及び電子の易動度が大きいので
、高性能の素子、例えばバイポーラ素子、CMO3素子
などの製造に有効である。さらにまた、バンドギャップ
が狭いので、より長波長の光に感度があり、よって、受
光素子の製造にも適している。
〔実施例〕
第1図は、本発明による積層型半導体装置の好ましい一
例を示した断面図である。シリコン基板1はその上方に
作成されたシリコン素子(ここではnチャネルMO3素
子)11を有する。シリコン素子11には、図示される
通り、ソース、ドレイン、ゲート電極などが形成されて
いる。シリコン素子11は、さらに、層間絶縁膜12を
介してその上方に作成されたゲルマニウム素子(ここで
はpチャネルMO3素子)14を有する。ゲルマニウム
素子14は、ゲルマニウム薄膜13及び該薄膜上に前記
シリコン素子11と同様に形成されたソース、ドレイン
、電極などからなる。シリコン素子11とゲルマニウム
素子14は配線15によって接続されている。
第1図の半導体装置は、例えば、第3A図〜第3F図に
順を追って示すプロセスで製造することができる。
先ず、第3A図に示されるようなnチャネルMO3素子
11を作製する。この素子は、p型シリコン基板1を用
意し、その基板の表面を酸化してフィールド酸化膜(S
10□)16を形成したり、シリコンゲート、ソース、
ドレインなどを形成したりした後、配線材料(ここでは
タングステン)を基板の表面全体にスパッタリングしか
つパターニングして配線17を形成することによって作
製することができる。
第3A図に示されるようなシリコン素子を形成した後、
第3B図に示されるように層間絶縁膜(S102) 1
2を素子11上に形成する。この層間絶縁膜は、例えば
、5i02をCVDで成膜する平坦化技術によって形成
することができる。
引き続いて、上層のゲルマニウム素子(pチャネルMO
3素子)の基板として用いるゲルマニウム薄膜13を形
成するく第3C図を参照〉。このゲルマニウム薄膜13
の形成には、本発明のゲルマニウム素子の作製にはグレ
インサイズの大きなゲルマニウム薄膜が適しているので
、例えば次のような方法を有利に用いることができる:
(1)Ge薄膜をCVD法などにより例えば3000人
の膜厚で形成した後、ゲルマニウムイオンを例えば5 
X1015/c++!、 40keVでイオン注入(I
ll、さらに350℃で10時間にわたってアニールす
る。なお、この際のアニール温度は約300〜400℃
が適当であり、1−もしくはそれ以上のグレインサイズ
が得られるであろう;及び(2)Ge薄膜をCVD法な
どにより例えば300人の膜厚で形成した後、250℃
に加熱し、そしてさらに出力20Wのアルゴンイオンレ
ーザを50用に絞って走査し、溶融再結晶化する。
引き続いて、第3D図に示されるようにゲルマニウム素
子の作り込みを行う。これは、前記第3A図のシリコン
素子の形成の場合と同様、フィールド絶縁膜(S102
)18を形成したり、ゲルマニウムゲート19、ソース
20、ドレイン21などを形成したりして実施する。よ
り具体的に説明すると、エツチングによりゲルマニウム
の素子領域を選択的に残した後、しきい値制御のために
As+イオンを5X10”/cutでIIL、550℃
の酸素雰囲気中で酸化を行い、さらに600℃のアンモ
ニア(NH3) 雰囲気中で窒化する。さらにLPCV
D法でp型ゲルマニウムを成長後、ゲートをエツチング
し、B+イオンを1X10”/cnfでIIしてソース
・ドレインを形成する。
ゲルマニウム素子の大半を形成した後、第3E図に示さ
れるように、下層のシリコン素子と上層のゲルマニウム
素子を接続するためのコンタクトホール22を形成する
。このコンタクトホールの形成はエツチングなどにより
行うことができ、また、上下の素子を配線できるのなら
ばその他のプロセスを用いてもよい。
引き続いて、第3F図に示されるようにゲルマニウム素
子の配線を行う。これは、例えば、5iO7のパッシベ
ーション膜(図示せず)を形成した後、基板の全面にス
パッタリングなどによってアルミニウム26を蒸着しか
つ先に形成したコンタクトホールもアルミニウム配線1
5を充填し、最後にゲー)19上のアルミニウム薄膜2
6をエツチングにより除去することによって行うことが
できる。このようにして、第1図に示しかつ先に説明し
た半導体装置(nチャネルMO3素子/pチャネルMO
3素子の積層型半導体装置)が得られる。
第2図は、本発明による積層型半導体装置の好ましい一
例を示した断面図である。図示の半導体装置は、ゲルマ
ニウム素子の基板がLOG法によりシリコン素子上に形
成された点を除いて第1図の装置とほぼ同じ構成を有す
る。すなわち、シリコン基板1はその上方に作成された
シリコン素子(ここではnチャネルMO3素子〉11を
有する。
シリコン素子11には、図示される通り、ソース、ドレ
イン、ゲート電極などが形成されている。シリコン素子
11は、さらに、層間絶縁膜12を介してその上方に作
成されたゲルマニウム素子(ここではpチャネルMO3
素子)24を有する。ゲルマニウム素子24は、基板と
なるゲルマニウム薄膜23及び該薄膜上に前記シリコン
素子11と同様に形成されたソース、ドレイン、電極な
どからなる。シリコン素子11とゲルマニウム素子24
は配線25によって接続されている。
第2図の半導体装置は、例えば、第4A図〜第4H図に
順を追って示すプロセスで製造することができる。
先ず、第4A図に示されるようなnチャネルMO3素子
11を作製する。この素子の作製は前記した第3A図の
素子の作製と同じように実施し得るので、ここでの詳細
な説明を省略する。
第4A図に示されるようなシリコン素子を形成した後、
第4B図に示されるように層間絶縁膜(SiO□〉12
を素子11上に形成する。
次いで、上層のゲルマニウム素子(pチャネルMO3素
子)の基板として用いるゲルマニウム薄膜を形成するた
め、第4C図に示されるようにシリコン基板1の表面に
達するコンタクトホール27を絶縁膜12上に開ける。
この穴開けは、例えば、CHF3カスを用いたりアクテ
ィブ・イオン・エツチング(RIB)  法により行う
ことができる。
コンタクトホールの形成後、第4D図に示さ:。
るように、露出せるシリコン基板1のシリコンを種とし
て、絶縁膜12上にゲルマニウム薄膜28をLOG法に
より選択的にエピタキシャル成長させる。なお、このよ
うにして成長したまSのゲルマニウム薄膜28は平坦で
なくてその上にゲルマニウム素子を作り込めないので、
エッチバック法により平坦化処理する。第4E図に示さ
れるような、T型バー構造を有しかつ膜厚が一定なゲル
マニウム薄膜23が得られる。
引き続いて、第4F図に示されるようにゲルマニウム素
子の作り込みを行う。これは、前記第3D図のゲルマニ
ウム素子の形成の場合と同様、フィールド酸化膜(S1
0□)29を形成したり、ゲルマニウムゲート19、ソ
ース20、ドレイン21などを形成したりして実施する
。より具体的には前記第3D図の説明を参照されたい。
ゲルマニウム素子の大半を形成した後、第4G図に示さ
れるように、下層のシリコン素子と上層のゲルマニウム
素子を接続するためのコンタクトホール30を、絶縁膜
12及びフィールド酸化膜29を貫ぬ<RIE法などに
より形成する。
引き続いて、第4H図に示されるようにゲルマニウム素
子の配線を行う。これは、例えば、基板の全面にスパッ
タリングなどによってタングステン26を蒸着しかつ、
あわせて、先に形成したコンタクトホール30にもタン
グステン25を充填することによって行うことができる
。最後にゲート19上のタングステン配線26を選択的
に除去すると、第2図に示しかつ先に説明した半導体装
置(nチャネルMO3素子/pチャネルMO3素子の積
層型半導体装置)が得られる。なお、図示の例ではシリ
コン素子上に1層のゲルマニウム素子しか積層されてい
ないけれども、LOG法を使用して2層もしくはそれ以
上のゲルマニウム素子を作り込むことも容易に可能であ
る。
本発明の半導体装置は、先にも述べたように、例えばH
EMT、 HBTFETなどのユニポーラ型トランジス
タ又はバイポーラ型トランジスタあるいはホトダイオー
ド、その他の構成をとることができる。
個々の装置の構成は先の説明から自明と思われるので断
面図を参照して詳細に説明しないが、参考までにいくつ
かの装置の具体例を以下に示す。
第5図は、本発明の積層型CMO3素子を回路図で示し
たものである。図示のような完全CMO3のSRAMの
セルにおいてはセル面積の縮小が重要であり、nチャネ
ル部基板シリコンでpチャネル部をその上層に用いるこ
とが検討されている。ここで、pチャネル部のトランジ
スタに本発明に従いゲルマニウム素子を使用すると、易
動度(モビリティ〉が大きいのでトランジスタのサイズ
を小さくできる。また、したがって、プロセス温度の低
温化もはかることができる。
第6図は、本発明の積層型BiCMO素子の構成を断面
図で示したものである。n゛シリコン基板lを有するシ
リコンCMO3素子31上には層間絶縁膜12を介して
、n゛ゲルマニウム基板23を有するゲルマニウムバイ
ポーラ素子32が形成されている(素子間の配線は省略
)。本発明では、上層にゲルマニウムバイポーラ素子を
使用することによって、易動性の効果で、ベース抵抗の
小さい高速トランジスタを実現できる。また、ゲルマニ
ウムは容易にグレインサイズを大きくできるので、バル
クなみの性能をもつトランジスタを実現できる(シリコ
ンでは、結晶性が悪いので、バイポーラ素子を土層にも
ってくることは不可能である)。さらにまた、この図示
の構造では、集積度が向上するのと同時にプロセスが通
常のBiCMO3素子に較べて簡単になる。さらに、ビ
ルトインポテンシャルもシリコンバイポーラ素子に較べ
て小さいので、消費電力の節約が可能である。さらにま
た、ゲルマニウムバイポーラ素子は低温動作が可能であ
るので、冷却によって性能が向上するCMO3素子との
組み合わせで、低温動作により適した素子が提供される
第7図は、本発明のnMO3/pMOsコンプリメンタ
リ−素子の構成を断面で示したものである。n゛シリコ
ン基板lを有するnMO3素子33上には層間絶縁膜1
2を介して、n゛ゲルマニウム基板23を有するpMO
3素子34が形成されている(素子間の配線は省略)。
第7図のコンプリメンタリ−素子は、例えば、次のよう
にして作製できる:最初に、シリコン基板1上に0.5
印ルールで微細にMOS 33を作成する。
その後、L[lC口S法によりシリコン酸化膜12を形
成し、さらにこのシリコン酸化膜にコンタクトホールを
開ける。ゲルマニウムの選択エピタキシャル成長のため
、基板温度300〜650℃、例えば450℃、圧力2
トル以下、例えば0.3トル、そしてゲルマンガス流量
IQQcc/secでLPCVDを行う。形成されたゲ
ルマニウムのエピタキシャル成長層をエッチバック法に
より平坦化した後、そのゲルマニウム薄膜(基板)23
上にpMO3FET 34を作成する。
この9M口5FETの作成は、作成途中の基板を550
℃の酸素雰囲気中で酸化して行う。この酸化後、基板を
550℃のアンモニア中で窒化し、p型のポリゲルマニ
ウムを形成し、さらに、0.67−のゲートを形成後、
ソース・ドレインにB゛イオン30keV及び1×10
I5/cdでIIする。さらにその後、基板を550℃
で30分間にわたってアニールして活性化する。引き続
いて、アルミニウム配線によってCMO5のゲートを形
成し、図示のコンプリメンタリ−素子が完成する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、600℃の低温でTPTやバイポーラ
素子を形成でき、また、すでに素子を形成した基板上に
も形成できる。特に本発明のpチャネルGeMO3)ラ
ンジスタを上層に使ったCMO8素子では、トランジス
タの高性能化、トランジスタサイズの縮小、プロセス温
度の低下などが期待できる。また、本発明でもって上層
にバイポーラ素子を使った構造の素子が実現でき、チッ
プサイズの縮小の効果がある。さらに、ゲルマニウムバ
イポーラトランジスタはベース抵抗が小さく高速化に向
いており、さらに消費電力の低減が可能である。
なお、このバイポーラトランジスタをBiCMO3に利
用すると工程の簡略化ができる。さらにまた、このBi
CMO3は液体窒素温度でも動作でき、高速化に有利で
ある。さらにまた、本発明によれば、積層型素子を微細
化するばかりでなく、高密度化もできかつ再現性も改良
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の積層型半導体装置の好ましい一例を
示した断面図、 第2図は、本発明の積層型半導体装置のもう1つの好ま
しい例を示した断面図、 第3A図〜第3F図は、第1図に示した半導体装置の製
造プロセスを順を追って示した断面図であり、 第4A図〜第4H図は、第2図に示した半導体装置の製
造プロセスを順を追って示した断面図であり、 第5図は、本発明の積層型CMO3素子の回路構成を示
1.た略示図、 第6図は、本発明の積層型BiCMO3素子の構成を示
した断面図、 第7図は、本発明のnMO3/pMOsコンプリメンタ
リ−素子の構成を示した断面図、そして第8図は、従来
の積層型半導体装置の構成を示した断面図である。 図中、lはシリコン基板、11はシリコン素子、12は
層間絶縁膜、13はゲルマニウム薄膜、14はゲルマニ
ウム素子、モして15は配線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、あらかじめ素子を形成されたシリコン基板上に最低
    1つのゲルマニウム素子が絶縁膜を介して形成されてお
    りかつそれぞれの素子が配線によって接続されているこ
    とを特徴とする三次元構造を有する半導体装置。 2、請求項1に記載の半導体装置を製造するに当って、 シリコン基板上に素子を形成してシリコン素子を得、 前記シリコン素子上に層間絶縁膜を形成し、前記絶縁膜
    上にゲルマニウムを堆積してゲルマニウム薄膜を形成し
    、 前記ゲルマニウム薄膜上に素子を形成してゲルマニウム
    素子を得、そして 前記シリコン素子に前記ゲルマニウム素子を層間配線を
    介して接続すること、を特徴とする半導体装置の製造方
    法。 3、請求項1に記載の半導体装置を製造するに当って、 シリコン基板上に素子を形成してシリコン素子を得、 前記シリコン素子上に層間絶縁膜を形成し、前記層間絶
    縁膜の所定の部位に前記シリコン基板の表面に達するコ
    ンタクトホールを形成し、前記コンタクトホールの底面
    の露出せるシリコンを種として、ラテラル・オーバーク
    ロス法によって、前記絶縁膜上にゲルマニウムを成長さ
    せてゲルマニウム薄膜を形成し、 前記ゲルマニウム薄膜上に素子を形成してゲルマニウム
    素子を得、そして 前記シリコン素子に前記ゲルマニウム素子を層間配線を
    介して接続すること、を特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP2068042A 1990-03-20 1990-03-20 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH03270066A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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