JPH03269022A - 繊維補強pvcシートの製造方法 - Google Patents

繊維補強pvcシートの製造方法

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JPH03269022A
JPH03269022A JP6995690A JP6995690A JPH03269022A JP H03269022 A JPH03269022 A JP H03269022A JP 6995690 A JP6995690 A JP 6995690A JP 6995690 A JP6995690 A JP 6995690A JP H03269022 A JPH03269022 A JP H03269022A
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chloride resin
sheet
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Kouichi Karikaya
孝一 刈茅
Toshiyuki Suzuki
俊之 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、機械的性質に優れた繊維補強PVCシートの
製造方法に関するものである。
(従来の技術) ポリ塩化ビニル樹脂は汎用プラスチックのなかで、耐水
、耐薬品性、難燃性に優れ、機械的性質も良好で価格も
比較的安価なので建築部材として使われている。近年は
、ガラス繊維などのマット、不織布、ロービングなどに
ポリ塩化ビニル樹脂を含浸したプリプレグシートを用い
て、複合成形体を製造する技術について多くの研究がな
されてきた。そして、ガラスロービング強化長繊維を一
方向に配向分散したポリ塩化ビニル樹脂もしくはその共
重合体を芯材層とし、その両面に硬質塩化ビニル樹脂層
を被覆することにより、低伸縮、高弾性、耐水、耐薬品
性という長所が成形体に発現されているとともに、その
繊維強化シートを多層積層することで強度、剛性に優れ
た構造材料が得られている。
(発明が解決しようとする課!!り ところで、ポリ塩化ビニル#iJ脂は熱分解しやすいと
ころから、ポリ塩化ビニル樹脂エマルシランもしくは可
塑剤にて希釈したペーストを繊維に含浸加熱してシート
に成形していた。しかし、このようなシートの成形では
、前者はゲル化に、後者は樹脂の軟質化のために各種の
溶液を使用するので、繊維補強PVCシートは、繊維配
向と直角方向の強度、耐衝撃性、剛性が本来硬質ポリ塩
化ビニル樹脂が持つものに比べて低かった。また、ポリ
塩化ビニル樹脂粉体を粉のまま含浸し加熱しシート化す
る方法も知られているが、これもゲル化に問題があり、
所望の性能がなかなか得られないものであった。
本発明は、上記の問題点を解決するものであり、その目
的とするところは、強度、耐衝撃性、剛性が十分に改善
された繊維補強PVCシートの製造方法を提供すること
にある。
(問題を解決するための手段) 本発明による繊維補強PVCシートの製造方法は、連続
する多数の長繊維集合体を、開繊しながら該長繊維集合
体に粒子径20μ閣以下の粉砕したポリ塩化ビニル樹脂
を主成分とする配合物を含浸し、加熱圧着してシート化
することを特徴とする。
また前記ポリ塩化ビニル樹脂を主成分とする配合物が粒
子径100〜200μ−に造粒されたポリ塩化ビニル樹
脂を主成分とするものが好ましい。
本発明に用いられる長繊維集合体は、モノフィラメント
等の長繊維が集合したもので、長繊維とはLosm以上
の繊維をいい、10s−以下だと成形体中の繊維配向度
の低下、含浸樹脂消費量の増加等をきたし、所望の物性
が得られない、繊維は、直径が数μ口〜数十μ鴎のモノ
フィラメント数百本〜数千本が集合したロービング、ヤ
ーン、ストランド、または織布、不織布、紐状、テープ
状、ネット状等その名称、形状は問わず適宜にえらばれ
る。
繊維としては、ガラス繊維、金属繊維、セラミック繊維
、炭素繊維、ポリエステル繊維、エコノール繊維、ポリ
エチレン繊維、ビニロン繊維、アラミド繊維、ケブラー
繊維、ナイロン繊維、綿等、無機繊維、有機繊維、天然
繊維、合成繊維等その材質は問わず適宜にえらばれる。
これらの繊維は、強化繊維モノフィラメントが収束剤に
より収束されたものを使用する場合には、収束剤の付着
量が1重量%以下、さらには0.5重量%以下であるこ
とが好ましい、1重量%を超えると、強化繊維モノフィ
ラメント単位に開繊し分離するのが困難となる。
ポリ塩化ビニル樹脂を主成分とする配合物としては、ポ
リ塩化ビニル系樹脂を主要成分として懸濁重合にて得ら
れた種々の重合度のもの、グラフト重合、ブロック重合
等の共重合体等、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重合体、エチレン−
塩化ビニル共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体
、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニ
ル−メタクリル酸エステル共重合体等が挙げられ、用途
2.必要な性能に応じて適宜選択される。
また、滑剤、安定剤、可塑剤、充填荊、改質剤等が必要
に応じて適宜添加される。
本発明において用いられるポリ塩化ビニル樹脂を主成分
とする配合物は、科学的または機械的に粉砕されたもの
または造粒されたものである。粉砕されたものは粒子径
20μ−以下であればよく、20μ−以上になるとゲル
化が困難になり、成形性において満足するものが得られ
ない、粉砕方法には、溶削に溶解させて乾燥析出後粉砕
する化学粉砕でもよいし、ボールミル、ジェットミル、
回転ハンマー、ロールミル等の機械的粉砕でもよい。
粒径の細かいものを得るためには適宜凍結した樹脂を粉
砕する方法がとられる。また、20μ−以下のものにつ
いては、より細かい粒径のものが望ましいが、前述のよ
うな方法にて粉砕した場合、5μ−程度が下限となりこ
の程度の粒径で充分である。
造粒したものを用いる場合のポリ塩化ビニル樹脂の造粒
方法としては、スーパーミキサー等で配合物を混合する
際に温度、時間を調節することで必要な粒径に凝集され
る。この時、凝集を積極的に進める方法として、粘着性
液状成分が添加される。液状成分としては、合成樹脂、
安定剤、可¥剤等の有機化合物がある。また、粒径とし
ては、100〜200μmが望ましい、それは、粒子径
が大きくなると、粒子のかさ比重が大きくなるため、流
動床での樹脂流動状態が悪くなり、均一に樹脂が含浸し
たシートが得られない、また、逆に粒子径が小さくなり
すぎると、流動床での樹脂の飛散が増大し、均一に樹脂
が含浸したシートが得られない、したがって、粉砕され
た粒子を造粒し、好適な粒径にしたものを適用すること
が存用である。
以下、図面を参照しながら本発明を説明する。
図において、1は多数のモノフィラメントからなる長繊
維集合体である強化繊維、2は強化繊維の巻かれたロー
ビングボビン、3は強化繊維1のモノフィラメントを開
繊しながら粉体状のポリ塩化ビニル樹脂4を含浸する流
動床、5は加熱圧着ロール、6は巻取りロール、7は巻
取機、8は繊維補強pvcシートである。
強化1a維1を流動床3中を通すことによりモノフィラ
メントに開繊し、これにより粉体ポリ塩化ビニル樹脂が
均一に含浸する。ここで、強化繊維1とポリ塩化ビニル
樹脂4の含有量は適宜選択できるが、理論上繊維含有量
9vo1%程度が上限となり、それ以上の充填率になる
と繊維の合着が不完全であるために所望の性能は得られ
ない。
次いで、モノフィラメント間にポリ塩化ビニル#11脂
が均一に含浸した強化縁M1は、加熱圧tI。
−ル5にて樹脂が加熱圧着され、シート状に形成され一
体化されることにより繊維補強PVCシート8が製造さ
れる。また、このとき繊維補強P■Cシート8の厚みが
規制される。得られた繊維補強PVCシート8の断面図
は第2図のようになる。
(作用) 本発明の製造方法においては、連続する長繊維集合体を
なす強化繊維をモノフィラメントに開繊しながら、該強
化繊維に機械的もしくは化学的に粉砕されたポリ塩化ビ
ニル樹脂の粒子を流動床にて含浸させ、加熱圧着してシ
ート化しているので含浸性にすぐれる。特に−度粉砕し
た粒子を造粒して適当な粒径にしたものは、流動床での
含浸性にすぐれる。
(実施例) 以下、本発明の実施例および比較例を示す。
1差Ju1 強化繊維には、ガラスロービング(日東紡(株)#44
00) 、ポリ塩化ビニル樹脂を主成分とする配合物と
しては、信越化学(株)tK −700のポリ塩化ビニ
ル樹脂(原料平均粒径200 a m)を20μ園以下
に調製し、安定側2phr、滑w11phrとともにス
ーパーミキサーにて100μ−に造粒したものを用いた
この配合物の流動床で強化繊維を開繊しながら強化繊維
に含浸し、次いで、ロール温度180℃で加熱圧着して
繊維補強PVCシートを作成した。シートの厚みは0.
5ms 、ガラス繊維層のガラス含有率は30vo 1
%、巾は300mmであった。
X施朋−2− ポリ塩化ビニル樹脂を主成分とする配合物として、信越
化学(株)#MA800Sの塩化ビニル−酢酸ビル共重
合体(原料平均粒径150μ−)を用いたこと以外は、
実施例1と同様にした。
実l主 粉砕したポリ塩化ビニル樹脂を造粒しなかったこと以外
は実施例1と同様にした。
n例」− ポリ塩化ビニル樹脂を冷凍粉砕し2μ−以下にした以外
は実施例1と同様にした。
夫施貫) 繊維含有量が20vo1%であったこと以外は実施例1
と同様にした。
上較貫土 市販のポリ塩化ビニル樹脂(平均粒径200μ−)をそ
のまま用いたこと以外は実施例1と同様にした。
4土較1 市販のポリ塩化ビニル樹脂および酢酸ビニル樹脂(平均
粒径150 u *)をそのまま用いたこと以外は実施
例2と同様にした。
且較舅J− 市販ポリ塩化ビニル樹脂をそのまま用いたこと以外は実
施例5と同様にした。
上記で作成したサンプルについて、以下のように評価を
してゲル化度と繊維配向方向の引張強度、Dupon 
を衝撃試験を行った。その結果、実施例のものは比較例
のものに比べていずれの結果もよかった。試験結果を表
−1に示した。
ゲル化度測定は、サンプルを溶剤浸漬前後の重量変化を
測定することにより樹脂のゲル化度を算出した。
繊維配向直角方向引張試験は、作成したサンプルをダン
ベル状に裁断し繊維配向直角方向の引張強度を測定した
Duponti撃試験は、作成したサンプルを20 X
 20−に裁断した試料片について行った。
角方向の強度、シートの衝撃強度、および剛性に優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の繊維補強PVCシートの製造方法の一
工程例を示す説明図、第2図は本発明により得られた繊
維補強PVCシートの断面図である。 I:強化繊維 3:流動床 4:ポリ塩化ビニル樹脂 5:加熱圧着ロール 8:繊維補強PVCシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続する多数の長繊維集合体を、開繊しながら該
    長繊維集合体に粒子径20μm以下の粉砕したポリ塩化
    ビニル樹脂を主成分とする配合物を含浸し、加熱圧着し
    てシート化することを特徴とする繊維補強PVCシート
    の製造方法。
  2. (2)請求項1記載の前記配合物が粒子径100〜20
    0μmに造粒されたポリ塩化ビニル樹脂を主成分として
    いることを特徴とする繊維補強PVCシートの製造方法
JP2069956A 1990-03-20 1990-03-20 繊維補強pvcシートの製造方法 Expired - Fee Related JPH0776276B2 (ja)

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JPS60112428A (ja) * 1983-11-21 1985-06-18 シルバトラム,エス,ア−,エム 複合製品の製造方法
JPS61252107A (ja) * 1985-05-02 1986-11-10 Isamu Kaji 導電性構造物の製造法
JPS6327208A (ja) * 1986-07-19 1988-02-04 Toho Rayon Co Ltd 繊維強化熱可塑性樹脂プリプレグの製造方法

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