JPH03268944A - ゴムシートの転写方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、表面がゴム又はゴム状弾性体よりなる帯状
部材、とくには、タイヤ構成要素であるカーカスプライ
材、またはベルト材の幅方向端縁に沿ってゴムシートを
転写する転写方法及びその装置に関するものである。

（従来の技術） 左右一対のビードワイヤー周りに、両端部をそれぞれ巻
上げ折返し、タイヤのトロイダル状（円環状）の形状を
形造り、必要に応じてその内部に内圧を充填するカーカ
スプライ材、並びにタイヤのトレンド部とカーカスプラ
イ部との間に配置されて路面からのカーカスに対する衝
撃を吸収し、また、カーカスの内圧による成長をコント
ロールするベルト材は、タイヤの主要な構成要素として
、有機又は無機質の補強繊維コードを一方向に配列し、
薄いゴムで被覆して所定の寸法に裁断さて使用される。

ところが、タイヤが車両に取付けられて使用される際に
は、タイヤに課せられる荷重や内圧によって、上記カー
カスプライの折り返し部の末端やヘルド材の幅方向の末
端に局所的な応力の集中が発生し、容易に破損すること
がある。

そこで、上記カーカスプライ材及びヘルド材の幅方向端
縁に沿って幅狭の薄いゴムシートを張り合わせてそれぞ
れの端部を補強し、そこからの損傷を防止するのが通例
であった。

（発明が解決しようとする課題） そのようなゴムシートは、従来、適当なローうにより前
処理された出発材料を、カレンダーロールを介して所定
寸法のゴムシートに形成し、帯状部材の幅方向端縁に沿
って人手により張り合わせていたが、張り合わせ作業に
は練度が必要とされ、生産性が悪いなどの欠点があり、
一方、カレンダーロールを用いた場合には、微妙なりラ
ウン及び温度調整を必要とするほか、装置の占有空間が
大きくなると共に、高価格となる等の問題があった。

本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり
、装置占有空間が小さく、また低価格で人手を介すこと
なくゴムシートを確実に帯状部材に張り合わせることが
できる転写方法及び装置を提供することをその目的とす
る。

（課題を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明方法にあっては、押出
機から連続して押出される細幅のゴムシートを、搬送さ
れる帯状部材の表面に帯状部材搬送方向に転写するに際
し、押し出されるゴムシートを停留可能に、その幅方向
の運動を規制しながら送り出し、ゴムシートの前端部を
回転可能な転写ドラムの円筒状外周面に位置させる工程
と、転写ドラムの回転軸線に交差して搬送される帯状部
材の搬送運動に合わせて転写ドラムを回転させ、ゴムシ
ートの前端部を帯状部材の前端部に密着させる工程と、
帯状部材の後端部に合わせて転写ドラムの回転を停止し
、ゴムシートにその幅方向に延在する切込みを形成し、
帯状部材の搬送運動により、ゴムシートを分離させる工
程とを具えてなる。

また、本発明装置は、帯状部材の端部に沿って、ｔ［の
ゴムシートを転写する転写装置であって、帯状部材を長
さ方向に搬送するコンベヤと、コンベヤの中間に近接し
てその搬送方向にほぼ直交して配置された回転自在な円
筒状の転写ドラムと、コンベヤを介して転写ドラムに対
向配置され、コンベヤを転写ドラム方向に押上げ可能な
圧着手段と、細幅のゴムシートを連続して成形する押出
機と、成形されたゴムシートを停留可能に蛇行搬送する
フェスツーンと、フェスツーン及び転写ドラム間に配設
され、フェスツーンからのゴムシートを転写ドラム上の
所定位置に案内するガイドと、転写ドラムの外周に沿う
ゴムシート部分に幅方向に延在する切込みを形成する回
転可能なカッターと、帯状部材の搬送位置に対応して転
写ドラム、圧着手段、そしてカッターの作動を制御する
制御手段とを具えてなる。

（作用） 押出機から供給されるゴムシートは、ガイドに沿って正
確に転写ドラムに搬送されるものとし、制御手段が、転
写ドラムの回転に協働するカッターを作動させて、その
幅方向に延在する切込みを形成する。そして、制御手段
が転写ドラムの回転を停止すると、切込みが形成された
ゴムシートは、コンベヤの搬送運動により、当該部分で
分離され、一方のゴムシート部分はコンベヤにより搬送
され、他方のゴムシート部分はその先端が転写ドラムに
密着保持されて準備位置を取る。

そこで、制御手段は、コンベヤの搬送運動、即ち帯状部
材の移動に応じて転写ドラムを回転させ、転写ドラムの
外表面部分に密着するゴムシートをその前端部が帯状部
材の前端部にもたらする一方、押圧手段を駆動してコン
ベヤを転写ドラム方向に押上げるので、ゴムシート前端
部を確実に帯状部材前端部に密着することができる。

そして、制御手段は、所定長さの帯状部材の後端部が転
写ドラム部に達したならば、カッターを駆動して、ゴム
シートにその幅方向に延在する切込みを形成し、転勤ロ
ーラの回転を停止させる。

ところが、コンベヤの搬送運動は継続して行われるので
、ゴムシートは当該切込み部分で分離され、分離された
帯状部材の長さ方向に沿って密着するのに対し、転写ド
ラム上に位置するゴムシート部分はその前端が転勤ドラ
ム上に密着して次の帯状部材に対する転写作業に備える
。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明方法及び装置を説明する。

第１図は、本発明に係るゴムシート転写装置を模式的に
示す図であり、既知の手段により予め製造された長尺の
帯状部材を搬送するコンベヤ１０は、環状をなす帯状の
走行ベルトからなる既知の構造をしたものであって、帯
状部材（図示せず）を待機位置まで搬送する第１コンベ
ヤ１０ａと、第１コンベヤの延長軸線上に整列配置され
、ゴムシートの転写に関与する第２コンベヤ１０ｂと、
第２コンヘヤに連続する第３コンベヤ１０ｃと、第１及
び第２コンベヤ間に配設され、第１コンヘヤによす配送
されてきた帯状部材を第２コンヘヤに受は渡すセンタリ
ングローラ１２とを具える。

第２コンヘヤｌＯｂの中間位置には、その搬送方向に直
交し第２コンヘヤ１０ｂの搬送面にほぼ平行な回転軸を
有する転写ドラム１４を、搬送面に近接させて配置する
。そして、この転写ドラム１４に隣接してカッター１６
を、その回転軸線が転写ドラムのそれとほぼ平行となる
よう配設する。また、転写ドラムを介してカッター１６
から離間する側に、ガイド１８を配設する。ガイド１８
はコンベヤの搬送方向に対して傾斜して配置され、その
一端は円筒形状をした転写ドラム１４の外表面に接近し
て位置し、その他端はフェスツーン２０に対向する。

フェスツーン２０は、後述する押出機から連続的して押
出されるゴムシートを適宜に停留させ、ガイド１８を介
して転写ドラム１４にゴムシートを供給するものであり
、ゴムシートを連続的に押出し成形する押出機２２に隣
接している。

押出機２２は、連続的にゴムシートを押出し成形できる
既知の小型の押出機である。また、本実施例では、帯状
部材に転写されるゴムシートの形状寸法を安定したもの
とするため、押出機２２とフェスツーン２０と間に、所
定のコンタ−が形成された一対のローラを具えるローラ
ダイ２２ａと、ローラダイから送り出されるゴムシート
が所定の寸法から外れている場合に警報信号を出力する
検出機２２ｂとを直列に配置した。したがって、押出機
２２により連続的に押し出されるゴムシートは、ローラ
ダイ２２ａ及び２２ｂを経てフェスツーン２０に到り、
ガイド１８を介して転写ドラム１４に誘導される一方、
万一、所定形状から外れたゴムシートが押出機から供給
されたならば、検出機２２ｂによりその異常を直ちに知
ることができる。勿論、検出機２２ｂから信号により、
装置の作動を停止させる構成とすることもできる。

この転写ドラム１４は、第２図（ａ）に示したように、
適当なフレーム２４に取り付けられて第２コンヘヤ１０
ｂの幅方向に移動可能な支持板２６に固着した、これも
第２コンベヤの幅方向に相互に平行に離間する一対のサ
イドプレート２８に、その両端が回動自在に支持される
。また、転写ドラム１４の軸線に平行な回転軸線を有す
るカッター１６は、対をなすサイドプレートからそれぞ
れ突出させたブラケント３０にその両端がそれぞれ回動
自在に支持され、回動軸線方向に沿ってその外周に延在
する切断刃を有する。そして、それら転写ドラム及びカ
ッターは、個別の電動モータの回転軸に巻回したヘルド
によりそれぞれ駆動される。なお、本実施例装置では、
帯状部材の幅方向の各端部に転写ドラム及びカッタをを
それぞれ一個ずつ配置する構成としたが、これに限定さ
れるものではなく、帯状部材の幅方向に延在する回転軸
を有する単一の転写トラムを用いることもできる。

対をなす各転写ドラム１４の周方向の所定位置にそれぞ
れゴムシートを案内するガイド１８は、第２図（ａ）の
線ＪＴ−Ｈに沿う横断面を示す同図（ｂ）から明らかな
ように、断面がＬ字形状をなし一端がサイドプレート２
８に固着されて、フェスツーン方向に延在するアングル
材１８ａと、アングル材の延在方向に所定間隔をおいて
起立する取付はブラケット１８ｂと、アングル材にほぼ
平行に延在し各取付はブラケットのコンベヤ幅方向に離
間する各側面にそれぞれ一端が取付けられた一対のガイ
ド部材１８ｃとを具え、対をなす各ガイド部材１８ｃに
、その延在方向に一定間隔をおいて複数のローラ１８ｄ
の両端部を回転自在に支持する。

また、対をなすガイド部材１８ｃの間隔、つまりコンベ
ヤの幅方向の間隔は、ガイＦＩ８がフェスツーンから供
給されるゴムシートの幅より僅かムこ大きいか、又はほ
ぼ等しいものとし、各ガイド部材１８ｃの他端をフェス
ツーン２０に対向させて位置させ、フェスツーンからの
ゴムシートが確実にガイド１８に供給されることを担保
する。

それゆえ、ガイド１８は、フェスツーンから供給される
ゴムシートを、対をなすガイド部材１８ｃに回動自在に
両端部を支持したローラ１８ｄの転動、及び当該ガイド
部材による幅方向運動の規制下で、確実に転写ドラム１
４の外周面の所定位置にもたらすことができる。また、
支持板２６を第２コンヘヤの幅方向に適宜に変位させる
ことにより、転写ドラムのコンベヤに対する相対位置、
ひいてはゴムシートの帯状部材に対する相対位置を自由
に変更することができる。このため、本実施例では、支
持板２６をフレーム２４に固着されて第２コンヘヤの幅
方向に延在するレールに沿って移動し得る構成とし、そ
の位置調整を作業者が手動で行い得ることは勿論、既知
の駆動手段を用いて行うことができるようにした。

これに対し、第２コンベヤ１０ｂを介して転写ドラム１
４に対向させて押圧手段３２を配設する。この押圧手段
３２は、フレーム２４に一端が回動自在に支持されアー
ム部材３２ａと、このアーム部材の自由端に回転自在に
取付けられた押圧ローラ３２ｂと、一端がアーム部材３
２ａの中間部に相対回転自在に連結され、他端がフレー
ム２４に取付けられた流体圧シリンダー３２ｃとを具え
、流体圧シリンダー３２ｃの出力軸の進退により、アー
ム部材３２ａをその回動軸線の周りに回動させることよ
り、第２コンベヤ１０ｂの一部を転写ドラム１４方向に
押し上げ、また、押し上げた第２コンベヤを元の位置に
復帰させる。

一方、第１コンベヤ１０ａと第２コンベヤ】Ｏｂとの間
に配設されるセンクンリングローラ１２は、帯状部材の
搬送面を含む平面内でその搬送方向に直交して搬送方向
に相互に平行に離間配置した回転自在な複数のフリーロ
ーラと、搬送面に直交して起立配設されコンベヤの幅方
向に接近又は離間する相互に対をなす回転自在な複数組
の他のフリーローラとを具備するものを用いることとし
、起立して配設された各組のフリーローラを搬送方向に
延在する同一直線上に位置させて、搬送される帯状部材
の一方の側面に係合させることにより、転写ドラム１４
に対する帯状部材の相対位置を一定に維持させる。

また、第１コンベヤ１０ａのセンタリングローラ側端部
に、当該コンベヤにより配送される帯状部材の有無を検
知するセンサー３４、例えば、フォトトランジスターを
設けた。そして、制御手段は、光源からの光がコンベヤ
で搬送される帯状部材により遮断されることによるセン
サー３４から検知信号に基づいて、転写ドラム１４及び
カッター１６の回転を制御する。なお、本実施例では、
第２コンヘヤ１０ｂの上方に、押出機２２及びフェスツ
ーン２０を配置する構成としたので、転写装置の占有ス
ペースを小さくすることができる。

次に、押出機から連続的に供給されるゴムシートを、コ
ンベヤにより搬送される帯状部材に転写する方法につい
て第３図を用いて説明する。

第３図（ａ）に示したように、センサー３４が第１コン
ベヤ１０ａにより搬送さる帯状部材３６の先端を検知す
ると制御手段は、第１コンベヤ１０ａの作動を停止して
帯状部材３６を待機させる一方、カッター】６を図中矢
印で示す方向に回転させ、ガイド１８を介してフェスツ
ーン２０から連続的に転写ドラムに適用されているゴム
シート３８に、ゴムシートの幅方向に延在する切込みを
形成して転写ドラムの回転を停止させる。

このため、第２コンベヤ１０ｂの搬送運動により、ゴム
シート３８は当該切込み部分で分離され、分離さたゴム
シートの部分は、そのまま第２コンベヤにて搬送される
が、ゴムシートはそれ自身が薄く変形しやすいことから
、第２コンベヤ１０ｂと第３コンベヤ１０ｃとの間の間
隙から、別のコンベヤ１０ｄの上に又は回収箱内に落下
し、再利用されることとなる。

これに対し、転写ドラムの外周面には、ガイド１８を介
して通用されるゴムシートの前端部が、コンベヤの幅方
向の所定位置を取って待機することとなる。この際、注
意することは、転写ドラム１４が回転を停止した状態に
あっても、フェスツーン２０が押出機から供給されるゴ
ムシート３６の流れを吸収するので、押出機としては連
続的にゴムシートを押出し加工できるもので有れば良く
、それゆえ小型の押出機を用いることができ、従来のカ
レンダーロールを用いた装置又は方法に比して、設備費
及び稼働時における調整に要する時間を低減させ、合わ
せて有空間も小さなものとすることができる。

次に制御手段は、第１コンベヤＩＯａを起動し待機状態
にある帯状部材３６を、センタリングローラ１２を介し
て第２コンヘヤ１０ｂに移送し、その前端部を転写ドラ
ム１４の下方に位置させる。この様子を第３図（ｂ）に
示す。なお、符号４０は、第２コンベヤＩＯｂに所定の
張力を付与するカウンターウェイトである。

そこで、制御手段は、第２コンベヤの搬送運動に対応し
て転写ドラム１４をその軸線周りに回転させる一方、押
圧手段３２を起動し、押圧手段を構成する流体圧シリン
ダーにより、アーム部材を押上げさせる。このため、第
３図（Ｃ）に示したように、アーム部材の自由端部に配
設した押圧ローラ３２ｂが、カウンターウェイト４０に
抗して第２コンベヤｌＯｂを転写ドラム方向に押圧する
ので、帯状部材３６の幅方向の所定位置にもたらされた
ゴムシート３８が、転写ドラム１４０回転に伴って、同
図（ｃｉ）に示した如く帯状部材３６のそれぞれの端部
に圧着される。そして、制御手段は、ゴムシート３８の
前端部が帯状部材３６に圧着されたならば、押圧手段３
２を初期位置、即ちその流体圧シリンダーの出力軸が縮
小した位置に復帰させることとする。勿論、必要であれ
ば、押圧手段３２をその作動状態に維持させても良い。

そして、帯状部材３６の後端部が転写ドラム１４の下側
を通過したならば、第３図（ｅ）に示したように、制御
手段がカッター１６をその回転軸線周りに回転させ、転
写ドラムＩ４上に位置するゴムシート３８にその幅方向
に延在す切込みを形成させ、転写トラム１４の回転を停
止させる。ところが、第２コンヘヤ１０ｂはその搬送運
動を停止することがないので、ゴムシート３８は帯状部
材３６の移動により当該切込み部分で分離される。一方
、ゴムシート３８が幅方向の両端部に張りつけられた帯
状部材３６は、ゴムシート３８に比して充分な厚さを有
し、補強コードで補強されていることから剛性が高いの
で、第２コンヘヤ１０ｂ及び第３コンベ１０ｃとの間の
間隙を越えて第３コンベヤに移送される。

また、転写ドラム１４がその回転を停止してもゴムシー
ト３８は、フェスツーン２０に停留させることとができ
るので、押出機がゴムシートを連続的に供給しても何ら
不具合が生しることはない。

なお、帯状部材３６の後端部の検出は、転写ドラム１４
に隣接させて別のセンサーを配設し、当該センサーから
の検出信号に基づいて行い得ることば勿論、第１コンベ
ヤの端部付近に配設したセンサー３４が、帯状部材の通
過を検知してから所定時間経過した時に、帯状部材の後
端部が転写ドラム１４の下側を通過したものとしても良
い。

そして、停止させた転写ドラム１４を再び回転させると
、フェスツーン２０に停留されていたゴムシート３８は
、ガイド１８を介して転写ドラム１４に案内され、第３
図げ）に示したように、第２コンベヤ１０ｂによりコン
ベヤ１０ｄに搬送され、次の転写作業に備えるので、押
出機を停止しなくて良い。

（発明の効果） かくして、この発明によれば、ゴムシートを帯状部材に
人手を介することなく自動で転写させることができ、し
かもゴムシートを形成する押出機に小型のものを適用す
ることができるので、従来の転写方法及び転写装置に比
して、生産性を高めると共に、装置の占有空間を小さく
低価格なものすることができる。

しかも、人手を介さずゴムシートを転写するので、作業
者により転写作業のバラツキが少なく、また、押出機の
運転を停止することなく連続転写が行えるので、品質の
安定した転写作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るゴムシートの転写装置、第２図
（ａ）は、第１図に示す装置の一部を拡大して示す説明
図、 第２図（ｂ）は、第２図（ａ）の線ｍ−ｎに沿う断面図
、そして、 第３図（ａ）〜（ｆ）は、本発明方法によりゴムシート
を転写する方法を模式的に示す線図である。 １０−］コンベヤ　２’−センタリングローラ１４−転
写ドラム　　　　１６−　カッター１８−・−ガイド　
　　　　　２０−　フェスツーン２２−・押出機　　　
　　　２４−　フレーム３４−センサー　　　　　３６
・・−帯状部材３８−　ゴムシ一ト 第２図 第３図 Δ０ （ｄ） 第３図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、押出機から連続して押出される細幅のゴムシートを
   、搬送される帯状部材の表面に帯状部材搬送方向に転写
   するに際し、 押し出されるゴムシートを停留可能に、その幅方向の運
   動を規制しながら送り出し、ゴムシートの前端部を回転
   可能な転写ドラムの円筒状外周面に位置させる工程と、
   転写ドラムの回転軸線に交差して搬送される帯状部材の
   搬送運動に合わせて転写ドラムを回転させ、ゴムシート
   の前端部を帯状部材の前端部に密着させる工程と、帯状
   部材の後端部に合わせて転写ドラムの回転を停止し、ゴ
   ムシートにその幅方向に延在する切込みを形成し、帯状
   部材の搬送運動により、ゴムシートを分離させる工程と
   を具えてなることを特徴とするゴムシートの転写方法。 ２、搬送される帯状部材の表面に、細幅のゴムシートを
   帯状部材搬送方向に転写する転写装置であって、帯状部
   材を搬送するコンベヤと、コンベヤの中間に近接してそ
   の搬送方向にほぼ直交して配置された回転自在な円筒状
   の転写ドラムと、コンベヤを介して転写ドラムに対向配
   置され、コンベヤを転写ドラム方向に押上げ可能な圧着
   手段と、細幅のゴムシートを連続して成形する押出機と
   、成形されたゴムシートを停留可能に蛇行搬送するフェ
   スツーンと、フェスツーン及び転写ドラム間に配設され
   、フェスツーンからのゴムシートを転写ドラム上の所定
   位置に案内するガイドと、転写ドラムの外周に沿うゴム
   シート部分に幅方向に延在する切込みを形成する回転可
   能なカッターと、帯状部材の搬送位置に対応して転写ド
   ラム、圧着手段、そしてカッターの作動を制御する制御
   手段とを具えてなることを特徴とするゴムシートの転写
   装置。