JPH03268573A - 文書画像処理装置 - Google Patents

文書画像処理装置

Info

Publication number
JPH03268573A
JPH03268573A JP2067834A JP6783490A JPH03268573A JP H03268573 A JPH03268573 A JP H03268573A JP 2067834 A JP2067834 A JP 2067834A JP 6783490 A JP6783490 A JP 6783490A JP H03268573 A JPH03268573 A JP H03268573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character string
circuit
line
encoding
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2067834A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensuke Takai
高井 健介
Hideo Takemura
英夫 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2067834A priority Critical patent/JPH03268573A/ja
Publication of JPH03268573A publication Critical patent/JPH03268573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は文書画像処理装置に関し、特に、文書上の文
字および図形を含む画像情報をファクシミリ符号化して
送信するファクシミリ装置に関する。
[従来の技術] 文書画像を遠隔地へ送信する通信装置としてファクシミ
リ装置がある。このファクシミリ装置は、送信すべき文
書(以下、原稿と称す)上の画像(通常の文字、英数字
、符号、図形記号等すべての画像情報を含む;以下単に
文字列と称す)を2値化処理した後、ファクシミリ符号
化して送信する。このファクシミリ装置において用いら
れるファクシミリ符号化方式は、CCITT(国際電信
電話諮問委員会)勧告7.6に規定されているが、以下
に簡単に説明する。
第6八図ないし第6D図はファクシミリ符号化方式を説
明するための図である。まず、第6A図を参照し変化画
素について説明する。変化画素は、その“色” (すな
わち黒または白)か同一走査線上の直前の画素の色と異
なる画素として定義される。この変化画素は第6A図に
示すように次の5種類が存在する。
aO:符号化ラインB上の参照または起点変化画素。符
号化ラインBの初めにおいては、画素aOは、ラインの
最初の画素の直前に位置する仮想的白変化画素上に置か
れる。符号化ラインBにおける各画素の符号化の間は、
aOの位置は直前の符号化モード(後に説明する)によ
り定義される。
al、符号化ラインB上で画素aOより右の最初の変化
画素 a2.符号化ラインB上で画素a1より右の最初の変化
画素 bl:画素aOより右に位置しかつ画素aOと反対の色
を持つ参照ラインA上の最初の変化画素b2 参照ライ
ンA上で画素b1の右に位置する最初の変化画素 このファクシミリ符号化方式においては、符号化ライン
B上の変化画素の位置は、符号化ラインBまたはこの符
号化ラインB直上の参照ラインA上の参照画素の位置を
参照して符号化される。符号化ラインBの符号化が終了
すると、この符号化ラインBは、次の符号化ラインのた
めの参照ラインとなる。ある頁内における最初の符号化
ラインのための参照ラインは仮想的に白ラインが想定さ
れる。符号化ライン上の各変化画素の位置を符号化する
際には、次の3つの符号化モードの内から1つが選択さ
れる。
まず第6B図を参照してパスモードについて説明する。
このモードは変化画素a1の左側に変化画素b2が存在
することにより規定される。ただし、第6C図に示すよ
うに変化画素b2か変化画素a1直上に位置する場合に
はパスモードには該当しない。
次に第6D図を参照して垂直モードおよび水平モードに
ついて説明する。垂直モードが検知された場合、変化画
素a1の位置は、変化画素b1からの相対位置により符
号化される。相対距離a1b1は各々異なる符号で表わ
される7つの値■(0)、VR(1)、■11 (2)
、■、(3)、VL  (1) 、VL  (2) 、
VL  (3)のいずれかの値をとる。添字RとLは各
々変化画素a1が変化画素b1の右側に位置するか左側
に位置するかを示し、0内の数字は距離alblの値を
示す。
水平モードが検知された場合は、ランレングスaoal
およびa1a2の両方が符号H十M(aOal) 十M
 (ala2)を用いて符号化される。
Hは予め定められたフラッグ符号“001”である。M
(aoal)およびM(ala2)は各々ランanal
およびala2の長さと“色”を示す符号である。この
垂直モードおよび水平モードにおける符号はCCITT
勧告T、勧告跡により定められている。次に符号化手順
について第7図を参照して説明する。
第7図は、CCITT勧告T、勧告跡に示される符号化
手順を示す図である。この符号化手順により、符号化ラ
イン上の各変化画素を符号化する際に用いられる符号化
モードを検知する。3つの符号化モードの内の1つか以
下に述べる手順1または手順2に従って検知された場合
に、適当な符号か予め定められている符号表(CCIT
T勧告T、勧告跡ら選択される。以下に簡単に第7図を
参照して符号化手順について説明する。
まず、頁内の最初の符号化ラインに対する参照ラインと
して、仮想的に1ラインすべて白のラインが参照ライン
として想定される(ステップS2)。この参照ラインに
対し符号化ラインが設定される(ステップS4)。この
符号化ラインに対し、その第1画素の直前に変化画素a
Oが置かれる(ステップS6)。続いて、変化画素al
かこの符号化ラインにおいて検出され、参照ラインにお
いて変化画素b1.b2が検出される(ステップS8.
SIOおよび512)。
次に変化画素b2が変化画素a1の左側にあるか否かの
判定か行なわれる(ステップ514)。
このステップS14において、変化画素b2がalの左
側にあると判定された場合には、パスモードによる符号
化が行なわれる。このパスモードにおいては、符号“0
001” (CCITT勧告T、勧告跡用いて符号化さ
れる(ステップ516)。このパスモードによる処理の
後、変化画素b2の真下の画素aO′を次の符号化のた
めの新しい起点画素aOと見なす(ステップS18;第
6B図参照)。このステップ818の後にはステップS
8へ戻り、続いて処理が行なわれる。
ステップS14においてパスモードが検出されない場合
、ステップ520(手順2)へ移る。このステップS2
0においては、相対距離alblの絶対値が決定される
。1albll>3の場合、変化画素a2が検出される
(ステップ522)。
この後、水平モード符号“001′に引続いてランレン
グスanalおよびala2は各々−次元符号化により
符号化される(ステップ524)。
この符号化においては、0から63画素までのランレン
グスは、適当なターミネーティング符号だけを用いて符
号化される。このとき、黒ランと白ランに対しては異な
る符号表が用いられている。
64画素ないし2623画素までのランレングスは、初
めにそのランと等しいかまたはそれより小さいランレン
グスを示すメークアップ符号で符号化される。その後、
実際のランとメークアップ符号によって表わされたラン
レングスとの差を示すターミネーティング符号が続く。
2624画素またはそれ以上のランレングスは初めに2
560のメークアップ符号で符号化される。もし、ラン
の残り(最初の2560のメークアップ符号適用後)が
2560画素またはそれ以上の場合には、ランの残りが
2560画素以下になるまで、2560メ一クアツプ符
号で符号化される。その後、ランの残りは、上述したラ
ンの範囲に応じてターミネーティング符号またはメーク
アップ符号およびターミネーティング符号により符号化
される。この水平モード符号化処理の後、変化画素a2
が次の符号化のための新しい起点画素aOとされる(ス
テップ826)。
ステップS20において、1albll≦3の場合には
、alblは垂直モードで符号化され(ステップ528
)、その後変化画素a1が次の符号化のための新しい起
点画素aOとされる(ステップ530)。
ここで、各符号化ラインの最初の起点画素a0は仮想的
に最初の画素の直前に置かれており、白画素と見なされ
る。ラインの最初のランレングスaoalはaOal−
1で置換えられる。したがって、最初のランが黒であり
水平モード符号化で符号化されると考えられる場合、最
初の符号M(a、0al)は長さ0の白のランに相当す
る。
ステップS26およびステップS30の終了後、符号化
ラインの終端であるか否かの判定が行なわれる(ステッ
プ532)。すなわち、符号化ラインの符号化は、最終
の実在の画素の直後に位置する仮想変化画素の位置が符
号化されるまで継続される。この最終仮想画素の変化画
素は変化画素a1またはa2として符号化される。この
ステップS32において、また、符号化ライン終端に達
していないと判定された場合には、ステップS8へ戻り
、再び変化画素a1の検出からのステップが行なわれる
。ステップS32において、符号化ラインの終端である
と判定された場合には、続いてファクシミリブロックの
終端であるか否かの判定が行なわれる(ステップ534
)。まだファクシミリブロックの終端に達していないと
判定された場合には、現在の符号化ラインを次の符号化
ラインのための参照ラインに設定して(ステップ836
)、続いてステップS4.へ戻る。ファクシミリブロッ
クの終端であると判定された場合には、ファクシミリブ
ロックの最後にファクシミリブロック終端(E OF 
B)符号が付加される(ステップ538)。さらに、あ
る予め定められたブロックサイズにこの符号長を一致さ
せる必要がある場合には、ファクシミリブロック終端符
号EOFBの後にパッドピットが付加される(ステップ
540)。この動作により、ファクシミリブロックの文
字列の符号化か終了する。
[発明が解決しようとする課題] 従来のファクリミリ符号化方式においては、パスモード
、垂直モードおよび水平モードの3つの符号化モードの
内の1つにしたがって画像情報か符号化される。
この場合、読取装置により読み取られた文字列の変化画
素が検出され、そのランレングス長にしたがって符号化
が行なわれている。したがって、ある文字列において変
化画素が多く存在すればするほど、符号化されるべきラ
ンの数が多くなり、符号語の数も増大する。この符号語
の数が増大すれば当然のごとく、文字列の符号化に要す
る時間が増大し、かつ符号語の増大に伴って原稿送信に
要する時間も長くなる。
従来のファクシミリ装置等の文書画像処理装置において
は、原稿上の文字列が読取装置に対して傾いていてもそ
の傾き補正は行なわれていない。
したがってこのような原稿に傾きが存在する場合、文字
列のランレングスが相対的に短くなり、変化画素数が増
大し、原稿の傾きが存在しない場合に比べて原稿送信時
間が大幅に長くなるという問題が発生する。
それゆえ、この発明の目的は、原稿送信時間を短縮する
ことのできる改良された文書画像処理装置を提供するこ
とである。
この発明の他の目的は、原稿上の文字列が読取装置に対
して傾きを有していても、原稿送信時間が増大すること
のないファクシミリ装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る文書画像処理装置は、読取装置により読
取られた文字列に予め定められた演算処理を施して該文
書の読取装置に対する傾きを検出する手段と、検出され
た傾き情報に従って、読取られた文字列に予め定められ
た回転変換処理を施して文字列の傾きを補正して、補正
された文字列を導出する手段と、この補正された文字列
を所定の符号化方式に従って符号化する手段とを備える
[作用] 原稿上の文字列が傾いて読取られると、文字列、行間の
空白部および罫線が同一ライン上に混在し、ランレング
スが相対的に短くなり変化画素の数が増大する。
本発明の回転変換処理手段は、原稿上の文字列の傾きを
補正し、傾きのない文字列に変換する。
したがって、文字列、行間の空白および罫線はそれぞれ
異なるライン上に配列されることになり、ランレングス
の相対的短縮をなくすことができ、変化画素数を低減す
ることができる。符号化手段は、この傾き補正された文
字列を符号化しているので、文字列の符号語数を低減す
ることができ、これにより原稿送信時間を短縮すること
ができる。
[発明の実施例] 第1図はこの発明の一実施例である文書画像処理装置の
概略的構成を示すブロック図である。第1図において、
文書画像処理装置は、原稿(図示せず)を読取るための
スキャナ1と、スキャナ1からの読取られた画像情報を
格納する原画用メモリ2とを含む。この文書画像処理装
置はさらに、スキャナ1からの画像情報を1ラインづつ
順次格納するラインメモリ3と、ラインメモリ3からの
画像情報を読出して文字列を検出する文字列検出回路4
と、文字列検8回路4からの所定ライン分の文字列情報
に所定の演算処理を施して文字列の傾きθ(文字列、す
なわち原稿のスキャナの読取方向に対する傾き)を検出
する傾き検出回路5と、傾き検出回路5からの傾きθを
用いてラスタアドレス発生回路7からのラスタアドレス
をアフィン変換し、アフィン変換後のアドレスおよびそ
の周辺4画素のアドレスを出力するアフィン変換アドレ
ス発生回路6とを含む。ラスタアドレス発生回路7は、
スキャナ1の走査位置を示すアドレスを発生する。
この発明による文書画像処理装置はさらに、原画用メモ
リ2から読出された周囲4画素データを用いてアフィン
変換後のアドレス位置の画素情報を補間して出力する補
間回路8と、補間回路8からの補間画素情報を順次ラス
タアドレス発生回路7からのラスタアドレスに従って格
納する補正画用メモリ9と、補正画用メモリ9からの格
納情報を順次読出して2値化処理を施して2値画像情報
を出力する2値化回路10と、2値化回路10からの2
値情報を所定の符号化方式に従って符号化する符号化回
路11とを含む。符号化回路11から送信されるへき情
報が導出される。
第2図はこの発明に従う文書画像処理装置の動作を示す
フロー図である。以下、第1図および第2図を参照して
動作について説明する。
まず、スキャナ1は原稿を順次走査し、原稿上の画像情
報の白黒(濃淡)を示す情報を導出する(ステップ58
0)。スキャナ1の走査は、いわゆるラスクスキャン方
式に従って行なわれており、原稿上の1ラインづつ画像
情報の読取りが行なわれる。この上ラインの幅はスキャ
ナ1の大きさによって決定され、例えば8本/ m、 
mである。スキャナ1で読取られた画像情報は、原画メ
モリ2およびラインメモリ3へ伝達され、順次そこへ書
き込まれる。原画用メモリ2およびラインメモリ3への
書込アドレスは、原稿のスキャナ1に読取られた画素と
1対1に対応するようにたとえばカウンタなどを用いて
発生される。この画素の大きさはスキャナ1のたとえば
光電変換素子のサイズ、分解能どにより決定される。
ラインメモリ3に1ライン分の画像情報が書込まれると
、文字列検出回路4は、このラインメモリ3からの情報
を各ライン単位で比較し、全部内のラインから濃淡の変
化を有するラインへの変化ラインを検出することにより
文字列を検出する。
これは、ラインメモリ3に格納された1ライン分のデー
タを順次原稿の第1行目から監視し、その濃淡の変化を
監視することにより行なわれ、たとえば1ラインデータ
の画素情報の内、所定数以上の変化点情報が存在する場
合にその文字ラインは文字列を含むと判定される(ステ
ップ582)。
文字列検出回路4は、文字列を検出すると、この最初の
文字列の1ライン分から順次画像情報を傾き検出回路5
へ伝達する。傾き検出回路5は、文字列検出回路4から
の文字列検出情報に従って最初の文字列を含むラインか
らたとえば240ライン程度のラインの画像情報を用い
て文字列の傾きの検出を行う(ステップ584)。この
傾き検出回路5は、記憶装置および演算処理装置を有し
ており、240ライン分程度の画像情報を格納するとと
もに、この格納された画像情報に演算処理を施した後、
ふたたび記憶装置に処理後の画像情報を書込む。この傾
き検出回路5か行なう傾き検出の手順としては以下のよ
うなものがある。電子通信学会論文誌r84/11.V
o1.J67DNo、11  第1277頁ないし第1
284頁、中村等の「ミックスモード通信のだめの文字
領域抽出アルゴリズム」参照。
まず、各ラインの画素情報に対し拡大操作および縮退操
作を施し、文字列における連結領域を形成する。ここで
、拡大操作(mFn)’は、黒色画素が存在する場合、
この黒色画素の距離を横方向にn画素、縦方向の距離を
m画素拡大する操作である。縮退操作(mFn)−’は
、白色画素か存在する場合、この白色画素の横方向およ
び縦方向にn画素およびm画素白色画素領域を拡大する
操作である。ここで横方向および縦方向は原稿上での画
素の配列方向を示す。この文字列において形成された各
連結領域のうち、その中にホール(拡大及び縮小操作に
よる図形融合走査により閉領域の内部に生じる白色画素
の部分)が存在するものに対してはこのホールを除去す
る。ここで閉領域は連結領域内部に含まれる閉領域であ
る。次にホルの除去された連結領域を含むすべての連結
領域に対し細線化処理を行なう。これにより、各連結領
域は線画像に変換される。次に、この細線化処理により
得られた線画像に含まれる短線分および“ひげ”を除去
する。この“ひげ”の除去処理は、まず線画像において
端点を検出し、この端点から所定画素以内に分岐点が存
在すればこの端点から分岐点の間の線分を“ひげ”とみ
なしこの間の線分が除去される。この処理により文字列
は1本の線画像として抽出される。この抽出された線画
像のうち所定値以上の長さを有する線画像に対し端点の
座標を求める。この端点の座標を(X“y゛1)、(X
“+、y“、)とする。ただしtは1,2.・・・Kの
整数であり、線画像のラベルを示す。i、jは端点のラ
ベルを示す。この端点座標を用いて平均的傾きθを次式
に従って求める。
θ= (1/K) Σθ θ、=t an−’ ((y“ −X“ 、)) により求める。原稿の文字列の傾き抽aとしては、V’
  + )/ (x’ 上述のように文字列の膨張縮小操作および細線化処理に
より求めるのでなく、文字列の行間部分を検出しこの部
分の傾きを検出する構成としてもよい。
この傾き検出回路5により検出された傾きθはアフィン
変換アドレス発生回路6へ与えられる。
このとき検出化された傾きθが所定値以上たとえば30
度以上ある場合には、原稿の傾きが大きすぎて修正不能
であるとして、利用者に対し原稿の位置調整を指示する
表示を行なわせる。
アフィン変換アドレス発生回路6は、傾き検出回路5か
ら傾きθ情報を受けると、ラスクアドレス発生回路7か
ら与えられたラスクアドレスに対し次式で示すアフィン
変換を行なう。ここでラスクアドレス発生回路7は、順
次原稿上の画素位置を示すラスクアドレスを発生してお
り、たとえばカウンタを用いて構成される。
ここで(x、  y)はアフィン変換後の画素位置を示
す座標であり、(x、 y)は原画像の座標でありラス
クアドレス発生回路7からのラスクアドレス情報である
アフィン変換アドレス発生回路6は、また、このアフィ
ン変換後のアドレス(x、  y)の周囲4画素のアド
レスを算出して原画用メモリ2へ与える。ここで、アフ
ィン変換後のアドレス(Xy)から周囲4画素のアドレ
スの導出はたとえば、以下のようにして行なわれる。
各画素のアドレスは(k、  J)で表わされるとする
。ここで、kはスキャナ1の原稿を走査したときのライ
ン番号であり、lはライン上での画素の位置を示す。ア
フィン変換後のアドレス(X。
y)は一般には整数とはならない。そこで、アフィン変
換アドレス発生回路6は、このアフィン変換後のアドレ
ス(x、  y)の小数点第1位をX座標・およびy座
標それぞれについて切上げおよび切下げをすることによ
り、アフィン変換後のアドレス(x、y)を囲む周囲4
画素のアドレスを得ることができる。すなわち、第3図
に示すように、画素A、B、CおよびDは、アフィン変
換後の画素Pのアドレス(x、y)の少数部分の切下げ
および切上げを行なうことにより各アドレスを求めるこ
とが可能となる。これは原画像の画素の領域(第3図)
に実線で示す領域をそれぞれ4分割し、この4分割され
た領域(第3図に破線で示す)を内含する4点のアドレ
スを求めることに対応する。
ここで、第3図においては破線の交点位置に示す画像情
報が画素として原画用メモリ2に格納されている。
原画用メモリ2は、このアフィン変換アドレス発生回路
6からの周囲4画素のアドレスを受け、この4画素の濃
度値を出力して補間回路8へ与える。補間回路8は、こ
のアフィン変換後のアドレス(x、y)の濃度値Pを、
周辺4画素の濃度値A、  B、  CおよびDを用い
、次式%式% を用いて補間した濃度値Pを導出する。ここでW、、W
、I、WcおよびWDは重みづけ関数であり、アフィン
変換後のアドレス(x、y)と各画素のアドレスとの距
離に応して設定される。すなわち、補間回路8は、アフ
ィン変換アドレス発生回路6からのアフィン変換後のア
ドレス(x、y)を受けて最も近いアドレスの画素に対
する重みWを最も大きくし、最も遠い位置にある画素に
対する重みを最も小さくする。
ここで、アフィン変換後のアドレス(x、  y)に対
しては、その原稿の傾きによっては周囲に4画素が存在
しない場合も考えられる。この周囲に4画素が存在しな
い場合、周辺は白色画素であるとして濃度の補間か行な
われる。以上の処理によりアフィン変換による文字列の
回転補正が行なわれ、文字列の傾きが補正される(ステ
ップ586)。
この補間回路8で補間された濃度値Pは補正画用メモリ
9へ与えられる。補正画用メモリ9へは、ラスクアドレ
ス発生回路7からラスクアドレスが順次与えられている
。したがって、補間回路8からの補間濃度値情報が順次
ラスクアドレスに従って書込まれることになる。これに
より、補正画用メモリ9においては傾き補正された文字
列情報が順次格納されることになる。
2値化回路10は、この補正画用メモリ9に格納された
画素情報を順次読出す。このときの読出しアドレスは、
ラスクアドレス発生回路7からのアドレスを用いてもよ
く、補正画用メモリ9がデュアル・ポート・メモリであ
れば、補間回路8からのデータ書込みと2値化回路10
によるシリアルなデータ読出しとを同時に並行して行な
うことができる。2値化回路10は、この読出した画素
情報を所定のしきい値と比較し、その大小結果に応じて
“0゛1“の2値化処理を行なう(ステップ588)。
この2値化回路10により2値化された画像情報は、符
号化回路〕1へ与えられ、そこで所定のファクシミリ符
号化方式に従って符号化が行なわれる(ステップ590
)。
この符号化回路11からの符号化された画像情報は、順
次通信線(図示せず)を介し伝送される。
第4A図および第4B図に原稿の傾きによる符号化への
影響を示す。第4A図は、原稿の傾きが存在する場合の
各ラインにおけるランの分布を示し、第4B図はこの発
明に従って傾き補正された場合の原稿の傾きがない場合
の各ラインにおけるランの分布を示す。ここで第4A図
および第4B図においては62X13の画素の領域内に
おけるランの分布を示す。また2値化情報の符号化の際
、原稿の傾きは、文字列の周囲および内部では影響は少
なく、行間の空白および罫線なとランレングスの大きい
ものの影響が大きいため、この行間の空白および罫線の
みに対するランレングスの分布を示している。
第4A図および第4B図を比較すれば明らかなように、
原稿の傾きが存在する場合においては、行間の空白およ
び罫線か別のラインにまで延在し、この各ラインにおい
て分割されることになり各ラインの変化画素が増加する
。ここで第4A図において・で示されているのか変化画
素である。
一方、第4B図に示すごとく、原稿の傾きがない場合に
は、行間の空白および罫線は他のラインで分割されるこ
となく、同一ラインのみに存在しており、変化点画素は
大幅に減少している。ここで第4B図においては行間の
空白および罫線のランレングスの分布を示しているため
、この原稿に傾きかない場合にはこの領域においては変
化画素が存在していない。
上述の第4A図および第4B図の比較により、原稿の傾
きかない場合には大幅に変化画素数が低減され、各ライ
ンにおける符号語数を大幅に短縮することが可能となり
、伝送時間を大幅に短縮することが可能になることが容
易に見ることができる。
第5図は、第4A図および第4B図に示すランレグスの
分布において左端を始点、右端を終点としてMR(モデ
ィファイドREAD)方式に従って符号化した際の各ラ
インのビット数および各符号語のビット数を示す。ここ
で第5図において(a)は第4A図のランレングスの符
号化した際の符号語およびビット数を示し、第5図(b
)は第4B図の各ラインを符号化した際の符号語および
ビット数の関係を示す。この第5図においては、各ライ
ンはフラッグ符号“001′で始まっており、水平モー
ドでの符号化が行なわれていることを示している。また
このフラッグ符号の後に続くM (anal)+M (
al a2)はそれぞれ変化画素aOと変化画素a1と
の間のランレングスおよび“色”を示している。この各
符号語の下に示されているビット数は、たとえばCCI
TT勧告T、  6において示されている符号語の一次
元符号表から採用されている。たとえばM (64)は
白ランレングスの場合“11011”であり5ビツトで
ある。一方、黒ランレングスのM (64)は“000
0001111”の]Oビットである。
この第5図のビット数を比較しても明らかなように、傾
きがない原稿においては、符号語の数が少なく、ビット
数も大幅に低減されている。この第4A図、第4B図お
よび第5図に示す例は、原稿の主走査において64画素
の部分が示されているが、この主走査の画素数か大きく
なれば、原稿の傾きが存在する場合、行間の空白および
罫線が多数のラインに渡って混在する確立が高くなり、
全白のラインが存在しなくなり、このビット数および符
号語数の差はさらに大きくなり、原稿の傾きを補正した
場合のほうがはるかに符号語を低減することが顕著にな
る。
なお、上記実施例においては、符号化回路11において
は符号化方式としては、MR方式の場合を一例として示
したが、これはたとえばMH符号(モディファイドハフ
マン符号)のような他の符号化方式を用いる装置であっ
てもよく、またファクシミリ装置でなく、単に原稿の画
像情報を読取り、遠方へ送信する機能を有する画像文書
処理装置であれば、上記実施例と同様の効果を得ること
ができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、文書画像処理装置にお
いて、原稿の傾きを補正した後に、原稿の画像情報を符
号化して送信するように構成したので、各ラインにおけ
る符号語の数が大幅に低減され文書画像伝送に要する時
間を大幅に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である文書画像処理装置の
概略構成を示すブロック図である。第2図はこの発明に
よる文書画像処理装置の動作を示すフロー図である。第
3図はアフィン変換後のアドレス位置の濃度値を周辺画
素を用いて補間する際の補間処理を説明するための図で
ある。第4A図は原稿に傾きがある場合ランの分布の一
例を示す図である。第4B図は原稿に傾きがない場合の
ランの分布の一例を示す図である。第5図は第4A図お
よび第4B図に示すラン分布を符号化した際の符号語お
よび各ラインのビット数を一覧にして示す図である。第
6A図ないし第6D図はファクシミリ符号化方式におい
て用いられる変化画素および符号化モードを説明するた
めの図である。 第7図はファクシミリ符号化方式の符号手順を示すフロ
ー図である。 図において、1は読取スキャナ、2は原画用メモリ、3
はラインメモリ、4は文字列検出回路、5は傾き検出回
路、6はアフィン変換アドレス発生回路、7はラスクア
ドレス発生回路、8は補間回路、9は補正画用メモリ、
10は2値化回路、11は符号化回路である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 、1 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 文書上の文字および図形を含む画像情報を読取装置によ
    り読取り、該読取られた情報列を所定の符号方式にした
    がって符号化した後送信する文書画像処理装置であって
    、 前記読取装置により読取られた情報列に予め定められた
    演算処理を施して前記文書の前記読取装置に対する傾き
    を検出する手段、 前記検出手段により検出された前記文書の傾き情報にし
    たがって、前記読取られた情報列に予め定められた回転
    変換処理を施して前記傾きを補正する手段、および 前記補正手段からの傾き補正された情報列を前記所定の
    符号方式にしたがって符号化する手段を備える、文書画
    像処理装置。
JP2067834A 1990-03-16 1990-03-16 文書画像処理装置 Pending JPH03268573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2067834A JPH03268573A (ja) 1990-03-16 1990-03-16 文書画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2067834A JPH03268573A (ja) 1990-03-16 1990-03-16 文書画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03268573A true JPH03268573A (ja) 1991-11-29

Family

ID=13356371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2067834A Pending JPH03268573A (ja) 1990-03-16 1990-03-16 文書画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03268573A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7355762B2 (en) 2002-05-31 2008-04-08 Fujitsu Limited Image inputting apparatus, method, and storage medium recording image inputting program

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63314970A (ja) * 1987-06-18 1988-12-22 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 読み取り装置
JPH01198178A (ja) * 1988-02-02 1989-08-09 Nec Corp ファクシミリ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63314970A (ja) * 1987-06-18 1988-12-22 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 読み取り装置
JPH01198178A (ja) * 1988-02-02 1989-08-09 Nec Corp ファクシミリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7355762B2 (en) 2002-05-31 2008-04-08 Fujitsu Limited Image inputting apparatus, method, and storage medium recording image inputting program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4491488B2 (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像データ出力処理装置、および画像処理方法
US5689343A (en) Area mapping employing reference clusters for high quality noninteger resolution conversion with enhancement
US5555557A (en) Bit-map image resolution converter with controlled compensation for write-white xerographic laser printing
JP3176195B2 (ja) 画像処理装置
US5515179A (en) Image processing of isolated pixels, and method, apparatus and facsimile incorporating such processing
JP2013125994A (ja) 画像圧縮装置、画像圧縮方法、コンピュータプログラム
JPH03268573A (ja) 文書画像処理装置
JP3085932B2 (ja) マスクを用いた予測映像発生装置及びその装置を用いた2進映像の圧縮、伝送及び復元装置
US20010055426A1 (en) Image processor
JPH09167222A (ja) 画像処理装置
JP3156691B2 (ja) パターンマッチングを用いた符号化方法および符号化装置
JP3957735B1 (ja) プログラム、情報記憶媒体、2次元コード生成システム、2次元コード
JP2002225381A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US5682250A (en) Method and apparatus for reproducing an image without salt and pepper specks
JPH1117959A (ja) 2値画像のランレングス符号化方法およびランレングス符号化プログラムを記録した記録媒体
JP2003032480A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH05342340A (ja) 画像処理方法及びその装置
US5452092A (en) Changing pixel detector for coding of image data
JPH07182503A (ja) 画像処理方法及び装置
JP3014257B2 (ja) 文書読み取り装置
JP2005094796A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH064658A (ja) 画像処理方法及びその装置
JPH05211607A (ja) 画像処理装置及び方法
JPS61181272A (ja) 画像処理方法
JPH06141169A (ja) 画像通信装置