JPH0326841Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326841Y2 JPH0326841Y2 JP12774084U JP12774084U JPH0326841Y2 JP H0326841 Y2 JPH0326841 Y2 JP H0326841Y2 JP 12774084 U JP12774084 U JP 12774084U JP 12774084 U JP12774084 U JP 12774084U JP H0326841 Y2 JPH0326841 Y2 JP H0326841Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- cut
- cut piece
- wood
- piece
- metal wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、主に、床材等として使用される建築
用板状部材に関するものである。
用板状部材に関するものである。
(従来の技術)
従来、木材の木口面をその表面に現出せしめて
なる切断小片を床材等としたものは種々提供され
ているが、その殆どは、切断小片を一つ毎貼着せ
しめて施工していた。
なる切断小片を床材等としたものは種々提供され
ているが、その殆どは、切断小片を一つ毎貼着せ
しめて施工していた。
また、小口を上下に有する方形の偏平な小木片
を形成し、この小木片多数を、食違い状に(各木
片の継目が隣接するものと一致しないように)配
設し、更に、下端近傍に各小木片を貫通する孔を
穿設し、この孔に金属線を挿通して一纒めに結束
した寄せ木小口板(例えば、実用新案登録第
40428号)もある。
を形成し、この小木片多数を、食違い状に(各木
片の継目が隣接するものと一致しないように)配
設し、更に、下端近傍に各小木片を貫通する孔を
穿設し、この孔に金属線を挿通して一纒めに結束
した寄せ木小口板(例えば、実用新案登録第
40428号)もある。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、前者の如き手段は、その施工が大変
面倒で時間がかかり、しかも、切断小片相互の接
続及びその加工が面倒となる難点を有していた。
面倒で時間がかかり、しかも、切断小片相互の接
続及びその加工が面倒となる難点を有していた。
また、後者の如き手段は、各小木片を貫通する
孔を穿設したり、この孔に金属線を挿通したりす
るのが大変面倒で、しかも、作業にかなりの時間
がかかる難点等があつた。
孔を穿設したり、この孔に金属線を挿通したりす
るのが大変面倒で、しかも、作業にかなりの時間
がかかる難点等があつた。
(課題を解決するための手段)
そこで、本考案は、従来存した前述の如き難点
等を解消すると共に、その施工作業が能率良く行
え、その取扱いも容易で、加工性、経済性等の優
れた建築用板状部材を安価に提供できるようにす
べく案出されたもので、具体的には、木材の木口
面1がその表面と底面とに現出するように適宜木
材を略直方体状に切断してなる切断小片Aを形成
する。そして、この切断小片A全体に合成樹脂液
を含浸せしめる。更に、切断小片Aの両側面2の
上下方向中央部分に、外方が開放状態となる嵌入
溝3を水平に切欠し、この嵌入溝3に金属線Bを
強制的に嵌入して、切断小片A夫々を略直列状に
接続して構成する。それから、切断小片A夫々の
底面には、適宜ガイド突起に嵌合させることで切
断小片A夫々を一列に揃えられるようにした二本
の平行な切欠溝4を、切断小片Aの端面5方向に
沿つて切設する。しかも、前記嵌入溝3を、側面
2から奥方に行くに従つてその間隔が漸次狭くな
るように形成する手段を採用した。
等を解消すると共に、その施工作業が能率良く行
え、その取扱いも容易で、加工性、経済性等の優
れた建築用板状部材を安価に提供できるようにす
べく案出されたもので、具体的には、木材の木口
面1がその表面と底面とに現出するように適宜木
材を略直方体状に切断してなる切断小片Aを形成
する。そして、この切断小片A全体に合成樹脂液
を含浸せしめる。更に、切断小片Aの両側面2の
上下方向中央部分に、外方が開放状態となる嵌入
溝3を水平に切欠し、この嵌入溝3に金属線Bを
強制的に嵌入して、切断小片A夫々を略直列状に
接続して構成する。それから、切断小片A夫々の
底面には、適宜ガイド突起に嵌合させることで切
断小片A夫々を一列に揃えられるようにした二本
の平行な切欠溝4を、切断小片Aの端面5方向に
沿つて切設する。しかも、前記嵌入溝3を、側面
2から奥方に行くに従つてその間隔が漸次狭くな
るように形成する手段を採用した。
(実施例)
以下、本考案を図示例について説明すると次の
通りである。
通りである。
本考案の建築用板状部材は、木材の木口面1が
その表面と底面とに現出するように適宜木材(例
えば米松等)を略直方体状に切断してなる切断小
片Aを形成し、この切断小片Aの両側面2に嵌入
溝3を水平に切欠し、この嵌入溝3に金属線Bを
強制嵌入して、切断小片A夫々を略直列状に接続
して構成したものである。尚、切断小片A全体に
は、適宜合成樹脂液を含浸せしめて、切断小片A
自体の膨張や収縮を抑制できるように形成されて
いる。
その表面と底面とに現出するように適宜木材(例
えば米松等)を略直方体状に切断してなる切断小
片Aを形成し、この切断小片Aの両側面2に嵌入
溝3を水平に切欠し、この嵌入溝3に金属線Bを
強制嵌入して、切断小片A夫々を略直列状に接続
して構成したものである。尚、切断小片A全体に
は、適宜合成樹脂液を含浸せしめて、切断小片A
自体の膨張や収縮を抑制できるように形成されて
いる。
また、前記切断小片A夫々の底面には、二本の
平行な切欠溝4が切断小片Aの端面5方向に沿つ
て切設されており、この切欠溝4は、適宜ガイド
突起に嵌合させることで切断小片A夫々をきちん
と一列に揃えられるようにするために設けられた
ものである。
平行な切欠溝4が切断小片Aの端面5方向に沿つ
て切設されており、この切欠溝4は、適宜ガイド
突起に嵌合させることで切断小片A夫々をきちん
と一列に揃えられるようにするために設けられた
ものである。
更に、前記嵌入溝3は、切断小片Aの両側面2
の上下方向中央部分に、外方が開放状態となるよ
うに形成され、しかも、側面2から奥方に行くに
従つてその間隔が漸次狭くなるように形成され、
強制的に嵌入される金属線Bを確実に嵌入溝3周
壁に食い込ませて固定できるように構成してあ
る。
の上下方向中央部分に、外方が開放状態となるよ
うに形成され、しかも、側面2から奥方に行くに
従つてその間隔が漸次狭くなるように形成され、
強制的に嵌入される金属線Bを確実に嵌入溝3周
壁に食い込ませて固定できるように構成してあ
る。
尚、切断小片Aの具体的形状、寸法、嵌入溝3
の具体的形状、寸法、配設位置等は図示例のもの
等に限定されることなく適宜自由に設定できる。
の具体的形状、寸法、配設位置等は図示例のもの
等に限定されることなく適宜自由に設定できる。
しかして、本考案の板状部材を作るには、先
ず、切断小片Aの切欠溝4を所定のガイド突起に
嵌合させて複数の切断小片Aを直列的に揃える。
そして、その両側面2の嵌入溝3に金属線Bを強
制的に嵌入せしめる。このとき、切断小片A夫々
の端面5相互間に間〓ができないようにする。そ
れから、切断小片Aの木口面1や両側面2を研磨
作業等によつてきれいに揃えることで建築用板状
部材が構成される。尚、これらの作業は自動機械
等によつて自動的に行えるようにしても良い。
ず、切断小片Aの切欠溝4を所定のガイド突起に
嵌合させて複数の切断小片Aを直列的に揃える。
そして、その両側面2の嵌入溝3に金属線Bを強
制的に嵌入せしめる。このとき、切断小片A夫々
の端面5相互間に間〓ができないようにする。そ
れから、切断小片Aの木口面1や両側面2を研磨
作業等によつてきれいに揃えることで建築用板状
部材が構成される。尚、これらの作業は自動機械
等によつて自動的に行えるようにしても良い。
更に、前記建築用板状部材は、適宜位置で金属
線Bを切断して所定長さにしてから、第2図及び
第3図に示すように、モルタル10等の上に敷設
状に固着した耐水ベニヤ11(シート状のコルク
材等でも良い)の上に接着剤を介して接着され
る。
線Bを切断して所定長さにしてから、第2図及び
第3図に示すように、モルタル10等の上に敷設
状に固着した耐水ベニヤ11(シート状のコルク
材等でも良い)の上に接着剤を介して接着され
る。
ところで、建築用板状部材の加工性を向上せし
めて、その取扱いが一層容易となるようにすべ
く、金属線Bを、比較的柔らかで手等で容易に切
断できる加工性の良いアルミニウム線材で構成す
ることもできる。
めて、その取扱いが一層容易となるようにすべ
く、金属線Bを、比較的柔らかで手等で容易に切
断できる加工性の良いアルミニウム線材で構成す
ることもできる。
(考案の効果)
従つて、本考案の建築用板状部材によれば、木
材の木口面1を表面に現出せしめた直方体状の切
断小片A夫々が略直列状に接続され、木材の木口
の美しい木目を自由な配列でその表面に現出させ
ることができると共に、一本の木材から多数の切
断小片Aを有効に作り出すことができ、材料の無
駄の少ない経済的なものとなる。しかも、建築用
板状部材の構成が簡素で、製造し易く、比較的短
時間での製造が可能となり、量産に適し、安価に
提供できるようになる等の実用上大変優れた効果
を奏するものとなる。
材の木口面1を表面に現出せしめた直方体状の切
断小片A夫々が略直列状に接続され、木材の木口
の美しい木目を自由な配列でその表面に現出させ
ることができると共に、一本の木材から多数の切
断小片Aを有効に作り出すことができ、材料の無
駄の少ない経済的なものとなる。しかも、建築用
板状部材の構成が簡素で、製造し易く、比較的短
時間での製造が可能となり、量産に適し、安価に
提供できるようになる等の実用上大変優れた効果
を奏するものとなる。
また、切断小片A全体に合成樹脂液を含浸せし
めてあるので、切断小片A自体の膨張や収縮を抑
制できるようになると供に、切断小片A夫々に反
りやヒビ割れ等が発生するのを抑制できるように
なり、しかも、複数の切断小片Aを金属線Bを介
して接続してあることと相俟つて、建築用板状部
材全体が狂いの少ないものとなり、その施工作業
が非常に正確に且つ容易に行えるようになる。
めてあるので、切断小片A自体の膨張や収縮を抑
制できるようになると供に、切断小片A夫々に反
りやヒビ割れ等が発生するのを抑制できるように
なり、しかも、複数の切断小片Aを金属線Bを介
して接続してあることと相俟つて、建築用板状部
材全体が狂いの少ないものとなり、その施工作業
が非常に正確に且つ容易に行えるようになる。
更に、切断小片A夫々は、側面2の嵌入溝3に
金属線Bを嵌入することで略直列状に接続される
ので、切断小片A夫々の接続が確実且つ容易に行
えると共に、板状部材全体の長さが金属線Bを切
断して不要の切断小片Aを取除くだけで簡単に設
定でき、その加工性が極めて良好となる。しか
も、隣設する切断小片A相互の間隔を僅かに調節
することにより、板状部材全体の若干の長さ調節
が可能となると共に、切断小片A相互の接続部分
が板状部材全体に加えられる振動等を良く吸収で
きるようになり、床材等の使用に最適なものとな
る。
金属線Bを嵌入することで略直列状に接続される
ので、切断小片A夫々の接続が確実且つ容易に行
えると共に、板状部材全体の長さが金属線Bを切
断して不要の切断小片Aを取除くだけで簡単に設
定でき、その加工性が極めて良好となる。しか
も、隣設する切断小片A相互の間隔を僅かに調節
することにより、板状部材全体の若干の長さ調節
が可能となると共に、切断小片A相互の接続部分
が板状部材全体に加えられる振動等を良く吸収で
きるようになり、床材等の使用に最適なものとな
る。
特に、側面2から奥方に行くに従つてその間隔
が漸次狭くなるように嵌入溝3を形成したので、
強制的に嵌入される金属線Bを確実に嵌入溝3周
壁に食い込ませて固定できるようになり、金属線
Bと嵌入溝3との固定状態が確実且つ安価的とな
る。
が漸次狭くなるように嵌入溝3を形成したので、
強制的に嵌入される金属線Bを確実に嵌入溝3周
壁に食い込ませて固定できるようになり、金属線
Bと嵌入溝3との固定状態が確実且つ安価的とな
る。
そして、切断小片A夫々の底面に、二本の平行
な切欠溝4を切設したので、適宜ガイド突起に切
欠溝4を嵌合させることで切断小片A夫々をきち
んと一列に揃えられるようになり、作業がより容
易に且つ正確に行えるようになる。
な切欠溝4を切設したので、適宜ガイド突起に切
欠溝4を嵌合させることで切断小片A夫々をきち
んと一列に揃えられるようになり、作業がより容
易に且つ正確に行えるようになる。
図面は本考案を例示するもので、第1図は一部
省略斜視図、第2図は施工状態を示す断面図、第
3図は施工状態を示す平面図である。 A……切断小片、1……木口面、2……側面、
3……嵌入溝、4……切欠溝、5……端面、B…
…金属線、10……モルタル、11……耐水ベニ
ヤ。
省略斜視図、第2図は施工状態を示す断面図、第
3図は施工状態を示す平面図である。 A……切断小片、1……木口面、2……側面、
3……嵌入溝、4……切欠溝、5……端面、B…
…金属線、10……モルタル、11……耐水ベニ
ヤ。
Claims (1)
- 木材の木口面がその表面と底面とに現出するよ
うに適宜木材を略直方体状に切断してなる切断小
片を形成し、この切断小片全体に合成樹脂液を含
浸せしめると共に、切断小片の両側面の上下方向
中央部分に、外方が開放状態となる嵌入溝を水平
に切欠し、この嵌入溝に金属線を強制的に嵌入し
て、切断小片夫々を略直列状に接続して構成さ
れ、切断小片夫々の底面には、適宜ガイド突起に
嵌合させることで切断小片夫々を一列に揃えられ
るようにした二本の平行な切欠構を、切断小片の
端面方向に沿つて切設し、前記嵌入溝を、側面か
ら奥方に行くに従つてその間隔が漸次狭くなるよ
うに形成したことを特徴とする建築用板状部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12774084U JPS6143338U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 建築用板状部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12774084U JPS6143338U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 建築用板状部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143338U JPS6143338U (ja) | 1986-03-20 |
JPH0326841Y2 true JPH0326841Y2 (ja) | 1991-06-11 |
Family
ID=30686373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12774084U Granted JPS6143338U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 建築用板状部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143338U (ja) |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP12774084U patent/JPS6143338U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6143338U (ja) | 1986-03-20 |
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