JPH0753543Y2 - 箱体用側板の連結構造 - Google Patents

箱体用側板の連結構造

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JPH0753543Y2
JPH0753543Y2 JP1993004155U JP415593U JPH0753543Y2 JP H0753543 Y2 JPH0753543 Y2 JP H0753543Y2 JP 1993004155 U JP1993004155 U JP 1993004155U JP 415593 U JP415593 U JP 415593U JP H0753543 Y2 JPH0753543 Y2 JP H0753543Y2
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JP
Japan
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connecting piece
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female
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JP1993004155U
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JPH0657234U (ja
Inventor
功 庄田
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功 庄田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、音響機器のケース、家
具等の箱体に関し、特にその側板同志を連結する箱体用
側板の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図7に示すものがあ
った。図7において、1はスピーカ用の箱体であり、横
側板2と縦側板3とを長方形状に枠組みし、背面を背面
板4により閉塞してなる。上記横側板2および縦側板3
は、その各端面2a,3aを45度の角度で傾斜させ、
該傾斜した端面2a,3aの幅方向中心部に溝(符号省
略)を長手方向に延長させて形成し、上記各端面2a,
3aを当接させるとともに、その溝に細長い板状の雇核
5を嵌合させて連結する。あるいは他の従来の技術とし
て、互いに対面する各側板の端部を所定ピッチで厚さ方
向に切削して櫛歯形の組子(図示省略)を形成し、各組
子同志を嵌合させて上記各側板を連結するようにしたも
のがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記前者のものは、別
部材の雇核5を要するとともに、各端面2a,3aに雇
核5が嵌合する溝を形成せねばならず、生産性が乏しく
なるとともに、組付けにも手数を要する欠点があった。
また、後者のものは、側板の端部を所定ピッチで厚さ方
向に切削して櫛歯形の組子を形成するため、連続的な加
工ができず、生産性が乏しくなる欠点があった。本考案
は上記欠点を解消した新規な箱体用側板の連結構造を得
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、互いに隣接する一方の側板と他方の側板
との組み合わせからなり、前記一方の側板の端部に
、その外面側から内面側に向かって次第に深くなる楔
形の凹部と、該凹部の内面側にて外側方に突出する爪と
からなる雄連結片を前記端部に沿って延長形成し、他方
の側板の端部に、その外端側から反外端側に向かって
内面側が次第に厚肉となる楔形の突起と、該突起の反外
端側の内面側から外面方向に凹む溝とからなる雌連結片
を前記端部に沿って延長形成し、前記一方の側板と他方
の側板とを交叉状に配置するとともに、前記雄連結片の
凹部と爪とを前記雌連結片の突起と溝とに嵌合させたも
のである。
【作用】 互いに隣接する一方の側板と他方の側板とは、
雄連結片の楔形の凹部をなす斜面と雌連結片の楔形の突
起をなす斜面とによって、互いに交叉状の位置関係が得
られる。そして、その斜面には外側方に突出する爪と外
面方向に凹む溝とが対応する位置に形成されているか
ら、各側板を対面する側板に向けて移動させれば、前記
爪と溝とが係合する。かくて、互いに隣接する一方の側
板と他方の側板とのそれぞれを向かい合わせにして移動
させることにより組み立てられ四角形の箱体が形成され
る。
【0005】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本考案の実施例を示す斜視
図、図2はその雄連結片部の正面図、図3はその雌連結
片部の正面図である。図1において、Aは例えばスピー
カ用の箱体であり、互いに対面する一対の横側板6と一
対の縦側板7と枠組みして長方形あるいは正方形状に形
成する。
【0006】上記横側板6と縦側板7とは、両者の両端
部に形成した雄連結片8と雌連結片9とを互いに係合さ
せて連結する。即ち、雄連結片8は、図2に示すよう
に、横側板6の端部(右端部)に、その外面6a(下
面)側から内面6b(上面)側に向かって次第に深くな
る楔形の凹部8aと、該凹部8aの内面(上面)側にて
外側方(右方)に突出する爪8bとを、上記横側板6の
端部に沿って延長形成してなる。また、雌連結片9は、
図3に示すように、縦側板7の端部(下端部)に、その
外端(下端)側から反外端側(上方)に向かって内面7
b(左面)側が次第に厚肉となる楔形の突起9aと、該
突起9aの反外端側(直上方)にその内面7b(左面)
側から外面7a(右面)方向に凹む溝9bとを、上記縦
側板7の端部に沿って延長形成してなる。
【0007】上記雄連結片8は、図4に示すようにして
加工する。即ち、下向きに配置した竪主軸ヘッド10の
回転軸11に、下部が小径となる段付き円板形カッター
12aと下部が小径となる円錐台形カッター12bとを
上下に配置してなる雄形総形フライスカッター12を取
り付け、この雄形総形フライスカッター12を鉛直軸心
を中心として回転させつつ、テーブル16に水平に載置
した横側板6の端面に沿って移動させ、該端面を切削加
工して前述した雄連結片8を形成する。
【0008】また上記雌連結片9は、図5に示すように
して加工する。即ち、水平に配置した横主軸ヘッド13
の回転軸14に、右部が小径となる円錐台形カッター1
5aと右部が大径となる段付き円板形カッター15bと
を左右に配置してなる雌形総形フライスカッター15を
取り付け、この雌形総形フライスカッター15を水平軸
心を中心として回転させつつ、テーブル16に水平に載
置した縦側板7の端面に沿って移動させ、該端面を切削
加工して前述した雌連結片9を形成する。図4および図
5において、17は横側板6、縦側板7の端部を浮かせ
てテーブル16に取り付ける治具である。
【0009】図6は他の実施例を示す。このものは、横
側板6の端部の幅方向両端部6cを残す中間部に前述と
同様の雄連結片8を形成し、また、縦側板7の幅方向両
端部7cを残す中間部に前述と同様の雌連結片9を形成
し、上記幅方向両端部6c,7cは45度の斜面に形成
して互いに当接させるようにしたものである。このよう
にすれば、横側板6と縦側板7とを組付けた際に、上記
雄連結片8および雌連結片9が外部に露見しなくなり、
外観がよくなる。
【0010】上記実施例によれば、雄連結片8および雌
連結片9は、所定の断面形状で横側板6および縦側板7
の端面に沿って延長形成されているので、総形フライス
カッターを使用することによって横側板6および縦側板
7を連続的に移送しながら加工することができ、生産性
に富むことになる。また、組付け時においては、雄連結
片8または雌連結片9の一方に接着剤を塗布し、横側板
6に対して縦側板7を直交配置して該縦側板7を横側板
6方向に移動させると、縦側板7の雌連結片9が横側板
6の雄連結片8に嵌合、つまり雌連結片9の溝9bが雄
連結片8の爪8bに嵌合して互いに係合し、横側板6と
縦側板7との直交状態が保持されるとともに、上記接着
剤によって互いに固着されることになる。
【0011】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、雄連結
片および雌連結片の加工が容易かつ連続的に行えるとと
もに、それらの組付けも迅速に行い得て、その製造に高
い生産性が得られる。また、一方の側板と他方の側板と
それぞれ向かい合わせに組み付けられ、それらの連結線
が側面へ表れないので優れた美観が得られるなどの効果
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す箱体の斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す雄連結片部の正面図であ
る。
【図3】本考案の実施例を示す雌連結片部の正面図であ
る。
【図4】本考案による雄連結片の加工状態を示す正面図
である。
【図5】本考案による雌連結片の加工状態を示す正面図
である。
【図6】本考案の実施例を示す横側板および縦側板の斜
視図である。
【図7】従来例を示す箱体の要部正面図である。
【符号の説明】
A 箱体 6 横側板 6a 外面 6b 内面 7 縦側板 7a 外面 7b 内面 8 雄連結片 8a 凹部 8b 爪 9 雌連結片 9a 突起 9b 溝 10 竪主軸ヘッド 11 回転軸 12 雄形総形フライスカッター 12a 段付き円板形カッター 12b 円錐台形カッター 13 横主軸ヘッド 14 回転軸 15 雌形総形フライスカッター 15a 円錐台形カッター 15b 段付き円板形カッター 16 テーブル 17 治具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに隣接する一方の側板と他方の側板と
    の組み合わせからなり、前記一方の側板の端部に
    その外面側から内面側に向かって次第に深くなる楔形の
    凹部と、該凹部の内面側にて外側方に突出する爪とから
    なる雄連結片を前記端部に沿って延長形成し、他方の側
    板の端部に、その外端側から反外端側に向かって内
    面側が次第に厚肉となる楔形の突起と、該突起の反外端
    側の内面側から外面方向に凹む溝とからなる雌連結片を
    前記端部に沿って延長形成し、前記一方の側板と他方の
    側板とを交叉状に配置するとともに、前記雄連結片の凹
    部と爪とを前記雌連結片の突起と溝とに嵌合させたこと
    を特徴とする箱体用側板の連結構造
JP1993004155U 1993-01-19 1993-01-19 箱体用側板の連結構造 Expired - Lifetime JPH0753543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993004155U JPH0753543Y2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 箱体用側板の連結構造

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JP1993004155U JPH0753543Y2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 箱体用側板の連結構造

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Publication Number Publication Date
JPH0657234U JPH0657234U (ja) 1994-08-09
JPH0753543Y2 true JPH0753543Y2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=11576869

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JP1993004155U Expired - Lifetime JPH0753543Y2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 箱体用側板の連結構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07723Y2 (ja) * 1988-07-29 1995-01-11 キョーラク株式会社 板体の結合構造

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JPH0657234U (ja) 1994-08-09

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