JPH0633665Y2 - コネクタ取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はコネクタを取付板に取付けるためのコネクタ
取付構造を関する。

「従来の技術」 従来のこの種のコネクタ取付構造は実公昭55-20071号公
報に示すように取付板に角孔が形成され、これにコネク
タを挿入するものであり、取付角度（姿勢）を変更する
には取付板に対する角孔の形成角度位置を変更する必要
があった。

「課題を解決するための手段」 この考案によれば取付板に丸孔が形成され、その丸孔に
コネクタが挿通され、コネクタの外周面に鍔が一体に形
成され、その鍔は取付板の前面に対接され、コネクタの
側面に設けられたばね片の先端が取付板の背面に対接さ
れ、そのばね片と鍔とで取付板が挟まれてコネクタが取
付板に取付けられ、取付板の前面の鍔との対接面に突部
が形成され、鍔の背面に突部が嵌合される凹部が形成さ
れ、その凹部は複数個が等角間隔で形成されている。

「実施例」 第１図及び第２図はこの考案の実施例を示す。取付板11
に丸孔12が形成され、丸孔12に外周面が円筒形のコネク
タ13が挿通されている。コネクタ13の前方部外周面に鍔
14が一体に形成され、鍔14は取付板11の前面に対接され
ている。この例では鍔14が対接された部分は取付板11に
凹部15が形成され、鍔14の前面が取付板11の前面とほぼ
面一とされた場合である。

コネクタ13の側面に一対のばね片16が設けられる。つま
りコネクタ13の側面後部から前方に向ったばね片16が一
体に形成される。ばね片16の先端は取付板11の背面に対
接される。鍔14とばね片16とにより丸孔12の周縁部が挟
まれてコネクタ13は取付板11に取付けられる。つまり取
付板11の前面側から丸孔12内にコネクタ13の後方端部を
挿入すると、ばね片16の端部がコネクタ13の側面に近ず
くように変位され、鍔14を取付板11に対接させると、ば
ね片16が丸孔12から抜け出て開き、鍔14とばね片16とで
取付板11が挟まれる。

この考案においては取付板11の鍔14との対接面に突部17
が一体に形成される。鍔14の背面に突部17が嵌合される
凹部18が形成される。凹部18は複数個が等角間隔で、例
えば90°間隔で形成される。なお突部17も２個が180°
間隔で形成された場合である。またこの例では凹部18を
キー溝とした場合である。

この構成によれば90°間隔をもってコネクタ13の取付板
11に対する取付角度を変えることができる。

「考案の効果」 以上述べたようにこの考案によれば複数の凹部をコネク
タ側に設け、取付板側の突部に対して、凹部の角度間隔
ごとに回転自由としたため、取付板の丸孔の形状や突部
を何ら変更することなく、コネクタの取付角度を変更す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案のコネクタ取付構造の一例を示す平面
図、第２図は第１図のAA線断面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】取付板に丸孔が形成され、 その丸孔にコネクタが挿通され、 コネクタの外周面に一体に形成された鍔が上記取付板の
   前面に対接され、 上記コネクタの側面に設けられたばね片の先端が上記取
   付板の背面に対接され、そのばね片と上記鍔とで取付板
   が挟まれて上記コネクタが上記取付板に取付けられ、 上記取付板の前面の上記鍔との対接面に突部が形成さ
   れ、 上記鍔の背面に上記突部が嵌合される凹部が形成され、 この凹部は複数個が等角間隔で形成されているコネクタ
   取付構造。