JPH0326720B2 - - Google Patents

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JPH0326720B2
JPH0326720B2 JP60004155A JP415585A JPH0326720B2 JP H0326720 B2 JPH0326720 B2 JP H0326720B2 JP 60004155 A JP60004155 A JP 60004155A JP 415585 A JP415585 A JP 415585A JP H0326720 B2 JPH0326720 B2 JP H0326720B2
Authority
JP
Japan
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composition
cold rolling
ester
acid
alkyl
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60004155A
Other languages
English (en)
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JPS61163998A (ja
Inventor
Tadashi Katabuchi
Hideo Kanamori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP415585A priority Critical patent/JPS61163998A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は冷間圧延油組成物に関し、詳しくは非
鉄合金、特にアルミニウムなどの冷間圧延に好適
な冷間圧延油組成物に関する。 従来より金属成形のための圧延に作業性の改善
や製品の光沢の改良などの点から圧延油が用いら
れている。これら圧延油は(1)潤滑性が良いこと、
(2)仕上がり面が良好で光沢があること、(3)オイル
ステンが生じないこと等が要求される。特にアル
ミニウムアルミニウム合金などの非鉄合金の場合
は光沢の良否が商品価値を決定する重要な要素と
なるため、これらの圧延油としては上記特性がき
びしく要求される。 しかしながら、従来知られているアルミニウム
などに用いられる冷間圧延油は低粘度鉱油に脂肪
酸、アルコール、エステル等を少量配合してなる
ものであり、光沢性の点で未解決の問題があつ
た。 そこで、本発明者らは圧延材料の光沢が良い冷
間圧延油組成物を開発すべく鋭意研究した結果、
基油に特定の化合物を加えることにより、上記目
的を達成した組成物が得られることを見い出し、
これに基づいて本発明を完成した。 すなわち本発明は、基油にスルホコハク酸誘導
体もしくは該誘導体とアルキルコハク酸エステル
を組成物全体の0.001〜1重量%の割合で配合し
てなる冷間圧延油組成物である。 本発明において使用される基油は、本発明の組
成物のベースとなるものであり、各種の鉱油、含
成油などを用いることができるが、好ましくは40
℃の動粘度が0.7〜10センチストークス(cst)、
より好ましくは1〜5cstの鉱油または合成油であ
る。 次に、上記基油への添加成分であるスルホコハ
ク酸誘導体は次の一般式で示されるものである。 上記〔〕および〔〕式において、R1,R2
およびR3は通常、炭素数2〜20のアルキル基で
ある。R1,R2およびR3は同一であつてもよく異
なつても良い。また、Mは塩であつて、アルカリ
金属、例えばナトリウム、カリウムなど、あるい
はアンモニウム塩などが挙げられる。特にナトリ
ウムが好適である。 スルホコハク酸誘導体の具体例としてはスルホ
コハク酸ジヘキシルナトリウム、スルホコハク酸
ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ジデシル
ナトリウム、スルホコハク酸ジラウリルナトリウ
ム、スルホコハク酸ジパルミチルナトリウム、ス
ルホコハク酸ジステアリルナトリウム、スルホコ
ハク酸ジオレイルナトリウムなどが挙げられる。 これらは配合の際に塩を形成していなくとも良
く、基油中で一般式〔〕および〔〕の構造で
あれば良い。例えばスルホコハク酸ジアルキルエ
ステルと水酸化ナトリウムを同時に加える場合な
ども包含される。 さらに、アルキルコハク酸エステルは以下の如
き一般式で表わされる。 上記式〔〕において、R4cはアルキル基であ
る。ここでアルキル基としては炭素数8〜100の
ものが好適である。R5およびR6はアルキル基あ
るいは水素原子であり、R5およびR6の両方が水
素である場合を除いたものである。ここでアルキ
ル基としては炭素数1〜20のものが好適である。
R5およびR6はR4と同一でもよく、あるいは異な
つたものでも良い。アルキルコハク酸エステルの
具体的にはドデシルコハク酸ジオクチルエステ
ル、ドデシルコハク酸ジラウリルエステル、ドデ
シルコハク酸モノオクチルエステル、ドデシルコ
ハク酸モノラウリルエステルなどが挙げられる。 本発明の組成物は上記スルホコハク酸誘導体単
独もしくは誘導体とアルキルコハク酸エステルと
組み合わせて配合することにより得られる。 本発明において上記成分の配含量は組成物全体
の0.001〜1重量%、好ましくは0.002〜0.5重量%
である。 本発明の組成物は原則的には上記成分よりなる
が、必要により高級脂肪酸、高級アルコール、高
級脂肪酸エステル、多価カルボン酸エステルなど
を加えることができる。これらは単独あるいは組
み合わせて使用できる。 ここで高級脂肪酸としてはラウリン酸、ミリス
チン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、イソステ
アリン酸、オレイン酸、アラキン酸、ベヘン酸、
リグノセリン酸などを挙げることができる。ま
た、高級アルコールとしてはラウリルアルコー
ル、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ベヘナルアルコールなどが挙げられる。 次に、高級脂肪酸エステルとしてはブチルステ
アレート、オクチルパルミテート、オレイルオレ
エート、オレイルベヘネート、アラキニルベヘネ
ート、1−メチルドデシルベヘネート、1−メチ
ルテトラデシルベヘネートなどがある。多価カル
ボン酸エステルの例としてはドデカメチレンジカ
ルボン酸のジメチルエステル、ドデカメチレンジ
カルボン酸のジオレイルエステル、ドコサメチレ
ンジカルボン酸のジメチルエステル、ドコサメチ
レンジカルボン酸のジオレイルエステルなどがあ
る。 また、上記化合物の他に粘度指数改良剤、腐食
防止剤、乳化剤、酸化防止剤などを加えることも
できる。 本発明の冷間圧延油組成物は上記成分を配合す
ることにより得られる。この冷間圧延油組成物を
用いてアルミニウムや非鉄合金、特にアルミニウ
ムおよびその合金などの金属を冷間圧延油する際
に用いると、極めて作業性にすぐれ、仕上り面の
光沢も良好である。 特に得られる圧延金属板の表面の光沢が極めて
良好であり、オイルステンなどが生じないという
特色を有している。 したがつて、本発明の組成物は冷間圧延油とし
て有用である。 次に、本発明を実施例により詳しく説明する。 実施例1〜3および比較例1 第1表に示す所定の成分を配合して冷間圧延油
組成物を得た。 この組成物を用いて圧延実験を行なつた。圧延
は可逆式精密二段圧延機(ワークロール諸元:
200φ×200W、中央冷却式、硬度HS97、材質
SUS−2、最大圧力能力40t、ミルモーター100
、張力70〜500Kg、圧延速度200m/min(最
大)、ロール粗さ0.4μ(最大))を用いて厚さ1.0mm
のコイルJIS H4000A1050Pを圧下率50%、圧延
速度200m/minで圧延を行なつた。得られた圧
延板の表面状態を目視にて判断し、結果を第1表
に示す。
【表】
【表】 下

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基油にスルホコハク酸誘導体もしくは該誘導
    体とアルキルコハク酸エステルを組成物全体の
    0.001〜1重量%の割合で配合してなる冷間圧延
    油組成物。 2 スルホコハク酸誘導体がスルホコハク酸ジア
    ルキル金属塩であり、そのアルキル基が炭素数2
    〜20のものである特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 3 アルキルコハク酸エステルのアルキル基が炭
    素数8〜100のものである特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。 4 アルキルコハク酸エステルのエステル部が炭
    素数1〜20のアルキル基である特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 5 冷間圧延油組成物がアルミニウムまたはアル
    ミニウム合金用冷間圧延油である特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。
JP415585A 1985-01-16 1985-01-16 冷間圧延油組成物 Granted JPS61163998A (ja)

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JPS61163998A JPS61163998A (ja) 1986-07-24
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