JPH0326696A

JPH0326696A - 真空リフト装置

Info

Publication number: JPH0326696A
Application number: JP2134250A
Authority: JP
Inventors: James A Dost; ジェームズ　エイ．ダスト
Original assignee: Dost Inc
Current assignee: Dost Inc
Priority date: 1989-06-19
Filing date: 1990-05-25
Publication date: 1991-02-05
Also published as: CA2014866A1; GB9009247D0; DE4013065A1; GB2232955A; US4925225A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はクレーンから吊下され得る、大きなシート材等
の物体を上昇するための真空リフト装置に関するもので
ある。

（従来の技術）倉庫や工場内の大きなシート材を手動で処理し移動する
ことは困難であり、労力も大きく危険でもある．例えば
、大きな合板シートは非常に重い．木材やプラスチック
のパネルは軽量であり、可撓性であるが、部品を打ち抜
くための鉄、鋼、しんちゅう、銅等の金属の大きなシー
トは極めて重く又極端に可撓性である．装飾用大理石等
の石材シートは剛性はあるが極端に重い．このようなシ
ート材を処理し、移動するため通常オーバーヘッドクレ
ーンが用いられ、又シ一ト材をつかむためのクレーンの
ロープから種々の型の負荷つかみ装置が吊下されている
．このような負荷つかみ装置は例えば種々の型のつり機
構や、電磁石や、吸引カップ機構を有している．（発明が解決しようとする課題）然しなから従来の負荷つかみ装置により、特に１度に１
枚のシートを持ち上げ、移動する場合には種々の欠点を
有する．例えば従来のつかみ機構ではこれを手動でシート材に取
り付け、取り外す必要がある．又電磁石を用いたもので
は鉄や鋼のように磁性金属のシート材以外は持ち上げる
ことができず、更に磁力を正確に制御しなければ積み重
ねられたシート材から一番の上のシート材のみ、又は上
から数枚のシート材を持ち上げる等のことができない．
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである．（課題を解決するための手段）本発明の目的は滑らかな上面を有する物体を選択的に持
ち上げ、釈放可能な、例えばオーバーヘッドクレーンか
らローブで吊下される、改良された小型の真空リフトｖ
ｉ置を得るためにある．本発明の他の目的は滑らかな上
面を有する剛性又は可撓性のある任意の材料の物体を処
理できる真突リフト装置を得るにある．本発明の更に他の目的は大きく、重く、可撓性の金属シ
ート材を処理できる真空リフト装置を得るにある．本発明の真空リフト装置は上端にアイボルト等のクレー
ン取付機構を設け、下端に封しガスケソトを有する既知
の真空パッドを設けた垂直の支持機構を有する．この支
持機構は、既知のモータ駆動の真空ポンプを載置する基
板のための機械的支持体を形戒する．又上記支持機構は
、真空ボンブにかぶさり、基板と協同して真空ポンプを
保護するためのハウジングを形成するカバー部材のため
の機械的支持体を形成する．カバー部材上にはクレーン
と真空リフト装置の操作者がアクセスできるようポンブ
モー夕用の手動操作オン・オフスイッチと、手動操作開
閉真空レリーズ弁及び真空ゲージを含む制御器が設けら
れている．この真空リフト装置は物体上に降下し、真空ポンプを作
動して真空パッドと物体間の空洞に真空を生ぜしめ、こ
れによって物体を真空パソドに被着せしめる．クレーン
を操作して物体を上昇及び移動し、物体が所定の位置に
達したとき真空レリーズ弁を操作して真空を除去する．本発明の真空リフト装置には下記のような利点がある．
例えば物体がいかなる材料で作られていても、真空パッ
ド内の封じガスケットのサイズに適合するに十分な大き
さの平滑面を有する物体であればこれを処理することが
できる。比較的小型で軽量な装置によりこれより数倍大
きく且つ重い物体を持ち上げることができる．市販の部
品を用いて兼価に製造できる．総ての操作部品がハウジ
ングによって保護されており、使用の間破損することが
ない．１！作部品に操作者が容易にアクセス可能である
．処理すべき物体に合致するよう真空パンドを同一構造
で異なる寸法、形状のものに交換可能である．１１０又
は２２０ボルトのＴｒｉ源を使用でき、構造が複雑で高
価で、離れた部分に位置される真空ポンプを使用する必
要がない．真空バノド内の真空板を比較的軟質の鋳造ア
ルミニウムによって形威すれば物体処理中に物体表面に
傷を付けるおそれが無くなる．（実　施　例）以下図面によって本発明の実施例を説明する．第ｌ図に
おいて１０は本発明の真空リフト装置を示し、この真空
リフト装置１０は真空作用によって釈放自在に被着され
る平滑な上面２０を有する大きな鋼板シート材等の物体
１８をオーバーヘッドクレーンＩ６のローブ１４のフフ
クＩ２から吊下している．後述するように操作者は従来
既知のスイソチ２装ＮｌＯを制御する．操作に際しては
真空リフト装１１０をシート材等の物体１８上に配置し
、この物体の上面２０に釈放自在に接着せしめる。次い
で、クレーン１６を操作して物体ｌ８を持ち上げ、これ
を他の位置に移動し、下降せしめる．真空リフト装置１
０を次いで物体１Ｂの面２０から釈放せしめる。

本発明の真空リフト装置ＩＯの具体例においては例えば
その長さを３８１ｍｍ（１５インチ）、幅を３５６ｍｍ
（１４インチ）、高さを３０５ｍｍ＜１２インチ）、重
量を約２４ｋｇ（５３ボンド〉としたものでは７６２ｍ
ｍ（３０インチ）水柱の真空力を作用せしめることによ
って１８１４ｋｇ　（４０００ボンド）の重さの物体を
持ち上げることができたが、その安全吊上げ荷重は９０
７ｋｇ　（２０００ポンド）に選択した。

第２図に示す真空リフト装置ｌＯは上端にアイレット３
０を設け、下端に既知の真空バソド２４を固定した附属
の垂直支持機構を含む。この支持機構は既知の真空ポン
プ機構２７を載置する基板２６のための機械的支持体を
形威する．又この支持機構は真空ポンプ機構にかぶさり
、基板２６と協同して真空ポンプ機構２７を保護するた
めのハウジング２９を形威するカバー部材２８のための
機械的支持体を形成する．カバー部材２８上にはクレー
ンと真空リフト装置の操作者がアクセスできるよう手動
操作オン・オフスイッチ３ｌと、手動操作開閉真空レリ
ーズ弁５０及び真空ゲージ５２を含む制御器が設けられ
ている．第２図〜第４図に示すように真空バソド２４は真空板６
０と、この真空板６０の下側に空洞６４を区かくするた
めに設けた環状の弾性封じガスヶント６２と、上記真空
板６０を介して上記”空洞に連通ずる空気通路６６とを
有する．真空リフト装置１０をその封じガスケット６２
が物体１８に係合するように配置すれば物体の平滑な上
面２ｏが空洞６４と協同して第４図に示すように真空室
６８を区がくする．基板２６に固定した真空ポンプ機構
２７は吸入口４３を有する真空ポンブ４２と、この真空
ポンプ４２を駆動するボンプモータ４４と、上記吸入口
４３に連結した一方向チェック弁４Ｂと、好ましくは上
記吸入口４３と一方向チェック弁４８間に連結したエア
フィルター４６とを有する．第２図及び第４図に示すようにケーブル４５及びスイッ
チ３１を介してモーター５４に既知の電源（図示せず）
から電力が供給される．第５図に示すように真空ポンプ４２、一方向チェック弁
４８、真空ポンプ機構２７、空洞６４及び真空パンド２
４の空気通路６６により形威される真空システムは更に
真空ゲージ５２と真空レリーズ弁５０とを有する．一方
向チェック弁４８とエアフィルター４６は吸入口４３と
真空板６０内の空気通路６６間に直列に接続される．真
空レリーズ弁５０は一方向チェック弁４８と吸入口４３
の接続点と大気間に接続される．真空ゲージ５２は吸入
口４３に接続される．第２図及び第４図に示すようにアイレント３０とねじ軸
３２とを有するアイボルト３３と、ねじ杆３４と、雌ね
じを形威した細長いナット３６と、上部ジャムナット３
８と、下部ジャムナフト４０によって垂直支持機構が形
威される．ねじ杆３４の下端は真空パソド２４の真空板
６０の中央ねじ孔７０に螺合される．ねじ杆３４の上端
はナット３６によってアイボルト３３のねじ軸３２の下
部に連結される．基板２６はその中央部にねじ杆３４を
貫通せしめるねじの付けられていない孔７２を有する．
基板２６は真空板６０の上面とねじ杆３４上の下部ジャ
ムナット４０間に挟持固定される．カバー部材２８はア
イボルト３３のねじ軸３２が貫通されるねじを有しない
孔７４をその中央部に有し、ナット３６とねじ軸３２上
の上部ジャムナット３８間に挟持固定される．基板２６は４個のキャンプねじ８０のための４個のねじ
孔７８を有し、真空機構２７を基板２６に固定するため
真空機構２７の取付フランジ８２を通して上記キャップ
ねじ８０が上記ねじ孔７８に螺合される．真空パッド２
４に相対的な基板２６の回動は基板２６内のアクセスホ
ール８６を通して延び、真空板６０内のねじ孔を形威す
る空気通路６６に螺合されるホースカップリング８４に
よって阻止される．このホースカップリング８４はホー
ス８８の一端に取り付け、このホース８８の他端は第５
図に示すように一方向チェンク弁４Ｂに連結される．ア
イレント３０によってクレーンｌ６のロープｌ４のフッ
クｌ２から吊下された真空リフトｍｌｆＩＯは上昇すべ
き物体ｌ８の平滑な表面２０上に降下され、この真空リ
フト装置１０の重量が上記平滑な表面２０に接している
封じガスケット６２を圧縮するように作用する．操作者
は手動で真空レリーズ弁５０を閉じ、スインチ３１を附
勢し、ポンブモータ４４と、真空ポンプ４２とを附勢す
る．空気通路６６と、一方向チェンク弁４８と、エアフ
ィルター４６とを介して真空室６８からの空気が真空ポ
ンプ４２の吸入口４３内に排出される．真空室６Ｂ内が
所定の低圧条件になったとき、真空ゲージ５２がこれを
操作者に表示する．真空室６８内に低圧又は真空が生じ
たとき物体ｌ８が真空リフト装置ｌＯに接着され、クレ
ーン１６の操作によって上昇され、移動され、所望の位
置に下降される．物体１８が所望の位置に設置されたと
き、操作者は真空レリーズ弁５０を手動で開いて大気を
真空レリーズ弁５０と、一方向チェソク弁４８と、空気
通路６６を介して真空室６８内に導入し、この結果物体
ｌ８が真空リフト装置１０に接着されなくなり、クレー
ン１６の操作者によって除去できるようになる．物体ｌ８が大きく、金属板等の重いシート材の場合には
、物体１８の下面に作用する大気圧と真空室６８間の圧
力差によって物体ｌ８が真空リフト装置１０に釈放自在
に接合される．真空板６０内の溝９０内に嵌着されてい
る封じガスケント６２は真空室６８を封じるが、負荷搬
送機能は有せず、物体ｌ８の重量は真空パッド２４の真
空板６０と、ねじ杆３４と、ナット３６と、アイボルト
３３とによって直接支持される．基板２６とカバー部材
２８は上記重量を支持せず、又真空ポンプ機構２７又は
これに連結された電気システムも同じく支持することが
ない．本発明の真空リフト装置１０は極めて容易に且つ
速やかに組立て可能である．又使用後は容易に且つ速や
かに分解可能である．支持Ｉ！横の構戒部品、即ちアイ
ボルト３３と、ねじ杆３４と、ナット３６と、下部及び
上部ジャムナソト４０及び３８はゲージの変更及び又は
基板２６とカバー部材２８のサイズに応じて手動で調節
できる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の真空リフト装置の斜視図、第２図はそ
の分解斜視図、第３図は本発明の真空リフト装置におけ
る真空パッドの真空板の底面図、第４図は第３図の４−
４１ｉ１断面図、第５図は本発明の真空リフト装置の流
体及び電気システムの説明用系統図である．１０・・・真空リフト装置、ｌ２・・・フ７ク、１４・
・・ロープ、１６・・・オーバーヘッドクレーン、ｌ８
・・・物体、２０・，・・上面、２２・・・スイッチ、
２４・・・真空パンド、２６・・・基板、２７・・・真
空ポンプ機構、２８・・・カバー部材、２９・・・ハウ
ジング、３０・・・アイレソト、３ｌ・・・スイッチ、
３２・・・ねじ軸、３３・・・アイボルト、３４・・・
ねじ杆、３６・・・ナット、３８・・・上部ジャムナッ
ト、４０・・・下部ジャムナット、４２・・・真空ポン
プ、４３′−・・吸入口、４４・・・ポンプモーター、
４６・・・エアフィルター、４８・・・一方向チェック
弁、５０・・・真空レリーズ弁、５２・・・真空ゲージ
、５４・・・モーター、６０・・・真空板、６２・・・
封じガスケット、６４・・・空洞、６６・・・空気通路
、６８・・・真空室、７２．７４・・・孔、７０．７８
・・・ねじ孔、８０・・・キャップねじ、８２・・・取
付フランジ、８４・・・ホースカップリング、８６・・
・アクセスホール、８８・・・ホース、９０・・・溝．

Claims

【特許請求の範囲】

（１）垂直に延びる細長いねじ付支持部材と、この支持
部材に回動自在に係合した下部ジャムナットと、結合用
ナットと、クレーンに取り付けるため上記細長いねじ付
支持部材の上端近くに設けたクレーン取付機構とより成
る支持機構と、真空質を区かくするため、移動されるべき物体の平滑面
と協同する下面を有する真空パッドと、上記真空パッド
に上記細長いねじ付支持部材の下端を連結するための機
構と、上記真空パッドの上側に配置され、この真空パッドと上
記下部ジャムナットによって上記細長いねじ付支持部材
に固定され、上記細長いねじ付支持部材を貫通せしめる
孔を設けた基板と、真空ポンプと、一方向チェック弁と、上記真空室に連結
された真空レリーズ弁とを含み、上記基板によって支持
され、上記真空室内の制御圧条件を制御して上記物体を
吸着及び釈放するよう選択的に操作される複数の部材と
、及び上記複数の部材を保護するため上記基板の上側に配置さ
れ、上記結合ナットとクレーン取付機構とによって上記
細長いねじ付支持部材に固定される、上記細長いねじ付
支持部材を貫通せしめる孔を設けた保護カバーとより成
る、クレーンから吊下され、移動すべき物体の平滑面に釈放
自在に取付けられる真空リフト装置。
（２）上記真空レリーズ弁が手動操作でき、上記保護カ
バーの外側からアクセス可能である請求項１記載の真空
リフト装置。
（３）上記複数の部材が更にポンプモーターと、このポ
ンプモーターを制御するため上記保護カバーの外側から
アクセス可能な手動操作スイッチとを有する請求項１又
は２記載の真空リフト装置。
（４）上記細長いねじ付支持部材が下部ねじ杆と、上記
結合ナットによって上記下部ねじ杆に連結されるねじ軸
を有する上部部材とより成る請求項１又は２に記載の真
空リフト装置。
（５）上記細長いねじ付支持部材を上記真空パッドに接
続するための上記機構が上記ねじ杆に螺合される上記真
空パッド内のねじ孔を有する請求項４記載の真空リフト
装置。
（６）上記クレーン取付機構が上記ねじ軸上の取付部材
を有する請求項５記載の真空リフト装置。
（７）上記取付部材がアイレットを有する請求項６記載
の真空リフト装置。
（８）上端と下端とを有する支持機構と、上記支持機構の上端における取付機構と、上記支持機構の下端に接続され、その下面に物体の平滑
面に協同する真空室を形成する空洞を有する真空パッド
と、上記物体を上記真空パッドに対し離、接するよう上記真
空室内の圧力条件を制御するため選択的に操作される真
空ポンプ機構と、この真空ポンプ機構のための保護ハウジングを区かくす
るため上記真空ポンプ機構の上部の上記支持機構に設け
たカバー部材とより成り、上記支持機構はクレーンに取付可能であり、ねじ軸と、
ねじ杆と、上記ねじ軸とねじ杆を一体に連結するための
ナットとを有する上部機構を有し、上記ねじ杆は上記真
空パッド内のねじ孔に螺合される下端を有し、上記カバ
ー部材は上記ねじ軸に適合する孔を有し、上記支持機構
は上記ねじ杆上の下部ジャムナットを有し、上記カバー
部材は上記ナットと上記上部機構内に挟持固定されてい
る。クレーンから吊下され、移動すべき物体の平滑面に釈放
自在に取り付けられる真空リフト装置。
（９）上端と下端とを有する支持機構と、上記支持機構の上端における取付機構と、上記支持機構の下端に接続され、その下面に物体の平滑面に協同する真空室を形成する空
洞を有する真空パッドと、上記物体を上記真空パッドに対し離、接するよう上記真
空室内の圧力条件を制御するため選択的に操作される真
空ポンプ機構と、この真空ポンプ機構のための保護ハウジングを区かくす
るため上記真空ポンプ機構の上部の上記支持機構に設け
たカバー部材とより成り、上記支持機構はクレーンに取付可能であり、ねじ軸と、
ねじ杆と、上記ねじ軸とねじ杆を一体に連結するための
ナットとを有する上部機構を有し、上記ねじ杆は上記真
空パッドに螺合される下端を有し、上記ねじ軸は上記カ
バー部材を貫通して延び、上記カバー部材は上記ナット
と上記上部機構内に挟持固定されている。クレーンから吊下され、移動すべき物体の平滑面に釈放
自在に取り付けられる真空リフト装置。