JPH0326622Y2 - - Google Patents

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JPH0326622Y2
JPH0326622Y2 JP2858386U JP2858386U JPH0326622Y2 JP H0326622 Y2 JPH0326622 Y2 JP H0326622Y2 JP 2858386 U JP2858386 U JP 2858386U JP 2858386 U JP2858386 U JP 2858386U JP H0326622 Y2 JPH0326622 Y2 JP H0326622Y2
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、金属外環にリード部材を挿通して
ガラス封着した気密端子に関し、特に前記リード
部材が長尺な大型の気密端子に関する。
従来の技術 気密端子は小型のものが一般的であり、その一
例を第7図に示すと、同図において、1は金属外
環、2はリード部材で、金属外環1のリード封着
孔3に挿通されてガラス4にて封着されている。
このような気密端子5の製造は、第8図に示すよ
うな封着治具6を使用し、この封着治具6を、第
9図に示すような封着炉7に通すことで行われ
る。
上記封着治具6はカーボン製で、上面に多数の
凹部8,8…を有し、この各凹部8,8…に金属
外環1,1…と、例えばリング状のガラスタブレ
ツト4′,4′…と、リード部材2,2…が1つず
つ挿入されて保持される。この封着治具6を封着
炉7内にコンベア9でもつて送り込み、封着炉7
内で加熱し、ガラスタブレツト4′,4′…を溶融
させると、各凹部8,8…内で金属外環1,1…
にリード部材2,2…が一括してガラス封着され
る。封着炉7内は、一端側から他端側へと供給さ
れるN2ガス10の雰囲気に保たれて、上述ガラ
ス封着を良好ならしめている。
考案が解決しようとする問題点 気密端子全体の高さはリード部材の長さで決ま
り、リード部材の長さが長くなる程に、封着炉に
大型のものが必要となる。しかし、通常、気密端
子はリード部材の長さが短い小型のものが多く
て、気密端子製造工場に設置されている封着炉は
小型のものがほとんどある。従つて、小型気密端
子のリード部材より長さが数倍も長い大型気密端
子、例えば大型空調機のコンプレツサに使用され
ている大型気密端子を製造する場合は、一般の小
型封着炉が使用できなくて、特別な大型封着炉を
用意する必要があり、これは次の理由で簡単には
実行できないでいる。
即ち、大型封着炉は炉内の高さが小型封着炉の
それに比べて、小型気密端子のリード部材の長さ
の数倍に増え、炉内容積が大幅に増大して、炉内
を通る気密端子をガラス封着するに必要な温度に
加熱するための消費電力が格段に増大し、且つ、
炉内に供給されるN2ガス量が多くなつて、気密
端子の製造コストが高くなる。
また、大型気密端子は、少品種少量生産のもが
ほとんどで、この大型気密端子の製造のためだけ
に、大型封着炉を設置することは、設備投資的に
不利であり、大型気密端子の製造コストを尚便に
高くする。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点に鑑み、小型気密端子用の
小型封着炉を使つて製造できる構造の大型気密端
子の実現を目的とし、金属外環と、金属外環のリ
ード封着孔に一端部の周面をガラスで封着された
第1リード部材と、この第1リード部材の一端部
に同軸に電気的機械的に接続された第2リード部
材と、前記金属外環の第2リード部材側の片面上
に、前記第1リード部材と第2リード部材の接続
部分を含めて被覆固定された絶縁部材とを具備し
た気密端子を提供する。
作 用 本考案気密端子における第1リード部材の長さ
が、一般の小型気密端子のリード部材の長さ程度
であると、金属外環に第1リード部材は小型封着
炉でガラス封着可能になり、この封着後に第1リ
ード部材に、第2リード部材を電気的機械的に接
続することで、全長の長いリード部材を持つ大型
気密端子が実現される。また、シリコンゴムなど
の絶縁部材で第1,第2リード部材の接続部分を
隠すことにより、外観を良くして、商品価値を高
くすることができると共に、第2リード部材と金
属外環の沿面距離を大きくし、かつ撥水作用によ
つて、金属外環とリード間の絶縁抵抗や耐電圧を
著しく増大する作用を呈する。
実施例 以下、本考案の一実施例を、第1図乃至第6図
を参照して説明する。
第1図乃至第3図に例示する気密端子11は、
大型空調機のコンプレツサに使用される大型気密
端子に本考案を適用したもので、12は略矩形板
状の金属外環で、略中央部の直線状に並ぶ3箇所
にリード封着孔13,13…が、周辺部の複数箇
所にボルト穴14,14…が形成される。15,
15…は各リード封着孔13,13…に挿通され
てガラス16,16…で封止された3本の第1リ
ード部材、17,17…は各第1リード部材1
5,15…の一端部に同軸に電気的機械的に接続
された3本の第2リード部材で、金属外環12の
下方に第1リード部材15,15…が、上方に第
2リード部材17,17…が延びる。18は金属
外環12上のリード封着孔13,13…を囲む部
分に固定された絶縁部材、例えばシリコンゴム
で、これは第1リード部材15,15…と第2リ
ード部材17,17…の接続部分m,m…を一括
して被覆する大きさと厚さで形成される。尚、1
9は金属外環12の下面のボルト穴14,14…
より内側の周辺部に形成されたOリング収納用溝
である。シート状のパツキング材を用いる場合
は、このOリング収納用溝19は省略できる。
3本のリード部材15,15…は同一構造で、
その一本を第3図より説明すると、第1リード部
材15は、ネジ棒状のもので、その上端部15a
は軸方向にネジ穴20を有する円筒形を成す。第
1リード部材15は、上端部15aが金属外環1
2のリード封着孔13に、上端部15aの上端を
リード封着孔13上より少し突出させて挿入され
て、ガラス16にて封着される。この第1リード
部材15に対応する第2リード部材17もネジ棒
状のもので、その下端部17aが第1リード部材
15の上端部15aのネジ穴20に螺着及びロウ
付けされて、第1,第2リード部材15,17は
1本化される。
尚、第1リード部材15と第2リード部材17
の電気的機械的接続はネジ込みだけ、又はロウ付
けだけで行うことも可能であるが、上記のように
第1リード部材15に第2リード部材17をネジ
込むことで、両者の機械的接続強度が大となり、
第1リード部材15と第2リード部材17をロウ
付けすることで、両者の電気的機械的接続がより
良好になる。
3本の第1リード部材15,15…に3本の第
2リード部材17,17…を上記同様にして接続
した後、金属外環12上にシリコンゴム18が固
定される。このシリコンゴム18は、金属外環1
2上に型(図示せず)を使つて鋳込む方式で形成
されて、金属外環12上近くのリード部材接続部
分m,m…を被覆する。
次に、上記気密端子11製造工程を、第4図乃
至第6図を用いて説明する。
先ず、金属外環12の各リード封着孔13,1
3…に第1リード部材15,15…を封着炉(図
示せず)を使つてガラス封着し、第4図に示すよ
うな半製品を得る。この封着工程において、第1
リード部材15,15…の長さは、一般の小型気
密端子のリード部材と同程度の短いものであり、
従つて、金属外環12に第1リード部材15,1
5…は既存の小型封着炉を使つて封着することが
可能である。
次に、第5図に示すように、各第1リード部材
15,15…に第2リード部材17,17…を螺
着し、各リード部材接続部分m,m…をロウ付け
する。このロウ付けはリード部材接続部分m,m
…に銀ロウ材21,21…を介在させておいて、
全体を加熱炉(図示せず)に通し、銀ロウ材2
1,21…を一括して溶融させることにより、量
産性良く行える。このようなロウ付け工程におい
て、加熱炉内を必要温度に加熱するに必要な用力
(電力など)は、リードをガラス封着する封着炉
に比較して、ロウ付け温度がガラス封着温度に比
べ数100℃程度低いので、格段に少なくて済む。
その結果、上記封着工程での封着炉の用力と、ロ
ウ付け工程の加熱炉の用力を合計したものは、仮
りに上記気密端子11と同じ大型の気密端子を大
型封着炉で製造するとした場合の、大型封着炉で
消費される用力に比べると、格段に少なくて済
み、大型気密端子の製造コストを下げることが可
能となる。尚、上記加熱炉内に通炉時に金属外環
12が振動するが、第1リード部材15上に第2
リード部材17をネジ込んで接続していると、前
記振動で第2リード部材17が傾いたり、第1リ
ード部材15から抜け落ちることが皆無となり、
正確なロウ付けが実行される。
次に、金属外環12上にシリコンゴム18を被
覆固定して、大型の気密端子11が製造される。
この気密端子11は、例えば第6図に示すよう
に、大型空調機のコンプレツサ本体22の外面
に、次のように実装される。金属外環12の下面
周辺部の溝19にOリング23を嵌め、このOリ
ング23を介して金属外環12の下面周辺部をコ
ンプレツサ本体22の外面に押し当て、ボルト穴
14,14…からボルト24,24…を挿通し
て、金属外環12をコンプレツサ本体22に固定
する。このように実装された気密端子11は、コ
ンプレツサ本体22内のモータ類への給電に使用
され、金属外環12と各リード部材には高電圧が
印加される。
ここでシリコンゴム18の作用を説明する。シ
リコンゴム18は、金属外環12上に、第1リー
ド部材15,15…と第2リード部材17,17
…の接続部m,m…を埋める厚さで形成され、従
つて、シリコンゴム18は、第2リード部材1
7,17…と金属外環12との沿面距離を長くし
て絶縁抵抗及び耐電圧を大きくし、リード部材へ
の高圧印加を安全なものにする。また、コンプレ
ツサ本体22内に冷媒が収納される関係から、気
密端子11が冷却されて、その表面に露が生じる
が、シリコンゴム18は撥水性に優れ、シリコン
ゴム18の表面には露が生じ難く、従つて露によ
り、第2リード部材17,17…間の絶縁抵抗や
耐電圧が劣化する心配は無い。更に、シリコンゴ
ム18はリード部材接続部分m,m…を隠して、
実装時の気密端子11の外観を良くする。
尚、上記実施例では、シリコンゴム18を、均
一な厚さに被覆固定する場合について説明した
が、第2リード部材17,17…の周囲が残余部
より厚くなるように被覆固定してもよい。そのよ
うな場合、金属外環12と各第2リード17,1
7…との間の絶縁抵抗や耐電圧を、より一層大き
くすることができる。
又、シリコンゴム18は、各第2リード17,
17…ごとに独立して被覆固定してもよい。
更に、Oリング収納用溝19にOリング23を
収納して実装するのに代えて、Oリング収納用溝
19を省略し、石綿などのシート状のパツキング
材を用いて実装するようにしてもよい。
更に又、本考案は大型空調機のコンプレツサ用
の3端子式大型気密端子に限るものではない。
考案の効果 本考案によれば、金属外環への第1リード部材
の封着は一般の小型封着炉が使用でき、この第1
リード部材に第2リード部材を接続することで気
密端子の大型化が実現され、従つて小型封着炉を
使つて大型気密端子が提供でき、大型気密端子の
製造コストの低減化が図れる。また、金属外環上
に固定して絶縁部材で第1リード部材と第2リー
ド部材の接続部分を被覆することで、外観の良い
且つリード部材と金属外環の絶縁抵抗や耐電圧の
大きい気密端子が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る気密端子の一実施例を示
す平面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面
図、第3図は第2図の要部の拡大断面図、第4図
及び第5図は第1図の気密端子の各製造途中にお
ける一部断面を含む正面図、第6図は第1図の気
密端子の実装時の一部断面を含む正面図である。
第7図は従来の気密端子の縦断面図、第8図は第
7図の気密端子の製造用封着治具の一部断面を含
む正面図、第9図は第7図の気密端子を製造する
封着炉の概略側面図である。 11……気密端子、12……金属外環、13…
…リード封着孔、15……第1リード部材、16
……ガラス、17……第2リード部材、18……
絶縁部材(シリコンゴム)、m……(リード部材)
接続部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属外環と、金属外環のリード封着孔に一端
    部の周面をガラスで封着された第1リード部材
    と、この第1リード部材の一端部に同軸に電気
    的機械的に接続された第2リード部材と、前記
    金属外環の第2リード部材側の片面上に、前記
    第1リード部材と第2リード部材の接続部分を
    含めて固定された絶縁部材とを具備したことを
    特徴とする気密端子。 (2) 前記第1リード部材の一端部に雌ネジを有
    し、前記第2リード部材が雄ネジを有し、この
    第2リード部材の雄ネジを第1リード部材の雌
    ネジに螺着およびロウ付けしてなる、実用新案
    登録請求の範囲(1)記載の気密端子。
JP2858386U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPH0326622Y2 (ja)

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JP2858386U JPH0326622Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

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