JPH0326597B2 - - Google Patents

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JPH0326597B2
JPH0326597B2 JP58107611A JP10761183A JPH0326597B2 JP H0326597 B2 JPH0326597 B2 JP H0326597B2 JP 58107611 A JP58107611 A JP 58107611A JP 10761183 A JP10761183 A JP 10761183A JP H0326597 B2 JPH0326597 B2 JP H0326597B2
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video signal
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image
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JP58107611A
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JPS5910841A (ja
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Adorianusu Yohannesu Fueruhoofuen Reonarudasu
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Koninklijke Philips NV
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Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS5910841A publication Critical patent/JPS5910841A/ja
Publication of JPH0326597B2 publication Critical patent/JPH0326597B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/32Transforming X-rays
    • H04N5/3205Transforming X-rays using subtraction imaging techniques

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の関連する技術分野 本発明は物体をX−線により照射し、該物体を
通過した後のX−線放射を電気的なビデオ信号に
変換せしめ、該ビデオ信号の対数値を求めてデイ
スプレイ装置にX−線像を表示させるべく物体の
X−線像を処理する方法に関するものである。さ
らに本発明はビデオ信号を発生させる像形成装置
と、該ビデオ信号の対数値を形成するための変換
回路と、対数値に変換した像を表示するための表
示装置とを具えている物体のX−線像を処理する
ための装置にも関するものである。
斯種の装置および方法は“Optical
Engineering”(17、No.6、1978年、11月/12月、
第652〜657頁)から既知である。物体によつて散
乱されるX−線がX−線像の品質に悪影響を及ぼ
すことは既知である。特に、X−線像に基ずいて
量的な計算を行なう(濃度測定、機能的な像形
式、血液流の測定)場合に、散乱作用は計算の精
度を低下させる。上記文献に記載されているよう
なX−線像の減法によつて得られる差分像の品質
を散乱の発生によつて悪影響を受けることが確め
られている。
発明の開示 本発明の目的は散乱の影響を十分に低減させて
X−線像または差分X−線像を発生させる方法お
よび装置を提供することにある。
本発明は物体をX−線により照射し、該物体を
通過した後のX−線放射を電気的なビデオ信号に
変換せしめ、該ビデオ信号の対数値を求めてデイ
スプレイ装置にX−線像を表示させるべく物体の
X−線像を処理する方法において、X−線像を形
成するために、表示すべき物体に依存する複数の
露出パラメータの選択および調整を同時に行なう
ことのできるプログラム選択装置を設け、ビデオ
信号から露出パラメータに依存する一定の可調整
信号を減じたもので前記対数値を求めることを特
徴とするX−線像処理方法にある。
さらに本発明は、ビデオ信号を発生させる像形
成装置と、該ビデオ信号の対数値を求めるための
変換回路と、対数値に変換した像を表示するため
の表示装置とを具えている物体のX−線像を処理
するための装置において、該処理装置が一定の可
調整信号値の分だけ差引いたビデオ信号の対数値
を求めるための算術手段を具え、前記処理装置が
さらに、物体依存性のグループの露出パラメータ
を同時に選択および調整するための選択兼調整手
段並びに選択露出パラメータに基ずいて可調整信
号値を選択する選択手段も具えており、前記パラ
メータの1つを可調整信号値としたことを特徴と
するX−線像処理装置にある。本発明によれば、
ビデオ信号を対数変換する前に該ビデオ信号から
一定の可調整信号値を差引くようにする。従つ
て、散乱によつて発生されるビデオ信号の部分
は、残りのビデオ信号に対しては十分に低減され
ないにしても減少するようになる。ビデオ信号か
ら差引く一定の信号値を大きさは特に、X−線の
硬さ(KVp)、X−線による照射領域の大きさ、
検査すべき物体の特性(厚さ、成分)患者と像形
成装置との間の距離、散乱放射グリツド等に依存
する。
上述した本発明による方法によれば各タイプの
検査毎に、差引くべき一定の信号値を最適に選定
し得るため、ビデオ信号の内の散乱放射によつて
発生される部分は実質上完全に除去することがで
き、また物体の陰映像を表わす実際のビデオ信号
が何等悪影響を受けなくなる。
さらに本発明の他の例によれば、装置が少なく
とも1個のX−線像により形成された或る像を蓄
積するための少なくとも1個のビデオメモリを具
えており、該メモリの出力端子を可調整対数変換
器を具えている算術手段を入力端子に接続する。
本発明のさらに他の好適例によれば対数変換器を
読取り/書込みメモリとし、該メモリに対数変換
テーブルを記憶させ、ビデオメモリの出力端子を
読取り/書込みメモリのアドレス入力端子に接続
する。斯種の装置には、例えば調整済みの露出パ
ラメータに応じて、読取り/書込みメモリに適当
に採用した対数変換テーブルを記憶させることが
できる。本発明によれば、ビデオ信号をビデオメ
モリに(散乱放射による部分を含んだまま)変更
しないで記憶させるため、散乱作用に対する補正
の可視的チエツクをすることができ、従つて過剰
補正(差引く信号の値が大き過ぎて、関連するビ
デオ信号が黒レベル以下でカツト・オフされてし
まう)を見たり、修正したりすることができる。
実施例の説明 以下図面につき本発明を説明する。
差動的に増強されるX−線像を発生させるため
の第1図に示すX線検査装置10はX−線管Bに
電力を供給する高電圧源Gと、像増強器IIと、撮
像管PUと、差動増幅器OAと、アナログ−デイ
ジタル変換器ADC1と、スイツチS1およびS
2を介して前記アナログ−デイジタル変換器
ACD1の出力端子に接続される2個の処理回路
RF1およびRF2を具えており、処理回路RF1
およびRF2は対数変換器L1およびL2にも接
続する。処理回路におけるメモリに蓄積されたビ
デオ内容の対数値を供給する対数変換器L1およ
びL2の出力端子を算術手段、実際には減算回路
V1(第1a図)に接続し、この減算回路の出力
端子をデイジタル−アナログ変換器DAC1およ
び加算回路A1を介してデイスプレイ装置MON
に接続する。
変換器ADC1によつてデイジタル化されたビ
デオ信号はスイツチS1またはS2を介して処理
回路RF1またはRF2の何れか一方に供給する。
なお、第1b図には処理回路の一例をブロツク線
図にて示してある。処理回路RFは、減算回路V
と、逓倍器Mと、加算回路Aと、メモリMMとか
ら成る巡回形フイルタを具えている。減算回路V
1を用いて両処理回路におけるメモリMMに蓄積
された像から減算(差分)像を形成し、その像を
変換器DAC1にてアナログに変換した後、その
アナログ差分像に加算回路A1によつて所謂グレ
ーペデスタルCを付加した後にモニタMONに前
記差分像を表示させる。
第1b図の処理回路RFはデイジタル化したビ
デオ像を受信する巡回形フイルタを具えている。
この巡回形フイルタはそれに与えられるデイジタ
ル化ビデオ像から合成像を形成する。この合成像
は次式に基ずいて表わされるX−線像の重み付け
加算したものから成る。即ち、 VU(i+1)=K・Vi(i)+(1−K)・VU(i) ここにVi(i)はフイルタに与えられるi番目のデ
イジタル化ビデオ像であり; VU(i)はメモリMMに蓄積されるi番目の合成像
であり; VU(i+1)はメモリMMに蓄積される(i+1)番
目の合成像であり; Kは重み係数(0K1)である。
斯かる結果を得るためには、i番目の合成像を
メモリMMから読取り、それをi番目のビデオ像
も受信する減算回路Vに供給する。この減算回路
による差分像に逓倍器Mによつて係数Kを乗じ、
その後斯かる逓倍像を加算回路Aにてi番目の合
成像に加える。このために、加算回路Aを逓倍器
Mの出力端子とメモリMMの出力端子とに接続す
る。ビデオ像を正しく(重み付け)加算するため
に、ビデオ同期パルスSYNCをアドレス・カウン
タAT(第1a図)に供給して、常にビデオ像の
同じ画素を(両処理回路RF1およびRF2に対す
る)メモリMMの同じアドレスに割り当てるよう
にする。なお、便宜上処理回路RFの作動を説明
するために簡単なアドレス・カウンタATにつき
説明するが、メモリMMのアドレスからビデオ情
報を呼戻したり、このビデオ情報およびこの情報
に(回路V,MおよびAによつて)加えるべきつ
ぎのX−線像からのビデオ情報を処理するのに多
少時間がかかることは明らかである。これがため
の処理回路RFには所謂パイプ・ライン処理技術
を用いる必要がある。
差分像を発生させるためには例えば先ず短いシ
リーズのX−線像(例えば4つ)のスイツチS1
を介して処理回路RF1に供給して、この処理回
路にて上記短いシリーズのX−線像から合成像
(造影剤のないマスク)を形成する。ついでスイ
ツチS1を開いて、S2を閉じる。つぎの各シリ
ーズのX−線像から(例えば心臓血管系統に造影
剤を注入後)、処理回路RF2によつて合成像を決
定する。RF2からの連続的に変化する合成像お
よびRF1からのマスクから順次差分像が形成さ
れるため、原則的には像影剤を伴なう心臓血管系
統だけがモニタで見えるようになる。
短いシリーズを成す順次連続X−線像は(例え
ば“Optical Engineering”(17、No.6、Nov./
Dec.1978、p.652〜657)に見られるように、X−
線像の雑音の影響を減らすために)簡単に加算す
ることもできることは明らかである。このような
加算をする場合には、処理回路RF(第1b図)ス
イツチSを設け、重み付け係数Kの値を1とし、
かつスイツチSを開いてX−線像を加算する。
処理回路RF1および/またはRF2のメモリ
MMに蓄積される像に及ぼす散乱作用を低減させ
るために、可調整の一定の信号値XSを差動増幅
器OAの入力端子に供給して、この信号値XSを
ビデオ信号から差引く。可調整信号値XSを処理
すべきX−線像を形成するのに用いられる露出パ
ラメータに基ずいて(後述するような方法で)定
める。
上述した装置10並びに後述する装置は差分的
に増強した像を発生させるものであるが、本発明
は特に、X−線像を電子的な手段(像増強撮像管
およびTVモニタ)によつて表示(および/また
は電子的に記憶)させるX−線診断装置に使用す
ることもできる。
第2a図は矢印xの方向のX−線によつて照射
される理論上の物体Oを示したものであり、この
物体Oの片側半部の厚さは15cm(組織、骨無し)
で、他の半部の厚さは20cm(組織、骨無し)であ
る。これらの各半部には同じような血管1,2が
それぞれ含まれている。X−線像によつて位置x
の関数として第2b図に示すビデオ信号が得られ
る。このビデオ信号の振幅値I1を、厚さが15cm
の組織層の“部位”では100とする。この場合、
他の半部におけるビデオ信号の振幅値I1は例え
ば33に相当する。血管1および2が(希釈)造影
剤で満たされる場合には、振幅値I1が血管1お
よび2の部位で負の(小さな)ピークP1および
P2を呈する。造影剤が血管中にない場合には、
上述したような負のピークP1およびP2が現わ
れなくなる。ピークP1およびP2の部位におけ
る振幅値I1はそれぞれ97および32(0.97×100お
よび0.97×33)に相当する。造影剤で得られるビ
デオ信号と造影剤なしで得られるビデオ信号の振
幅差である差分振幅値I2を第2C図に示してあ
る。この差分振幅値I2は、血管1および2が同
じであつても血管1に対してはΔ=3となり、血
管2に対してはΔ=1となる。このような不満足
な事態は、物体の肉厚が厚い部位にて測定される
振幅値I1を物体の薄い部位で測定される振幅値
よりも大きく増幅することによつてなくすことが
できる。従つて、従来は振幅値I1を対数的に増
幅(利得特性を第3図に曲線LT1によつて示し
てあり、横軸Viは入力振幅値(I1)で、縦軸
Vuは出力振幅値である)している。
第2C図に示す振幅値の差I2は振幅値I1の
対数値間の差とは明らかにずれている。血管1の
部位における差は次式、即ち log100−log97=0.0132 として表わすことができ、血管2の部位における
差は次式、即ち log33−log32=0.0132 として表わすことができる。
従つて、理論上は対数に基ずいて正確に作動す
る増幅器を用いれば、血管1および2に対して同
じ信号強度が得られるから前述したような問題は
解決されることになる。
X−線像の形成中に散乱が生ずる場合(X−線
が物体に遭遇する場合には常に散乱が生ずる)に
は、振幅値が第2a図に線図的に示すように変化
する。散乱X−線と無散乱の直接X−線との比を
例えば1:3.3とする。このことから、振幅値I
3が130の場合、その振幅値の内の直接X−線放
射による分は100であり、散乱放射による分は30
であると云える。第2a図に示すような物体Oが
照射されると、振幅値I3のX−線像が得られ、
この振幅値I3は“純粋ビデオ信号”(振幅値I
1、第2b図)から成るものと見なすことがで
き、この信号には雑音振幅値ISが加えられてい
る。振幅値I3を対数的に増幅(第3図、曲線
LT1)した後には血管1の部位における振幅値
の差が値が、 log130−log127=0.0101 となり、血管2の部位における振幅差の値が、 log63−log62=0.0069 となる。従つて、理想的な正しい対数増幅器を用
いても同じ2つの血管に対して信号の差分値が同
じにならなくなる(フアクター1.5だけ相違す
る)。散乱および無散乱放射の比率を相当首尾よ
く選定したとしても、或る物体の同じ部分の像を
形成するのに不所望な不一致が生ずる。実際上、
上記比率は(散乱が大きくなるにつれて)一層不
都合となる。
本発明ではX−線像の形成時に生ずる散乱量に
よつて大きさが定められる可調整信号値を減ずる
ことによつて上述したような問題を解決する。第
1a図では信号値XSを差動増幅器OAに供給す
る。この差動増幅器は撮像管Puからのビデオ信
号も受信する。第3図の曲線LT2はビデオ信号
(I3、第2a図)の変換が実際上どのようにし
て行われるかを示したものである。可調整信号値
XSをビデオ信号から減算した後に“純粋な”ビ
デオ信号(I1、第2b図)を対数値に変換す
る。可調整信号値XSは特につぎのようなものに
依存する。
−X−線露出用に用いたX−線管電圧KVp −照射フイールドの大きさ −検査すべき物体(組織、骨)の特性 −X−線管と、物体と、像増強器との間の距離 −物体と像増強器との間に用いられる散乱放射グ
リツド。
(上述した種類の)X−線露出パラメータの内
の幾つかの物体依存性のグループのパラメータを
セレクタによつて同時に選択し、かつ調整し得る
プログラム選択を余儀なくするX−線検査装置
(機関−プログラムX−線装置として既知)では、
差動増幅器OAに供給する可調整の信号値XS(実
験上決定すべきである)を同時に発生させるのが
有利である。
第4図は散乱の影響を他の方法で補正する本発
明による装置40の好適例を示したものである。
撮像管Puから到来するビデオ信号(I3)は、
増幅器OAによつて増幅した後に、(この場合に
は信号XSによる補正は行なわない)、変換器
ADC1に供給して、第1aおよび1b図につき
述べた方法で処理回路RF1および/またはRF2
によつて処理する。しかし、この場合には対数特
性を対数変換器L1およびL2の双方に記憶させ
る。斯かる対数特性は第3図の曲線LT2に符号
する。信号値XSは可調整とする必要があるため、
変換器L1およびL2を読取り/書込みメモリに
よつて形成して、これらメモリに記憶させた(各
入力信号Vi(アドレス)および出力信号Vu(アド
レスViにおける内容)に対する)変換表(テー
ブル)をX−線露出特性を基ずいて再書込みする
ことができるようにする。
所定タイプのX−線検査に、或る1つのグルー
プの露出パラメータを選択する際には、コンソー
ル41におけるセレクタ−ボタン42の1つを押
圧する。露出パラメータ(KV、患者と像形成装
置との間の距離等)の選択と同時に、制御コンソ
ール41におけるメモリ(図示せず)に記憶され
ている可調整信号値XSを他のパラメータと一緒
に呼戻す。露出パラメータはつまみ44によつて
手動で調整することもでき、これらのつまみによ
つてX−線管の電圧、患者の厚さ、患者と像増強
器との間の距離等を選択することができる。選択
手段を用いることによつて、アドレスを調整パラ
メータ値から形成し、このアドレスを用いて、メ
モリの表に適当な可調整信号値XSをアドレスさ
せることができる。この信号値XSをメモリ制御
ユニツト46に供給し、このユニツトにて上記信
号値に基ずいて変換器メモリL1およびL2の内
容を変更させる。これがため制御ユニツト46は
スイツチS4を介して変換器メモリL1およびL
2のアドレス入力端子と、他の結線を介して変換
器メモリL1およびL2のデータ入/出力端子と
に接続する必要がある。信号値XSまたは露出パ
ラメータのグループに応じて、曲線LT(第3図)
は変換器メモリL1およびL2にて完全に書き代
えられる。この際、出力信号(Vu)のダイナミ
ツク・レンジ(表示モニタにて黒レベルと白レベ
ルとの間の範囲内にある)が何等限定されないこ
とは明らかである。各アドレスに記憶される値
は、信号値XSの大きさに応じて1つ、または2
つ以上のアドレス位置分さらにシフトさせること
もでき、この際信号値XSが低下する場合には第
3図の曲線LT2がLT1の方へとシフトされ、信
号値XSが大きくなる場合には、曲線LT2がLT
1から離れる方へとシフトされる。従つて、出力
信号Vu(第3図)のダイナミツク・レンジが白レ
ベルで僅かに制限されることになる。
曲線LT2は第3図に示すように、最初は急激
でなく、破線LT3で示すように“始動状態”を
採るようにするのが好適であることを確めた。こ
のような曲線LT3の場合には、ビデオ信号の黒
レベルの任意のカツト・オフ(実際に現われる散
乱量に対して大き過ぎる可調整信号値XSを選択
してしまつた場合に生ずる)は左程急激にならな
くなる。
第5図は第4図の変形例を示したものである。
この例では、セレクタ−ボタン42または調整つ
まみ44によつて制御コンソール41にて定めら
れる信号値XSを減算回路AA1およびAA2に直
接供給し、これらの減算回路に処理回路RF1お
よびRF2のメモリMMの内容も供給する。信号
値XSとメモリMMの内容との差分値を変換器L
1およびL2にそれぞれ供給する。変換器L1お
よびL2は読取り専用メモリ(ROM)とし、こ
れに曲線LT1(第3図)または(曲線LT3のよ
うな感じの)多少変更した曲線を永久に記憶させ
ることができる。
第1a図に示す装置10ではビデオ信号から信
号値XSを差引くことによりそのビデオ信号から
黒レベルのビデオ信号が多少除去されてしまう惧
れがあることは明らかである。第4および5図に
示す装置40および50では上述したような現象
が回避される。その理由は、処理装置RF1およ
びRF2によつて全ビデオ信号(または重み付け
したビデオ信号の加算値)を記憶し、かつ散乱に
対する補正をデイスプレイ段の前の段だけで行な
うようにすることができるからである。
【図面の簡単な説明】
第1a図および1b図は本発明によるX−線像
処理装置の一例を示すブロツク線図;第2a,2
b,2cおよび2d図は理論上の物体、該物体が
ビデオ信号に及ぼす影響、差分像信号および散乱
がビデオ信号に及ぼす影響をそれぞれ示す説明
図;第3図は従来法による対数変換器および本発
明による変換器の各特性図;第4図は本発明によ
る装置の好適例を示すブロツク線図;第5図は第
4図の装置の変形例を示すブロツク線図である。 G……高電圧源、B……X−線管、I1……像
増強器、Pu……撮像管、OA……差動増幅器、
ADC1……A/D変換器、L1,L2……対数
変換器、RF,RF1,RF2……処理回路、MM
…メモリ、V1……減算回路(算術手段)、DAC
1……D/A変換器、A,A1……加算回路、
MON……デイスプレイ装置、V……減算回路、
M……逓倍器、AA1,AA2……減算回路、AT
……アドレスカウンタ、S,S1,S2……スイ
ツチ、41……コンソール、42……セレクター
ボタン、44……調整つまみ、46……メモリ制
御ユニツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 物体をX−線により照射し、該物体を通過し
    た後のX−線放射を電気的なビデオ信号に変換せ
    しめ、該ビデオ信号の対数値を求めてデイスプレ
    イ装置にX−線像を表示させるべく物体のX−線
    像を処理する方法において、X−線像を形成する
    ために、表示すべき物体に依存する複数の露出パ
    ラメータの選択および調整を同時に行なうことの
    できるプログラム選択装置を設け、ビデオ信号か
    ら露出パラメータに依存する一定の可調整信号を
    減じたもので前記対数値を求めることを特徴とす
    るX−線像処理方法。 2 特許請求の範囲1記載の方法において、対数
    値を求めるために、可調整変換特性を記憶させて
    ある対数テーブルからビデオ信号に基ずいて或る
    対数値を導出することを特徴とするX−線像処理
    方法。 3 特許請求の範囲1記載の方法において、ビデ
    オ信号の対数値を求める前に該ビデオ信号から一
    定の可調整信号値を差引くことを特徴とするX−
    線像処理方法。 4 ビデオ信号を発生させる像形成装置と、該ビ
    デオ信号の対数値を求めるための変換回路と、対
    数値に変換した像を表示するための表示装置とを
    具えている物体のX−線像を処理するための装置
    において、該処理装置が一定の可調整信号値の分
    だけ差引いたビデオ信号の対数値を求めるための
    算術手段を具え、前記処理装置がさらに、物体依
    存性のグループの露出パラメータを同時に選択お
    よび調整するための選択兼調整手段並びに選択露
    出パラメータに基ずいて可調整信号値を選択する
    選択手段も具えており、前記パラメータの1つを
    可調整信号値としたことを特徴とするX−線像処
    理装置。 5 特許請求の範囲4記載の処理装置において、
    算術手段が少なくとも1個の減算回路を具えてお
    り、該減算回路を像形成装置の出力端子に接続す
    ると共に、変換回路に供給する補正ビデオ信号を
    形成するために前記減算回路に他の入力端子を介
    して一定の可調整信号値を供給するようにしたこ
    とを特徴とするX−線像処理装置。 6 特許請求の範囲4記載の処理装置において、
    該装置が少なくとも1個のX−線像により形成さ
    れた或る像を蓄積するための少なくとも1個のビ
    デオメモリを具えており、該メモリの出力端子を
    可調整対数変換器を具えている算術手段の入力端
    子に接続したことを特徴とするX−線像処理装
    置。 7 特許請求の範囲6記載の装置において、対数
    変換器を読取り/書込みメモリとし、該メモリに
    対数変換テーブルを記憶させ、ビデオメモリの出
    力端子を読取り/書込みメモリのアドレス入力端
    子に接続したことを特徴とするX−線像処理装
    置。 8 特許請求の範囲6記載の処理装置において、
    対数変換器が減算回路および読取り専用メモリを
    具えており、ビデオメモリの出力端子を減算回路
    の第1入力端子に接続し、該減算回路の第2入力
    端子には可調整信号値を供給し、前記減算回路の
    出力端子を読取り専用メモリのアドレス入力端子
    に接続し、該メモリには対数表を記憶させるよう
    にしたことを特徴とするX−線像処理装置。 9 特許請求の範囲6〜8の何れか1つに記載の
    処理装置において、該装置が2個のビデオメモリ
    と、別の算術手段を具えており、前記各メモリを
    対数変換器に接続し、ビデオメモリに記憶させた
    変換像から差分像を形成するために、前記算術手
    段に前記両対数変換器の出力端子を接続したこと
    を特徴とするX−線像処理装置。
JP58107611A 1982-06-15 1983-06-15 X―線像処理装置 Granted JPS5910841A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8202417A NL8202417A (nl) 1982-06-15 1982-06-15 Inrichting en werkwijze voor het verwerken van roentgenbeelden.
NL8202417 1982-06-15

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