JPH0326594Y2 - - Google Patents

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JPH0326594Y2
JPH0326594Y2 JP1984128988U JP12898884U JPH0326594Y2 JP H0326594 Y2 JPH0326594 Y2 JP H0326594Y2 JP 1984128988 U JP1984128988 U JP 1984128988U JP 12898884 U JP12898884 U JP 12898884U JP H0326594 Y2 JPH0326594 Y2 JP H0326594Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、トイレの換気扇用のスイツチ等と
して使用され、手動または自動的に電路をオフま
たはオン操作した場合に於いて、この動作後所望
時間を経過した後にオンまたはオフ動作を行わし
めるようにした遅延スイツチの接点開閉装置に関
する。
〔背景技術〕
従来の遅延スイツチは、オイルダツシユポツト
と磁石との組み合わせで、遅れ時間をとつてい
た。そのため、一定時間オンしなければ遅れ時間
の確保ができない、温度が変化すると遅ら時間が
変わる、磁石を使用しているため周囲の金属が変
わると遅れ時間が変わる、取付方向によつて遅れ
時間が変わる等の欠点があつた。また、構造上、
大角形2個用モジユールより小型化することがで
きなかつた。
そこで、このような問題を解消するため、正逆
回動動作によつて接点を開閉させるカムと、ハン
ドルによつて逆回動させられたカムを正回動させ
るための付勢力をカムに与えるコイルスプリング
と、このカムの回動速度を抑制する遅延ユニツト
と、接触ばねに固定されていてカムの回動動作を
接触ばねに伝達する駆動片とを備えている遅延ス
イツチが開発された。
この遅延スイツチにおいては、駆動片は常にカ
ムに接触している必要があるが、駆動片にこのよ
うな付勢力を与える構造としてつぎのような構造
が考えられる。すなわち、コイルスプリングは、
一端がカムに、他端が駆動片に固定されていて、
カムに常に正回動方向に付勢される力を与えると
ともに、駆動片を引き上げ、駆動片を常にカムの
外周面に押接させるようになつている構造であ
る。
しかし、この構造では、接点開離力は、接触ば
ねの復元力とコイルスプリングの駆動片引き上げ
力からなつている。良く知られているように、コ
イルスプリングの牽引力は、その伸びによつて変
化する。接点が開かれる直前ではコイルスプリン
グの伸びが小さくなつていて、駆動片を引き上げ
る力は弱くなつている。このため、結局、この時
点では、接点開離力は接触ばねの復元力のみとな
り、駆動片が逆にこの力の抵抗となつていて、接
点の開離動作が安定しないと言う問題がある。
〔考案のの目的〕
この考案は、遅延スイツチの接点開閉動作を安
定して行わせるようにする遅延スイツチ用接点開
閉装置を提供することを目的とする。
〔考案の開示〕
前記の目的を達成するため、この考案は、接点
機構と、正逆回動動作によつて接点を開閉させる
カムと、このカムの回動速度を抑制する遅延ユニ
ツトと、前記カムを正逆回動させるハンドルおよ
びスプリングとを備え、接点機構の接点が接触ば
ねによつて支持されており、前記カムが、回動支
点を同じくする一対のカムからなり、第1のカム
はハンドルおよびスプリングにより正逆回動させ
られ、第2のカムは第1のカムにより正逆回動さ
せられるとともに、第2のカムを第1のカムの回
動開始より遅れて回動開始させる差動機構を備え
てなり、前記第1のカムには、逆回転時に前記接
点機構を接触ばねに抗して作動させる傾斜状周縁
を備え、第2のカムには、第1のカムの傾斜状周
縁に対応する位置に、正回動時に前記接点の作動
を解除する切欠きを備えている遅延スイツチ用接
点開閉装置をの要旨とする。以下にこれを、この
接点開閉装置の一実施例が用いられた遅延スイツ
チをあらわす図面に基づいて詳しく説明する。
第1図から第4図までにみるように、箱状のス
イツチ本体(ボデイ)10中央に遅延ユニツト2
0が設けられ、その上面および下面を挟むように
して絶縁板30,31が配設されている。この絶
縁板30,31を設けることで他部からの熱を遮
断して、熱可塑性樹脂よりできた遅延ユニツト2
0の枠体に熱が加えられても燃えることがないよ
うにされている。
遅延ユニツト20の前面には、2枚のカム4
0,41が、遅延ユニツト20のケーシグに設け
られるその回動の支点21を遅延ユニツトの伝達
軸22から偏心させるようにして取付けられてい
る。遅延ユニツトに近い方のカム40には、支点
21を中心とする弧状の切欠き42が形成され、
その支点21に近い縁には、歯部43が形成され
ていて、遅延ユニツトの伝達軸端に固定された歯
車23と噛み合うようになつている。切欠き42
は、カム40が回動させられたとき、遅延ユニツ
トの歯車23とそのカバーに干渉されないように
形成されたものである。カム40と遅延ユニツト
20の間には、一端をカム40の裏面に形成され
た突起46に、他端を遅延ユニツト20から上方
に延出した延出部24の突起25に固定したコイ
ルスプリング50が取付けられている。カム40
は、このコイルスプリング50によつて常に正回
転方向4図中、矢印方向)に付勢されている。他
方、遅延ユニツトから遠方のカム41には、大き
な切欠き45が形成されていて、前記カム40と
同様にカム41が回動させられたときに、遅延ユ
ニツトの歯車23とそのカバーに干渉されること
がないようになつている。大きな切欠き45の支
点21より遠い側の周縁は弧状に膨出し、この膨
出部45aに、カム40の前面に形成された突起
44が入り込んでいる。カム40が正逆回動する
場合においても、突起44が膨出部45a内を動
く限りは、カム41はカム40の動きに従わな
い。しかし、突起44が膨出部45aの端縁46
aまたは46bに衝合すると、カム41はカム4
0の動きに従つて正逆回動する。すなわち、カム
40を正逆何れの方向に回動させたときもカム4
1はカム40の回動開始から少し遅れて回動を開
始することになる。このような動作を行う、カム
40の突起44とカム41の膨出部45aとから
なる機構を差動機構と呼ぶ。
スイツチ本体10内の両側部には、鎖錠ばね6
1a,61bと解除釦62a,62bおよび端子
板63a,63b,63cがそれぞれ第1図中破
線の矢印で示す位置に収納されている。端子板6
3a,63bは、それぞれ別の固定接点64a,
64bを有し、スイツチ1個内に異なる接点機構
を形成している。端子板63cに板状の接触ばね
70の片端が接合されていて、この接触ばね70
の中央部に絶縁材料よりなる押圧子71が固定さ
れ、先端下部に可動接点72が形成されている。
押圧子71は、接触ばね70の弾性力によつてカ
ム40,41の周縁に接する方向に常に付勢され
ている。そして、常は、第3図にみるように、カ
ム41に形成された切欠き47内に入り込んでい
る。後に詳しく述べるように、押圧子71は、カ
ム40,41の正逆回動と接触ばね70の弾性力
で上下動し、これに伴い、可動接点72が端子板
63aの固定接点64aと着脱するようになつて
いる。また、端子板63cの上面にはリード板6
5が接合されていて、リード板先端に形成された
凸状部66側部の立上り部66a(二つある)に
揺動体73の切欠き73a(二つある)が係合し、
この凸状部66を支点として、揺動体73が揺動
し、揺動体先端下面に形成された可動接点74と
端子板63bの固定接点64bが着脱するように
なつている。
スイツチ本体10の上に角形カバー80がかぶ
せられていて、このカバー80とスイツチ本体1
0とは組立枠81によつて組み付けられるように
なつている。カバー80の前後内側面には、凹部
82が形成されている。ハンドル90には窓91
が形成され、窓91を塞ぐ透明の蓋92が取り付
けられている。そして、透明のカードカバー93
がカード94を挟んでハンドル90に嵌め込まれ
ている。ハンドル90はカバー80に収納されて
いて、前記凹部82がハンドルの前後面に形成さ
れた縦長の凸部95に係合し、ハンドル90の揺
動支点となつている。ハンドル下面にはコイルス
プリング96が嵌め込まれていて、揺動体73の
ばね支持部75で受けられている。揺動体73は
スプリング96の働きでハンドルの傾斜方向と逆
方向に傾くようになつていて、ハンドルの揺動終
点でコイルスプリング96が、くの字形または逆
くの字形に屈曲させられ、コイルスプリング96
が真直ぐな状態に戻ろうとする復元力によつてハ
ンドル90がその位置で確実に固定されるように
なつている。つまり、このスイツチのボタンは、
タンブラボタンになつている。
ネオンランプ97は、端子板63a,63cに
それぞれ結線されていて、常に点灯している。こ
の光が透明な蓋92を通して外に漏れるため、暗
闇でも容易にスイツチの位置を確認できるように
なつている。スイツチ全体は、大角形1個用モジ
ーユル内に収納される大きさになつている。
第3図は、このスイツチのオフ状態を示し、こ
の状態から、ハンドル90の右側を押し、ハンド
ルを逆方向に傾斜させる。そうすると、揺動体7
3が逆方向に傾けられ、揺動体に形成された可動
接点74が端子板63b上の接点64aと接触し
て、この電路がオン状態になる。同時に、ハンド
ル下部に形成された凸部90aでカム40上部の
凸部40aを押し、カム40を支点21まわりに
強制回動させる。一定ストローク後には、カム4
0の突起44がカム41の膨出部一端46aに衝
合して、カム41がともに動かされる。
接触ばねの押圧子71が接するカム40の周縁
部40bは、押圧子71の接触点と回動支点21
間の距離が、カム40がコイルスプリング50の
付勢力に抗して強制回動(逆回動)されて突起4
4がカム41の膨出部一端46bから離れて他端
46aに衝合するまでの間に徐々に大きくなるよ
うに傾斜している。このため、押圧子71は、カ
ム40の上記逆回動とともに押し下げられる。そ
して、カム40は、その突起44が前記他端46
aに衝合する位置まで逆回動させられたときに、
その逆回動にカム41を従わせるのであるが、こ
の時点では、カム40の傾斜状周縁40bによつ
て押圧子71が充分に下げられているため、押圧
子71は、カム41の周縁41aと切欠き47と
の間の段差を乗り越えて、この周縁41aに接す
る位置に移ることができる。押圧子71がカム4
0,41によつてこのように押し下げられると、
接触ばねの接点72が端子板63aの接点64a
に接触して、この電路がオン状態になるのであ
る。
以上のようにして、第5図にみる状態になる。
第5図の状態からハンドル90の左側を押すと、
ハンドル90が第3図にみる状態になり、ハンド
ルの凸部90aがカム40の凸部40aから開放
されるため、コイルスプリング50の復元力によ
つてカム40が第3図にみる状態に戻るために正
回動する。このとき、遅延ユニツト20の働きに
より速度制御されてカム40は、ゆつくりと矢印
方向に正回動する。カム40の正回動につれて押
圧子41がカム40の周縁40bの位置に来る
と、押圧子71は、カム40の周縁から離れ、カ
ム41の周縁上のみに残るようになる。所定時間
後、カム40の突起44がカム41の膨出部の一
端46bに衝合するようになると、カム41がカ
ム40とともに動かされるようになる。このと
き、カム41には切欠き47が形成されているた
め、この部分が押圧子71の位置にくると、押圧
子71は突如支えを失い、接触ばね70の復元力
により切欠き47に入り込む。そして、接点72
が接点64aから素早く離され、この電路がオフ
状態になる。接点72の、この素早い開離動作
は、アーク切れを良くする。
このように、この考案にかかる接点開閉装置
は、接点の開離動作を接触ばねの復元力のみで行
つていて、他の力が加えられないため、接点開離
力のバラツキが少なくなり安定した動作を得るこ
とがきる。
この実施例では、所定時間後にオフ状態になる
ような機構となつているが、端子板の固定接点を
接触ばねの可動接点の上方に設けるようにして所
定時間後にオン状態になるような機構としてもよ
い。
このスイツチは、例えば、これをトイレ等のス
イツチに用いて、揺動体73側の端子を照明に、
接触ばね70側の端子を換気扇に結線するように
する。このようにすると、使用中は、照明が点灯
しているとともに換気扇が回されていて、使用
後、照明を消したときに、所定時間を経て換気扇
が止まるようになるため、換気扇を直ちに止めた
ときに生じる不便をなくし、しかも換気扇の消し
忘れを防ぐ等の効果を得ることができる。このス
イツチは、トイレ以外の種々の場所での使用も可
能である。遅動時間は、使用目的に合せて設定す
ればよいが、その調整ができないような構造であ
つてもよい。
この考案において用いられる遅延ユニツトは、
磁石の異極を対向させてその間に銅板等の導体板
をおき、導体板に発生するうず電流を利用して、
カムの正回動を遅延させる(遅くさせる)機構で
あつてもよいし、歯車列と遅動板の組み合せによ
つて遅延させる機構であつてもよい。
〔考案の効果〕
この考案にかかる遅延スイツチ用接点開閉装置
は、接触ばねの復元力のみで接点の開離を行つて
いるため、安定した接点開閉動作を得ることがで
き、接点のアーク切れを良くすることがきる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる接点開閉装置の一実
施例が用いられている遅延スイツチをあらわす分
解斜視図、第2図は同上の組立状態の内部構造を
あらわす平面図、第3図は同上の正面断面図、第
4図は同上の側断面図、第5図は第3図の状態か
らハンドルを逆方向に傾けた後の状態をあらわす
正面断面図である。 10……スイツチ本体、20……遅延ユニツ
ト、40,41……カム、50……コイルスプリ
ング、63a,63b,63c……端子板、64
a,64b……固定接点、70……接触ばね、7
2,74……可動接点、73……揺動体、80…
…カバー、90……ハンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接点機構と、正逆回動動作によつて接点を開閉
    させるカムと、このカムの回動速度を抑制する遅
    延ユニツトと、前記カムを正逆回動させるハンド
    ルおよびスプリングとを備え、接点機構の接点が
    接触ばねによつて支持されており、前記カムが、
    回動支点を同じくする一対のカムからなり、第1
    のカムはハンドルおよびスプリングにより正逆回
    動させられ、第2のカムは第1のカムにより正逆
    回動させられるとともに、第2のカムを第1のカ
    ムの回動開始より遅れて回動開始させる差動機構
    を備えてなり、前記第1のカムには、逆回動時に
    前記接点機構を接触ばねに抗して作動させる傾斜
    状周縁を備え、第2のカムには、第1のカムの傾
    斜状周縁に対応する位置に、正回動時に前記接点
    の作動を解除する切欠きを備えていることを特徴
    とする遅延スイツチ用接点開閉装置。
JP12898884U 1984-08-25 1984-08-25 遅延スイツチ用接点開閉装置 Granted JPS6144733U (ja)

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JP12898884U JPS6144733U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 遅延スイツチ用接点開閉装置

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JP12898884U JPS6144733U (ja) 1984-08-25 1984-08-25 遅延スイツチ用接点開閉装置

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JPS6144733U JPS6144733U (ja) 1986-03-25
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237802U (ja) * 1975-09-10 1977-03-17
JPS5652823A (en) * 1979-10-03 1981-05-12 Matsushita Electric Works Ltd Delay switch

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237802U (ja) * 1975-09-10 1977-03-17
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JPS6144733U (ja) 1986-03-25

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