JPH03265473A - 超音波モータを用いたシリンダ装置 - Google Patents

超音波モータを用いたシリンダ装置

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JPH03265473A
JPH03265473A JP2063789A JP6378990A JPH03265473A JP H03265473 A JPH03265473 A JP H03265473A JP 2063789 A JP2063789 A JP 2063789A JP 6378990 A JP6378990 A JP 6378990A JP H03265473 A JPH03265473 A JP H03265473A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、超音波モータを用いたシリンダ装置に関し、
特にボールねじを備えたシリンダ装置に超音波モータが
連結され、低速領域における駆動および停止精度が向上
されると同時に、所定の高速領域にふける高速駆動が可
能とされる超音波モータを用いたシリンダ装置に適用し
て有効な技術に関する。
[従来の技術] 従来のシリンダ装置としては、たとえば特開昭54−3
3970号公報に記載されるように、シリンダ装置本体
内に摺動自在に収納され、本体内への流体圧の給排によ
り駆動されるピストンと、このピストンに回転可能に螺
入されるボールねじと、このボールねじが駆動されるサ
ーボモータとを備え、ボールねじをサーボモータで駆動
することによってピストンを所定の方向に駆動させ、ま
た負荷に応じた流体圧をシリンダ装置本体内に給排して
位置決めを行う構造のものがある。
そして、上記の構造においては、ピストンの駆動はサー
ボモータの回転数に依存し、たとえばピストンの最高駆
動速度がサーボモータの最高回転数によって決定され、
また停止および低速駆動時においてはサーボモータの回
転数と流体圧の給排との制御によって決定される。
[発明が解決しようとする課題〕 ところが、前8己のような従来技術においては、サーボ
モータの回転数に限界があり、ボールねじ右よびボール
ねじに連結されるピストンを高速で駆動させることがで
きないという問題がある。
また、停止および低速駆動時においても、サーボモータ
の回転数と流体圧の給排との制御が難しく、停止および
駆動精度に問題がある。
そこで、本発明者は、起動および停止の低速領域におけ
る駆動精度に優れた超音波モータをボールねじに連結し
、さらに高速領域においては本体内に給排される流体圧
で駆動させることによって低速および高速領域における
駆動精度の向上が可能になることを見い出した。
たとえば、超音波モータとしては、特開昭591223
85号、特開昭60−22478号公報などに記載され
るように超音波の持つ強力な振動エネルギーを利用し、
その概要は高周波電圧の印加によって励振される圧電体
およびこの圧電体に固定される弾性体を有するステータ
と、このステータに加圧接触されるロータとを備え、圧
電体に90度の位相差を有する第1の高周波電源および
第2の高周波電源が接続され、これらの第1および第2
の高周波電源の位相を3/4波長ずらした位置で励振さ
せることによって弾性体上に2つの定在波が発生され、
これらの合成によって一方向の進行波が形成される。さ
らに、この進行波によってロータに進行波と逆方向の推
力が発生され、この推力によってロータが進行波と逆方
向に駆動される。これにより、ロータを進行波と逆方向
に駆動させ、回転運動に変換する構造とされるものであ
る。
そこで、本発明の目的は、ピストンに回転可能に螺入さ
れるボールねじを備えたシリンダ装置に超音波モータを
連結することにより、低速領域における起動および停止
時の駆動および停止精度の向上が可能にされると同時に
、所定の高速領域においても高精度な高速駆動が可能と
される超音波モータを用いたシリンダ装置を提供するこ
とにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
[課題を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明の超音波モータを用いたシリンダ装置
は、高周波電圧の印加により励振される圧電体および該
圧電体に固定される弾性体を有するステータと、該ステ
ータに加圧接触されるロータと、該ロータに連動可能に
連結されるシリンダ装置とを備えた超音波モータを用い
たシリンダ装置であって、前記シリンダ装置本体内に収
納され、前言己ロータに連動可能に連結されるボールね
じと、該ボールねじが回転可能に螺入され、かつ前記シ
リンダ装置本体内−・の流体圧の給排により変位される
ピストンと、該ピストンに一端が前記ボールねじと反対
方向に連結され、他端が前記シリンダ装置本体の外部に
突出されるピストンロッドとを備え、かつ前記第1およ
び第2の高周波電源が接続または切断される切換スイッ
チが該第1および第2の高周波電源と前記圧電体との間
に接続され、所定の低速領域で前記第1および第2の高
周波電源を接続状態として、前記弾性体上に進行波を発
生させることにより前記ピストンロッドを所定の方向に
低速駆動させ、一方所定の高速領域で前記N1または第
2の高周波電源のどちらか一方を切断状態として、前記
弾性体上に定在波を発生させることにより前記ロータの
ロック機能を解除し、前記ピストンを流体圧の給排によ
って駆動させることにより前記ピストンロッドを所定の
方向に高速駆動させるものである。
また、前配圧電体に前記第1の高周波電源および第2の
高周波電源のどちらも接続されない場合に、前記ステー
タに加圧接触される前記ロータがセルフロック状態とな
り、前記ピストンロッドがロック状態となるようにした
ものである。
[作用] 前記した超音波モータを用いたシリンダ装置によれば、
高周波電圧の印加により励振される圧電体およびこの圧
電体に固定される弾性体を有するステータと、このステ
ータに加圧接触されるロータと、シリンダ装置本体内に
収納され、ロータに連動可能に連結されるボールねじと
、このボールねじが回転可能に螺入され、かつシリンダ
装置本体内への流体圧の給排により変位されるピストン
と、このピストンに一端がボールねじと反対方向に連結
され、他端がシリンダ装置本体の外部に突出されるピス
トンロッドとを備え、かつ第1および第2の高周波電源
が接続または切断される切換スイッチが、これらの第1
および第2の高周波電源と圧電体との間に接続されるこ
とにより、所定の低速領域においては、第1および第2
の高周波電源を接続状態として、弾性体上に進行波を発
生させることによりロータを駆動し、ボールねじおよび
ピストンを介してピストンロッドを所定の方向に低速駆
動させることができる。
一方、所定の高速領域においては、第1または第2の高
周波電源のどちらか一方を切断状態として、弾性体上に
定在波を発生させることによりロータのロック機能を解
除し、ピストンを流体圧の給排によって駆動させること
によりピストンロッドを所定の方向に高速駆動させるこ
とができる。
また、圧電体に第1の高周波電源および第2の高周波電
源のどちらも接続されない場合に、ステータに加圧接触
されるロータがセルフロック状態となり、ピストンロッ
ドをロック状態とすることができる。
[実施例コ 第1図は本発明の一実施例である超音波モータを用いた
シリンダ装置を示す断面図、第2図(a)および0))
は本実施例の超音波モータを示す概略構成図、第3図は
本実施例の超音波モータの動作を示す説胡図、第4図は
本実施例の超音波モータのステータの励振状態を示す説
明図である。
まず、第1図により本実施例の超音波モータを用いたシ
リンダ装置の構成を説明する。
本実施例のシリンダ装置は、たとえばシリンダ本体1内
に摺動自在に収納され、外部から供給される流体圧によ
り変位されるピストン2と、このピストン2に一端が連
結され、他端がシリンダ本体1の外部に突出されるピス
トンロッド3と、ピストン2に回転自在に螺入されるボ
ールねじ4とから構成され、両端がロッドカバー5およ
びエンドカバー6によって密封されている。そして、工
/)’カバー6から突出されるボールねシ4 (7)突
出端に超音波モータ7が結合されている。
シリンダ本体lは、たとえば円筒状に形成され、その両
端が0リング5a、5aを介してロッドカバー5および
エンドカバー6によって密封結合されている。また、ロ
ッドカバー5およびエンドカバー6には、ピストン2に
よって仕切られたシリンダ本体l内の流体室8a、9a
に対して、流体圧を供給および排出するための給排ポー
ト8,9が形成されている。そして、給排ポート8.9
には、たとえば4ポ一ト3位置・単動形の制御弁10お
よび減圧弁11などの切換弁機構が接続され、流体圧源
12から供給される流体圧によってピストン2が所定の
方向に高速駆動される構造となっている。
ピストン2は、シリンダ本体1の内部にOリング2aを
介して摺動自在に収納されている。そして、ピストン2
の一端側には、途中まで中空軸状のピストンロッド3の
一端がねじ部3aで螺入されることにより一体結合され
、かつoリング3bでシールされている。また、ピスト
ンロッド3の他端側は、ロッドカバー5を貫通して外部
に突出され、ロッドカバー5との間1こロツドブツシニ
5bを介して密封されている。そして、ピストンロッド
3の先端部に、図示しない他の機器または負荷が取り付
けられる構造となっている。
ボールねじ4は、ピストン2にピストンロッド3の反対
側から螺合され、その内端側がピストン2を貫通してピ
ストンロッド3の中空部の中に螺入されている。そして
、ボールねじ4の回転によってピストン2がシリンダ本
体1内で摺動され、所定の方向に低速駆動される構造と
なっている。
超音波モータ7は、エンドカバー6の外部まで突出され
るボールねじ4の突出端に取り付けられ、超音波モータ
7の駆動によってボールねじ4が回転駆動される。また
、超音波モータ7には、その回転数を検出するためのロ
ークリエンコーダ13が接続され、ピストン2の位置が
検出される構造となっている。
また、超音波モータ7は、第2図(a)およびら)に示
すように、高周波電圧の印加により励振される圧電体1
4aおよびこの圧電体14aに固定される弾性体14b
を有するステータ14と、このステータ14に加圧接触
されるロータ15とから構成され、圧電体14aに90
度の位相差を有する第1の高周波電源(ψo)16およ
び第2の高周波電源(ψ9゜)17が接続されている。
ステータ14は、たとえば高周波電圧が印加されること
によって分極される圧電体14aと、この圧電体14a
の上面に固定される弾性体14bとから構成されている
。そして、第3図に示すように第1および第2の高周波
電源16.17の印加によってステータ14上に2つの
定在波が発生され、これらの合成によって一方向の進行
波が形成され、第4図のような励振状態となっている。
ロータ15は、たとえばその内部に図示しないスプリン
グが収納され、このスプリングの圧着力によってステー
タ14に加圧接触されている。そして、ステータ14上
に形成された進行波によって、この進行波と逆方向への
推力が発生され、この推力によってロータ15が進行波
と逆方向に回転される構造となっている。
第1の高周波電源16および第2の高周波電源17は、
それぞれの相互間に90度の位相差を備え、第1および
第2の高周波電源16.17の位相を3/4波長ずらし
た位置で励振させることによって進行波が形成される構
造となっている。
また、第1および第2の高周波電源16.17には、こ
れらの高周波電源16.ITが接続または切断される切
換スイッチ18と、セルフロック状態が切り換えられる
操作スイッチ19とが接続されている。そして、切換ス
イッチ18および操作スイッチ19を接続状態とするこ
とによってステータ14上に進行波が発生され、一方操
作スイッチ19を切断状態とすることによってステータ
14上に1つの定在波が発生され、ステータ14とロー
タ15との摩擦係数および摩耗が低減され、ロータ15
のセルフロック状態が解除される構造となっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
始めに、切換スイッチ18を第2図(a)の状態、すな
わち第1および第2の高周波電源16.17が接続され
る閉回路とし、高周波電源16.17の印加電圧をステ
ータ14の圧電体14aに供給する。そして、電圧が印
加された圧電体14aは、第2図(b)のように172
波長毎に矢印の方向に分極される。
この時、圧電体14aには第3図のような伸び縮みの伸
縮動作が発生され、圧電体14aに固定された弾性体1
4b上に、第1の高周波電源16によって一点鎖線で示
す定在波が発生され、また第2の高周波電源17によっ
て点線で示す定在波が発生される。
さらに、これらの2つの定在波が合成され、実線で示す
一方向の進行波が形成される。そして、ステータ14に
加圧接触されたロータ15が、弾性体14b上に形成さ
れた進行波と逆方向に回転される。
そして、ロータ150回転に連動してボールねじ4が同
方向、たとえばピストンロッド3側から見て反時計方向
に回転駆動され、ボールねじ4に螺合されるピストン2
が第1図の右方向に低速駆動される。
続いて、ロータリエンコーダ13による検出によってピ
ストン2の位置が所定の高速領域、すなわち所定の速度
に達した段階で、切換スイッチ18を接続状態とし、閉
じられていた操作スイッチ19を開いて切断状態として
第1の高周波電源16または第2の高周波電源17のど
ちらか一方、この場合に第1の高周波電源16のみが接
続される閉回路として弾性体14b上に一点鎖線の1つ
の定在波を発生させる。
これにより、発生された定在波の縦振動によってステー
タ14とロータ15との摩擦係数が非常に小さくなり、
また定在波には横振動、すなわちX成分の抵抗がないの
で摩耗が低減され、ステータ14とロータ15との間に
超音波ベアリング機能を発生させる。
そして、このベアリング機能状態において、流体圧源1
2から減圧弁11および制御弁10を介して給排ボート
8.9に流体圧を供給し、低速駆動されたピストン2を
さらに流体圧の供給によって右方向に高速駆動させる。
このように、ピストン2の駆動を超音波モータ7とボー
ルねじ4との組合せによる駆動と、外部から供給される
流体圧による駆動との切換によって、ピストン2に連結
されるピストンロッド3を軸方向に沿って所定の方向に
低速および高速に駆動させることができるので、たとえ
ばピストンロッド3の先端部に取り付けられる他の機器
などを制御することができる。
また、ピストンロッド3を停止させたい場合には、切換
スイッチ18を切断状態、すなわち第1および第2の高
周波電源16.17の両方が接続されない状態とし、ス
テータ14に加圧接触されるロータ15がセルフロック
状態となり、ステータ14とロータ15との間にブレー
キ機能を発生させる。
これにより、ロータ15の停止に連動してボールねじ4
およびピストン2の駆動が停止され、ピストンロッド3
を所定の位置で停止させることができる。
従って、本実施例の超音波モータ7を用いたシリンダ装
置によれば、高周波電圧の印加により励振される圧電体
14aおよびこの圧電体14aに固定される弾性体14
bを有するステータ14と、このステータ14に加圧接
触されるロータ15と、シリンダ本体1内に収納され、
ロータ15に連動可能に連結されるボールねじ4と、こ
のボールねじ4が回転可能に螺入され、かつシリンダ本
体1内への流体圧の給排により変位されるピストン2と
、このピストン2に一端がボールねじ4と反対方向に連
結され、他端がシリンダ本体lの外部に突出されるピス
トンロッド3とを備え、かつ第1および第2の高周波型
!16.17が接続または切断される切換スイッチ18
および操作スイッチ19が、これらの第1および第2の
高周波電源16.17と圧電体14aとの間に接続され
ることにより、起動および停止時の所定の低速領域にお
いて第1および第2の高周波電源16.17を接続状態
とすることによって弾性体14b上に進行波を発生させ
、ロータ15を所定の方向に回転させることができるの
で、ボールねじ4およびピストン2を介してピストンロ
ッド3を所定の方向に低速駆動させることができる。
一方、所定の高速領域においては、第1または第2の高
周波電源16.17のどちらか一方を切断状態とし、弾
性体14b上に定在波を発生させることによってロータ
15のロック機能を解除し、ピストン2を流体圧の給排
によって駆動させることによりピストンロッド3を所定
の方向に高速駆動させることができる。
また、切換スイッチ18が切断状態、すなわち第1およ
び第2の高周波電源16.17が接続されない状態にお
いては、ステータ14に加圧接触されるロータ15がセ
ルフロック状態となり、ステータ14とロータ15との
間にブレーキ機能が発生され、ピストンロッド3を停止
させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
たとえば、本実施例の超音波モータ7を用いたシリンダ
装置については、給排ポート8.9に接続される切換弁
機構として4ポ一ト3位置・単動形の制御弁10および
減圧弁11が接続される場合について説明したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、たとえば2
つの3ポ一ト2位置・単動形の制御弁10と減圧弁11
との組合せによる切換弁機構が接続される場合など、他
の様々な変形が可能である。また、シリンダ装置の構造
についても、第1図の構造に限定されるものではない。
また、本実施例のシリンダ装置に用いられる超音波モー
タ7については、第2図(a)、(b)、第3図および
第4図のような構造および形状に限定されるものではな
く、また超音波モータ7を駆動する回路についても第2
図(a)に示すような回路構成に限られるものではない
[発明の効果コ 本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
(1)、高周波電圧の印加により励振される圧電体およ
びこの圧電体に固定される弾性体を有するステータと、
このステータに加圧接触されるロータと、このロータに
連動可能に連結されるシリンダ装置とを備えた超音波モ
ータを用いたシリンダ装置において、シリンダ装置本体
内に収納され、ロータに運動可能に連結されるボールね
じと、このボールねじが回転可能に螺入され、かつシリ
ンダ装置本体内への流体圧の給排により変位されるピス
トンと、このピストンに一端がボールねじと反対方向に
連結され、他端がシリンダ装置本体の外部に突出される
ピストンロッドとを備え、かつ第1および第2の高周波
電源が接続または切断される切換スイッチが、これらの
第1および第2の高周波電源と圧電体との間に接続され
ることにより、所定の低速領域においては、第1および
第2の高周波電源を接続状態として、弾性体上に進行波
を発生させることによりロータを駆動し、ボールねじお
よびピストンを介してピストンロッドを所定の方向に低
速駆動させることができる。
一方、所定の高速領域においては、第1または第2の高
周波電源のどちらか一方を切断状態として、弾性体上に
定在波を発生させることによりロータのロック機能を解
除し、ピストンを流体圧の給排によって駆動させること
によりピストンロッドを所定の方向に高速駆動させるこ
とができる。
(2)、圧電体に第1の高周波電源および第2の高周波
電源のどちらも接続されない場合には、ステータに加圧
接触されるロータがセルフロック状態となり、ピストン
ロッドをロック状態とすることができるので、ブレーキ
機能を備えた超音波モータを用いたシリンダ装置を得る
ことができる。
(3)、前記(1)および(2)により、圧電体への高
周波電源の接続および切断によってピストンロッドを所
定の方向に低速回転させたり、または所定の位置で停止
させることができると同時に、シリンダ装置への流体圧
の給排によって高速駆動させることができるので、低速
領域における起動および停止時の駆動および停止精度の
向上と、所定の高速領域における高速駆動精度の向上が
可能とされる超音波モータを用いたシリンダ装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である超音波モータを用いた
シリンダ装置を示す断面図、第2図(a)および(b)
は本実施例の超音波モータを示す概略構成図、第3図は
本実施例の超音波モータの動作を示す説駄図、第4図は
本実施例の超音波モータのステータの励振状態を示す説
胡図である。 1・・・シリンダ本体、 2・・ ・ピストン、 2a・・0リング、 3・・・ピストンロッド、 3a・・ねじ部、 3b・・0リング、 4・・・ポールねじ、 5・・・ロッドカバー 5a・・0リング、 5b・・ロッドブツシュ、 6・・・エンドカバー 6a・・○リング、 7・・・超音波モータ、 8・・・給排ボート、 8a・・流体室、 9・・・給排ポート、 9a・・流体室、 10 ・ 11 ・ 12 ・ 13 ・ 14 ・ 4a 4b 15 ・ 16 ・ 17 ・ 18 ・ 19 ・ ・制御弁、 ・減圧弁、 ・流体圧源、 ・ロータリエンコーダ、 ・ステータ、 ・圧電体、 ・弾性体、 ・ロータ、 ・第1の高周波電源(ψ。) ・第2の高周波電源(ψso) ・切換スイッチ、 ・操作スイッチ。 特許 出 願人 488 株式会社 小金井製作所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.高周波電圧の印加により励振される圧電体および該
    圧電体に固定される弾性体を有するステータと、該ステ
    ータに加圧接触されるロータと、該ロータに連動可能に
    連結されるシリンダ装置とを備えた超音波モータを用い
    たシリンダ装置であって、前記シリンダ装置本体内に収
    納され、前記ロータに連動可能に連結されるボールねじ
    と、該ボールねじが回転可能に螺入され、かつ前記シリ
    ンダ装置本体内への流体圧の給排により変位されるピス
    トンと、該ピストンに一端が前記ボールねじと反対方向
    に連結され、他端が前記シリンダ装置本体の外部に突出
    されるピストンロッドとを備え、かつ前記第1および第
    2の高周波電源が接続または切断される切換スイッチが
    該第1および第2の高周波電源と前記圧電体との間に接
    続され、所定の低速領域で前記第1および第2の高周波
    電源を接続状態として、前記弾性体上に進行波を発生さ
    せることにより前記ピストンロッドを所定の方向に低速
    駆動させ、一方所定の高速領域で前記第1または第2の
    高周波電源のどちらか一方を切断状態として、前記弾性
    体上に定在波を発生させることにより前記ロータのロッ
    ク機能を解除し、前記ピストンを流体圧の給排によって
    駆動させることにより前記ピストンロッドを所定の方向
    に高速駆動させることを特徴とする超音波モータを用い
    たシリンダ装置。
  2. 2.前記圧電体に前記第1の高周波電源および第2の高
    周波電源のどちらも接続されない場合に、前記ステータ
    に加圧接触される前記ロータがセルフロック状態となり
    、前記ピストンロッドがロック状態となることを特徴と
    する請求項1記載の超音波モータを用いたシリンダ装置
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Cited By (8)

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