JPH03265462A - スイッチング電源 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はスイッチング電源に関するものである。

・（ロ）従来の技術 従来、トランスと、該トランスの発振コントロール回路
と、前記トランスの二次側出力を一次側へ帰還するフォ
トカプラとを備え、該フォトカプラが前記発振コントロ
ール回路の動作を制御するスイッチング電源においては
、例えば特開昭５２−１５１８１４号公報に開示されて
いるものがある。この場合、二次側出力端子と並列に出
力電圧検出部を設け、該出力電圧検出部の検出電圧、即
ち出力電圧が大きくなった時にフォトカプラを導通せし
め、発振トランジスタを強制的に遮断させたものである
。しかしながら、二次側出力が不用意にも短絡された場
合、前記出力電圧検出部の検出電圧は略零となって、前
記フォトカプラが導通せずにフィードバック制御が行わ
れないという難点がある。この時、出力に過大電流が流
れると共に一次側にも大電流が流れ、内蔵される素子の
破壊や発煙等が発生する危惧があった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明はかかる点に鑑みて成されたものであって、二次
側出力が不用意にも短絡された場合であっても、一次側
にフィードバック制御が行われるようにしたスイッチン
グ電源を提供することにある。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、一次巻線と二次巻線と帰還巻線及び前記二次
巻線と逆方向に巻かれた補助巻線を有したトランスと、
該トランスの発振コントロール回路と、前記トランスの
二次出力側に接続したフィードバック制御回路と、該フ
ィードバック制御回路からの出力信号を一次側へ帰還す
るフォトカプラとを備え、該フォトカプラが前記発振コ
ントロール回路の動作を制御するスイッチング電源にお
いて、二次出力電圧が所定値以下になった時、前記補助
巻線の出力を前記フォトカプラに供給する。即ち、前記
補助巻線の出力端を一端がアースされた＃御トランジス
タの主電流路に接続すると共に、該制御トランジスタの
ベース電流を二次側＋出力からツェナダイオードを介し
て供給する。一方、前記補助巻線の出力端と前記制御ト
ランジスタどの接続点から前記フォトカプラの発光ダイ
オードに接続した側路を設ける。

（ホ）作用 本発明によれば、出力電圧がツェナダイオードの閾値電
圧以下に低下すると、補助巻線の出力がフォトカプラに
供給されるので、フィードバック制御が行われる。即ち
、出力電圧が前記閾値電圧以下になると、制御トランジ
スタが遮断し、補助巻線の出力がフォトカプラに側路さ
れる。その結果フィードバック制御が行われ、出力に過
大電流が流れることを防止する。

ここで、補助巻線と二次巻線の巻線方向は、二次巻線の
両端に設けられた出力端子が短絡された場合であっても
、一次側の電力を常に伝達して電圧を発生するようにな
っているものである。

（へ）実施例 以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する。

図面は本発明のスイッチング電源の電気回路図である。

１は商用交流が入力される入力端子、２は変圧用トラン
ス、３は交流入力を直流に変換する全波整流回路である
。４はインバータトランスであって、一次側に一次巻線
５及び帰還巻線６、二次側に一次巻線５と逆方向に巻か
れた二次巻線７及び一次巻線５と同方向に巻かれた補助
巻線８を有し、ＦＥＴ９の導通制御により発振するよう
になっている。また１０は前記ＦＥＴ９の導通制御を行
うための発振コントロール回路である。

一方前記インバータトランス４の二次巻線７の両端には
整流ダイオード１１を介して出力端子１２が設けられて
いる。さらに前記インバータトランス４と出力端子１２
との間には電流検出抵抗１３が直列に介挿されており、
該抵抗１３の両端にはフィードバック制御回路１４が接
続されており、二次出力より電源が供給され駆動するよ
うになっている。該フィードバック制御回路１４の出力
はフォトカプラ１５の発光ダイオード１６に接続され、
またフォトカプラ１５の受光トランジスタ１７は前記発
振コントロール回路１０に接続されている。従って二次
側出力が変動した時は前記電流検出抵抗１３がそのこと
を検出し、前記フィードバック制御回路１４の出力が受
光トランジスタ１７の導通制御を行い、その結果前記発
振コントロール回路１０の動作を一定化して、安定化し
た二次側出力を得るようになっている。

さて、補助巻線８は前述の通り一次巻線５と同方向に巻
かれている。従って補助巻線８は二次巻線７の両端に設
けられた出力端子１２が短絡された場合であっても、一
次側の電力を常に伝達して電圧を発生するようになって
いる。また前記補助巻線８の出力端には、一端がアース
された制御トランジスタ１８の主電流路に接続されてお
り、該制御トランジスタ１８のベース電流は二次側＋出
力からツェナダイオード１９を介して供給されるように
なっている。一方、前記補助巻線８の出力端と前記制御
トランジスタ１８との接続点から前記フォトカプラの発
光ダイオード１６に接続した側路が設けられている。

以上のような構成において、本発明スイッチング電源の
動作について説明する。入力端子１より入力された商用
交流は変圧用トランス２を介して全波整流回路３で整流
された後、インバータトランス４の一次巻線５に供給さ
れる。この時前記発振コントロール回路１０が前記ＦＥ
Ｔ９の導通制御を行い、インバータトランス４を発振さ
せるようになっている。

前記フィードバック制御回路１４は、前記電流検出抵抗
１３の両端の電圧が常に加えられ、抵抗１３の両端の電
圧が変動した時に、前記発光ダイオード１６の発光及び
前記受光トランジスタ１７の導通を制御させる。この時
前記インバータトランス４の二次側出力を安定化させる
ように発振コントロール回路６が動作するようになって
いる。

−力出力電圧は前記ツェナダイオード１９の閾値電圧よ
りも高く設定されており、出力電流の一部が前記制御ト
ランジスタ１８のベース端子に供給されるようになって
いる。その結果制御トランジスタ１８が導通する。

ここで、出力端子１２が不用意にも短絡された場合には
、出力電圧は急激に低下し略零となる。

従って前記フィードバック制御回路１４の電源が供給さ
れなくなり動作不可能となって、該制御回路によるフィ
ードバック制御は行われない。一方この時、出力電圧が
急激に低下して、前記ツェナダイオード１９の閾値電圧
以下になると制御トランジスタ１８にベース電流が供給
されなくなり、該トランジスタ１８が遮断する。従って
前記補助巻線８の出力はトランジスタ１８の主電流路を
通らずに、前記発光ダイオード１６の方へ側路する。そ
の結果前記受光トランジスタ１７が導通して、前記イン
バータトランス４の二次側出力を減じるようになってい
る。

（ト）発明の効果 以上のように本発明によれば、前記フィードバック制御
回路が動作不能となる電圧以下に二次出力電圧が低下し
て所定値に達すると、補助巻線の出力がフォトカプラに
供給されるので、フィードバック制御が行われる。その
結果出力に過大電流が流れることを防止すると同時に、
一次側にも大電流が流れることはなく、内蔵される素子
の破壊や発煙等を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のスイッチング電源の電気回路図である。 ４・・・・インバータトランス、５・・・・一次巻線、
６・・・・帰還巻線、７・・・・二次巻線、８・・・・
補助巻線、９・・・・ＦＥＴ、１０・・・・発振コント
ロール回路、１３・・・・電流検出抵抗、１４・・・・
フィードバック制御回路、１５・・・・フォトカプラ、
１６・・・・発光ダイオード、１７・・・・受光トラン
ジスタ、１８・・・・制御トランジスタ、１９・・・・
ツェナダイオード。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一次巻線と二次巻線と帰還巻線及び前記二次巻線
   と逆方向に巻かれた補助巻線を有したトランスと、該ト
   ランスの発振コントロール回路と、前記トランスの二次
   出力側に接続したフィードバック制御回路と、該フィー
   ドバック制御回路からの出力信号を一次側へ帰還するフ
   ォトカプラとを備え、該フォトカプラが前記発振コント
   ロール回路の一動作を制御するスイッチング電源におい
   て、前記フィードバック制御回路が動作不能となる電圧
   以下に二次出力電圧が低下して所定値に達した時、前記
   補助巻線の出力を前記フォトカプラに供給してなるスイ
   ッチング電源。