JPH0326525A

JPH0326525A - プレス装置

Info

Publication number: JPH0326525A
Application number: JP16316489A
Authority: JP
Inventors: Sadao Kuramochi; 倉持　定男; Junichi Hashikawa; 橋川　淳一; Hideto Akiba; 秋場　秀人; Masaaki Momotome; 百留　公明
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1989-06-26
Filing date: 1989-06-26
Publication date: 1991-02-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は金属蓋付容器に用いるプラスチック製容器本体
のフランジ部をプレスするプレス装置に関する。

（従来の技術）金属製の容器、例えば金属缶は種々の形態を有するもの
があるが、缶体の構造から３ピース缶と２ピース缶とに
区分することができる。３ピース缶はブリキハンダ缶と
も言われ、円筒状胴部とふた及び底部を二重巻締めで密
封した構造である。

一方、２ピース缶はブリキ打抜き缶とも言われ、胴部及
び底部（容器本体）を一体成形したものにふたを二重巻
締めする構造である。

これら金属缶は食品包装容器として各種食品缶詰、ジュ
ース、清涼飲料、ジャム類、乾燥食品等の容器に使用さ
れ、密封、保存機能が特に優れた剛性容器である。しか
しながら、金属缶には、下記のような改善すべき点があ
る。即ち、■　金属缶であるために、軽量化に限界があ
る。

■　衝撃を受けた時、一度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　プラスチック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のディスプレイ効果が金属の場合、自由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来の金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体のフランジ部に金属蓋の周縁
部を巻締めてなる金属蓋付容器が考えられている。

また、プラスチック製の容器本体を製造する方法として
、一般的な熱或形法より容器形成に必要な厚みを有する
プラスチックシ一トを加熱し、金型を用いてフランジ部
を有する容器本体の戊形品を成形し（シートフォーミン
グ）、続いてフランジ部の厚みを薄くし、さらにフラン
ジ部の幅を所定の幅とするようカットする方法が考えら
れている。このように、フランジ部をプレスカットする
のは、金属蓋の周縁部との間で適切な巻締めを行なうた
めである。

（発明が解決しようとする課題）上述のように、プラスチック製の容器本体を製造する場
合、金属蓋の周縁部との間で適切な巻締めを行ない精度
の良い金属蓋付容器を得るため、容器本体のフランジ部
をプレスして所定の厚さとし、フランジ部の外周をカッ
トして所定の幅とすることが考えられている。

この場合、とりわけフランジ部をプレスして所定の厚さ
とすることが、適切な巻締め作業を行なう上で求められ
る。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
プラスチック製の容器本体のフランジ部を精度良くプレ
スすることができるプレス装置を提供することを目的と
する。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）シートフォーミングによって熱成形されたプラスチック
製容器本体のフランジ部を、プレス雄型とプレス雌型と
の間で加熱押圧してなるプレス装置において、前記プレ
ス雄型に前記容器本体の胴部および底部と対応する形状
のガイドを取付け、このガイド内にプレス作業中の容器
本体の胴部および底部を冷却する冷却水流路を設けたこ
とを特徴としている。

（作　用）本発明によれば、プレス作業中、容器本体の胴部および
底部を、ガイド内に設けられた冷却水流路により冷却す
ることができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明゛す
る。

第１図は本発明によるプレス装置の一実施例を示す図で
あり、第２図はプレス装置が設けられたプレスカット装
置全体を示す図であり、第３図はプラスチック製の容器
本体を示す図である。

まず、第２図によってプレスカット装置全体の概略を説
明する。第２図において、プレスカット装置１０は、ベ
ース１１上にクランク機構１２を介して設けられ、上下
方向に往復移動するψ間ベッド１３を備えている。この
中間ベッド１３は上方位置、中間位置および下方位置の
３つの位置をとるようになっている。また中間ベッド１
３の上方には上部固定台１５が配設されている。

また第２図に示すように、中間ベッド１３の上部右側に
はプレス雄型２１ａが設けられ、上部固定台１５の下部
にはプレス雄型２１ａに対応してプレス雌型２ｌｂが設
けられ、これらプレス雄型２１ａおよびプレス雌型２ｌ
ｂによって本発明によるプレス装置２１が形成されてい
る。

他方、中間ベッド１３の上部左側にはカット雄型２３ａ
が設けられ、上部固定台１５の下部にはカット雄型２３
ａに対応してカット雌型２３ｂが設けられ、これらカッ
ト雄型２３ａおよびカット雌型２３ｂによってカット装
置２３が形成されている。さらに中間ベッド１３の上部
中央に冷却台２２が設けられている。

また、プレス雄型２１ａ，冷却台２２、およびカット雄
型２３ａの上部には、プラスチック製の容器本体４５内
に装着されるガイド２５，　　２６．２７が設けられて
いる。このガイド２５，２６，２７は、第３図に示す容
器本体４５の胴部４７および底部４８に対応する形状を
なし、容器本体４５を所定位置に固定するものである。

さらに、第２図に示すように上部固定台１５の右側に、
容器本体４５を供給する供給管２８が設けられ、また中
間ベッド１３上に供給管２８に対応して供給台３０が設
けられている。この供給管２８は、一般的な熱成形法に
よりプラスチックシ一トから成形された容器本体４５を
供給台３０に供給するものである。また上部固定台１５
の左側には、カット雌型２３ｂに連通し容器本体４５を
排出する排出管２９が設けられている。

また、中間ベッド１３と上部固定台１５との間には、容
器本体４５を供給台３０からプレス装置２１のプレス雄
型２１ａ１冷却台２２、およびカット装置２３のカット
雄型２３ａまで順次水ＳＦ方向に搬送するための搬送装
置１７が設けられている。

なお、ベース１１、クランク機構１２、および中間ベッ
ド１３は、全体としてカバー１６によつて覆われている
。

次に第１図により、プレス装置２１について詳述する。

プレス装置２１のプレス雄型２１ａは、中間ベッド１３
にプレス台３６を介して設けられ、プレス雄型２ｌａ上
にはガイド２５が取付けられている。プレス雄型２１ａ
およびプレス雌型２ｌｂは、容器本体４５のフランジ部
４６をプレスしてフランジ部４６の厚さを所定の厚さと
するものであり、それぞれの内部にはフランジ部４６を
加熱するためのヒータ３３，３５がそれぞれ設けられて
いる。

また、ガイド２５内には、容器本体４５の胴部４６およ
び底部４７を冷却するための冷却水路３４が形或されて
いる。そしてこの冷却水流路３４は、プレス台３６に形
成された流入路５１および流出路５２とそれぞれ連通し
ている。さらに、プレス台３６には、ガイド２５の表面
に開口して容器本体４５を吸着保持するための真空管５
３が形戊されている。

次にこのような構成からなる本実施例の作用について説
明する。

まず予め、一般的な熱成形法により、容器形成に必要な
厚みを有するプラスチックシ一トを加熱し、金型を用い
てフランジ部４６を有する容器本体４５を成形しておく
。（第３図）続いて、この容器本体４５が供給管２８により供給台３
０に供給されるとともに、中間ベッド１３が中間位置に
配置され搬送装置１７のグリップ（図示せず）により容
器本体４５が把持される。

続いて、中間ベッド１３が下方位置まで下げられ、搬送
装置１７により容器本体４５がプレス雄型２ｌａ上まで
搬送される。

続いて、中間ベッド１３が中間位置を経て上方位置まで
上昇し、容器本体４５内にガイド２５が装着され、この
ガイド２５によって容器本体４５が固定される。この場
合、ガイド２５の表面に開口する真空管５３により、容
器本体４５をガイド２５に密着させて正確な位置に固定
することができる。続いてプレス雌型２ｌｂが油圧によ
りわずかに下降し、プレス雄型２１ａとプレス雌型２１
ｂとの間で容器本体４５のフランジ部４６がプレスされ
、フランジ部４６の厚さが所定の厚さに調整される。

このプレス工程において、フランジ部４６はプレス雄型
２１ａおよびプレス雌型２ｌｂ内に設けられたヒータ３
Ｂ．３５により加熱されるので、確実なプレスが行なわ
れる。

また、プレス作業中、ガイド２５内の冷却水流路３４内
に流入路５１から冷却水が流入し、流出路５２から流出
していく。このガイド２５は、容器本体４５内に装着さ
れ、容器本体４５の胴部４７および底部４８と密着当接
する部分である。

このように、容器本体４５の胴部４７および底部４８は
、ガイド２５内の冷却水流路により冷却されるので、ヒ
ータ３３，３５からの熱が胴部４７および底部４８に伝
達されることはない。このため、プレス作業中の胴部４
７および底部４８の熱変形を確実に防止することができ
る。

プレス装置２１によりフランジ部４６がプレスされた容
器本体４５は、その後冷却台２２まで搬送装置１７によ
って搬送され、ここで冷却される。

続いて容器本体４５は、搬送装置１７によってカット装
置２３まで搬送され、カット装置２３によってフランジ
部４６外周がカットされ、フランジ部４６の幅が所定の
幅に調整される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明よれば、７ランジ部のプレ
ス作業中、容器本体の胴部および底部をガイド内の冷却
水流路により冷却することができる。このため、プレス
作業中にフランジ部からの熱によって容器本体の胴部お
よび底部が熱変形することはなく、精度の良いプレス作
業を行なうことができる。

・・・中間ベース、１５・・・上部固定台、ｌ７・・・
搬送装置、２１・・・プレス装置、２１ａ・・・プレス
雄型、２１ｂ・・・プレス雌型、２３・・・カット装置
、２５・・・ガイド、３４・・・冷却水流路、４５・・
・プラスチック製容器本体、４６・・・フランジ部、４
７・・・胴部、４８・・・底部。

Claims

【特許請求の範囲】

シートフォーミングによって熱成形されたプラスチック
製容器本体のフランジ部を、プレス雄型とプレス雌型と
の間で加熱押圧してなるプレス装置において、前記プレ
ス雄型に前記容器本体の胴部および底部と対応する形状
のガイドを取付け、このガイド内にプレス作業中の容器
本体の胴部および底部を冷却する冷却水流路を設けたこ
とを特徴とするプレス装置。