JPH02224914A - プレスカット装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は金属蓋付容器に用いるプラスチック製の容器本
体のフランジ部をプレスカットするプレスカット装置に
関する。

（従来の技術） 金属製の容器、例えば金属缶は種々の形態を有するもの
があるが、缶体の構造から３ピ一ス缶と２ピ一ス缶とに
区分することができる。３ピ一ス缶はブリキハンダ缶と
も言われ、円筒状胴部とふた及び底部を二重巻締めで密
封した構造である。

一方、２ピ一ス缶はブリキ打抜き缶とも言われ、胴部及
び底部（容器本体）を一体成形したものにふたを二重巻
締めする構造である。

これら金属缶は食品包装容器として各種食品缶詰、ジュ
ース、清涼飲料、ジャム類、乾燥食品等の容器に使用さ
れ、密封、保存機能が特に優れた剛性容器である。しか
しながら、金属缶には、下記のような改善すべき点があ
る。即ち、■　金属缶であるために、軽量化に限界があ
る。

■　衝撃を受けた時、−度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　プラスチック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のデイスプレィ効果が金属の場合、自由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来の金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体のフランジ部に金属蓋の周縁
部を巻締めてなる金属蓋付容器が考えられている。

また、プラスチック製の容器本体を製造する方法として
、−殻内な熱成形法より容器形成に必要な厚みを有する
プラスチックシートを加熱し、金型を用いてフランジ部
を有する容器本体の成形品を成形しくシートフォーミン
グ）、続いてフランジ部の厚みを薄くし、さらにフラン
ジ部の幅を所定の幅とするようカットする方法が考えら
れている。このように、フランジ部をプレスカットする
のは、金属蓋の周縁部との間で適切な巻締めを行なうた
めである。

（発明が解決しようとする課題） 上述のように、プラスチック製の容器本体を製造する場
合、金属蓋の周縁部との間で適切な巻締めを行ない精度
の良い金属蓋付容器を得るため、容器本体のフランジ部
をプレスして所定の厚さとし、フランジ部の外周をカッ
トして所定の幅とすることが考えられている。

この場合、容器本体のフランジ部を迅速かつ容易にプレ
スしかつカットすることができれば都合が良い。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
プラスチック製の容器本体のフランジ部を容易かつ確実
にプレスしかつカットすることができるプレスカット装
置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、上下方向に往復移動する中間ベッドと、この
中間ベッドの上方に配設された上部固定台とを備え、プ
レス雄型またはプレス雌型のうちの一方を前記中間ベッ
ドに、他方を前記上部固定台に取付けてプラスチック製
容器本体のフランジ部をプレスするプレス装置を形成し
、カット雄型またはカット雌型のうちの一方を前記中間
ベッドに、他方を前記上部固定台に取付けて前記容器本
体のフランジ部外周をカットするカット装置を形成し、
前記プレス装置と前記カット装置との間に前記容器本体
を前記プレス装置から前記カット装置まで搬送する搬送
装置を設けたことを特徴とするプレスカット装置である
。

（作　用） 本発明によれば、中間ベッドを上昇させてプレス雄型と
プレス雌型とからなるプレス装置によってプラスチック
製容器本体のフランジ部をプレスし、その後中間ベッド
を降下させ、容器本体を搬送装置によってカット雄型と
カット雌型とからなるカット装置まで搬送し、中間ベッ
ドを再び上昇させカット装置によってフランジ部の外周
をカットする。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図乃至第３図は、本発明によるプレスカット装置の
一実施例を示す図である。第１図において、カットプレ
ス装置１０は、ベース１１上にクランク機構１２を介し
て設けられ、上下方向に往復移動する中間ベッド１３を
備えている。この中間ベッド１３は上方位置、中間位置
および下方位置の３つの位置をとるようになっている。

また中間ベッド１３の上方には上部固定台１５が配設さ
れている。

また第１図に示すように、中間ベッド１３の上部右側に
はプレス雄型２１ａが設けられ、上部固定台１５の下部
にはプレス雄型２１ａに対応してプレス雌型２１ｂか設
けられ、これらプレス雄型２１ａおよびプレス雌型２１
ｂによってプレス装置２１が形成されている。他方、中
間ベッド１３の上部左側にはカット雄型２３ａが設けら
れ、上部固定台１５の下部にはカット雄型２３ａに対応
してカット雌型２３ｂが設けられ、これらカット雄型２
３ａおよびカット雌型２３ｂによってカット装置２３が
形成されている。さらに中間ベッド１３の上部中央に冷
却台２２か設けられている。

また、プレス雄型２１ａ、冷却台２２、およびカット雄
型２３ａの上部には、プラスチック製の容器本体４５（
第３図）内に装着されるガイド２５．２６．２７が設け
られている。このガイド２５．２６．２７は、容器本体
４５の胴部４７および底部４８に対応する形状をなし、
容器本体４５を所定位置に固定するものである。

さらに、第１図に示すように上部固定台１５の右側に、
容器本体４５を供給する供給管２８が設けられ、また中
間ベッド１３上に供給管２８に対応して供給台３０が設
けられている。この供給管２８は、一般的な熱成形法に
よりプラスチックシートから成形されたフランジ部４６
を有する容器本体４５を供給台３０に供給するものであ
る。また上部固定台１５の左側には、カット雌型２３ｂ
に連通し容器本体４５を排出する排出管２９が設けられ
ている。

中間ベッド１３と上部固定台１５との間には、容器本体
４５を供給台３０からプレス装置２１のプレス雄型２１
ａ１冷却台２２、およびカット装置２３のカット雄型２
３ａまで順次水平方向に搬送するための搬送装置１７が
設けられている。

なお、ベース１１、クランク機構１２、および中間ベッ
ド１３は、全体としてカバー１６によって覆われている
。

次に第２図により、プレス装置２１について詳述する。

プレス装置２１のプレス雄型２１ａは、中間ベッド１３
にプレス台３６を介して設けられ、雄型２１ａ上にはガ
イド２５が取付けられている。プレス雄型２１ａおよび
プレス雌型２１ｂは、容器本体４５のフランジ部４６を
プレスしてフランジ部４６の厚さを所定の厚さとするも
のであり、それぞれの内部にはフランジ部４６を加熱す
るためのヒータ３Ｂ、３５がそれぞれ設けられている。

またガイド２５内には、容器本体４５の胴部４７および
底部４８を冷却するための冷却水流路３４が形成されて
いる。

次に第３図により、カット装置２３について説明する。

カット装置２３のカット雄型２３ａは、中間ベッド１３
にカット台４１を介して設けられ、カット雄型２３ａ上
にはガイド２７が取付けられている。カット雄型２３ａ
およびカット雌型２３ｂは容器本体４５のフランジ部４
６外周をカットしてフランジ部４６の幅を所定の幅とす
るものである。

またカット台４１の外周には、カットされたフランジ部
４６のカットかす（図示せず）を突上げてカット雄型２
３ａから引離すためのエジェクタ４０が設けられている
。また、カット雌型２３ｂの内面下端部には、容器本体
４６を保持する保持体４４が上方に向って取付けられて
いる。

次にこのような構成からなる本実施例の作用について説
明する。

まず予め、一般的な熱成形法により容器形成に必要な厚
みを有するプラスチックシートを加熱し、金型を用いて
フランジ部４６を有する容器本体４５を成形しておく。

続いて、この容器本体４５が供給管２８により供給台３
０に供給されるとともに、中間ベッド１３が中間位置に
配置され搬送装置１７のグリップ（図示せず）により容
器本体４５が把持される。

続いて、中間ベッド１３が下方位置まで下げられ、搬送
装置１７により容器本体４５がプレス雄型２Ｉａ上まで
搬送される。

続いて、中間ベッド１３が中間位置を経て上方位置まで
上昇し、容器本体４５内にガイド２５が装着され、この
ガイド２５によって容器本体４５が固定される。この場
合、ガイド２５に真空孔（図示せず）を設けることによ
り、容器本体４５を密着させて正確な位置に固定するこ
とができる。

続いてプレス雌型２１ｂが油圧によりわずかに下降し、
プレス雄型２１ａとプレス雌型２１ｂとの間で容器本体
４５のフランジ部４６がプレスされ、フランジ部４６の
厚さが所定の厚さに調整される。

このプレス工程において、フランジ部４６はプレス雄型
２１ａおよびプレス雌型２１ｂ内に設けられたヒータ３
３，３５により加熱されるので、確実なプレスが行なわ
れる。また容器本体４５の胴部４７および底部４８は、
冷却水流路３４内の冷却水により冷却されるため、プレ
ス］二程中に熱変形が生じることはない。

続いて、中間ベッド１３が中間位置まで降下し、搬送装
置１７のグリップにより容器本体４５が把持され、続い
て中間ベッド１３が更に下方位置まで下げられ、搬送装
置１７によって容器本体４５が冷却台２２上まで搬送さ
れる。続いて中間ベッド１３が中間位置を経て上方位置
まで上昇し、その後再び中間位置まで降下する。この間
、容器本体４５は冷却台２２上のガイド２６に装着され
冷却される。なお、このガイド２６には容器本体４５を
冷却するため、冷却水流路を設けることが好ましい。

１１間ベッド１Ｂが中間位置まで降下し、再び搬送装置
１７のグリップにより容器本体４５が把持された後、中
間ベッド１３が下方位置まで降下し、搬送装置１７によ
って容器本体４５がカット雄型２３ａ上まで搬送される
。

続いて、中間ベッド１３が中間位置から上方位置まで上
昇する。この間、容器本体４５がガイド２７内に装着さ
れて固定され、同時に、カット雄型２３ａとカット雌型
２３ｂとの間で容器本体４５のフランジ部４６外周がカ
ットされ、このようにしてフランジ部４６の幅が所定の
幅に調整される。この場合も、ガイド２７に真空孔（図
示せず）を設けることにより、容器本体４５を密着させ
て正確な位置に固定し正確なカットを行なうことができ
る。

このように、フランジ部４６の厚さおよび幅が調整され
た容器本体４５はカット雌型２３ｂ内に進入し、保持体
４４により保持される。そして、このカット雌型２３ｂ
内に進入した容器本体４５川 は、新たにカット雌型２３ｂ内に進入してくる次の容器
本体４５によって順次上方へ送られ、カット雌型２３ｂ
から排出管２９を経て外部へ排出される。なお、カット
雄型２３ａ外周に残るカットかすは、エジェクタ４０に
よって突上げられカット雄型２３ａから引離され、その
後搬送装置１７により外部へ搬送される。

このように本実施例によれば、搬送装置１７によって容
器本体４５をプレス装置２１、冷却台２２およびカット
装置２３まで順次搬送し、この間中間ベッド１３を上下
方向に移動させることにより、単一装置でプラスチック
製容器本体４５のフランジ部４６を容易かつ、確実にプ
レスカットすることができる。

なお、上記実施例におてい、中間ベッド１３にプレス雄
型２１ａを設け、上記固定台１５にプレス雌型２１ｂを
設けた例を示したが、中間ベッド１３にプレス雌型２１
ｂを設け、上部固定台１５にプレス雄型２’ｌａを設け
てもよい。同様に中間ベッド１３にカット雌型２３ｂを
設け、上部固定台１５にカット雄型２３ａを設けてもよ
い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明よれば、搬送装置によって
容器本体をプレス装置からカット装置まで順次搬送し、
この間中間ベッドを上下方向に移動させることにより、
単一装置によってプラスチック製容器本体のフランジ部
を容易かつ確実にプレスカットすることができる。また
、フランジ部の厚さおよび幅を所定の大きさとすること
により、金属蓋との間で適切な巻締めを行ない精度の良
い金属蓋付容器を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるプレスカット装置の一実施例を示
す側面図であり、第２図はプレス装置を示す側断面図で
あり、第３図はカット装置を示す側断面図である。 １０・・・プレスカット装置、１１・・・ベース、１２
・・・クランク機構、１３・・・中間ベース、１５・・
・上部固定台、１７・・・搬送装置、２１・・・プレス
装置、２１　ａ・・・プレス雄型、２１ｂ・・・プレス
雌型、２３・・・カット装置、２３ａ・・・カット雄型
、２３ｂ・・・カット雌型、４５・・・プラスチック製
容器本体、４６・・・フランジ部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下方向に往復移動する中間ベッドと、この中間ベッド
   の上方に配設された上部固定台とを備え、プレス雄型ま
   たはプレス雌型のうちの一方を前記中間ベッドに、他方
   を前記上部固定台に取付けてプラスチック製容器本体の
   フランジ部をプレスするプレス装置を形成し、カット雄
   型またはカット雌型のうちの一方を前記中間ベッドに、
   他方を前記上部固定台に取付けて前記容器本体のフラン
   ジ部外周をカットするカット装置を形成し、前記プレス
   装置と前記カット装置との間に前記容器本体を前記プレ
   ス装置から前記カット装置まで搬送する搬送装置を設け
   たことを特徴とするプレスカット装置。