JPH03263693A - 半導体メモリ装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、半導体メモリ装置に関するものである。
(従来の技術)
従来のデータ読出し速度をより速めるようにした半導体
メモリ装置について、第54図を参照して説明する。こ
れは同一構成の二つのメモリセルアレイを備え、一対の
セルを同時に動作させて読み出すものであり、浮遊ゲー
ト型MO3FETをメモリセルとしてマトリクス状に配
置したEFROMである。浮遊ゲート型MO3FETか
ら成るメモリセルTll、T12.・・・、Tmn及び
メモリセルTT11.TT12.−.TTmnは、二進
データのいずれか一方を記憶するものであり、1ビット
分のデータを記憶するのに、例えばメモリセルTllと
TTll、T12とTT12というように二つのメモリ
セルを1組として用いている。 このそれぞれの同一行に属するメモリセルのゲートはワ
ード線WL1.WL2.−.WLmに接続され、各列に
属するメモリセルのドレインはビット線BLI、BL2
.・・・、BLn又はビット線BBLI、BBL2.=
・、BBLnに接続されている。そしてそれぞれのメモ
リセルの選択は列デコーダ4及び行デコーダ5によって
行われる。列デコーダ4は、カラムゲートトランジスタ
CGI、CG2.−−−、CGn及びカラムゲートトラ
ンジスタCCGI、CCG2. ・−、CCGnを選択
的に駆動することによりビット線を選択する。 トランジスタQ2及びQ4はこれらのビット線BL及び
BBLをそれぞれ充電するもので、トランジスタQ3及
びQ6はビット線BLおよびBBLを接続することで等
電位にするものであり(以下イコライズと称する)、い
ずれもパルス信号φが論理“1”のときに動作する。ト
ランジスタQ1及びQ5は、トランジスタQ2及びQ4
によって充電されたビット線BL又はビット線BBLの
電位が、リーク電流等によって低下しないように補償す
るべく所定の電流を流して充電するものである。 トランジスタQ7.Q8.Q9及びQ10は、メモリセ
ルのドレイン電圧の上昇を抑えて一定のレベル以上にな
らないようにして、メモリセルの信頼性を上げるための
ものである。 またセンスアンプ10は、それぞれ電圧VIN1.。 VIN2として与えられるビット線BLおよびビット線
BBLの電位の変化を比較することによってメモリセル
に記憶されたデータを検出し、信号りとして図示されて
いない外部機器に出力するものである。 このような構成を有したメモリ装置において、メモリセ
ルに記憶されたデータをセンスアンプ10が読み出す動
作について説明する。 メモリセルにおけるデータの記憶は、浮遊ゲートに電子
が注入されているか否かによって行われる。浮遊ゲート
に電子が注入されているものはゲートに論理“1”レベ
ルの信号が与えられてもオフ状態を維持し、注入されて
いないものはオン状態となる。そして−組のメモリセル
は、例えば−方のメモリセルTllの浮遊ゲートに電子
が注入されていれば他方のメモリセルTTIIには電子
が注入されていないという互いに反対状態になっている
関係にある。 行デコーダ5によって例えばワード線WLIが所定の電
位になり、列デコーダ4によってカラムゲートトランジ
スタCGI及びカラムゲートトランジスタCCGIが導
通状態になり、−組の例えばメモリセルTll及びTT
llが選択される。 このようにして選択されたメモリセルTll及びTTI
Iに記憶されているデータを、センスアンプ10によっ
て読取る。この読取り動作は、以下のように行うことに
よって動作速度を速めており、第55図を用いて説明す
る。 プリチャージ用トランジスタQ2.Q4及びイコライズ
用トランジスタQ3.Q6のそれぞれのゲートにレベル
“1°のイコライズ信号φが印加されて導通し、ビット
線BL及びBBLがプリチャージ及びイコライズされる
。これによりイコライズ信号φのレベルが“1”である
間(期間t11)、ビット線BLの電位V INIとビ
ット線BBLの電位V IN2は共に等しい電位に充電
される。 この後、イコライズ信号φのレベルが0#になると(期
間t12)、プリチャージ用トランジスタQ2.Q4及
びイコライズ用トランジスタQ3.Q6は非導通状態と
なり、ビット線BL及びBBLの電位は、それぞれメモ
リセルTll及びTTIIの記憶したデータに応じた電
位VINiVIN2になる。電子が注入された一方のト
ランジスタTllは非導通状態であるため、ビット線B
Lは充電された状態となって電位VINIは高くなり、
他方のトランジスタTTIIは電子が注入されていない
ためビット線BBLは放電状態となって低い電位V I
N2となる。 このようなビット線BL、BBLの電位の差をセンスア
ンプ10において比較し、第55図のように電位V I
NIが電位VIN2よりも高い場合には“1“の信号り
を出力し、逆に電位VINIが電位VIN2よりも低い
場合には“0′の信号りを出力する。このように、イコ
ライズ信号φが“1“から“0”になった瞬間に生じた
電位差を検出することにより、プリチャージ及びイコラ
イズをせずに、記憶状態に応じて電位差か自然に生じる
まて待った後読み取る場合よりも、読取り動作か高速化
されていた。 また第55図に記号Bて示したように、センスアンプの
出力信号りもイコライズ信号φて制御し、イコライズ信
号φが“1”の時は、信号りを“1”と“0°の中間に
設定することにより、イコライズ信号φが“O#になっ
た後の信号りの“1”あるいは“○°への変化をより高
速化していた。 またこのような高速動作を行う半導体メモリ装置では、
読み取ったデータを外部に出力する際に、外部の装置と
の接続線へ高速にデータを出力するため、データを外部
に出力する出力段のトランジスタの電流供給能力を極め
て大きく設定している。 この結果、出力段のトランジスタに流れる電流の変化量
か大きくなって電源電圧変動を招くため、二つのメモリ
セルを組み合わせて同一のワード線で選択駆動し、それ
ぞれのメモリセルのデータの違いによって生しるビット
線の電位を比較することによって、それぞれのビット線
の電位に与える電源電圧変動の影響を等価にし、誤動作
の発生を防止していた。 (発明か解決しようとする課@) この結果、動作の高速化のために1ビツトのデータの記
憶に二つのメモリセルを組み合わせていたため、低速あ
るいは中速動作の半導体メモリ装置に比較してチップ面
積が増大し、チップコストが高くなるという問題があっ
た。 本発明は上記事情に鑑み、動作が高速でかつ電源電圧変
動によって誤動作が生じない上に、チップ面積が縮小さ
れ、チップコストを低減した安価な半導体メモリ装置を
提供することを目的とする。 (課題を解決するための手段) 本発明にかかる半導体メモリ装置の第1の観点によれば
、少なくとも二進のデータを記憶するメモリセルと、前
記二進のデータの一方と等価な記憶状態にある第1のダ
ミーセルと、前記二進のデータの他方と等価な記憶状態
にある第2のダミーセルと、前記メモリセルと前記第1
のダミーセルのそせぞれの記憶状態に応じて変化した電
圧を比較し、その結果に応じた第1の出力をする第1の
センスアンプ部と、前記メモリセルと前記第2のダミー
セルのそれぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比較
し、その結果に応じた第2の出力をする第2のセンスア
ンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出力とを比較す
ることによって、前記メモリセルの記憶状態を検出する
第3のセンスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置が提
供される。 メモリセルの記憶状態に応じた電圧を出力するビット線
、第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する
第1のダミービット線、第2のダミーセルの記憶状態に
応じた電圧を出力する第2のダミービット線を備えるこ
とが好ましい。 メモリセルは浮遊ゲートを有し、この4Mゲートに電子
が注入されるか否かで二進のデータを記憶するものであ
るとよい。 第1および第2のダミーセルとメモリセルとが電気的に
等価な接続となっており、第1のダミーセルの閾値が電
子の注入されたメモリセルの閾値とほぼ同じ高い値とな
っていることが好ましい。 第1のダミービット線に微小電流をえして、浮遊状態に
なることを防止するダミービット線リーク手段を備える
と良い。 メモリセルの浮遊ゲートに電子が注入されていない場合
にはビット線の電位がダミービット線の電位より低くな
るように、あるいはメモリセルの浮遊ゲートに電子が注
入されている場合にはビット線の電位がダミービット線
の電位より高くなるように、ビット線ダミービット線に
リーク電流路を形成するリーク手段を設けるとよい。 メモリセルを選択するアドレス信号が変化した場合、所
定の期間導通してビット線、第1および第2のダミービ
ット線を充電するプリチャージ手段を設けると良い。 メモリセルを選択するアドレス信号が変化した場合、所
定の期間導通してビット線、第1および第2のダミービ
ット線の相互間の電位をイコライズするイコライズ手段
を備えると良い。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第2の観点に
よれば、浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注
入されるか否かで、二進のデータを記憶する第1)第2
のメモリセルと、前記浮遊ゲートに電子が注入された前
記メモリセルと等価な記憶状態にある第1のダミーセル
線と前記浮遊ゲートに電子が注入していない前記メモリ
セルと等価な記憶状態にある第2のダミーセル線と、前
記第1のメモリセルに記憶されたデータを読み出すとき
に、前記第1のメモリセルの記憶状態に応じた電圧を出
力する第1のビット線と、前記第2のメモリセルに記憶
されたデータを読み出すときに、前記第2のメモリセル
の記憶状態に応じた電圧を出力する第2のビット線と、
前記第1のダミーセル線の記憶状態に応じた電圧を出力
する第1のダミービット線と、前記第2のダミービット
線の記憶状態に応じた電圧を出力する第2のダミービッ
ト線と、前記第1のビット線と前記第1ダミービット線
との電圧を比較することによって、前記第1のメモリセ
ルの記憶状態に応じた第1の出力を発生する第1のセン
スアンプ部と、前記第1のビット線と前記第2ダミービ
ット線との電圧を比較することによって、前記第1のメ
モリセルの記憶状態に応じた第2の出力を発生する第2
のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出力
とを比較することによって、前記第1のメモリセルの記
憶状態を検出する第3のセンスアンプと、前記第2のビ
ット線と、前記第1ダミービット線との電圧を比較する
ことによって、前記第2のメモリセルの記憶状態に応じ
た第4の出力を発生する第4のセンスアンプ部と、前記
第2のビット線と、前記第2のダミービット線との電圧
を比較することによって、前記第2のメモリセルの記憶
状態に応じた第5の出力を発生する第5のセンスアンプ
部と、前記第4の出力と前記第5の出力とを比較するこ
とによって、前記第2のメモリセルの記憶状態を検出す
る第6のセンスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置が
提供される。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第3の観点
によれば、浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が
注入されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリセ
ルと、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセ
ルと等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記浮
遊ゲートに電子か注入されていない前記メモリセルと等
価な記憶状態にある第2のダミーセルと、前記メモリセ
ルに記憶されたデータを読み出すときに、前記メモリセ
ルの記憶状態に応じた電圧を出力するビット線と、前記
第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第
1のダミービット線と、前記第2のダミーセルの記憶状
態に応じた電圧を出力する第2のダミービット線と、前
記ビット線と前記第1のダミービット線との電圧を比較
することによって、前記メモリセルの記憶状態に応じた
第1の出力をする第1のセンスアンプ部と、前記ビット
線と前記第2のダミービット線との電圧を比較すること
によって、前記メモリセルの記憶状態に応じた第2の出
力をする第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前
記第2の出力とを比較することによって前記メモリセル
の記憶状態を検出する第3のセンスアンプ部と、前記メ
モリセルへデータを書き込んだ後に行うプログラムベリ
ファイデータリード時に前記第2のダミービット線が出
力する電圧を、通常データリード時にメモリセルのデー
タを読み出す際の前記第2のダミービット線が出する電
圧よりも高く設定する手段と、前記プログラムベリファ
イ時に、前記第2のダミービット線が出力する電圧と、
前記ビット線が出力する電圧とを比較することによって
、前記メモリセルの記憶状態を検出する第4のセンスア
ンプ部と、前記データを読み出す時は前記第3のセンス
アンプ部の検出結果を出力し、前記プログラムベリファ
イデータリード時は前記第4のセンスアンプ部の検出結
果を出力する出力切換手段とを備えたことを特徴とする
半導体メモリ装置が提供される。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第4の観点に
よれば、浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注
入されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリセル
と、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセル
と等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記浮遊
ゲートに電子が注入されていない前記メモリセルと等価
な記憶状態にある、第2のダミーセルと、前記メモリセ
ルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じ
て変化した電圧を比較し、その結果に応じた第1の出力
をする第1のセンスアンプ部と、前記メモリセルと前記
第2のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化し
た電圧を比較し、その結果に応じた第2の出力をする第
2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出
力とを比較することによって、前記メモリセルの記憶状
態を検出する第3のセンスアンプ部とを備え、前記浮遊
ゲートに電子が注入されていないメモリセルに流れる電
流より、前記第2のダミービット線に流れる電流が少な
いことを特徴とする半導体メモリ装置が提供される。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第5の観点
によれば、浮遊ゲートを有し、この、V遊ゲートに電子
が注入されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリ
セルと、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリ
セルと等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記
浮遊ゲートに電子が注入されていない前記メモリセルと
等価な記憶状態にある第2のダミーセルと、前記メモリ
セルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応
じて変化した電圧とを比較し、その結果に応じた第1の
出力をする第1のセンスアンプ部と、前記メモリセルと
前記第2のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変
化した電圧を比較し、その結果に応じた第2の出力をす
る第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2
の出力とを比較することによって前記メモリセルの記憶
状態を検出する第3のセンスアンプ部と、電源電圧に対
応し、前記電源電圧よりも所定値だけ低い電圧を出力す
る電圧低下回路と、ドレインが前記第1のダミーセルの
ドレインに接続され、ゲートが前記電圧低下回路の出力
に接続される前記浮遊ゲートに電子が注入されない前記
メモリセルと等価な状態にある第3のダミーセルとを具
備したことを特徴とする不揮撥性半導体メモリが提供さ
れる。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第6の観点に
よれば、バイナリデータの“0°あるいは“1“をガラ
スマスクにパターン化することにより製造段階てバイナ
リデータを記憶するメモリセルと、前記バイナリデータ
の“1”が記憶された前記メモリセルと等価な記憶状態
にある第1のダミーセルと、前記バイナリデータの“1
″が記憶された前記メモリセルと等価な記憶状態にある
第2のダミーセルと、前記メモリセルと前記第1のダミ
ーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比
較し、その結果に応じた第1の出力をする第1のセンス
アンプ部と、前記メモリセルと前記第2のダミーセルの
それぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比較し、そ
の結果に応じた第2の出力をする第2のセンスアンプ部
と、前記第1の出力と前記第2の出力とを比較すること
によって、前記メモリセルの記憶状態を検出する第3の
センスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置が提供され
る。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第7の観点
によれば、バイナリデータの“0“あるいは12をMO
Sトランジスタがデプレッション型かエンハンスメント
型かでデータを記憶する不揮接柱メモリセルと、n個の
前記メモリセルとナンド選択トランジスタを直接に接続
してなるナンド束トランジスタ列と、前記ナンド束トラ
ンジスタ列が複数組接続され、前記メモリセルに記憶さ
れたデータを読み出すときに前記メモリセルの記憶状態
に応じた電圧を出力するビ・ント線と、前記ナンド束ト
ランジスタ列と同様の構成を有し、前記デプレッション
型メモリセルと等価な1個の第1ダミーセルと前記エン
ノ\ンスメント型メモリセルと等価な(n−1)個の第
1のダミーセルとナンド選択トランジスタとを直列に接
続してなる第1のダミーナンド束トランジスタ列と、前
記第1のダミーセルナンド束トランジスタ列が複数個接
続され、前記デプレッション型の第1のダミーセルの記
憶状態に応じた電圧を出力する第1のダミービット線と
、前記ナンド束トランジスタ列と同様の構成を有し、前
記エンノ1ンスメント型メモリセルと等価なn個の第2
のダミーセルとナンド選択トランジスタとを直列に接続
してなる第2のダミーナンド東トランジスタ列と、前記
ダミーナンド東トランジスタ列が複数組接続され、エン
ハンスメント型第2のダミーセルの記憶状態に応じた電
圧を出力する第2のダミービット線と、前記ビット線と
前記第1のダミービット線との電圧を比較することによ
って前記メモリセルの記憶状態に応じた第1の出力を発
生する第1のセンスアンプ部と、前記ビット線と前記第
2のダミービット線との電圧を比較することによって前
記メモリセルの記憶状態に応じた第2の出力を発生する
第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の
出力を比較することによって前記メモリセルの記憶状態
を検出する第3のセンスアンプ部とを備えた不揮撥性半
導体メモリ装置か提供される。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第8の観点に
よれば、ビット線と、ワード線と、前記ビット線と前記
ワード線の交点にメモリセルが配置されたメモリセルア
レイと、前記メモリセルアレイに併設して設けられた予
備メモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ中に不良
セルがあ乙ことを記憶するためのプログラム手段と、前
記メモリセルアレイ中に不良セルがある場合には、前記
プログラム手段の出力に応答して、前記不良セルの代り
に前記予備メモリセルアレイ中より予備メモリセルを選
択する選択手段と、前記メモリセルと等価なダミーセル
のドレインが接続され、基準電位を発生するダミービッ
ト線と、前記ビット線にあられれる電圧と、前記ダミー
ビット線にあられれる電圧を比較し、選択されたメモリ
セルのデータを読み出すセンスアンプと、データ読み出
し時所定の時間前記ビット線と前記ダミービット線をイ
コライズするイコライズ手段とを備え、前記メモリセル
中に不良セルがある場合には、前記プログラム手段の出
力に応答して、前記イコライズ手段によるイコライズ時
間を、前記所定の時間より長くするようにした半導体メ
モリ装置か提供される。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第9の観点
によれば、ビット線と、ワード線と、浮遊ゲートを有し
、この浮遊ゲートに電子が注入されるか否かで二進デー
タを記憶するメモリセルと、前記ビット線と前記ワード
線の交点に前記メモリセルが配置されたメモリセルアレ
イと、前記メモリセルアレイに併設して設けられた予備
メモリセルと、前記メモリセルアレイ中に不良セルがあ
ることを記憶するためのプログラム手段と、前記メモリ
セルアレイ中に不良セルがある場合には、前記プログラ
ム手段の出力に応答して前記不良セルの代りに前記予備
メモリセルアレイ中より予備メモリセルを選択する選択
手段と、前記浮遊ケートに電子が注入された前記メモリ
セルと等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記
第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第
1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第1
のダミービット線と、前記浮遊ゲートに電子が注入され
ていない前記メモリセルと等価な記憶状態にある第2の
ダミーセルと、前記第2のダミーセルの記憶状態に応じ
た電圧を出力する第2のダミービット線と、前記メモリ
セルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応
じて変化した電圧を比較し、その結果に応じた第1の出
力をする第1のセンスアンプ部と、前記メモリセルと前
記第2のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化
した電圧を比較し、その結果に応じた第2の出力をする
第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の
出力とを比較することによって、前記メモリセルの記憶
状態を検出する第3のセンスアンプ部と、データ読み出
し時、所定の時間前記ビット線と前記第1のダミービッ
ト線と前記第2のダミービット線をイコライズするイコ
ライズ手段と前記メモリセルアレイ中に不良セルがある
場合には、前記プログラム手段の出力に応答して、前記
イコライズ手段によるイコライズ時間を前記所定の時間
より長くするようにした半導体メモリ装置が提供される
。 (作 用) 本発明によれば、メモリセルの記憶状態と第1のダミー
セル、第2のダミーセルの状態とが比較されて、メモリ
セルに記憶されているデータが検出される。したがって
、1ビット分のデータを2つのメモリセルに記憶し、相
互の記憶状態を比較することによりデータを読み出すも
のに比べ、必要なメモリセルの数か半分で済む。 第1のダミービット線に微小電流を流すことにより、浮
遊状態になることを防止でき、誤動作を防止できる。 リーク手段を設けた場合にはビット線とダミービット線
との電位の関係が適切化され、センス動作が高速化し、
マージンが拡大される。 イコライズ手段を設けた場合、ビット線、ダミービット
線の電位を等しくし、動作を安定化させることができる
。 プリチャージ手段を設けた場合にはイコライズ終了時に
イコライズ信号の変化によるビット線およびダミービッ
ト線の電位変動を防止することができ、誤動作の発生を
防止することができる。 第2の観点による装置では、1ビット分のデータを2つ
のメモリセルで記憶し、それぞれについて2つの状態の
ダミーセルでデータを取り出すようにしているので、高
速のデータ検出が可能で、また、イコライズを適切に行
うことによりさらに高速動作か可能となる。 第3の観点による装置では、プログラムベリファイリー
ド時に第2のビット線の出力電圧を通常のリード時より
も高く設定し、専用のセンスアンプを用いることにより
書き込み時にメモリセルに注入される電子量を増加させ
、電圧マージンを拡大することが可能となる。 第4の観点による装置では、メモリセルの浮遊ゲートに
電子が注入されていなメモリセルに流れる電流より、第
2のダミービット線に流れる電流か少なくされている。 これにより第2のセンスアンプの出力が“O”と“1″
の中間電位に達するのが速くなり、データ検出速度か向
上する。 第5の観点による装置では、電源電圧よりも所定値たけ
低い電圧を出力する電圧低下回路と、ドレインが第1の
ダミーセルのトレインに接続され、ゲートか電圧低下回
路の出力に接続された、浮遊ゲートに電子が注入されな
いメモリセルと等価な状態にある第3のダミーセルを設
けることにより、動作がさらに高速化される。 第6の観点による装置では、メモリセルかバイナリデー
タの“0”あるいは“1″をガラスマスクにパターン化
することにより、第1の観点による装置と同様のマスク
ROMを得ることができる。 第7の観点による装置では、メモリセルをMOSトラン
ジスタがデプレッション型かエンハンスメント型かでデ
ータを記憶する不揮発性メモリセルで構成し、ダミーセ
ルをナンド束トランジスタ列で構成することにより、不
揮発性半導体メモリ装置を得ることができる。 第8の観点による装置では、?モリセルアレイに予備メ
モリセルが併設され、不良セルがある場合にはビット線
とダミービット線をイコライズするイコライズ時間を通
常より長くするようにしているので、動作不良を起こし
ている行線が確実に非選択になり、誤動作を起こす可能
性か減少する。 第9の観点による装置では、第1の観点によるメモリ装
置に第8の観点によるイコライズ時間の延長を適用して
おり、同様に誤動作発生の可能性か減少する。 (実施例) 本発明の実施例について、図面を参照して説明する。 第1図は第1の実施例の回路構成を示したものである。 従来の場合と比較して、1ビット分のデータの記憶を一
つのメモリセルて構成し、このデータを読み出す際に基
準となる電圧を設定するためのデータを記憶する第1及
び第2のダミーセルをDMI 1.−、DMmlとDM
I2゜・・・DMm2の二列を設け、さらにこれに伴い
メモリセルに記憶されているデータを検出するセンスア
ンプを三つ設けた点が異なっている。ここで従来と同じ
構成要素には、同一の番号を付して説明を省略する。 第1のダミーセルDM1.1. DM21.・・・DM
mlはソースが浮遊状態であって、ゲートに論理“1”
レベルの信号が与えられても電流経路を形成せず、浮遊
ゲートに電子が注入されているメモリセルと等価である
。第2のタミーセルDM12.DM22.−=、DMm
2は浮遊ゲートに電子か注入されておらず、電子が注入
されていないメモリセルと等価である。 そして第1のダミーセルD〜111.DM21゜・・・
、DMmlのドレインは第1のダミービット線DBLI
に、第2のダミーセルDM12DM22.・・・、DM
m2のドレインは第2のダミービット線DBL2にそれ
ぞれ接続されている。 さらにこのダミービット線DBLI及びダミービット線
DEL2には、カラムゲートCGと等価なMOSFET
DCGIとDCG2とが接続されている。容ic1
.C2は、メモリセル側のカラムゲートトランジスタC
GI、CG2・・・・・・と、ダミーセル側のダミーカ
ラムゲートトランジスタDCGI、D’CG2との個数
の差によるビット線とダミービット線の容量の差をなく
し、ビット線とダミー線との容量を等しくするために接
続されている。 ダミービット線DBLIに接続されたリーク電流路L1
は、第1のダミーセルに電流路が形成されないため電気
的にダミービット線DBLLが浮遊状態になるのを防ぐ
ために電流路を形成するものである。ビット線の特性を
すべて等価にするために、ビット線BL、ダミービット
線DBL2にも同様に、微少電流を流すリーク電流路を
接続することもできる。 図示されていないアドレス変化検出回路は外部から入力
されるアドレス信号か変化したのを検知してイコライズ
信号φを発生する。そして、このイコライズ信号φが論
理“1”のときに、トランジスタQ11.Q1B及びQ
15はこのビット線BL、ダミービット線DBL1及び
DBL2をプリチャージし、トランジスタQ12)Q1
4)Q16及びQ17はビット線とダミービット線の電
位を等しくする。さらにトランジスタQ100゜Q10
1及びQ102は、それぞれ第1,2及び第3の負荷回
路に相当し、トランジスタQ11.01B及びQ15に
よってプリチャージされたビット線BL、ダミービット
線DBLI及びDBL2の電位が、リーク電流等によっ
て低下しないように所定の電流を流して充電する。この
ため、それらの導通抵抗は極めて大きく設定されている
。 トランジスタQ21.Q22.Q23.Q24及びQ2
5は、メモリセルあるいはダミーセルのドレイン電圧の
上昇を抑えて、所定レベルを超えないようにし、メモリ
セルの信頼性を向上させるためのものである。そして、
トランジスタQ21゜Q22及びQ23はそれぞれ、第
1.第2及び第3のバイアストランジスタに相当する。 第1のセンスアンプ1は、ビット線BLの電位VINと
ダミービット線DBLIの電位VRIとを比較し、その
比較結果として第1の出力に相当する信号Aを出力する
ものである。 第2のセンスアンプ2は、この電位VINと、ダミービ
ット線DBL2の電位VR2とを与えられて比較し、第
2の出力に相当する信号Bを出力する。 そして第3のセンスアンプ3は、この第1及び第2の信
号を与えられて比較し、選択されたメモリセルのデータ
に対応じた第3の出力に相当する信号りを出力する。 第2図は、この第1)第2及び第3のセンスアンプの回
路構成の一例を示したものである。いずれもカレントミ
ラー回路の構成を有している。第1のセンスアンプ1の
Pチャネルエンノ)ンスメント型トランジスタSl及び
S2のゲートには電位VIN及びVRlがそれぞれ印加
され、第1の信号Aが出力される。第2のセンスアンプ
2のPチャネルエンハンスメント型トランジスタS3及
ヒS4のゲートには電位VR2及びVINがそれぞれ印
加され、第2の信号Bが出力される。そして第3のセン
スアンプ3のPチャネルエンハンスメント型トランジス
タS5及びS6のゲートには第1の信号A及び第2の信
号Bがそれぞれ印加され、第3の信号りが出力される。 このような構成を有した本実施例において、メモリセル
に記憶されたデータを読み出す動作について、以下に説
明する。 行デコーダ5によってワード線WLの1つが選択される
。列デコーダ4により、カラムゲートトランジスタCG
のうち1つが選択される。この選択されたカラムゲート
トランジスタに対応じたビット線と、選択されたワード
線との交点にあるメモリセルが選択される。 行コーダ5によって選択されたメモリセルと同一のワー
ド線WLに接続された二つのダミーセルも選択される。 次にイコライズ信号φと電位VIN、 VRI及びVR
2)さらに信号A、 B及びDの相互関係を第3図に
示す。イコライズ信号φが“0”から“1“になると(
期間t1)、トランジスタQ11゜Q13及びQ15が
オンすることによりビット線BL、ダミービット線DB
LL及びDBL2がプリチャージされ、さらにトランジ
スタQ12及びQ14及びQ16及びQ17によってビ
ット線BL、ダミービット線DBLI及びDEL2は、
はぼ同電位に設定される。これにより、この期間t1に
おいてVIN、 VI?l及びVR2は等しい電位にプ
リチャージされる。 このときは第1)第2及び第3のセンスアンプにおける
それぞれのNチャネルエンハンスメント型トランジスタ
S21.S22及びS23は論理“1”のイコライズ信
号φによって導通しており、このイコライズ信号φによ
りPチャネルエンハンスメント型トランジスタS31)
S32.S33は、オフするため、節点Nl、N3及び
N5から出力される信号A、B及びDは全て論理“O”
となる。 そしてイコライズ信号φが1から“○”になると(期間
t2)、トランジスタQll、Q13)Q15及びトラ
ンジスタQ12)Q14)Q16Q17はいずれも非導
通状態となり、ビット線BL、ダミービット線DBLI
及びDBL2の電位は選択されたメモリセル又はダミー
セルの記憶状態に応じて変わる。同様に第2図中のトラ
ンジスタS21.S22及びS23も非導通状態となり
、トランジスタS31.S32.S33は導通状態とな
るため、第1)第2)第3のセンスアンプは検知動作を
始める。 この期間t2は、浮遊ゲートに電子が注入されていない
メモリセルが選択された場合を示している。ビット線B
Lはメモリセルか導通状態であるため、放電されて電位
VINの電位は低下する。これに対し、ダミーセルDM
II〜DMmlはいずれも電子か注入されたのと等価な
非導通状態であるため、ダミービット線DBLIは充電
された状態となり、電位VRIは充電状態を維持する。 この場合に電位VRIは、リーク電流路L1によってリ
ーク電流分だけわずかに低下する。さらにダミーセルD
M12〜DMm2は、いずれも電子が注入されておらず
導通状態であるため、ダミービット線DEL2は放電さ
れ、電位VR2は電位VINと同じレベルまで低下する
。 これにより、第1のセンスアンプ1のトランジスタS1
のゲートには放電状態の電位VINが印加されて導通し
、トランジスタS2のゲートには充電状態の電位VRL
が印加されて非導通状態を維持する。これにより、“1
“の信号Aが第1のセンスアンプから出力される。 第2のセンスアンプ2のトランジスタS3及びトランジ
スタS4のゲートには共に放電状態の電位VJ?2)V
INがそれぞれ印加され、いずれも導通状態となる。こ
のようにPチャネルトランジスタS3及びS4が導通状
態の場合には、信号Bは論理“1“と“0′の中間値を
とる。 第3のセンスアンプのトランジスタS5及びS6のゲー
トには、それぞれ論理“1”の信号Aと、論理“1°と
“0”の中間の信号Bとがそれぞれ印加される。 すなわち、第3のセンスアンプは、信号Aの電位が、信
号Bの電位より高いことを検知して、その出力に論理“
○°を出力する。 次に新たに選択されたメモリセルに記憶されたデータを
読み取るため、イコライズ信号φが“O”から“1′に
変わると(期間t3)、ビット線BL、ダミービット線
DBLI及びDEL2がそれぞれプリチャージされ同電
位にされる。この場合の電位VIN、 VRI及びV
H2)さらに信号A、 B及びDは期間t1の場合と
同様である。 そしてイコライズ信号φが“1″から“O“に変わると
(期間t4)、期間t2と同様にビット線BL、ダミー
ビット線DBLI及びDBL2の電位は新たに選択され
たメモリセル又はダミーセルのそれぞれの記憶状態に応
じて変わる。この区間t4は、浮遊ゲートに電子か注入
されたメモリセルが選択された場合を示している。この
メモリセルは非導通状態であるため、ビット線BLは充
電された状態を維持する。ダミービット線DBL1とダ
ミービット線DBL2の電位は上述した区間t2の場合
と全く同様であるため、電位VRIは充電状態を維持し
、電位VR2は低下する。これにより、第1のセンスア
ンプ1のトランジスタS1及びS2のゲートには、共に
充電状態の電位VIN及びVRIがそれぞれ印加されて
トランジスタS1は、非導通状態となり、信号Aはトラ
ンジスタS2]で放電された状態を維持する。すなわち
信号Aは論理“0′である。 第2のセンスアンプ2のトランジスタS3のゲートには
放電状態の電位VR2が印加されてトランジスタS3は
、導通し、トランジスタS4には充電状態の電位VIN
が印加される。第2のセンスアンプ2は、電位VR2よ
りもVINの電位の方が高いことを検知して、その出力
信号Bを論理“1”にする。 第3のセンスアンプは、信号Aの電位が、信号Bの電位
よりも低いことを検知して、その出力信号りを論理“1
”にする。 このように、メモリセルの浮遊ゲートに電子か注入され
ていないときは“0”の信号りが出力され、注入されて
いるときは“1゛の信号りが出力されることによって、
メモリセルの記憶状態が読み出される。 このように本実施例によれば、以下のような効果が得ら
れる。先ず従来の装置と比較して、1ビット分のデータ
の記憶を一つのメモリセルで行うことができるため、チ
ップ面積が縮小され、チップコストが低減される。 この場合の読み出し速度は、選択されたメモリセルに接
続されたビット線と、二種類のダミーセルに接続された
ダミービット線をそれぞれプリチャージ及びイコライズ
することによって等しく高い電圧にしておき、その状態
からそれぞれの記憶状態に応じた電圧に変化した瞬間を
検出して読み取るため、二つのメモリセルに、お互いに
反対のデータを1ビット分として記憶させた従来の読み
方と等価になり読み出し速度は、従来同様高速化されて
いる。 さらに電源電圧変動か生じた場合における誤動作の発生
は、次のようにして貼止される。電子か注入されていな
いメモリセルか選択された場合(期間t2)は、第1の
センスアンプ]は、電子が注入されていないメモリセル
と、電流経路のない、電子か注入されたメモリセルと等
価なダミセルDMII〜DMmlからのデータ、すなわ
ち、オンしたメモリセルからのデータと、オフしたダミ
ーセルからのデータを比較することになる。したがって
、電源変動が生した場合でも、従来の1ビット分のデー
タを二つのメモリセルに互いに反対のデータとして記憶
させたものと同様に、ビット線の電位は逆転することな
く誤動作することはない。 また、第2のセンスアンプ2ては電子が注入されていな
いメモリセルと、このようなメモリセルと等価なダミー
セルDM12〜DMm2からのデータとを比較して読み
出すことになる。このため電源電圧変動が生じた場合に
も、ビット線BLとダミービット線DEL2が受ける電
源電圧変動の影響は等しい。従って入力される電圧VI
NとVR2とは共に低い電圧であるが、同じ影響を受け
ることになる。 これにより、第2のセンスアンプ2から出ツノされる信
号Bは第1のセンスアンプ1からの信号Aよりも低いと
いう関係が維持されて、第3のセンスアンプ3からの信
号りは安定して“0“を保ち、誤動作の発生が防止され
る。 電子が注入されたメモリセルが選択された場合は(期間
t4)、第2のセンスアンプ2は、電子が注入されたメ
モリセルと、電子が注入されていないメモリセルと等価
なダミーセルDM12〜DMm2からのデータ、すなわ
ち、オフしたメモリセルからのデータと、オンしたダミ
ーセルからのデータを比較することになる。したかって
、電源変動が生した場合でも、従来の1ビツト分のデー
タを二つのメモリセルに互いに反対のデータとして記憶
させたものと同様に、ビット線の電位とダミービット線
の電位は逆転することがなく誤動作することはない。ま
た、第1のセンスアンプ1は、電子か注入されたメモリ
セルと、このメモリセルと等価なダミーセルDMII〜
DMmlからのデータを比較して読み出す。第1のセン
スアンプ1において比較するビット線BL及びダミービ
ット線DBL1が受ける電源電圧変動の影響は等しく、
同じ変化をすることになる。従って第1のセンスアンプ
1から出力される信号Aは、第2のセンスアンプ2から
の信号Bよりも低いという関係は維持され、第3のセン
スアンプ3からは、論理“1”の信号りが電源電圧変動
にかかわらず安定して出力される。 このように第1の実施例によれば、高速度で動作し、電
源電圧変動による誤動作の発生を防止し得る上に、1ビ
ツトのデータを記憶させるのに1つのメモリセルで足り
るため、従来の中速又は低連動作のメモリ装置と同程度
にチップ面積を縮小することができ、コストが低減され
る。 本発明の他の実施例を以下に示す。第2の実施例として
、第3のセンスアンプ3を第4図に示されたものとして
もよい。また第1)第2)第3のセンスアンプすべてを
第4図に示したものを用いてもよい。第2図に示された
第3のセンスアンプ3は、pチャネル型トランジスタS
5)S6のゲートに信号A、Bをそれぞれ供給していた
か、第4図に示したものは、略Ovの閾電圧を持つNチ
ャネル型トランジスタS15.S16のゲートに信号A
と信号Bをそれぞれ供給している。トランジスタS15
のドレインは電源VCCに、ソースは、Nチャネルエン
ハンスメント型トランジスタ5S15のドレインに接続
されるとともにNチャネルエンハスメント型トランジス
タS S 1.6のゲートに接続される。トランジスタ
S16のドレインは電源VCCに、ソースはトランジス
タ5S16のドレインに接続されるとともに、トランジ
スタ5815のゲートに接続される。トランジスタ5S
15.5S16のソースは接地される。この場合も同様
に、信号A、 B及びDは第3図に示されたような変
化をする。 即ち信号A及びBか共に論理“O”のとき(期間tl)
は、トランジスタS15及びS16は共に非導通状態で
あり、信号りは“0”となる。信号Aか“1″で信号B
が“1”と“0”の間の電位にあるとき(期間t2)は
、Aの電位か、Bの電位に比べ高くなるため節点N16
は“0″になり、論理“O”の信号りが出力される。さ
らに信号Aか“0”で信号Bが“1°の場合には(期間
t4)、Bの電位の方がAの電位よりも高いため節点N
16の電位は上昇し、“1°の信号が出力される。 パルス信号φが論理“1″から“0”に変化すると、共
に“0″の状態であった信号A及びBのうちのいずれか
の信号が“11に変化することになるが、この変化を直
ちに読み取って信号りを出力する。 第2の実施例として、第1及び第2のセンスアンブに第
4図に示した回路を用いた場合には、ビット線及びダミ
ービット線のプリチャージ電位に関係なく、ビット線と
ダミービット線との間に電位差が生じれば、すみやかに
これを検出することができる。 次に、本発明の第3の実施例について説明する。 この場合の回路構成を第5図に、読出し時における各信
号のタイミングを第6図に示す。上述した第1及び第2
の実施例と比較し、以下の点が異なる。 ビット線プリチャージ回路として、Nチャネルデイプレ
ッション型トランジスタQll及びPチャネルエンハン
スメント型トランジスタQ31を直列に接続し、ダミー
ビット線DBLIのプリチャージ回路としてNチャネル
デイプレッション型トランジスタQ1B及びPチャネル
エンハンスメント型トランジスタQ33を直列に接続し
、ダミービット線DBL2のプリチャージ回路としてN
チャネルデイプレッション型トランジスタQ15及びP
チャネルエンハンスメント型トランジスタQ35を直列
に接続して構成している。 PチャネルトランジスタQ31.Q3B。 Q35のゲートは、それぞれビット線BL、ダミービッ
ト線DBLI、ダミービット線DBL2に接続される。 さらに負荷トランジスタとしてトレインとゲートも共通
にビット線あるいはダミービット線、接続してPチャネ
ルトランジスタQ100゜QIOI Q102を使用
している。 イコライズ信号φが、第6図の期間tl、又はt3のよ
うに“1°レベルになると、Nチャネルデイプレッショ
ン型トランジスタQ11.Q13及びQ15は全て導通
状態になり、ビット線BL。 ダミービット線DBLI、DEL2はいずれも充電され
て、電源電圧VCCからPチャネルトランジスタの閾値
電圧v thpを引いた電位(Vcc−I Vthp
l )まで上昇する。第1のセンスアンプ及び第2のセ
ンスアンプの入力トランジスタが、第2図の実施例回路
のようにPチャネルエンハンスメント型で構成されてい
る場合、プリチャージ後のビット線及びダミービット線
の電位を、入力トランジスタS1〜S4のオンとオフの
境界点から変化させることにより、第1)第2のセンス
アンプの応答は、早くなる。このため、Pチャネルトラ
ンジスタQ31)Q33及びQ35を使用してプリチャ
ージ後のビット線及びダミービット線の電位が(Vcc
−l Vthpl)となるよう設定している。また、
このプリチャージの期間、NチャネルトランジスタQ1
2及びQ14及びQ ]、 6及びQ17は導通状態と
なりビット線BLとダミービット線DBLIとダミービ
ット線DEL2の電位はそれぞれ等しくされる。 イコライズが終了した後、期間t2又はt4のようにイ
コライズ信号φが“0°レベルになると、ゲートにイコ
ライズ信号φが入力されたブリチャジトランジスタQl
l、Q13及びQ15は全て非導通状態となる。またこ
のとき、同時にイコライズトランジスタQ12.Q14
.Q16及びQ17も非導通状態となる。これにより、
電位VINSVRI及びVH2は、それぞれメモリセル
、又はダミーセルの記憶状態に対応じたレベルに変化す
る。イコライズおよびプリチャージが終了したときトラ
ンジスタQll、Q1B及びQ15のゲートに印加され
る電圧が“1°レベルから“0”レベルに変化するため
、ゲート・ソース間の容量結0によりPチャネルエンハ
ンスメント型トランジスタQ31.Q33及びQB5の
ソース電圧は低下する。しかしながらビット線及びダミ
ービット線の電位VIN、 VRI、 VH2は前述
した(Vcc−Vthpl)の電位となっているためP
チャネルトランジスタQ31.Q33及びQ35はいず
れもまた非導通状態にあり、電位VINSVR1及びV
H2はイコライズ信号φが“1”レベルから“0”レベ
ルに変化しても、その影響を受けることなく、安定して
メモリセル及びダミーセルの記憶データに対応じた電位
に変化することが可能となる。 このようにプリチャージ回路として、デブリッション型
NチャネルトランジスタQll Q13及びQ15と
、PチャネルトランジスタQ31゜Q33.Q35を組
み合わせることで、動作を安走化させることができ、高
速読み出しが可能となる。 PチャネルトランジスタQ31.Q33゜Q35はプリ
チャージ動作終了時のビット線、ダミービット線の電位
を設定するとともにプリチャージ動作時のビット線、ダ
ミービット線の充電電流をコントロールする機能も有し
ている。 選択されていないビット線はGroundに放電されて
いるためカラムアドレスが変化して新しいビット線が選
択される場合、このビット線はOVから充電されるため
ビット線のプリチャージに必要な時間かもっとも長い。 高速読み出しのためには短いプリチャージ期間てビット
線(B L)と第1)第2のダミービット線(DBLl
、DBL2)を所定電位まで充電する必要がある。ビッ
ト線と第1のダミービット線及び第1のダミービット線
と第2のダミービット線間はイコライズトランジスタに
よりイコライズされるが、トランジスタの導通抵抗のた
めビット線とダミービット線間にはわずかに電位差が生
じる。カラムアドレスが変化した後のビット線のプリチ
ャージ時間か、ダミービット線のプリチャージ時間より
長いことを考慮してトランジスタQ31の導通抵抗は、
トランジスタQ33またはトランジスタQ35の導通抵
抗より小さく設定してもよい。 またビットfiBLにはエンハンスメント型Nチャネル
トランジスタQ42を接続し、ダミービット線DBLI
にはエンハンスメント型NチャネルトランジスタQ40
を接続し、同様にDEL2にはエンハンスメント型Nチ
ャネルトランジスタQ41を接続し、それぞれのトラン
ジスタサイズ(W/L)をQ40 >Q42 >Q41
の関係に設定しているがこれは以下の理由による。 第6図の期間t4に示すように、電子が注入されたメモ
リセルからデータを読み出す場合は、電位VINは電位
VRIと同様に(、Vcc −l Vthp l )の
電位になる。しかしながら一般に、メモリセルのゲート
に印加される電源電圧Vccは常に一定のレベルが保持
されているわけてなく出力バッファ回路からデータが外
部に出力される際には、その出力端に存在する大きな負
荷容量を駆動するために大電流が流れ、電源配線のイン
ダクタンスによって、チップ内部の電源電圧VCCは1
〜2V程度変動することがある。例えば、正常時に電源
電圧VCCは5vであるとすると、−時的に6〜7Vま
で上昇することがある。この結果、電子が浮遊ゲートに
注入されたメモリセルが選択された場合でも、メモリセ
ルのゲート電圧(VG )か上昇するため、メモリセル
は一時的に導通状態となり、電位VINは(Vcc −
I Vthp l )よりわずかに低くなることがある
。このノイズの影響で第1のセンスアンプの出力信号A
は“0″レベルから“1″レヘルへと変化し、第3のセ
ンスアンプ出力信号りは1”レベルから“0“レベルへ
と変化するため、電子が注入されたメモリセルが選択さ
れているにもかかわらず、センス回路から電子か注入さ
れていない“1”データに対応する信号が出力されてし
まう。この問題を解決するため、ビット線BLとダミー
ビット線DBLIに設けられたリークトランジスタQ4
0,41.42のリーク電流に差を持たせ、電子が注入
されたメモリセルが選択された場合の、ビット線電位V
INが、ダミービット線電位VI?1より高くなるよう
設定している。 この結果ノイズの影響でメモリセルがわすかに導通状態
となり、メモリセルに数μA程度電流が流れてち、第3
のセンスアンプの出力信号りは反転することなく安定し
てメモリセルの“0″データを出力することができる。 ビット線のリーク電流量を、第1のダミービット線のリ
ーク電流量より小さく設定するため、リークトランジス
タQ40とQ42のトランジスタのサイズW/Lすなわ
ちトランジスタのチャンネル幅と長さの比はQ40〉Q
42となるよう選定している。ここでトランジスタQ4
2及びQ40のゲートには、リーク量を所定の値に設定
するための電(nLlが共通に印加されている。 またチップ内の個々のメモリセルに流れる電流はまった
く同一ではなく、W/Lのばらつきにより数%程度の差
がある。このため電子が注入されていないメモリセルが
選択され、選択されたメモリセルに流れる電流が選択さ
れた第2のダミーセルに流れる電流より少ない場合、電
位VINは電位VR2より高いレベルになる。このVI
NとRV2の電位差のため第2のセンスアンプの出力信
号Bの“1゛レベルと“0″レベルの中間電位が高くな
り、また上昇する速度が速い。第3のセンスアンプは、
信号Aと信号Bが“0“レベルから“1″レベルへ変化
するときの上昇速度の差を検知してデータ検出を行なう
ため、メモリセルに流れる電流のばらつきにより信号A
と信号Bが“○”から“1“に変化するときの電位差が
小さくなり、読み出し速度が遅くなる問題がある。この
問題を解決するため、ビット線のリーク電流量を、第2
のダミービット線のリーク電流量より多く設定し、浮遊
ゲートに電子の注入されていないメモリセルが選択され
たときの電位VINが電位VR2より低くなるよう設定
している。ビット線のリーク電流量を、第2のダミービ
ット線のリーク電流量より大きく設定するため、リーク
トランジスタQ42とQ41のトランジスタのサイズW
/LがQ42〉Q41となるよう選定している。 以上述べたように安定したデータ出力と高速読み出しを
実現するためにビット線及びダミービット線に設けられ
たリーク回路のリーク電流量は、第1のダミービット線
DBLI>ビット線BL>第2のダミービット線DEL
2の関係となることか好ましい。 第5図の実施例では、各リーク回路のトランジスタサイ
ズを変更することによりリーク電流量を設定しているが
、各トランジスタサイズを同一にしてゲート電圧をコン
トロールすることにより、同様なリーク電流量の関係を
実現することも可能である。 また、第2のダミービット線の電位VR2かビット線の
電位VINよりゆるやかに変化するよう、ダミー容量を
第2のダミービット線に付加することによってもまた、
上述した電子が注入されていないメモリセルを読み出す
場合に、メモリセルに流れる電流のばらつきによる読み
出し速度の遅れを防ぐことができる。第5図に示す実施
例では、このダミー容量を、Pチャンネルトランジスタ
C6とNチャネルトランジスタC5のゲート容量を用い
て構成している。 次に第4の実施例について、第2図、第7図及び第8図
を用いて説明する。第1図及び第2図に示す実施例の回
路において、浮遊ゲートに電子が注入されたメモリセル
を読み出すとき、このメモリセルかわずかに導通状態で
あると、プリチャージ動作後のある時間の間は、メモリ
セルの“O“データが読み出されるが、その後データが
反転し誤まった″1°データが出力される問題がある。 前述したようにメモリセルがわずかに導通状態のとき、
電位VINは電位VRIより、はんのわずか低いレベル
となる。ビット線のプリチャージ動作後、第2のダミー
ビット線の電位は、直ちに所定の低いレベルに変化する
ため、第2のセンスアンプはその変化を検知して、その
出力Bは直ちにVCCに向って変化する。これに対し、
ビット線の電位VINと、電流径路のないダミーセルの
接続された第1のダミービット線の電位VRIは共に(
VccVthpl)レベル近傍の所定の高いレベルにあ
り、電位VINか電位VR1よりわずかに低いレベルに
あるため、第1のセンスアンプの出力Aの電位は徐々に
Vcc電位まで上昇する。このため数100nsec程
度時間が経過すると、第2図に示す第3のセンスアンプ
のトランジスタS5はトランジスタS6と同様に非導通
状態となり、その出力信号りは徐々にGround電位
まで低下する。 出力信号りが“0”レベルへと反転するまでの時間は一
定でなく、電位VINと電位VRIの電位差が小さけれ
ばより長い時間の後に出力信号りが論理“1″から論理
“0″に反転する。通常、¥−遊アゲート注入された電
子の量が充分かどうかチエツクするためデータ書き込み
後電源電圧■ccを所定の電位まで上昇させ、“0′デ
ータが安定して出力される事をチエツクしている。この
ため、上述のように読み出す時間により、読み出しデー
タが異なると浮遊ゲートに注入された電子の量が十分か
どうか判断するのが困難となる。 第8図の実施例はこの問題を考慮し、第3のセンスアン
ブ3の出力端と電源Vccとの間に導通抵抗の大きなプ
ルアップ用のNチャネルデプレッション型トランジスタ
Q4Bを備えることにより、安定したデータ出力を行え
るよう構成している。 第3のセンスアンプの出力をプルアップすることにより
、上述したように“0“データ読み出し後ある時間経過
して第3のセンスアンプのトランジスタS5及びトラン
ジスタS6が非導通状態となった場合でも、その出力り
の電位はVCC電位に保たれる。このため電子が注入さ
れたわずかに導通状態のメモイセルが選択された場合で
も長い時間の間に第3のセンスアンプの出力データが“
○”レベルに反転する誤動作はなくなる。本実施例では
、電源電圧を上昇させメモリセルに流れる電流が所定の
値になった時、第2のセンスアンプの出力Bが(Vcc
−l Vthp l ) 以下の電位へと変化するた
め、第3のセンスアンプの出力信号りが論理“1“レベ
ルから論理“0°レベルへと変化する。このため、読み
出し時間にかかわりなく浮遊ゲートへの電子の注入量を
正しくチエツクすることができる。なお、このトランジ
スタ04Bの導通抵抗は、メモリセルから“1″データ
を読み出す時に、読み出し速度か遅くならない程度に小
さく設定するのが好ましい。 また前述したように、メモリセルのゲートに印加される
電源電圧Vccは、常に一定のレベルが保持されている
わけではなく、正常時に電源電圧■CCは5■であると
すると、出力バッファノイズの影響で一時的に6〜7V
まで上昇することがある。 また、浮遊ゲートはシリコン酸化膜に覆われているが、
一般にこのシリコン酸化膜には欠陥が存在するため、浮
遊ゲートに注入された電子は長い時間の間に徐々に抜け
てゆく場合がある。このような場合でも、長期間の安定
した読み出し動作を保証するためには、電子か注入され
たメモリセルの閾値電圧は、高ければ高いほど良い。こ
のため第4の実施例においては、電源電圧上昇に対する
安定した読み出し動作を保証し、電源電圧マージンを拡
大するため、プログラムベリファイ時の専用の読み出し
回路を備えている。 一般にEPRO〜1のプログラムは、プログラムベリフ
ァイモードで書き込み不十分と判断されたメモリセルに
ついては、再び所定時間追加書き込みを行なうことによ
って、浮遊ゲートへの電子の注入量を増加させるプログ
ラムシーケンスが採用されている。このため電子を注入
されたメモリセルの閾値電圧が所定の電圧(例えば7V
)以下ではプログラムベリファイモードで“1°データ
が出力されるようセンス回路を設定することにより、閾
値電圧が7V以下のメモリセルについては追加書き込み
が行なわれ、電子が注入されたメモリセルの閾値電圧を
、電源電圧の変動に対してマージンのある7■以上に設
定することができる。これを実現するため、第4の実施
例においては第1図に示すデータ読み出し用のセンスア
ンプ1. 2及び3とは別に第8図に示すプログラムベ
リファイセンス回路36を新たに設け、スイッチ回路3
2により、通常読み出し時は、第3のセンスアンプの出
力信号がラッチ回路37を経由して出力バッフ7回路3
8に伝達され、プログラムベリファイモード時はプログ
ラムベリファイセンス回路の出力信号か、ラッチ回路3
7を経由して出カバソファ回路38に伝達されるよう切
り換え動作を行なっている。切り換えをコントロールす
る信号WRは、プログラムベリファイ時“0“ レベル
となり、通常読み出し時“1”レベルとなる。またWR
はWRの逆相信号である。このプログラムへリファイセ
ンス回路36は、電圧比較用の入力トランジスタにPチ
ャネルトランジスタを使用した差動増幅回路33と、イ
ンバータ34.35から構成されており、電圧比較用ト
ランジスタの入力ゲートにはそれぞれビット線BLの電
位VINと第2のダミービット線DBL2の電位VR2
が印加される。 さらに通常読み出し時、差動増幅回路33での消費電流
を小さくし、チップの消費電流が増加しないよう電源端
子と入力トランジスタ間に接続されたPチャネルトラン
ジスタのゲートに信号WRを入力している。プログラム
ベリファイ時の第2のダミービット線DBL2の電位V
R2は第7図のPチャンネルトランジスタQ37とQB
8で構成されるプログラムベリファイ用負荷回路11が
導通状態となるため、通常の読み出し時の電位Vl?2
より高いレベルに設定される。プログラムベリファイ時
のデータ読み出し動作は一般に、CMOS EFRO
Mで使用される差動増幅回路を使用したセンス方式と同
様で、電位VR2をリファレンス電位として、この電位
よりビット線の電位VINか高い場合メモリセルのデー
タは浮遊ゲートに電子が注入されている“0”データと
判断され、リファレンス電位よりビット線の電位VIN
が低い場合、メモリセルのデータは浮遊ゲートに電子が
注入されていない“1”データと判断される。 上述したプログラムベリファイ用負荷回路のトランジス
タQ37の導通抵抗はメモリセルの閾値電圧が7V以下
では、プログラムベリファイモード時にプログラムベリ
ファイセンス回路から″11データが出力されように設
定される。プログラムベリファイセンス回路を使用した
読み出し速度は1つのリファレンス電位を使用するセン
ス方式のため、100nsec程度である。一般にEP
ROMのプログラム装置のプログラムベリファイ時の出
力データの判定はアドレスを入力してから後、1μse
c程度と非常に長く設定されているため、100nse
c程度の読み出し速度であれば十分である。 また第8図のプログラムベリファイセンス回路の差動増
幅回路33は、プログラムベリファイ時に第1〜第3の
センスアンプのカレントミラー回路のうちの1つを使用
して構成することも可能である。例えば、第1のセンス
アンプのPチャネルトランジスタS2のゲート入力信号
を、通常読み出し時は第1のダミービット線とし、プロ
グラムベリファイ時は第2のダミービット線に切り換え
、さらに第1のセンスアンプの出力信号Aをインバータ
2段とスイッチ回路32を介して出力バッファ回路に入
力することにより第8図のプログラムベリファイセンス
回路を実現でき、チップ面積を縮小することが可能とな
る。 第8図において、データ転送回路32と出力バッファ回
路38との間には、ランチ回路37が接続されている。 このラッチ回路37はイコライズ及びプリチャージか行
なわれている間、出力バッファ回路38からメモリセル
のデータに対応しないデータが出力され、このデータ出
力により電源電圧が変動することを防止するために設け
られている。 第9図はデータ読み出し時の各信号のタイミングを示し
てあり、以下にラッチ回路使用時の読み出し動作を説明
する。第9図でアドレス信号が変化すると(時点t11
)、このアドレス信号の変化は図示されていないアドレ
ス変化検出回路(ATD回路)により検出され、このA
TD回路ヨリ所定の時間“12レベルのATDパルスカ
出力される(時点t12)。このATDパルスが出力さ
れるとラッチ回路37をコントロールするラッチパルス
が“1”レベルに変化する(時点t13)。さらにこの
ラッチパルスの変化を受けて上述したイコライズ及びプ
リチャージ制御用のイコライズ信号φも“1″レベルに
変化する(時点t14)。第9図に示すように、ラッチ
パルスは、イコライズ信号φの立ち上がりよりも先に“
1″レヘルヘ変化する。 このため、イコライズ及びプリチャージ動作が開始され
る前に出力信号りは時点t13においてラッチ回路37
でラッチされ、イコライズ信号φの変化により第3のセ
ンスアンプ3の出力信号りが“1ルベルから“O”レベ
ルに変化しても(t15)、出力バッファ回路38から
はラッチされた出力信号Fか出力される。 そしてATDパルスか所定時間経過後に“0″レベルに
なると(時点t1.6)、その変化を受けてイコライズ
信号φも“0“レベルとなり(時点t17)、選択され
たメモリセルのデータが読み出される。イコライズ信号
φが“0”レベルに変化してから所定時間経過後ラッチ
パルスも“0”L//<ルになり(時点t18)、第3
のセンスアンプ3からの出力信号りがラッチ回路を介し
て出力バッフ7回路38に転送され外部に出力される。 このように本実施例ではセンス動作が行われている間は
、出力バッファからラッチされた前のデ−夕が出力され
るため、電源電圧は安定しており、高速読み出しか可能
となる。 次に、第5の実施例について説明する。上述した第1〜
第4の実施例では、電子の注入されたメモリセルMユ1
〜Mmnと等価な第1のダミーセルDMI 1〜DMm
lとして、電流経路を形成しないもので説明した。従っ
て、この第1のダミーセルDMII〜DMmlのゲート
に電圧を印加しても電流経路は形成されない。ところか
メモリセルMll〜Mmnのうち、浮遊ゲートに電子が
注入されたものは、その閾値電圧が上昇している点のみ
が注入されていないセルと異なる。このため、ゲートに
閾値電圧よりも高い電源電圧VCCが印加されると電流
経路は形成され、導通することになる。この結果、第3
のセンスアンプ3からは、誤ったデータ“1″が検出さ
れることになる。 前述したように、メモリセルのゲートに印加される電源
電圧Vccは、常に一定のレベルが保持されているわけ
ではない。例えば、出力バッファ回路38からデータが
出力される際には、その出力に依存する大きな負荷容量
を駆動するために大電流を流す必要がある。このため、
前述したように電源配線に存在するインダクタンスによ
って、電源電圧vCCは1〜2V程度変動することがあ
る。 例えば、正常時に電源電圧Vccは5Vであるとすると
、−時的に6〜7Vまで上昇することがある。 このような場合にも、誤動作を招かないためには、電子
を注入されたメモリセルの閾値電圧は、前述したように
7V以上であることか必要になってくる。 しかし閾値電圧を高めるためには、追加書き込みにより
より多くの電子を注入する必要があり、プログラムに長
い時間を要することになる。一つのメモリセルに電子を
注入するために時間が長くかかるとなると、メモリ装置
全体のプログラムには多大な時間が必要となり、メモリ
容量が大きくなればなる程、長い時間を費やさなければ
ならなくなる。 第5の実施例は、上記の事情を考慮してなされたもので
ある。この実施例における第1のダミーセルDMII〜
DMmlは、第10図に示されたように、電子の注入さ
れたメモリセルと電気的に等価なものを用いている。 そして、この第1のダミーセルの閾値電圧は、浮遊ゲー
トに電子か注入されていないメモリセルの閾値電圧より
高くなっており、電子の注入されているメモリセルの閾
値電圧と同様の値となっている。第1のダミーセルのゲ
ートに閾値電圧を超える電源電圧Vccが印加されると
、メモリセルと同様に電流経路が形成され、導通ずるこ
とになる。 例えば、電子の注入されたメモリセルの閾値電圧が6■
であり、第1のダミーセルの閾値電圧も同様に6■であ
るとする。これにより、電源変動が生じて電源電圧vc
cが6V以上に上昇すると、メモリセルのみならず、第
1のダミーセルも同様に導通するため、誤動作が防止さ
れる。 この実施例では、必ずしも電子の注入されたメモリセル
の閾値電圧をより高めておく必要はない。 4〜5V程度であってもよく、この場合には第1のダミ
ーセルも同様に4〜5Vの閾値電圧を持つようにすれば
よい。 ここで、第1のダミーセルの閾値電圧を、電子の注入さ
れたメモリセルと同程度に高めるには、幾つかの方法か
考えられる。例えば、トランジスタのチャネルへ注入す
る不純物イオンのドーズ量を多くしても良い。あるいは
、メモリセルと同様に浮遊ゲートに電子を注入してもよ
い。この場合に、第1のダミーセルの閾値電圧は、電子
の注入されたメモリセルの閾値電圧よりも低くなるよう
に設定するのが好ましい。このためには、メモリセルと
第1のダミーセルとに電子を注入する際に、プログラム
電圧を印加する時間を第1のダミーセルの方が短くなる
ように設定すればよい。 次に、この第5の実施例に関連した第6の実施例につい
て説明する。この実施例では、第1〜第4の実施例と同
様に、第1のダミーセルとして電流経路の形成されてい
ないメモリセルを用いている。その代わりに、電源電圧
VCCが一定値を超えた場合には、ダミー列線DBLI
にリーク電流路を設けて、電位VRIを必要なレベルた
け低下させて誤動作を防止するリーク手段を備えている
。 第11図に、そのリーク手段を示す。節点N100は、
第1図に示されたダミー列線DBLIの節点N100に
接続されている。Pチャネルエンハンスメント型トラン
ジスタTr4のゲートに、チップイネーブル信号CEか
印加されており、チップがイネーブル状態になると、P
チャネルエンハンスメント型トランジスタTr2に電源
電圧Vccが供給される。このトランジスタTr2のド
レイン電極からは、電源電圧vecより所定電圧だけ低
い電圧V outが出力される。 このリーク回路の動作を、第12図を用いて説明する。 第12図の実線は第11図のNチャネルデブリッション
型トランジスタTrlのドレイン電圧(V out)と
流れる電流(11)の関係を示し、破線はPチャネルハ
ンスメント型トランジスタTr2の、ドレイン電圧(V
out)と流れる電流(I2)の関係を示している。破
線■は電源電圧VCCがVclの場合のトランジスタT
r2に流れる電流12の特性で、破線■は電源電圧VC
CかVclより高いVc2の場合のトランジスタTr2
に流れる電流I2の特性を示している。 電源電圧VccがVClからVO2へ上昇すると、出力
電圧VoltはVoutlからVout2へ変化すル。 即ち出力電圧Voutは、電源電圧Vccの変化に応じ
て変化し、その電圧はVCCよりも所望の電圧だけ低く
なる。例えば第12図において、正規の電源電圧Vc↓
が5Vのとき出力電圧Voutlは約IVであるとする
と、電源電圧Vc2が6Vのとき、出力電圧Vout2
は約2Vとなる。この電源電圧VCCより降下された出
力電圧v outか第3のダミーセルに相当スるNチャ
ネルエンハンスメント型トランジスタD1のゲートに印
加される。これにより、このトランジスタD1のドレイ
ンは、データ読み出し時にリード信号Rによって導通ず
るNチャネルエンハンスメント型トランジスタTr3を
介して、節点N100に接続される。 ここで、トランジスタD1のゲートに印加される出力電
圧Voutは、トランジスタTrl及びTr2の導通抵
抗の比率を変えることによって、任意に設定することか
できる。またトランジスタTrlに流れる電流11は、
閾値電圧の絶対値か低い程、小さい出力電圧Voutて
飽和領域に到達する。従って、電源電圧VCCの広い範
囲に渡って所望の出力電圧Voutを設定するには、ト
ランジスタTriの閾値電圧の絶対値をより低く設定す
るのが望ましい。 このような構成を備えたリーク手段は、電源電圧VCC
が上昇して所定値(例えば6V)に達すると、この電圧
より降下された出力電圧Vout (例えば2V)か
トランジスタD1のゲートに印加されてこのトランジス
タD1が導通し、節点N100においてリーク電流路か
形成される。これにより、電源電圧が所定の電圧(5V
)以上になると第1のダミービット線DBLIの電位■
R1は低下する。 ここでトランジスタD1は、電子を注入されたメモリセ
ルよりも、結果的に低い電源電圧VCCて導通ずるよう
に閾値電圧が設定されていれば、電源電圧か上昇した場
合でも誤動作を防ぐことが可能である。 第1図で示した実施例の回路のチップ上の回路配置の実
施例を第13図に示す。通常EFROMでは、1つのの
アドレスに対して複数のデータを記憶する。第13図の
実施例では、10の行アドレス信号と5つの列アドレス
信号によって4つのメモリセルが選択される。同時に4
ビツトのデータが出力されるメモリチップの構成が示さ
れている。メモリセルアレイは、各ビットに対応じてメ
モリセルアレイ0からメモリセルアレイ3まて4分割さ
れ、列デコーダにより選択された各ビットに対応じた4
本のビット線には、それぞれ行デコーダにより選択され
たメモリセルのデータに対応じた電位VINか出力され
る。また、メモリセルアレイOと1)及びメモリセルア
レイ2と3の間には、それぞれ第1のダミービット線と
第2のダミービット線が配置され、各々のダミービット
線に接続されている第1のダミーセルと第2のダミーセ
ルの記憶状態に対応じた電位(VI?lとV R2)が
各々のダミービット線DBLI、DEL2に現われる。 本実施例では、2本の第1のダミービット線のうち、メ
モリセルアレイ0と1の間に配置された第1のダミービ
ット線の電位(VI?1.)は、ビット0のメモリセル
データを検知するセンス回路S/AOと、ビット1のメ
モリセルデータを検知するセンス回路S/AIで、各々
選択されたビット線の電位(VIN)と比較される。ま
たメモリセルアレイ2と3の間に配置された第1のダミ
ービット線の電位(V R1)は、ビット2のメモリセ
ルデータを検知するセンス回路S/A2とビット3のメ
モリセルデータを検知するセンス回路S/A3て各々選
択されたビット線の電位(VIN)と比較される。同様
に、2本の第2のダミービット線のうち、メモリセルア
レイOと、メモリセルアレイ1の間に配置された第2の
ダミービット線の電位(V R2)は、センス回路S/
AOとセンス回路S/Alで、またメモリセルアレイ2
とメモリセルアレイ3の間に配置された第2のダミービ
ット線の電位(V R2)はセンス回路2とセンス回路
3でそれぞれ選択されたビット線の電位と比較される。 この比較結果に基づき、それぞれのセンス回路からメモ
リセルの記憶状態に対応じたデータか4ビット分出力さ
れ、このデータがそれぞれ出力バッファ0. 1. 2
. 3を介して外部にビット0゜1.2.3の信号とし
て出力される。S/AO〜3の領域では、それぞれ第1
の実施例におけるビット線の電位を所定の低いレベルに
設定するバイアストランジスタQ21及びプリチャージ
トランジスタQll、ビット線負荷トランジスタQ10
0、第1のセンスアンプ、第2のセンスアンプ、第3の
センスアンプの回路が形成されている。また、2個のリ
ファレンス回路R口の領域ではそれぞれ第1のダミービ
ット線の電位を所定の低いレベルに設定するバイアスト
ランジスタQ22)プリチャージトランジスタQ13)
第1のダミービット線負荷トランジスタQ101が形成
される。さらに2個のR1の領域では、それぞれ第2の
ダミービット線の電位を所定の低いレベルに設定するバ
イアストランジスタQ2B、プリチャージトランジスタ
Q15)第2のダミービット線負荷トランジスタQ10
2か形成されている。 メモリセルのデータは、第3のセンスアンプで第1のセ
ンスアンプと第2のセンスアンプの出力信号の電位差を
比較することにより、読み出されるため、第1または第
2のセンスアンプの一方の動作が遅いと誤動作が生じる
。このため、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプ
のセンス速度は、等しくなるように設定されるのが好ま
しい。この点を考慮し、第2図に示されるセンスアンプ
回路では、第1のセンスアンプ1と第2のセンスアンプ
2の対応するトランジスタのトランジスタサイズW/L
は等しくなるよう設計される。しかしながら第2図の実
施例回路でビット線に付加されるゲート容量は、トラン
ジスタS1と84のゲート容量の和になり第1または第
2のダミービット線に付加されるゲート容量の2倍とな
る。このためビット線電位VINの変化速度は、ダミー
ビット線の電位VJ?2の変化速度より遅くなる。ビッ
ト線が放電される時、VINの電位の変化がV]?2の
電位の変化により遅くなるため、VINの電位がVR2
の電位より高くなる。このため第2のセンスアンプ出力
信号Bがすばやく “1”レベルへ変化し誤動作を生し
る。第13図の実施例ではこの問題を考慮し、上述のよ
うに第1のダミービット線の電位VRIを、領域S/A
OとS/A]に形成される2個の第1のセンスアンプの
電圧比較トランジスタのゲートに印加しており、ビット
線に付加されるゲート容量と第1のダミービット線に付
加されるゲート容量が等しくなるように論定している。 同様に第2のダミービット線の電位VR2を、領域S/
AOとS/Alに形成される2個の第2のセンスアンプ
の電圧比較トランジスタのゲートに印加することにより
、ビット線に付加されるゲート容量と第2のダミービッ
ト線に付加されるゲート容量が等しくなるよう設定して
いる。この結果、ビット線とダミービット線に付加され
る容量が等しくなり、誤動作を防止することができる。 第13図の実施例は他にもさまざまな応用が可能である
。 前述したように“1′のメモリセルデータを高速に読出
すためには、ビット線の電位VINは第2のダミービッ
ト線の電位VR2より先に低いレベルへと変化すること
が好ましい。このため行線が切り換り“1”のメモリセ
ルが選択される場合選択されたメモリセルのゲート電位
は選択された第2のダミーセルのゲート電位より高い程
高速読み出しか可能となる。一般に行線はポリシリコン
が材料として用いられており、行線の線幅は1μm以下
と微細化されているため、メモリセルアレイ中の行デコ
ーダに近いメモリセルと遠いメモリセルでは行線の電位
の変化に10nSee程度の差が生じる。このため第2
のダミーセルを行デコーダからもっとも遠い位置に配置
し行線が切り換わる際選択されたメモリセルのゲート電
位より第2のダミービット線電位が低くなるように設定
することにより、高速読み出しを実現できる。例えば、
メモリセルアレイ0とメモリセルアレイ1の間に、配置
される第2のダミービット線をメモリセルアレイ1と2
の間に配置し、この第2のダミービット線が入力される
領域R1とセンス回路の領域S/A1とを交換すること
により実現できる。同様に、メモリセルアレイ2とメモ
リセルアレイ3との間に配置されている第2のダミービ
ット線をメモリセルアレイ3の右側に配置し、この第2
のダミービット線が入力される領域R1とS/A3を交
換することにより、ビット2とビット3についても同様
の効果が得られる。 上述した第1〜第6の実施例のように、本発明の半導体
メモリ装置として種々な応用例が可能である。 第14図は本発明の第7の実施例を示すものである。 この実施例においては、第1図の実施例と比べて、プリ
チャージ用トランジスタQll、Q13゜Q15が省略
されている。これは発明者らが第14図に示した半導体
メモリを試作し、評価したところ、イコライズ用トラン
ジスタQ12゜Q14.Q16.Q17がVIN、VR
I、VB2を同じ電位に設定するので、メモリセルに記
憶されたデータに対応じて第1のセンスアンプ1及び第
2のセンスアンプ2の出力信号A、 Bも変化し、正
しいデータが検出されるため、プリチャージ用トランジ
スタQll、Q13.Q15は必ずしも必要ないことが
判明したことに基づく。 したかって、この実施例の構成では、素子数が減少し、
面積効率の良い半導体メモリが提供されることになる。 さらに発明者らは第1図に示した半導体メモリを試作し
、評価したところ、メモリセル毎に動作する最小の電源
電圧が異なっていることが分かった。前述したように各
セルが同じ構造および状態となっているはずの集積回路
であっても、流れる電流がメモリセル毎に僅かずつ異な
っており、オンしたダミーセルよりも少ない電流が流れ
るメモリセルにおいて、動作する最小電源電圧が高くな
っていることが判明した。 一般に、半導体集積回路は、低い電源電圧でも動作する
ことが望ましいが、電源電圧Vccを下げていくと信号
Aと信号Bの電位差が小さくなっていくとともに、信号
A、Bと電源電圧Vccとの差も小さくなる。後者の差
がトランジスタS5゜S6の閾電圧よりも小さくなれば
、トランジスタS5.S6はオフし、動作しなくなる。 この場合、電源電圧か低下していくのに伴って信号Bと
電源電圧Vccとの電位差か小さくなっていく速さはV
INよりVB2の電位が低いものほど速いことが分かっ
た。すなわち、オンしたダミーセルよりもメモリセルの
電流が小さいものは、VINよりもVB2の電位の方か
低いので、他のメモリセルに比べ、信号Bと電源電圧と
の電位差が小さくなる割合か速く、動作する電源電圧の
最低値が他のメモリセルに比べて高いことが分かった。 このようにVINの電位はVB2よりも低い方が前述し
たように読み出し速度は早く、さらに低い電源電圧で動
作可能となる。逆にVINの電位がVB2より高くなっ
ては電源マージンが狭まるという問題が生ずることにな
る。 第15図に示す本発明の第8の実施例は、上記の事情に
基づいてなされたもので、メモリ電流が小さくてもより
低い電源電圧まで動作する半導体メモリを提供すること
を目的とする。 この実施例においてはメモリセルを構成するトランジス
タのチャネル長L1よりも、ダミーセルを構成するトラ
ンジスタのチャネル長L2を長く設定している。このよ
うにすることで、メモリセル毎の電流値のばらつきに対
して常にダミーセルの電流値の方が小さくなるようにで
きるので、VINよりもVH2の電位が高くなるように
設定でき、このため、従来よりも信号BとVCCとの電
位差の小さくなる割合を少なくしている。したがって、
より低い電源電圧まで動作させることが可能となる。 このような実施例においては、メモリセル電流の各メモ
リセル毎におけるばらつきのもつとも少ないメモリセル
電流を持つものよりもダミーセルの電流が少なければ良
いので、メモリセルのチャネル長に比べてダミーセルの
チャネル長をそれほど長く設定する必要はなく、メモリ
セルのチャネル長よりも10%長い程度で良い。すなわ
ち、メモリセルのチャネル長が1μmであるならばダミ
ーセルのチャネル長は1.1μm程度で良い。この場合
、メモリセルとダミーセルのチャネル長に差があるすぎ
るとVINとVH2の電源ノイズに対する応答性が違い
、誤動作の原因となるので、あまり差をつけすぎるのは
好ましくない。 この実施例によれば、電圧マージンの大きい半導体メモ
リを提供することができる。 第16図は本発明の第9の実施例を示すもので、第1図
に示したトランジスタQ24.Q25で作った固定バイ
アス方式に代えて、インバータ11゜1.2.I3によ
る周知のフィードバックバイアス回路を用いたものであ
る。 この回路を試作し、評価した結果、第16図に示すフィ
ードバックバイアス回路を用いたものの方が、第1図に
示す固定バイアス回路を用いたものよりもビット線ある
いはダミービット線のプリチャージに要する時間が短く
て済んた。このため、アドレスが入力されてから、デー
タが出力されるまでの時間は第16図に示したフィード
バックバイアス方式の方が固定バイアス方式よりも短く
することができ、より高速動作が可能であることが分か
った。 発明者らは、さらに高速動作をさせるため、第16図に
示した回路においてイコライズおよびプリチャージの時
間を最適化し、その上、出力バッファ回路の出力段のト
ランジスタサイズをより大きく設定し、外部端子の充放
電時間をより短くした。このことにより、より高速動作
をする半導体メモリが得られた。しかし、出力段トラン
ジスタの電流駆動能力を大きくとったため、パッケージ
あるいは電源配線のインダクタンス成分により、データ
出力時において、電源電圧がより大きく変動し、この電
源ノイズにより“0”データを記憶したメモリセルが選
択された場合に誤動作が生じるという新たな問題が生じ
た。この場合、発明者らの解析によれば、電源ノイズに
より誤動作するのはプリチャージパルス幅の短いもので
あることが分かった。その理由は次のように考えられる
。 一般に、ビット線のプリチャージに要する時間は、ビッ
ト線が放電状態である時にプリチャージする場合が最も
長くかかる。これに対して、ダミービット線DBLIは
すてに充電状態にあるため、プリチャージに要する時間
は短くて済む。プリチャージが終了して“0“データか
出力されるとき、電源電圧が変動すると、インバータ1
1,12I3の出力も電源変動の影響を受けて変動する
。 この時、電源電圧Vccか低下しインバータI2の出力
か“0”方向に変動するためトランジスタQ21.及び
トランジスタQ22の導通抵抗か大きくなる。ビット線
BLはプリチャージに要する時間か長いため、トランジ
スタQ21の抵抗か大きくなるために完全にプリチャー
ジ状態とはなっていないが、ダミービット線はプリチャ
ージ時間が短くても充分プリチャージされる。このこと
により、VINとVRIとの間に電位差が生ずる。すな
わち、イコライズ終了後、VINの電位がVRIより低
くなり、第1のセンスアンプが間違ったデータを出力し
、これにより誤動作していた。 以下に示す実施例はこのような事情から電源ノイズによ
り誤動作しない高速動作可能な半導体メモリを提供する
ものである。 第17図は第16図の実施例において用いたインバータ
11〜I3を示す回路記号で、第18図はその回路構成
を示している。このインバータを構成するトランジスタ
N1の閾電圧あるいはPチャネルトランジスタN2とN
チャネルトランジスタN1の寸法の比を変えることでビ
ット線の電位を最適化することができる。例えば、N1
の閾電圧はOV程度が望ましい。 第19図は第16図の実施例において用いたインバータ
を改良することにより、上述した誤動作の対策を行なっ
たもので前述した第18図のインバータの電源とN2と
の間に定電流源C1を挿入したものである。このような
構成では出力バッファからデータが出力される時、電源
電圧Vccが変動しても、定電流源C1が存在するため
電流値は不変で、インバータの出力OUTか変動せず、
上述したような誤動作は生しない。 第20図は定電流源としてデプレッション型トランジス
タN3を用いたもので、ソースとゲートとを接続するこ
とにより定電流特性を得ている。 第21図は第20図に示されたトランジスタN3のゲー
トを接地したもので、トランジスタN3が飽和領域で動
作するため、定電流特性が得られる。 第22図はPチャネルトランジスタN4を定電流特性で
用いたものである。この実施例ではそれぞれドレインと
ゲートを接続したPチャネルトランジスタN5.N6.
デプレッンヨントランジスタN7を直列に接続したもの
を電源Vccと接地間に接続し、トランジスタN4のゲ
ートをトランジスタN6とN7の接続点に接続している
。この場合、トランジスタN4のゲート電圧はVCC−
Vthn51 l Vthn6 lとなり電源電圧
の変動とともに、トランジスタN4のケート電圧も同様
に変化するため、定電流特性を得ている。 V thn5及びV thn6はそれぞれトランジスタ
N5及びN6のンキイ電圧である。 第23図、第24図はゲートとソースが接続されたNチ
ャネルデプレッション型トランジスタN8と、ゲートと
ドレインが接続された3つのNチャネルトランジスタN
9.NIO,Nllを電源VCCと接地間に接続してお
り、nチャンネルトランジスタN12およびしきい値が
ほぼOVのnチャンネルトランジシスタN1Bを飽和領
域で動作させることにより、定電流特性を実現している
。 このため電源電圧vccが変動しても流れる電流は変動
せず、インバータの出力OUTも変動しない。 したかって、上述した誤動作も生じない。 このように、これらの実施例では電源電圧の変動かあっ
てもフィードバックバイアス回路のインバータ11〜I
3の出力か変動しないので、プリチャージ時間を短くす
ることかでき、これにより動作か速く、誤動作のない半
導体メモリを提供することができる。 第25図はフィードバックバイアス回路のさらに他の実
施例を示す回路図である。 本実施例のフィードバックバイアス回路は入力がビット
IIBLに接続され出力がトランジスタQ21のゲート
電極に接続された第一のインバータ回路と、入力がビッ
ト線BLに接続され、出力が初期充電用トランジスタQ
60のゲート電極に接続された第二のインバータ回路よ
り構成される。 第一のインバータ回路はPチャネルトランジスタQ64
.Q71としきい値電圧がほぼOvのNchトランジス
タQ73より構成される。また第二のインバータ回路は
PチャネルトランジスタQ63゜Q70としきい値がほ
ぼOVのNチャネルトランジスタQ72の直列接続回路
より構成される。NチャネルトランジスタQ61.Q6
2はそれぞれ第二、第一のインバータの出力とGrou
ndとの間に接続される。PチャネルトランジスタQ6
3Q64とNチャネルトランジスタQ61.Q62はチ
ップが待機状態の時、チップのl自費電力を削減する目
的で使用される。初期充電用トランジスタQ60はビッ
ト線の高速充電のため使用されるもので、ビット線の充
電が開始されてNチャネルトランジスタQ21がしゃ断
するより先に、初期充電用トランジスタQ60がしゃ断
するように、第二のインバータの出力電位は第一のイン
バータの出力電位より低くなるよう設定される。このよ
うに、フィードバックタイプバイアス回路で初期充電用
トランジスタを使用することにより、0■から所定電位
までのビット線の充電時間をさらに短縮化することが可
能となった。 第26図は本発明の第10の実施例を示すもので、第2
5図に示したビット線バイアス回路の半導体記憶装置内
でのセンスアンプ等と接続構成を示す。第1のダミービ
ット線DBLI及び第2のダミービット線DEL2のバ
イアス回路にも第25図と同様の構成のバイアス回路を
使用することにより、メモリセルの“O°デデー読出し
時のビット線電位と第1のダミービット線の電位、及び
メモリセルの“1”データ読出し時のビット線電位と第
2のダミービット線の電位が等しくなり、読出し速度を
高速にすることができる。 第27図は第26図のビット線バイアス回路の他の実施
例を示すもので、第25図の第1のインバータを構成し
ているPチャネルトランジスタQ71をゲート電極がソ
ース電極に接続されたデプレッション型Nチャネルトラ
ンジスタQ75に、また第2のインバータを構成してい
るPチャネルトランジスタQ70をゲート電極がソース
電極に接続されたデプレッション型Nチャネルトランジ
スタQ74に置換えたものである。また第28図はバイ
アス回路のさらに他の実施例を示すもので、第25図の
PチャネルトランジスタQ71をゲート電極かドレイン
電極に接続されたしきい値電圧がほぼOVのNチャネル
トランジスタQ79に、またPチャネルトランジスタQ
70をゲート電極がドレイン電極に接続されたしきい値
電圧がほぼOVのトランジスタQ7gに置換えたもので
ある。 このように第1のインバータと第2のインバータには第
20図〜第24図に示したインバータの他に従来技術で
使用した種々のタイプを使用することが可能である。 第30図にビット線が切替わり、新しく選択されたビッ
ト線が充電される際のビット線電位変化(BL)と、第
25図及び第26図に示されたフィードバックバイアス
回路の第1のインバータの出力の電位変化を実線で示す
。第30図において時間toで新しく選択されたビット
線BLの充電が開始されると、このビット線BLの低い
電位に対応じて第1のインバータの出力電位は上昇する
。 時間t1てビット線はデータ“1”が記憶されたメモリ
セルが選択された時のビット線電位まで充電されるか、
インバータの入力に対するインバータ出力の応答速度の
遅れにより、このとき第1のインバータの出力電位は“
1#のメモリセル(“1″セル)が選択された時の例え
ば第30図の時刻t3の時の所定の安定した電位より高
い電位である。このためビット線は第30図に示した時
刻t3の時の“1″セルが選ばれた時の所定の安定電位
以上に充電され、第1のインバータの出力電位は低下し
ビット線は充電されない。選択されたメモリセルにより
、ビット線は徐々に放電されるが、ビット線の容量が大
きいため時間t3ではじめて“1″セル選択時のビット
線電位に回復する。このようにビット線が所定の安定電
位に達してもさらに余分に充電が行われ(過充電)るた
め、″1″データの読出し速度が遅くなるという問題が
ある。このため第29図に示す第10の実施例ではカラ
ムゲートトランジスタのドレイン電極とビット線バイア
ス回路の入力(BLD)間にゲートがVccに接続され
たデプレッション型NチャネルトランジスタQ50を挿
入している。 第30図に破線で示した電圧波型が、第29図における
、ビット線の電位、ビット線バイアス回路の入力電位と
、第1のインバータの出力電位である。ここでビット線
バイアス回路の入力電位をBLDで示す。 第29図におけるトランジスタQ50は抵抗として動作
するため、新しく選択されたビット線BLを充電すると
き、このトランジスタQ50ののドレイン(BLD)と
ソースとの間には電位差が生じる。 すなわち、ビット線が切り替わり、新しく選択されたビ
ット線が充電されるとき、ビット線の電位(トランジス
タQ50のソース側)より、ビット線バイアス回路の入
力端の電位は高くなる。 このためビット線バイアス回路の入力端がデ−タ“12
のメモリセル選択時の安定したビット線電位以上まで余
分に充電されても、ビット線BLは、データ“1″のメ
モリセル選択時の安定したビット線電位まで充電されな
い。 さらにビット線バイアス回路の入力端か、余分に充電さ
れたあとで、ビット線バイアス回路に入力端は充電され
なくなる。このとき、ビット線バイアス回路の入力端の
電位は、ビット線BLより高い電位となっているため、
ビット線バイアス回路の入力端の余分に充電された電荷
によりビット線BLがさらに充電され、ビット線バイア
ス回路の入力端とビット線BLの電位は、データ“1゜
のメモリセルが選択された場合の安定した電位となる。 デプレッション型トランジスタQ50を挿入することに
より、ビット線バイアス回路の入力端の電位を、デプレ
ッション型トランジスタQ50が挿入されていない場合
のビット線バイアス回路の入力端の電位より速く上昇さ
せることができるため、ビット線とバイアス回路の第1
のインバータの出力電位はデプレッション型トランジス
タQ50が挿入されることにより従来より速く低下する
。 例えば第30図に示すように、第1のインバータの出力
電位が低下し、トランジスタQ21を介してのビット線
の充電がなくなるまでの時間は、デプレッション型トラ
ンジスタQ50を挿入することによりt2−t2’たけ
高速になる。ビット線バイアス回路の第1のインバータ
の応答速度の遅れによるビット線の過充電を防止し、ビ
ット線BLの電位が、データ“1“のメモリセル選択時
の安定したビット線電位になるまでの時間を短縮化でき
る。 このようにビット線バイアス回路の入力端とビット線B
L間にゲートをVCCに接続したデプレッション型トラ
ンジスタを挿入し、ビットiBLと、ビット線バイアス
回路の入力端との間に電位差を生じさせることにより、
ビット線BLの過充電が防止され、高速読出しが可能と
なる。 第29図の実施例では、さらにデプレッション型トラン
ジスタをダミービット線DBLI。 DBL2とビット線バイアス回路12.13間にそれぞ
れ挿入することにより、メモリセルの“0゜データ読出
し時のビット線と第1のダミービット線の電位及びメモ
リセルの“1”データ読出し時のビット線と第2のダミ
ービット線の電位を等価に17で続出し動作を安定化さ
せている。 第31図は第29図に示す実施例においてデプレッショ
ン型トランジスタQ50のゲート入力を書込みコントロ
ール信号Hとしたものである。通常EFROMではメモ
リセルへ“0”データを書込む場合、書込み回路により
ビット線に9V程度の高電圧が印加される。 本実施例回路では書込み時にOVとなる信号Hをデプレ
ッション型トランジスタQ50のゲート電極に供給する
ことにより、バイアス回路に高電圧が印加されるのを防
止している。またメモリセルのデータ読出し時にこの信
号Hは電源VCCの電位となるため、第2図実施例で説
明したビット線過充電によるデータ読出し速度が遅くな
る問題も解決している。 第32図は第29図に示す実施例の変形例であって第2
9図に示した回路の容ff1c1.C2をダミービット
線DBL1a、DEL2aで構成したものである。この
実施例ではこれらの追加ダミービット線に接続されるダ
ミーセルDM11aDM21 a、DMI 2a、DM
22a、−・・の個数を調整することにより、メモリセ
ル側のカラムゲートCGI、CG2.・・・・・・に存
在する寄生容量を補償し、ビット線とダミービット線の
負荷容量を等しく設定している。 第33図は本発明の第11の実施例を示す回路図であり
、本発明のメモリ装置におけるイコライズ方式を説明す
るものである。この実施例ではビット線BLとダミービ
ット線DBL2との間のイコライズを行うトランジスタ
Q200.Q201が追加されている。 第33図に示した半導体メモリにおいて、例えばビット
線BLと第1のダミービット線DBLIと第2のダミー
ビット線DEL2が共にイコライズされた場合について
考える。この場合にトランジスタQ12.Q14.Q2
01及びQ16Q17.Q200にて接続される経路を
簡略図で示すと、第34図(A)のようになる。 第34図(A)−第34図(D)を用いて“○“データ
が読出される場合と“1゛データが読出される場合につ
いて、各ビット線の電位変化について以下に説明する。 まず、選択されたメモリセルか、“0″データを記憶し
ている場合を考える。この場合、このメモリセルおよび
第1のダミーセルはオフしており、第2のダミーセルか
オンしているため、ビット線BL、第1)第2のダミー
ビット線DBLI。 DEL2のうち、オン状態のメモリセルが、接続されて
いるのは、第2のダミービット線だけである。このため
ビット線及び第1のダミービ・ソト線から、第2のダミ
ービット線へ流れる電流経路が形成される。 イコライズが完了した後、ビット線BL、第1のダミー
ビット線DBLI、第2のダミービット線DEL2の電
位は、それぞれメモリセル、第1)第2のダミーセルに
記憶されたデータに対応じて変化する。第1)第2及び
第3のセンスアンプはビット線BL、第1)第2のダミ
ービット線DBLI、DBL2上の電位の変化を検知し
て、メモリセルに記憶されたデータを検知する。 より速くメモリセルに記憶されたデータを検知するため
には、第1)第2及び第3のセンスアンプの詳細な回路
構成から理解されるように、メモリセルに記憶されてい
る“0“データ(メモリセルがオフ)を検知する場合は
、イコライズが完了された時、第1のダミービット線D
BLIの電位より、ビット線BLの電位の方が高いこと
が望ましい。逆に、メモリセルに記憶されている“1゜
データ(メモリセルかオン)を検知する場合は、イコラ
イズが完了した時第2のダミービット線DBL2の電位
より、ビット線BLの電位の方が低いことが望ましい。 これに対し、メモリセルに記憶されている“0”データ
を検知する場合に、イコライズ完了時に、第1のダミー
ビット線DBLIの電位よりビット線BLの電位の方が
低いとデータの検知は遅くなる。“1″データを検知す
る場合に第2のダミービット線DEL2の電位よりビッ
ト線BLの電位の方か高いとデータの検知は遅くなる。 前述したように、第34図(A)において、メモリセル
と第1のダミーセルとは、ともにオフ状態であるため、
電気的に第34図(A)のA−A′線で対称関係にある
。 このため、ビット線BLから第2のダミービット線DB
L2へ流れる電流値と、第1のダミービット線DBLI
から第2のダミービット線DBL2へ流れる電流値とは
等しく、■1の値を持つ。 また、ビット線BL及び第1のダミービ・ント線DBL
Iから流れ出す電流は等しい値を持つので、“0“デー
タのメモリセルが選択された時のビ・ソト線BLの電位
と第1のダミービット線DBL1の電位とは等しい。す
なわち、“0”データを検知する場合に、イコライズ完
了時、第1のダミービット線DBLIの電位よりビット
線の電位の方か低くなることかないので、データの検知
は遅くならない。 次に、選択されたメモリセルが“1”データを記憶して
いる場合について考える。 この場合、このメモリセルおよび第2のダミーセルは、
オンしており、第1のダミーセルは、オフにいるため、
第34図(A)に示したようにB−B’線をはさんで、
電気的に対称な状態となる。 このため、ビット線BLに流れ込む電流値と、第2のダ
ミービット線DEL2へ流れ込む電流値は共に12であ
り等しいので、“1°データのメモリセルが選択された
時のビット線の電位と第2のダミービット線DBL2の
電位とは等しい。すなわち、“1″データを検知する場
合に第2のダミービット線DEL2の電位よりビット線
BLの電位の方が高くなることがないのでデータの検知
は遅くならない。 以上のように、第33図の構成で第34図(A)のよう
なイコライズ方法を採用することにより、メモリセルに
記憶されているデータが“0“であっても“1”であっ
てもデータ検知速度は遅くならない。 また、他のイコライズ方法を第34図(B)〜(D)の
簡略図を用いて説明する。 まず、第34図(B)のようにビット線BLと第2のダ
ミービット線DEL2との間にトランジスタQ200.
Q201を接続しなかった場合を考える。 選択されたメモリセルが“0“データを記憶シている場
合、このメモリセルはオフしているので、オンされてい
る第2のダミーセルのみを通して、電流が流れる。この
ため、電流経路は■となり、ビット線BL−第1のダミ
ービット線DBLl→第2のダミービット線DBL2の
順に電流が流れる。この結果、ビット線BLの電位は第
1のダミービット線DBLIの電位より高くなる。前述
したように、“0″データを読む場合にはビット線BL
の電位が第1のダミービット線DBLIの電位よりも高
い方がリードマージンが上がる。 選択されたメモリセルか“1°データを記憶している場
合は、第34図(A)の場合と同様にB−B’線で電気
的に対称となり、第34図(A)で説明したのと同じ効
果か得られる。 以上の様に、第34図(B)のようなイコライズ方法を
採用することにより、メモリセルに記憶されているデー
タが“0”であっても、“1”であっても、データ検知
速度は遅くならない。 次に、第34図(C)のようにビット線BLと第1のダ
ミービット線との間にトランジスタQ16.012を接
続しなかった場合について考える。 選択されたメモリセルが“0”データを記憶している場
合は、第34図(A)に示したようにA−A”線をはさ
んで電気的に対称になるため、第34図(A)と同様の
効果が得られる。 選択されたメモリセルか1“データを記憶している場合
は、このメモリセルはオンしており、電流経路は■とな
って第1のダミービット線DBL1−第2のダミービッ
ト線DBL2→ビット線BLの順に電流は流れる。この
結果、ビット線BLの電位は第2のダミービット線より
も低くなる。前述したように、“1”データを読む場合
には、ビット線BLの電位か第2のダミービット線より
も低い方がリードマージンか上かる。 以上の様に、第34図(C)のようなイコライズ方法を
採用することにより、メモリセルに記憶されているデー
タが“0”であっても、“1″であっても、データ検知
速度は遅くならない。 第34図(D)は、第1のダミービット線DBLIと第
2のダミービット線DEL2との間にトランジスタQ1
7.Q14を接続しない場合である。 第34図(D)においては、選択されたメモリセルが、
“0“データを5己憶していても、“1″データを記憶
していても電流経路は■となり、選択されたメモリセル
が“0”データを記憶している時は、ビット線BLは、
第1のダミービット線DBLIの電位よりも低くなり、
選択されたメモリセルが“1”データを記憶している時
は、ビット線BLは、第2のダミービット線よりも高く
なる。 前述した理由により、第34図(D)の場合は、メモリ
セルに記憶されているデータが“0″あるいは“1″の
どちらでも読出し動作はマージンのない方向に働く。 現実の読出動作においてはイコライズ時間を十分にとっ
ているため、各ビット線の電位差が非常に小さい。この
ため、上記のように第34図(A)〜(D)のイコライ
ズ方法の違いによる差は現れない。 しかし、さらに高速動作を求める場合には、イコライズ
時間を短くする必要かあり、この場合には、上記の様に
イコライズ方法の違いによる差が現われるためイコライ
ズ方法は第34図(A)〜(C)のいずれかの方式にし
ておくことか望ましい。 また、トランジスタQ12.Q14.Q201の組と、
トランジスタQ16.Q17.Q200の組の両方が、
第34図(A)〜(C)の接続をとる必要はなく、上記
組のいずれか一方のみに適用するたけでもよく、第34
図(A)〜(C)を上記組毎に異るように組み合わせて
使用してよい。 次に、第35図のように、2ビツトに対し、第1のダミ
ービット線DBLIと、第2のダミービット線DEL2
を1本ずつ配置した場合のイコライズ方法を考える。 第36図は、本発明の第11の実施例を示す回路図であ
って、第35図の2ビツト分についての詳細な回路図で
ある。 この実施例では各線間を接続するトランジスタQ16.
Q17.Q200.Q16’ 、Q17’Q200’及
びQ12.Q14.Q201゜Q12’ 、Q14’
、Q201’が設けられ、これらを適宜動作させること
により各線間をイコライズすることが可能である。 第36図に示した半導体メモリにおいて、例えば、第1
のビット線IBLと第2のビット線2BLと第1のダミ
ービット線DBLIと第2のダミービット線DBL2と
が、イコライズされた場合について考える。このとき接
続される経路を簡略図で示すと、第37図(1)のよう
になる。 第37図(1)の場合について、以下に説明する。 まず、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルとか、共に“0°データを記憶
している場合について、考える。 これらのメモリセルは、オフしているため、第1のビッ
ト線IBL、第2のビット線2BL、第1のダミービッ
ト線DBLI、第2のダミービット線DBL2の内、オ
ン状態のメモリセルが接続されているのは、第2のダミ
ービット線だけである。このため、第1のビット線IB
L及び第2のビット線2BL及び第1のダミービット線
DBL1から、第2のダミービット線へ流れる電流経路
が形成される。第1のビット線IBLと第2のダミービ
ット線DBL2の関係と、第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DEL2の関係と、第1のダミービッ
ト線DBLIと第2のダミービット線DBL2の関係は
、おのおの電気的に等しい状態になっている。 この状態をわかりやすくするために第37図(1)を変
形すると、第37図(1−0)のようになる。第1のビ
ット線IBLから第2のダミービット線DBL2に流れ
る電流と、第2のビット線2BLから第2のダミービッ
ト線DBL2に流れる電流と、第1のダミービット線D
BL1から第2のダミービット線に流れる電流とはそれ
ぞれ等しい。したがって、第1のビット線IBL、第2
のビット線2BL及び、第1のダミービット線DBLI
から流れ出す電流は等しい値を持つので、第1のビット
線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位と、第1
のダミービット線DBLIの電位とは、等しい。すなわ
ち、第1のビット線1BLと第2のビット線2BLに接
続されている選択されたメモリセルとか、共に゛0°デ
ータを記憶する場合に、第1のダミービット線DBLL
の電位より、第1のビット線IBLの電位と第2のビッ
ト線2BLの電位の方が、低くなることがムいので、デ
ータの検知は遅くならない。 また、第37図(1−0)より明らかなように第1のビ
ット線IBLと第2のビット線2BLと第1のダミービ
ット線DBLIの電位は等しいため第37図(1−0)
図のA、B、Cの経路に沿って流れる電流はない。経路
A、B、Cに沿って流れる電流はないため、経路A、B
、Cのどの1つの以上の経路を取り除いても、第1のビ
ット線IBLと、第2のビット線2BLと第1のダミー
ビット線DBLIの電気的状態は、経路A、B。 Cを接続した時と変わらない。すなわち、選択された2
つのメモリセルに記憶されたデータが、ともに“0”の
場合は、経路A、B、Cかあっても、なくても同じ電気
的状態となる。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルとが、共に“1”データを記憶
している場合について、考える。これらのメモリセルは
、オンしているため、第1のダミービット線DBLIか
ら、第1のビット線IBL及び第2のビット線2BL及
び第2のダミービット線DEL2へ流れる電流経路が形
成される。第1のビット線IBLと第1のダミービット
線DBLIの関係と、第2のビット線2BLと第1のダ
ミービット線DBLIの関係と、第2のダミービット線
DBL2と第1のダミービット線DBL1の関係は、お
のおの電気的に等しい状態になっている。この状態をわ
かりやすくするために第37図(1)を変形すると、第
37図(1−1)のようになる。このため、第1のダミ
ービット線DBLIから第1のビット線IBLに流れる
電流と、第1のダミービット線DBLIから第2のビッ
ト線IBLに流れる電流と、第1のダミービット線DB
LIから第2のダミービット線DEL2に流れる電流と
は、等しい。第1のビット線IBLに流れ込む電流と、
第2のビット線2BLに流れ込む電流と、第2のダミー
ビット線DBL2に流れ込む電流とは等しい値を持つの
で、第1のビット線IBLの電位と第2のビット線2B
Lの電位と、第1のダミービット線DBLIの電位とは
等しい。すなわち、第1のビット線1BLと第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルとが
、共に“1”データを記憶する場合に、第2のダミービ
ット線DEL2の電位よりも、第1のビット線IBLの
電位と第2のビット線2BLの電位の方が、高くなるこ
とかないので、データの検知は遅くならない。また、第
37図(1−1)より明らかなように、第1のビット線
IBLと第2のビット線2BLと第2のダミービット線
DEL2の電位は等しいため、第37図(1−1)図の
DSESFの経路に沿って流れる電流はない。経路り、
E、Fに沿って流れる電流はないため、経路り、E、F
のどの1つの以上の経路を取り除いても、第1のビット
線IBLと、第2のビット線2BLと第1のダミービッ
ト線DBLIの電気的状態は、経路り、 EFを接続
した時と変わらない。すなわち、選択された2つのメモ
リセルに記憶されたデータが、ともに“1”の場合は、
経路り、E、Fがあっても、なくても同じ電気的状態と
なる。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルが“1”データを記憶しており、第2のビ
ット線2BLに接続されている選択されたメモリセルか
“○゛データ記憶している場合について考える。この場
合、オンするメモリセルが接続されているのは、第1の
ビット線IBLと、第2のダミービット線DEL2であ
る。 このため、第2のビット線2BLから第1のビット線I
BLと第2のダミービット線へ流れる電流経路と、第1
のダミービット線DBLIから第1のビット線IBLと
第2のダミービットvADBL2へ流れる電流経路が形
成される。第2のビット線2BLと第1のビット線IB
L及び第2のダミービット線DBL2の関係と、第1の
ダミービット線DBLLと第1のビット線IBL及び第
2のダミービット線DBL2の関係とは、おのおの電気
的に等しい状態になっている。この結果、第2のビット
線2BLから第1のビット線IBLと第2のダミービッ
ト線DBL2に流れる電流と、第1のダミービット線D
BLIから第1のビット線IBLと第2のダミービット
線DEL2に成れる電流とは、等しい。第1のビット線
IBLに流れ込む電流と、第2のダミービット線DBL
2に流れ込む電流とは等しい値を持つので、第1のビッ
ト線IBLの電位と第2のダミービット線DBL2の電
位とは等しい。すなわち、接続されている選択されたメ
モリセルか“1”データを記憶している第1のビット線
IBLの電位は、第2のダミービット線DEL2の電位
よりも高くなることがないので、データの検知は遅くな
らない。また、第2のビット線2BLから流れ出す電流
と、第1のダミービット線DBL 1から流れ出す電流
とは等しい値を持つので、第2のビット線2BLの電位
と第1のダミービット線の電位DBLIとは等しい。す
なわち、接続されている選択されたメモリセルが“01
データを記憶している第2のビット線2BLの電位は、
第1のダミービット線DBLIの電位よりも低くなるこ
とがないのて、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“01データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合も同様で、共にデータの検知
は遅くならない。 以上のように、第37図(1)のようなイコライズ方法
を採用することにより、メモリセルに記憶されているデ
ータが“0゛であっても、“1゛であってもデータの検
知は遅くならない。 第37図(2)に示すようにイコライズした場合につい
て、以下に説明する。 まず、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルが、共に“0”データを記憶し
ている場合について考える。 これは第37図(1−0)からCの経路を省略した形と
なっており、第1のビット線IBLと、第2のビット線
2BLと第1のダミービット線DBLIの電位は等しい
。第1のダミービット線DBLIの電位より、第1のビ
ット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位の方
が、低くなることがないので、データの検知は遅くなら
ない。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルとか、共に“1“データを記憶
している場合について考える。これは第37図(1−1
)からFの経路を省略した形となっており、第1のビッ
ト線IBLと、第2のビット線2BLと第2のダミービ
ット線DEL2の電位は等しい。第2のダミービット線
DBL2の電位より、第1のビット線IBLの電位と第
2のビット線2BLの電位の方が高くなることがないの
で、データの検知は遅くならない。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルが“1“データを記憶しており、第2のビ
ット線2BLに接続されている選択されたメモリセルか
“0”データを記憶している場合について考える。この
場合、第1のビット線IBLに第1のダミービット線D
BLIから電流が流れる。第2のダミービット線DBL
2に、第1のダミービット線DBLIと第2のビット線
2BLとから電流か流れる。この結果、接続されている
選択されたメモリセルか“1”データを記憶している第
1のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位よりも低くなる。 前述したように、“1″データを読む場合には、ビット
線の電位が第2のダミービット線よりも低い方が、リー
ドマージンが上がる。また、第2のビット線2BLから
、第2のダミービット線DBL2に電流が流れる。第1
のビット線IBLから、第2のダミービット線DBL2
と第1のビット線IBLとに電流が流れる。この結果、
接続されている選択されたメモリセルか“0″データを
記憶している第2のビット線2BLの電位は、第1のダ
ミービット線DBLIの電位よりも高くなる。前述した
ように、“0°データを読む場合には、ビット線の電位
が第1のダミービット線よりも高い方か、リードマージ
ンが上がる。第1のビット線IBLに接続されている選
択されたメモリセルが“0”データを記憶しており、第
2のビット線2BLに接続されている選択されたメモリ
セルが“1”データを記憶している場合も同様で、共に
リードマージンが上がる。 以上のように第37図(2)のようなイコライズ方性を
採用することによりメモリセルに記憶されているデータ
が“O“てあっても“1”であってもデータの検知は遅
くならない。 第37図(3)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶してい
る場合を考える。これは第37図(1−0)から、Aの
経路を省略した形となっており、第1のビット線IBL
と、第2のビット線2BLと第2のダミービット線DB
L2の電位は等しい。第1のダミービット線DBLIの
電位より、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位の方が低くなることがないので、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lと第2のダミービ・ソト線DBL2に第1のダミービ
ット線DBLIから電流が流れる。第1のビット線IB
Lには第1のダミービット線DBLIから直接電流は流
れない。この結果、第2のビット線2BLの電位は、第
2のダミービット線DBL2の電位と等しく、第1のビ
ット線IBLの電位は、第2のダミービット線DEL2
の電位よりも低くなる。したがって、前述した理由でリ
ードマージンが上がる。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0“
データを記憶している場合につい−C考える。この場合
、第1のビ・ソト線IBLに、第2のダミービット線D
BLIから電流が流れる。第2のダミービット線2BL
に、第1のダミービット線DBLIと第2のビット線2
BLとから電流か流れる。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“1”データを記憶している第1
のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線DB
L2の電位よりも低くなる。 したかって、前述した理由でリードマージンが上がる。 また、第2のビット線2BLから、第2のダミービット
線DBL2と第1のビット線IBLとに電流が流れる。 第1のダミービット線DBL1から、第2のダミービッ
ト線DBL2に電流が流れる。この結果、接続されてい
る選択されたメモリセルが“0”データを記憶している
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。この場合には前述した
理由からリードマージンの無い方向に働く。 第]のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0°データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビ、ソト線IBLから、第2のビット線2BLと
第2のダミービット線DBL2に電流か流れる。第1の
ダミービット線DBLIから、第2のビット線2BLと
第2のダミービット線DBL2に電流が流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“0
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBL1の電位とは等しく、前
述の理由で、データの検知は遅くならない。また、第2
のビット線2BLには、第1のビット線IBLと第1の
ダミービット線DBL 1から電流が流れる。第2のダ
ミービット線DBL2に、第1のビット線IBLと第1
のダミービット線DBLIから電流が流れる。この結果
、接続されている選択されたメモリセルが“1“データ
を記憶している第2のビット線2BLの電位は、第2の
ダミービット線DBL2の電位とは等しく、前述の理由
でデータの検知は遅くならない。 第37図(4)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0゜データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lと第1のダミービット線DBL1から第2のダミービ
ット線り、 B L 2に電流が流れるが、第1のビッ
ト線IBLは直接節2のダミービット線DEL2には電
流が流れない。このため、第2のビット線2BLの電位
は、第1のダミービット線DBLIの電位と等しく、第
1のビット線]、 B Lの電位は、第2のダミービッ
ト線DBL2の電位よりも高くなる。したがって前述し
た理由でリードマージンが上がる。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1“データを記憶する場
合を考える。これは第37図(1−1)からDの経路を
省略した形となっており、第1のビット線IBLと、第
2のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2の
電位は等しい。第2のダミービット線DBL2の電位よ
りも第1のビット線IBLの電位と第2のビット線2B
Lの電位の方が高くなることかないので、データの検知
は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第2のビット線2BLと第1
のダミービット線DBLIから電流が流れる。第2のダ
ミービット線DBL2にも、第2のビット線2BLと第
1のダミービット線DBLIから電流が流れる。このた
め、第1のビット線IBLの電位と第2のダミービット
線DBL2の電位とは等しく、前述した理由でデータの
検知は遅くならない。また、第2のビット線2BLから
第1のビット線IBLと第2のダミービット線DEL2
とに電流が流れ、第1のダミービット線DBLIからも
、第1のビット線IBLと第2のダミービット線DBL
2とに電流が流れる。この結果、接続されている選択さ
れたメモリセルが“O”データを記憶している第2のビ
ット線2BLの電位は、第1のダミービット線DBL1
の電位と等しく、前述した理由でデータの検知は遅くな
らない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLに電流
が流れ、第1のダミービット線DBLIから第2のビッ
ト線2BLと第2のダミービット線DEL2とに電流か
流れる。この結果、第1のビット線IBLの電位は、第
1のダミービット線DBL1の電位より高くなる。した
がって前述した理由でリードマージンか上がる。また、
第2のビット線2BLに第1のビット線IBLと第1の
ダミービット線DBLIから電流が流れるが、第2のダ
ミービット線DEL2には、第1のダミービット線DB
L1から電流が流れる。この結果、第2のビット線2B
Lの電位は、第2のダミービット線DEL2の電位より
高くなる。したかって、前述した理由でこの場合はリー
ドマージンの無い方向に働く。 第37図(5)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0”データを記憶する場
合について考える。この場合、第1のビット線IBLと
第2のビット線2BLからは、第2のダミービット線D
EL2に電流が流れるか、第1のダミービット線DBL
Iからは、第2のダミービット線DBL2に直接電流が
流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と、
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。したがって、前述した
理由でこの場合はリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1゜データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLには、第1のダミービット線
DBLIから@流が流れるか、第2のダミービット線D
BL2は、第1のダミービット線DBLIから直接電流
が流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位も高くなる。したがって、前述した理由
でこの場合はリートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか′O“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLには第1のダミービット線DBL
Iと第2のビット線2BLから電えか売れるが、第2の
ダミービット線DBL2には、第1のダミービット線D
BLIにのみ電流が流れる。この結果、接続されている
選択されたメモリセルが“1″データを記憶している第
1のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線D
BL2の電位よりも、高くなる。したがって前述した理
由からリードマージンの無い方向に働く。また、第2の
ビット線2BLから、第2のダミービット線DBL2と
第1のビット線IBLに電流が流れるか、第1のダミー
ビット線DBLIからは、第1のビット線IBLにのみ
電流が流れる。この結果、接続されている選択されたメ
モリセルが“0″データを記憶している第2のビット線
2BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位
よりも、低くなる。 したがって前述した理由でこの場合はリードマージンの
無い方向に働く。 第1のビット線1. B Lに接続されている選択され
たメモリセルが“O″データ記憶しており、第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“
1“データを記憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから、第2のビット線2BL
と第2のダミービット線DBL2に電流が流れる。第1
のダミービット線DBLIからは第2のビット線2BL
に電流が流れる。この結果、接続されている選択された
メモリセルが“0”データを記憶している第1のビット
線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電
位よりも低くなる。前述した理由で、この場合はリード
マージンの無い方向に働く。また、第2のビット線2B
Lには、第1のビット線IBLと第1のダミービット線
DBLIから電流が流れ、第2のダミービット線DEL
2には、第1のビット線IBLからのみ電流が流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“1
“データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位よりも低くなる
。前述した理由により、この場合は、リードマージンの
無い方向に働く。 第37図(6)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“O″データ記憶している
場合について考える。この場合、第1のビット線IBL
と第1のダミービット線DBLIには第2のダミービッ
ト線DBL2こ電流が流れるが、第2のビット線2BL
から第2のダミービット線DEL2には直接電流か流れ
ない。この結果、第1のビット線IBLの電位と、第1
のダミービット線DBLIの電位は等しく、第2のビッ
ト線2BLの電位は、第1のダミービット線DBL 1
の電位よりも高くなる。したがって、前述した理由でこ
の場合、第1のビット線IBLも第2のビット線2BL
も、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lと第2のダミービット線DBL2には第1のダミービ
ット線DBLIにから電流が流れるが、第1のビット線
IBLには第1のダミービット線DBL 1から直接電
流は流れない。この結果、第1のビット線1. B L
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位よりも
低くなり、第2のビット線2BLの電位は、第2のダミ
ービット線DEL2の電位と等しい。したがって、前述
した理由でリードマージンが上がるため、この場合、第
1のビット線IBLも第2のビット!2BLも、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLには、第2のビット線2BLから
電流が流れ、第2のダミービット線DEL2には第1の
ダミービット線DBLIから電流が流れる。この結果、
接続されている選択されたメモリセルが”1“データを
記憶している第1のビット線IBLの電位は、第2のダ
ミービット線DBL2の電位と等しく、データの検知は
遅くならない。また、第2のビット線2BLから、第1
のビット線IBLに電流が流れ、第1のダミービット線
DBL1から第2のダミービット線DEL2に電流か流
れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“O
”データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第1のダミービットIDBLIの電位と等しく、デー
タの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1#
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DEL2に電流が流れ、第1のダミー
ビット線DBLIからも第2のビット線2BLと第2の
ダミービット線DBL2に電流が流れる。この結果、接
続されている選択されたメモリセルが“0”データを記
憶している第1のビット線IBLの電位は、第1のダミ
ービット線DELIの電位と等しく、データの検知は遅
くならない。 また、第2のビット線2BLには、第1のビット線IB
Lと第1のダミービット線DBLLから電流が流れ、第
2のダミービット線DEL2にも、第1のビット線IB
Lと第1のダミービット線DBLIから電流か流れる。 このため、接続されている選択されたメモリセルが“1
”データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位とは等しく、デ
ータの検知は遅くならない。 以上のように、第371m(6)のようなイコライズ方
法を採用することにより、メモリセルに記憶されている
データが“0”であっても、“1″であってもデータの
検知は遅くならない。 第37図(7)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶する場
合について考える。この場合、第37図(1−0)から
Bの経路と、Cの経路を省略した形となっており、第1
のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位
は、第1のダミービット線DBLIの電位と等しくなり
、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“l”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のダミービット線DBL2に、第1のダミービ
ット線DBLIから電流が流れるが、第2のビット線2
BLには第1のダミービット線DBLIから直接電流は
流れない。この結果、第2のビット線2BLの電位は、
第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる。し
たがって、前述した理由でリードマージンが上がるため
、この場合、データの検知は遅くならない。しかし、第
1のビット線IBLの電位と第2のダミービット線DB
L2の電位が上がったときは、第2のダミービット線D
EL2からは第2のビット線2BLに電流が流れるが、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLに直接
電流は流れない。従って、第1のビット線IBLの電位
は、第2のダミービット線DBL2の電位より高くなる
。このため、リードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データをS記憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0
“データを記憶している場合について考える。この場合
、第1のビット線IBLに、第1のダミービット線DB
LIから電流か流れ、第2のダミービット線DEL2に
は、第1のダミービット線DBL1と第2のビット線2
BLから電流か流れる。この結果、接続されている選択
されたメモリセルか“1′データヲ記憶している第1の
ビット線1. B Lの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位より低くなる。したがって、前述した理
由でリードマージンが上がるため、データの検知は遅く
ならない。また、第2のビット線2BLからは、第2の
ダミービット線DBL2に電流が流れ、第1のダミービ
ット線DBLIからは、第2のダミービット線DEL2
と第1のビット線IBLに電流か流れる。この結果、接
続されている選択されたメモリセルか“O”データを記
憶している第2のビット線2BLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位より高くなる。したがって、
前述した理由でリードマージンが上がるため、この場合
、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0#データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが1”デ
ータを記憶している場合について、考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のダミービット1jl
DBL2に電流が流れ、第1のダミービット線DBLI
からも第2のダミービット線D2BLに電流が流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“0
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
第1のダミービット線DBLIの電位と等しく、データ
の検知は遅くならない。また、第2のダミービット線D
BL2には、第1のビット線IBLと第1のダミービッ
ト線DBLIから電流が流れ、第2のビット線2BLに
は第1のビット線IBLと第1のダミービット線DBL
1から直接電流は流れない。この結果、接続されている
選択されたメモリセルが“1”データを記憶している第
2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位より低くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンか上がるた
め、データの検知は遅くならない。 第37図(8)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶する場
合について考える。この場合、第1のビット線IBLと
第1のダミービット線DBLIから第2のダミービット
線DBL2に電流が流れるが、第1のビット線]、 B
Lには、その電位が下がってくると第2のビット線2
BLから電流が流れる。 このため、第1のビット線IBLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位よりも高くなる。また、第2
のビット線2BLの電位は、第1のビット線IBLの電
位より高いため、第2のビット線2BLの電位は、第1
のダミービット線DBLLの電位よりも高くなる。した
かって、前述した理由でリードマージンが上がるため、
この場合、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか共に“1′データを記憶している
場合について考える。この場合、第1のビット線IBL
と第2のダミービット線DBL2に、第1のダミービッ
ト線DBLIから電流が流れるが、第1のビット線IB
Lからは、その電位が上ってくると第2のビット線2B
Lに電流が流れる。 このため、第1のビット線IBLの電位は、第2のダミ
ービット線DBL2の電位より低くなる。 また、第2のビット線2BLの電位は、第1のビット線
IBLの電位より低いため、第2のダミービット線DB
L2の電位よりも低くなる。したがって、前述した理由
でリードマージンか上がるため、この場合、データの検
知は遅くならない。 第1のビット線1.、 B Lに接続されている選択さ
れたメモリセルが“1”データを記憶しており、第2の
ビット線2BLに接続されている選択されたメモリセル
か“0°データを記憶している場合について考える。こ
の場合、第1のビット線IBLに、第2のビット線2B
Lと第1のダミービット線DBLIから電流が売れ、第
2のダミービット線DBL2に、第1のダミービット線
DBLIから電流か成れる。このため、接続されている
選択されたメモリセルか“1”データを記憶している第
1のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位より高くなる。 したがって、前述した理由によりこの場合、リードマー
ジンの無い方向に働く。また、第2のビット線2BLか
ら第1のビット線IBLに電流が流れ、第1のダミービ
ット線DBLIからは、第1のビット線IBLと第2の
ダミービット線DBL2に電流が流れる。このため、接
続されている選択されたメモリセルが“0”データを記
憶している第2のビット線2BLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位より高くなる。したがって、
前述した理由でリードマージンが上がるため、データの
検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のビット線2BLと第
2のダミービット線DEL2に電流が流れ、第1のダミ
ービット線DBLIから、第2のダミービット線DBL
2に電流が流れる。このため、接続されている選択され
たメモリセルが“0“データを記憶している第1のビッ
ト線〕BLの電位は、第1のダミービット線DBL1の
電位より低くなる。したかって、前述した理由でこの場
合、リートマージンの無い方向に働く。また、第2のビ
ット線2BLに、第1のビット線IBLから電流が流れ
、第2のダミービット線DBL2に、第1のビット線I
BLと第1のダミービット線DBLIから電流か流れる
。このため、接続されている選択されたメモリセルが“
ユ”データを記憶している第2のビット線2BLの電位
は、第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる
。したがって、前述した理由でリードマージンか上がる
ため、データの検知は遅くならない。 第37図(9)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に0”データを記憶している
場合について考える。この場合、第1のダミービット線
DBLIからは第2のダミービット線DBL2に電流か
流れるが、第1のビット線IBLと第2のビット線2B
Lからは第2のダミービット線DBL2に直接電流か流
れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と第2
のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線DB
LIの電位よりも高くなる。したがって、前述した理由
でリードマージンが上がるため、データの検知は遅くな
らない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1″データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第37図(1−1)
のDの経路とEの経路を省略した形となっており、第1
のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位
と、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デ
ータの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第2のビット線2BLと第1
のダミービット線DBLLから電流が流れ、第2のダミ
ービット線DBL2に、第1のダミービット線DBLI
から電流か流れる。この結果、接続されている選択され
たメモリセルが“1°データを記憶している第1のビッ
ト線IBLの電位は、第2のダミービット線DEL2の
電位より高くなる。 したかって、前述した理由でこの場合、リードマージン
の無い方向に働く。また、第2のビット線2BLから第
1のビット線IBLに電流が流れ、第1のダミービット
線DBL1から、第1のビット線IBLと第2のダミー
ビット線DBL2に電流が流れる。この結果、接続され
ている選択されたメモリセルか“0″データを記憶して
いる第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービッ
ト線DBLIの電位より高くなる。したがって、前述し
た理由でこの場合リードマージンが上がるため、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のビット線2BLに電
流が流れ、第1のダミービット線DBLIからは、第2
のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2に電
流が流れる。この結果、接続されている選択されたメモ
リセルが“0°データを記憶している第1のビット線I
BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位よ
りも高くなる。したかって前述した理由でリードマージ
ンが上るためデータの検知は遅くならない。また、第2
のビット線2BLに、第1のビット線IBLと第1のダ
ミービット線DBLIから電えが流れ、第2のダミービ
ット線DEL2には、第1のダミービット線DBLIか
ら電流が流れる。この結果、接続されている選択された
メモリセルが“1“データを記憶している第2のビット
線2BLの電位は第2のダミービット線DEL2の電位
より高くなる。したかって前述した理由でこの場合リー
ドマージンの無い方向に働く。 第37図(lO)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lから、第2のダミービット線DBL2に電流が流れる
か、第1のダミービット線DBLIと第2のビット線2
BLから第2のダミービット線DBL2には電流か流れ
ない。この結果、第1のビット線IBLの電位は、第1
のダミービット線DBL1の電位よりも低くなる。した
がって、前述した理由でリードマージンの無い方向に働
く。なお、第2のビット線2BLの電位は、第2のダミ
ービット線DBL2の電位と等しく、データの検知は遅
くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1゛データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLには、第1のダミービット線
DBLIから電流か流れるが、第2のダミービット線D
BL2には、第1のダミービット線DBLIから直接電
流は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位
と第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット
線DBL2の電位より高くなる。したがって、前述した
理由で第1のビット線1.8L。 第2のビット線2BLとも、リードマージンの無い方向
に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“O″
′′データ憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第2のビット線2BLと第1
のダミービット線DBLIから電流が流れ、第2のダミ
ービット線DBL2には、第2のビット線2BLからも
第1のダミービット線DBL 1からも直接電流が流れ
ない。この結果、接続されている選択されたメモリセル
か“1″データを記憶している第1のビット線IBLの
電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より高く
なる。したかって、前述した理由でこの場合、リードマ
ージンの無い方向に働く。また、第2のビット線2BL
から、第1のビット線IBLに電流か流れ、第1のダミ
ービット線DBLIからも、第1のビット線IBLに電
流が流れる。この結果、接続されている選択されたメモ
リセルか“O”データを記憶している第2のビット線2
BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位と
等しく、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1′
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のビット線2BLと第
2のダミ−ビット線DBL2に電流か流れ、第1のダミ
ービット線DBLIから、第2のビット線2BLに電流
か流れる。 このため、接続されている選択されたメモリセルか“0
“データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBLIの電位よりも低くなる
。したがって、前述した理由でリードマージンの無い方
向に働く。また、第2のビット線2BLに、第1のビッ
ト線IBLと第1のダミービット線DBLIから電流が
流れ、第2のダミービット線DEL2に、第1のビット
線IBLから電流が流れる。このため、接続されている
選択されたメモリセルが“1”データを記憶している第
2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線D
BL2の電位より高くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンの無い方向
に働く。 第37図01〉の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0′データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第1のダミービット線DBLIから、第2のダミー
ビット線DBL2に電流か流れるか、第1のダミービッ
ト線DBLIには、その電位が下かってくると、第2の
ビット線2BLから電流が流れる。この結果、第1のビ
ット線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLI
の電位よりも低くなる。したがって、前述した理由でリ
ードマージンの無い方向に働く。なお、第2のビット線
2BLの電位は、第1のダミービット線よりも高いため
、リードマージンは上がり、データの検知は遅くならな
い。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1′データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第37図(1−1)
からEの経路とFの経路を省略した形となっており、第
1のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電
位と第2のダミービット線DBL2の電位は、等しく、
データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第1のダミービット線DBL
Iから電流が流れ、第2のダミービット線DEL2にも
第1のダミービット線DBLIから電流か流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“1
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デー
タの検知は遅くならない。 また、第1のダミービット線DBLIから、第1のビッ
ト線IBLと第2のダミービット線DEL2に電流か流
れ、第2のビット線2BLからは第1のビット線BLI
にも、第2のダミービット線DEL2にも直接電流は流
れない。このため、接続されている選択されたメモリセ
ルが″0′データを記憶している第2のビット線2BL
の電位は、第1のダミービット線DBLIの電位より高
くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンか上かるた
め、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0゛データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“コ−
”データを記憶している場合について、考える。この場
合、第1のビ、ソト線IBLから、第2のダミービット
線DBL2に電流か流れ、第1のダミービット線DBL
Iから、第2のダミービット線DBL2と第2のビット
線2BLに電流が流れる。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“O”データを記憶している第1
のビット線IBLの電位は、第1のダミービット線DB
LLの電位より高くなる。したがって、前述した理由で
リードマージンが上がるため、データの検知は遅くなら
ない。第2のビット線2BLに第1のダミービット線D
BLIから電流が流れ、第2のダミービット線DEL2
に第1のビット線IBLと第1のダミービット線DBL
Iから電流か流れる。この結果、接続されている選択さ
れたメモリセルか“1”データを記憶している第2のビ
ット線2BLの電位は、第2のダミービット線DEL2
の電位より低くなる。 したかって、前述した理由でリードマージンが上がるた
め、データの検知は遅くならない。 第37図(12)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット1jt
lBLと第2のビット線2BLから、第2のダミービッ
ト線DBL2に電流が流れるが、第1のダミービット線
DBLIから第2のダミービット線DEL2に直接電流
は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。したがって、前述した
理由で第1のビット線IBL、第2のビット線2BLと
もリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1#データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLに第1のダミービット線DB
LIから電流が流れるが、第2のダミービット線DEL
2には第1のダミービット線DBLIから直接電流は流
れない。この結果、第1のビット線1.8 Lの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位より高くなる。したかって、前述した理
由で第1のビット線IBL、第2のビット線2BLとも
、リードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0″
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに第1のダミービット線DBLI
から電流か流れ、第2のダミービット線DBL2に第2
のビット線2BLから電流が流れる。この結果、接続さ
れている選択されたメモリセルか“1”データを記憶し
ている第1のビット線IBLの電位は、第2のダミービ
ット線DBL2の電位と等しく、データの検知は遅くな
らない。また、第1のダミービット線DBLIから第1
のビット線IBLに電流が流れ、第2のビット線2BL
から第2のダミービット線DEL2に電流が流れる。こ
の結果、接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している第2のビット線2BLの電位は、
第1のダミービット線DBLIの電位と等しく、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1′
データを記憶している場合について、考える。この場合
、第1のビット線IBLから第2のダミービット線DB
L2に電流か流れ、第1のダミービット線DBLIから
第2のビット線2BLに電流が流れる。この結果、接続
されている選択されたメモリセルか“O″データ記憶し
ている第1のビット線]、 B Lの電位は、第1のダ
ミービット線DBLIの電位と等しく、データの検知は
遅くならない。第2のビット線2BLに、第1のダミー
ビット線DBL]から電流が流れ、第2のダミービット
線DBL2に、第1のビット線IBLから電流が流れる
。この結果、接続されている選択されたメモリセルが″
1″データを記憶している第2のビット線2BLの電位
は、第2のダミービット線DEL2の電位と等しく、デ
ータの検知は遅くならない。 第37図(13)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に0”データを記憶している
場合について考える。この場合、第37図(1−0)の
Aの経路とBの経路を省略した形となっており、第1の
ビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位と
第1のダミービット1DBL1の電位は等しく、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のダミービット
線DBL2には第1のダミービット線DBLIから電流
が流れるが、第1のビット線IBLと第2のビット線2
BLには第1のダミービット線DBLIから直接電流は
流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と第
2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位より低くなる。したがって、前述した理由
でリードマージンが上がるため、データの検知は遅くな
らない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに第2のビット線2BLから電流
が流れ、第2のダミービット線DBL2には第2のビッ
ト線2BLと第1のダミービット線DBLIから電流が
流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“1
°データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位よりも低くなる
。したがって、前述した理由でリードマージンが上がる
ため、データの検知は遅くならない。また、第2のビッ
ト線2BLから第1のビット線IBLと第2のダミービ
ット線DBL2に電流が流れ、第1のダミービット線D
BL1から第2のダミービット線DEL2に電流が流れ
る。この結果、接続されている選択されたメモリセルが
″01データを記憶している第2のビット線2BLの電
位は、第1のダミービット線DBLIの電位よりも低く
なる。 したかって、前述した理由でこの場合、リードマージン
の無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択され戸二メ
モリ七ノしか“0”データを記憶しており、第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“
1“データを記憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと
第2のダミービット線DBL2に電流が流れ、第1のダ
ミービット線DBLIから第2のダミービット線DBL
2に電流か流れる。このため、接続されている選択され
たメモリセルか“0“データを記憶している第1のピン
ト線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLIの
電位よりも低くなる。したかって、前述した理由でリー
ドマージンの無い方向に働く。 また、第2のビット線2BLには@]のビット線1.
B Lから電流か流れ、第2のダミービット線DEL2
に第1のビット線〕BLと第1のダミービット線DBL
〕から電流が流れる。このため、接続されている選択さ
れたメモリセルか“1”データを記憶している第1のビ
ット線1. B Lの電位は、第2のダミービット線D
BL2の電位よりも低くなる。したかって、前述した理
由てリートマージンが上がるため、データの検知は遅く
ならない。 第37図(14)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線〕BLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶してい
る場急について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLから第2のダミービット線D
BL2に電流が滝れ、第1のダミービット線DBL1か
ら第2ダミービット線DBL2に直接電流か流れない。 この結果、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電
位より低くなる。したかって、前述した理由でリードマ
ージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1゛データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lには第1のダミービット線DBLIから電流か流れる
が、第1のビット線IBLと第2のダミービット線DB
L2には第1のダミービット線DBL 1から直接電流
は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電醒は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デー
タの検知は遅くならない。しかし、第2のビット線2B
Lの電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より
畠くなる。したかって、前述した理由でリードマージン
の無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線1) B Lには第2のビット線2BL
から電流が流れ、第2のダミービット線DBL2にも第
2のビット線2BLから電流かえれる。二〇結果、接続
されている選択されたメモリセルか“1″データを記憶
している第1のビット線IBLの電位は、第2のダミー
ビット線DBL2の電位は、等しく、データの検知は遅
くならない。また、第2のビット線2BLから第1のビ
ット線IBLと第2のダミービット線DBL2に電流か
流れ、第1のダミービット線DBLIからは、第1のビ
ット線1. B Lにも第2のダミービット線DBL2
にも直接電流か流れない。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“0”データを5己taシている
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。したかって、前述した
理由でリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DBL2に電流か流れ、第1のダミー
ビット線DBLIから第2のビット線2BLに電流か流
れる。 二の結果、接続されている選択されたメモリセルが“0
″データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBL 1の電位よりも低くな
る。したがって、前述した理由でリードマージンの無い
方向に働く。また、第2のビット線2BLには、第1の
ビット線I B I−と第1のダミービット1ilDB
L1から電流か流れ、第2のダミービット線DBL2に
は第1のビット線IBLから電流か流れる。この結果、
接続されている選択されtこメモリセルか“1“データ
を5己憶している第1のビット線IBLの電位は、第2
のダミービット線DBL2の電(立よりも、高くなる。 したがって、前述した理由でリートマージンの無い方向
に働く。 第37図(15)の場急について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、ノ(に“0“データを記憶して
いる場合について考える。この場合、第1のビット線]
、 B Lと第2のピント線2BLから第2のダミービ
ット線DBL2に直接電流か流れfよいか、第1のダミ
ービット線DBL1からは、第2のダミービット線DB
L2に゛電流か流れる。この結果、第1のビット線1B
Lの電峙と第2のビット線2BLの電位は、第1のグミ
ビット1lDBtyiの電1立より、高くなる。したか
って、前述した理由てリートマージンか上かるため、デ
ータ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のピント線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLと第2のダミービット線DE
L2に、第1のダミービット線DBLIから電流か流れ
る。この結果、第37図(1−1)から、D、 E、
Fの経路を省略した形となっており、第1のビット線〕
BLの電位と第2のビット線2BLの電(立と、第2の
ダミービット線DBL2の電位と等しく、データ検知は
遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLと第2のダミービット線DEL2
に第1のダミービット線DBLIから電流が流れる。こ
のため、接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している第1のビット線IBLの電位は、
第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、データ
検知は遅くならない。また、第1のダミービット線DB
LIから第1のビット線IBLと第2のダミービット線
DBL2に電流が流れるか、第2のビット線2BLから
は第1のビット線IBLと第2のダミービット線DEL
2に直接電流か流れない。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“0”データを記憶している第2
のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線DB
LIの電位より高くなる。したかって、前述した理由で
リードマージンか上がるため、データ検知は遅くならな
い。 第1のピント線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0”データを2己憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1
″データを記憶している場合について考える。この場合
、第1のダミービット線DBLIから第2のビット線2
BLと第2のダミービット線DBL2に電流か流れるが
、第1のビット線IBLからは、第2のビット線2BL
にも第2のダミービット線DBL2にも直接電流は流れ
ない。この結果、接続されている選択されたメモリセル
が“0″′データを記憶している第1のビット線IBL
の電位は、第1のダミービット線DBLIの電位より高
くなる。したがって、前述した理由て、リードマージン
が上がるため、データ検知は遅くならない。また、禎2
のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2に、
第1のダミービット線DBLIから電流か流れる。この
結果、接続されている選択されたメモリセルか“1″デ
ータを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第
2のダミービット線DBL2の′電位と等しく、データ
検知は遅くならない。 以上のように、第37V(15)の様なイコライズ方法
を採用することにより、メモリセルに記憶されているデ
ータか“0“であっても、“]”てあってもデータの検
知は遅くならない。 第37図〈16〉の場合について、以下に説明する。 第]のビット線1.BLに接続されている選択されたメ
モリセルと、第2のビット線2BLに接続されている選
択されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶して
いる場合について考える。この場き、第37図(1−0
)からA、B、Cの経路を省略した形とな−)でおり、
第1のビット線IBLの電位と第2のピント線2BLの
電位は、第1のダミービット線DBLIの電位と等しく
、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、兵に“1”データを記憶してい
る場合について考える。二の場合、第2のダミービット
線DEL2には第1のダミービット線DBL1から電流
か流れるか、第1のビット線〕BLと第2のビット線2
BLには第1のダミービット線から直接電流は流れない
。 この結果、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位は、第2のダミービット線DBL2の電
位より低くなる。したかって、前述した理由でリードマ
ージンが上かるため、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“O”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第2のダミービット線DBL2には第2のビット線”B
Lと第1のダミービット線DBLIから電流が流れるが
、第1のビット線IBLには、第2のビット線2BLか
らも第1のダミービット線DBLIからも直接電流は流
れない。この結果、接続されている選択されたメモリセ
ルか“1”データを記憶している第1のビット線IBL
の電位は、第2のダミービット線DEL2の電位より低
くなる。したかつて、前述した理由てリードマージンが
上がるため、データ検知は遅くならない。また、第2の
ビット線2BLと第1のダミービット線DBLIから第
2のダミービット41DBL2に電流が流れる。この結
果、接続されている選択されたメモリセルか“0”デー
タを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第1
のダミービット線DBLIの電位と等しく、データ検知
は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“0”データをC記憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1
”データを記憶している場合について、考える。この場
合、第1のビット線IBLと第1のダミービット線DB
LIから、第2のダミービット線DBL2に電流が流れ
る。この結果、接続されている選択されたメモリセルか
“0“データを記憶している第1のビット線IBLの電
位は、第1のダミービット線DBL1の電位と等しく、
データ検知は遅くならない。また、第2のダミービット
線DBL2には第1のビット線IBLと第1のダミービ
ット線DBL1から電流か流れるが、第2のビット線2
BLには、第1のビット線IBLからも第]のダミービ
ット線DBLIからも直接電流は滝れない。二の結果、
接続されている選択されたメモリセルか“1”データを
記憶している第2のビット線2BLの電位は、第2のダ
ミービット線DBL2の電位より低くなる。したかって
、前述した理由でリードマージンか上がるため、データ
検知は遅くならない。 以上のように、第37図(16)の様なイコライス方法
を採用することにより、メモリセルに記憶されているデ
ータか“0“てあっても、“1″であってもデータの検
知は遅くならない。 第37図(I7)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第1のダミービットIDBLIから第2のダミービ
ット線DBL2に電流が滝れるが、第1のダミービット
線DBL1には、その電位か下がってくると、第2のビ
ット線2BLから電流が流れる。この結果、第1のビッ
ト線IBLの電位は、第1のダミーピント線DBLIの
電位より、低くなる。したがって、前述した理由でリー
ドマージンの無い方向に働く。 第2のビット線2BLの電位は第1のダミービット線D
BL 1の電位よりも高いため、データ検知は遅くなら
ない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“〕”データを記憶してい
る場合について考える。二の場合、第2のビット線2B
Lと第2のダミービット線DBL2に、第1のダミービ
ット線DBL1から電流か成れるか、第2のダミービッ
ト線DBL2はその電位か上かってくると、第2のビッ
ト線2BLに電流か流れる。この結果、第2のビット線
2BLの電醍は、第2のダミービット線DBL2の電位
よりも高くなる。したかって、前述した理由でリードマ
ージンの無い方向に動く。 第1のビット線IBLの電位は第2のダミーヒツト線D
BL2の電位よりも低いため、データ検知は遅くならな
い。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“]”デ・−夕を記憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0
”データを記憶している場合について、考える。この場
合、第2のビット線2BLS第1のダミービット線DB
L1)第2のダミービット線DBL2)第1のビット線
1BLの順に電流が流れる電流経路が形成される。この
結果、接続されている選択されたメモリセルか“1”デ
ータを:2岱している第1のヒ゛ット線IBLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる。 したが−)て、前述した理由でリートマージンが上かる
ため、データ検知は遅くならない。また、第2のビット
線2BLは第1のダミービット線DBLIに接続されて
いる選択されtニメモリセルか“○”データをS記憶し
ている第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービ
ット線DBL 1の電位よりも、高くなる。したかって
、前述した理由てリードマージンか上かるため、データ
検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか”0”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されtニメモリセルか“1
”データを:記憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから第2のダミービット線D
BL2に電流が流れ、第1のダミービット線DBLLか
ら第2のダミービット線DBL2と第2のビット線2B
Lに電流か流れる。この結果、接続されている選択され
たメモリセルか“○”データを記憶している第1のビッ
ト線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLIの
電位より高くなる。したかって、前述した理由てリード
マージンか上かるため、データ検知は遅くならない。ま
た、第2のビット線2BLに第1のダミービット線DB
L 1から電流が流れ、第2のダミービット線DBL2
こ、第1のビット線IBLと第1のダミービット線DB
L 1から電流か流れる。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“1゛データを記憶している第2
のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線DB
L2の電位より低くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンか上がるた
め、この場合、データ検知は遅くならない。 第37図(18)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLから、第2のダミービット線
DEL2に電流か流れるか、第1のダミーピント線から
第2のダミービット線DBL2には直接電流か流れない
。 この結果、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位は、第1のダミービット線DBL 1の
電位より低くなる。したかつて、前赴した理由でリード
マージンか無い方向に働く。 第1のビット線1BLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“]”データを:己ta
Lでいる場合1こついて4える。二の場合、オフ状態の
メモリセルか接続されているのは、第1のダミービット
!jlDBLまたけであるので、第1のダミービット線
DBLI、第2のビット線2BL、第2のダミービット
線DBL2)第1のビット線IBLの順に電流か流れる
。このため、第2のビット線2BLの電位は、第二のダ
ミービット線DBL2の電位よりも高くなる。したかっ
て、前述した理由でリートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLの電位は第2のダミービット線D
EL2の電位よりも低いため、データ検知は遅くならな
い。 第1のビット線lBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合二ついて考える。この場合、
第1のダミービット線DBL1)第2のビット線2BL
、第2のダミービット線DBL2)第1のビット線]B
Lの順に電流か流れる電流経路か形成される。このため
、接続されている選択されたメモリセルか“1′データ
を;己t=、 している朶1のビット線IBLの電1立
は、第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる
。したかって、前述した理由でリートマージンか上かる
ため、データ検知は遅くならない。 また、接続されている選択されたメモリセルか“0°デ
ータを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第
1のダミービット線DBLIの電位よりも、低くなる。 したかって、前赴した理由でリードマージンか上かるた
め、リートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“0′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されtニメモリセルか“1
”データを5己憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから第2のダミービット線D
BL2に電流が流れ、第1のダミービット線DBL]か
ら第2のビット線2BLに電流か流れる。この結果、接
続されている選択されたメモリセルが“01データを記
憶している第1のビット線IBLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位と等しく、データ検知は遅く
ならない。また、第2のビット線2BLに第1のダミー
ビット線DBLIから電流か流れ、第2のダミービット
線DBL2に、第1のビット線IBLから電流か流れる
。この結果、接続されている選択されたメモリセルか“
1”データを記憶している第2のビット線2BLの電位
は、第2のダミービット線DBL2の電f立と等しく、
データ検知は遅くならない。 第37図(19)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線〕BLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0゛データを記憶してい
る場合について考える。この場合、オン状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第2のダミービット線DBL
またけであるので、第2のビット線2BL、第1のダミ
ービット線D B L 1)第1のビット線1BL、第
2のダミービット線DBL2の順に電流か流れる。この
結果、第1のビット線IBLの電位は、第1のダミービ
ット線DBL 1の電位より低くなる。したかって、前
述した理由でリートマージンか上かるため、リードマー
ジンの無い方向に働く。第2のビット線2BLの電位は
第1のダミービット線よりも商いので、データ検知は遅
くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、」(に“1′データを記憶して
いる場合について考える。この場合、第1のビット線I
BLと第2のビット線2BLに、第1のダミービット線
DBLIから電流か流れるが、第2のダミーピント線D
BL2には第1のダミービット線DBLIから直接電流
は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位よりも高くなる。したかって、前述した
理由でリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“O”
データを記憶している場合について、考える。この場合
、第2のビット線2BL、第1のダミービット線DBL
I、第1のビット線IBL、第2のダミービット線DB
L2の順に電流か流れる電流経路か形成される。この結
果、接続されている選択されたメモリセルか“〕°デー
タを記憶している第1のビット線IBLの電位は、第2
のダミービット線DBL2の電位より高くなる。したが
って、前述した理由でリードマージンの無いh゛向に働
く。また、接続されている選択されたメモリセルか“0
゛データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第1のダミービット線DBL 1の電位よりも高くな
る。したかって、前述した理由てリートマージンか上か
るため、データ検知は遅くならムい。 第1のビット線1.BLに接続されている選択されたメ
モリセルが“0“データを2岱しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“〕
”データを記ta、している場合について老゛える。こ
の場合、第1のピント翔IBLから第2のダミービット
線DBL2に電流か流れ、第1のダミーピント線DBL
Iから第2のビット線2BLに電流か流れる。この結果
、接続されている選択されたメモリセルか“0“データ
を記憶している第1のビット線]、 B Lの電位は、
第1のダミービット線DBL ]の電位と等しく、デー
タ検知は遅くtよらない。また、第2のビット線2BL
に第1のダミービット線DBLIから′電流が流れ、第
2のダミービット線DBL2に、第1のビット線IBL
から電流か流れる。二の結果、接続されている選択され
たメモリセルか“1″データを記憶している第2のビッ
ト線2BLの電位は、第2のダミービット線DBL2の
電位と等しく、データ検知は遅くならない。 第37図(20)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“〔)“データを記憶して
いる場合について考える。二の場合、オン状態のメモリ
セルが接続されているのは、第2のダミービット線DB
Lまたけであるので、第1のビット線IBL、第2のビ
ット線2BL、第1のダミービット線DBLI、第2の
ダミービット線DBL2の順に電流か流れる。このため
、第1のビットil BLの電位と第2のビット線2B
Lの電位は、第1のダミービット線DBL]の電位より
高くなる。したかって、前述した理由てリードマージン
が上かるため、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBILに接続されている選択されたメ
モリセルと、第2のビット線2BLに接続されている選
択されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶して
いる場合について考える。この場合、第2のビット線2
BLと第2のダミービット線DBL2に、第1のダミー
ビット線DBLIから電流か流れるか、第2のビット線
2BLからは、その電位か上かってくると、第1のピン
ト線lBLに電流が流れる。 この結果、第2のビット線2BLの電位は、第2のダミ
ービット線DBL2の電位よりも低くなる。 また、第1のビット線]、 B Lに、第2のビット線
2BLを介して、第1のダミービット線DBL]から電
流か流れるため、第1のビット線1BLの電位は、第2
のダミービット線DBL2の電位より低い。 したがって、前述した理由で両ビット線ともブタ検知は
遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを2忰しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記tQ、 している場合について考える。この
場合、第1のビット線]、 B Lに第2のビット線2
BLから電広か流れ、第2のダミービット線DBL2に
、第1のダミーピント線DBLIから電流か流れる。二
〇結果、接続されている選択されたメモリセルか”1”
データを記憶している第1のビット線1.BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デー
タ検知は遅くならない。また、第2のビット線2BLか
ら第1のビ・ノド線1BLに電流か流れ、第1のダミー
ビット線DBL1から第2のダミービット線DBL2に
電流か流れる。このため、接続されている選択されたメ
モリセルか“0゛データを記憶している第1のビット線
1. B Lの電位は、第1のダミービット線DBLI
の電位と等しく、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されt:メ
モリセルか“U′デデーを5己憶しており、第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“
1”データを記tキしている場合について考える。この
場合、第1のビット線IBLから第2のビット線2BL
に電流か流れ、第1のダミービット線DBLIから第2
のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2にJ
流か流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルか“0
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBL 1の電位より高くなる
。したかって、前赴した理由でリートマージンか上がる
ため、データ検知は遅くならない。また、第2のビット
線2BLに第1のビットmlBr−と第]のダミービッ
ト線DBLIから電流か流れ、簗2のダミービット線D
BL2に、第1のダミービット線DBLIから電流か売
れる。この結果、接続されている選択されたメモリセル
か“1“データを記憶している第2のビット線2BLの
@葭は、第2のダミービット線DEL’)の電位よりち
高くなる。 したかって、前述した理由でリートマージンの無い方向
に働く。 第37図(21)の場合について、以ドに説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、オン状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第2のダミービット線DEL
またけであるので、第1のダミービット線DBLL第2
のビット線2BL、第1のビット線IBL、第2のダミ
ービット線DBL2の順に電流か流れる。この結果、第
1のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電
位は共に、第1のダミービット線DBLIの電位より低
くなる。したかって、前述した理由でリートマージンの
無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、オフ状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第1のダミービット線DBL
またけであるので、第1のダミービット線DBL]、
第2のピント線2BL、第1のビット線IBL、第2の
ダミービット線DBL2の順に電流か流れる電流経路か
形成される。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は共に、第2のダミービッ
ト線DBL2の電位よりも高くなる。したかって、前述
した理由でリートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線1BLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか”0“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のダミービット線D B L 1)第2のビット線
2BL、第1のピッ(・線IBL、第2のダミービット
線DBL2のII[l’iに電流か流れる電流経路が形
成される。このため、接続されている選択されたメモリ
セルか1“データを記憶している第1のビット線1BL
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より高
くなる。したかって、前述した理由てリートマシンの無
い方向に働く。また、第2のビット線2BLは第1のダ
ミービット線DBL]に接続されている選択されたメモ
リセルか“0′データを記憶している第2のビット線2
BLの電位は、第1のダミービット線DBL1の電位よ
りも、低くなる。したかって、前述した理由でリートマ
ージンの無い方向に働く。 第1のピント線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“○″データ記t6.シており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1
”データを記憶している場合について考える。この場合
、第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第
2のダミービット線DBL2に電流か流れ、第1のダミ
ービット線DBLIから第2のビット線2BLに電流か
流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルか“0
”データを記憶している第1のビット線1BLの電位は
、第1のダミービット線DBLIの電位よりも、低くl
よる。したかって、前述した理由でリードマージンの無
い方向に働く。また、第2のビット線2BLに第1のビ
ット線IBLと第1のダミービット線DBL〕から電流
か流れ、第2のダミービット線DBL2に、第1のビッ
ト線IBLから電流か流れる。この結果、接続されてい
る選択されたメモリセルか“1′データを記憶している
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位より晶くなる。 したかって、前述した理由てり−トマーシ〉の無い方向
に働く。 第37図(22)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に”0″データを記憶する場
合について考える。この場合、第1のビット線IBLと
第1のダミービット線DBL1から第2のダミービット
線DBL2に電流が流れるか、第1のビット線1BLに
は電位か下がると、第2のビット線2BLから電流が流
れる。この結果、第1のビット線IBLの電位は、第1
のダミービット線DBL1の電位より、高くなる。また
、第2のビット線2BLは、第2のダミービット線DE
L2に直接電流は流れtよい。このため第2のビット線
2BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位
より高くなる。したかって、前述した理由でリードマー
ジンか上がるため、第1のビット線IBLも第2のビッ
ト線2BLも、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1″データを記憶してい
る場合について考える。二の場合、オフ状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第1のダミービット線DBL
Iだけであるので、第1のダミービット線DBLI、第
2のダミービット線DBL2)第1のビット線IBL、
第2のビット線2BLの順に電流か流れる。この結果、
第1のビット線IBLの電位と第2のビ・ノド線2BL
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位よりも
低くする。したかつて、前述した理由てリートマージン
か上かるため、第1のビット線1. B Lも第のビッ
ト線2BLもデータ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1′データを記憶5しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0
“データを記憶している場合こついて考える。二の場合
、′551のビット線IBLに第2のビット線2BLか
ら電流か流れ、第2のダミービット線DBL2に第1の
ダミービット線DBLIから電流か流れる。この#!5
里、接続されている選択されたメモリセルか]“データ
を記憶している第1のビット線IBLの電位は、第2の
ダミービット線DEL2の電位と等しく、データ検知は
遅くfよらない。また、第2のビット12BLから第1
のビット!!i!IBLに電流か流れ、第〕のダミービ
ット線DBL1から第2のダミービット線DEL2に電
流か売れる。この結果、接続されている選択されたメモ
リセルが“O“デ夕を記憶している第2のビット線2B
Lの電位は、第1のダミービット線DBL 1の電にと
−5しく、二の場合、データ検I口は遅くならない。 簗1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“υ′デデーを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している場合について考える。この場6
% ′F?X1のビット線1) B Lから第2のビッ
ト線2BLと第2のダミービット線DBL2に電流か流
れ、第1のダミービット線DBLIから第2のダミービ
ット線DBL2に電流か流れる。二の結果、接続されて
いる選択されたメモリセルか“0“データを記憶してい
る第1のビット線IBLの電位は、第1のダミービット
線DBLIの電位より低くなる。したがって、前述した
理由てリートマージンの無い方向に働く。また、第2の
ビット線2BLに第1のビット線]、 B Lから電流
か流れ、第2のダミービット線DBL2に第1のビット
線IBLと箇1のダミービット線DBLIから電流が流
れる。このため、接続されている選択されたメモリセル
か“1“データを記憶、している第2のビット線2BL
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より低
くなる。 したかって、前述した理由でリートマージンか上がるた
め、データ検知は遅くならない゛。 第37図(23)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“目”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線1B
Lから第2のダミービット線DBL2に電流が流れるか
、第2のビット線2BLと第1のダミービット線DBL
1からは第2のダミービット線DBL2に直接電流は流
れない。この結果、第1のピント線IBLの電位は、第
1のダミービット線DBLIの電位より低くなる。した
がって、前述した理由てリードマージンの無い方向に働
く。第2のビット線2BLの電位は第1のダミービット
線DBLIの電位と等しく、データ検知は遅くならない
。 第1のピッ)・線1. B Lに接続されている選択さ
れたメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されて
いる選択されたメモリセルとか、兵に“1“データを記
憶している場合について考える。この場合、第1のビッ
ト線IBLは、第1のダミービット線DBLIから電流
が流れるが、第2のビット線2BLと第2のダミービッ
ト線DBL2には第1のダミービット線DBLIから直
接電流は流れない。この結果、第1のビット線IBLの
電位は、第2のダミービット1DBL2の電位よりも高
くなる。したかって、前述した理由でリードマシンの無
い方向に働く。第2のビット線2BLの電位は第2のダ
ミービット線DBL2の電位と等しく、データ検知は遅
くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線1BLに第2のビット線2BLと第1の
タミービット線DBL1から電流か流れ、第2のダミー
ビット線DEL2には、第2のビット線2BLと第1の
ダミービット線DBLI線から直接電流は流れない。こ
の結果、接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している第〕のビット線1BLの電位は、
第2のダミービット線DBL2の電位より高くなる。し
たかって、前述した理由でリードマージンの無い方向に
働く。第2のビット線2BLと第1のダミービット線D
BLIから第1のビット線IBLに電流か流れる。この
結果、接続されている選択されたメモリセルが“0″デ
ータを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第
1のダミービット線DBLIの電位と等しく、この場合
、データ検知は遅くならない。 第1のピント線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“O“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DBL2に電流か流れ、第1のダミー
ビット線DBLIからは第2のビット線2BLと第のダ
ミービット線DBL2に電流は流れない。この結果、接
続されている選択されたメモリセルか“0″データを記
憶している第1のビット線1BLの電位は、第1のダミ
ービット線DBL 1の電位より低くなる。したかって
、前述した理由でリードマージンの無いh゛向に働く。 また、第2のビット線2BLと第2のダミービット線D
BL2は、第1のビット線IBLから電流か流れる。こ
の結果、接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを:2怪している第2のビット線2BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、この
場合、データ検知は遅くならない。 以上をまとめると、データがどのようになっていてもデ
ータ検知か遅くならないのは第37図(1)、(2)、
(6)、(15)、(16)の各場合である。 すなわち、第′37図(1)においては、第1のビット
線IBLは、第2のビット線”BL、第1のダミービッ
ト線DBL1)第2のダミービット線DBL2とイコラ
イズされ、第2のビット線2BLは、第1のビット線I
BL、第1のダミービット線、第2のダミービット線と
イコライズされ、第1のダミービット線DBL 1は、
第1)第2のビット線〕BL、2BL、第2のタミービ
ット1jDBL2とイコライズされ、気2のダミービッ
ト線DBL2は、免1)朶2のビット線1. B L、
2BL、第1のダミービット線f)BLlとイコライズ
されている。しかしなから、第37図(1)のように、
第1)第2のビット線IBL、2BL、第1)第2のダ
ミービット線DBLI、DBL2を・V等にイコライズ
する必汝はない。イコライズ方法により、データ検知の
速度に差か出る。実際上はイコライズ時間を十分にとれ
ば各ビット線ごとの電位差か非常に小さいため、上記の
ようなイコライスh″法の違いによる差は現れIよいか
高速動作を求めるためにイコライズ時間を短くする必要
かあり、上記のようにイコライズ方法の違いによる差が
現れるため、イコライズ方性は、(1,)、(2)、(
6)、(15)、(16)の方式にしておく二とか望ま
しい。これらの各場合のように、イコライスするための
経路を減らしたとしても、第37図(1)の場合と等し
いマージンか確保できる。パターン占有面積に制約があ
り、イコライスするためのトランジスタの数を少なくし
たい時にち有効である。また、上記以外にもイコライズ
方法は、考えられるか、動作原理は、向様である。 また、トランジスタQ16)Q17)Q 200、Q]
6′、Q17′、Q200の組とQ12)Q14)Q2
01)Q12’、Q14’Q2(’)l’の組の両h゛
か、第37図(1)、(2)、(6)、(15)、(1
6)のいずれかの方式をとる必要はない。上記組のいず
れか一方のみに通用してもよく、また各組に第37図(
1,)、(2)、(6)、(15)、(1B)のうち異
なる方式を上記組で、組み合わせて使用して良い。 次に、本発明にかかる記憶装置をマスクプログラマブル
ROM il:適用した丈施例について説明する。 マスクプログラマブルROMは、ウェーハ製造工程中に
マスクを用いて情報を書き込むようにしたものである。 一般に、このマスクプログラマブルROMはメモリセル
アレイの回路+1によってノア型とナンド型とに分類さ
れる。ノア型は高速動作に適しているか、チップサイズ
か大きくなってしまうという短所がある。−ノj1ナン
ド型はチップサイズか比較的小さくて済むという長所か
あり、メモリ容量がメガビット級の犬容童になるにつれ
て、歩留まりやコストの関係上でチップサイズを小さく
する必要性が高まり、ナンド型の採用が多くなっている
。 従来のナンド型ROMのメモリセルアレイの一部につい
て、チップ上の平面!<ターンを第38図に、回路を第
39図に示す。第38図および第39図において、2列
のトランジスタ列の間に共通に1本のビット線Bl、を
設け、各トランジスタ列のナンド束(トランジスタT1
〜Tn)を選択用トランジスタとして、1f固のエンハ
ンスメント型(E型)トランジスタT と1個のデイプ
レッション型(D型)のトランジスタT ′ とを直列
接続し、各ナンド束に2本の選択用ワード線WL %
WL ’ を接続している。この場合、ビS ット線BLの両側のトランジスタ列における各ナンド束
の選択用トランジスタは、互いに対応するトランジスタ
の動作特性(上記E型とD型)か異なるようにされてい
る。従って、ある記tεセルを選択してそのデータを読
み出す場合、この記憶セルか属するナンド束における2
個のナンド選択用トランジスタのうち、D型トランジス
タT ′に対応するワード線WL ’ を接地電位、
E型トランジスタT に対応するワード線WL を電
源電S 位Vcc(例えば5V)にし、メモリセルトランジスタ
T1〜T、のうちの非選択なものにそれぞれ対応するワ
ード線WL・・・を電源電位VCCにし、選択されるメ
モリセルトランジスタのケート電極のワード線WLを接
地電位にする。すると、選択されたナンド束の選択され
たセルトランジスタ(例えばT、)のオンまたはオフ状
態に応じたデータかビット線BLに現われる。 メモリセルトランジスタは、記憶情報か“0“または“
1“に対応じてD型またはE型のトランジスタて作られ
ているため、ケートに電R電位VCCが印加される非選
択のセルトランジスタはすへてオンするか、ゲートに接
地電位が印加される選択されたセルトランジスタかE型
であればオフし、D型ならばオンする。このようなオン
、オフを検出してデータを読出しか行われる。 なお、選択されたナンド束に対応する隣りのトランジス
タ列のナンド束は、2個のナンド還択用トランジスタ列
のうちのE型トランジスタがオフになるので、このナン
ド束からビット線BLにデータか読出されることはない
。 第38図に示すパターンにおいては、ビット線BLとナ
ンド束トランジスタ列の一端とのコンタクト部32か設
けられており、斜線部分はD型トランジスタT ′のゲ
ート、チャネル鎮域を示している。 上記第38図、第39図の構成においては、2列のトラ
ンジスタ列に対して1本のビット線を設けるので、ビッ
ト線の本数を減少させることかでき、ビット線配線帆方
向のチップサイズの縮小化か可能である。このような長
所のため、現n[最も普及している。 第1図に示した本発明にかかるメモリセルを二のような
マスクROMにおきかえた場合を考える。 メモリセルからの読み出し電tnV INの電位か“1
″レヘルとなるのはEタイプのメモリセルを選んた時て
あり、“0”レベルとなるのは、Dタイプのメモリセル
を遼んだ時である。この″0″レベルで最も電位が高く
なるのは、ナンド束中にDタイプのメモリセルか1個の
み存在する場合である。 一般に、低い電源電圧でも動作することか半導体装置に
おいては望ましいか、第1図に示した本発明にかかる半
導体メモリにおいては、電源電圧VCCを下げていくと
信号Aと信号Bの電位差か小さくtよっていくとともに
、信号A、Bと電源電圧vceとの差も小さくなる。後
者の差が第2図に示されたトランジスタS5.S6の閾
電圧よりも小さくなれば、トラン・ン′スタS5.S6
は、t7L、動作しなくなる。前述したように、ZR雷
電圧低下していくのに伴って信号Bと電源電圧VCCと
の電位差が小さくなっていく速さはVBよりVR2の電
位か低いものはと速い。このようにVINの電位はVR
2よりも低い方か良く、畠くなると電イスマージンか狭
まるという問題か坐することになる。このためダミーセ
ルにおけるVR2の電位については、本体の“0”レベ
ル中量も高い電位であるメモリナンド束中にDタイプの
メモリセルが1個の時の電位と等しくなることか好まし
い。 第40図に示す本発明の第12の実施例は、上記の事情
に基づいてなされたもので、第1図の回路構成をナンド
型マスクROMを適用できるようにすることを目的とし
て構成されたものである。 第1図に示したダミーセルに対応するものとして、ダミ
ーセルナンド束DMBI〜n DMBn+1〜n+n
か用いられる。ダミーセルナンド束DMBIは共通のダ
ミービット線に接続されリファレンスカラムゲートRG
Iに接続される。ダミーセルナンド束D M B nは
、jL通のダミーセルビット線に接続されリファレンス
カラムケートRGnに接続される。リファレンス力ラム
ヶ−1・RGI〜RGnの反対側は共通に接続され負荷
トランジスタL2に接続され、リファレンス電f立VR
Iを作る。ダミーセルナンド束DM81〜nは第41図
に示すようにfg或される。それぞれのダミーセルナン
ド束中のダミーメモリセルトランジスタはすべてE型で
ある。このダミーセルナンド束1〜nは選択されたメモ
リセルかE型トランジスタの場合の本体ナンド束と”9
価である。またワード線WL、WL’ との接続は従来
の茄S S 39図と同様となっている。 このような構成では、メモリセル及びダミーセル、さら
に、本体側ビット線、ダミービット線の電源ノイズによ
る影響は等しいものとなっているので、Eタイプのメモ
リセルか選択された時のVINの電位とVRIの電位は
、電源ノイズがある場合でも等しくなる。 第42図はn−8の場合のダミーセルナンド束DMBI
〜nの1つを示したもので、8個のE型トランジスタか
直列接続されている。第43図はn=8の場合のワード
線WLI〜WL8を選択するためのデコーダ、第45図
はリファレンスデコーダ〕5の一実施例を示している。 第43図の回路はナンド回路であり、ワード線WL]〜
WL8に対応じて8個設けられている。第44図に示す
ように、P、 Q、 Rへの入力が各ワード線に対
して冗ならせたアドレス入力Ao〜A2の組み合わせか
らなり、たた−本のワード線か選択され“0”レベルと
tよる。他の7本のワード線か非選択の“1”レベルと
なるようになっている。気45図は、リファレンスデコ
ーダの一例を示す。 この回路はナンド回路とインバータからなっている。第
46図に示すようにA。〜A2を組合わせたアドレス入
力により、たた1つのリファレンスカラムケートが選択
されオンするようになっている。第43図から第46図
までから分るように、WLIか選択されるとRGI、W
L8か選択された時はRG8かそれぞれ選択されるよう
になっている。 これに対し、ダミーセルナンド束DMBn+1〜DMB
n+nは第47図に示すように構成される。それぞれの
ダミーセルナンド束は、たた1つのD型トランジスタを
含む。残りのダミーセルトランジスタはE型である。す
なわち、ダミーセルナンド束DMBn+1では、ワード
線WLIに接続されているメモリセルのみがD型であり
、ダミーセルナンド束DMBn+2ではワード線WL2
に接続されているダミーメモリセルのみかD型であり、
同様にダミーセルナンド束DMBn+nはワードmWL
nに接続されているメモリセルのみがD型となっている
。そして40図から明らかなように、ダミーセルナンド
束D〜iBn+1は共通のダミービット線に接続され、
リファレンスカラムゲートRGn+1に接続される。ま
た、ダミーセルナンド束DMBn+nは共通のダミービ
ット線に接続され、リファレンスカラムゲートRGn+
nに接続される。リファレンスカラムケートRGn+1
〜RGn+nの反対側はJl、通に接続され、リファレ
ンス電位VR2を作る。 このような構成で、例えばワード線WL1か選択される
と、リファレンスデコーダにより、RGn+1かオンす
るように選択され、ダミーセルナンド束n−tlのWL
Iに接続されたD型のダミーセルからリファレンス電位
VR2か作られる。 同様に、ワード線WLnか選択されるとリファレンスデ
コーダによりリファレンスカラムケートRGn+nか選
択され、ダミーセルナンド束D〜IB n + nの、
ワード線WLnに接続されたD型のダミーセルからリフ
ァレンス電fMVR2が作られる。 このような構成により、メモリセルアレイ中にダミーセ
ルを作ることができ、また、ダミーセルナンド束中のD
uメモリセルはたた1個のみζこすることかできる。 また、このように構成することで、ダミーセルもワード
線Wしてコン!・ロールされるt二め、vR2の電位は
V1〜の”O”レベルの電位よりも低くなることはない
。 このように、この実施例では、ナンド型マスクROMに
おいても、電源マージンか広く、シかも高速で電源ノイ
ズに強い半導体メモリを提供することかできる。 メモリセルアレイ中に不良のメモリセルか存在した場合
、この不良のメモリセルの代りに使用される予備のメモ
リセルを備えた半導体メモリか知られている。 次にこのような予備のメモリセルを有した、半導体メモ
リに本発明を適用した失施例について説明する。 第48図は、例えばデータ書換え可能なイ(r+発性半
導体メモリ(以下’EFROMと記す)の一般的な構成
を示しており、21は行アドレスバッファ凹路、22は
行デコーダ回路、23はメモリセルアレイ、24は列ア
ドレス・バッファ回路、25は列デコーダ、26はカラ
ムゲートトランジスタ、27はアドレス変化検出(AT
D)回路、28はセンス・アンプ回路、29は田カハッ
フ7回路、30は冗長四路及び予備デコーダロ路、31
は予備メモリセルアレイである。 外部から行アドレス信号AO〜A1か入力される行デコ
ーダ22によりワード!!i!WLO〜WLmのうちの
一本か選ばれ、外部からの列アドレス入力信号B[Ll
−Bjか入力される列デコーダ25によりビット線BL
O〜BLnのうちの一本か選ばれる。選択されたワード
♀をとビット線の交点に置かれたメモリセルか選択され
る。 このメモリでルのデータは、センスアンプにより検出、
地部され出力ハノファ回路を通して、チップ外部へと出
力される。 第48図のセンス・アンプ回路28は、第1図及び、第
2図に5己載の構成とブよっており、アドレスの変化を
検知するATD回路27の出力1.、、号ψにより、ビ
ット線のイコライズとプリチャー;動作が行lよりれて
いる。 第50図は、冗長回路30の回路図である。 ここで51〜60はエンハンスメント型MO8トランジ
スタ、61は電源端子、62〜64゜81はインバータ
、65〜66はナンド回路、70〜72はヒユーズであ
る。 ヒユーズ70を切ると、第48図で示す冗長回路および
予備デコーダ回路30が使用可能になる。 ヒユーズ71〜72を選択的に切ることにより、不良の
メモリセルに対応じたアドレスが入力されたとき、予備
行デコーダにより、−本の予備ワード線が選択される。 同時に通常使用の行デコーダによるワード線の選択がや
められる。 セルアレイ内に不良のメモリセルか存在し、このメモリ
セルに対応するアドレスが入力された場合、そのアドレ
スが入力されている間、不良のメモリセルを含む行線の
使用を禁止するため、予備デコーダの成立を検出する信
号(EWS)により、信号SPEが論理“0″になる。 信号SPEが論理“0”にされることによって、全ての
ワード線が非選択になる。この時予備のワード線(RW
L)が選択され、予備のメモリセルが選ばれる。 しかし、このようにr備メモリセルかせ選ばれる場合、
外部から入力されるアドレス1占号の変化は、アドレス
バッファ回路2]−冗長回路及びr備デコーダ回路30
を介して伝達され、r・備メモリセルか選択される。一
方、このアドレス信号の変化は、アドレスバッファ回路
21から行デコーダ22へも伝えられる。行デコーダ2
2は、冗長回路及び予備デコーダ回路30から信号SP
Eにより、制御される。すなわち、行デコーダは、アド
レスバッファ回路21と、冗長回路及び予備デコーダ回
路30の2つの回路を経由して出力される信号で制御さ
れるため、アドレスバッファ回路21と、行デコーダ2
2の2つの回路を経由したワード線の駆動信号も出力さ
れる。つまり、冗長回路及び予備デコーダ回路30から
の信号SPEか完全に論理“Uoになるまで、行デコー
ダ22により選択されワード線は論理“1“になってい
る。すなわち通常使用のワード線の使用か禁止されるま
での間は、不良のメモリセルを含むワード線も選択され
るため、不良メモリセルも選択されてしまう。 このため不良メモリセルが選択される口、(1)f篩の
ワード線により選択されたT’ (+iメモリセルと、
ワード線により選択された不良のメモリセルの2つか選
択されてしまう事になる。 このような冗長回路を使用した場合、第1図及び第2図
の本発明のセンスアンプを用いると、以下の様な場合に
問題点がある事か判った。 このような予備メモリセルを有した+4体メモリにおい
ては、1本のワード線に接続される複数のメモリセルの
うちの1つのメモリセルか不良であっても、2本のワー
ド線の代わりに予備のワード線を使用することによって
、不良のメモリセルの代わりに予備のメモリセルを使用
する。このため、不良のメモリセルか含まれるワード線
に関する不良のメモリセルも′f−(Rのメモリセルに
置きかえられる。例えば第1図のEFROMの場合、不
良のメモリセルか含まれるワード線の良のメモリセルに
太しては、データが書き込まれないため、メモリセルの
浮遊ケートに電子が注入されていtよい。 予備のワード線に接続された予備のメモリセルの/V遊
ケートに電子が注入されており、この予備のワード線に
置きかえられた不良のメモリセルか含まれるワード線に
よって接続されたメモリセルに電子か注入されていない
場合、選択された予備メモリセルのデータを読む速度か
遅くなる問題かおこった。 上記の様に予備メモリセルを使用した場合、ビット線B
Lには選択された1ftiケートに電子か注入された予
備メモリセルの他に、li遊ゲートに電子か注入されて
いないメモリセルMmも接続されている。このメモリセ
ルMmのケートには、動作不良を起こしているメモリセ
ルを含むワード線WLか接続されており、このワード線
WLは、前赴の通り、−時的に選択される。このワード
線WLは、3nsの間選択されていることか分った。こ
のため、このメモリセルM mは、3nsの間オン状態
となっている。 この期間ビット線BLは上記メモリセルMmにより放電
される。 結果として、第2図の第1のセンスアンプの出力Aは、
“0′データの記憶された予備メモリセルを選択してい
るにもかかわらず論理“1″レベルへと変化するため、
第3のセンスアンプから、“1”データのメモリセルデ
ータに対応する論理“0”レベルの出力1.、i号りか
出力される。 3 n5eC経過すると、メモリセルkimOによるビ
ット線BLの放電はなくなり、ビット線BLの電位は、
第1のダミービット線と回し電位まで充電される結果、
第1のセンスアンプのPチャネルトランジスタSl、S
2は非導通状態となる。ノドN2の電位がほぼNチャネ
ルトランジスタの閾値電圧であるためVSSとPチャネ
ルトランジスタS1の間に接続されているNチャネルト
ランジスタによるノードN2の放電スピードは遅<、m
lのセンスアンプの出力信号Aは、例えば2 On5c
c後に論理“1”から論理“0”へと変化する。 このため、“O“データの検知スピードは20ns程度
遅れてしまっていた。 本実施例は上記の事情により予備メモリでルか選択され
た場合でも、高速動作OJ能な半導体メモリを提供する
ことを目的としてなされたものである。 第49図は従来のアドレス・\ッファ回路21及びAT
D回路27を示す。 第49図(a)に示すアドレスバッファ回路およびAT
D回路において、A1はアドレス入力、CEは外部から
のチップイネーブル信号(あるいはチップ選択信号)に
応答してチップイネーブルバッファ回路(図示せず)に
より生成された集積回路チップを動作状態にしたり待機
状態にするための内部チップイネーブル信号、VCeは
電、1曳電餘、VSSは接地電餘である。A1入力およ
び信号CEは、アドレスバッファ回路における二入力の
ノアゲートNRIに入力され、このノアケートNRIの
出力側には、三段のインハータエ1〜I3が接続され、
また、このインバータ11の出力側には、三段のインバ
ータII’ 〜■3′が接続されている。インバータ1
2.13の出力およびインバータ12’、13’の出力
は、ATD回路27に入力される。 第49図(a)のATD回路においては、インバータI
3の出力A1かインハータエ4に入力され、このインバ
ータI4の出力側に、ケートにV CC電位が与えられ
たNチャネルトランジスタとゲートにVss’N位か与
えられたPチャネルトランジスタとが並列に接続されて
なる転送ケートTGIを介して二段のインバータI5)
I6が接続されている。転送ケートTGIの出力ノート
には、容量cP1及び容1cN1か接続されている。 容量cP1は、ソース・ドレインにV cc’%位が与
えられたPチャネルトランジスタからなり、ケートがT
GIの出力ノートに接続される。容量CN]はドレイン
・ソースにVSS電位が与えられたNチャネルトランジ
スタらムリゲートがTGlの出力ノードに接続される。 さらに、TGlの出力ノードには、vcc電位との間に
PチャネルトランンスタP1か接続され、このトランジ
スタP1のゲートにインバータI3の出力A1か入力さ
れてぃそして、インバータ16の出力は、ソースがVS
S電位に接続されたNチャネルトランジスタNコのゲー
トに接続され、二〇NチャネルトランジスタN1のトレ
インはケートがインバータ12’の出力に接続されたN
チャネルトランニスタN2のソースが接続されている。 また、インバータ13′の出力Aiかイン・\りI4’
に入力され、このインバータ14′の出力側に、ゲー
トにVCe電位か与えあれt:Nチャネルトランジスタ
とノr−トにVss電陵か与えふれたPチャネルトラン
ジスタとが並列に接続されてfiる転送ケートTG1′
を介して二段のインバータ+5’ 16’か接続さ
れている。転送ケートTGI’ の出力ノードには容量
CPI’ 及び容量CN1’か接続される。容量CPI
’ はソース・ドレインにVccWs(立か与えられた
Pチャネルトランジスタからなり、ケートがT01′の
出力ノートに接続される。容量cN1’ はトレイン
・ソースにV 5sTX位か与えられたNチャネルトラ
ンシス夕からなり、ケートかTGI’の出力ノートに接
続される。さらにTG 1’ の出力ノードには、VC
Q電位との間にPチャネルトランジスタPI’が接続さ
れ、このトランジスタPI’のケートにインバータI3
’の出力A1か入力されている。 そして、インバータ16’の出力は、ソースかVSS電
位に接続されたNチャネルトランジスタN1′のゲート
に接続され、このNチャネルトランジスタNl’ のド
レインはゲートかインバータI2の出力に接続されたN
チャネルトランジスタN2’のソースか接続されている
。NチャネルトランジスタN2’ およびNチャネルト
ランジスタN2の各トレインは相互に接続されており、
この接続点(ノードNDI)にはインバータI8の入力
端が接続されると共に、ソースがVCCに接続されゲー
トに信号CEか入力されるPチャネルトランジスフI7
のドレインが接続されている。 さらにノートNDIには、Nチャネルトランジスタ17
’ のドレインが接続され、このトランジスタ17’の
ケートは、信号CEが入力され、ソスは接地される。 !よお、インバータI4からNチャネルトラシ。 スフN1まての回路、およびインバータ14’ からN
チャネルトランジスタNl’ までの回路は、それぞれ
所定の遅延時間を有する遅延回路Tを形成している。 第49図(a、 )のアドレスバッファ回路およびAT
D回路において、信号CEが論理“O”となりチップか
選択状態(動作状態)になると、ノードNDIが1#に
なる。この時、アドレス入力Aiか変化すると、Nチャ
ネルトランジスタN2” またはNチャネルトランジス
タN2の対応するものかオンになり、ノードNDIか論
理“O”になる。この後、遅延回路Tの所定遅延時間後
に、NチャネルトランジスタNV またはNチャネルト
ランジスタN1の対応するものかオフにtより、ノード
ND1が再び論理“1′になる。このためインバータI
9から所定のパルス幅をh゛する論理“0“の信号AT
D iか出力される。各アドレス入力にそれぞれ対応じ
て設けられる第49図(a)のアドレスバッファ回路お
よびA T D回路からの信号ATD iは、それぞれ
第49図(b)に不すナンド回路に入力される。 このナンド回路の出力信号ATDは、第49図(b)に
示すインバータ4段で、波形整形・増幅され、その出力
信号φはセンス回路のブリチャジトランジスタ及びイコ
ライストランシスフのケートに入力される。 第51図は本光明の第13の実施例を下す。第49[u
)a)にホす。従来回路の溝底との違いは、インバータ
■4の出力側にケートにV cc’4位か与えられt二
Nチャネルトランジスタとケート1こVSS電位か与え
られたPチャネルトランジスタとか並列に接続されてな
る転送ケートTG2と、ケートに信号RDDか入力され
たNチャネルトラン/スフとケートに信号RDDか入力
されたPチャネルトランジスタとが並列に接続されてな
る転送ゲトTG3とか、並列に接続されている点である
。 インバータI’4の出力にも同様に、TG2’ と転送
ゲー)TG3に対応するTG3’ とが並列に接続され
ている。 信号RDDか論理“1゛で、信号RDDか論理“0″の
時、転送ケートTG3はONL、TG2とTG3を並列
につないた合成された導通抵抗と従来のTGIの導通抵
抗とは回しになる様設定しておく。同様に転送ゲートT
G3’かONしたHlのTG2’ とTG3’ を並列
にっないた合成された導通抵抗と従来のTGI’ の導
通抵抗も間しになる様設定しておく。 第52園は1≦号RDDとRDDを出力する冗長回路で
あり、第50図と同り一構成要素には同じ番号を付しで
ある。 インバータ62の出力信号を、インバータInAでうけ
、その出力信号をRDDとし、RDDをインバータIn
Bてうけ、その出力信号をRDDとする。 このような実施例の動作について以下に説明する。 予備メモリセルを使用していない場合はノーFAAは、
ヒユースフ0によって電源VSSにっtかっており、論
理”D“とt6つている。したかって、ノードBBは論
理“1”、ノーFCCは論理“0“となり、信号RDD
は論理“1″ となり、信号RDDは、“0“とデムる
。 この論理“1′の信号RDDと論理“O”の信号RDD
をうけ第51図の転送ゲートTG3とTG3’ は導通
する。 前述の通り、イコライズ時間を決めている信号φのパル
ス幅は、遅延回路Tによって決まっている。このため、
予備メモリセルを使用していない場合のパルス幅は、従
来回路のパルス幅と同じである。 次に予備メモリセルを使用した場合についてのべる。 予備メモリセルを使用する場合は、ヒユースフ0を切る
。電源が投入された時、電源Vccにつながれたキャパ
シタ51によりノーFAAの電位は上がり、次段のイン
バータを反転させ、ノートBBは論理“0“となる。ノ
ードBBの“O”を受け、トランジスタ52かオンし、
ノートAAは電源VCCに接続され論理“1”か安定し
て保持される。ノーFCCは論理“1”となり、信号R
DDは論理“0“になり、色号RDDは論理“1″にな
る。 この信号RDDと76号RDDを受は第51図の転送ゲ
ートTG3とTG3’ は非導通状態となり、遅延時間
TはT−5メモリセルを使用しないn+fよりも長くな
る。 例えばTG3とTG3’ とか非導通状態の時、遅延回
路Tにおける遅延時間か3nsec長くなるように、T
G2.TG2’ 、TF3’のそれぞれの導通抵抗を決
めれば、イコライズ信号φのパルス幅は3ns長くなる
。 これにより、予備のメモリセルが選択され、予備のメモ
リセルからデータを読み出す時、ビット線BL、ダミー
ビット線DBLI、DBL2のプリチャージ及びイコラ
イズされる時間か3nscc長くなり、不良のメモリセ
ルか接続される行線か、論理“〕”となり信号SPHに
よって論理“0“とされる3 n5ecの間プリチャー
ジ、及びイコライズか続1すられる。二〇tこめ、イコ
ライズ未冬了時(こ前述の様な誤動作を起こす事はない
。 上記の実施は、第51図に示したATD回路を利用して
、予備メモリセルを使用した時、信号φのパルス幅を長
くしたが、第49図(b)を利用しても、信号φのパル
ス幅を長くすることができる。この例を、第53図を用
いて説明する。 第53図は従来の第49図(b)の信号ATDを受けて
イコライズパルス信号φを形成するインバータ4段のう
ちの、2段目と3段目のインバータを改良している。 2段目のインバータIN2のNチャネル型トランジスフ
Trllのソースと接地との間に導通抵抗の大きいNチ
ャネル型トランジスフT r 1.2と導通抵抗の小さ
いNチャネル型トランジスフTr13とを並列に接続し
である。 また3段目インバータ4段3のPチャネル型トランジス
フT「14のソースと電RVcCとの間に導通抵抗の大
きいPチャネル型トランンスフTr15と導通抵抗の小
さいPチャネル型トランジスフTr16とを並列に接続
しである。 上記、Nチャネル型トランジスフT r ] 3のケー
トには信号RDDか入力され、Pチャネル型トランジス
フTr16のメr−トには(、、i号RDDか入力され
る。Nチャネル型トランジスフT「12のゲートは、1
段目のインバータINIの出力に接続され、Pチャネル
型トランジスフT r 1.5のケートはインバータI
N2の出力に接続される。 以下上記回路の動作について説明する。 予備メモリセルを使用する場合について老える。 この場合、前述の通り信号RDDは、論理“0”となっ
ており、信号RDDは論理“1”となっている。したか
ってトランジスタTrlBとトランジスタTr16はオ
フする。 このため、インバータIN2のゲート入力が、論理“O
”から論理“1゛へ変化する時、インバータIN2の出
力は、トランジスタT r 1.1と、トランジスタT
r12を介してh文屯される。 また、インバータIN3のゲート入ツノか、論理“〕”
から論理“0”へ変化するB:i1インハータIN3の
出力は、トランジスタTr15と、トランジスタTr
14を介して充電される。 インバータIN2の出力は、導通抵抗の大きいトランジ
スタTr12を通して放電されるため、この放電速度は
、予備メモリセルを使用しない信号RDDが論理″1′
のトランジスタTr13がオンしている時のインバータ
IN2の出力をトランジスタTr12とTr13とで放
電するよりも、インバータIN2の出力の放電速度は遅
い。 すなわち、トランジスタT「11)トランジスタTr1
2.トランジスタTrlBを介して、インバータIN2
の出力を放電する方か、トランジスタTrll、トラン
ジスタTr12のみを介して、インバータIN2の出力
を放電するよりも速い。 同様に、トランジスタTr 14)トランジスタTr1
.5.)ランジスフTr 16を介してインバータIN
3の出力を充電する方がトランジスタTr14)トラン
ジスタTr15のみを介してインバータIN3の出力を
充電するよりも速い。 インバータIN2の出力の放電速度とインバータIN3
の出力の充電速度との和か、予病メモリセルを使用する
時か、使用しない時よりも3ns遅くなるよう1こ、ト
ランジスタTrll Tr12Tr13.Tr14.
Tr15)Tr16の導通抵抗を設定すればよい。 したがって第51図に示した実施例と同様にパルス幅φ
を、予備メモリセルを使う時に、使わtい時より長くで
きるため、誤動作を起こすことはない。 予備メモリセルを使う時と、使わない叶て、パルスf≦
号φのパルス幅を変化させたか、これは、パルス(!号
φに限らず、他のタイミングパルスのパルス幅を変化さ
せることも可能である。すtよりち、予備メモリセルを
使用した口4に、各タイミングパルスのパルス幅か最適
にlよるように、各パルス幅を任意に決めることかてき
るのて、子61メモJセルを使用した場合ても予隔メモ
リセル選択の信号経路に合わせ、タイミンクパルスを最
適に設定するので、読み出し速度を速められる。 〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、メモリセルの記憶状態
に応じた第1および第2の2種類のタミーセルを設け、
メモリセルの記憶状態とダミーでルの記憶状態を比較す
ることによりメモリセルの記憶データを検出するように
しているので、必要なメモリセルの数が少なくて良く、
高集積度のメモリ装置を提供することができる。 第]のダミービット線に微小電流を流す二とにより、浮
遊状態になることをμh止でき、誤動作を肋+1..x
てきる。 J−り手段を設けた場合にはビット線とダミービット線
との電位の関係が適切化され、センス動作が高速化し、
マージンか拡大される。 イコライズ手段を設けた場合、ビット線、ダミービット
線の電位を等しくし、動作を安定化させることかできる
。 プリチャージ手段を設けた場合にはイコライズ終了時に
イコライズ信号の変化によるビット線およびダミービッ
ト線の電位変動を防止することかてき、課動作の発生を
防止することかできる。 1ビット分のデータを2つのメモリセルで記t=し、そ
れぞれについて2つの状態のダミーセルでデータを取り
出すようにすることにより、商運のデータ検出カーI″
IJ能で、また、イコライスを適切に行うことによりさ
らに高速動作かrII能となる。 プログラムベリファイリートロチに第2のビット線の出
力電圧を通常のり−ト時よりも高く設定し、専用のセン
スアンプを用いることにより書き込みり、lfにメモリ
セルに注入される電子量を地側させ、電圧マージンを拡
大することか可能となる。 メモリセルの浮遊ケートに電子か注入されていなメモリ
セルに流れる電流より、第2のダミービット線に流れる
電流か少なくすることにより、第2のセンスアンプの出
力か“0”と“1”の中間電位に達するのか速くなり、
データ検出速度か向上する。 電源電圧よりも所定値たけ低い電圧を出力する電圧低ド
回路と、ドレインか第1のダミーセルのドレインに接続
され、ケートか電圧低F回路の出力に接続された、6遊
’r−hに電子が注入されないメモリセルと等イ曲な状
態にある第3のダミーセルを設けることにより、動作か
さらに高速化される。 メモリセルかバイナリデータの“0゛あるいは“1°を
ガラスマスクにパターン化することにより、第1の観点
による装置と同様のマスクROMを得ることかできる。 メモリセルをMOSトランジスタかデプレッション型か
エンハンスメント型かでデータを記憶する不揮発性メモ
リセルて構成し、ダミーセルをナンド東トランジスタ列
で構成することにより、不揮発性半導体メモリ装置を得
ることかできる。 メモリセルアレイに予備メモリセルか併設され、不良セ
ルがある場合にはビット線とダミービット線をイコライ
スするイコライズ時間を通常より長くすることにより、
動作不良を起こしている行線か確実に非選択になり、誤
動作を起こすnJ能性か減少する。 イコライズ時間の延長を適用することにより、誤動作発
生の可能性か減少する。 4)
メモリ装置について、第54図を参照して説明する。こ
れは同一構成の二つのメモリセルアレイを備え、一対の
セルを同時に動作させて読み出すものであり、浮遊ゲー
ト型MO3FETをメモリセルとしてマトリクス状に配
置したEFROMである。浮遊ゲート型MO3FETか
ら成るメモリセルTll、T12.・・・、Tmn及び
メモリセルTT11.TT12.−.TTmnは、二進
データのいずれか一方を記憶するものであり、1ビット
分のデータを記憶するのに、例えばメモリセルTllと
TTll、T12とTT12というように二つのメモリ
セルを1組として用いている。 このそれぞれの同一行に属するメモリセルのゲートはワ
ード線WL1.WL2.−.WLmに接続され、各列に
属するメモリセルのドレインはビット線BLI、BL2
.・・・、BLn又はビット線BBLI、BBL2.=
・、BBLnに接続されている。そしてそれぞれのメモ
リセルの選択は列デコーダ4及び行デコーダ5によって
行われる。列デコーダ4は、カラムゲートトランジスタ
CGI、CG2.−−−、CGn及びカラムゲートトラ
ンジスタCCGI、CCG2. ・−、CCGnを選択
的に駆動することによりビット線を選択する。 トランジスタQ2及びQ4はこれらのビット線BL及び
BBLをそれぞれ充電するもので、トランジスタQ3及
びQ6はビット線BLおよびBBLを接続することで等
電位にするものであり(以下イコライズと称する)、い
ずれもパルス信号φが論理“1”のときに動作する。ト
ランジスタQ1及びQ5は、トランジスタQ2及びQ4
によって充電されたビット線BL又はビット線BBLの
電位が、リーク電流等によって低下しないように補償す
るべく所定の電流を流して充電するものである。 トランジスタQ7.Q8.Q9及びQ10は、メモリセ
ルのドレイン電圧の上昇を抑えて一定のレベル以上にな
らないようにして、メモリセルの信頼性を上げるための
ものである。 またセンスアンプ10は、それぞれ電圧VIN1.。 VIN2として与えられるビット線BLおよびビット線
BBLの電位の変化を比較することによってメモリセル
に記憶されたデータを検出し、信号りとして図示されて
いない外部機器に出力するものである。 このような構成を有したメモリ装置において、メモリセ
ルに記憶されたデータをセンスアンプ10が読み出す動
作について説明する。 メモリセルにおけるデータの記憶は、浮遊ゲートに電子
が注入されているか否かによって行われる。浮遊ゲート
に電子が注入されているものはゲートに論理“1”レベ
ルの信号が与えられてもオフ状態を維持し、注入されて
いないものはオン状態となる。そして−組のメモリセル
は、例えば−方のメモリセルTllの浮遊ゲートに電子
が注入されていれば他方のメモリセルTTIIには電子
が注入されていないという互いに反対状態になっている
関係にある。 行デコーダ5によって例えばワード線WLIが所定の電
位になり、列デコーダ4によってカラムゲートトランジ
スタCGI及びカラムゲートトランジスタCCGIが導
通状態になり、−組の例えばメモリセルTll及びTT
llが選択される。 このようにして選択されたメモリセルTll及びTTI
Iに記憶されているデータを、センスアンプ10によっ
て読取る。この読取り動作は、以下のように行うことに
よって動作速度を速めており、第55図を用いて説明す
る。 プリチャージ用トランジスタQ2.Q4及びイコライズ
用トランジスタQ3.Q6のそれぞれのゲートにレベル
“1°のイコライズ信号φが印加されて導通し、ビット
線BL及びBBLがプリチャージ及びイコライズされる
。これによりイコライズ信号φのレベルが“1”である
間(期間t11)、ビット線BLの電位V INIとビ
ット線BBLの電位V IN2は共に等しい電位に充電
される。 この後、イコライズ信号φのレベルが0#になると(期
間t12)、プリチャージ用トランジスタQ2.Q4及
びイコライズ用トランジスタQ3.Q6は非導通状態と
なり、ビット線BL及びBBLの電位は、それぞれメモ
リセルTll及びTTIIの記憶したデータに応じた電
位VINiVIN2になる。電子が注入された一方のト
ランジスタTllは非導通状態であるため、ビット線B
Lは充電された状態となって電位VINIは高くなり、
他方のトランジスタTTIIは電子が注入されていない
ためビット線BBLは放電状態となって低い電位V I
N2となる。 このようなビット線BL、BBLの電位の差をセンスア
ンプ10において比較し、第55図のように電位V I
NIが電位VIN2よりも高い場合には“1“の信号り
を出力し、逆に電位VINIが電位VIN2よりも低い
場合には“0′の信号りを出力する。このように、イコ
ライズ信号φが“1“から“0”になった瞬間に生じた
電位差を検出することにより、プリチャージ及びイコラ
イズをせずに、記憶状態に応じて電位差か自然に生じる
まて待った後読み取る場合よりも、読取り動作か高速化
されていた。 また第55図に記号Bて示したように、センスアンプの
出力信号りもイコライズ信号φて制御し、イコライズ信
号φが“1”の時は、信号りを“1”と“0°の中間に
設定することにより、イコライズ信号φが“O#になっ
た後の信号りの“1”あるいは“○°への変化をより高
速化していた。 またこのような高速動作を行う半導体メモリ装置では、
読み取ったデータを外部に出力する際に、外部の装置と
の接続線へ高速にデータを出力するため、データを外部
に出力する出力段のトランジスタの電流供給能力を極め
て大きく設定している。 この結果、出力段のトランジスタに流れる電流の変化量
か大きくなって電源電圧変動を招くため、二つのメモリ
セルを組み合わせて同一のワード線で選択駆動し、それ
ぞれのメモリセルのデータの違いによって生しるビット
線の電位を比較することによって、それぞれのビット線
の電位に与える電源電圧変動の影響を等価にし、誤動作
の発生を防止していた。 (発明か解決しようとする課@) この結果、動作の高速化のために1ビツトのデータの記
憶に二つのメモリセルを組み合わせていたため、低速あ
るいは中速動作の半導体メモリ装置に比較してチップ面
積が増大し、チップコストが高くなるという問題があっ
た。 本発明は上記事情に鑑み、動作が高速でかつ電源電圧変
動によって誤動作が生じない上に、チップ面積が縮小さ
れ、チップコストを低減した安価な半導体メモリ装置を
提供することを目的とする。 (課題を解決するための手段) 本発明にかかる半導体メモリ装置の第1の観点によれば
、少なくとも二進のデータを記憶するメモリセルと、前
記二進のデータの一方と等価な記憶状態にある第1のダ
ミーセルと、前記二進のデータの他方と等価な記憶状態
にある第2のダミーセルと、前記メモリセルと前記第1
のダミーセルのそせぞれの記憶状態に応じて変化した電
圧を比較し、その結果に応じた第1の出力をする第1の
センスアンプ部と、前記メモリセルと前記第2のダミー
セルのそれぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比較
し、その結果に応じた第2の出力をする第2のセンスア
ンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出力とを比較す
ることによって、前記メモリセルの記憶状態を検出する
第3のセンスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置が提
供される。 メモリセルの記憶状態に応じた電圧を出力するビット線
、第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する
第1のダミービット線、第2のダミーセルの記憶状態に
応じた電圧を出力する第2のダミービット線を備えるこ
とが好ましい。 メモリセルは浮遊ゲートを有し、この4Mゲートに電子
が注入されるか否かで二進のデータを記憶するものであ
るとよい。 第1および第2のダミーセルとメモリセルとが電気的に
等価な接続となっており、第1のダミーセルの閾値が電
子の注入されたメモリセルの閾値とほぼ同じ高い値とな
っていることが好ましい。 第1のダミービット線に微小電流をえして、浮遊状態に
なることを防止するダミービット線リーク手段を備える
と良い。 メモリセルの浮遊ゲートに電子が注入されていない場合
にはビット線の電位がダミービット線の電位より低くな
るように、あるいはメモリセルの浮遊ゲートに電子が注
入されている場合にはビット線の電位がダミービット線
の電位より高くなるように、ビット線ダミービット線に
リーク電流路を形成するリーク手段を設けるとよい。 メモリセルを選択するアドレス信号が変化した場合、所
定の期間導通してビット線、第1および第2のダミービ
ット線を充電するプリチャージ手段を設けると良い。 メモリセルを選択するアドレス信号が変化した場合、所
定の期間導通してビット線、第1および第2のダミービ
ット線の相互間の電位をイコライズするイコライズ手段
を備えると良い。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第2の観点に
よれば、浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注
入されるか否かで、二進のデータを記憶する第1)第2
のメモリセルと、前記浮遊ゲートに電子が注入された前
記メモリセルと等価な記憶状態にある第1のダミーセル
線と前記浮遊ゲートに電子が注入していない前記メモリ
セルと等価な記憶状態にある第2のダミーセル線と、前
記第1のメモリセルに記憶されたデータを読み出すとき
に、前記第1のメモリセルの記憶状態に応じた電圧を出
力する第1のビット線と、前記第2のメモリセルに記憶
されたデータを読み出すときに、前記第2のメモリセル
の記憶状態に応じた電圧を出力する第2のビット線と、
前記第1のダミーセル線の記憶状態に応じた電圧を出力
する第1のダミービット線と、前記第2のダミービット
線の記憶状態に応じた電圧を出力する第2のダミービッ
ト線と、前記第1のビット線と前記第1ダミービット線
との電圧を比較することによって、前記第1のメモリセ
ルの記憶状態に応じた第1の出力を発生する第1のセン
スアンプ部と、前記第1のビット線と前記第2ダミービ
ット線との電圧を比較することによって、前記第1のメ
モリセルの記憶状態に応じた第2の出力を発生する第2
のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出力
とを比較することによって、前記第1のメモリセルの記
憶状態を検出する第3のセンスアンプと、前記第2のビ
ット線と、前記第1ダミービット線との電圧を比較する
ことによって、前記第2のメモリセルの記憶状態に応じ
た第4の出力を発生する第4のセンスアンプ部と、前記
第2のビット線と、前記第2のダミービット線との電圧
を比較することによって、前記第2のメモリセルの記憶
状態に応じた第5の出力を発生する第5のセンスアンプ
部と、前記第4の出力と前記第5の出力とを比較するこ
とによって、前記第2のメモリセルの記憶状態を検出す
る第6のセンスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置が
提供される。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第3の観点
によれば、浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が
注入されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリセ
ルと、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセ
ルと等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記浮
遊ゲートに電子か注入されていない前記メモリセルと等
価な記憶状態にある第2のダミーセルと、前記メモリセ
ルに記憶されたデータを読み出すときに、前記メモリセ
ルの記憶状態に応じた電圧を出力するビット線と、前記
第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第
1のダミービット線と、前記第2のダミーセルの記憶状
態に応じた電圧を出力する第2のダミービット線と、前
記ビット線と前記第1のダミービット線との電圧を比較
することによって、前記メモリセルの記憶状態に応じた
第1の出力をする第1のセンスアンプ部と、前記ビット
線と前記第2のダミービット線との電圧を比較すること
によって、前記メモリセルの記憶状態に応じた第2の出
力をする第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前
記第2の出力とを比較することによって前記メモリセル
の記憶状態を検出する第3のセンスアンプ部と、前記メ
モリセルへデータを書き込んだ後に行うプログラムベリ
ファイデータリード時に前記第2のダミービット線が出
力する電圧を、通常データリード時にメモリセルのデー
タを読み出す際の前記第2のダミービット線が出する電
圧よりも高く設定する手段と、前記プログラムベリファ
イ時に、前記第2のダミービット線が出力する電圧と、
前記ビット線が出力する電圧とを比較することによって
、前記メモリセルの記憶状態を検出する第4のセンスア
ンプ部と、前記データを読み出す時は前記第3のセンス
アンプ部の検出結果を出力し、前記プログラムベリファ
イデータリード時は前記第4のセンスアンプ部の検出結
果を出力する出力切換手段とを備えたことを特徴とする
半導体メモリ装置が提供される。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第4の観点に
よれば、浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注
入されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリセル
と、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセル
と等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記浮遊
ゲートに電子が注入されていない前記メモリセルと等価
な記憶状態にある、第2のダミーセルと、前記メモリセ
ルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じ
て変化した電圧を比較し、その結果に応じた第1の出力
をする第1のセンスアンプ部と、前記メモリセルと前記
第2のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化し
た電圧を比較し、その結果に応じた第2の出力をする第
2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出
力とを比較することによって、前記メモリセルの記憶状
態を検出する第3のセンスアンプ部とを備え、前記浮遊
ゲートに電子が注入されていないメモリセルに流れる電
流より、前記第2のダミービット線に流れる電流が少な
いことを特徴とする半導体メモリ装置が提供される。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第5の観点
によれば、浮遊ゲートを有し、この、V遊ゲートに電子
が注入されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリ
セルと、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリ
セルと等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記
浮遊ゲートに電子が注入されていない前記メモリセルと
等価な記憶状態にある第2のダミーセルと、前記メモリ
セルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応
じて変化した電圧とを比較し、その結果に応じた第1の
出力をする第1のセンスアンプ部と、前記メモリセルと
前記第2のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変
化した電圧を比較し、その結果に応じた第2の出力をす
る第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2
の出力とを比較することによって前記メモリセルの記憶
状態を検出する第3のセンスアンプ部と、電源電圧に対
応し、前記電源電圧よりも所定値だけ低い電圧を出力す
る電圧低下回路と、ドレインが前記第1のダミーセルの
ドレインに接続され、ゲートが前記電圧低下回路の出力
に接続される前記浮遊ゲートに電子が注入されない前記
メモリセルと等価な状態にある第3のダミーセルとを具
備したことを特徴とする不揮撥性半導体メモリが提供さ
れる。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第6の観点に
よれば、バイナリデータの“0°あるいは“1“をガラ
スマスクにパターン化することにより製造段階てバイナ
リデータを記憶するメモリセルと、前記バイナリデータ
の“1”が記憶された前記メモリセルと等価な記憶状態
にある第1のダミーセルと、前記バイナリデータの“1
″が記憶された前記メモリセルと等価な記憶状態にある
第2のダミーセルと、前記メモリセルと前記第1のダミ
ーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比
較し、その結果に応じた第1の出力をする第1のセンス
アンプ部と、前記メモリセルと前記第2のダミーセルの
それぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比較し、そ
の結果に応じた第2の出力をする第2のセンスアンプ部
と、前記第1の出力と前記第2の出力とを比較すること
によって、前記メモリセルの記憶状態を検出する第3の
センスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置が提供され
る。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第7の観点
によれば、バイナリデータの“0“あるいは12をMO
Sトランジスタがデプレッション型かエンハンスメント
型かでデータを記憶する不揮接柱メモリセルと、n個の
前記メモリセルとナンド選択トランジスタを直接に接続
してなるナンド束トランジスタ列と、前記ナンド束トラ
ンジスタ列が複数組接続され、前記メモリセルに記憶さ
れたデータを読み出すときに前記メモリセルの記憶状態
に応じた電圧を出力するビ・ント線と、前記ナンド束ト
ランジスタ列と同様の構成を有し、前記デプレッション
型メモリセルと等価な1個の第1ダミーセルと前記エン
ノ\ンスメント型メモリセルと等価な(n−1)個の第
1のダミーセルとナンド選択トランジスタとを直列に接
続してなる第1のダミーナンド束トランジスタ列と、前
記第1のダミーセルナンド束トランジスタ列が複数個接
続され、前記デプレッション型の第1のダミーセルの記
憶状態に応じた電圧を出力する第1のダミービット線と
、前記ナンド束トランジスタ列と同様の構成を有し、前
記エンノ1ンスメント型メモリセルと等価なn個の第2
のダミーセルとナンド選択トランジスタとを直列に接続
してなる第2のダミーナンド東トランジスタ列と、前記
ダミーナンド東トランジスタ列が複数組接続され、エン
ハンスメント型第2のダミーセルの記憶状態に応じた電
圧を出力する第2のダミービット線と、前記ビット線と
前記第1のダミービット線との電圧を比較することによ
って前記メモリセルの記憶状態に応じた第1の出力を発
生する第1のセンスアンプ部と、前記ビット線と前記第
2のダミービット線との電圧を比較することによって前
記メモリセルの記憶状態に応じた第2の出力を発生する
第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の
出力を比較することによって前記メモリセルの記憶状態
を検出する第3のセンスアンプ部とを備えた不揮撥性半
導体メモリ装置か提供される。 また、本発明にかかる半導体メモリ装置の第8の観点に
よれば、ビット線と、ワード線と、前記ビット線と前記
ワード線の交点にメモリセルが配置されたメモリセルア
レイと、前記メモリセルアレイに併設して設けられた予
備メモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ中に不良
セルがあ乙ことを記憶するためのプログラム手段と、前
記メモリセルアレイ中に不良セルがある場合には、前記
プログラム手段の出力に応答して、前記不良セルの代り
に前記予備メモリセルアレイ中より予備メモリセルを選
択する選択手段と、前記メモリセルと等価なダミーセル
のドレインが接続され、基準電位を発生するダミービッ
ト線と、前記ビット線にあられれる電圧と、前記ダミー
ビット線にあられれる電圧を比較し、選択されたメモリ
セルのデータを読み出すセンスアンプと、データ読み出
し時所定の時間前記ビット線と前記ダミービット線をイ
コライズするイコライズ手段とを備え、前記メモリセル
中に不良セルがある場合には、前記プログラム手段の出
力に応答して、前記イコライズ手段によるイコライズ時
間を、前記所定の時間より長くするようにした半導体メ
モリ装置か提供される。 さらに、本発明にかかる半導体メモリ装置の第9の観点
によれば、ビット線と、ワード線と、浮遊ゲートを有し
、この浮遊ゲートに電子が注入されるか否かで二進デー
タを記憶するメモリセルと、前記ビット線と前記ワード
線の交点に前記メモリセルが配置されたメモリセルアレ
イと、前記メモリセルアレイに併設して設けられた予備
メモリセルと、前記メモリセルアレイ中に不良セルがあ
ることを記憶するためのプログラム手段と、前記メモリ
セルアレイ中に不良セルがある場合には、前記プログラ
ム手段の出力に応答して前記不良セルの代りに前記予備
メモリセルアレイ中より予備メモリセルを選択する選択
手段と、前記浮遊ケートに電子が注入された前記メモリ
セルと等価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記
第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第
1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第1
のダミービット線と、前記浮遊ゲートに電子が注入され
ていない前記メモリセルと等価な記憶状態にある第2の
ダミーセルと、前記第2のダミーセルの記憶状態に応じ
た電圧を出力する第2のダミービット線と、前記メモリ
セルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応
じて変化した電圧を比較し、その結果に応じた第1の出
力をする第1のセンスアンプ部と、前記メモリセルと前
記第2のダミーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化
した電圧を比較し、その結果に応じた第2の出力をする
第2のセンスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の
出力とを比較することによって、前記メモリセルの記憶
状態を検出する第3のセンスアンプ部と、データ読み出
し時、所定の時間前記ビット線と前記第1のダミービッ
ト線と前記第2のダミービット線をイコライズするイコ
ライズ手段と前記メモリセルアレイ中に不良セルがある
場合には、前記プログラム手段の出力に応答して、前記
イコライズ手段によるイコライズ時間を前記所定の時間
より長くするようにした半導体メモリ装置が提供される
。 (作 用) 本発明によれば、メモリセルの記憶状態と第1のダミー
セル、第2のダミーセルの状態とが比較されて、メモリ
セルに記憶されているデータが検出される。したがって
、1ビット分のデータを2つのメモリセルに記憶し、相
互の記憶状態を比較することによりデータを読み出すも
のに比べ、必要なメモリセルの数か半分で済む。 第1のダミービット線に微小電流を流すことにより、浮
遊状態になることを防止でき、誤動作を防止できる。 リーク手段を設けた場合にはビット線とダミービット線
との電位の関係が適切化され、センス動作が高速化し、
マージンが拡大される。 イコライズ手段を設けた場合、ビット線、ダミービット
線の電位を等しくし、動作を安定化させることができる
。 プリチャージ手段を設けた場合にはイコライズ終了時に
イコライズ信号の変化によるビット線およびダミービッ
ト線の電位変動を防止することができ、誤動作の発生を
防止することができる。 第2の観点による装置では、1ビット分のデータを2つ
のメモリセルで記憶し、それぞれについて2つの状態の
ダミーセルでデータを取り出すようにしているので、高
速のデータ検出が可能で、また、イコライズを適切に行
うことによりさらに高速動作か可能となる。 第3の観点による装置では、プログラムベリファイリー
ド時に第2のビット線の出力電圧を通常のリード時より
も高く設定し、専用のセンスアンプを用いることにより
書き込み時にメモリセルに注入される電子量を増加させ
、電圧マージンを拡大することが可能となる。 第4の観点による装置では、メモリセルの浮遊ゲートに
電子が注入されていなメモリセルに流れる電流より、第
2のダミービット線に流れる電流か少なくされている。 これにより第2のセンスアンプの出力が“O”と“1″
の中間電位に達するのが速くなり、データ検出速度か向
上する。 第5の観点による装置では、電源電圧よりも所定値たけ
低い電圧を出力する電圧低下回路と、ドレインが第1の
ダミーセルのトレインに接続され、ゲートか電圧低下回
路の出力に接続された、浮遊ゲートに電子が注入されな
いメモリセルと等価な状態にある第3のダミーセルを設
けることにより、動作がさらに高速化される。 第6の観点による装置では、メモリセルかバイナリデー
タの“0”あるいは“1″をガラスマスクにパターン化
することにより、第1の観点による装置と同様のマスク
ROMを得ることができる。 第7の観点による装置では、メモリセルをMOSトラン
ジスタがデプレッション型かエンハンスメント型かでデ
ータを記憶する不揮発性メモリセルで構成し、ダミーセ
ルをナンド束トランジスタ列で構成することにより、不
揮発性半導体メモリ装置を得ることができる。 第8の観点による装置では、?モリセルアレイに予備メ
モリセルが併設され、不良セルがある場合にはビット線
とダミービット線をイコライズするイコライズ時間を通
常より長くするようにしているので、動作不良を起こし
ている行線が確実に非選択になり、誤動作を起こす可能
性か減少する。 第9の観点による装置では、第1の観点によるメモリ装
置に第8の観点によるイコライズ時間の延長を適用して
おり、同様に誤動作発生の可能性か減少する。 (実施例) 本発明の実施例について、図面を参照して説明する。 第1図は第1の実施例の回路構成を示したものである。 従来の場合と比較して、1ビット分のデータの記憶を一
つのメモリセルて構成し、このデータを読み出す際に基
準となる電圧を設定するためのデータを記憶する第1及
び第2のダミーセルをDMI 1.−、DMmlとDM
I2゜・・・DMm2の二列を設け、さらにこれに伴い
メモリセルに記憶されているデータを検出するセンスア
ンプを三つ設けた点が異なっている。ここで従来と同じ
構成要素には、同一の番号を付して説明を省略する。 第1のダミーセルDM1.1. DM21.・・・DM
mlはソースが浮遊状態であって、ゲートに論理“1”
レベルの信号が与えられても電流経路を形成せず、浮遊
ゲートに電子が注入されているメモリセルと等価である
。第2のタミーセルDM12.DM22.−=、DMm
2は浮遊ゲートに電子か注入されておらず、電子が注入
されていないメモリセルと等価である。 そして第1のダミーセルD〜111.DM21゜・・・
、DMmlのドレインは第1のダミービット線DBLI
に、第2のダミーセルDM12DM22.・・・、DM
m2のドレインは第2のダミービット線DBL2にそれ
ぞれ接続されている。 さらにこのダミービット線DBLI及びダミービット線
DEL2には、カラムゲートCGと等価なMOSFET
DCGIとDCG2とが接続されている。容ic1
.C2は、メモリセル側のカラムゲートトランジスタC
GI、CG2・・・・・・と、ダミーセル側のダミーカ
ラムゲートトランジスタDCGI、D’CG2との個数
の差によるビット線とダミービット線の容量の差をなく
し、ビット線とダミー線との容量を等しくするために接
続されている。 ダミービット線DBLIに接続されたリーク電流路L1
は、第1のダミーセルに電流路が形成されないため電気
的にダミービット線DBLLが浮遊状態になるのを防ぐ
ために電流路を形成するものである。ビット線の特性を
すべて等価にするために、ビット線BL、ダミービット
線DBL2にも同様に、微少電流を流すリーク電流路を
接続することもできる。 図示されていないアドレス変化検出回路は外部から入力
されるアドレス信号か変化したのを検知してイコライズ
信号φを発生する。そして、このイコライズ信号φが論
理“1”のときに、トランジスタQ11.Q1B及びQ
15はこのビット線BL、ダミービット線DBL1及び
DBL2をプリチャージし、トランジスタQ12)Q1
4)Q16及びQ17はビット線とダミービット線の電
位を等しくする。さらにトランジスタQ100゜Q10
1及びQ102は、それぞれ第1,2及び第3の負荷回
路に相当し、トランジスタQ11.01B及びQ15に
よってプリチャージされたビット線BL、ダミービット
線DBLI及びDBL2の電位が、リーク電流等によっ
て低下しないように所定の電流を流して充電する。この
ため、それらの導通抵抗は極めて大きく設定されている
。 トランジスタQ21.Q22.Q23.Q24及びQ2
5は、メモリセルあるいはダミーセルのドレイン電圧の
上昇を抑えて、所定レベルを超えないようにし、メモリ
セルの信頼性を向上させるためのものである。そして、
トランジスタQ21゜Q22及びQ23はそれぞれ、第
1.第2及び第3のバイアストランジスタに相当する。 第1のセンスアンプ1は、ビット線BLの電位VINと
ダミービット線DBLIの電位VRIとを比較し、その
比較結果として第1の出力に相当する信号Aを出力する
ものである。 第2のセンスアンプ2は、この電位VINと、ダミービ
ット線DBL2の電位VR2とを与えられて比較し、第
2の出力に相当する信号Bを出力する。 そして第3のセンスアンプ3は、この第1及び第2の信
号を与えられて比較し、選択されたメモリセルのデータ
に対応じた第3の出力に相当する信号りを出力する。 第2図は、この第1)第2及び第3のセンスアンプの回
路構成の一例を示したものである。いずれもカレントミ
ラー回路の構成を有している。第1のセンスアンプ1の
Pチャネルエンノ)ンスメント型トランジスタSl及び
S2のゲートには電位VIN及びVRlがそれぞれ印加
され、第1の信号Aが出力される。第2のセンスアンプ
2のPチャネルエンハンスメント型トランジスタS3及
ヒS4のゲートには電位VR2及びVINがそれぞれ印
加され、第2の信号Bが出力される。そして第3のセン
スアンプ3のPチャネルエンハンスメント型トランジス
タS5及びS6のゲートには第1の信号A及び第2の信
号Bがそれぞれ印加され、第3の信号りが出力される。 このような構成を有した本実施例において、メモリセル
に記憶されたデータを読み出す動作について、以下に説
明する。 行デコーダ5によってワード線WLの1つが選択される
。列デコーダ4により、カラムゲートトランジスタCG
のうち1つが選択される。この選択されたカラムゲート
トランジスタに対応じたビット線と、選択されたワード
線との交点にあるメモリセルが選択される。 行コーダ5によって選択されたメモリセルと同一のワー
ド線WLに接続された二つのダミーセルも選択される。 次にイコライズ信号φと電位VIN、 VRI及びVR
2)さらに信号A、 B及びDの相互関係を第3図に
示す。イコライズ信号φが“0”から“1“になると(
期間t1)、トランジスタQ11゜Q13及びQ15が
オンすることによりビット線BL、ダミービット線DB
LL及びDBL2がプリチャージされ、さらにトランジ
スタQ12及びQ14及びQ16及びQ17によってビ
ット線BL、ダミービット線DBLI及びDEL2は、
はぼ同電位に設定される。これにより、この期間t1に
おいてVIN、 VI?l及びVR2は等しい電位にプ
リチャージされる。 このときは第1)第2及び第3のセンスアンプにおける
それぞれのNチャネルエンハンスメント型トランジスタ
S21.S22及びS23は論理“1”のイコライズ信
号φによって導通しており、このイコライズ信号φによ
りPチャネルエンハンスメント型トランジスタS31)
S32.S33は、オフするため、節点Nl、N3及び
N5から出力される信号A、B及びDは全て論理“O”
となる。 そしてイコライズ信号φが1から“○”になると(期間
t2)、トランジスタQll、Q13)Q15及びトラ
ンジスタQ12)Q14)Q16Q17はいずれも非導
通状態となり、ビット線BL、ダミービット線DBLI
及びDBL2の電位は選択されたメモリセル又はダミー
セルの記憶状態に応じて変わる。同様に第2図中のトラ
ンジスタS21.S22及びS23も非導通状態となり
、トランジスタS31.S32.S33は導通状態とな
るため、第1)第2)第3のセンスアンプは検知動作を
始める。 この期間t2は、浮遊ゲートに電子が注入されていない
メモリセルが選択された場合を示している。ビット線B
Lはメモリセルか導通状態であるため、放電されて電位
VINの電位は低下する。これに対し、ダミーセルDM
II〜DMmlはいずれも電子か注入されたのと等価な
非導通状態であるため、ダミービット線DBLIは充電
された状態となり、電位VRIは充電状態を維持する。 この場合に電位VRIは、リーク電流路L1によってリ
ーク電流分だけわずかに低下する。さらにダミーセルD
M12〜DMm2は、いずれも電子が注入されておらず
導通状態であるため、ダミービット線DEL2は放電さ
れ、電位VR2は電位VINと同じレベルまで低下する
。 これにより、第1のセンスアンプ1のトランジスタS1
のゲートには放電状態の電位VINが印加されて導通し
、トランジスタS2のゲートには充電状態の電位VRL
が印加されて非導通状態を維持する。これにより、“1
“の信号Aが第1のセンスアンプから出力される。 第2のセンスアンプ2のトランジスタS3及びトランジ
スタS4のゲートには共に放電状態の電位VJ?2)V
INがそれぞれ印加され、いずれも導通状態となる。こ
のようにPチャネルトランジスタS3及びS4が導通状
態の場合には、信号Bは論理“1“と“0′の中間値を
とる。 第3のセンスアンプのトランジスタS5及びS6のゲー
トには、それぞれ論理“1”の信号Aと、論理“1°と
“0”の中間の信号Bとがそれぞれ印加される。 すなわち、第3のセンスアンプは、信号Aの電位が、信
号Bの電位より高いことを検知して、その出力に論理“
○°を出力する。 次に新たに選択されたメモリセルに記憶されたデータを
読み取るため、イコライズ信号φが“O”から“1′に
変わると(期間t3)、ビット線BL、ダミービット線
DBLI及びDEL2がそれぞれプリチャージされ同電
位にされる。この場合の電位VIN、 VRI及びV
H2)さらに信号A、 B及びDは期間t1の場合と
同様である。 そしてイコライズ信号φが“1″から“O“に変わると
(期間t4)、期間t2と同様にビット線BL、ダミー
ビット線DBLI及びDBL2の電位は新たに選択され
たメモリセル又はダミーセルのそれぞれの記憶状態に応
じて変わる。この区間t4は、浮遊ゲートに電子か注入
されたメモリセルが選択された場合を示している。この
メモリセルは非導通状態であるため、ビット線BLは充
電された状態を維持する。ダミービット線DBL1とダ
ミービット線DBL2の電位は上述した区間t2の場合
と全く同様であるため、電位VRIは充電状態を維持し
、電位VR2は低下する。これにより、第1のセンスア
ンプ1のトランジスタS1及びS2のゲートには、共に
充電状態の電位VIN及びVRIがそれぞれ印加されて
トランジスタS1は、非導通状態となり、信号Aはトラ
ンジスタS2]で放電された状態を維持する。すなわち
信号Aは論理“0′である。 第2のセンスアンプ2のトランジスタS3のゲートには
放電状態の電位VR2が印加されてトランジスタS3は
、導通し、トランジスタS4には充電状態の電位VIN
が印加される。第2のセンスアンプ2は、電位VR2よ
りもVINの電位の方が高いことを検知して、その出力
信号Bを論理“1”にする。 第3のセンスアンプは、信号Aの電位が、信号Bの電位
よりも低いことを検知して、その出力信号りを論理“1
”にする。 このように、メモリセルの浮遊ゲートに電子か注入され
ていないときは“0”の信号りが出力され、注入されて
いるときは“1゛の信号りが出力されることによって、
メモリセルの記憶状態が読み出される。 このように本実施例によれば、以下のような効果が得ら
れる。先ず従来の装置と比較して、1ビット分のデータ
の記憶を一つのメモリセルで行うことができるため、チ
ップ面積が縮小され、チップコストが低減される。 この場合の読み出し速度は、選択されたメモリセルに接
続されたビット線と、二種類のダミーセルに接続された
ダミービット線をそれぞれプリチャージ及びイコライズ
することによって等しく高い電圧にしておき、その状態
からそれぞれの記憶状態に応じた電圧に変化した瞬間を
検出して読み取るため、二つのメモリセルに、お互いに
反対のデータを1ビット分として記憶させた従来の読み
方と等価になり読み出し速度は、従来同様高速化されて
いる。 さらに電源電圧変動か生じた場合における誤動作の発生
は、次のようにして貼止される。電子か注入されていな
いメモリセルか選択された場合(期間t2)は、第1の
センスアンプ]は、電子が注入されていないメモリセル
と、電流経路のない、電子か注入されたメモリセルと等
価なダミセルDMII〜DMmlからのデータ、すなわ
ち、オンしたメモリセルからのデータと、オフしたダミ
ーセルからのデータを比較することになる。したがって
、電源変動が生した場合でも、従来の1ビット分のデー
タを二つのメモリセルに互いに反対のデータとして記憶
させたものと同様に、ビット線の電位は逆転することな
く誤動作することはない。 また、第2のセンスアンプ2ては電子が注入されていな
いメモリセルと、このようなメモリセルと等価なダミー
セルDM12〜DMm2からのデータとを比較して読み
出すことになる。このため電源電圧変動が生じた場合に
も、ビット線BLとダミービット線DEL2が受ける電
源電圧変動の影響は等しい。従って入力される電圧VI
NとVR2とは共に低い電圧であるが、同じ影響を受け
ることになる。 これにより、第2のセンスアンプ2から出ツノされる信
号Bは第1のセンスアンプ1からの信号Aよりも低いと
いう関係が維持されて、第3のセンスアンプ3からの信
号りは安定して“0“を保ち、誤動作の発生が防止され
る。 電子が注入されたメモリセルが選択された場合は(期間
t4)、第2のセンスアンプ2は、電子が注入されたメ
モリセルと、電子が注入されていないメモリセルと等価
なダミーセルDM12〜DMm2からのデータ、すなわ
ち、オフしたメモリセルからのデータと、オンしたダミ
ーセルからのデータを比較することになる。したかって
、電源変動が生した場合でも、従来の1ビツト分のデー
タを二つのメモリセルに互いに反対のデータとして記憶
させたものと同様に、ビット線の電位とダミービット線
の電位は逆転することがなく誤動作することはない。ま
た、第1のセンスアンプ1は、電子か注入されたメモリ
セルと、このメモリセルと等価なダミーセルDMII〜
DMmlからのデータを比較して読み出す。第1のセン
スアンプ1において比較するビット線BL及びダミービ
ット線DBL1が受ける電源電圧変動の影響は等しく、
同じ変化をすることになる。従って第1のセンスアンプ
1から出力される信号Aは、第2のセンスアンプ2から
の信号Bよりも低いという関係は維持され、第3のセン
スアンプ3からは、論理“1”の信号りが電源電圧変動
にかかわらず安定して出力される。 このように第1の実施例によれば、高速度で動作し、電
源電圧変動による誤動作の発生を防止し得る上に、1ビ
ツトのデータを記憶させるのに1つのメモリセルで足り
るため、従来の中速又は低連動作のメモリ装置と同程度
にチップ面積を縮小することができ、コストが低減され
る。 本発明の他の実施例を以下に示す。第2の実施例として
、第3のセンスアンプ3を第4図に示されたものとして
もよい。また第1)第2)第3のセンスアンプすべてを
第4図に示したものを用いてもよい。第2図に示された
第3のセンスアンプ3は、pチャネル型トランジスタS
5)S6のゲートに信号A、Bをそれぞれ供給していた
か、第4図に示したものは、略Ovの閾電圧を持つNチ
ャネル型トランジスタS15.S16のゲートに信号A
と信号Bをそれぞれ供給している。トランジスタS15
のドレインは電源VCCに、ソースは、Nチャネルエン
ハンスメント型トランジスタ5S15のドレインに接続
されるとともにNチャネルエンハスメント型トランジス
タS S 1.6のゲートに接続される。トランジスタ
S16のドレインは電源VCCに、ソースはトランジス
タ5S16のドレインに接続されるとともに、トランジ
スタ5815のゲートに接続される。トランジスタ5S
15.5S16のソースは接地される。この場合も同様
に、信号A、 B及びDは第3図に示されたような変
化をする。 即ち信号A及びBか共に論理“O”のとき(期間tl)
は、トランジスタS15及びS16は共に非導通状態で
あり、信号りは“0”となる。信号Aか“1″で信号B
が“1”と“0”の間の電位にあるとき(期間t2)は
、Aの電位か、Bの電位に比べ高くなるため節点N16
は“0″になり、論理“O”の信号りが出力される。さ
らに信号Aか“0”で信号Bが“1°の場合には(期間
t4)、Bの電位の方がAの電位よりも高いため節点N
16の電位は上昇し、“1°の信号が出力される。 パルス信号φが論理“1″から“0”に変化すると、共
に“0″の状態であった信号A及びBのうちのいずれか
の信号が“11に変化することになるが、この変化を直
ちに読み取って信号りを出力する。 第2の実施例として、第1及び第2のセンスアンブに第
4図に示した回路を用いた場合には、ビット線及びダミ
ービット線のプリチャージ電位に関係なく、ビット線と
ダミービット線との間に電位差が生じれば、すみやかに
これを検出することができる。 次に、本発明の第3の実施例について説明する。 この場合の回路構成を第5図に、読出し時における各信
号のタイミングを第6図に示す。上述した第1及び第2
の実施例と比較し、以下の点が異なる。 ビット線プリチャージ回路として、Nチャネルデイプレ
ッション型トランジスタQll及びPチャネルエンハン
スメント型トランジスタQ31を直列に接続し、ダミー
ビット線DBLIのプリチャージ回路としてNチャネル
デイプレッション型トランジスタQ1B及びPチャネル
エンハンスメント型トランジスタQ33を直列に接続し
、ダミービット線DBL2のプリチャージ回路としてN
チャネルデイプレッション型トランジスタQ15及びP
チャネルエンハンスメント型トランジスタQ35を直列
に接続して構成している。 PチャネルトランジスタQ31.Q3B。 Q35のゲートは、それぞれビット線BL、ダミービッ
ト線DBLI、ダミービット線DBL2に接続される。 さらに負荷トランジスタとしてトレインとゲートも共通
にビット線あるいはダミービット線、接続してPチャネ
ルトランジスタQ100゜QIOI Q102を使用
している。 イコライズ信号φが、第6図の期間tl、又はt3のよ
うに“1°レベルになると、Nチャネルデイプレッショ
ン型トランジスタQ11.Q13及びQ15は全て導通
状態になり、ビット線BL。 ダミービット線DBLI、DEL2はいずれも充電され
て、電源電圧VCCからPチャネルトランジスタの閾値
電圧v thpを引いた電位(Vcc−I Vthp
l )まで上昇する。第1のセンスアンプ及び第2のセ
ンスアンプの入力トランジスタが、第2図の実施例回路
のようにPチャネルエンハンスメント型で構成されてい
る場合、プリチャージ後のビット線及びダミービット線
の電位を、入力トランジスタS1〜S4のオンとオフの
境界点から変化させることにより、第1)第2のセンス
アンプの応答は、早くなる。このため、Pチャネルトラ
ンジスタQ31)Q33及びQ35を使用してプリチャ
ージ後のビット線及びダミービット線の電位が(Vcc
−l Vthpl)となるよう設定している。また、
このプリチャージの期間、NチャネルトランジスタQ1
2及びQ14及びQ ]、 6及びQ17は導通状態と
なりビット線BLとダミービット線DBLIとダミービ
ット線DEL2の電位はそれぞれ等しくされる。 イコライズが終了した後、期間t2又はt4のようにイ
コライズ信号φが“0°レベルになると、ゲートにイコ
ライズ信号φが入力されたブリチャジトランジスタQl
l、Q13及びQ15は全て非導通状態となる。またこ
のとき、同時にイコライズトランジスタQ12.Q14
.Q16及びQ17も非導通状態となる。これにより、
電位VINSVRI及びVH2は、それぞれメモリセル
、又はダミーセルの記憶状態に対応じたレベルに変化す
る。イコライズおよびプリチャージが終了したときトラ
ンジスタQll、Q1B及びQ15のゲートに印加され
る電圧が“1°レベルから“0”レベルに変化するため
、ゲート・ソース間の容量結0によりPチャネルエンハ
ンスメント型トランジスタQ31.Q33及びQB5の
ソース電圧は低下する。しかしながらビット線及びダミ
ービット線の電位VIN、 VRI、 VH2は前述
した(Vcc−Vthpl)の電位となっているためP
チャネルトランジスタQ31.Q33及びQ35はいず
れもまた非導通状態にあり、電位VINSVR1及びV
H2はイコライズ信号φが“1”レベルから“0”レベ
ルに変化しても、その影響を受けることなく、安定して
メモリセル及びダミーセルの記憶データに対応じた電位
に変化することが可能となる。 このようにプリチャージ回路として、デブリッション型
NチャネルトランジスタQll Q13及びQ15と
、PチャネルトランジスタQ31゜Q33.Q35を組
み合わせることで、動作を安走化させることができ、高
速読み出しが可能となる。 PチャネルトランジスタQ31.Q33゜Q35はプリ
チャージ動作終了時のビット線、ダミービット線の電位
を設定するとともにプリチャージ動作時のビット線、ダ
ミービット線の充電電流をコントロールする機能も有し
ている。 選択されていないビット線はGroundに放電されて
いるためカラムアドレスが変化して新しいビット線が選
択される場合、このビット線はOVから充電されるため
ビット線のプリチャージに必要な時間かもっとも長い。 高速読み出しのためには短いプリチャージ期間てビット
線(B L)と第1)第2のダミービット線(DBLl
、DBL2)を所定電位まで充電する必要がある。ビッ
ト線と第1のダミービット線及び第1のダミービット線
と第2のダミービット線間はイコライズトランジスタに
よりイコライズされるが、トランジスタの導通抵抗のた
めビット線とダミービット線間にはわずかに電位差が生
じる。カラムアドレスが変化した後のビット線のプリチ
ャージ時間か、ダミービット線のプリチャージ時間より
長いことを考慮してトランジスタQ31の導通抵抗は、
トランジスタQ33またはトランジスタQ35の導通抵
抗より小さく設定してもよい。 またビットfiBLにはエンハンスメント型Nチャネル
トランジスタQ42を接続し、ダミービット線DBLI
にはエンハンスメント型NチャネルトランジスタQ40
を接続し、同様にDEL2にはエンハンスメント型Nチ
ャネルトランジスタQ41を接続し、それぞれのトラン
ジスタサイズ(W/L)をQ40 >Q42 >Q41
の関係に設定しているがこれは以下の理由による。 第6図の期間t4に示すように、電子が注入されたメモ
リセルからデータを読み出す場合は、電位VINは電位
VRIと同様に(、Vcc −l Vthp l )の
電位になる。しかしながら一般に、メモリセルのゲート
に印加される電源電圧Vccは常に一定のレベルが保持
されているわけてなく出力バッファ回路からデータが外
部に出力される際には、その出力端に存在する大きな負
荷容量を駆動するために大電流が流れ、電源配線のイン
ダクタンスによって、チップ内部の電源電圧VCCは1
〜2V程度変動することがある。例えば、正常時に電源
電圧VCCは5vであるとすると、−時的に6〜7Vま
で上昇することがある。この結果、電子が浮遊ゲートに
注入されたメモリセルが選択された場合でも、メモリセ
ルのゲート電圧(VG )か上昇するため、メモリセル
は一時的に導通状態となり、電位VINは(Vcc −
I Vthp l )よりわずかに低くなることがある
。このノイズの影響で第1のセンスアンプの出力信号A
は“0″レベルから“1″レヘルへと変化し、第3のセ
ンスアンプ出力信号りは1”レベルから“0“レベルへ
と変化するため、電子が注入されたメモリセルが選択さ
れているにもかかわらず、センス回路から電子か注入さ
れていない“1”データに対応する信号が出力されてし
まう。この問題を解決するため、ビット線BLとダミー
ビット線DBLIに設けられたリークトランジスタQ4
0,41.42のリーク電流に差を持たせ、電子が注入
されたメモリセルが選択された場合の、ビット線電位V
INが、ダミービット線電位VI?1より高くなるよう
設定している。 この結果ノイズの影響でメモリセルがわすかに導通状態
となり、メモリセルに数μA程度電流が流れてち、第3
のセンスアンプの出力信号りは反転することなく安定し
てメモリセルの“0″データを出力することができる。 ビット線のリーク電流量を、第1のダミービット線のリ
ーク電流量より小さく設定するため、リークトランジス
タQ40とQ42のトランジスタのサイズW/Lすなわ
ちトランジスタのチャンネル幅と長さの比はQ40〉Q
42となるよう選定している。ここでトランジスタQ4
2及びQ40のゲートには、リーク量を所定の値に設定
するための電(nLlが共通に印加されている。 またチップ内の個々のメモリセルに流れる電流はまった
く同一ではなく、W/Lのばらつきにより数%程度の差
がある。このため電子が注入されていないメモリセルが
選択され、選択されたメモリセルに流れる電流が選択さ
れた第2のダミーセルに流れる電流より少ない場合、電
位VINは電位VR2より高いレベルになる。このVI
NとRV2の電位差のため第2のセンスアンプの出力信
号Bの“1゛レベルと“0″レベルの中間電位が高くな
り、また上昇する速度が速い。第3のセンスアンプは、
信号Aと信号Bが“0“レベルから“1″レベルへ変化
するときの上昇速度の差を検知してデータ検出を行なう
ため、メモリセルに流れる電流のばらつきにより信号A
と信号Bが“○”から“1“に変化するときの電位差が
小さくなり、読み出し速度が遅くなる問題がある。この
問題を解決するため、ビット線のリーク電流量を、第2
のダミービット線のリーク電流量より多く設定し、浮遊
ゲートに電子の注入されていないメモリセルが選択され
たときの電位VINが電位VR2より低くなるよう設定
している。ビット線のリーク電流量を、第2のダミービ
ット線のリーク電流量より大きく設定するため、リーク
トランジスタQ42とQ41のトランジスタのサイズW
/LがQ42〉Q41となるよう選定している。 以上述べたように安定したデータ出力と高速読み出しを
実現するためにビット線及びダミービット線に設けられ
たリーク回路のリーク電流量は、第1のダミービット線
DBLI>ビット線BL>第2のダミービット線DEL
2の関係となることか好ましい。 第5図の実施例では、各リーク回路のトランジスタサイ
ズを変更することによりリーク電流量を設定しているが
、各トランジスタサイズを同一にしてゲート電圧をコン
トロールすることにより、同様なリーク電流量の関係を
実現することも可能である。 また、第2のダミービット線の電位VR2かビット線の
電位VINよりゆるやかに変化するよう、ダミー容量を
第2のダミービット線に付加することによってもまた、
上述した電子が注入されていないメモリセルを読み出す
場合に、メモリセルに流れる電流のばらつきによる読み
出し速度の遅れを防ぐことができる。第5図に示す実施
例では、このダミー容量を、Pチャンネルトランジスタ
C6とNチャネルトランジスタC5のゲート容量を用い
て構成している。 次に第4の実施例について、第2図、第7図及び第8図
を用いて説明する。第1図及び第2図に示す実施例の回
路において、浮遊ゲートに電子が注入されたメモリセル
を読み出すとき、このメモリセルかわずかに導通状態で
あると、プリチャージ動作後のある時間の間は、メモリ
セルの“O“データが読み出されるが、その後データが
反転し誤まった″1°データが出力される問題がある。 前述したようにメモリセルがわずかに導通状態のとき、
電位VINは電位VRIより、はんのわずか低いレベル
となる。ビット線のプリチャージ動作後、第2のダミー
ビット線の電位は、直ちに所定の低いレベルに変化する
ため、第2のセンスアンプはその変化を検知して、その
出力Bは直ちにVCCに向って変化する。これに対し、
ビット線の電位VINと、電流径路のないダミーセルの
接続された第1のダミービット線の電位VRIは共に(
VccVthpl)レベル近傍の所定の高いレベルにあ
り、電位VINか電位VR1よりわずかに低いレベルに
あるため、第1のセンスアンプの出力Aの電位は徐々に
Vcc電位まで上昇する。このため数100nsec程
度時間が経過すると、第2図に示す第3のセンスアンプ
のトランジスタS5はトランジスタS6と同様に非導通
状態となり、その出力信号りは徐々にGround電位
まで低下する。 出力信号りが“0”レベルへと反転するまでの時間は一
定でなく、電位VINと電位VRIの電位差が小さけれ
ばより長い時間の後に出力信号りが論理“1″から論理
“0″に反転する。通常、¥−遊アゲート注入された電
子の量が充分かどうかチエツクするためデータ書き込み
後電源電圧■ccを所定の電位まで上昇させ、“0′デ
ータが安定して出力される事をチエツクしている。この
ため、上述のように読み出す時間により、読み出しデー
タが異なると浮遊ゲートに注入された電子の量が十分か
どうか判断するのが困難となる。 第8図の実施例はこの問題を考慮し、第3のセンスアン
ブ3の出力端と電源Vccとの間に導通抵抗の大きなプ
ルアップ用のNチャネルデプレッション型トランジスタ
Q4Bを備えることにより、安定したデータ出力を行え
るよう構成している。 第3のセンスアンプの出力をプルアップすることにより
、上述したように“0“データ読み出し後ある時間経過
して第3のセンスアンプのトランジスタS5及びトラン
ジスタS6が非導通状態となった場合でも、その出力り
の電位はVCC電位に保たれる。このため電子が注入さ
れたわずかに導通状態のメモイセルが選択された場合で
も長い時間の間に第3のセンスアンプの出力データが“
○”レベルに反転する誤動作はなくなる。本実施例では
、電源電圧を上昇させメモリセルに流れる電流が所定の
値になった時、第2のセンスアンプの出力Bが(Vcc
−l Vthp l ) 以下の電位へと変化するた
め、第3のセンスアンプの出力信号りが論理“1“レベ
ルから論理“0°レベルへと変化する。このため、読み
出し時間にかかわりなく浮遊ゲートへの電子の注入量を
正しくチエツクすることができる。なお、このトランジ
スタ04Bの導通抵抗は、メモリセルから“1″データ
を読み出す時に、読み出し速度か遅くならない程度に小
さく設定するのが好ましい。 また前述したように、メモリセルのゲートに印加される
電源電圧Vccは、常に一定のレベルが保持されている
わけではなく、正常時に電源電圧■CCは5■であると
すると、出力バッファノイズの影響で一時的に6〜7V
まで上昇することがある。 また、浮遊ゲートはシリコン酸化膜に覆われているが、
一般にこのシリコン酸化膜には欠陥が存在するため、浮
遊ゲートに注入された電子は長い時間の間に徐々に抜け
てゆく場合がある。このような場合でも、長期間の安定
した読み出し動作を保証するためには、電子か注入され
たメモリセルの閾値電圧は、高ければ高いほど良い。こ
のため第4の実施例においては、電源電圧上昇に対する
安定した読み出し動作を保証し、電源電圧マージンを拡
大するため、プログラムベリファイ時の専用の読み出し
回路を備えている。 一般にEPRO〜1のプログラムは、プログラムベリフ
ァイモードで書き込み不十分と判断されたメモリセルに
ついては、再び所定時間追加書き込みを行なうことによ
って、浮遊ゲートへの電子の注入量を増加させるプログ
ラムシーケンスが採用されている。このため電子を注入
されたメモリセルの閾値電圧が所定の電圧(例えば7V
)以下ではプログラムベリファイモードで“1°データ
が出力されるようセンス回路を設定することにより、閾
値電圧が7V以下のメモリセルについては追加書き込み
が行なわれ、電子が注入されたメモリセルの閾値電圧を
、電源電圧の変動に対してマージンのある7■以上に設
定することができる。これを実現するため、第4の実施
例においては第1図に示すデータ読み出し用のセンスア
ンプ1. 2及び3とは別に第8図に示すプログラムベ
リファイセンス回路36を新たに設け、スイッチ回路3
2により、通常読み出し時は、第3のセンスアンプの出
力信号がラッチ回路37を経由して出力バッフ7回路3
8に伝達され、プログラムベリファイモード時はプログ
ラムベリファイセンス回路の出力信号か、ラッチ回路3
7を経由して出カバソファ回路38に伝達されるよう切
り換え動作を行なっている。切り換えをコントロールす
る信号WRは、プログラムベリファイ時“0“ レベル
となり、通常読み出し時“1”レベルとなる。またWR
はWRの逆相信号である。このプログラムへリファイセ
ンス回路36は、電圧比較用の入力トランジスタにPチ
ャネルトランジスタを使用した差動増幅回路33と、イ
ンバータ34.35から構成されており、電圧比較用ト
ランジスタの入力ゲートにはそれぞれビット線BLの電
位VINと第2のダミービット線DBL2の電位VR2
が印加される。 さらに通常読み出し時、差動増幅回路33での消費電流
を小さくし、チップの消費電流が増加しないよう電源端
子と入力トランジスタ間に接続されたPチャネルトラン
ジスタのゲートに信号WRを入力している。プログラム
ベリファイ時の第2のダミービット線DBL2の電位V
R2は第7図のPチャンネルトランジスタQ37とQB
8で構成されるプログラムベリファイ用負荷回路11が
導通状態となるため、通常の読み出し時の電位Vl?2
より高いレベルに設定される。プログラムベリファイ時
のデータ読み出し動作は一般に、CMOS EFRO
Mで使用される差動増幅回路を使用したセンス方式と同
様で、電位VR2をリファレンス電位として、この電位
よりビット線の電位VINか高い場合メモリセルのデー
タは浮遊ゲートに電子が注入されている“0”データと
判断され、リファレンス電位よりビット線の電位VIN
が低い場合、メモリセルのデータは浮遊ゲートに電子が
注入されていない“1”データと判断される。 上述したプログラムベリファイ用負荷回路のトランジス
タQ37の導通抵抗はメモリセルの閾値電圧が7V以下
では、プログラムベリファイモード時にプログラムベリ
ファイセンス回路から″11データが出力されように設
定される。プログラムベリファイセンス回路を使用した
読み出し速度は1つのリファレンス電位を使用するセン
ス方式のため、100nsec程度である。一般にEP
ROMのプログラム装置のプログラムベリファイ時の出
力データの判定はアドレスを入力してから後、1μse
c程度と非常に長く設定されているため、100nse
c程度の読み出し速度であれば十分である。 また第8図のプログラムベリファイセンス回路の差動増
幅回路33は、プログラムベリファイ時に第1〜第3の
センスアンプのカレントミラー回路のうちの1つを使用
して構成することも可能である。例えば、第1のセンス
アンプのPチャネルトランジスタS2のゲート入力信号
を、通常読み出し時は第1のダミービット線とし、プロ
グラムベリファイ時は第2のダミービット線に切り換え
、さらに第1のセンスアンプの出力信号Aをインバータ
2段とスイッチ回路32を介して出力バッファ回路に入
力することにより第8図のプログラムベリファイセンス
回路を実現でき、チップ面積を縮小することが可能とな
る。 第8図において、データ転送回路32と出力バッファ回
路38との間には、ランチ回路37が接続されている。 このラッチ回路37はイコライズ及びプリチャージか行
なわれている間、出力バッファ回路38からメモリセル
のデータに対応しないデータが出力され、このデータ出
力により電源電圧が変動することを防止するために設け
られている。 第9図はデータ読み出し時の各信号のタイミングを示し
てあり、以下にラッチ回路使用時の読み出し動作を説明
する。第9図でアドレス信号が変化すると(時点t11
)、このアドレス信号の変化は図示されていないアドレ
ス変化検出回路(ATD回路)により検出され、このA
TD回路ヨリ所定の時間“12レベルのATDパルスカ
出力される(時点t12)。このATDパルスが出力さ
れるとラッチ回路37をコントロールするラッチパルス
が“1”レベルに変化する(時点t13)。さらにこの
ラッチパルスの変化を受けて上述したイコライズ及びプ
リチャージ制御用のイコライズ信号φも“1″レベルに
変化する(時点t14)。第9図に示すように、ラッチ
パルスは、イコライズ信号φの立ち上がりよりも先に“
1″レヘルヘ変化する。 このため、イコライズ及びプリチャージ動作が開始され
る前に出力信号りは時点t13においてラッチ回路37
でラッチされ、イコライズ信号φの変化により第3のセ
ンスアンプ3の出力信号りが“1ルベルから“O”レベ
ルに変化しても(t15)、出力バッファ回路38から
はラッチされた出力信号Fか出力される。 そしてATDパルスか所定時間経過後に“0″レベルに
なると(時点t1.6)、その変化を受けてイコライズ
信号φも“0“レベルとなり(時点t17)、選択され
たメモリセルのデータが読み出される。イコライズ信号
φが“0”レベルに変化してから所定時間経過後ラッチ
パルスも“0”L//<ルになり(時点t18)、第3
のセンスアンプ3からの出力信号りがラッチ回路を介し
て出力バッフ7回路38に転送され外部に出力される。 このように本実施例ではセンス動作が行われている間は
、出力バッファからラッチされた前のデ−夕が出力され
るため、電源電圧は安定しており、高速読み出しか可能
となる。 次に、第5の実施例について説明する。上述した第1〜
第4の実施例では、電子の注入されたメモリセルMユ1
〜Mmnと等価な第1のダミーセルDMI 1〜DMm
lとして、電流経路を形成しないもので説明した。従っ
て、この第1のダミーセルDMII〜DMmlのゲート
に電圧を印加しても電流経路は形成されない。ところか
メモリセルMll〜Mmnのうち、浮遊ゲートに電子が
注入されたものは、その閾値電圧が上昇している点のみ
が注入されていないセルと異なる。このため、ゲートに
閾値電圧よりも高い電源電圧VCCが印加されると電流
経路は形成され、導通することになる。この結果、第3
のセンスアンプ3からは、誤ったデータ“1″が検出さ
れることになる。 前述したように、メモリセルのゲートに印加される電源
電圧Vccは、常に一定のレベルが保持されているわけ
ではない。例えば、出力バッファ回路38からデータが
出力される際には、その出力に依存する大きな負荷容量
を駆動するために大電流を流す必要がある。このため、
前述したように電源配線に存在するインダクタンスによ
って、電源電圧vCCは1〜2V程度変動することがあ
る。 例えば、正常時に電源電圧Vccは5Vであるとすると
、−時的に6〜7Vまで上昇することがある。 このような場合にも、誤動作を招かないためには、電子
を注入されたメモリセルの閾値電圧は、前述したように
7V以上であることか必要になってくる。 しかし閾値電圧を高めるためには、追加書き込みにより
より多くの電子を注入する必要があり、プログラムに長
い時間を要することになる。一つのメモリセルに電子を
注入するために時間が長くかかるとなると、メモリ装置
全体のプログラムには多大な時間が必要となり、メモリ
容量が大きくなればなる程、長い時間を費やさなければ
ならなくなる。 第5の実施例は、上記の事情を考慮してなされたもので
ある。この実施例における第1のダミーセルDMII〜
DMmlは、第10図に示されたように、電子の注入さ
れたメモリセルと電気的に等価なものを用いている。 そして、この第1のダミーセルの閾値電圧は、浮遊ゲー
トに電子か注入されていないメモリセルの閾値電圧より
高くなっており、電子の注入されているメモリセルの閾
値電圧と同様の値となっている。第1のダミーセルのゲ
ートに閾値電圧を超える電源電圧Vccが印加されると
、メモリセルと同様に電流経路が形成され、導通ずるこ
とになる。 例えば、電子の注入されたメモリセルの閾値電圧が6■
であり、第1のダミーセルの閾値電圧も同様に6■であ
るとする。これにより、電源変動が生じて電源電圧vc
cが6V以上に上昇すると、メモリセルのみならず、第
1のダミーセルも同様に導通するため、誤動作が防止さ
れる。 この実施例では、必ずしも電子の注入されたメモリセル
の閾値電圧をより高めておく必要はない。 4〜5V程度であってもよく、この場合には第1のダミ
ーセルも同様に4〜5Vの閾値電圧を持つようにすれば
よい。 ここで、第1のダミーセルの閾値電圧を、電子の注入さ
れたメモリセルと同程度に高めるには、幾つかの方法か
考えられる。例えば、トランジスタのチャネルへ注入す
る不純物イオンのドーズ量を多くしても良い。あるいは
、メモリセルと同様に浮遊ゲートに電子を注入してもよ
い。この場合に、第1のダミーセルの閾値電圧は、電子
の注入されたメモリセルの閾値電圧よりも低くなるよう
に設定するのが好ましい。このためには、メモリセルと
第1のダミーセルとに電子を注入する際に、プログラム
電圧を印加する時間を第1のダミーセルの方が短くなる
ように設定すればよい。 次に、この第5の実施例に関連した第6の実施例につい
て説明する。この実施例では、第1〜第4の実施例と同
様に、第1のダミーセルとして電流経路の形成されてい
ないメモリセルを用いている。その代わりに、電源電圧
VCCが一定値を超えた場合には、ダミー列線DBLI
にリーク電流路を設けて、電位VRIを必要なレベルた
け低下させて誤動作を防止するリーク手段を備えている
。 第11図に、そのリーク手段を示す。節点N100は、
第1図に示されたダミー列線DBLIの節点N100に
接続されている。Pチャネルエンハンスメント型トラン
ジスタTr4のゲートに、チップイネーブル信号CEか
印加されており、チップがイネーブル状態になると、P
チャネルエンハンスメント型トランジスタTr2に電源
電圧Vccが供給される。このトランジスタTr2のド
レイン電極からは、電源電圧vecより所定電圧だけ低
い電圧V outが出力される。 このリーク回路の動作を、第12図を用いて説明する。 第12図の実線は第11図のNチャネルデブリッション
型トランジスタTrlのドレイン電圧(V out)と
流れる電流(11)の関係を示し、破線はPチャネルハ
ンスメント型トランジスタTr2の、ドレイン電圧(V
out)と流れる電流(I2)の関係を示している。破
線■は電源電圧VCCがVclの場合のトランジスタT
r2に流れる電流12の特性で、破線■は電源電圧VC
CかVclより高いVc2の場合のトランジスタTr2
に流れる電流I2の特性を示している。 電源電圧VccがVClからVO2へ上昇すると、出力
電圧VoltはVoutlからVout2へ変化すル。 即ち出力電圧Voutは、電源電圧Vccの変化に応じ
て変化し、その電圧はVCCよりも所望の電圧だけ低く
なる。例えば第12図において、正規の電源電圧Vc↓
が5Vのとき出力電圧Voutlは約IVであるとする
と、電源電圧Vc2が6Vのとき、出力電圧Vout2
は約2Vとなる。この電源電圧VCCより降下された出
力電圧v outか第3のダミーセルに相当スるNチャ
ネルエンハンスメント型トランジスタD1のゲートに印
加される。これにより、このトランジスタD1のドレイ
ンは、データ読み出し時にリード信号Rによって導通ず
るNチャネルエンハンスメント型トランジスタTr3を
介して、節点N100に接続される。 ここで、トランジスタD1のゲートに印加される出力電
圧Voutは、トランジスタTrl及びTr2の導通抵
抗の比率を変えることによって、任意に設定することか
できる。またトランジスタTrlに流れる電流11は、
閾値電圧の絶対値か低い程、小さい出力電圧Voutて
飽和領域に到達する。従って、電源電圧VCCの広い範
囲に渡って所望の出力電圧Voutを設定するには、ト
ランジスタTriの閾値電圧の絶対値をより低く設定す
るのが望ましい。 このような構成を備えたリーク手段は、電源電圧VCC
が上昇して所定値(例えば6V)に達すると、この電圧
より降下された出力電圧Vout (例えば2V)か
トランジスタD1のゲートに印加されてこのトランジス
タD1が導通し、節点N100においてリーク電流路か
形成される。これにより、電源電圧が所定の電圧(5V
)以上になると第1のダミービット線DBLIの電位■
R1は低下する。 ここでトランジスタD1は、電子を注入されたメモリセ
ルよりも、結果的に低い電源電圧VCCて導通ずるよう
に閾値電圧が設定されていれば、電源電圧か上昇した場
合でも誤動作を防ぐことが可能である。 第1図で示した実施例の回路のチップ上の回路配置の実
施例を第13図に示す。通常EFROMでは、1つのの
アドレスに対して複数のデータを記憶する。第13図の
実施例では、10の行アドレス信号と5つの列アドレス
信号によって4つのメモリセルが選択される。同時に4
ビツトのデータが出力されるメモリチップの構成が示さ
れている。メモリセルアレイは、各ビットに対応じてメ
モリセルアレイ0からメモリセルアレイ3まて4分割さ
れ、列デコーダにより選択された各ビットに対応じた4
本のビット線には、それぞれ行デコーダにより選択され
たメモリセルのデータに対応じた電位VINか出力され
る。また、メモリセルアレイOと1)及びメモリセルア
レイ2と3の間には、それぞれ第1のダミービット線と
第2のダミービット線が配置され、各々のダミービット
線に接続されている第1のダミーセルと第2のダミーセ
ルの記憶状態に対応じた電位(VI?lとV R2)が
各々のダミービット線DBLI、DEL2に現われる。 本実施例では、2本の第1のダミービット線のうち、メ
モリセルアレイ0と1の間に配置された第1のダミービ
ット線の電位(VI?1.)は、ビット0のメモリセル
データを検知するセンス回路S/AOと、ビット1のメ
モリセルデータを検知するセンス回路S/AIで、各々
選択されたビット線の電位(VIN)と比較される。ま
たメモリセルアレイ2と3の間に配置された第1のダミ
ービット線の電位(V R1)は、ビット2のメモリセ
ルデータを検知するセンス回路S/A2とビット3のメ
モリセルデータを検知するセンス回路S/A3て各々選
択されたビット線の電位(VIN)と比較される。同様
に、2本の第2のダミービット線のうち、メモリセルア
レイOと、メモリセルアレイ1の間に配置された第2の
ダミービット線の電位(V R2)は、センス回路S/
AOとセンス回路S/Alで、またメモリセルアレイ2
とメモリセルアレイ3の間に配置された第2のダミービ
ット線の電位(V R2)はセンス回路2とセンス回路
3でそれぞれ選択されたビット線の電位と比較される。 この比較結果に基づき、それぞれのセンス回路からメモ
リセルの記憶状態に対応じたデータか4ビット分出力さ
れ、このデータがそれぞれ出力バッファ0. 1. 2
. 3を介して外部にビット0゜1.2.3の信号とし
て出力される。S/AO〜3の領域では、それぞれ第1
の実施例におけるビット線の電位を所定の低いレベルに
設定するバイアストランジスタQ21及びプリチャージ
トランジスタQll、ビット線負荷トランジスタQ10
0、第1のセンスアンプ、第2のセンスアンプ、第3の
センスアンプの回路が形成されている。また、2個のリ
ファレンス回路R口の領域ではそれぞれ第1のダミービ
ット線の電位を所定の低いレベルに設定するバイアスト
ランジスタQ22)プリチャージトランジスタQ13)
第1のダミービット線負荷トランジスタQ101が形成
される。さらに2個のR1の領域では、それぞれ第2の
ダミービット線の電位を所定の低いレベルに設定するバ
イアストランジスタQ2B、プリチャージトランジスタ
Q15)第2のダミービット線負荷トランジスタQ10
2か形成されている。 メモリセルのデータは、第3のセンスアンプで第1のセ
ンスアンプと第2のセンスアンプの出力信号の電位差を
比較することにより、読み出されるため、第1または第
2のセンスアンプの一方の動作が遅いと誤動作が生じる
。このため、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプ
のセンス速度は、等しくなるように設定されるのが好ま
しい。この点を考慮し、第2図に示されるセンスアンプ
回路では、第1のセンスアンプ1と第2のセンスアンプ
2の対応するトランジスタのトランジスタサイズW/L
は等しくなるよう設計される。しかしながら第2図の実
施例回路でビット線に付加されるゲート容量は、トラン
ジスタS1と84のゲート容量の和になり第1または第
2のダミービット線に付加されるゲート容量の2倍とな
る。このためビット線電位VINの変化速度は、ダミー
ビット線の電位VJ?2の変化速度より遅くなる。ビッ
ト線が放電される時、VINの電位の変化がV]?2の
電位の変化により遅くなるため、VINの電位がVR2
の電位より高くなる。このため第2のセンスアンプ出力
信号Bがすばやく “1”レベルへ変化し誤動作を生し
る。第13図の実施例ではこの問題を考慮し、上述のよ
うに第1のダミービット線の電位VRIを、領域S/A
OとS/A]に形成される2個の第1のセンスアンプの
電圧比較トランジスタのゲートに印加しており、ビット
線に付加されるゲート容量と第1のダミービット線に付
加されるゲート容量が等しくなるように論定している。 同様に第2のダミービット線の電位VR2を、領域S/
AOとS/Alに形成される2個の第2のセンスアンプ
の電圧比較トランジスタのゲートに印加することにより
、ビット線に付加されるゲート容量と第2のダミービッ
ト線に付加されるゲート容量が等しくなるよう設定して
いる。この結果、ビット線とダミービット線に付加され
る容量が等しくなり、誤動作を防止することができる。 第13図の実施例は他にもさまざまな応用が可能である
。 前述したように“1′のメモリセルデータを高速に読出
すためには、ビット線の電位VINは第2のダミービッ
ト線の電位VR2より先に低いレベルへと変化すること
が好ましい。このため行線が切り換り“1”のメモリセ
ルが選択される場合選択されたメモリセルのゲート電位
は選択された第2のダミーセルのゲート電位より高い程
高速読み出しか可能となる。一般に行線はポリシリコン
が材料として用いられており、行線の線幅は1μm以下
と微細化されているため、メモリセルアレイ中の行デコ
ーダに近いメモリセルと遠いメモリセルでは行線の電位
の変化に10nSee程度の差が生じる。このため第2
のダミーセルを行デコーダからもっとも遠い位置に配置
し行線が切り換わる際選択されたメモリセルのゲート電
位より第2のダミービット線電位が低くなるように設定
することにより、高速読み出しを実現できる。例えば、
メモリセルアレイ0とメモリセルアレイ1の間に、配置
される第2のダミービット線をメモリセルアレイ1と2
の間に配置し、この第2のダミービット線が入力される
領域R1とセンス回路の領域S/A1とを交換すること
により実現できる。同様に、メモリセルアレイ2とメモ
リセルアレイ3との間に配置されている第2のダミービ
ット線をメモリセルアレイ3の右側に配置し、この第2
のダミービット線が入力される領域R1とS/A3を交
換することにより、ビット2とビット3についても同様
の効果が得られる。 上述した第1〜第6の実施例のように、本発明の半導体
メモリ装置として種々な応用例が可能である。 第14図は本発明の第7の実施例を示すものである。 この実施例においては、第1図の実施例と比べて、プリ
チャージ用トランジスタQll、Q13゜Q15が省略
されている。これは発明者らが第14図に示した半導体
メモリを試作し、評価したところ、イコライズ用トラン
ジスタQ12゜Q14.Q16.Q17がVIN、VR
I、VB2を同じ電位に設定するので、メモリセルに記
憶されたデータに対応じて第1のセンスアンプ1及び第
2のセンスアンプ2の出力信号A、 Bも変化し、正
しいデータが検出されるため、プリチャージ用トランジ
スタQll、Q13.Q15は必ずしも必要ないことが
判明したことに基づく。 したかって、この実施例の構成では、素子数が減少し、
面積効率の良い半導体メモリが提供されることになる。 さらに発明者らは第1図に示した半導体メモリを試作し
、評価したところ、メモリセル毎に動作する最小の電源
電圧が異なっていることが分かった。前述したように各
セルが同じ構造および状態となっているはずの集積回路
であっても、流れる電流がメモリセル毎に僅かずつ異な
っており、オンしたダミーセルよりも少ない電流が流れ
るメモリセルにおいて、動作する最小電源電圧が高くな
っていることが判明した。 一般に、半導体集積回路は、低い電源電圧でも動作する
ことが望ましいが、電源電圧Vccを下げていくと信号
Aと信号Bの電位差が小さくなっていくとともに、信号
A、Bと電源電圧Vccとの差も小さくなる。後者の差
がトランジスタS5゜S6の閾電圧よりも小さくなれば
、トランジスタS5.S6はオフし、動作しなくなる。 この場合、電源電圧か低下していくのに伴って信号Bと
電源電圧Vccとの電位差か小さくなっていく速さはV
INよりVB2の電位が低いものほど速いことが分かっ
た。すなわち、オンしたダミーセルよりもメモリセルの
電流が小さいものは、VINよりもVB2の電位の方か
低いので、他のメモリセルに比べ、信号Bと電源電圧と
の電位差が小さくなる割合か速く、動作する電源電圧の
最低値が他のメモリセルに比べて高いことが分かった。 このようにVINの電位はVB2よりも低い方が前述し
たように読み出し速度は早く、さらに低い電源電圧で動
作可能となる。逆にVINの電位がVB2より高くなっ
ては電源マージンが狭まるという問題が生ずることにな
る。 第15図に示す本発明の第8の実施例は、上記の事情に
基づいてなされたもので、メモリ電流が小さくてもより
低い電源電圧まで動作する半導体メモリを提供すること
を目的とする。 この実施例においてはメモリセルを構成するトランジス
タのチャネル長L1よりも、ダミーセルを構成するトラ
ンジスタのチャネル長L2を長く設定している。このよ
うにすることで、メモリセル毎の電流値のばらつきに対
して常にダミーセルの電流値の方が小さくなるようにで
きるので、VINよりもVH2の電位が高くなるように
設定でき、このため、従来よりも信号BとVCCとの電
位差の小さくなる割合を少なくしている。したがって、
より低い電源電圧まで動作させることが可能となる。 このような実施例においては、メモリセル電流の各メモ
リセル毎におけるばらつきのもつとも少ないメモリセル
電流を持つものよりもダミーセルの電流が少なければ良
いので、メモリセルのチャネル長に比べてダミーセルの
チャネル長をそれほど長く設定する必要はなく、メモリ
セルのチャネル長よりも10%長い程度で良い。すなわ
ち、メモリセルのチャネル長が1μmであるならばダミ
ーセルのチャネル長は1.1μm程度で良い。この場合
、メモリセルとダミーセルのチャネル長に差があるすぎ
るとVINとVH2の電源ノイズに対する応答性が違い
、誤動作の原因となるので、あまり差をつけすぎるのは
好ましくない。 この実施例によれば、電圧マージンの大きい半導体メモ
リを提供することができる。 第16図は本発明の第9の実施例を示すもので、第1図
に示したトランジスタQ24.Q25で作った固定バイ
アス方式に代えて、インバータ11゜1.2.I3によ
る周知のフィードバックバイアス回路を用いたものであ
る。 この回路を試作し、評価した結果、第16図に示すフィ
ードバックバイアス回路を用いたものの方が、第1図に
示す固定バイアス回路を用いたものよりもビット線ある
いはダミービット線のプリチャージに要する時間が短く
て済んた。このため、アドレスが入力されてから、デー
タが出力されるまでの時間は第16図に示したフィード
バックバイアス方式の方が固定バイアス方式よりも短く
することができ、より高速動作が可能であることが分か
った。 発明者らは、さらに高速動作をさせるため、第16図に
示した回路においてイコライズおよびプリチャージの時
間を最適化し、その上、出力バッファ回路の出力段のト
ランジスタサイズをより大きく設定し、外部端子の充放
電時間をより短くした。このことにより、より高速動作
をする半導体メモリが得られた。しかし、出力段トラン
ジスタの電流駆動能力を大きくとったため、パッケージ
あるいは電源配線のインダクタンス成分により、データ
出力時において、電源電圧がより大きく変動し、この電
源ノイズにより“0”データを記憶したメモリセルが選
択された場合に誤動作が生じるという新たな問題が生じ
た。この場合、発明者らの解析によれば、電源ノイズに
より誤動作するのはプリチャージパルス幅の短いもので
あることが分かった。その理由は次のように考えられる
。 一般に、ビット線のプリチャージに要する時間は、ビッ
ト線が放電状態である時にプリチャージする場合が最も
長くかかる。これに対して、ダミービット線DBLIは
すてに充電状態にあるため、プリチャージに要する時間
は短くて済む。プリチャージが終了して“0“データか
出力されるとき、電源電圧が変動すると、インバータ1
1,12I3の出力も電源変動の影響を受けて変動する
。 この時、電源電圧Vccか低下しインバータI2の出力
か“0”方向に変動するためトランジスタQ21.及び
トランジスタQ22の導通抵抗か大きくなる。ビット線
BLはプリチャージに要する時間か長いため、トランジ
スタQ21の抵抗か大きくなるために完全にプリチャー
ジ状態とはなっていないが、ダミービット線はプリチャ
ージ時間が短くても充分プリチャージされる。このこと
により、VINとVRIとの間に電位差が生ずる。すな
わち、イコライズ終了後、VINの電位がVRIより低
くなり、第1のセンスアンプが間違ったデータを出力し
、これにより誤動作していた。 以下に示す実施例はこのような事情から電源ノイズによ
り誤動作しない高速動作可能な半導体メモリを提供する
ものである。 第17図は第16図の実施例において用いたインバータ
11〜I3を示す回路記号で、第18図はその回路構成
を示している。このインバータを構成するトランジスタ
N1の閾電圧あるいはPチャネルトランジスタN2とN
チャネルトランジスタN1の寸法の比を変えることでビ
ット線の電位を最適化することができる。例えば、N1
の閾電圧はOV程度が望ましい。 第19図は第16図の実施例において用いたインバータ
を改良することにより、上述した誤動作の対策を行なっ
たもので前述した第18図のインバータの電源とN2と
の間に定電流源C1を挿入したものである。このような
構成では出力バッファからデータが出力される時、電源
電圧Vccが変動しても、定電流源C1が存在するため
電流値は不変で、インバータの出力OUTか変動せず、
上述したような誤動作は生しない。 第20図は定電流源としてデプレッション型トランジス
タN3を用いたもので、ソースとゲートとを接続するこ
とにより定電流特性を得ている。 第21図は第20図に示されたトランジスタN3のゲー
トを接地したもので、トランジスタN3が飽和領域で動
作するため、定電流特性が得られる。 第22図はPチャネルトランジスタN4を定電流特性で
用いたものである。この実施例ではそれぞれドレインと
ゲートを接続したPチャネルトランジスタN5.N6.
デプレッンヨントランジスタN7を直列に接続したもの
を電源Vccと接地間に接続し、トランジスタN4のゲ
ートをトランジスタN6とN7の接続点に接続している
。この場合、トランジスタN4のゲート電圧はVCC−
Vthn51 l Vthn6 lとなり電源電圧
の変動とともに、トランジスタN4のケート電圧も同様
に変化するため、定電流特性を得ている。 V thn5及びV thn6はそれぞれトランジスタ
N5及びN6のンキイ電圧である。 第23図、第24図はゲートとソースが接続されたNチ
ャネルデプレッション型トランジスタN8と、ゲートと
ドレインが接続された3つのNチャネルトランジスタN
9.NIO,Nllを電源VCCと接地間に接続してお
り、nチャンネルトランジスタN12およびしきい値が
ほぼOVのnチャンネルトランジシスタN1Bを飽和領
域で動作させることにより、定電流特性を実現している
。 このため電源電圧vccが変動しても流れる電流は変動
せず、インバータの出力OUTも変動しない。 したかって、上述した誤動作も生じない。 このように、これらの実施例では電源電圧の変動かあっ
てもフィードバックバイアス回路のインバータ11〜I
3の出力か変動しないので、プリチャージ時間を短くす
ることかでき、これにより動作か速く、誤動作のない半
導体メモリを提供することができる。 第25図はフィードバックバイアス回路のさらに他の実
施例を示す回路図である。 本実施例のフィードバックバイアス回路は入力がビット
IIBLに接続され出力がトランジスタQ21のゲート
電極に接続された第一のインバータ回路と、入力がビッ
ト線BLに接続され、出力が初期充電用トランジスタQ
60のゲート電極に接続された第二のインバータ回路よ
り構成される。 第一のインバータ回路はPチャネルトランジスタQ64
.Q71としきい値電圧がほぼOvのNchトランジス
タQ73より構成される。また第二のインバータ回路は
PチャネルトランジスタQ63゜Q70としきい値がほ
ぼOVのNチャネルトランジスタQ72の直列接続回路
より構成される。NチャネルトランジスタQ61.Q6
2はそれぞれ第二、第一のインバータの出力とGrou
ndとの間に接続される。PチャネルトランジスタQ6
3Q64とNチャネルトランジスタQ61.Q62はチ
ップが待機状態の時、チップのl自費電力を削減する目
的で使用される。初期充電用トランジスタQ60はビッ
ト線の高速充電のため使用されるもので、ビット線の充
電が開始されてNチャネルトランジスタQ21がしゃ断
するより先に、初期充電用トランジスタQ60がしゃ断
するように、第二のインバータの出力電位は第一のイン
バータの出力電位より低くなるよう設定される。このよ
うに、フィードバックタイプバイアス回路で初期充電用
トランジスタを使用することにより、0■から所定電位
までのビット線の充電時間をさらに短縮化することが可
能となった。 第26図は本発明の第10の実施例を示すもので、第2
5図に示したビット線バイアス回路の半導体記憶装置内
でのセンスアンプ等と接続構成を示す。第1のダミービ
ット線DBLI及び第2のダミービット線DEL2のバ
イアス回路にも第25図と同様の構成のバイアス回路を
使用することにより、メモリセルの“O°デデー読出し
時のビット線電位と第1のダミービット線の電位、及び
メモリセルの“1”データ読出し時のビット線電位と第
2のダミービット線の電位が等しくなり、読出し速度を
高速にすることができる。 第27図は第26図のビット線バイアス回路の他の実施
例を示すもので、第25図の第1のインバータを構成し
ているPチャネルトランジスタQ71をゲート電極がソ
ース電極に接続されたデプレッション型Nチャネルトラ
ンジスタQ75に、また第2のインバータを構成してい
るPチャネルトランジスタQ70をゲート電極がソース
電極に接続されたデプレッション型Nチャネルトランジ
スタQ74に置換えたものである。また第28図はバイ
アス回路のさらに他の実施例を示すもので、第25図の
PチャネルトランジスタQ71をゲート電極かドレイン
電極に接続されたしきい値電圧がほぼOVのNチャネル
トランジスタQ79に、またPチャネルトランジスタQ
70をゲート電極がドレイン電極に接続されたしきい値
電圧がほぼOVのトランジスタQ7gに置換えたもので
ある。 このように第1のインバータと第2のインバータには第
20図〜第24図に示したインバータの他に従来技術で
使用した種々のタイプを使用することが可能である。 第30図にビット線が切替わり、新しく選択されたビッ
ト線が充電される際のビット線電位変化(BL)と、第
25図及び第26図に示されたフィードバックバイアス
回路の第1のインバータの出力の電位変化を実線で示す
。第30図において時間toで新しく選択されたビット
線BLの充電が開始されると、このビット線BLの低い
電位に対応じて第1のインバータの出力電位は上昇する
。 時間t1てビット線はデータ“1”が記憶されたメモリ
セルが選択された時のビット線電位まで充電されるか、
インバータの入力に対するインバータ出力の応答速度の
遅れにより、このとき第1のインバータの出力電位は“
1#のメモリセル(“1″セル)が選択された時の例え
ば第30図の時刻t3の時の所定の安定した電位より高
い電位である。このためビット線は第30図に示した時
刻t3の時の“1″セルが選ばれた時の所定の安定電位
以上に充電され、第1のインバータの出力電位は低下し
ビット線は充電されない。選択されたメモリセルにより
、ビット線は徐々に放電されるが、ビット線の容量が大
きいため時間t3ではじめて“1″セル選択時のビット
線電位に回復する。このようにビット線が所定の安定電
位に達してもさらに余分に充電が行われ(過充電)るた
め、″1″データの読出し速度が遅くなるという問題が
ある。このため第29図に示す第10の実施例ではカラ
ムゲートトランジスタのドレイン電極とビット線バイア
ス回路の入力(BLD)間にゲートがVccに接続され
たデプレッション型NチャネルトランジスタQ50を挿
入している。 第30図に破線で示した電圧波型が、第29図における
、ビット線の電位、ビット線バイアス回路の入力電位と
、第1のインバータの出力電位である。ここでビット線
バイアス回路の入力電位をBLDで示す。 第29図におけるトランジスタQ50は抵抗として動作
するため、新しく選択されたビット線BLを充電すると
き、このトランジスタQ50ののドレイン(BLD)と
ソースとの間には電位差が生じる。 すなわち、ビット線が切り替わり、新しく選択されたビ
ット線が充電されるとき、ビット線の電位(トランジス
タQ50のソース側)より、ビット線バイアス回路の入
力端の電位は高くなる。 このためビット線バイアス回路の入力端がデ−タ“12
のメモリセル選択時の安定したビット線電位以上まで余
分に充電されても、ビット線BLは、データ“1″のメ
モリセル選択時の安定したビット線電位まで充電されな
い。 さらにビット線バイアス回路の入力端か、余分に充電さ
れたあとで、ビット線バイアス回路に入力端は充電され
なくなる。このとき、ビット線バイアス回路の入力端の
電位は、ビット線BLより高い電位となっているため、
ビット線バイアス回路の入力端の余分に充電された電荷
によりビット線BLがさらに充電され、ビット線バイア
ス回路の入力端とビット線BLの電位は、データ“1゜
のメモリセルが選択された場合の安定した電位となる。 デプレッション型トランジスタQ50を挿入することに
より、ビット線バイアス回路の入力端の電位を、デプレ
ッション型トランジスタQ50が挿入されていない場合
のビット線バイアス回路の入力端の電位より速く上昇さ
せることができるため、ビット線とバイアス回路の第1
のインバータの出力電位はデプレッション型トランジス
タQ50が挿入されることにより従来より速く低下する
。 例えば第30図に示すように、第1のインバータの出力
電位が低下し、トランジスタQ21を介してのビット線
の充電がなくなるまでの時間は、デプレッション型トラ
ンジスタQ50を挿入することによりt2−t2’たけ
高速になる。ビット線バイアス回路の第1のインバータ
の応答速度の遅れによるビット線の過充電を防止し、ビ
ット線BLの電位が、データ“1“のメモリセル選択時
の安定したビット線電位になるまでの時間を短縮化でき
る。 このようにビット線バイアス回路の入力端とビット線B
L間にゲートをVCCに接続したデプレッション型トラ
ンジスタを挿入し、ビットiBLと、ビット線バイアス
回路の入力端との間に電位差を生じさせることにより、
ビット線BLの過充電が防止され、高速読出しが可能と
なる。 第29図の実施例では、さらにデプレッション型トラン
ジスタをダミービット線DBLI。 DBL2とビット線バイアス回路12.13間にそれぞ
れ挿入することにより、メモリセルの“0゜データ読出
し時のビット線と第1のダミービット線の電位及びメモ
リセルの“1”データ読出し時のビット線と第2のダミ
ービット線の電位を等価に17で続出し動作を安定化さ
せている。 第31図は第29図に示す実施例においてデプレッショ
ン型トランジスタQ50のゲート入力を書込みコントロ
ール信号Hとしたものである。通常EFROMではメモ
リセルへ“0”データを書込む場合、書込み回路により
ビット線に9V程度の高電圧が印加される。 本実施例回路では書込み時にOVとなる信号Hをデプレ
ッション型トランジスタQ50のゲート電極に供給する
ことにより、バイアス回路に高電圧が印加されるのを防
止している。またメモリセルのデータ読出し時にこの信
号Hは電源VCCの電位となるため、第2図実施例で説
明したビット線過充電によるデータ読出し速度が遅くな
る問題も解決している。 第32図は第29図に示す実施例の変形例であって第2
9図に示した回路の容ff1c1.C2をダミービット
線DBL1a、DEL2aで構成したものである。この
実施例ではこれらの追加ダミービット線に接続されるダ
ミーセルDM11aDM21 a、DMI 2a、DM
22a、−・・の個数を調整することにより、メモリセ
ル側のカラムゲートCGI、CG2.・・・・・・に存
在する寄生容量を補償し、ビット線とダミービット線の
負荷容量を等しく設定している。 第33図は本発明の第11の実施例を示す回路図であり
、本発明のメモリ装置におけるイコライズ方式を説明す
るものである。この実施例ではビット線BLとダミービ
ット線DBL2との間のイコライズを行うトランジスタ
Q200.Q201が追加されている。 第33図に示した半導体メモリにおいて、例えばビット
線BLと第1のダミービット線DBLIと第2のダミー
ビット線DEL2が共にイコライズされた場合について
考える。この場合にトランジスタQ12.Q14.Q2
01及びQ16Q17.Q200にて接続される経路を
簡略図で示すと、第34図(A)のようになる。 第34図(A)−第34図(D)を用いて“○“データ
が読出される場合と“1゛データが読出される場合につ
いて、各ビット線の電位変化について以下に説明する。 まず、選択されたメモリセルか、“0″データを記憶し
ている場合を考える。この場合、このメモリセルおよび
第1のダミーセルはオフしており、第2のダミーセルか
オンしているため、ビット線BL、第1)第2のダミー
ビット線DBLI。 DEL2のうち、オン状態のメモリセルが、接続されて
いるのは、第2のダミービット線だけである。このため
ビット線及び第1のダミービ・ソト線から、第2のダミ
ービット線へ流れる電流経路が形成される。 イコライズが完了した後、ビット線BL、第1のダミー
ビット線DBLI、第2のダミービット線DEL2の電
位は、それぞれメモリセル、第1)第2のダミーセルに
記憶されたデータに対応じて変化する。第1)第2及び
第3のセンスアンプはビット線BL、第1)第2のダミ
ービット線DBLI、DBL2上の電位の変化を検知し
て、メモリセルに記憶されたデータを検知する。 より速くメモリセルに記憶されたデータを検知するため
には、第1)第2及び第3のセンスアンプの詳細な回路
構成から理解されるように、メモリセルに記憶されてい
る“0“データ(メモリセルがオフ)を検知する場合は
、イコライズが完了された時、第1のダミービット線D
BLIの電位より、ビット線BLの電位の方が高いこと
が望ましい。逆に、メモリセルに記憶されている“1゜
データ(メモリセルかオン)を検知する場合は、イコラ
イズが完了した時第2のダミービット線DBL2の電位
より、ビット線BLの電位の方が低いことが望ましい。 これに対し、メモリセルに記憶されている“0”データ
を検知する場合に、イコライズ完了時に、第1のダミー
ビット線DBLIの電位よりビット線BLの電位の方が
低いとデータの検知は遅くなる。“1″データを検知す
る場合に第2のダミービット線DEL2の電位よりビッ
ト線BLの電位の方か高いとデータの検知は遅くなる。 前述したように、第34図(A)において、メモリセル
と第1のダミーセルとは、ともにオフ状態であるため、
電気的に第34図(A)のA−A′線で対称関係にある
。 このため、ビット線BLから第2のダミービット線DB
L2へ流れる電流値と、第1のダミービット線DBLI
から第2のダミービット線DBL2へ流れる電流値とは
等しく、■1の値を持つ。 また、ビット線BL及び第1のダミービ・ント線DBL
Iから流れ出す電流は等しい値を持つので、“0“デー
タのメモリセルが選択された時のビ・ソト線BLの電位
と第1のダミービット線DBL1の電位とは等しい。す
なわち、“0”データを検知する場合に、イコライズ完
了時、第1のダミービット線DBLIの電位よりビット
線の電位の方か低くなることかないので、データの検知
は遅くならない。 次に、選択されたメモリセルが“1”データを記憶して
いる場合について考える。 この場合、このメモリセルおよび第2のダミーセルは、
オンしており、第1のダミーセルは、オフにいるため、
第34図(A)に示したようにB−B’線をはさんで、
電気的に対称な状態となる。 このため、ビット線BLに流れ込む電流値と、第2のダ
ミービット線DEL2へ流れ込む電流値は共に12であ
り等しいので、“1°データのメモリセルが選択された
時のビット線の電位と第2のダミービット線DBL2の
電位とは等しい。すなわち、“1″データを検知する場
合に第2のダミービット線DEL2の電位よりビット線
BLの電位の方が高くなることがないのでデータの検知
は遅くならない。 以上のように、第33図の構成で第34図(A)のよう
なイコライズ方法を採用することにより、メモリセルに
記憶されているデータが“0“であっても“1”であっ
てもデータ検知速度は遅くならない。 また、他のイコライズ方法を第34図(B)〜(D)の
簡略図を用いて説明する。 まず、第34図(B)のようにビット線BLと第2のダ
ミービット線DEL2との間にトランジスタQ200.
Q201を接続しなかった場合を考える。 選択されたメモリセルが“0“データを記憶シている場
合、このメモリセルはオフしているので、オンされてい
る第2のダミーセルのみを通して、電流が流れる。この
ため、電流経路は■となり、ビット線BL−第1のダミ
ービット線DBLl→第2のダミービット線DBL2の
順に電流が流れる。この結果、ビット線BLの電位は第
1のダミービット線DBLIの電位より高くなる。前述
したように、“0″データを読む場合にはビット線BL
の電位が第1のダミービット線DBLIの電位よりも高
い方がリードマージンが上がる。 選択されたメモリセルか“1°データを記憶している場
合は、第34図(A)の場合と同様にB−B’線で電気
的に対称となり、第34図(A)で説明したのと同じ効
果か得られる。 以上の様に、第34図(B)のようなイコライズ方法を
採用することにより、メモリセルに記憶されているデー
タが“0”であっても、“1”であっても、データ検知
速度は遅くならない。 次に、第34図(C)のようにビット線BLと第1のダ
ミービット線との間にトランジスタQ16.012を接
続しなかった場合について考える。 選択されたメモリセルが“0”データを記憶している場
合は、第34図(A)に示したようにA−A”線をはさ
んで電気的に対称になるため、第34図(A)と同様の
効果が得られる。 選択されたメモリセルか1“データを記憶している場合
は、このメモリセルはオンしており、電流経路は■とな
って第1のダミービット線DBL1−第2のダミービッ
ト線DBL2→ビット線BLの順に電流は流れる。この
結果、ビット線BLの電位は第2のダミービット線より
も低くなる。前述したように、“1”データを読む場合
には、ビット線BLの電位か第2のダミービット線より
も低い方がリードマージンか上かる。 以上の様に、第34図(C)のようなイコライズ方法を
採用することにより、メモリセルに記憶されているデー
タが“0”であっても、“1″であっても、データ検知
速度は遅くならない。 第34図(D)は、第1のダミービット線DBLIと第
2のダミービット線DEL2との間にトランジスタQ1
7.Q14を接続しない場合である。 第34図(D)においては、選択されたメモリセルが、
“0“データを5己憶していても、“1″データを記憶
していても電流経路は■となり、選択されたメモリセル
が“0”データを記憶している時は、ビット線BLは、
第1のダミービット線DBLIの電位よりも低くなり、
選択されたメモリセルが“1”データを記憶している時
は、ビット線BLは、第2のダミービット線よりも高く
なる。 前述した理由により、第34図(D)の場合は、メモリ
セルに記憶されているデータが“0″あるいは“1″の
どちらでも読出し動作はマージンのない方向に働く。 現実の読出動作においてはイコライズ時間を十分にとっ
ているため、各ビット線の電位差が非常に小さい。この
ため、上記のように第34図(A)〜(D)のイコライ
ズ方法の違いによる差は現れない。 しかし、さらに高速動作を求める場合には、イコライズ
時間を短くする必要かあり、この場合には、上記の様に
イコライズ方法の違いによる差が現われるためイコライ
ズ方法は第34図(A)〜(C)のいずれかの方式にし
ておくことか望ましい。 また、トランジスタQ12.Q14.Q201の組と、
トランジスタQ16.Q17.Q200の組の両方が、
第34図(A)〜(C)の接続をとる必要はなく、上記
組のいずれか一方のみに適用するたけでもよく、第34
図(A)〜(C)を上記組毎に異るように組み合わせて
使用してよい。 次に、第35図のように、2ビツトに対し、第1のダミ
ービット線DBLIと、第2のダミービット線DEL2
を1本ずつ配置した場合のイコライズ方法を考える。 第36図は、本発明の第11の実施例を示す回路図であ
って、第35図の2ビツト分についての詳細な回路図で
ある。 この実施例では各線間を接続するトランジスタQ16.
Q17.Q200.Q16’ 、Q17’Q200’及
びQ12.Q14.Q201゜Q12’ 、Q14’
、Q201’が設けられ、これらを適宜動作させること
により各線間をイコライズすることが可能である。 第36図に示した半導体メモリにおいて、例えば、第1
のビット線IBLと第2のビット線2BLと第1のダミ
ービット線DBLIと第2のダミービット線DBL2と
が、イコライズされた場合について考える。このとき接
続される経路を簡略図で示すと、第37図(1)のよう
になる。 第37図(1)の場合について、以下に説明する。 まず、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルとか、共に“0°データを記憶
している場合について、考える。 これらのメモリセルは、オフしているため、第1のビッ
ト線IBL、第2のビット線2BL、第1のダミービッ
ト線DBLI、第2のダミービット線DBL2の内、オ
ン状態のメモリセルが接続されているのは、第2のダミ
ービット線だけである。このため、第1のビット線IB
L及び第2のビット線2BL及び第1のダミービット線
DBL1から、第2のダミービット線へ流れる電流経路
が形成される。第1のビット線IBLと第2のダミービ
ット線DBL2の関係と、第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DEL2の関係と、第1のダミービッ
ト線DBLIと第2のダミービット線DBL2の関係は
、おのおの電気的に等しい状態になっている。 この状態をわかりやすくするために第37図(1)を変
形すると、第37図(1−0)のようになる。第1のビ
ット線IBLから第2のダミービット線DBL2に流れ
る電流と、第2のビット線2BLから第2のダミービッ
ト線DBL2に流れる電流と、第1のダミービット線D
BL1から第2のダミービット線に流れる電流とはそれ
ぞれ等しい。したがって、第1のビット線IBL、第2
のビット線2BL及び、第1のダミービット線DBLI
から流れ出す電流は等しい値を持つので、第1のビット
線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位と、第1
のダミービット線DBLIの電位とは、等しい。すなわ
ち、第1のビット線1BLと第2のビット線2BLに接
続されている選択されたメモリセルとか、共に゛0°デ
ータを記憶する場合に、第1のダミービット線DBLL
の電位より、第1のビット線IBLの電位と第2のビッ
ト線2BLの電位の方が、低くなることがムいので、デ
ータの検知は遅くならない。 また、第37図(1−0)より明らかなように第1のビ
ット線IBLと第2のビット線2BLと第1のダミービ
ット線DBLIの電位は等しいため第37図(1−0)
図のA、B、Cの経路に沿って流れる電流はない。経路
A、B、Cに沿って流れる電流はないため、経路A、B
、Cのどの1つの以上の経路を取り除いても、第1のビ
ット線IBLと、第2のビット線2BLと第1のダミー
ビット線DBLIの電気的状態は、経路A、B。 Cを接続した時と変わらない。すなわち、選択された2
つのメモリセルに記憶されたデータが、ともに“0”の
場合は、経路A、B、Cかあっても、なくても同じ電気
的状態となる。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルとが、共に“1”データを記憶
している場合について、考える。これらのメモリセルは
、オンしているため、第1のダミービット線DBLIか
ら、第1のビット線IBL及び第2のビット線2BL及
び第2のダミービット線DEL2へ流れる電流経路が形
成される。第1のビット線IBLと第1のダミービット
線DBLIの関係と、第2のビット線2BLと第1のダ
ミービット線DBLIの関係と、第2のダミービット線
DBL2と第1のダミービット線DBL1の関係は、お
のおの電気的に等しい状態になっている。この状態をわ
かりやすくするために第37図(1)を変形すると、第
37図(1−1)のようになる。このため、第1のダミ
ービット線DBLIから第1のビット線IBLに流れる
電流と、第1のダミービット線DBLIから第2のビッ
ト線IBLに流れる電流と、第1のダミービット線DB
LIから第2のダミービット線DEL2に流れる電流と
は、等しい。第1のビット線IBLに流れ込む電流と、
第2のビット線2BLに流れ込む電流と、第2のダミー
ビット線DBL2に流れ込む電流とは等しい値を持つの
で、第1のビット線IBLの電位と第2のビット線2B
Lの電位と、第1のダミービット線DBLIの電位とは
等しい。すなわち、第1のビット線1BLと第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルとが
、共に“1”データを記憶する場合に、第2のダミービ
ット線DEL2の電位よりも、第1のビット線IBLの
電位と第2のビット線2BLの電位の方が、高くなるこ
とかないので、データの検知は遅くならない。また、第
37図(1−1)より明らかなように、第1のビット線
IBLと第2のビット線2BLと第2のダミービット線
DEL2の電位は等しいため、第37図(1−1)図の
DSESFの経路に沿って流れる電流はない。経路り、
E、Fに沿って流れる電流はないため、経路り、E、F
のどの1つの以上の経路を取り除いても、第1のビット
線IBLと、第2のビット線2BLと第1のダミービッ
ト線DBLIの電気的状態は、経路り、 EFを接続
した時と変わらない。すなわち、選択された2つのメモ
リセルに記憶されたデータが、ともに“1”の場合は、
経路り、E、Fがあっても、なくても同じ電気的状態と
なる。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルが“1”データを記憶しており、第2のビ
ット線2BLに接続されている選択されたメモリセルか
“○゛データ記憶している場合について考える。この場
合、オンするメモリセルが接続されているのは、第1の
ビット線IBLと、第2のダミービット線DEL2であ
る。 このため、第2のビット線2BLから第1のビット線I
BLと第2のダミービット線へ流れる電流経路と、第1
のダミービット線DBLIから第1のビット線IBLと
第2のダミービットvADBL2へ流れる電流経路が形
成される。第2のビット線2BLと第1のビット線IB
L及び第2のダミービット線DBL2の関係と、第1の
ダミービット線DBLLと第1のビット線IBL及び第
2のダミービット線DBL2の関係とは、おのおの電気
的に等しい状態になっている。この結果、第2のビット
線2BLから第1のビット線IBLと第2のダミービッ
ト線DBL2に流れる電流と、第1のダミービット線D
BLIから第1のビット線IBLと第2のダミービット
線DEL2に成れる電流とは、等しい。第1のビット線
IBLに流れ込む電流と、第2のダミービット線DBL
2に流れ込む電流とは等しい値を持つので、第1のビッ
ト線IBLの電位と第2のダミービット線DBL2の電
位とは等しい。すなわち、接続されている選択されたメ
モリセルか“1”データを記憶している第1のビット線
IBLの電位は、第2のダミービット線DEL2の電位
よりも高くなることがないので、データの検知は遅くな
らない。また、第2のビット線2BLから流れ出す電流
と、第1のダミービット線DBL 1から流れ出す電流
とは等しい値を持つので、第2のビット線2BLの電位
と第1のダミービット線の電位DBLIとは等しい。す
なわち、接続されている選択されたメモリセルが“01
データを記憶している第2のビット線2BLの電位は、
第1のダミービット線DBLIの電位よりも低くなるこ
とがないのて、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“01データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合も同様で、共にデータの検知
は遅くならない。 以上のように、第37図(1)のようなイコライズ方法
を採用することにより、メモリセルに記憶されているデ
ータが“0゛であっても、“1゛であってもデータの検
知は遅くならない。 第37図(2)に示すようにイコライズした場合につい
て、以下に説明する。 まず、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルが、共に“0”データを記憶し
ている場合について考える。 これは第37図(1−0)からCの経路を省略した形と
なっており、第1のビット線IBLと、第2のビット線
2BLと第1のダミービット線DBLIの電位は等しい
。第1のダミービット線DBLIの電位より、第1のビ
ット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位の方
が、低くなることがないので、データの検知は遅くなら
ない。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されてい
る選択されたメモリセルとか、共に“1“データを記憶
している場合について考える。これは第37図(1−1
)からFの経路を省略した形となっており、第1のビッ
ト線IBLと、第2のビット線2BLと第2のダミービ
ット線DEL2の電位は等しい。第2のダミービット線
DBL2の電位より、第1のビット線IBLの電位と第
2のビット線2BLの電位の方が高くなることがないの
で、データの検知は遅くならない。 次に、第1のビット線IBLに接続されている選択され
たメモリセルが“1“データを記憶しており、第2のビ
ット線2BLに接続されている選択されたメモリセルか
“0”データを記憶している場合について考える。この
場合、第1のビット線IBLに第1のダミービット線D
BLIから電流が流れる。第2のダミービット線DBL
2に、第1のダミービット線DBLIと第2のビット線
2BLとから電流か流れる。この結果、接続されている
選択されたメモリセルか“1”データを記憶している第
1のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位よりも低くなる。 前述したように、“1″データを読む場合には、ビット
線の電位が第2のダミービット線よりも低い方が、リー
ドマージンが上がる。また、第2のビット線2BLから
、第2のダミービット線DBL2に電流が流れる。第1
のビット線IBLから、第2のダミービット線DBL2
と第1のビット線IBLとに電流が流れる。この結果、
接続されている選択されたメモリセルか“0″データを
記憶している第2のビット線2BLの電位は、第1のダ
ミービット線DBLIの電位よりも高くなる。前述した
ように、“0°データを読む場合には、ビット線の電位
が第1のダミービット線よりも高い方か、リードマージ
ンが上がる。第1のビット線IBLに接続されている選
択されたメモリセルが“0”データを記憶しており、第
2のビット線2BLに接続されている選択されたメモリ
セルが“1”データを記憶している場合も同様で、共に
リードマージンが上がる。 以上のように第37図(2)のようなイコライズ方性を
採用することによりメモリセルに記憶されているデータ
が“O“てあっても“1”であってもデータの検知は遅
くならない。 第37図(3)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶してい
る場合を考える。これは第37図(1−0)から、Aの
経路を省略した形となっており、第1のビット線IBL
と、第2のビット線2BLと第2のダミービット線DB
L2の電位は等しい。第1のダミービット線DBLIの
電位より、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位の方が低くなることがないので、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lと第2のダミービ・ソト線DBL2に第1のダミービ
ット線DBLIから電流が流れる。第1のビット線IB
Lには第1のダミービット線DBLIから直接電流は流
れない。この結果、第2のビット線2BLの電位は、第
2のダミービット線DBL2の電位と等しく、第1のビ
ット線IBLの電位は、第2のダミービット線DEL2
の電位よりも低くなる。したがって、前述した理由でリ
ードマージンが上がる。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0“
データを記憶している場合につい−C考える。この場合
、第1のビ・ソト線IBLに、第2のダミービット線D
BLIから電流が流れる。第2のダミービット線2BL
に、第1のダミービット線DBLIと第2のビット線2
BLとから電流か流れる。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“1”データを記憶している第1
のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線DB
L2の電位よりも低くなる。 したかって、前述した理由でリードマージンが上がる。 また、第2のビット線2BLから、第2のダミービット
線DBL2と第1のビット線IBLとに電流が流れる。 第1のダミービット線DBL1から、第2のダミービッ
ト線DBL2に電流が流れる。この結果、接続されてい
る選択されたメモリセルが“0”データを記憶している
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。この場合には前述した
理由からリードマージンの無い方向に働く。 第]のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0°データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビ、ソト線IBLから、第2のビット線2BLと
第2のダミービット線DBL2に電流か流れる。第1の
ダミービット線DBLIから、第2のビット線2BLと
第2のダミービット線DBL2に電流が流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“0
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBL1の電位とは等しく、前
述の理由で、データの検知は遅くならない。また、第2
のビット線2BLには、第1のビット線IBLと第1の
ダミービット線DBL 1から電流が流れる。第2のダ
ミービット線DBL2に、第1のビット線IBLと第1
のダミービット線DBLIから電流が流れる。この結果
、接続されている選択されたメモリセルが“1“データ
を記憶している第2のビット線2BLの電位は、第2の
ダミービット線DBL2の電位とは等しく、前述の理由
でデータの検知は遅くならない。 第37図(4)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0゜データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lと第1のダミービット線DBL1から第2のダミービ
ット線り、 B L 2に電流が流れるが、第1のビッ
ト線IBLは直接節2のダミービット線DEL2には電
流が流れない。このため、第2のビット線2BLの電位
は、第1のダミービット線DBLIの電位と等しく、第
1のビット線]、 B Lの電位は、第2のダミービッ
ト線DBL2の電位よりも高くなる。したがって前述し
た理由でリードマージンが上がる。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1“データを記憶する場
合を考える。これは第37図(1−1)からDの経路を
省略した形となっており、第1のビット線IBLと、第
2のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2の
電位は等しい。第2のダミービット線DBL2の電位よ
りも第1のビット線IBLの電位と第2のビット線2B
Lの電位の方が高くなることかないので、データの検知
は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第2のビット線2BLと第1
のダミービット線DBLIから電流が流れる。第2のダ
ミービット線DBL2にも、第2のビット線2BLと第
1のダミービット線DBLIから電流が流れる。このた
め、第1のビット線IBLの電位と第2のダミービット
線DBL2の電位とは等しく、前述した理由でデータの
検知は遅くならない。また、第2のビット線2BLから
第1のビット線IBLと第2のダミービット線DEL2
とに電流が流れ、第1のダミービット線DBLIからも
、第1のビット線IBLと第2のダミービット線DBL
2とに電流が流れる。この結果、接続されている選択さ
れたメモリセルが“O”データを記憶している第2のビ
ット線2BLの電位は、第1のダミービット線DBL1
の電位と等しく、前述した理由でデータの検知は遅くな
らない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLに電流
が流れ、第1のダミービット線DBLIから第2のビッ
ト線2BLと第2のダミービット線DEL2とに電流か
流れる。この結果、第1のビット線IBLの電位は、第
1のダミービット線DBL1の電位より高くなる。した
がって前述した理由でリードマージンか上がる。また、
第2のビット線2BLに第1のビット線IBLと第1の
ダミービット線DBLIから電流が流れるが、第2のダ
ミービット線DEL2には、第1のダミービット線DB
L1から電流が流れる。この結果、第2のビット線2B
Lの電位は、第2のダミービット線DEL2の電位より
高くなる。したかって、前述した理由でこの場合はリー
ドマージンの無い方向に働く。 第37図(5)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0”データを記憶する場
合について考える。この場合、第1のビット線IBLと
第2のビット線2BLからは、第2のダミービット線D
EL2に電流が流れるか、第1のダミービット線DBL
Iからは、第2のダミービット線DBL2に直接電流が
流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と、
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。したがって、前述した
理由でこの場合はリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1゜データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLには、第1のダミービット線
DBLIから@流が流れるか、第2のダミービット線D
BL2は、第1のダミービット線DBLIから直接電流
が流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位も高くなる。したがって、前述した理由
でこの場合はリートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか′O“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLには第1のダミービット線DBL
Iと第2のビット線2BLから電えか売れるが、第2の
ダミービット線DBL2には、第1のダミービット線D
BLIにのみ電流が流れる。この結果、接続されている
選択されたメモリセルが“1″データを記憶している第
1のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線D
BL2の電位よりも、高くなる。したがって前述した理
由からリードマージンの無い方向に働く。また、第2の
ビット線2BLから、第2のダミービット線DBL2と
第1のビット線IBLに電流が流れるか、第1のダミー
ビット線DBLIからは、第1のビット線IBLにのみ
電流が流れる。この結果、接続されている選択されたメ
モリセルが“0″データを記憶している第2のビット線
2BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位
よりも、低くなる。 したがって前述した理由でこの場合はリードマージンの
無い方向に働く。 第1のビット線1. B Lに接続されている選択され
たメモリセルが“O″データ記憶しており、第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“
1“データを記憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから、第2のビット線2BL
と第2のダミービット線DBL2に電流が流れる。第1
のダミービット線DBLIからは第2のビット線2BL
に電流が流れる。この結果、接続されている選択された
メモリセルが“0”データを記憶している第1のビット
線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電
位よりも低くなる。前述した理由で、この場合はリード
マージンの無い方向に働く。また、第2のビット線2B
Lには、第1のビット線IBLと第1のダミービット線
DBLIから電流が流れ、第2のダミービット線DEL
2には、第1のビット線IBLからのみ電流が流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“1
“データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位よりも低くなる
。前述した理由により、この場合は、リードマージンの
無い方向に働く。 第37図(6)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“O″データ記憶している
場合について考える。この場合、第1のビット線IBL
と第1のダミービット線DBLIには第2のダミービッ
ト線DBL2こ電流が流れるが、第2のビット線2BL
から第2のダミービット線DEL2には直接電流か流れ
ない。この結果、第1のビット線IBLの電位と、第1
のダミービット線DBLIの電位は等しく、第2のビッ
ト線2BLの電位は、第1のダミービット線DBL 1
の電位よりも高くなる。したがって、前述した理由でこ
の場合、第1のビット線IBLも第2のビット線2BL
も、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lと第2のダミービット線DBL2には第1のダミービ
ット線DBLIにから電流が流れるが、第1のビット線
IBLには第1のダミービット線DBL 1から直接電
流は流れない。この結果、第1のビット線1. B L
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位よりも
低くなり、第2のビット線2BLの電位は、第2のダミ
ービット線DEL2の電位と等しい。したがって、前述
した理由でリードマージンが上がるため、この場合、第
1のビット線IBLも第2のビット!2BLも、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLには、第2のビット線2BLから
電流が流れ、第2のダミービット線DEL2には第1の
ダミービット線DBLIから電流が流れる。この結果、
接続されている選択されたメモリセルが”1“データを
記憶している第1のビット線IBLの電位は、第2のダ
ミービット線DBL2の電位と等しく、データの検知は
遅くならない。また、第2のビット線2BLから、第1
のビット線IBLに電流が流れ、第1のダミービット線
DBL1から第2のダミービット線DEL2に電流か流
れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“O
”データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第1のダミービットIDBLIの電位と等しく、デー
タの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1#
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DEL2に電流が流れ、第1のダミー
ビット線DBLIからも第2のビット線2BLと第2の
ダミービット線DBL2に電流が流れる。この結果、接
続されている選択されたメモリセルが“0”データを記
憶している第1のビット線IBLの電位は、第1のダミ
ービット線DELIの電位と等しく、データの検知は遅
くならない。 また、第2のビット線2BLには、第1のビット線IB
Lと第1のダミービット線DBLLから電流が流れ、第
2のダミービット線DEL2にも、第1のビット線IB
Lと第1のダミービット線DBLIから電流か流れる。 このため、接続されている選択されたメモリセルが“1
”データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位とは等しく、デ
ータの検知は遅くならない。 以上のように、第371m(6)のようなイコライズ方
法を採用することにより、メモリセルに記憶されている
データが“0”であっても、“1″であってもデータの
検知は遅くならない。 第37図(7)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶する場
合について考える。この場合、第37図(1−0)から
Bの経路と、Cの経路を省略した形となっており、第1
のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位
は、第1のダミービット線DBLIの電位と等しくなり
、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“l”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のダミービット線DBL2に、第1のダミービ
ット線DBLIから電流が流れるが、第2のビット線2
BLには第1のダミービット線DBLIから直接電流は
流れない。この結果、第2のビット線2BLの電位は、
第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる。し
たがって、前述した理由でリードマージンが上がるため
、この場合、データの検知は遅くならない。しかし、第
1のビット線IBLの電位と第2のダミービット線DB
L2の電位が上がったときは、第2のダミービット線D
EL2からは第2のビット線2BLに電流が流れるが、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLに直接
電流は流れない。従って、第1のビット線IBLの電位
は、第2のダミービット線DBL2の電位より高くなる
。このため、リードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データをS記憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0
“データを記憶している場合について考える。この場合
、第1のビット線IBLに、第1のダミービット線DB
LIから電流か流れ、第2のダミービット線DEL2に
は、第1のダミービット線DBL1と第2のビット線2
BLから電流か流れる。この結果、接続されている選択
されたメモリセルか“1′データヲ記憶している第1の
ビット線1. B Lの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位より低くなる。したがって、前述した理
由でリードマージンが上がるため、データの検知は遅く
ならない。また、第2のビット線2BLからは、第2の
ダミービット線DBL2に電流が流れ、第1のダミービ
ット線DBLIからは、第2のダミービット線DEL2
と第1のビット線IBLに電流か流れる。この結果、接
続されている選択されたメモリセルか“O”データを記
憶している第2のビット線2BLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位より高くなる。したがって、
前述した理由でリードマージンが上がるため、この場合
、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0#データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが1”デ
ータを記憶している場合について、考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のダミービット1jl
DBL2に電流が流れ、第1のダミービット線DBLI
からも第2のダミービット線D2BLに電流が流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“0
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
第1のダミービット線DBLIの電位と等しく、データ
の検知は遅くならない。また、第2のダミービット線D
BL2には、第1のビット線IBLと第1のダミービッ
ト線DBLIから電流が流れ、第2のビット線2BLに
は第1のビット線IBLと第1のダミービット線DBL
1から直接電流は流れない。この結果、接続されている
選択されたメモリセルが“1”データを記憶している第
2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位より低くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンか上がるた
め、データの検知は遅くならない。 第37図(8)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶する場
合について考える。この場合、第1のビット線IBLと
第1のダミービット線DBLIから第2のダミービット
線DBL2に電流が流れるが、第1のビット線]、 B
Lには、その電位が下がってくると第2のビット線2
BLから電流が流れる。 このため、第1のビット線IBLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位よりも高くなる。また、第2
のビット線2BLの電位は、第1のビット線IBLの電
位より高いため、第2のビット線2BLの電位は、第1
のダミービット線DBLLの電位よりも高くなる。した
かって、前述した理由でリードマージンが上がるため、
この場合、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか共に“1′データを記憶している
場合について考える。この場合、第1のビット線IBL
と第2のダミービット線DBL2に、第1のダミービッ
ト線DBLIから電流が流れるが、第1のビット線IB
Lからは、その電位が上ってくると第2のビット線2B
Lに電流が流れる。 このため、第1のビット線IBLの電位は、第2のダミ
ービット線DBL2の電位より低くなる。 また、第2のビット線2BLの電位は、第1のビット線
IBLの電位より低いため、第2のダミービット線DB
L2の電位よりも低くなる。したがって、前述した理由
でリードマージンか上がるため、この場合、データの検
知は遅くならない。 第1のビット線1.、 B Lに接続されている選択さ
れたメモリセルが“1”データを記憶しており、第2の
ビット線2BLに接続されている選択されたメモリセル
か“0°データを記憶している場合について考える。こ
の場合、第1のビット線IBLに、第2のビット線2B
Lと第1のダミービット線DBLIから電流が売れ、第
2のダミービット線DBL2に、第1のダミービット線
DBLIから電流か成れる。このため、接続されている
選択されたメモリセルか“1”データを記憶している第
1のビット線IBLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位より高くなる。 したがって、前述した理由によりこの場合、リードマー
ジンの無い方向に働く。また、第2のビット線2BLか
ら第1のビット線IBLに電流が流れ、第1のダミービ
ット線DBLIからは、第1のビット線IBLと第2の
ダミービット線DBL2に電流が流れる。このため、接
続されている選択されたメモリセルが“0”データを記
憶している第2のビット線2BLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位より高くなる。したがって、
前述した理由でリードマージンが上がるため、データの
検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のビット線2BLと第
2のダミービット線DEL2に電流が流れ、第1のダミ
ービット線DBLIから、第2のダミービット線DBL
2に電流が流れる。このため、接続されている選択され
たメモリセルが“0“データを記憶している第1のビッ
ト線〕BLの電位は、第1のダミービット線DBL1の
電位より低くなる。したかって、前述した理由でこの場
合、リートマージンの無い方向に働く。また、第2のビ
ット線2BLに、第1のビット線IBLから電流が流れ
、第2のダミービット線DBL2に、第1のビット線I
BLと第1のダミービット線DBLIから電流か流れる
。このため、接続されている選択されたメモリセルが“
ユ”データを記憶している第2のビット線2BLの電位
は、第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる
。したがって、前述した理由でリードマージンか上がる
ため、データの検知は遅くならない。 第37図(9)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に0”データを記憶している
場合について考える。この場合、第1のダミービット線
DBLIからは第2のダミービット線DBL2に電流か
流れるが、第1のビット線IBLと第2のビット線2B
Lからは第2のダミービット線DBL2に直接電流か流
れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と第2
のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線DB
LIの電位よりも高くなる。したがって、前述した理由
でリードマージンが上がるため、データの検知は遅くな
らない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1″データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第37図(1−1)
のDの経路とEの経路を省略した形となっており、第1
のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位
と、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デ
ータの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第2のビット線2BLと第1
のダミービット線DBLLから電流が流れ、第2のダミ
ービット線DBL2に、第1のダミービット線DBLI
から電流か流れる。この結果、接続されている選択され
たメモリセルが“1°データを記憶している第1のビッ
ト線IBLの電位は、第2のダミービット線DEL2の
電位より高くなる。 したかって、前述した理由でこの場合、リードマージン
の無い方向に働く。また、第2のビット線2BLから第
1のビット線IBLに電流が流れ、第1のダミービット
線DBL1から、第1のビット線IBLと第2のダミー
ビット線DBL2に電流が流れる。この結果、接続され
ている選択されたメモリセルか“0″データを記憶して
いる第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービッ
ト線DBLIの電位より高くなる。したがって、前述し
た理由でこの場合リードマージンが上がるため、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のビット線2BLに電
流が流れ、第1のダミービット線DBLIからは、第2
のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2に電
流が流れる。この結果、接続されている選択されたメモ
リセルが“0°データを記憶している第1のビット線I
BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位よ
りも高くなる。したかって前述した理由でリードマージ
ンが上るためデータの検知は遅くならない。また、第2
のビット線2BLに、第1のビット線IBLと第1のダ
ミービット線DBLIから電えが流れ、第2のダミービ
ット線DEL2には、第1のダミービット線DBLIか
ら電流が流れる。この結果、接続されている選択された
メモリセルが“1“データを記憶している第2のビット
線2BLの電位は第2のダミービット線DEL2の電位
より高くなる。したかって前述した理由でこの場合リー
ドマージンの無い方向に働く。 第37図(lO)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lから、第2のダミービット線DBL2に電流が流れる
か、第1のダミービット線DBLIと第2のビット線2
BLから第2のダミービット線DBL2には電流か流れ
ない。この結果、第1のビット線IBLの電位は、第1
のダミービット線DBL1の電位よりも低くなる。した
がって、前述した理由でリードマージンの無い方向に働
く。なお、第2のビット線2BLの電位は、第2のダミ
ービット線DBL2の電位と等しく、データの検知は遅
くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1゛データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLには、第1のダミービット線
DBLIから電流か流れるが、第2のダミービット線D
BL2には、第1のダミービット線DBLIから直接電
流は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位
と第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット
線DBL2の電位より高くなる。したがって、前述した
理由で第1のビット線1.8L。 第2のビット線2BLとも、リードマージンの無い方向
に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“O″
′′データ憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第2のビット線2BLと第1
のダミービット線DBLIから電流が流れ、第2のダミ
ービット線DBL2には、第2のビット線2BLからも
第1のダミービット線DBL 1からも直接電流が流れ
ない。この結果、接続されている選択されたメモリセル
か“1″データを記憶している第1のビット線IBLの
電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より高く
なる。したかって、前述した理由でこの場合、リードマ
ージンの無い方向に働く。また、第2のビット線2BL
から、第1のビット線IBLに電流か流れ、第1のダミ
ービット線DBLIからも、第1のビット線IBLに電
流が流れる。この結果、接続されている選択されたメモ
リセルか“O”データを記憶している第2のビット線2
BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位と
等しく、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1′
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから、第2のビット線2BLと第
2のダミ−ビット線DBL2に電流か流れ、第1のダミ
ービット線DBLIから、第2のビット線2BLに電流
か流れる。 このため、接続されている選択されたメモリセルか“0
“データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBLIの電位よりも低くなる
。したがって、前述した理由でリードマージンの無い方
向に働く。また、第2のビット線2BLに、第1のビッ
ト線IBLと第1のダミービット線DBLIから電流が
流れ、第2のダミービット線DEL2に、第1のビット
線IBLから電流が流れる。このため、接続されている
選択されたメモリセルが“1”データを記憶している第
2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線D
BL2の電位より高くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンの無い方向
に働く。 第37図01〉の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0′データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第1のダミービット線DBLIから、第2のダミー
ビット線DBL2に電流か流れるか、第1のダミービッ
ト線DBLIには、その電位が下かってくると、第2の
ビット線2BLから電流が流れる。この結果、第1のビ
ット線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLI
の電位よりも低くなる。したがって、前述した理由でリ
ードマージンの無い方向に働く。なお、第2のビット線
2BLの電位は、第1のダミービット線よりも高いため
、リードマージンは上がり、データの検知は遅くならな
い。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1′データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第37図(1−1)
からEの経路とFの経路を省略した形となっており、第
1のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電
位と第2のダミービット線DBL2の電位は、等しく、
データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに、第1のダミービット線DBL
Iから電流が流れ、第2のダミービット線DEL2にも
第1のダミービット線DBLIから電流か流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“1
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デー
タの検知は遅くならない。 また、第1のダミービット線DBLIから、第1のビッ
ト線IBLと第2のダミービット線DEL2に電流か流
れ、第2のビット線2BLからは第1のビット線BLI
にも、第2のダミービット線DEL2にも直接電流は流
れない。このため、接続されている選択されたメモリセ
ルが″0′データを記憶している第2のビット線2BL
の電位は、第1のダミービット線DBLIの電位より高
くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンか上かるた
め、データの検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0゛データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“コ−
”データを記憶している場合について、考える。この場
合、第1のビ、ソト線IBLから、第2のダミービット
線DBL2に電流か流れ、第1のダミービット線DBL
Iから、第2のダミービット線DBL2と第2のビット
線2BLに電流が流れる。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“O”データを記憶している第1
のビット線IBLの電位は、第1のダミービット線DB
LLの電位より高くなる。したがって、前述した理由で
リードマージンが上がるため、データの検知は遅くなら
ない。第2のビット線2BLに第1のダミービット線D
BLIから電流が流れ、第2のダミービット線DEL2
に第1のビット線IBLと第1のダミービット線DBL
Iから電流か流れる。この結果、接続されている選択さ
れたメモリセルか“1”データを記憶している第2のビ
ット線2BLの電位は、第2のダミービット線DEL2
の電位より低くなる。 したかって、前述した理由でリードマージンが上がるた
め、データの検知は遅くならない。 第37図(12)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット1jt
lBLと第2のビット線2BLから、第2のダミービッ
ト線DBL2に電流が流れるが、第1のダミービット線
DBLIから第2のダミービット線DEL2に直接電流
は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。したがって、前述した
理由で第1のビット線IBL、第2のビット線2BLと
もリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1#データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLに第1のダミービット線DB
LIから電流が流れるが、第2のダミービット線DEL
2には第1のダミービット線DBLIから直接電流は流
れない。この結果、第1のビット線1.8 Lの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位より高くなる。したかって、前述した理
由で第1のビット線IBL、第2のビット線2BLとも
、リードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0″
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに第1のダミービット線DBLI
から電流か流れ、第2のダミービット線DBL2に第2
のビット線2BLから電流が流れる。この結果、接続さ
れている選択されたメモリセルか“1”データを記憶し
ている第1のビット線IBLの電位は、第2のダミービ
ット線DBL2の電位と等しく、データの検知は遅くな
らない。また、第1のダミービット線DBLIから第1
のビット線IBLに電流が流れ、第2のビット線2BL
から第2のダミービット線DEL2に電流が流れる。こ
の結果、接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している第2のビット線2BLの電位は、
第1のダミービット線DBLIの電位と等しく、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1′
データを記憶している場合について、考える。この場合
、第1のビット線IBLから第2のダミービット線DB
L2に電流か流れ、第1のダミービット線DBLIから
第2のビット線2BLに電流が流れる。この結果、接続
されている選択されたメモリセルか“O″データ記憶し
ている第1のビット線]、 B Lの電位は、第1のダ
ミービット線DBLIの電位と等しく、データの検知は
遅くならない。第2のビット線2BLに、第1のダミー
ビット線DBL]から電流が流れ、第2のダミービット
線DBL2に、第1のビット線IBLから電流が流れる
。この結果、接続されている選択されたメモリセルが″
1″データを記憶している第2のビット線2BLの電位
は、第2のダミービット線DEL2の電位と等しく、デ
ータの検知は遅くならない。 第37図(13)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に0”データを記憶している
場合について考える。この場合、第37図(1−0)の
Aの経路とBの経路を省略した形となっており、第1の
ビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電位と
第1のダミービット1DBL1の電位は等しく、データ
の検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のダミービット
線DBL2には第1のダミービット線DBLIから電流
が流れるが、第1のビット線IBLと第2のビット線2
BLには第1のダミービット線DBLIから直接電流は
流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と第
2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線D
EL2の電位より低くなる。したがって、前述した理由
でリードマージンが上がるため、データの検知は遅くな
らない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLに第2のビット線2BLから電流
が流れ、第2のダミービット線DBL2には第2のビッ
ト線2BLと第1のダミービット線DBLIから電流が
流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルが“1
°データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位よりも低くなる
。したがって、前述した理由でリードマージンが上がる
ため、データの検知は遅くならない。また、第2のビッ
ト線2BLから第1のビット線IBLと第2のダミービ
ット線DBL2に電流が流れ、第1のダミービット線D
BL1から第2のダミービット線DEL2に電流が流れ
る。この結果、接続されている選択されたメモリセルが
″01データを記憶している第2のビット線2BLの電
位は、第1のダミービット線DBLIの電位よりも低く
なる。 したかって、前述した理由でこの場合、リードマージン
の無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択され戸二メ
モリ七ノしか“0”データを記憶しており、第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“
1“データを記憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと
第2のダミービット線DBL2に電流が流れ、第1のダ
ミービット線DBLIから第2のダミービット線DBL
2に電流か流れる。このため、接続されている選択され
たメモリセルか“0“データを記憶している第1のピン
ト線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLIの
電位よりも低くなる。したかって、前述した理由でリー
ドマージンの無い方向に働く。 また、第2のビット線2BLには@]のビット線1.
B Lから電流か流れ、第2のダミービット線DEL2
に第1のビット線〕BLと第1のダミービット線DBL
〕から電流が流れる。このため、接続されている選択さ
れたメモリセルか“1”データを記憶している第1のビ
ット線1. B Lの電位は、第2のダミービット線D
BL2の電位よりも低くなる。したかって、前述した理
由てリートマージンが上がるため、データの検知は遅く
ならない。 第37図(14)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線〕BLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶してい
る場急について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLから第2のダミービット線D
BL2に電流が滝れ、第1のダミービット線DBL1か
ら第2ダミービット線DBL2に直接電流か流れない。 この結果、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電
位より低くなる。したかって、前述した理由でリードマ
ージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1゛データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第2のビット線2B
Lには第1のダミービット線DBLIから電流か流れる
が、第1のビット線IBLと第2のダミービット線DB
L2には第1のダミービット線DBL 1から直接電流
は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電醒は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デー
タの検知は遅くならない。しかし、第2のビット線2B
Lの電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より
畠くなる。したかって、前述した理由でリードマージン
の無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線1) B Lには第2のビット線2BL
から電流が流れ、第2のダミービット線DBL2にも第
2のビット線2BLから電流かえれる。二〇結果、接続
されている選択されたメモリセルか“1″データを記憶
している第1のビット線IBLの電位は、第2のダミー
ビット線DBL2の電位は、等しく、データの検知は遅
くならない。また、第2のビット線2BLから第1のビ
ット線IBLと第2のダミービット線DBL2に電流か
流れ、第1のダミービット線DBLIからは、第1のビ
ット線1. B Lにも第2のダミービット線DBL2
にも直接電流か流れない。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“0”データを5己taシている
第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線
DBLIの電位よりも低くなる。したかって、前述した
理由でリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0″データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DBL2に電流か流れ、第1のダミー
ビット線DBLIから第2のビット線2BLに電流か流
れる。 二の結果、接続されている選択されたメモリセルが“0
″データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBL 1の電位よりも低くな
る。したがって、前述した理由でリードマージンの無い
方向に働く。また、第2のビット線2BLには、第1の
ビット線I B I−と第1のダミービット1ilDB
L1から電流か流れ、第2のダミービット線DBL2に
は第1のビット線IBLから電流か流れる。この結果、
接続されている選択されtこメモリセルか“1“データ
を5己憶している第1のビット線IBLの電位は、第2
のダミービット線DBL2の電(立よりも、高くなる。 したがって、前述した理由でリートマージンの無い方向
に働く。 第37図(15)の場急について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、ノ(に“0“データを記憶して
いる場合について考える。この場合、第1のビット線]
、 B Lと第2のピント線2BLから第2のダミービ
ット線DBL2に直接電流か流れfよいか、第1のダミ
ービット線DBL1からは、第2のダミービット線DB
L2に゛電流か流れる。この結果、第1のビット線1B
Lの電峙と第2のビット線2BLの電位は、第1のグミ
ビット1lDBtyiの電1立より、高くなる。したか
って、前述した理由てリートマージンか上かるため、デ
ータ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のピント線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLと第2のダミービット線DE
L2に、第1のダミービット線DBLIから電流か流れ
る。この結果、第37図(1−1)から、D、 E、
Fの経路を省略した形となっており、第1のビット線〕
BLの電位と第2のビット線2BLの電(立と、第2の
ダミービット線DBL2の電位と等しく、データ検知は
遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLと第2のダミービット線DEL2
に第1のダミービット線DBLIから電流が流れる。こ
のため、接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している第1のビット線IBLの電位は、
第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、データ
検知は遅くならない。また、第1のダミービット線DB
LIから第1のビット線IBLと第2のダミービット線
DBL2に電流が流れるか、第2のビット線2BLから
は第1のビット線IBLと第2のダミービット線DEL
2に直接電流か流れない。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“0”データを記憶している第2
のビット線2BLの電位は、第1のダミービット線DB
LIの電位より高くなる。したかって、前述した理由で
リードマージンか上がるため、データ検知は遅くならな
い。 第1のピント線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“0”データを2己憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1
″データを記憶している場合について考える。この場合
、第1のダミービット線DBLIから第2のビット線2
BLと第2のダミービット線DBL2に電流か流れるが
、第1のビット線IBLからは、第2のビット線2BL
にも第2のダミービット線DBL2にも直接電流は流れ
ない。この結果、接続されている選択されたメモリセル
が“0″′データを記憶している第1のビット線IBL
の電位は、第1のダミービット線DBLIの電位より高
くなる。したがって、前述した理由て、リードマージン
が上がるため、データ検知は遅くならない。また、禎2
のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2に、
第1のダミービット線DBLIから電流か流れる。この
結果、接続されている選択されたメモリセルか“1″デ
ータを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第
2のダミービット線DBL2の′電位と等しく、データ
検知は遅くならない。 以上のように、第37V(15)の様なイコライズ方法
を採用することにより、メモリセルに記憶されているデ
ータか“0“であっても、“]”てあってもデータの検
知は遅くならない。 第37図〈16〉の場合について、以下に説明する。 第]のビット線1.BLに接続されている選択されたメ
モリセルと、第2のビット線2BLに接続されている選
択されたメモリセルとが、共に“0”データを記憶して
いる場合について考える。この場き、第37図(1−0
)からA、B、Cの経路を省略した形とな−)でおり、
第1のビット線IBLの電位と第2のピント線2BLの
電位は、第1のダミービット線DBLIの電位と等しく
、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、兵に“1”データを記憶してい
る場合について考える。二の場合、第2のダミービット
線DEL2には第1のダミービット線DBL1から電流
か流れるか、第1のビット線〕BLと第2のビット線2
BLには第1のダミービット線から直接電流は流れない
。 この結果、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位は、第2のダミービット線DBL2の電
位より低くなる。したかって、前述した理由でリードマ
ージンが上かるため、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“O”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第2のダミービット線DBL2には第2のビット線”B
Lと第1のダミービット線DBLIから電流が流れるが
、第1のビット線IBLには、第2のビット線2BLか
らも第1のダミービット線DBLIからも直接電流は流
れない。この結果、接続されている選択されたメモリセ
ルか“1”データを記憶している第1のビット線IBL
の電位は、第2のダミービット線DEL2の電位より低
くなる。したかつて、前述した理由てリードマージンが
上がるため、データ検知は遅くならない。また、第2の
ビット線2BLと第1のダミービット線DBLIから第
2のダミービット41DBL2に電流が流れる。この結
果、接続されている選択されたメモリセルか“0”デー
タを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第1
のダミービット線DBLIの電位と等しく、データ検知
は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“0”データをC記憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“1
”データを記憶している場合について、考える。この場
合、第1のビット線IBLと第1のダミービット線DB
LIから、第2のダミービット線DBL2に電流が流れ
る。この結果、接続されている選択されたメモリセルか
“0“データを記憶している第1のビット線IBLの電
位は、第1のダミービット線DBL1の電位と等しく、
データ検知は遅くならない。また、第2のダミービット
線DBL2には第1のビット線IBLと第1のダミービ
ット線DBL1から電流か流れるが、第2のビット線2
BLには、第1のビット線IBLからも第]のダミービ
ット線DBLIからも直接電流は滝れない。二の結果、
接続されている選択されたメモリセルか“1”データを
記憶している第2のビット線2BLの電位は、第2のダ
ミービット線DBL2の電位より低くなる。したかって
、前述した理由でリードマージンか上がるため、データ
検知は遅くならない。 以上のように、第37図(16)の様なイコライス方法
を採用することにより、メモリセルに記憶されているデ
ータか“0“てあっても、“1″であってもデータの検
知は遅くならない。 第37図(I7)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“0“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第1のダミービットIDBLIから第2のダミービ
ット線DBL2に電流が滝れるが、第1のダミービット
線DBL1には、その電位か下がってくると、第2のビ
ット線2BLから電流が流れる。この結果、第1のビッ
ト線IBLの電位は、第1のダミーピント線DBLIの
電位より、低くなる。したがって、前述した理由でリー
ドマージンの無い方向に働く。 第2のビット線2BLの電位は第1のダミービット線D
BL 1の電位よりも高いため、データ検知は遅くなら
ない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“〕”データを記憶してい
る場合について考える。二の場合、第2のビット線2B
Lと第2のダミービット線DBL2に、第1のダミービ
ット線DBL1から電流か成れるか、第2のダミービッ
ト線DBL2はその電位か上かってくると、第2のビッ
ト線2BLに電流か流れる。この結果、第2のビット線
2BLの電醍は、第2のダミービット線DBL2の電位
よりも高くなる。したかって、前述した理由でリードマ
ージンの無い方向に動く。 第1のビット線IBLの電位は第2のダミーヒツト線D
BL2の電位よりも低いため、データ検知は遅くならな
い。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“]”デ・−夕を記憶しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0
”データを記憶している場合について、考える。この場
合、第2のビット線2BLS第1のダミービット線DB
L1)第2のダミービット線DBL2)第1のビット線
1BLの順に電流が流れる電流経路が形成される。この
結果、接続されている選択されたメモリセルか“1”デ
ータを:2岱している第1のヒ゛ット線IBLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる。 したが−)て、前述した理由でリートマージンが上かる
ため、データ検知は遅くならない。また、第2のビット
線2BLは第1のダミービット線DBLIに接続されて
いる選択されtニメモリセルか“○”データをS記憶し
ている第2のビット線2BLの電位は、第1のダミービ
ット線DBL 1の電位よりも、高くなる。したかって
、前述した理由てリードマージンか上かるため、データ
検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか”0”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されtニメモリセルか“1
”データを:記憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから第2のダミービット線D
BL2に電流が流れ、第1のダミービット線DBLLか
ら第2のダミービット線DBL2と第2のビット線2B
Lに電流か流れる。この結果、接続されている選択され
たメモリセルか“○”データを記憶している第1のビッ
ト線IBLの電位は、第1のダミービット線DBLIの
電位より高くなる。したかって、前述した理由てリード
マージンか上かるため、データ検知は遅くならない。ま
た、第2のビット線2BLに第1のダミービット線DB
L 1から電流が流れ、第2のダミービット線DBL2
こ、第1のビット線IBLと第1のダミービット線DB
L 1から電流か流れる。この結果、接続されている選
択されたメモリセルか“1゛データを記憶している第2
のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線DB
L2の電位より低くなる。 したがって、前述した理由でリードマージンか上がるた
め、この場合、データ検知は遅くならない。 第37図(18)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0“データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線IB
Lと第2のビット線2BLから、第2のダミービット線
DEL2に電流か流れるか、第1のダミーピント線から
第2のダミービット線DBL2には直接電流か流れない
。 この結果、第1のビット線IBLの電位と第2のビット
線2BLの電位は、第1のダミービット線DBL 1の
電位より低くなる。したかつて、前赴した理由でリード
マージンか無い方向に働く。 第1のビット線1BLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“]”データを:己ta
Lでいる場合1こついて4える。二の場合、オフ状態の
メモリセルか接続されているのは、第1のダミービット
!jlDBLまたけであるので、第1のダミービット線
DBLI、第2のビット線2BL、第2のダミービット
線DBL2)第1のビット線IBLの順に電流か流れる
。このため、第2のビット線2BLの電位は、第二のダ
ミービット線DBL2の電位よりも高くなる。したかっ
て、前述した理由でリートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLの電位は第2のダミービット線D
EL2の電位よりも低いため、データ検知は遅くならな
い。 第1のビット線lBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合二ついて考える。この場合、
第1のダミービット線DBL1)第2のビット線2BL
、第2のダミービット線DBL2)第1のビット線]B
Lの順に電流か流れる電流経路か形成される。このため
、接続されている選択されたメモリセルか“1′データ
を;己t=、 している朶1のビット線IBLの電1立
は、第2のダミービット線DBL2の電位より低くなる
。したかって、前述した理由でリートマージンか上かる
ため、データ検知は遅くならない。 また、接続されている選択されたメモリセルか“0°デ
ータを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第
1のダミービット線DBLIの電位よりも、低くなる。 したかって、前赴した理由でリードマージンか上かるた
め、リートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“0′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されtニメモリセルか“1
”データを5己憶している場合について考える。この場
合、第1のビット線IBLから第2のダミービット線D
BL2に電流が流れ、第1のダミービット線DBL]か
ら第2のビット線2BLに電流か流れる。この結果、接
続されている選択されたメモリセルが“01データを記
憶している第1のビット線IBLの電位は、第1のダミ
ービット線DBLIの電位と等しく、データ検知は遅く
ならない。また、第2のビット線2BLに第1のダミー
ビット線DBLIから電流か流れ、第2のダミービット
線DBL2に、第1のビット線IBLから電流か流れる
。この結果、接続されている選択されたメモリセルか“
1”データを記憶している第2のビット線2BLの電位
は、第2のダミービット線DBL2の電f立と等しく、
データ検知は遅くならない。 第37図(19)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線〕BLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0゛データを記憶してい
る場合について考える。この場合、オン状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第2のダミービット線DBL
またけであるので、第2のビット線2BL、第1のダミ
ービット線D B L 1)第1のビット線1BL、第
2のダミービット線DBL2の順に電流か流れる。この
結果、第1のビット線IBLの電位は、第1のダミービ
ット線DBL 1の電位より低くなる。したかって、前
述した理由でリートマージンか上かるため、リードマー
ジンの無い方向に働く。第2のビット線2BLの電位は
第1のダミービット線よりも商いので、データ検知は遅
くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、」(に“1′データを記憶して
いる場合について考える。この場合、第1のビット線I
BLと第2のビット線2BLに、第1のダミービット線
DBLIから電流か流れるが、第2のダミーピント線D
BL2には第1のダミービット線DBLIから直接電流
は流れない。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位よりも高くなる。したかって、前述した
理由でリードマージンの無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1”データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“O”
データを記憶している場合について、考える。この場合
、第2のビット線2BL、第1のダミービット線DBL
I、第1のビット線IBL、第2のダミービット線DB
L2の順に電流か流れる電流経路か形成される。この結
果、接続されている選択されたメモリセルか“〕°デー
タを記憶している第1のビット線IBLの電位は、第2
のダミービット線DBL2の電位より高くなる。したが
って、前述した理由でリードマージンの無いh゛向に働
く。また、接続されている選択されたメモリセルか“0
゛データを記憶している第2のビット線2BLの電位は
、第1のダミービット線DBL 1の電位よりも高くな
る。したかって、前述した理由てリートマージンか上か
るため、データ検知は遅くならムい。 第1のビット線1.BLに接続されている選択されたメ
モリセルが“0“データを2岱しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“〕
”データを記ta、している場合について老゛える。こ
の場合、第1のピント翔IBLから第2のダミービット
線DBL2に電流か流れ、第1のダミーピント線DBL
Iから第2のビット線2BLに電流か流れる。この結果
、接続されている選択されたメモリセルか“0“データ
を記憶している第1のビット線]、 B Lの電位は、
第1のダミービット線DBL ]の電位と等しく、デー
タ検知は遅くtよらない。また、第2のビット線2BL
に第1のダミービット線DBLIから′電流が流れ、第
2のダミービット線DBL2に、第1のビット線IBL
から電流か流れる。二の結果、接続されている選択され
たメモリセルか“1″データを記憶している第2のビッ
ト線2BLの電位は、第2のダミービット線DBL2の
電位と等しく、データ検知は遅くならない。 第37図(20)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“〔)“データを記憶して
いる場合について考える。二の場合、オン状態のメモリ
セルが接続されているのは、第2のダミービット線DB
Lまたけであるので、第1のビット線IBL、第2のビ
ット線2BL、第1のダミービット線DBLI、第2の
ダミービット線DBL2の順に電流か流れる。このため
、第1のビットil BLの電位と第2のビット線2B
Lの電位は、第1のダミービット線DBL]の電位より
高くなる。したかって、前述した理由てリードマージン
が上かるため、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBILに接続されている選択されたメ
モリセルと、第2のビット線2BLに接続されている選
択されたメモリセルとが、共に“1“データを記憶して
いる場合について考える。この場合、第2のビット線2
BLと第2のダミービット線DBL2に、第1のダミー
ビット線DBLIから電流か流れるか、第2のビット線
2BLからは、その電位か上かってくると、第1のピン
ト線lBLに電流が流れる。 この結果、第2のビット線2BLの電位は、第2のダミ
ービット線DBL2の電位よりも低くなる。 また、第1のビット線]、 B Lに、第2のビット線
2BLを介して、第1のダミービット線DBL]から電
流か流れるため、第1のビット線1BLの電位は、第2
のダミービット線DBL2の電位より低い。 したがって、前述した理由で両ビット線ともブタ検知は
遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1″データを2忰しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルが“0”
データを記tQ、 している場合について考える。この
場合、第1のビット線]、 B Lに第2のビット線2
BLから電広か流れ、第2のダミービット線DBL2に
、第1のダミーピント線DBLIから電流か流れる。二
〇結果、接続されている選択されたメモリセルか”1”
データを記憶している第1のビット線1.BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、デー
タ検知は遅くならない。また、第2のビット線2BLか
ら第1のビ・ノド線1BLに電流か流れ、第1のダミー
ビット線DBL1から第2のダミービット線DBL2に
電流か流れる。このため、接続されている選択されたメ
モリセルか“0゛データを記憶している第1のビット線
1. B Lの電位は、第1のダミービット線DBLI
の電位と等しく、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されt:メ
モリセルか“U′デデーを5己憶しており、第2のビッ
ト線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“
1”データを記tキしている場合について考える。この
場合、第1のビット線IBLから第2のビット線2BL
に電流か流れ、第1のダミービット線DBLIから第2
のビット線2BLと第2のダミービット線DBL2にJ
流か流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルか“0
”データを記憶している第1のビット線IBLの電位は
、第1のダミービット線DBL 1の電位より高くなる
。したかって、前赴した理由でリートマージンか上がる
ため、データ検知は遅くならない。また、第2のビット
線2BLに第1のビットmlBr−と第]のダミービッ
ト線DBLIから電流か流れ、簗2のダミービット線D
BL2に、第1のダミービット線DBLIから電流か売
れる。この結果、接続されている選択されたメモリセル
か“1“データを記憶している第2のビット線2BLの
@葭は、第2のダミービット線DEL’)の電位よりち
高くなる。 したかって、前述した理由でリートマージンの無い方向
に働く。 第37図(21)の場合について、以ドに説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“0”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、オン状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第2のダミービット線DEL
またけであるので、第1のダミービット線DBLL第2
のビット線2BL、第1のビット線IBL、第2のダミ
ービット線DBL2の順に電流か流れる。この結果、第
1のビット線IBLの電位と第2のビット線2BLの電
位は共に、第1のダミービット線DBLIの電位より低
くなる。したかって、前述した理由でリートマージンの
無い方向に働く。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“1”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、オフ状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第1のダミービット線DBL
またけであるので、第1のダミービット線DBL]、
第2のピント線2BL、第1のビット線IBL、第2の
ダミービット線DBL2の順に電流か流れる電流経路か
形成される。この結果、第1のビット線IBLの電位と
第2のビット線2BLの電位は共に、第2のダミービッ
ト線DBL2の電位よりも高くなる。したかって、前述
した理由でリートマージンの無い方向に働く。 第1のビット線1BLに接続されている選択されたメモ
リセルが“1“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか”0“
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のダミービット線D B L 1)第2のビット線
2BL、第1のピッ(・線IBL、第2のダミービット
線DBL2のII[l’iに電流か流れる電流経路が形
成される。このため、接続されている選択されたメモリ
セルか1“データを記憶している第1のビット線1BL
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より高
くなる。したかって、前述した理由てリートマシンの無
い方向に働く。また、第2のビット線2BLは第1のダ
ミービット線DBL]に接続されている選択されたメモ
リセルか“0′データを記憶している第2のビット線2
BLの電位は、第1のダミービット線DBL1の電位よ
りも、低くなる。したかって、前述した理由でリートマ
ージンの無い方向に働く。 第1のピント線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“○″データ記t6.シており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1
”データを記憶している場合について考える。この場合
、第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第
2のダミービット線DBL2に電流か流れ、第1のダミ
ービット線DBLIから第2のビット線2BLに電流か
流れる。 この結果、接続されている選択されたメモリセルか“0
”データを記憶している第1のビット線1BLの電位は
、第1のダミービット線DBLIの電位よりも、低くl
よる。したかって、前述した理由でリードマージンの無
い方向に働く。また、第2のビット線2BLに第1のビ
ット線IBLと第1のダミービット線DBL〕から電流
か流れ、第2のダミービット線DBL2に、第1のビッ
ト線IBLから電流か流れる。この結果、接続されてい
る選択されたメモリセルか“1′データを記憶している
第2のビット線2BLの電位は、第2のダミービット線
DBL2の電位より晶くなる。 したかって、前述した理由てり−トマーシ〉の無い方向
に働く。 第37図(22)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に”0″データを記憶する場
合について考える。この場合、第1のビット線IBLと
第1のダミービット線DBL1から第2のダミービット
線DBL2に電流が流れるか、第1のビット線1BLに
は電位か下がると、第2のビット線2BLから電流が流
れる。この結果、第1のビット線IBLの電位は、第1
のダミービット線DBL1の電位より、高くなる。また
、第2のビット線2BLは、第2のダミービット線DE
L2に直接電流は流れtよい。このため第2のビット線
2BLの電位は、第1のダミービット線DBLIの電位
より高くなる。したかって、前述した理由でリードマー
ジンか上がるため、第1のビット線IBLも第2のビッ
ト線2BLも、データ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとが、共に“1″データを記憶してい
る場合について考える。二の場合、オフ状態のメモリセ
ルか接続されているのは、第1のダミービット線DBL
Iだけであるので、第1のダミービット線DBLI、第
2のダミービット線DBL2)第1のビット線IBL、
第2のビット線2BLの順に電流か流れる。この結果、
第1のビット線IBLの電位と第2のビ・ノド線2BL
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位よりも
低くする。したかつて、前述した理由てリートマージン
か上かるため、第1のビット線1. B Lも第のビッ
ト線2BLもデータ検知は遅くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1′データを記憶5しており、第2のビット
線2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0
“データを記憶している場合こついて考える。二の場合
、′551のビット線IBLに第2のビット線2BLか
ら電流か流れ、第2のダミービット線DBL2に第1の
ダミービット線DBLIから電流か流れる。この#!5
里、接続されている選択されたメモリセルか]“データ
を記憶している第1のビット線IBLの電位は、第2の
ダミービット線DEL2の電位と等しく、データ検知は
遅くfよらない。また、第2のビット12BLから第1
のビット!!i!IBLに電流か流れ、第〕のダミービ
ット線DBL1から第2のダミービット線DEL2に電
流か売れる。この結果、接続されている選択されたメモ
リセルが“O“デ夕を記憶している第2のビット線2B
Lの電位は、第1のダミービット線DBL 1の電にと
−5しく、二の場合、データ検I口は遅くならない。 簗1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“υ′デデーを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している場合について考える。この場6
% ′F?X1のビット線1) B Lから第2のビッ
ト線2BLと第2のダミービット線DBL2に電流か流
れ、第1のダミービット線DBLIから第2のダミービ
ット線DBL2に電流か流れる。二の結果、接続されて
いる選択されたメモリセルか“0“データを記憶してい
る第1のビット線IBLの電位は、第1のダミービット
線DBLIの電位より低くなる。したがって、前述した
理由てリートマージンの無い方向に働く。また、第2の
ビット線2BLに第1のビット線]、 B Lから電流
か流れ、第2のダミービット線DBL2に第1のビット
線IBLと箇1のダミービット線DBLIから電流が流
れる。このため、接続されている選択されたメモリセル
か“1“データを記憶、している第2のビット線2BL
の電位は、第2のダミービット線DBL2の電位より低
くなる。 したかって、前述した理由でリートマージンか上がるた
め、データ検知は遅くならない゛。 第37図(23)の場合について、以下に説明する。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルと、第2のビット線2BLに接続されている選択
されたメモリセルとか、共に“目”データを記憶してい
る場合について考える。この場合、第1のビット線1B
Lから第2のダミービット線DBL2に電流が流れるか
、第2のビット線2BLと第1のダミービット線DBL
1からは第2のダミービット線DBL2に直接電流は流
れない。この結果、第1のピント線IBLの電位は、第
1のダミービット線DBLIの電位より低くなる。した
がって、前述した理由てリードマージンの無い方向に働
く。第2のビット線2BLの電位は第1のダミービット
線DBLIの電位と等しく、データ検知は遅くならない
。 第1のピッ)・線1. B Lに接続されている選択さ
れたメモリセルと、第2のビット線2BLに接続されて
いる選択されたメモリセルとか、兵に“1“データを記
憶している場合について考える。この場合、第1のビッ
ト線IBLは、第1のダミービット線DBLIから電流
が流れるが、第2のビット線2BLと第2のダミービッ
ト線DBL2には第1のダミービット線DBLIから直
接電流は流れない。この結果、第1のビット線IBLの
電位は、第2のダミービット1DBL2の電位よりも高
くなる。したかって、前述した理由でリードマシンの無
い方向に働く。第2のビット線2BLの電位は第2のダ
ミービット線DBL2の電位と等しく、データ検知は遅
くならない。 第1のビット線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“1′データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“0”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線1BLに第2のビット線2BLと第1の
タミービット線DBL1から電流か流れ、第2のダミー
ビット線DEL2には、第2のビット線2BLと第1の
ダミービット線DBLI線から直接電流は流れない。こ
の結果、接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している第〕のビット線1BLの電位は、
第2のダミービット線DBL2の電位より高くなる。し
たかって、前述した理由でリードマージンの無い方向に
働く。第2のビット線2BLと第1のダミービット線D
BLIから第1のビット線IBLに電流か流れる。この
結果、接続されている選択されたメモリセルが“0″デ
ータを記憶している第2のビット線2BLの電位は、第
1のダミービット線DBLIの電位と等しく、この場合
、データ検知は遅くならない。 第1のピント線IBLに接続されている選択されたメモ
リセルか“O“データを記憶しており、第2のビット線
2BLに接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを記憶している場合について考える。この場合、
第1のビット線IBLから第2のビット線2BLと第2
のダミービット線DBL2に電流か流れ、第1のダミー
ビット線DBLIからは第2のビット線2BLと第のダ
ミービット線DBL2に電流は流れない。この結果、接
続されている選択されたメモリセルか“0″データを記
憶している第1のビット線1BLの電位は、第1のダミ
ービット線DBL 1の電位より低くなる。したかって
、前述した理由でリードマージンの無いh゛向に働く。 また、第2のビット線2BLと第2のダミービット線D
BL2は、第1のビット線IBLから電流か流れる。こ
の結果、接続されている選択されたメモリセルか“1”
データを:2怪している第2のビット線2BLの電位は
、第2のダミービット線DBL2の電位と等しく、この
場合、データ検知は遅くならない。 以上をまとめると、データがどのようになっていてもデ
ータ検知か遅くならないのは第37図(1)、(2)、
(6)、(15)、(16)の各場合である。 すなわち、第′37図(1)においては、第1のビット
線IBLは、第2のビット線”BL、第1のダミービッ
ト線DBL1)第2のダミービット線DBL2とイコラ
イズされ、第2のビット線2BLは、第1のビット線I
BL、第1のダミービット線、第2のダミービット線と
イコライズされ、第1のダミービット線DBL 1は、
第1)第2のビット線〕BL、2BL、第2のタミービ
ット1jDBL2とイコライズされ、気2のダミービッ
ト線DBL2は、免1)朶2のビット線1. B L、
2BL、第1のダミービット線f)BLlとイコライズ
されている。しかしなから、第37図(1)のように、
第1)第2のビット線IBL、2BL、第1)第2のダ
ミービット線DBLI、DBL2を・V等にイコライズ
する必汝はない。イコライズ方法により、データ検知の
速度に差か出る。実際上はイコライズ時間を十分にとれ
ば各ビット線ごとの電位差か非常に小さいため、上記の
ようなイコライスh″法の違いによる差は現れIよいか
高速動作を求めるためにイコライズ時間を短くする必要
かあり、上記のようにイコライズ方法の違いによる差が
現れるため、イコライズ方性は、(1,)、(2)、(
6)、(15)、(16)の方式にしておく二とか望ま
しい。これらの各場合のように、イコライスするための
経路を減らしたとしても、第37図(1)の場合と等し
いマージンか確保できる。パターン占有面積に制約があ
り、イコライスするためのトランジスタの数を少なくし
たい時にち有効である。また、上記以外にもイコライズ
方法は、考えられるか、動作原理は、向様である。 また、トランジスタQ16)Q17)Q 200、Q]
6′、Q17′、Q200の組とQ12)Q14)Q2
01)Q12’、Q14’Q2(’)l’の組の両h゛
か、第37図(1)、(2)、(6)、(15)、(1
6)のいずれかの方式をとる必要はない。上記組のいず
れか一方のみに通用してもよく、また各組に第37図(
1,)、(2)、(6)、(15)、(1B)のうち異
なる方式を上記組で、組み合わせて使用して良い。 次に、本発明にかかる記憶装置をマスクプログラマブル
ROM il:適用した丈施例について説明する。 マスクプログラマブルROMは、ウェーハ製造工程中に
マスクを用いて情報を書き込むようにしたものである。 一般に、このマスクプログラマブルROMはメモリセル
アレイの回路+1によってノア型とナンド型とに分類さ
れる。ノア型は高速動作に適しているか、チップサイズ
か大きくなってしまうという短所がある。−ノj1ナン
ド型はチップサイズか比較的小さくて済むという長所か
あり、メモリ容量がメガビット級の犬容童になるにつれ
て、歩留まりやコストの関係上でチップサイズを小さく
する必要性が高まり、ナンド型の採用が多くなっている
。 従来のナンド型ROMのメモリセルアレイの一部につい
て、チップ上の平面!<ターンを第38図に、回路を第
39図に示す。第38図および第39図において、2列
のトランジスタ列の間に共通に1本のビット線Bl、を
設け、各トランジスタ列のナンド束(トランジスタT1
〜Tn)を選択用トランジスタとして、1f固のエンハ
ンスメント型(E型)トランジスタT と1個のデイプ
レッション型(D型)のトランジスタT ′ とを直列
接続し、各ナンド束に2本の選択用ワード線WL %
WL ’ を接続している。この場合、ビS ット線BLの両側のトランジスタ列における各ナンド束
の選択用トランジスタは、互いに対応するトランジスタ
の動作特性(上記E型とD型)か異なるようにされてい
る。従って、ある記tεセルを選択してそのデータを読
み出す場合、この記憶セルか属するナンド束における2
個のナンド選択用トランジスタのうち、D型トランジス
タT ′に対応するワード線WL ’ を接地電位、
E型トランジスタT に対応するワード線WL を電
源電S 位Vcc(例えば5V)にし、メモリセルトランジスタ
T1〜T、のうちの非選択なものにそれぞれ対応するワ
ード線WL・・・を電源電位VCCにし、選択されるメ
モリセルトランジスタのケート電極のワード線WLを接
地電位にする。すると、選択されたナンド束の選択され
たセルトランジスタ(例えばT、)のオンまたはオフ状
態に応じたデータかビット線BLに現われる。 メモリセルトランジスタは、記憶情報か“0“または“
1“に対応じてD型またはE型のトランジスタて作られ
ているため、ケートに電R電位VCCが印加される非選
択のセルトランジスタはすへてオンするか、ゲートに接
地電位が印加される選択されたセルトランジスタかE型
であればオフし、D型ならばオンする。このようなオン
、オフを検出してデータを読出しか行われる。 なお、選択されたナンド束に対応する隣りのトランジス
タ列のナンド束は、2個のナンド還択用トランジスタ列
のうちのE型トランジスタがオフになるので、このナン
ド束からビット線BLにデータか読出されることはない
。 第38図に示すパターンにおいては、ビット線BLとナ
ンド束トランジスタ列の一端とのコンタクト部32か設
けられており、斜線部分はD型トランジスタT ′のゲ
ート、チャネル鎮域を示している。 上記第38図、第39図の構成においては、2列のトラ
ンジスタ列に対して1本のビット線を設けるので、ビッ
ト線の本数を減少させることかでき、ビット線配線帆方
向のチップサイズの縮小化か可能である。このような長
所のため、現n[最も普及している。 第1図に示した本発明にかかるメモリセルを二のような
マスクROMにおきかえた場合を考える。 メモリセルからの読み出し電tnV INの電位か“1
″レヘルとなるのはEタイプのメモリセルを選んた時て
あり、“0”レベルとなるのは、Dタイプのメモリセル
を遼んだ時である。この″0″レベルで最も電位が高く
なるのは、ナンド束中にDタイプのメモリセルか1個の
み存在する場合である。 一般に、低い電源電圧でも動作することか半導体装置に
おいては望ましいか、第1図に示した本発明にかかる半
導体メモリにおいては、電源電圧VCCを下げていくと
信号Aと信号Bの電位差か小さくtよっていくとともに
、信号A、Bと電源電圧vceとの差も小さくなる。後
者の差が第2図に示されたトランジスタS5.S6の閾
電圧よりも小さくなれば、トラン・ン′スタS5.S6
は、t7L、動作しなくなる。前述したように、ZR雷
電圧低下していくのに伴って信号Bと電源電圧VCCと
の電位差が小さくなっていく速さはVBよりVR2の電
位か低いものはと速い。このようにVINの電位はVR
2よりも低い方か良く、畠くなると電イスマージンか狭
まるという問題か坐することになる。このためダミーセ
ルにおけるVR2の電位については、本体の“0”レベ
ル中量も高い電位であるメモリナンド束中にDタイプの
メモリセルが1個の時の電位と等しくなることか好まし
い。 第40図に示す本発明の第12の実施例は、上記の事情
に基づいてなされたもので、第1図の回路構成をナンド
型マスクROMを適用できるようにすることを目的とし
て構成されたものである。 第1図に示したダミーセルに対応するものとして、ダミ
ーセルナンド束DMBI〜n DMBn+1〜n+n
か用いられる。ダミーセルナンド束DMBIは共通のダ
ミービット線に接続されリファレンスカラムゲートRG
Iに接続される。ダミーセルナンド束D M B nは
、jL通のダミーセルビット線に接続されリファレンス
カラムケートRGnに接続される。リファレンス力ラム
ヶ−1・RGI〜RGnの反対側は共通に接続され負荷
トランジスタL2に接続され、リファレンス電f立VR
Iを作る。ダミーセルナンド束DM81〜nは第41図
に示すようにfg或される。それぞれのダミーセルナン
ド束中のダミーメモリセルトランジスタはすべてE型で
ある。このダミーセルナンド束1〜nは選択されたメモ
リセルかE型トランジスタの場合の本体ナンド束と”9
価である。またワード線WL、WL’ との接続は従来
の茄S S 39図と同様となっている。 このような構成では、メモリセル及びダミーセル、さら
に、本体側ビット線、ダミービット線の電源ノイズによ
る影響は等しいものとなっているので、Eタイプのメモ
リセルか選択された時のVINの電位とVRIの電位は
、電源ノイズがある場合でも等しくなる。 第42図はn−8の場合のダミーセルナンド束DMBI
〜nの1つを示したもので、8個のE型トランジスタか
直列接続されている。第43図はn=8の場合のワード
線WLI〜WL8を選択するためのデコーダ、第45図
はリファレンスデコーダ〕5の一実施例を示している。 第43図の回路はナンド回路であり、ワード線WL]〜
WL8に対応じて8個設けられている。第44図に示す
ように、P、 Q、 Rへの入力が各ワード線に対
して冗ならせたアドレス入力Ao〜A2の組み合わせか
らなり、たた−本のワード線か選択され“0”レベルと
tよる。他の7本のワード線か非選択の“1”レベルと
なるようになっている。気45図は、リファレンスデコ
ーダの一例を示す。 この回路はナンド回路とインバータからなっている。第
46図に示すようにA。〜A2を組合わせたアドレス入
力により、たた1つのリファレンスカラムケートが選択
されオンするようになっている。第43図から第46図
までから分るように、WLIか選択されるとRGI、W
L8か選択された時はRG8かそれぞれ選択されるよう
になっている。 これに対し、ダミーセルナンド束DMBn+1〜DMB
n+nは第47図に示すように構成される。それぞれの
ダミーセルナンド束は、たた1つのD型トランジスタを
含む。残りのダミーセルトランジスタはE型である。す
なわち、ダミーセルナンド束DMBn+1では、ワード
線WLIに接続されているメモリセルのみがD型であり
、ダミーセルナンド束DMBn+2ではワード線WL2
に接続されているダミーメモリセルのみかD型であり、
同様にダミーセルナンド束DMBn+nはワードmWL
nに接続されているメモリセルのみがD型となっている
。そして40図から明らかなように、ダミーセルナンド
束D〜iBn+1は共通のダミービット線に接続され、
リファレンスカラムゲートRGn+1に接続される。ま
た、ダミーセルナンド束DMBn+nは共通のダミービ
ット線に接続され、リファレンスカラムゲートRGn+
nに接続される。リファレンスカラムケートRGn+1
〜RGn+nの反対側はJl、通に接続され、リファレ
ンス電位VR2を作る。 このような構成で、例えばワード線WL1か選択される
と、リファレンスデコーダにより、RGn+1かオンす
るように選択され、ダミーセルナンド束n−tlのWL
Iに接続されたD型のダミーセルからリファレンス電位
VR2か作られる。 同様に、ワード線WLnか選択されるとリファレンスデ
コーダによりリファレンスカラムケートRGn+nか選
択され、ダミーセルナンド束D〜IB n + nの、
ワード線WLnに接続されたD型のダミーセルからリフ
ァレンス電fMVR2が作られる。 このような構成により、メモリセルアレイ中にダミーセ
ルを作ることができ、また、ダミーセルナンド束中のD
uメモリセルはたた1個のみζこすることかできる。 また、このように構成することで、ダミーセルもワード
線Wしてコン!・ロールされるt二め、vR2の電位は
V1〜の”O”レベルの電位よりも低くなることはない
。 このように、この実施例では、ナンド型マスクROMに
おいても、電源マージンか広く、シかも高速で電源ノイ
ズに強い半導体メモリを提供することかできる。 メモリセルアレイ中に不良のメモリセルか存在した場合
、この不良のメモリセルの代りに使用される予備のメモ
リセルを備えた半導体メモリか知られている。 次にこのような予備のメモリセルを有した、半導体メモ
リに本発明を適用した失施例について説明する。 第48図は、例えばデータ書換え可能なイ(r+発性半
導体メモリ(以下’EFROMと記す)の一般的な構成
を示しており、21は行アドレスバッファ凹路、22は
行デコーダ回路、23はメモリセルアレイ、24は列ア
ドレス・バッファ回路、25は列デコーダ、26はカラ
ムゲートトランジスタ、27はアドレス変化検出(AT
D)回路、28はセンス・アンプ回路、29は田カハッ
フ7回路、30は冗長四路及び予備デコーダロ路、31
は予備メモリセルアレイである。 外部から行アドレス信号AO〜A1か入力される行デコ
ーダ22によりワード!!i!WLO〜WLmのうちの
一本か選ばれ、外部からの列アドレス入力信号B[Ll
−Bjか入力される列デコーダ25によりビット線BL
O〜BLnのうちの一本か選ばれる。選択されたワード
♀をとビット線の交点に置かれたメモリセルか選択され
る。 このメモリでルのデータは、センスアンプにより検出、
地部され出力ハノファ回路を通して、チップ外部へと出
力される。 第48図のセンス・アンプ回路28は、第1図及び、第
2図に5己載の構成とブよっており、アドレスの変化を
検知するATD回路27の出力1.、、号ψにより、ビ
ット線のイコライズとプリチャー;動作が行lよりれて
いる。 第50図は、冗長回路30の回路図である。 ここで51〜60はエンハンスメント型MO8トランジ
スタ、61は電源端子、62〜64゜81はインバータ
、65〜66はナンド回路、70〜72はヒユーズであ
る。 ヒユーズ70を切ると、第48図で示す冗長回路および
予備デコーダ回路30が使用可能になる。 ヒユーズ71〜72を選択的に切ることにより、不良の
メモリセルに対応じたアドレスが入力されたとき、予備
行デコーダにより、−本の予備ワード線が選択される。 同時に通常使用の行デコーダによるワード線の選択がや
められる。 セルアレイ内に不良のメモリセルか存在し、このメモリ
セルに対応するアドレスが入力された場合、そのアドレ
スが入力されている間、不良のメモリセルを含む行線の
使用を禁止するため、予備デコーダの成立を検出する信
号(EWS)により、信号SPEが論理“0″になる。 信号SPEが論理“0”にされることによって、全ての
ワード線が非選択になる。この時予備のワード線(RW
L)が選択され、予備のメモリセルが選ばれる。 しかし、このようにr備メモリセルかせ選ばれる場合、
外部から入力されるアドレス1占号の変化は、アドレス
バッファ回路2]−冗長回路及びr備デコーダ回路30
を介して伝達され、r・備メモリセルか選択される。一
方、このアドレス信号の変化は、アドレスバッファ回路
21から行デコーダ22へも伝えられる。行デコーダ2
2は、冗長回路及び予備デコーダ回路30から信号SP
Eにより、制御される。すなわち、行デコーダは、アド
レスバッファ回路21と、冗長回路及び予備デコーダ回
路30の2つの回路を経由して出力される信号で制御さ
れるため、アドレスバッファ回路21と、行デコーダ2
2の2つの回路を経由したワード線の駆動信号も出力さ
れる。つまり、冗長回路及び予備デコーダ回路30から
の信号SPEか完全に論理“Uoになるまで、行デコー
ダ22により選択されワード線は論理“1“になってい
る。すなわち通常使用のワード線の使用か禁止されるま
での間は、不良のメモリセルを含むワード線も選択され
るため、不良メモリセルも選択されてしまう。 このため不良メモリセルが選択される口、(1)f篩の
ワード線により選択されたT’ (+iメモリセルと、
ワード線により選択された不良のメモリセルの2つか選
択されてしまう事になる。 このような冗長回路を使用した場合、第1図及び第2図
の本発明のセンスアンプを用いると、以下の様な場合に
問題点がある事か判った。 このような予備メモリセルを有した+4体メモリにおい
ては、1本のワード線に接続される複数のメモリセルの
うちの1つのメモリセルか不良であっても、2本のワー
ド線の代わりに予備のワード線を使用することによって
、不良のメモリセルの代わりに予備のメモリセルを使用
する。このため、不良のメモリセルか含まれるワード線
に関する不良のメモリセルも′f−(Rのメモリセルに
置きかえられる。例えば第1図のEFROMの場合、不
良のメモリセルか含まれるワード線の良のメモリセルに
太しては、データが書き込まれないため、メモリセルの
浮遊ケートに電子が注入されていtよい。 予備のワード線に接続された予備のメモリセルの/V遊
ケートに電子が注入されており、この予備のワード線に
置きかえられた不良のメモリセルか含まれるワード線に
よって接続されたメモリセルに電子か注入されていない
場合、選択された予備メモリセルのデータを読む速度か
遅くなる問題かおこった。 上記の様に予備メモリセルを使用した場合、ビット線B
Lには選択された1ftiケートに電子か注入された予
備メモリセルの他に、li遊ゲートに電子か注入されて
いないメモリセルMmも接続されている。このメモリセ
ルMmのケートには、動作不良を起こしているメモリセ
ルを含むワード線WLか接続されており、このワード線
WLは、前赴の通り、−時的に選択される。このワード
線WLは、3nsの間選択されていることか分った。こ
のため、このメモリセルM mは、3nsの間オン状態
となっている。 この期間ビット線BLは上記メモリセルMmにより放電
される。 結果として、第2図の第1のセンスアンプの出力Aは、
“0′データの記憶された予備メモリセルを選択してい
るにもかかわらず論理“1″レベルへと変化するため、
第3のセンスアンプから、“1”データのメモリセルデ
ータに対応する論理“0”レベルの出力1.、i号りか
出力される。 3 n5eC経過すると、メモリセルkimOによるビ
ット線BLの放電はなくなり、ビット線BLの電位は、
第1のダミービット線と回し電位まで充電される結果、
第1のセンスアンプのPチャネルトランジスタSl、S
2は非導通状態となる。ノドN2の電位がほぼNチャネ
ルトランジスタの閾値電圧であるためVSSとPチャネ
ルトランジスタS1の間に接続されているNチャネルト
ランジスタによるノードN2の放電スピードは遅<、m
lのセンスアンプの出力信号Aは、例えば2 On5c
c後に論理“1”から論理“0”へと変化する。 このため、“O“データの検知スピードは20ns程度
遅れてしまっていた。 本実施例は上記の事情により予備メモリでルか選択され
た場合でも、高速動作OJ能な半導体メモリを提供する
ことを目的としてなされたものである。 第49図は従来のアドレス・\ッファ回路21及びAT
D回路27を示す。 第49図(a)に示すアドレスバッファ回路およびAT
D回路において、A1はアドレス入力、CEは外部から
のチップイネーブル信号(あるいはチップ選択信号)に
応答してチップイネーブルバッファ回路(図示せず)に
より生成された集積回路チップを動作状態にしたり待機
状態にするための内部チップイネーブル信号、VCeは
電、1曳電餘、VSSは接地電餘である。A1入力およ
び信号CEは、アドレスバッファ回路における二入力の
ノアゲートNRIに入力され、このノアケートNRIの
出力側には、三段のインハータエ1〜I3が接続され、
また、このインバータ11の出力側には、三段のインバ
ータII’ 〜■3′が接続されている。インバータ1
2.13の出力およびインバータ12’、13’の出力
は、ATD回路27に入力される。 第49図(a)のATD回路においては、インバータI
3の出力A1かインハータエ4に入力され、このインバ
ータI4の出力側に、ケートにV CC電位が与えられ
たNチャネルトランジスタとゲートにVss’N位か与
えられたPチャネルトランジスタとが並列に接続されて
なる転送ケートTGIを介して二段のインバータI5)
I6が接続されている。転送ケートTGIの出力ノート
には、容量cP1及び容1cN1か接続されている。 容量cP1は、ソース・ドレインにV cc’%位が与
えられたPチャネルトランジスタからなり、ケートがT
GIの出力ノートに接続される。容量CN]はドレイン
・ソースにVSS電位が与えられたNチャネルトランジ
スタらムリゲートがTGlの出力ノードに接続される。 さらに、TGlの出力ノードには、vcc電位との間に
PチャネルトランンスタP1か接続され、このトランジ
スタP1のゲートにインバータI3の出力A1か入力さ
れてぃそして、インバータ16の出力は、ソースがVS
S電位に接続されたNチャネルトランジスタNコのゲー
トに接続され、二〇NチャネルトランジスタN1のトレ
インはケートがインバータ12’の出力に接続されたN
チャネルトランニスタN2のソースが接続されている。 また、インバータ13′の出力Aiかイン・\りI4’
に入力され、このインバータ14′の出力側に、ゲー
トにVCe電位か与えあれt:Nチャネルトランジスタ
とノr−トにVss電陵か与えふれたPチャネルトラン
ジスタとが並列に接続されてfiる転送ケートTG1′
を介して二段のインバータ+5’ 16’か接続さ
れている。転送ケートTGI’ の出力ノードには容量
CPI’ 及び容量CN1’か接続される。容量CPI
’ はソース・ドレインにVccWs(立か与えられた
Pチャネルトランジスタからなり、ケートがT01′の
出力ノートに接続される。容量cN1’ はトレイン
・ソースにV 5sTX位か与えられたNチャネルトラ
ンシス夕からなり、ケートかTGI’の出力ノートに接
続される。さらにTG 1’ の出力ノードには、VC
Q電位との間にPチャネルトランジスタPI’が接続さ
れ、このトランジスタPI’のケートにインバータI3
’の出力A1か入力されている。 そして、インバータ16’の出力は、ソースかVSS電
位に接続されたNチャネルトランジスタN1′のゲート
に接続され、このNチャネルトランジスタNl’ のド
レインはゲートかインバータI2の出力に接続されたN
チャネルトランジスタN2’のソースか接続されている
。NチャネルトランジスタN2’ およびNチャネルト
ランジスタN2の各トレインは相互に接続されており、
この接続点(ノードNDI)にはインバータI8の入力
端が接続されると共に、ソースがVCCに接続されゲー
トに信号CEか入力されるPチャネルトランジスフI7
のドレインが接続されている。 さらにノートNDIには、Nチャネルトランジスタ17
’ のドレインが接続され、このトランジスタ17’の
ケートは、信号CEが入力され、ソスは接地される。 !よお、インバータI4からNチャネルトラシ。 スフN1まての回路、およびインバータ14’ からN
チャネルトランジスタNl’ までの回路は、それぞれ
所定の遅延時間を有する遅延回路Tを形成している。 第49図(a、 )のアドレスバッファ回路およびAT
D回路において、信号CEが論理“O”となりチップか
選択状態(動作状態)になると、ノードNDIが1#に
なる。この時、アドレス入力Aiか変化すると、Nチャ
ネルトランジスタN2” またはNチャネルトランジス
タN2の対応するものかオンになり、ノードNDIか論
理“O”になる。この後、遅延回路Tの所定遅延時間後
に、NチャネルトランジスタNV またはNチャネルト
ランジスタN1の対応するものかオフにtより、ノード
ND1が再び論理“1′になる。このためインバータI
9から所定のパルス幅をh゛する論理“0“の信号AT
D iか出力される。各アドレス入力にそれぞれ対応じ
て設けられる第49図(a)のアドレスバッファ回路お
よびA T D回路からの信号ATD iは、それぞれ
第49図(b)に不すナンド回路に入力される。 このナンド回路の出力信号ATDは、第49図(b)に
示すインバータ4段で、波形整形・増幅され、その出力
信号φはセンス回路のブリチャジトランジスタ及びイコ
ライストランシスフのケートに入力される。 第51図は本光明の第13の実施例を下す。第49[u
)a)にホす。従来回路の溝底との違いは、インバータ
■4の出力側にケートにV cc’4位か与えられt二
Nチャネルトランジスタとケート1こVSS電位か与え
られたPチャネルトランジスタとか並列に接続されてな
る転送ケートTG2と、ケートに信号RDDか入力され
たNチャネルトラン/スフとケートに信号RDDか入力
されたPチャネルトランジスタとが並列に接続されてな
る転送ゲトTG3とか、並列に接続されている点である
。 インバータI’4の出力にも同様に、TG2’ と転送
ゲー)TG3に対応するTG3’ とが並列に接続され
ている。 信号RDDか論理“1゛で、信号RDDか論理“0″の
時、転送ケートTG3はONL、TG2とTG3を並列
につないた合成された導通抵抗と従来のTGIの導通抵
抗とは回しになる様設定しておく。同様に転送ゲートT
G3’かONしたHlのTG2’ とTG3’ を並列
にっないた合成された導通抵抗と従来のTGI’ の導
通抵抗も間しになる様設定しておく。 第52園は1≦号RDDとRDDを出力する冗長回路で
あり、第50図と同り一構成要素には同じ番号を付しで
ある。 インバータ62の出力信号を、インバータInAでうけ
、その出力信号をRDDとし、RDDをインバータIn
Bてうけ、その出力信号をRDDとする。 このような実施例の動作について以下に説明する。 予備メモリセルを使用していない場合はノーFAAは、
ヒユースフ0によって電源VSSにっtかっており、論
理”D“とt6つている。したかって、ノードBBは論
理“1”、ノーFCCは論理“0“となり、信号RDD
は論理“1″ となり、信号RDDは、“0“とデムる
。 この論理“1′の信号RDDと論理“O”の信号RDD
をうけ第51図の転送ゲートTG3とTG3’ は導通
する。 前述の通り、イコライズ時間を決めている信号φのパル
ス幅は、遅延回路Tによって決まっている。このため、
予備メモリセルを使用していない場合のパルス幅は、従
来回路のパルス幅と同じである。 次に予備メモリセルを使用した場合についてのべる。 予備メモリセルを使用する場合は、ヒユースフ0を切る
。電源が投入された時、電源Vccにつながれたキャパ
シタ51によりノーFAAの電位は上がり、次段のイン
バータを反転させ、ノートBBは論理“0“となる。ノ
ードBBの“O”を受け、トランジスタ52かオンし、
ノートAAは電源VCCに接続され論理“1”か安定し
て保持される。ノーFCCは論理“1”となり、信号R
DDは論理“0“になり、色号RDDは論理“1″にな
る。 この信号RDDと76号RDDを受は第51図の転送ゲ
ートTG3とTG3’ は非導通状態となり、遅延時間
TはT−5メモリセルを使用しないn+fよりも長くな
る。 例えばTG3とTG3’ とか非導通状態の時、遅延回
路Tにおける遅延時間か3nsec長くなるように、T
G2.TG2’ 、TF3’のそれぞれの導通抵抗を決
めれば、イコライズ信号φのパルス幅は3ns長くなる
。 これにより、予備のメモリセルが選択され、予備のメモ
リセルからデータを読み出す時、ビット線BL、ダミー
ビット線DBLI、DBL2のプリチャージ及びイコラ
イズされる時間か3nscc長くなり、不良のメモリセ
ルか接続される行線か、論理“〕”となり信号SPHに
よって論理“0“とされる3 n5ecの間プリチャー
ジ、及びイコライズか続1すられる。二〇tこめ、イコ
ライズ未冬了時(こ前述の様な誤動作を起こす事はない
。 上記の実施は、第51図に示したATD回路を利用して
、予備メモリセルを使用した時、信号φのパルス幅を長
くしたが、第49図(b)を利用しても、信号φのパル
ス幅を長くすることができる。この例を、第53図を用
いて説明する。 第53図は従来の第49図(b)の信号ATDを受けて
イコライズパルス信号φを形成するインバータ4段のう
ちの、2段目と3段目のインバータを改良している。 2段目のインバータIN2のNチャネル型トランジスフ
Trllのソースと接地との間に導通抵抗の大きいNチ
ャネル型トランジスフT r 1.2と導通抵抗の小さ
いNチャネル型トランジスフTr13とを並列に接続し
である。 また3段目インバータ4段3のPチャネル型トランジス
フT「14のソースと電RVcCとの間に導通抵抗の大
きいPチャネル型トランンスフTr15と導通抵抗の小
さいPチャネル型トランジスフTr16とを並列に接続
しである。 上記、Nチャネル型トランジスフT r ] 3のケー
トには信号RDDか入力され、Pチャネル型トランジス
フTr16のメr−トには(、、i号RDDか入力され
る。Nチャネル型トランジスフT「12のゲートは、1
段目のインバータINIの出力に接続され、Pチャネル
型トランジスフT r 1.5のケートはインバータI
N2の出力に接続される。 以下上記回路の動作について説明する。 予備メモリセルを使用する場合について老える。 この場合、前述の通り信号RDDは、論理“0”となっ
ており、信号RDDは論理“1”となっている。したか
ってトランジスタTrlBとトランジスタTr16はオ
フする。 このため、インバータIN2のゲート入力が、論理“O
”から論理“1゛へ変化する時、インバータIN2の出
力は、トランジスタT r 1.1と、トランジスタT
r12を介してh文屯される。 また、インバータIN3のゲート入ツノか、論理“〕”
から論理“0”へ変化するB:i1インハータIN3の
出力は、トランジスタTr15と、トランジスタTr
14を介して充電される。 インバータIN2の出力は、導通抵抗の大きいトランジ
スタTr12を通して放電されるため、この放電速度は
、予備メモリセルを使用しない信号RDDが論理″1′
のトランジスタTr13がオンしている時のインバータ
IN2の出力をトランジスタTr12とTr13とで放
電するよりも、インバータIN2の出力の放電速度は遅
い。 すなわち、トランジスタT「11)トランジスタTr1
2.トランジスタTrlBを介して、インバータIN2
の出力を放電する方か、トランジスタTrll、トラン
ジスタTr12のみを介して、インバータIN2の出力
を放電するよりも速い。 同様に、トランジスタTr 14)トランジスタTr1
.5.)ランジスフTr 16を介してインバータIN
3の出力を充電する方がトランジスタTr14)トラン
ジスタTr15のみを介してインバータIN3の出力を
充電するよりも速い。 インバータIN2の出力の放電速度とインバータIN3
の出力の充電速度との和か、予病メモリセルを使用する
時か、使用しない時よりも3ns遅くなるよう1こ、ト
ランジスタTrll Tr12Tr13.Tr14.
Tr15)Tr16の導通抵抗を設定すればよい。 したがって第51図に示した実施例と同様にパルス幅φ
を、予備メモリセルを使う時に、使わtい時より長くで
きるため、誤動作を起こすことはない。 予備メモリセルを使う時と、使わない叶て、パルスf≦
号φのパルス幅を変化させたか、これは、パルス(!号
φに限らず、他のタイミングパルスのパルス幅を変化さ
せることも可能である。すtよりち、予備メモリセルを
使用した口4に、各タイミングパルスのパルス幅か最適
にlよるように、各パルス幅を任意に決めることかてき
るのて、子61メモJセルを使用した場合ても予隔メモ
リセル選択の信号経路に合わせ、タイミンクパルスを最
適に設定するので、読み出し速度を速められる。 〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、メモリセルの記憶状態
に応じた第1および第2の2種類のタミーセルを設け、
メモリセルの記憶状態とダミーでルの記憶状態を比較す
ることによりメモリセルの記憶データを検出するように
しているので、必要なメモリセルの数が少なくて良く、
高集積度のメモリ装置を提供することができる。 第]のダミービット線に微小電流を流す二とにより、浮
遊状態になることをμh止でき、誤動作を肋+1..x
てきる。 J−り手段を設けた場合にはビット線とダミービット線
との電位の関係が適切化され、センス動作が高速化し、
マージンか拡大される。 イコライズ手段を設けた場合、ビット線、ダミービット
線の電位を等しくし、動作を安定化させることかできる
。 プリチャージ手段を設けた場合にはイコライズ終了時に
イコライズ信号の変化によるビット線およびダミービッ
ト線の電位変動を防止することかてき、課動作の発生を
防止することかできる。 1ビット分のデータを2つのメモリセルで記t=し、そ
れぞれについて2つの状態のダミーセルでデータを取り
出すようにすることにより、商運のデータ検出カーI″
IJ能で、また、イコライスを適切に行うことによりさ
らに高速動作かrII能となる。 プログラムベリファイリートロチに第2のビット線の出
力電圧を通常のり−ト時よりも高く設定し、専用のセン
スアンプを用いることにより書き込みり、lfにメモリ
セルに注入される電子量を地側させ、電圧マージンを拡
大することか可能となる。 メモリセルの浮遊ケートに電子か注入されていなメモリ
セルに流れる電流より、第2のダミービット線に流れる
電流か少なくすることにより、第2のセンスアンプの出
力か“0”と“1”の中間電位に達するのか速くなり、
データ検出速度か向上する。 電源電圧よりも所定値たけ低い電圧を出力する電圧低ド
回路と、ドレインか第1のダミーセルのドレインに接続
され、ケートか電圧低F回路の出力に接続された、6遊
’r−hに電子が注入されないメモリセルと等イ曲な状
態にある第3のダミーセルを設けることにより、動作か
さらに高速化される。 メモリセルかバイナリデータの“0゛あるいは“1°を
ガラスマスクにパターン化することにより、第1の観点
による装置と同様のマスクROMを得ることかできる。 メモリセルをMOSトランジスタかデプレッション型か
エンハンスメント型かでデータを記憶する不揮発性メモ
リセルて構成し、ダミーセルをナンド東トランジスタ列
で構成することにより、不揮発性半導体メモリ装置を得
ることかできる。 メモリセルアレイに予備メモリセルか併設され、不良セ
ルがある場合にはビット線とダミービット線をイコライ
スするイコライズ時間を通常より長くすることにより、
動作不良を起こしている行線か確実に非選択になり、誤
動作を起こすnJ能性か減少する。 イコライズ時間の延長を適用することにより、誤動作発
生の可能性か減少する。 4)
第1図は本発明の第1の実施例による半導体メモリ装置
の構成を示した回路図、第2図はl;i]装置における
第1)第2及び第3のセンスアンプの構成を示した回路
図、第3図は同装置におけるイコライズf呂号φ、電圧
■1\、VRI、VR2及び龜号A、B、Dの相互関係
を示したタイミンクチャート、第4図は本発明の第2の
実施例による第3のセンスアンプの構成を示した回路図
、第5図は本発明の第3の実施例による半導体メモリ装
置の構成を示した回路図、第6図は同装置におけるイコ
ライズ信号φ、電圧V1〜、VRI、VR2及び信号A
、B。 Dの相互関係を示したタイムチャート、知7図は本発明
の第4の実施例による半導体メモリ装置の構成を示した
回路図、第8図は同装置のプログラムベリファイ時に電
子注入量を増加させるための手段の構成を示した回路図
、第9図は同装置におけるアドレス信号、ATDパルス
信号、イコライズ信号φ、ラッチパルス、出力信号り及
び出力信号Fの相互関係を示したタイミンクチャート、
第10図は第5の実施例による半導体メモリ装置の構成
を示した回路図、第11図は第6の実施例による半導体
メモリ装置におけるリーク手段の構成を示した回路図、
第12図は同装置における′電源電圧の変化と、ノード
V outの電位関係を示した説明図、第13図は第1
の実施例をシリコン基板上で実現する際の回路配置を示
した図、第14図はプリチャージ用のトランジスタを省
略した実施例を示す回路図、第15図はメモリセルとダ
ミーセルのケート長の関係を示す素子平面図、第16図
はフィードバック型バイアスを用いた実施例を示す回路
図、第17図はフィードバックに用いるインバータを示
す図、第18図〜第24図は第17図のインバータの各
種の実施例を示す回路図、第25図はフィードバック型
ビット線バイアス回路の他の実施例を示す回路図、第2
6図はビット線バイアス回路の半導体記憶装置内での接
続の様子を示す回路図、第27図および第28図はビッ
ト線バイアス回路の他の実施例を示す回路図、第29図
は第27図に示した実施例の改良同を示す回路図、第3
0図はピント線型αとバイアス回路のフィードバック電
位との関係を示すクラブ、第31図は第29図と同様の
効果を得ることのできる他の実施例を示す回路図、第3
2図は)′431図のC1をダミービット線で置き換え
た本発明の実施例を示す回路図、第′3′3図はイコラ
イズ時間を改良しt:実施例を小す四路図、第′34国
(A)〜第34図(D)はイコライスされるビット線と
ダミービット線との関係を示す説明図、第35図はイコ
ライスされるビット線とダミービット線との関係を説明
するための2ビツト描成の半導体メモリ装置の概略横或
園、第36図は第35図の一部の詳細構成を示す回路図
、第37図は第35図の構成におけるイコライスされる
ビット線とダミービット線との関係を示す説明図、第3
8図は従来のナンド型ROMメモリセルアレイのパター
ン図、第39図はその回路図、第40図はナンド型RO
Mて免1図のメモリ装置を大曳した様子を示す回路図、
第41図はダミーセルナンド束〕〜nの構成の一例を示
す回路図、第42図は8本のワード線で構成されたメモ
リセルNAND束の例、第43図は第42図に示すすン
ド型ROMのワード線選択のためのデコーダの一例を示
す回路図、第44図はアドレス入力とワード線選択を示
す図表、第45図は第42図に示すナンド型ROMのリ
ファレンスデコーダの一例を示す回路図、第46図はア
ドレス入力とリファレンスカラムゲートの選択を示す図
表、第47図はダミーセルナンド束のn+1〜n+nの
構成を示す回路図、第48図は冗長回路を有するEPR
O〜1の一般的な構成を示すブロック図、第49図(a
)はアドレスバッファ回路およびアドレス変化検出回路
の一例を示す回路図、第49図(b)はパルス信号AT
Dを発生させる回路を示す回路図、第50図は冗長回路
の一例を示す回路図、第51図は冗長回路を含む本発明
の実施例を示す回路図、第52図は第51図に使用する
15号を帛力する冗長回路を示す回路図、第53図は冗
長回路を含む本発明の他の実施例を示す回路図、第54
図は従来の半導体メモリ装置の構成を示した回路図、第
55図は同装置におけるイコライズ信号φ、電圧V l
\、VRl、 VR2及び信号ASBSDの相方関係を
示したタイムチャートである。 1・・第1のセンスアンプ、2・・・第2のセンスアン
プ、3・・第1のセンスアンプ、4・・・列デコーダ、
5・・・行デコーダ、11,12.13・・ビット線バ
イアス回路、14・・書き込み回路、21・行アドレス
バツフア回路、22・・・行デコーダ、23・メモリセ
ルアレイ、24・・・列アドレス・くソファ−路、25
・・・列デコーダ、26・・カラムゲートトランンスフ
、27・・ATD[!!J路、28・・・センスアンプ
ロ路、2つ・・・出力バッファ四路、36・・・プログ
ラムベリファイセンス回路、BL・・・ビット線、DB
Ll、DBL2・・・ダミービット線、MII〜Mmn
・・メモリセル、DMII−DMml、 DMI2−D
Mm2・ ダミービット線。Qll、 Q10.
Q15・プリチャージ用トランジスタ、Q12. Q
14. Q10. QI7Q200 、 Q201
・・・イコライズ用トランジスタ。 図面の浄書(内容に変更なし) 第2図 第1図 第3図 第6図 第7図 第10図 第1 図 第12図 第15図 第 6図 第 9図 第20図 第2 図 第22図 第23図 第24図 第26図 第25図 第27図 第28図 第29図 第32図 第33図 ■−−−ビット線Bし ○−−−第1のダミービット線 ・−一一第2のダミービット線 BL BL 2 第34図(A) 第34図CB) 第34図(C) 第34図(D) 第35図 第37図+11 第37図(2) 第37図(3) 第37図(4) 箪37図(5) 第37図(6) 第37図(ア) 第37図(8) 第37図(9) 第37図(10) 第37図(16) 第37図(17) 第37図(旧) 第37図(19) 第37図(20) 第37図(21) 第37図(22) 第37図(23) 第38図 第39図 〇−−− 第1のダミービット線DBL・−m−第2の
ダミービット線 DSL 2第37図((−○) 第37図(1−1) 第4 図 第48図 cc cc CC cc 外部のEWS 第50図 外部のEWS 第54図 第55図
の構成を示した回路図、第2図はl;i]装置における
第1)第2及び第3のセンスアンプの構成を示した回路
図、第3図は同装置におけるイコライズf呂号φ、電圧
■1\、VRI、VR2及び龜号A、B、Dの相互関係
を示したタイミンクチャート、第4図は本発明の第2の
実施例による第3のセンスアンプの構成を示した回路図
、第5図は本発明の第3の実施例による半導体メモリ装
置の構成を示した回路図、第6図は同装置におけるイコ
ライズ信号φ、電圧V1〜、VRI、VR2及び信号A
、B。 Dの相互関係を示したタイムチャート、知7図は本発明
の第4の実施例による半導体メモリ装置の構成を示した
回路図、第8図は同装置のプログラムベリファイ時に電
子注入量を増加させるための手段の構成を示した回路図
、第9図は同装置におけるアドレス信号、ATDパルス
信号、イコライズ信号φ、ラッチパルス、出力信号り及
び出力信号Fの相互関係を示したタイミンクチャート、
第10図は第5の実施例による半導体メモリ装置の構成
を示した回路図、第11図は第6の実施例による半導体
メモリ装置におけるリーク手段の構成を示した回路図、
第12図は同装置における′電源電圧の変化と、ノード
V outの電位関係を示した説明図、第13図は第1
の実施例をシリコン基板上で実現する際の回路配置を示
した図、第14図はプリチャージ用のトランジスタを省
略した実施例を示す回路図、第15図はメモリセルとダ
ミーセルのケート長の関係を示す素子平面図、第16図
はフィードバック型バイアスを用いた実施例を示す回路
図、第17図はフィードバックに用いるインバータを示
す図、第18図〜第24図は第17図のインバータの各
種の実施例を示す回路図、第25図はフィードバック型
ビット線バイアス回路の他の実施例を示す回路図、第2
6図はビット線バイアス回路の半導体記憶装置内での接
続の様子を示す回路図、第27図および第28図はビッ
ト線バイアス回路の他の実施例を示す回路図、第29図
は第27図に示した実施例の改良同を示す回路図、第3
0図はピント線型αとバイアス回路のフィードバック電
位との関係を示すクラブ、第31図は第29図と同様の
効果を得ることのできる他の実施例を示す回路図、第3
2図は)′431図のC1をダミービット線で置き換え
た本発明の実施例を示す回路図、第′3′3図はイコラ
イズ時間を改良しt:実施例を小す四路図、第′34国
(A)〜第34図(D)はイコライスされるビット線と
ダミービット線との関係を示す説明図、第35図はイコ
ライスされるビット線とダミービット線との関係を説明
するための2ビツト描成の半導体メモリ装置の概略横或
園、第36図は第35図の一部の詳細構成を示す回路図
、第37図は第35図の構成におけるイコライスされる
ビット線とダミービット線との関係を示す説明図、第3
8図は従来のナンド型ROMメモリセルアレイのパター
ン図、第39図はその回路図、第40図はナンド型RO
Mて免1図のメモリ装置を大曳した様子を示す回路図、
第41図はダミーセルナンド束〕〜nの構成の一例を示
す回路図、第42図は8本のワード線で構成されたメモ
リセルNAND束の例、第43図は第42図に示すすン
ド型ROMのワード線選択のためのデコーダの一例を示
す回路図、第44図はアドレス入力とワード線選択を示
す図表、第45図は第42図に示すナンド型ROMのリ
ファレンスデコーダの一例を示す回路図、第46図はア
ドレス入力とリファレンスカラムゲートの選択を示す図
表、第47図はダミーセルナンド束のn+1〜n+nの
構成を示す回路図、第48図は冗長回路を有するEPR
O〜1の一般的な構成を示すブロック図、第49図(a
)はアドレスバッファ回路およびアドレス変化検出回路
の一例を示す回路図、第49図(b)はパルス信号AT
Dを発生させる回路を示す回路図、第50図は冗長回路
の一例を示す回路図、第51図は冗長回路を含む本発明
の実施例を示す回路図、第52図は第51図に使用する
15号を帛力する冗長回路を示す回路図、第53図は冗
長回路を含む本発明の他の実施例を示す回路図、第54
図は従来の半導体メモリ装置の構成を示した回路図、第
55図は同装置におけるイコライズ信号φ、電圧V l
\、VRl、 VR2及び信号ASBSDの相方関係を
示したタイムチャートである。 1・・第1のセンスアンプ、2・・・第2のセンスアン
プ、3・・第1のセンスアンプ、4・・・列デコーダ、
5・・・行デコーダ、11,12.13・・ビット線バ
イアス回路、14・・書き込み回路、21・行アドレス
バツフア回路、22・・・行デコーダ、23・メモリセ
ルアレイ、24・・・列アドレス・くソファ−路、25
・・・列デコーダ、26・・カラムゲートトランンスフ
、27・・ATD[!!J路、28・・・センスアンプ
ロ路、2つ・・・出力バッファ四路、36・・・プログ
ラムベリファイセンス回路、BL・・・ビット線、DB
Ll、DBL2・・・ダミービット線、MII〜Mmn
・・メモリセル、DMII−DMml、 DMI2−D
Mm2・ ダミービット線。Qll、 Q10.
Q15・プリチャージ用トランジスタ、Q12. Q
14. Q10. QI7Q200 、 Q201
・・・イコライズ用トランジスタ。 図面の浄書(内容に変更なし) 第2図 第1図 第3図 第6図 第7図 第10図 第1 図 第12図 第15図 第 6図 第 9図 第20図 第2 図 第22図 第23図 第24図 第26図 第25図 第27図 第28図 第29図 第32図 第33図 ■−−−ビット線Bし ○−−−第1のダミービット線 ・−一一第2のダミービット線 BL BL 2 第34図(A) 第34図CB) 第34図(C) 第34図(D) 第35図 第37図+11 第37図(2) 第37図(3) 第37図(4) 箪37図(5) 第37図(6) 第37図(ア) 第37図(8) 第37図(9) 第37図(10) 第37図(16) 第37図(17) 第37図(旧) 第37図(19) 第37図(20) 第37図(21) 第37図(22) 第37図(23) 第38図 第39図 〇−−− 第1のダミービット線DBL・−m−第2の
ダミービット線 DSL 2第37図((−○) 第37図(1−1) 第4 図 第48図 cc cc CC cc 外部のEWS 第50図 外部のEWS 第54図 第55図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)少なくとも二進のデータを記憶するメモリセルと、
前記二進のデータの一方と等価な記憶状態にある第1の
ダミーセルと、前記二進のデータの他方と等価な記憶状
態にある第2のダミーセルと、前記メモリセルと前記第
1のダミーセルのそせぞれの記憶状態に応じて変化した
電圧を比較し、その結果に応じた第1の出力をする第1
のセンスアンプ部と、前記メモリセルと前記第2のダミ
ーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比
較し、その結果に応じた第2の出力をする第2のセンス
アンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出力とを比較
することによって、前記メモリセルの記憶状態を検出す
る第3のセンスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置。 2)請求項1に記載の半導体メモリ装置において、前記
メモリセルが浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子
が注入されるか否かで、二進のデータを記憶するもので
あることを特徴とする半導体メモリ装置。 3)請求項1に記載の半導体メモリ装置において、前記
メモリセルに記憶されたデータを読み出すときに前記メ
モリセルの記憶状態に応じた電圧を出力するビット線と
、前記第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力
する第1のダミービット線と、前記第2のダミーセルの
記憶状態に応じた電圧を出力する第2のダミービット線
と、をさらに備え、前記第1のセンスアンプ部は前記ビ
ット線と前記第1のダミービット線との電圧を比較する
ことによって、前記メモリセルの記憶状態に応じた第1
の出力を発生し、前記第2のセンスアンプ部は前記ビッ
ト線と前記第2のダミービット線との電圧を比較するこ
とによって、前記メモリセルの記憶状態に応じた第2の
出力を発生し、前記第3のセンスアンプ部は前記第1の
出力と前記第2の出力とを比較することによって、前記
メモリセルの記憶状態を検出するものであることを特徴
とする半導体メモリ装置。 4)請求項3に記載の半導体メモリ装置において、前記
メモリセルが浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子
が注入されるか否かで、二進のデータを記憶するもので
あることを特徴とする半導体メモリ装置。 5)請求項4に記載の半導体メモリ装置において、前記
第1および第2のダミーセルとメモリセルとが電気的に
等価な接続をされており、前記第1のダミーセルの閾値
が電子の注入されたメモリセルの閾値とほぼ同じ高い値
となっていることを特徴とする半導体メモリセル。 6)請求項3に記載の半導体メモリ装置において、前記
第1のダミービット線に微小電流を流してそれが浮遊状
態になることを防止するダミービット線リーク手段をさ
らに備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。 7)請求項4に記載の半導体メモリ装置において、前記
メモリセルの浮遊ゲートに電子が注入されていない場合
には、前記ビット線の電位が、前記第1のダミービット
線及び前記第2のダミービット線の電位のいずれよりも
低くなるように、前記ビット線と前記第1及び第2のダ
ミービット線のそれぞれにリーク電流路を形成するビッ
ト線電流リーク手段をさらに備えたことを特徴とする半
導体メモリ装置。 8)請求項4に記載の半導体メモリ装置において、前記
メモリセルの浮遊ゲートに電子が注入されている場合に
は、前記ビット線の電位が、前記第1のダミービット線
及び前記第2のダミービット線の電位のいずれよりも高
くなるように、前記ビット線と前記第1及び第2のダミ
ービット線のそれぞれにリーク電流路を形成するビット
線電流リーク手段をさらに備えたことを特徴とする半導
体メモリ装置。 9)請求項3に記載の半導体メモリ装置において、前記
メモリセルを選択するアドレス信号が変化すると、この
変化に対応して所定の期間導通状態となり、それぞれ前
記ビット線、第1のダミービット線、第2のダミービッ
ト線と電源間に接続され、前記ビット線、第1のダミー
ビット線、第2のダミービット線を所定の電位まで充電
するプリチャージ手段を備えたこととを特徴とする半導
体メモリ装置。 10)請求項9に記載の半導体メモリ装置において、前
記ビット線、第1のダミービット線、第2のダミービッ
ト線のプリチャージ手段は、それぞれ直列に接続された
前記アドレス信号の変化に対応して所定の期間導通状態
となるドレインが接続されたデプレッショントランジス
タと、前記ビット線、第1ダミービット線、第2ダミー
ビット線のプリチャージ電圧を電源電圧以下に設定する
Pチャネルトランジスタとを備えたことを特徴とする半
導体メモリ装置。 11)請求項3に記載の半導体メモリ装置において、前
記メモリセルを選択するアドレス信号が変化すると、こ
の変化に対応して所定の期間、前記ビット線と前記第1
のダミービット線間と前記第2のダミービット線間の電
位をイコライズするイコライズ手段をさらに備えたこと
を特徴とする半導体メモリ装置。 12)浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注入
されるか否かで、二進のデータを記憶する第1、第2の
メモリセルと、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記
メモリセルと等価な記憶状態にある第1のダミーセル線
と前記浮遊ゲートに電子が注入していない前記メモリセ
ルと等価な記憶状態にある第2のダミーセル線と、前記
第1のメモリセルに記憶されたデータを読み出すときに
、前記第1のメモリセルの記憶状態に応じた電圧を出力
する第1のビット線と、前記第2のメモリセルに記憶さ
れたデータを読み出すときに、前記第2のメモリセルの
記憶状態に応じた電圧を出力する第2のビット線と、前
記第1のダミーセル線の記憶状態に応じた電圧を出力す
る第1のダミービット線と、前記第2のダミービット線
の記憶状態に応じた電圧を出力する第2のダミービット
線と、前記第1のビット線と前記第1ダミービット線と
の電圧を比較することによって、前記第1のメモリセル
の記憶状態に応じた第1の出力を発生する第1のセンス
アンプ部と、前記第1のビット線と前記第2ダミービッ
ト線との電圧を比較することによって、前記第1のメモ
リセルの記憶状態に応じた第2の出力を発生する第2の
センスアンプ部と、前記第1の出力と前記第2の出力と
を比較することによって、前記第1のメモリセルの記憶
状態を検出する第3のセンスアンプと、前記第2のビッ
ト線と、前記第1ダミービット線との電圧を比較するこ
とによって、前記第2のメモリセルの記憶状態に応じた
第4の出力を発生する第4のセンスアンプ部と、 前記第2のビット線と、前記第2のダミービット線との
電圧を比較することによって、前記第2のメモリセルの
記憶状態に応じた第5の出力を発生する第5のセンスア
ンプ部と、 前記第4の出力と前記第5の出力とを比較することによ
って、前記第2のメモリセルの記憶状態を検出する第6
のセンスアンプ部とを備えた半導体メモリ装置。 13)請求項12に記載の半導体メモリ装置において、 前記メモリセルを選択するアドレス信号が変化すると、
この変化に対応して所定の期間、前記第1のビット線と
前記第2のビット線と前記第1のダミービット線と、前
記第2のダミービット線間の電位をイコライズするイコ
ライズ手段を備えたことを特徴とする半導体メモリ装置
。 14)請求項13に記載の半導体メモリ装置において、 前記イコライズ手段は、前記第1のビット線と前記第1
のダミービット線間に接続された第1のイコライズトラ
ンジスタと、前記第2のビット線と前記第1のダミービ
ット線間に接続された第2のイコライズトランジスタと
前記第1のダミービット線と第2のビット線間に接続さ
れた第3のイコライズトランジスタとを備えたことを特
徴とする半導体メモリ装置。 15)請求項11に記載の半導体メモリ装置において、 “0”データ検知時にはビット線の電位が第1のダミー
ビット線の電位以上となり、“1”データ検知時にはビ
ット線の電位が第2のダミービット線の電位以下となる
ように前記ビット線、第1ダミービット線、第2のダミ
ービット線間に、前記アドレス信号の変化に対応して所
定の期間導通状態となるイコライズトランジスタを配置
したことを特徴とする半導体メモリ装置。 16)請求項11に記載の半導体メモリにおいて、 前記イコライズ手段は、前記ビット線と前記第1のダミ
ービット線間に接続された第1のイコライズトランジス
タと、前記第1のダミービット線と前記第2のダミービ
ット線間に接続された第2のイコライズトランジスタと
を備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。 17)請求項11に記載の半導体メモリにおいて、 前記イコライズ手段は、前記ビット線と前記第2のダミ
ービット線間に接続された第1のイコライズトランジス
タと、前記第1のダミービット線と前記第2のダミービ
ット線間に接続された第2のイコライズトランジスタと
を備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。 18)請求項16に記載の半導体メモリ装置において、 前記イコライズ手段は、前記ビット線と前記第2のダミ
ービット線間に接続された第3のイコライズトランジス
タをさらに備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。 19)請求項10に記載の半導体メモリ装置において、 前記プリチャージ手段のうち、ビット線に接続されたプ
リチャージ手段の導通抵抗はダミービット線に接続され
たプリチャージ手段の導通抵抗よりも小さく設定された
ことを特徴とする半導体メモリ装置。 20)請求項1に記載の半導体メモリ装置において、 前記第3のセンスアンプ部の出力端と電源電圧端子との
間に、プルアップトランジスタを備えたことを特徴とす
る半導体メモリ装置。 21)請求項1に記載の半導体メモリ装置において、 前記第1のダミーセルの閾値電圧は、前記浮遊ゲートに
電子が注入されている前記メモリセルの閾値電圧より低
い値に設定されていることを特徴とする半導体メモリ装
置。 22)請求項3に記載の半導体メモリ装置において、前
記ビット線、第1のダミービット線、第2のダミービッ
ト線と電源間にそれぞれ設けられた負荷手段と 前記メモリセル、第1のダミーセル、第2のダミーセル
のドレインと前記負荷手段の間にそれぞれ設けられ、メ
モリセル、第1のダミーセル、第2のダミーセルのドレ
イン電圧所定レベル以下に設定するバイアストランジス
タが設けられたことを特徴とする半導体メモリ装置。 23)請求項22に記載の半導体メモリ装置において、 バイアストランジスタのゲート電極には定電圧が供給さ
れていることを特徴とする半導体メモリ装置。 24)請求項22に記載の半導体メモリ装置において、 前記メモリセルバイアストランジスタのゲート電極には
前記メモリセルのドレインの電位を反転増幅する第1の
インバータの出力が接続され、前記第1のダミーセル線
のバイアストランジスタのゲート電極には前記第1のダ
ミーセル線のドレインの電位を反転増幅する第2のイン
バータが接続され、前記第2のダミーセルのバイアスト
ランジスタのゲート電極には前記第2のダミーセルのド
レインの電位を反転増幅する第3のインバータの出力が
接続されていることを特徴とする半導体メモリ装置。 25)請求項24に記載の半導体メモリ装置において、 前記インバータは閾電圧値がほぼ0のnチャネルトラン
ジスタとpチャネルトランジスタを直列接続した相補構
成を有することを特徴とする半導体メモリ装置。 26)請求項24に記載の半導体メモリ装置において、 前記インバータはnチャネルトランジスタとpチャネル
トランジスタを直列接続した相補構成を有し、pチャネ
ルトランジスタと電源間に定電流源が接続されたことを
特徴とする半導体メモリ装置。 27)請求項26に記載の半導体メモリ装置において、 前記定電流源はソースとゲートとを接続したデプレッシ
ョン型トランジスタであることを特徴とする半導体メモ
リ装置。 28)請求項26に記載の半導体メモリ装置において、 前記定電流源はゲートを接地したデプレッション型トラ
ンジスタであることを特徴とする半導体メモリ装置。 29)請求項26に記載の半導体メモリ装置において、 前記定電流源は電源電圧を複数の直列接続トランジスタ
で分圧した電圧をゲート入力とする、前記相補形インバ
ータと電源間に接続されたトランジスタであることを特
徴とする半導体メモリ装置。 30)請求項24に記載の半導体メモリ装置において、 前記メモリセルのドレイン電圧の変化を反転増幅して前
記第1のインバータより低いフィードバック信号を出力
する第4のインバータと前記ビット線と電源間に接続さ
れゲート電極に前記第4のインバータの出力が供給され
るトランジスタとを備えたことを特徴とする半導体メモ
リ装置。 31)請求項24に記載の半導体メモリ装置において、 前記メモリセル、第1のダミービット線、第2のダミー
ビット線のドレインとそれぞれのバイアストランジスタ
間に電源電圧をゲート入力とするデプレッション型トラ
ンジスタを接続したことを特徴とする半導体メモリ装置
。 32)請求項25に記載の半導体メモリ装置において、 前記メモリセルのドレインと前記メモリセルのバイアス
トランジスタ間に書込み時に低い論理レベルとなる書き
込み制御信号をゲート入力とするデプレッション型トラ
ンジスタを接続したことを特徴とする半導体メモリ装置
。 33)請求の範囲4に記載の半導体メモリ装置において
、前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセルと
等価な状態にあるダミーセルの個数を増加させて必要な
ダミービット線の回路容量を得るようにしたことを特徴
とする半導体メモリ装置。 34)浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注入
されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリセルと
、 前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセルと等
価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記浮遊ゲー
トに電子が注入されていない前記メモリセルと等価な記
憶状態にある第2のダミーセルと、 前記メモリセルに記憶されたデータを読み出すときに、
前記メモリセルの記憶状態に応じた電圧を出力するビッ
ト線と、 前記第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力す
る第1のダミービット線と、 前記第2のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力す
る第2のダミービット線と、 前記ビット線と前記第1のダミービット線との電圧を比
較することによって、前記メモリセルの記憶状態に応じ
た第1の出力をする第1のセンスアンプ部と、 前記ビット線と前記第2のダミービット線との電圧を比
較することによって、前記メモリセルの記憶状態に応じ
た第2の出力をする第2のセンスアンプ部と、 前記第1の出力と前記第2の出力とを比較することによ
って前記メモリセルの記憶状態を検出する第3のセンス
アンプ部と、 前記メモリセルへデータを書き込んだ後に行うプログラ
ムベリファイデータリード時に前記第2のダミービット
線が出する電圧を、通常データリード時にメモリセルの
データを読み出す際の前記第2のダミービット線が出力
する電圧よりも高く設定する手段と、 前記プログラムベリファイ時に、前記第2のダミービッ
ト線が出力する電圧と、前記ビット線が出力する電圧と
を比較することによって、前記メモリセルの記憶状態を
検出する第4のセンスアンプ部と、 前記データを読み出す時は前記第3のセンスアンプ部の
検出結果を出力し、前記プログラムベリファイデータリ
ード時は前記第4のセンスアンプ部の検出結果を出力す
る出力切換手段とを備えたことを特徴とする半導体メモ
リ装置。 35)浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注入
されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリセルと
、 前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセルと等
価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記浮遊ゲー
トに電子が注入されていない前記メモリセルと等価な記
憶状態にある、第2のダミーセルと、 前記メモリセルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記
憶状態に応じて変化した電圧を比較し、その結果に応じ
た第1の出力をする第1のセンスアンプ部と、 前記メモリセルと前記第2のダミーセルのそれぞれの記
憶状態に応じて変化した電圧を比較し、その結果に応じ
た第2の出力をする第2のセンスアンプ部と、 前記第1の出力と前記第2の出力とを比較することによ
って、前記メモリセルの記憶状態を検出する第3のセン
スアンプ部とを備え、前記浮遊ゲートに電子が注入され
ていないメモリセルに流れる電流より、前記第2のダミ
ービット線に流れる電流が少ないことを特徴とする半導
体メモリ装置。 36)浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子が注入
されるか否かで、二進のデータを記憶するメモリセルと
、 前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセルと等
価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記浮遊ゲー
トに電子が注入されていない前記メモリセルと等価な記
憶状態にある第2のダミーセルと、 前記メモリセルと前記第1のダミーセルのそれぞれの記
憶状態に応じて変化した電圧とを比較し、その結果に応
じた第1の出力をする第1のセンスアンプ部と、 前記メモリセルと前記第2のダミーセルのそれぞれの記
憶状態に応じて変化した電圧を比較し、その結果に応じ
た第2の出力をする第2のセンスアンプ部と、 前記第1の出力と前記第2の出力とを比較することによ
って前記メモリセルの記憶状態を検出する第3のセンス
アンプ部と、 電源電圧に対応し、前記電源電圧よりも所定値だけ低い
電圧を出力する電圧低下回路と、 ドレインが前記第1のダミーセルのドレインに接続され
、ゲートが前記電圧低下回路の出力に接続される前記浮
遊ゲートに電子が注入されない前記メモリセルと等価な
状態にある第3のダミーセルとを具備したことを特徴と
する不揮撥性半導体メモリ。 37)バイナリデータの“0”あるいは“1”をガラス
マスクにパターン化することにより製造段階でバイナリ
データを記憶するメモリセルと、前記バイナリデータの
“1”が記憶された前記メモリセルと等価な記憶状態に
ある第1のダミーセルと、前記バイナリデータの“1”
が記憶された前記メモリセルと等価な記憶状態にある第
2のダミーセルと、前記メモリセルと前記第1のダミー
セルのそれぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比較
し、その結果に応じた第1の出力をする第1のセンスア
ンプ部と、前記メモリセルと前記第2のダミーセルのそ
れぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比較し、その
結果に応じた第2の出力をする第2のセンスアンプ部と
、 前記第1の出力と前記第2の出力とを比較することによ
って、前記メモリセルの記憶状態を検出する第3のセン
スアンプ部とを備えた半導体メモリ装置。 38)請求項37に記載の半導体メモリ装置において、 前記メモリセルに記憶されたデータを読み出すときに前
記メモリセルの記憶状態に応じた電圧を出力するビット
線と、 前記第1のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力す
る第1のダミービット線と、 前記第2のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力す
る第2のダミービット線とをさらに備え、前記第1のセ
ンスアンプ部は前記ビット線と前記第1のダミービット
線との電圧を比較することによって前記メモリセルの記
憶状態に応じた第1の出力を発生し、前記第2のセンス
アンプ部は前記ビット線と前記第2のダミービット線と
の電圧を比較することによって前記メモリセルの記憶状
態に応じた第2の出力を発生し、前記第3のセンスアン
プ部は前記第1の出力と前記第2の出力とを比較するこ
とによって前記メモリセルの記憶状態を検出することを
特徴とする半導体メモリ装置。 39)バイナリデータの“0”あるいは“1”をMOS
トランジスタがデプレッション型かエンハンスメント型
かでデータを記憶する不揮撥性メモリセルと、 n個の前記メモリセルとナンド選択トランジスタを直接
に接続してなるナンド束トランジスタ列と、 前記ナンド束トランジスタ列が複数組接続され、前記メ
モリセルに記憶されたデータを読み出すときに前記メモ
リセルの記憶状態に応じた電圧を出力するビット線と、 前記ナンド束トランジスタ列と同様の構成を有し、前記
デプレッション型メモリセルと等価な1個の第1ダミー
セルと前記エンハンスメント型メモリセルと等価な(n
−1)個の第1のダミーセルとナンド選択トランジスタ
とを直列に接続してなる第1のダミーナンド束トランジ
スタ列と、前記第1のダミーセルナンド束トランジスタ
列が複数個接続され、前記デプレッション型の第1のダ
ミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第1のダミ
ービット線と、 前記ナンド束トランジスタ列と同様の構成を有し、前記
エンハンスメント型メモリセルと等価なn個の第2のダ
ミーセルとナンド選択トランジスタとを直列に接続して
なる第2のダミーナンド束トランジスタ列と、 前記ダミーナンド束トランジスタ列が複数組接続され、
エンハンスメント型第2のダミーセルの記憶状態に応じ
た電圧を出力する第2のダミービット線と、 前記ビット線と前記第1のダミービット線との電圧を比
較することによって前記メモリセルの記憶状態に応じた
第1の出力を発生する第1のセンスアンプ部と、 前記ビット線と前記第2のダミービット線との電圧を比
較することによって前記メモリセルの記憶状態に応じた
第2の出力を発生する第2のセンスアンプ部と、 前記第1の出力と前記第2の出力を比較することによっ
て前記メモリセルの記憶状態を検出する第3のセンスア
ンプ部とを備えた不揮撥性半導体メモリ装置。 40)請求項39に記載の不揮撥性半導体メモリ装置に
おいて、 異なる行線にゲートが接続された前記デプレッション型
の第1のダミーセルをおのおの1個有するn種数の前記
第1のダミーナンド束トランジスタと、 同じ種数の前記第1のダミーナンド束トランジスタ列が
複数組接続されたn本のダミービット線群と、前記第1
のダミービット線に、前記行線選択信号に対応して選択
された前記デプレッション型の第1のダミーセルの記憶
状態に応じた電圧を出力するため、 前記n本のダミービット線群から、行線選択信号に対応
して1本のダミービット線を選択する選択手段とをさら
に備えたことを特徴とする不揮撥性半導体メモリ装置。 41)ビット線と、ワード線と、前記ビット線と前記ワ
ード線の交点にメモリセルが配置されたメモリセルアレ
イと、前記メモリセルアレイに併設して設けられた予備
メモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ中に不良セ
ルがあることを記憶するためのプログラム手段と、前記
メモリセルアレイ中に不良セルがある場合には、前記プ
ログラム手段の出力に応答して、前記不良セルの代りに
前記予備メモリセルアレイ中より予備メモリセルを選択
する選択手段と、前記メモリセルと等価なダミーセルの
ドレインが接続され、基準電位を発生するダミービット
線と、 前記ビット線にあられれる電圧と、前記ダミービット線
にあられれる電圧を比較し、選択されたメモリセルのデ
ータを読み出すセンスアンプと、データ読み出し時所定
の時間前記ビット線と前記ダミービット線をイコライズ
するイコライズ手段とを備え、 前記メモリセル中に不良セルがある場合には、前記プロ
グラム手段の出力に応答して、前記イコライズ手段によ
るイコライズ時間を、前記所定の時間より長くするよう
にした半導体メモリ装置。 42)請求項41に記載の半導体メモリ装置において、 前記イコライズ手段は、前記ビット線と前記ダミービッ
ト線間に接続されたイコライズトランジスタと、 前記プログラム手段の出力信号が第1の論理レベルのと
き、データ読み出し時に前記イコライズトランジスタの
ゲート電極に供給され、前記イコライズトランジスタの
オン・オフを制御するイコライズパルス信号であって、
第1のパルス幅を有する前記イコライズパルス信号を出
力し、前記プログラム手段の出力信号が第2の論理レベ
ルのとき、データ読み出し時に前記第1のパルス幅より
長い前記イコライズパルス信号を出力する遅延回路とを
備えたことを特徴とする半導体メモリ装置。 43)請求項42に記載の半導体メモリ装置において、 前記遅延回路は、インバータと、 前記インバータと電源間に接続され、ゲート電極が前記
インバータの入力に接続された第1のMOSトランジス
タと、ゲート電極が前記プログラム手段の出力信号に接
続され、前記第1のMOSトランジスタと並列に接続さ
れた第2のMOSトランジスタとを備えたことを特徴と
する半導体メモリ装置。 44)ビット線と、 ワード線と、浮遊ゲートを有し、この浮遊ゲートに電子
が注入されるか否かで二進データを記憶するメモリセル
と、 前記ビット線と前記ワード線の交点に前記メモリセルが
配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ
に併設して設けられた予備メモリセルと、 前記メモリセルアレイ中に不良セルがあることを記憶す
るためのプログラム手段と、 前記メモリセルアレイ中に不良セルがある場合には、前
記プログラム手段の出力に応答して前記不良セルの代り
に前記予備メモリセルアレイ中より予備メモリセルを選
択する選択手段と、 前記浮遊ゲートに電子が注入された前記メモリセルと等
価な記憶状態にある第1のダミーセルと、前記第1のダ
ミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第1のダミ
ーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第1のダミー
ビット線と、 前記浮遊ゲートに電子が注入されていない前記メモリセ
ルと等価な記憶状態にある第2のダミーセルと、前記第
2のダミーセルの記憶状態に応じた電圧を出力する第2
のダミービット線と、前記メモリセルと前記第1のダミ
ーセルのそれぞれの記憶状態に応じて変化した電圧を比
較し、その結果に応じた第1の出力をする第1のセンス
アンプ部と、 前記メモリセルと前記第2のダミーセルのそれぞれの記
憶状態に応じて変化した電圧を比較し、その結果に応じ
た第2の出力をする第2のセンスアンプ部と、 前記第1の出力と前記第2の出力とを比較することによ
って、前記メモリセルの記憶状態を検出する第3のセン
スアンプ部と、 データ読み出し時、所定の時間前記ビット線と前記第1
のダミービット線と前記第2のダミービット線をイコラ
イズするイコライズ手段と前記メモリセルアレイ中に不
良セルがある場合には、前記プログラム手段の出力に応
答して、前記イコライズ手段によるイコライズ時間を前
記所定の時間より長くするようにした半導体メモリ装置
。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
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EP90908645A EP0477369B1 (en) | 1989-06-12 | 1990-06-08 | Semiconductor memory device |
DE69031276T DE69031276T2 (de) | 1989-06-12 | 1990-06-08 | Halbleiterspeicheranordnung |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7286430B2 (en) | 2000-11-27 | 2007-10-23 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device |
US7375544B2 (en) | 2003-02-27 | 2008-05-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor apparatus having logic level decision circuit and inter-semiconductor apparatus signal transmission system |
JP2012084225A (ja) * | 2012-01-30 | 2012-04-26 | Toppan Printing Co Ltd | 不揮発性メモリ |
CN113450860A (zh) * | 2020-03-25 | 2021-09-28 | 爱思开海力士有限公司 | 存储器设备及其操作方法 |
-
1990
- 1990-06-04 JP JP14564090A patent/JP2856848B2/ja not_active Expired - Lifetime
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