JPH0326283B2 - - Google Patents

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JPH0326283B2
JPH0326283B2 JP57162690A JP16269082A JPH0326283B2 JP H0326283 B2 JPH0326283 B2 JP H0326283B2 JP 57162690 A JP57162690 A JP 57162690A JP 16269082 A JP16269082 A JP 16269082A JP H0326283 B2 JPH0326283 B2 JP H0326283B2
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JP
Japan
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signal
hydraulic cylinder
oil
load
oil chamber
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JP57162690A
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Seiji Kurauchi
Masamitsu Tada
Ichiro Miura
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Tadano Ltd
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Tadano Ltd
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Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
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Publication of JPS5950209A publication Critical patent/JPS5950209A/ja
Publication of JPH0326283B2 publication Critical patent/JPH0326283B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B21/00Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
    • F15B21/08Servomotor systems incorporating electrically operated control means
    • F15B21/087Control strategy, e.g. with block diagram

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧シリンダにおける停止状態危険
信号発生装置に関するものである。
(従来の技術) 本発明が適用される油圧シリンダは、伸長動作
側圧油室と縮小動作側圧油室を有しこれら両油室
への作動油の給排並びに給排停止を油圧制御装置
で制御することで、伸縮駆動並びに負荷を担持し
た状態で停止することのできる油圧シリンダであ
り、これを第1図に基づきより具体的に説明する
と、第1図において、油圧シリンダ1は、シリン
ダ2、ピストンロツド3、およびピストンロツド
3基端に止着されシリンダ2内に油密摺動自在に
嵌挿されたピストン4から構成されている。前記
ピストン4は、シリンダ2内を伸長動作側圧油室
5と縮小動作側圧油室6に区画している。油圧シ
リンダ1の伸長動作側圧油室5および縮小動作側
圧油室6への作動油の給排並びに給排停止を制御
する油圧制御装置7が、前記伸長動作側圧油室5
および縮小動作側圧油室6に夫々接続された給排
回路8および給排回路9、油圧発生装置10に接
続された供給回路11、および油槽12に接続さ
れた排出回路13の間に設けられている。第1図
の場合この給排制御装置7は、四方向三位置油圧
切換弁14と前記給排回路8に設けたホールデイ
ングバルブ15で構成されている。ホールデイン
グバルブ(又はカウンタバランス弁)15は、四
方向三位置油圧切換弁14から油圧シリンダ1方
向への作動油の流れは自由であるが、反対方向の
流れは給排回路9内の油圧が上昇したときのみ許
容されるようになつている。Fは、油圧シリンダ
1により担持された負荷である。油圧シリンダ1
は、油圧制御装置7の四方向三位置油圧切換弁1
4を位置に操作することで伸長駆動、四方向三
位置油圧切換弁14を位置に操作することで縮
小駆動、四方向三位置油圧切換弁14をセンタ位
置Oにすることで負荷Fを担持した状態で停止す
るようになつている。
(従来技術の問題点) この種の油圧シリンダ1は、これを伸長して長
時間停止させた場合、突発的に縮小することがあ
つた。すなわち、油圧シリンダ1の負荷Fを担持
する側の伸長動作側圧油室5内の油温がシリンダ
2にあるいはシリンダ2を伝つて外気に放出さ
れ、漸次油温が低下しこれに伴つて伸長動作側圧
油室5に充填されている作動油の体積が減少す
る。作動油の体積の減少は伸長動作側圧油室5内
の油圧を低下させ、伸長動作側圧油室5内の油圧
による負荷担持力(伸長動作側圧油室5の作動油
の圧力Xピストン4の受圧面積)を減少させる。
一方油圧シリンダ1のピストン4とシリンダ2間
およびピストンロツド3とシリンダ2間あるいは
当該油圧シリンダが組み込まれる機械部分には摩
擦が存在しているので、上記のように油圧による
負荷担持力が多少減少してもこの摩擦による負荷
担持力が油圧による負荷担持力の減少分をカバー
し、負荷Fを停止状態に保持するのであるが、油
圧による負荷担持力の減少が一定以上となると最
早や上記摩擦による負荷担持力では補い切れず、
油圧シリンダ1は負荷Fにより急激に縮小される
ことになる。このような現象は、突発的に発生す
るものであり、その発生を予測し得ないものであ
つたため極めて危険なものであつた。
本発明は、油圧シリンダが負荷を担持して停止
している停止状態において、上記の如く油圧シリ
ンダが負荷により突発的に動かされるのを未然に
検知して電気出力信号を発生する油圧シリンダに
おける停止状態危険信号発生装置を提供しようと
するものである。
本発明の油圧シリンダにおける停止状態危険信
号発生装置により得られる電気信号は、警報ブザ
ー又は警報ランプ等を作動又は点灯するために用
いられ、あるいは後記する本発明の実施例におい
て説明する如く油圧シリンダの負荷を担持する側
の油室(伸長動作側圧油室又は縮小動作側圧油
室)への作動油の補給指令信号として用いられる
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る油圧シリンダにおける停止状態危
険信号発生装置は、伸長動作側圧油室と縮小動作
側圧油室を有し、これら両油室への作動油の給排
並びに給排停止を油圧制御装置により制御するこ
とで、伸縮駆動並びに負荷を担持した状態で停止
することができる油圧シリンダにおける停止状態
危険信号発生装置であつて、油圧シリンダの前記
両油室のうち負荷を担持する側の油室の油圧を検
出し当該油圧に応答した電気信号を実際値信号と
して出力する負荷検出器、基準信号設定器、およ
び前記負荷検出器からの実際値信号と前記基準信
号設定器からの設定信号を受けとり実際値信号が
設定値信号以下になると電気出力信号を発生する
如く構成した演算器で構成したことを特徴とする
ものである。
(作用) 油圧駆動装置を操作して油圧シリンダを伸縮駆
動した後負荷を担持した状態で長時間保持する場
合には、オペレータは基準信号設定器を操作して
当該設定器から出力される設定信号の電圧レベル
を、負荷検出器から出力される実際値信号の電圧
レベルに対し所定値だけ低くなるように設定す
る。この状態で油圧シリンダを長時間保持すれ
ば、やがて伸長動作側圧油室の油温が低下して当
該油室の圧力が減少するが、当該伸長動作側圧油
室の圧力は負荷検出器により継続的に検出され実
際値信号として演算器に入力されているので、演
算器はこの実際値信号と前記設定信号を対比して
実際値信号の値が設定信号より低減したとき、す
なわち油圧シリンダの伸長動作側圧油室の圧力が
負荷を担持するに充分な圧力以下に低下したとき
出力ボートから出力信号を発するようになつてい
る。従つて、この出力信号を警報および伸長動作
側圧油室への圧油補給の制御信号として用いるこ
とにより、油圧シリンダの伸長動作側圧油室の圧
力が当該油室の油温の低下による体積の減少によ
り低下して、油圧シリンダが突発的に縮小する恐
れのある負荷状態であることを警報したり、負荷
担持側油室に作動油を補給して油圧シリンダが突
発的に縮小するのを未然に防止することが可能と
なるのである。
(実施例) 以下本発明を第1図の油圧シリンダに実施した
実施例につき第2図以下の図面に基づいて詳細に
説明する。第1図で用い前述した符号1〜15お
よびFは以下の説明においても同義であるのでそ
の説明を省略する。
(第1実施例) 第2図において16は、油圧シリンダ1の前記
両油室5,6のうち負荷を担持する側の油室すな
わち伸長動作側圧油室5の油圧を検出し当該油圧
に応答した電気信号を実際値信号として出力する
負荷検出器である。負荷検出器16により出力さ
れた実際値信号は、アンプ16′を介して後述す
る演算器21に入力される。負荷検出器16は、
安定化電源17から給電される圧力−電気変換器
である。18は、安定化電源17から給電される
抵抗19とこの抵抗19上をスライドする可動接
点20からなるポテンシヨメータであり、その可
動接点20を移動調節することで可動接点20上
へ任意の電圧を発生することができるものであ
る。本実施例では、このポテンシヨメータ18が
基準信号設定器を形成している。基準信号設定器
(ポテンシヨメータ)18の可動接点20に発生
した上記電圧信号は、基準信号発生器の設定信号
として演算器21へ入力される。演算器21は、
前記負荷検出器16からの実際値信号と前記基準
信号設定器(ポテンシヨメータ)18からの設定
信号を受けとり、両者を比較して実際値信号が設
定値信号以下になると電気出力信号を発生するも
のである。22は、演算器21から出力される電
気出力信号を増幅するアンプである。23は、ア
ンプ22を介して与えられる演算器21の電気出
力信号を受けて作動するリレーであつて、このリ
レーは、その作動時にリレースイツチ24を閉成
するようになつている。25は、油圧源26と油
圧シリンダ1の負荷を担持する側の油室すなわち
伸長動作側圧油室5間に介装した常閉型のソレノ
イドバルブであつて、前記リレースイツチ24の
閉成時に油圧源26から伸長動作側圧油室5へ圧
油を供給するよう開くようになつている。27は
絞りであつて、ソレノイドバルブ25が開いたと
き油圧源26から伸長動作側圧油室5へ徐々に圧
油が供給されるようにするためのものである。2
8は、伸長動作側圧油室5からソレノイドバルブ
25方向への作動油の逆流を防止する逆止弁であ
る。30は、アンプ16′を介して演算器21へ
供給される負荷検出器16からの実際値信号のレ
ベルを表示するメータ(電圧計)である。31
は、演算器21へ供給される基準信号接定器(ポ
テンシヨメータ)18からの設定信号のレベルを
表示するメータ(電圧計)である。本発明に係る
油圧シリンダにおける停止状態危険信号発生装置
Aは、第2図に二点鎖線で囲んだ如く、負荷検出
器16、基準信号設定器(ポテンシヨメータ)1
8、および演算器21で構成されたものである。
32は、リレースイツチ24と直列に接続したメ
インスイツチである。
次に作用を説明する。油圧駆動装置7を操作し
て、油圧シリンダ1を伸縮駆動した後油圧シリン
ダ1で負荷Fを担持した状態でこれを停止したと
き、オペレータは基準信号設定器(ポテンシヨメ
ータ)18の可動接点20を移動調節して基準信
号設定器18から出力される設定信号の電圧レベ
ルを設定する。この設定は、本実施例においては
次の如く行う。すなわち、オペレータは、メータ
30(このメータ30には、アンプ16′を介し
て演算器21に与えられる負荷検出器の実際値信
号の電圧レベルが示されている。)とメータ31
(このメータ31には、演算器21に与えられる
基準信号発生器(ポテンシヨメータ)18の設定
信号の電圧レベルが示されている。)を見ならが
ら基準信号設定器(ポテンシヨメータ)18の可
動接点を移動させ、基準信号設定器(ポテンシヨ
メータ)18から出力される設定信号の電圧レベ
ルが、アンプ16′を介して出力される負荷検出
器16の実際値信号の電圧レベルよりも所定値だ
け低くなるように、基準信号設定器(ポテンシヨ
メータ)18を調節する。前記所定値は、油圧シ
リンダ1の伸長動作側圧油室5の油圧が油温低下
あるいは油洩れによつて低減しても、油圧シリン
ダ1の摺動部分あるいは油圧シリンダ1が組み込
まれた機械部分の摩擦による負荷担持力を考慮す
るとき、尚油圧シリンダ1が負荷Fを停止状態に
担持することのできる許容低減圧力(以下単に許
容低減圧力)に応答する負荷検出器16(アンプ
16′を介して出力される負荷検出器16)の実
際値信号変動分である。そしてこの所定値は許容
低減圧力に応じて初じめ定めておく。この状態で
本発明に係る油圧シリンダの停止状態危険信号発
生装置Aが機能することになる。次にオペレータ
は、メインスイツチ32を閉成する。油圧シリン
ダ1の負荷を担持する側の油室すなわち伸長動作
側圧油室5の油圧が、油温低下あるいは油洩れの
ために低減するとこの低減に応じて、アンプ1
6′を介して演算器21に与えられる負荷検出器
16の実際値信号が低減する。実際値信号の低減
量が前記所定値だけ低減し、実際値信号が基準信
号設定器(ポテンシヨメータ)18の設定信号レ
ベルになると、演算器21は電気出力信号を出力
する。演算器21からの電気出力信号の発生は、
油圧シリンダ1の負荷を担持する側の油室である
伸長動作側圧油室5の油圧が許容低減圧力分だけ
低下したことすなわち、油圧シリンダ1はその摺
動部分の摩擦力および油圧シリンダ1が組み込ま
れる機械部分の摩擦力による負荷担持力を加えて
も、最早や負荷Fを担持して停止しているのは危
険な状態となつたことを意味するものである。演
算器21の電気出力信号は、アンプ22およびリ
レー23を経てリレースイツチ24を閉成する。
リレースイツチ24と直列に介装したメインスイ
ツチ32は前もつて閉成してあるので、ソレノイ
ドバルブ25が開き、圧油源26から圧油を伸長
動作側圧油室5へ供給し、当該油室の油圧を上昇
させる。伸長動作側圧油室5の油圧が上昇する
と、油圧シリンダ1は負荷Fを担持した安全な停
止状態となる。一方、アンプ6′を介して演算器
21に与えられる実際値信号のレベルが上昇する
ので、演算器21の電気出力信号は停止され、油
圧源26から伸長動作側圧油室5への圧油の供給
が停止される。こうして油圧シリンダ1の伸長動
作側圧油室5の油圧は負荷Fを担持して安全な停
止状態を継続するものである。
上記実施例においては、負荷検出器16の実際
値信号のレベルを表示するメータ30と、基準信
号設定器18の設定信号のレベルを表示するメー
タ31を設け、基準信号設定器(ポテンシヨメー
タ)18により設定信号のレベルを設定するにあ
たり、オペレータはこれら両メータ30,31を
見ながら、負荷検出器16の実際値信号のレベル
よりも基準信号設定器18の設定信号のレベルが
初じめ決定している所定値分だけ低くなるように
設定したが、第2図のG部分(ポテンシヨメータ
18から演算器21に至る基準信号の伝達経路)
へ所定値の減算機構33を介装することで、オペ
レータが所定値を考慮することなくポテンシヨメ
ータ18を操作設定しうるようにしても良いこと
勿論である。この場合、ポテンシヨメータ18と
減算機構33が基準信号設定器を構成する。すな
わち、第3図において、減算機構33は、所定値
信号発生器34と減算器35で構成されている。
減算器35は、ポテンシヨメータ18からの信号
と、前記所定値信号発生器34からの所定値信号
を受けてポテンシヨメータ18からの信号から所
定値信号の減算を行い、この減算結果を基準信号
として演算器21へ伝達するようにしている。こ
のようにするときは、オペレータはメータ30と
メータ31の表示が、同一になるようにポテンシ
ヨメータ18を操作設定すれば良い。
又、上記実施例においては、基準信号設定器
(ポテンシヨメータ)18を操作設定するにあた
り、オペレータはメータ30およびメータ31を
見ながら行うようにしたが、必ずしもメータ30
および31を設けなくても、油圧シリンダ1に作
用する負荷Fが初じめ知られている場合には、当
該負荷を担持しながら油圧シリンダ1が安全に停
止状態を保つに要する油圧シリンダ1の伸長動作
側圧油室5の最低圧力についても初じめ把握でき
るので、油圧シリンダ1に作用する負荷Fと基準
信号発生器(ポテンシヨメータ)18の設定信号
の関係を表わす表を作つておき、この表を参考に
して基準信号設定器(ポテンシヨメータ)18を
操作設定するようにしても良いこと勿論である。
(第2実施例) 本発明の油圧シリンダの停止状態危険信号発生
装置は、負荷を担持した状態で停止している油圧
シリンダの負荷を担持する側の油室内の油圧が、
油温低下あるいは油洩れのために低下して、油圧
シリンダが負荷のために突発的に動くのを事前に
検知しようとするものであること、既に述べたと
おりであるが、油圧シリンダの負荷を担持する側
の油室内の油温が、油圧シリンダを囲む外気温の
上昇により上昇しその結果当該油室内の油圧が上
昇する現象が生じる。そして、この上昇した油圧
が、油圧シリンダを負荷に抗して突発的に動かす
場合がある。このような現象は、昼間太陽光で熱
せられてその内部が百度近くになるトラツククレ
ーンの伸縮ブームに内装された伸縮ブーム伸縮用
の油圧シリンダの場合、特に著しいものである。
第2実施例は、負荷を担持する側の油室の油圧の
低下による油圧シリンダの突発的な動きを事前に
検知する機能に加えて、負荷を担持する側の油室
の油温上昇に伴う油圧の上昇による油圧シリンダ
の突発的な動きを事前に検知する機能を加えたも
のである。第4図において、この第2の実施例を
詳細に説明する。第4図において、二点鎖線で囲
んだ部分は、メータ30およびメータ31が省略
されていることおよび第3図で説明した基準信号
設定器(ポテンシヨメータ)18と減算機構33
が用いられていること以外は、上記第1実施例で
説明し第2図に掲げたものと同一であるのでその
説明を省略する。第4図において、36は第2演
算器であつて、この第2演算器36は、アンプ1
6′を経た負荷検出器16からの実際値信号と、
後述する加算器37を経たポテンシヨメータ18
からの設定信号を受け取り、実際値信号が設定信
号以上になると電気出力信号を発生する如く構成
している。上記加算器37は、ポテンシヨメータ
18からの信号に第2所定値設定器38の所定値
信号を加算してその結果を第2演算器36に入力
するようにしている。39は第2演算器36の電
気出力信号を増幅するアンプ、40はアンプ39
の電気出力信号により作動するリレー、41はリ
レー40の作動時に閉成されるリレースイツチで
あつて、このリレースイツチ41は、メインスイ
ツチ32の後段と第2ソレノイドバルブ42間に
介装されている。第2ソレノイド42は、油圧シ
リンダ1の負荷を担持する側の油室すなわち伸長
動作側圧油室5と油槽12との間に介装した常閉
形のソレノイドバルブとして構成されている。4
3は、リレー40が作動したとき点灯するよう構
成したランプである。44は、リレー23が作動
したとき点灯するよう構成したランプである。
次に作用を説明する。油圧駆動装置7を操作し
て、油圧シリンダ1を伸縮駆動した後油圧シリン
ダ1で負荷Fを担持した状態でこれを停止したと
き、オペレータは基準信号設定器18の可動接点
20を移動調節して基準信号設定器18から出力
される設定信号の電圧レベルを設定する。この設
定は、本実施例においては次の如く行う。すなわ
ち、オペレータは、ランプ43およびランプ44
の何れもが点灯しないようポテンシヨメータ18
を調節する。ランプ43が点灯するのは、リレー
40が作動しないときであり、それは、第2演算
器36から電気出力信号が発生していないときで
あり、それはまた、第2演算器36に入力される
アンプ16′を経た負荷検出器16からの実際値
信号のレベルが、加算器37を経て入力されるポ
テンシヨメータ18からの設定信号のレベルより
も低いときである。逆に言えば、ランプ43が点
灯するのは、ランプ16′を経て第2演算器36
に入力される実際値信号のレベルが、加算器37
を経て第2演算器36に入力される設定信号のレ
ベルを越えたときである。また、ランプ44が点
灯しないのは、演算器21に入力されるアンプ1
6′を経た負荷検出器16の実際値信号のレベル
が、減算器35を経て入力されるポテンシヨメー
タ18からの設定信号のレベルよりも高いときで
ある。逆に言えば、ランプ44が点灯するのは、
ランプ16′を経て演算器21に入力される実際
値信号のレベルが、減算器を経て演算器21に入
力される実際値信号のレベルを下まわつたときで
ある。このことから、上述のようにポテンシヨメ
ータ18を調節することで、第2演算器36に入
力される設定信号レベルは、アンプ16′を経て
第2演算器36に入力される実際値信号のレベル
よりも高く設定され、また演算器21に入力され
る設定信号のレベルは、アンプ16′を経て演算
器21に入力される実際値信号のレベルよりも低
く設定される。次に、オペレータはメインスイツ
チ32を閉成する。今、油圧シリンダ1の負荷を
担持する側の油室すなわち、伸長動作側圧油室5
の油温が上昇してアンプ16′を経て第2演算器
36に入る実際値信号のレベルが、第2演算器3
6に入る設定信号のレベルを越えると、第2演算
器36が電気出力信号を発し、これがアンプ3
9、リレー40を経てリレースイツチ41を閉成
する。メインスイツチ32は先に閉成されている
ので、リレースイツチ41の閉成は第2ソレノイ
ドバルブ42を開き、油圧シリンダ1の伸長動作
側圧油室5の圧油を油槽12に逃す。こうして油
室5の油圧は低下する。油室5の油圧の低下は、
アンプ16′を経て第2演算器36に入力される
実際値信号のレベルを低下させるので、第2演算
器36の電気出力信号は消勢し、第2ソレノイド
バルブ42が閉じる。このようにして、油圧シリ
ンダ1の伸長動作側圧油室5の圧力上昇は自動的
に低減される。
油圧シリンダ1の負荷を担持する側の油室、す
なわち伸長動作側圧油室5の圧力低下時の昇圧は
第1実施例で説明したとおりであるので作用の説
明を省略する。
本発明の油圧シリンダにおける停止状態危険信
号発生装置が適用される油圧シリンダは、冒頭で
説明したとおりのものであり、上記実施例ではこ
の油圧シリンダを冒頭で説明した条件を満す汎用
的なものとして説明しているが、ここで本発明が
適用される油圧シリンダの使途の具体的一例を説
明しておく。それは、クレーンのブーム伸縮用の
油圧シリンダである。第5図に示すように、クレ
ーンの伸縮ブーム45は、基端側の外側ブーム4
6、外側ブーム46内へ伸縮自在に嵌挿した先端
側の内側ブーム47、および外側ブーム46と内
側ブーム47間に介装され外側ブーム46に対し
て内側ブーム47を伸縮駆動並びに停止する油圧
シリンダ1′で構成されている。この伸縮ブーム
45はブーム起伏用油圧シリンダ48により起伏
操作される。クレーン作業は、伸縮ブーム45の
先端に荷重Wを吊下して、伸縮ブーム45の伸縮
および停止、伸縮ブーム45を起伏操作すること
でなされるものであるが、この種の油圧シリンダ
1′は極めて長尺であるため、その伸長動作側圧
油室の油温低下あるいは油洩れによる突発的な縮
小量が大きくなり、極めて危険なものであつた。
本発明はこの油圧シリンダ1′に採用するとき、
それだけに大きな効果が期待できるものである。
(効果) いずれにしても本発明は、以上の如く構成し作
用するものであるから、負荷を担持して停止状態
にある油圧シリンダが、突発的に負荷により駆動
するのを未然に検知して電気信号を出力するもの
であるから、安全を確保する上で極めて大きな効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第5図は本発明の油圧シリンダの
停止状態危険信号発生装置が適用される油圧シリ
ンダの説明図、第2図は、本発明に係る油圧シリ
ンダの停止状態危険信号発生装置の一実施例の説
明図である。第3図は基準信号設定器の他の実施
例の説明図、第4図は本発明の他の実施例の説明
図である。 伸長動作側圧油室;5、縮小動作側圧油室;
6、油圧制御装置;7、油圧シリンダ;1、負荷
検出器;16、基準信号設定器;ポテンシヨメー
タ18または、ポテンシヨメータ18と減算機構
33(第3図)で構成されたもの。演算器;2
1。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 伸長動作側圧油室と縮小動作側圧油室を有
    し、これら両油室への作動油の給排並びに給排停
    止を油圧制御装置により制御することで、伸縮駆
    動並びに負荷を担持した状態で停止することがで
    きる油圧シリンダにおける停止状態危険信号発生
    装置であつて油圧シリンダの前記両油室のうち負
    荷を担持する側の油室の油圧を検出し当該油圧に
    応答した電気信号を実際値信号として出力する負
    荷検出器、基準信号設定器、および前記負荷検出
    器からの実際値信号と前記基準信号設定器からの
    設定信号を受けとり実際値信号が設定値信号以下
    になると電気出力信号を発生する如く構成した演
    算器で構成したことを特徴とする油圧シリンダに
    おける停止状態危険信号発生装置。 2 油圧シリンダがクレーンの伸縮ブーム伸縮用
    の油圧シリンダであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の油圧シリンダにおける停止状
    態危険信号発生装置。
JP16269082A 1982-09-17 1982-09-17 油圧シリンダにおける停止状態危険信号発生装置 Granted JPS5950209A (ja)

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JPS4961775A (ja) * 1972-10-16 1974-06-14
JPS5436453A (en) * 1977-08-29 1979-03-17 Mitsubishi Electric Corp Pressure alarm device

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