JPH03262487A - ヒト血清アルブミンの安定な製造方法 - Google Patents

ヒト血清アルブミンの安定な製造方法

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JPH03262487A
JPH03262487A JP5788590A JP5788590A JPH03262487A JP H03262487 A JPH03262487 A JP H03262487A JP 5788590 A JP5788590 A JP 5788590A JP 5788590 A JP5788590 A JP 5788590A JP H03262487 A JPH03262487 A JP H03262487A
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JP
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yeast
serum albumin
human serum
gene
plasmid
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JP5788590A
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Noboru Maki
昇 槇
Mitsuaki Yanagida
光昭 柳田
Masanori Suzuki
正則 鈴木
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は成熟ヒト血清アルブミンの酵母による製造方法
、及びそのための遺伝子発現系に関する。
この方法によればヒト血清アルブミンcDNAが発現可
能な形で宿主染色体中に組み込まれるため、プラスミド
上に存在する場合に比べはるかに安定に宿主細胞内に保
持され、長時間培養や高密度培養による安定なヒト血清
アルブミンの工業的製造に極めて適している。またヒト
血清アルブミン遺伝子産物である成熟型のヒト血清アル
ブミンは、細胞外に効率よく分泌されるので、その回収
・精製が簡単であり、工業的製造のためにきわめて好ま
しい。
〔従来の技術〕
従来、ヒトの血液に依存せずにヒト血清アルブミンを製
造する方法としては、自律複製することのできるプラス
ミド上にヒト血清アルブミンcDNAを挿入し、これに
適当な発現調節シグナル(プロモーター、ターミネータ
−1等〉を隣接させた発現プラスミドを適当な宿主細胞
内に導入して、これを発現させるという方法がとられて
きた。この方法によれば、コピー数の多いプラスミドを
用いた場合、遺伝子量効果により高度の発現が見られる
という利点がある。しかし一方では、宿主染色体外複製
を行うプラスミドは、−1に細胞の増殖にともなって、
不均一な分離を受け、増殖の回数と共に、プラスミドの
脱落が見られるという欠点がある。従って、目的とする
蛋白質、ここではヒト血清アルブミンを得ようとする場
合、形質転換細胞の増殖と共にプラスミドを持たない、
即ち、ヒト血清アルブミンを産生できない細胞の比率が
高まることになる。このことは特に形質転換細胞を高度
に増殖させる必要がある高密度培養や連続培養などにお
いてきわめて重要I:問題となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
形質転換細胞を高度に増殖させる必要がある高密度培養
や連続培養などにおいて安定なヒト血清アルブミン産生
をはかるために、該蛋白質遺伝子(cDNA)を宿主細
胞内に安定に保持することが必要である。
目的とする蛋白質を産生ずるための遺伝子が宿主細胞の
増殖と共に脱落するという問題を解決する方法の一つは
、発現プラスミドの安定化をはかる方法であり、酵母菌
のプラスミドの場合は、酵母染色体由来の複製起点及び
セントロメアを同じDNA分子上に持つYCp型のプラ
スミドがこの目的のために利用され、非常に安定に酵母
細胞により保持されることが知られている。しかし、Y
Cp型のプラスミドは、細胞内に多数コピーとしては存
在できず、普通、−個の半数体酵母細胞当り1コピーし
か存在しない。また、プラスミド上で同じ遺伝子配列を
タンデムに(数珠つなぎに)並べて、目的とする遺伝子
のコピー数を高めようとしても、そのプラスミドが導入
された細胞内で、プラスミド同士の間で組換えを起こし
、遺伝子の喪失が起きたり、欠失、挿入、そのほかの変
異も導入されることが報告されており、宿主細胞内で安
定に複数コピーの外来遺伝子をプラスミド上に保持する
ことは困難である。また、プラスミド上で外来遺伝子を
発現させる場合、強力なプロモーターを使用すると、用
いた発現プラスミドそのものが不安定となり、形質転換
体が得られなくなったり、脱落の頻度が高まるといった
現象がみられる。
〔課題を解決するための手段〕
従って本発明は、ヒト血清アルブミンをコードする遺伝
子を宿主細胞の染色体に組込むことにより該遺伝子の安
定な維持を達成する。このため、酵母染色体上に存在す
るDNA配列と相同的なりNA配列を持つプラスミドベ
クターに組み込ませるべき遺伝子をその相同DNA配列
と隣接させる形で挿入し、構築された組換えプラスミド
(組込みのためのプラスミド)(環状または相同DNA
内もしくはその近辺で切断をいれ線状化したもの)を宿
主細胞内に導入して形質転換体を得る。これにより高い
確率で染色体上のD N A配列がプラスミド上の相同
的なりNA配列で置き換わった形質転換体が得られる。
〔具体的な記載〕
1.遺伝子系 宿主 正常ヒト血清アルブミンは分子内に多くのジスルフィド
結合を含有しており、組換えDNA法によって天然物と
同じ立体構造を有する正常ヒト血清アルブミンを製造す
るには、これらのジスルフィド結合が生産宿主細胞中で
正しく形成されることが必須である。正常な立体構造の
形成にはプロティンジスルフィドイソメラーゼ、ペプチ
ジルプロリルcis−transイソメラーゼ等の酵素
が関与していることが最近明らかになり、多数のS−3
結合を有し複雑な立体構造をとる蛋白質を殆ど含まない
大腸菌や枯草菌のような原核生物細胞ではたとえあって
もこのような立体構造形成(フォールディング)関連酵
素系の働きは強くないことが予想される。一方、ヒトを
はじめとする真核高等生物の細胞は数多くの複雑な高次
構造を有する蛋白質(糖蛋白質や他の修飾蛋白質も含む
)を細胞外に分泌することが知られているが、下等真核
微生物である酵母菌でも、哺乳動物の細胞で蛋白質が分
泌されるのと非常によく似た経路により蛋白質が分泌さ
れることが知られている[Huffaker、 T、C
and Robbins、 P、 W、 J、Biol
、 Chem、 257.3203−3210(198
2) ; 5nider、M、 D、 in Gins
burg、 V、 & Robbins。
P、W、 (eds、) Biology of Ca
rbohydrates、Vol、2゜Wiley、 
New York、 (1984)、 pp、 163
−198〕、このため、本発明においては、酵母を宿主
として使用する。
組込みのためのプラスミドの構成要素 酵母染色体への組み込みのためのプラスミドとしては、
以下のような構成要素が必要となる。
1)発現可能な形となったヒト血清アルブミンcDNA
、 2)プロモーター、ポリA付加シグナルなどのヒト
血清アルブミンcDNAを発現可能とさせるための転写
制御配列、3)酵母染色体中への組み込みのための酵母
染色体DNA (標的領域)と相同的な配列を有するD
NA (遺伝子)で、望ましくは、形質転換効率を高め
るために上記相同的なりNA配列の中に適当な制限酵素
で切断可能な認識配列を有するもの、4)望ましくは、
プラスミドDNAの増幅が容易な大腸菌のような宿主細
胞で機能する複製起点と標識遺伝子、並びに5)好まし
くは、形質転換された宿主の選択のための標識遺伝子。
本発明ではこのような複製起点と標識遺伝子を含むDN
A断片を大腸菌組換えプラスミドpA7153(Twi
gg、A、J、& 5herratt、D、、Natu
re 283゜216−218.1980)から切り出
して使用した。この場合の標識遺伝子はトランスボゾン
Tn3由来のβ−ラククマーゼ遺伝子で形質転換細胞(
この場合大腸菌細胞)に抗生物質であるアンピシリンに
対する耐性を賦与する。
プレプロ配列 ヒト血清アルブミンは哺乳類の肝臓細胞ではプレプロ配
列をアミノ末端に有する前駆体蛋白質として合成され、
成熟ヒト血清アルブミンを効率よく分泌せしめるために
、このプレプロ配列が存在している必要がある。また、
このプレプロ配列は目的蛋白質の分泌の際に切除されて
該目的蛋白質が成熟型で分泌される必要があり、同じ真
核生物細胞である酵母菌を宿主として用いた場合も同様
の現象が起こることが期待される。このため本発明にお
いては、この様な条件を満たすプレプロ配列としてヒト
血清アルブミンの本来のプレプロ配列を使用する。そし
て、本発明においては、この様なプレプロ配列をコード
する遺伝子として、ヒト血清アルブミンをコードするc
DNAに本来リンクしているcDNAを使用する。この
cDNAは次の配列を有する。
ヒト血清アルブミンAをコードする遺伝子(cDNA)
はすでにクローン化されており、その塩基配列及び該塩
基配列から推定されるアミノ酸配列を第4図に示し、そ
のクローニング方法は特願昭63−037453 (特
開平1−215289)に詳細に記載されている。従っ
て本発明においては、このcDNAを含有するプラスミ
ドp[lc −H3A −[:H等をヒト血清アルブミ
ンAをコードする遺伝子の供給源として使用することが
できる。
ポ+J A配列及びAATA^^シグナルコード配列の
3′−末端の下流に存在するポリA配列及びAAT^^
^シグナルが真核生物のmRNAの安定性に寄与すると
言われている[Bergmann及びBrawerma
n Biochemistry、 16.259−26
4(1977) ;Huezら、Proc、 Natl
、^cad、 Sci、 USA、 78.908−9
11(1981)〕。従って、本発明の好ましい態様に
おいては、ヒト血清アルブミンAをコードするcDNA
の下流にこれらの配列を配置する。ポリA配列及び^^
TAA^シグナルとしては、例えばヒト血清アルブミン
AcDNAに自然に付随しているこれらの配列を使用す
ることができる。これらの配列を含有するヒト血清アル
ブミンA遺伝子はすでにクローン化されており、特願昭
63−037453 (特開平1−215289)に記
載されている。
プロモーター 本発明においては、酵母細胞中で機能するものであれば
いずれのプロモーターを使用することもできる。しかし
ながら本発明においては誘導可能なプロモーターではな
く構成的プロモーターを使用するのが好ましい。誘導可
能なプロモーターを使用して誘導操作を行った場合には
ヒト血清アルブミンが細胞内に急激に蓄積し、分子間ジ
スルフィド結合が形成されて非天然型の立体構造を有す
る分子が生成する可能性があるからである。
弱い誘発性を示すか又は構成性の酵母プロモーターの内
、強力な活性を持つものとしては、例えハ、アルコール
デヒドロゲナーゼ(ADHI )プロモーター、グリセ
ルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(GAP)
プロモーター、及びホスホグリセリン酸キナーゼ(PG
K)プロモーターがあり、本発明においては、ADHI
プロモーターを例にとって具体的に説明する。
酵母^叶I遺伝子(ADCI)を含む約2.100塩基
対の領域の塩基配列が既に決定されており、ADHIを
コードする約1,100塩基対の配列の他に750塩基
対の5′側非翻訳配列と320塩基対の3′側非翻訳配
列が判明している(Bennetzen、 Jおよび)
tall、 Bj、Biol、Chem、257.30
18−3025(19g2) 〕。
転写においてRNAポリメラーゼによる認識配列と考え
られているGoldberg−Hognessボックス
(TATAボックス)は翻訳開始コドンATGの128
塩基上流(−128の位置)にあり、ADI(Iプロモ
ーター活性は−410の位置にあるSph I H1m
部位より上流を欠失させても失われないといわれている
[:Be1er。
D、及びYoung、 T、、 Nature 300
.724−728 (1982) ]。
八へHIプロモーターによる転写物は通常の酵母菌で全
ボ’J  (A)RNAの少な(とも1%に達する[:
Ammerer、 GlMethods Enzymo
l、 101.192−201 (1983) E標的
領域 ヒト血清アルブミン遺伝子を組込むための酵母染色体上
の標的領域としては、例えば酵母イソプロピルリンゴ酸
デヒドロゲナーゼ遺伝子(LEt12)領域、酵母ヒス
チジン合成系酵素(ホスホリボシル−AMPシクロヒド
ロラーゼ、HrS4A ;ホスホリボシル−ATPピロ
ホスホヒドロラーゼ、旧54B;ヒスチジノールデヒド
ロゲナーゼ、旧54C)遺伝子(HIS4)が挙げられ
る。
標識遺伝子 ヒト血清アルブミンcDNAを宿主染色体中の適当な位
置に組み込み、得られた組み込み酵母株を選択する必要
があるが、この際には適当な標識を利用すると便利であ
る。組み込ませるべきヒト血清アルブミンcDNAを含
む発現カセットに隣接させるDNA配列と、それと相同
的な配列を有する酵母染色体上のDNA領域の間の配列
相同性を利用して組み込みを起こさせるわけであるから
、これら相同的なりNA配列の発現により示される宿主
細胞の表現型の変化を指標にして効率よく形質転換体(
組み込み体)を選択することができる。または、これと
は別の標識遺伝子をこの発現カセットと酵母相同DNA
配列に連結させてもよい。例えば、宿主細胞がある栄養
要求性を示している場合、その要求性の原因となってい
る変異を起こした遺伝子を標的DNA配列として利用し
、それと相同的なりNA配列−但し変異を起こしていな
い野生型の遺伝子−を組み込ませるべきDNAとして利
用すると、その栄養要求性を示さなくなった細胞株を選
択すれば、目的とするヒト血清アルブミンcDNAが紐
み込まれたH胞株である可能性がきわめて高いことにな
る。このような標;1ikDNA配列(遺伝子)として
は、栄養要求性に関するものだけでなく、ある特定の遺
伝子の変異により選別可能な表現型を示すようなもので
あれば何でも利用できる。これらの表現型としては例え
ば、薬剤感受性、温度感受性、形態変化、糖などの資化
能、特定の酵素やタンパク質の分泌、二次代謝産物の合
成、特定の基質に対する分解能、等が含まれる。
標識遺伝子として酵母のイソプロピルリンゴ酸デヒドロ
ゲナーゼ遺伝子(LEU2)またはヒスチジン合成系酵
素遺伝子(HIS4)を利用した例を実施例に記載する
2、形質転換 本発明のプラスミドによる宿主酵母の形質転換は常法に
従って行うことができ、その具体例を実施例2に記載す
る。
3、形質転換酵母菌の培養及びヒト血清アルブミンの回
収 ヒト血清アルブミンcDNAを含んだ組込み用線状プラ
スミドにより形質転換された宿主酵母菌は通常の酵母の
培養法により培養できる。たとえばYPDのような天然
完全培地やSD培地に1%の酵母エキスを加えたような
不完全合成培地でも培養できる。
培養後細胞外に分泌されたヒト血清アルブミンの回収は
種々の方法で可能である。エタノーノベアセトン、硫酸
アンモニウムなどによる分別沈澱、等電点沈澱、限外ろ
過などによる濃縮及び部分精製を行った後に各種クロマ
トグラフィーや上記部分精製法を組み合わせれば高度に
分泌ヒト血清アルブミンが精製されることが期待できる
4、 発明の効果 ヒト血清アルブミンコーディング配列の5′末端側に強
力なプロモーターを、また3′末端側にヒト血清アルブ
ミンcDNAのポリA付加シグナルを連結させた発現カ
セットを酵母相同DNA配列(場合によっては他の標識
遺伝子を含む)と隣接させたDNA配列を含む線状化プ
ラスミドで酵母を形質転換することにより、ヒト血清ア
ルブミンCO〜Aが酵母染色体中に発現可能な形で安定
に保持された細胞株を得ることができる。この形質転換
株は長時間培養及び高密度培養に適している。この形質
転換株は長時間培養によってもヒト血清アルブミンcD
NAを失うことはほとんどないので、これを培養するこ
とにより安定にヒト血清アルブミンを製造することがで
きる。ヒト血清アルブミンcDNAとして、リーダー配
列を持ったプレプロヒト血清アルブミンcDNAを用い
ているために、形質転換細胞の染色体上で発現されたヒ
ト血清アルブミンcDNAの遺伝情報に基づいて合成さ
れたヒト血清アルブミン前駆体からリーダー配列がプロ
センングを受けて除去された成熟ヒト血清アルブミンが
細胞外に分泌され、これは容易に回収される。
次に、実施例により、この発明をさらに具体的に説明す
る。以下の実施例において、特にことわらない限り、酵
素反応は次の条件下で行った。
バクテリアアルカリ性ホスファターゼ処理:DNA 1
 w:、制限酵、1EcoRI及び)lindIII各
々11及びIOX EcoRI緩衝液2u1に滅菌蒸留
水を加えて201とし、37℃で1時間保温した後、9
0℃、5分間加熱して酵素を失活させる。次に滅菌蒸留
水38111、バクテリアアルカリ性ホスファターゼ2
Il!(宝酒造0.5ユニツト/Ilりを加えて37℃
、1時間保温した後、フェノール抽出を行い、得られた
水層をエタノール沈殿に用いる。
T4 DNAリガーゼ処理:たとえばベクターDNA 
1犀、ベクターDNAと等モル量のDNAフラグメント
、IOXリガーゼ緩衡液[660mM Tris−HC
I(pH7,5)、66mM MgC1□、10h+M
ジチオスライトール、1mM ATP) 3d及びT4
 DNAリガーゼ1パ(宝酒造、約400ユニツト/d
>に滅菌蒸留水を加えて30111とし16℃で一晩保
温する。
大腸菌DNAポリポリーゼ1反応: ONA l l1
g。
DNAポリポリーゼI  (Klenowフラグメント
、宝酒造3.5ユニツト/1tl)  1 ulS1+
nM dXTP(dATP。
dGTP、 dCTP、 TTPの混合物)1u1及び
10X緩衝液[70mM Tris−HCI (pH7
,5)、1 mM EDTA 、 200mMNaC1
,70mM MgC1z:] 3ulに滅菌蒸留水を加
えて全量を304とし、37℃で30分間保温する。
ハイブリダイゼーション: DNAを固定した膜をノ\イブリダイゼーション液C6
X5SC(I X5SCは0.15M NaC1,0,
015Mクエン酸ナトリウム、pH7,0)、5×デン
ハート液(0,1%ウシ血清アルブミン、0.1%フィ
コール、0.1%ポリビニルピロリドン)、0.5%S
O3、50,g変性サケ精子DNA〕10rnf!中で
、42℃、3時間保温する。液を捨て、プローブを1 
xlo’cpm/−加えたハイブリダイゼーション液1
htl!を加え、80℃、3分保温する。次に、42℃
で一夜保温する。液を捨て、膜を2 X5SCにより室
温で5分洗い、さらに2 X5SCにより60℃で30
分洗う。
なお、酵素反応によりプラスミドを作製する場合には、
その酵素反応混合物を用いて大腸菌HBIOIを常法に
従って形質転換し、大腸菌標識遺伝子に依存して適切な
常法により形質転換体を選択し、目的とするプラスミド
を含有するクローンを例えばミニプレバレージョン法に
より形質転換体から抽出したDNAを種々の制限酵素で
切断して電気泳動法により分析する方法(たとえばMa
niatis。
T Fr1rsch、 E、 F、 & Sambro
ok、 J、 Mo1ecular clon+ngA
 Laboratory Manual Co1d S
pring Harbor Lab。
ratory 1982>により選択した。そして選択
されたクローンを培養し、菌体から常法に従ってプラス
ミドDNAを抽出することにより、所望の組換えプラス
ミドを増幅・回収した。この方法は組換え操作の各段階
により必要に応じて行った。
実施例1.酵母旧S4遺伝子のクローニング酵母HIS
4遺伝子を含むクローンを得るため、米国CLONTE
C社のλgtllをベクターとして作成された酵母染色
体DNAライブラリーを用いた。λgt11組換え体フ
ァージ1×105個を大腸菌Y1090株の一晩培養液
〔LB培地(1%トリプトン、0.5%酵母エキス、0
.5%NaC1) + Q、 2%マルトース〕501
11に加え、37℃で20分インキュベートさせた後、
3rnlのL−Top−Agarose (L B培地
↓0.7%アガロース)と共に直径90mmのL−プレ
ート(LB培培地上15%寒天)10枚にまいた。
これらのプレートを37℃で一晩培養し、プラークを形
成させた後、4℃に1時間置いた。組換え体ファージを
メンブレンフィルター(Amersham社、Hybo
nd−N)  に移し、その7 イ)’vツタ−Q、5
N NaOH。
IM NaC1を浸した3MM0紙(Whatman社
)上に5分間置き、さらに0.5M Tris−HCI
 (pH7,2)、1.5M NaClを浸した口紙上
に5分静置した。フィルターを2 xSSC(20xS
SCは、3M Na(:l、 0.3Mクエン酸三ナト
リウム)溶液で洗い、風乾させた後、サランラップで包
み、UV照射することによりファージDNAをフィルタ
ーに固定した。そのフィルターを用いてプラークハイブ
リダイゼーション〔Benton& Davis 5c
ience 196.180〜182(1977) 〕
を行うことにより酵母HIS4遺伝子クローンをスクリ
ーニングした。用いたプローブは酵母旧S4遺伝子[D
onahue、 T、F、、Farabaugh、 P
、J、 & Fink、G、RGene、 18.47
〜59 (1982) )の塩基配列の394から43
2番目に対応するDNA配列5 ’ −AAG GAT
 ATGTTG ACCAAA GAA GTG CT
T GGT GAA GTA CGT −3’で、Ca
ruthersら[Matteucci、 iL D、
 and Caruthers。
M、 HlTetrahedron Letters 
21.719 (1980) )により開発されたホス
ホアミダイト法を応用した自動DNA合或合成Appl
ied Biosystemsモデル380B)を用い
て合成した。
合成D N A 鎖(21pmoles)  を5Qm
M Tris−HCI (pH7、6) 10mM R
1gC12,5mMジチオスライトール、100μCi
 Cr −” p:] ATP(3000[:i/mm
ol、Amersham社)及び1z単位のT4ポリヌ
クレオチドキナーゼ(宝酒造)を含有する溶液50u1
中で、37℃60分処理することにより、5′端をリン
酸化標識した。
6XSSC15xデンハルト溶液(100Xデンノスル
ト溶液は2%ウシ血清アルブミン、2%フィコール、2
%ポリビニルピロリドン)、0.5%SDS 、 50
J!g/mj2の超音波処理したサケ精子DNA及びl
Q6cpm/−プローブDNA (比活性≧10’cp
m/i)を含む溶液を用い、37℃16時間フィルター
のハイブリダイゼーションを行った。そのフィルターを
2×SSC37℃で洗浄し、X線フィルム(Kodak
社、MAR−5)に−70℃で10時間露光させた。
現像後、陽性のシグナルを与えたプラーク1個をパスツ
ールピペットの先でかきとり、100u1のTM液〔l
QmM Tris−HCI (pH7,5)、10mM
 MgCl2〕に!vi濁し、室温に20分間静置させ
た。懸濁液0.5μを1−のTM液で希釈し、そのうち
5バを前述した方法で大腸菌Y1090株に感染させ、
L−プレート上にまき、プラークを形成させた。形成さ
れたプラークは再度上記のようにプラークハイブリダイ
ゼーションを行い単一プラークからなるポジティブクロ
ーンを得た。ポジティブプラークをパスツールピペット
の先でかきとり、501!!のY1090細胞に加えて
、37℃で20分間静置した後、lQmM MgSO4
を含む2−のLB培地に加え、37℃で6時間振とう培
養した。クロロホルムを100u!加え、ポルテックス
ミキサーにかけて完全に溶菌させ、5000rpmで5
分遠心し、上清を得た。この上清中に1010オーダー
のファージが含まれていた。
この上清8001に100dの5M NaClを加え、
次に540111のインプロパツールを加えてよくまぜ
、−20℃で20分間静置した。15K rpm 5分
間遠心し、得た沈澱を500tt!の70%エタノール
で洗い、2001のTE溶液Cl0mM Tris−H
CI (I]H8,O)、1mMEDTA〕に溶解させ
た。ld (60unit/ILl)のD〜ase■ 
(宝酒造)と2u1のLM MgC1zを加え、37℃
、30分反応させ、100 dのTE飽和フェノールを
加え、ポルテックスミキサーで処理した。12K rp
m 5分遠心し、水層をさらにフェノール/クロロホル
ム(1: 1)で−回抽出し、得られた水層に20dの
3M酢酸ナトリウム(pH5,2>を500dのエタノ
ールを加え、遠心してDNAを沈澱させた。その沈澱を
70%エタノールで洗った後、減圧乾燥させ、5011
1のTEに溶解した。この操作でIK相当のファージD
NAが得られた。
得られた溶液20dに、2.5AIIの10倍濃度Ec
oRi緩衝液(:0.5M NaC1、IM Tris
−HCI(pH7,5)、70 m MMgCIz)を
加え、lIt!(20単位)のEcoRIにッポンジー
ン〉と1バの10mg/mfのRNaseA (Sig
ma社)を加え、37℃で1時間反応させた。反応後0
.7%アガロース電気泳動を行い。サチンプロット法[
5outhern、El、Mo1.Biol、98,5
03〜517(1975) 〕に従って、DNAバンド
をHyboncl−Nフィルターにブロッティングさせ
た。DNAの結合したフィルターを用いて前述のプラー
クハイブリダイゼーションと同一の条件でハイブリダイ
ゼーションを行った。こうして得られたクローンはプロ
ーブDNAとハイブリダイズする約3.2kbのEco
RI断片を有し、アガロースゲル中で分離したこの断片
をグラスハウグー法(Gene CIean”、Blo
−101社)によりアガロースゲルから分離・精製し、
pUc19ベクターにサブクローニングした。
すなわち、ECORIで消化したpUc19ベクター(
30ng) と回収された3、 2kb EcoRI断
片(20ng)とを2.8単位のT4  Dl’lA 
 !Jガーゼ(宝酒造)を含む計30ハの反応溶液C6
6mM Tris−HCI (pH7,6)、6,6m
M MgC1,,10mMジチオスライトール、1mM
 ATP)中で16℃、4時間処理し、両者が連結した
組換えプラスミドを得た。この反応液の10mを宿主菌
の大腸菌JM107株を形質転換するのに用いた。形質
転換に用いる感受性大腸菌株は、塩化カルシウム法[M
andel、 M、及びHiga、 A、JlMol、
Biol、 53.159〜162(1970) )に
より作成した。具体的には、大腸菌JM107株の一晩
培養液(LB培地)を同じ培地で100倍希釈し、00
600が0.6になるまで37℃で振こう培養し、1.
5−を5000rpm 5分遠心して集菌した。これを
7501の50mM Ca[:]、に懸濁し、氷上に2
0分放置した後、遠心により集菌した。得られた沈澱を
100I11の50mM CaCl2に再懸濁し、前記
のDNA!Jガーゼ反応液を加え、氷上に40分放置し
た。42℃で1分保温した後、1mfのLB培地を加え
、37℃で30分保温した。このうち0,1−を、X−
Ga1プレー) (155,I/g/ mf! 5−ブ
ロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−ガラクトピラ
ノシド、80 ltg/ rrd!イソプロピル−β−
D−チオガラクトピラノシド、251Ig/−アンピシ
リンを含むL−プレート〉上に塗布し、37℃に一晩保
温した。
プレート上に生じたコロニーのうち白色を呈するコロニ
ーを選抜し、菌体を一白金耳とり、25.i/−アンピ
シリンを含むLB培地に移し、−晩培養液を作成した。
1.5mj!の一晩培養液を遠心して集菌し、プラスミ
ドDNAのミニプレパレーションを常法(Maniat
is らMo1ecular Cloning :AL
aboratory Manual、 19g2)  
により行った。得られたプラスミドDNAをEcoRI
により切断し、アガロースゲル電気泳動を行い3.2k
bのEcoRI断片がpUCベクターに挿入されている
ことを確めた。
さらに、サザンプロット法により、この断片がプローブ
DNAと結合することも確認した。
Donahueらの報告(Donahue、 T、 F
、 、 Farabaugh。
P、 J、 & Fink、 G、 R,Gene 1
8.47−59.1982)  に基づき、HrS4遺
伝子のプロモーターとN東側241アミノ酸を含むpv
u ■とEcoRI断片約1.4kbをpUc19のE
coRIと3ma rで消化したベクターの部位に連結
し、pi、IC−HI54を構築した。
実施例2、HI54組込み型ベクターの構築及び形質転
換 天然配列を有するプレプロヒト血清アルブミンcDNA
を酵母アルコールデヒドロゲナーゼI (ADH−■)
遺伝子のプロモーターの支配下に酵母宿主細胞内で発現
させるために構築されたプラスミドpJDB−ADH−
nH3Δ−AをSal I及びBamHIで消化して、
ADH−I遺伝子プロモーター及びプレプロヒト血清ア
ルブミンcDNAを含む3.5kb断片を得た。前記プ
ラスミドplj[ニーHIS4をEcoRI及びBam
HIで消化してHI34遺伝子を含むl、 4kb断片
を得た。他方、pAT153(アマジャム社)をEco
R1及’w” Sal Iにより消化して、形質転換宿
主にアンピシリン耐性を付与するβ−ラクタマーゼ遺伝
子及び大腸菌で機能する複製起点を含有する大きい方の
断片を得た。これら3断片を連結して組込み型プラスミ
ドpl−HIS4nH5Aを構築した。
なお、前記プラスミドpJDB−ADH−nH3A−A
を含有する大腸菌Escherichia coli 
HBIOI/pJDB−ADI(−nH5A−Aは、工
業技術院微生物工業技術研究所に微工研条寄第2454
号(FERM BP−2454)として、1989年6
月8日にブダペスト条約に基づき国際寄託されている。
次に、このプラスミドをHrS4遺伝子内に存在するC
laI部位で切断し、低融点アガロース抽出法(Man
iatisら、Mo1ecular Cloning 
: A LaboratoryManual、 198
2)により直鎮DNAを精製した。次に、この直鎮DN
Aを用いて、基本的には橋本英明、木材光〔発酵と工業
43.630−637 (1985) 〕のKLIR法
に従い、少し改良した方法によってヒスチジン要求性を
示す酵母菌A322株(a、 1eu2−2. Leu
2−112゜his4−519. Can1)を形質転
換した。
まずYPD培地(2%ポリペプトン(Difco)、1
%酵母エキス(Difco) 、2%グルコース)5−
にA322株(MATa、 1eu2−3.1eu2−
112. his4−519. Can1)のYPD培
地による一晩培養液0.1mlを加え30℃で約4時間
(濁度が00600で0.5に達するまで)振盪培養を
行った。4℃で2.OOOrpm 、5分間の遠心を行
い集菌し、菌体を5.0mlの0.1 ML+SCNに
懸濁し、そのうち1.5−を分取し、2.00Orpm
、5分間または10.00Orpm 、 1分間の遠心
で集菌した。
得られた菌体を2 MLiSCN 10u!、50%P
EG400046μに再懸濁し、そこに1OILlのD
NA溶液(5〜10だのDNAを含む)を加え、30℃
で一晩保温した。
その懸濁液に1mlの滅菌蒸留水を加えゆるくポルテッ
クスミキサーにて振盪した。次に2.00Orpm。
5分間または10,000rpm 、 1分間の遠心を
行い、得られた菌体を100u1の滅菌蒸留水に再懸濁
し、選択用の寒天培地[SD培地=20■/−アデニン
硫酸塩、20g/−アルギニン塩酸塩、20■/−メチ
オニン、20 n / mlヒスチジン塩酸塩、20■
/rdトリプトフアン、20g/−ウラシノペ30■/
−イソロイシン、30■/iI!リジン塩酸塩、30 
ttg /−チロシン、50 pg /−フェニルアラ
ニン、150■/−バリン、0.15%アミノ酸不含イ
ースト・ニトロゲン・ベース(Difco) 、0.5
%硫酸アンモニウム、2%デキス)ロースに1.5%の
寒天を加えたもの2にまいた。ヒスチジンを含有しない
SDプレート上で増殖する形質転換体酵母を取得し、こ
れらが実際にヒト血清アルブミンを生産・分泌すること
を確認するためにこれらの酵母菌株の培養液を用いて培
地中の蛋白質の5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動を行った後、クマシー・ブIJ jlアント・ブルー
染色、又は抗−ヒト血清アルブミン抗体を用いるウェス
タンブロッティングにより分泌ヒト血清アルブミンを検
出し、定量した。
これにより、効率よくヒト血清アルブミンを分泌しTイ
ルAH22H5A HIS−23株を得た。
この酵母Saccharomyces cerevis
iae A)IZZH5AHIS−23は工業技術院微
生物工業技術研究所に微工研菌寄第11B51号(FE
Ri、I Pi1351)として寄託された。
実施例3.  Leu2組み込み型ベクターの構築と形
質転換 pJDB−ADHnH3A−Aから、HindIIIと
Xho Iで消化することにより生ずる酵母アルコール
デヒドロゲナーゼ■遺伝子のプロモータ一部分を含む約
1.6kbの断片をpUc19の巳coRI部位にXh
o Iリンカ−を挿入して作製したプラスミドp[Ic
19−XのXhOIHindDIB位に挿入して組換え
プラスミドpUCADHpro、を構築した。このプラ
スミドをSal lで消化し、Klenow 7ラグメ
ント(TAKARA)により制限酵素切断部位を平滑末
端とし、DNA’Jガーゼにより自己運繕させ、Sal
、Iサイトが消失したptlc−ADHpro△Sal
を構築した。そして、Hin+jIIIとXhOIで消
化し生ずる酵母アルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子プロ
モーターを含む1.5kbのDNA断片と、pJDB 
+ ADH−nH3A−AをXho IとBamHIで
消化し生じる全長のプレプロヒト血清アルブミンcDN
Aを含む2kb断片と、pAT153ベクターをHin
dI[[とBamHIで消化し生ずる大きい断片(β−
ラクタマーゼ遺伝子とDNA複製起点を含む〉を連結す
ることでpAT −ADH−nH3Aを構築した。
またLEL12遺伝子を有するコスミドベクターpBT
I−1(ベーリンガー社)約11.1kbから、Pst
 J消化により、LE[I2遺伝子を含むPst I断
片4.2kbを切り出し、これをpljc18のPst
 I部位に挿入し、pUc−Leu2を構築した。この
プラスミドをXhOI及び13amHIで消化し生ずる
Leu2遺伝子を含む3.7kbの断片と前述したpA
T−ADH−nH5Aを13amHIとSal Iで消
化し、生ずる大きな断片を連結し、組込み型ベクターp
l−Leu2−ntlsAを構築した。
このDNAを用いて前述のpi−HIS4−nH3Aの
場合と同様に木材るの改良法により酵母菌A322株の
形質転換を行い、ロイシンを含まないSDプレート上で
増殖し、H3Aを分泌しているAH2ZH3A LEL
12−8株を得た。
この酵母Saccharomyces 5erevis
iae AH22H5ALEU2−8は工業技術院微生
物工業技術研究所に微工研菌寄第11352号(FER
l、4 P−1+352)として寄託された。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスミドpr−his4・nH3Aの構築過
程を示す。 第2図はプラスミドpAT −ADH−nH3Aの構築
過程を示す。 第3図はプラスミドpI・シeu2・nH5^の構渠過
程を示す。 第4−1図〜第4−3図はヒト血清アルブミンのアミノ
酸配列及びそれをコードする塩基配列を示す。 GCCTTT GCT (:AG  TAT CTT 
CAG CAG TGT CCA TTτ朶4−1回 第4−2■ 第4−3瞬

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒト血清アルブミンをコードするDNAを酵母の染
    色体に組込むためのプラスミドであって、該染色体上の
    標的領域の塩基配列と相同な塩基配列を有するDNA領
    域、酵母細胞中で機能するプロモーター及び該プロモー
    ターの制御下にあるヒト血清アルブミンをコードするD
    NAを含んで成るプラスミド。 2、前記標的領域の塩基配列と相同な塩基配列を有する
    DNA領域が酵母イソプロピルリンゴ酸デヒドロゲナー
    ゼ遺伝子(LEU2)もしくはその部分、又は酵母ヒス
    チジン合成系酵素の遺伝子(HIS4)もしくはその部
    分である、請求項1に記載のプラスミド。 3、前記プロモーターが酵母アルコールデヒドロゲナー
    ゼ遺伝子のプロモーターである、請求項1に記載のプラ
    スミド。 4、ヒト血清アルブミンをコードする遺伝子及び該遺伝
    子の発現のための真核性プロモーターが染色体の標的領
    域に挿入されている酵母。 5、前記標的領域が酵母イソプロピルリンゴ酸デヒドロ
    ゲナーゼ遺伝子(LEU2)領域又は酵母ヒスチジン合
    成系酵素遺伝子領域(HIS4)である請求項4に記載
    の酵母。 6、前記プロモーターが酵母アルコールデヒドロゲナー
    ゼ遺伝子のプロモーターである請求項4に記載の酵母。 7、請求項4〜6のいずれか1項に記載の酵母を培養し
    てヒト血清アルブミンを生産せしめ、そして培養物から
    該ヒト血清アルブミンを採取することを特徴とするヒト
    血清アルブミンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05260986A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Green Cross Corp:The ヒト血清アルブミンの着色抑制方法

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