JPH03261520A - 強化反応射出成形方法 - Google Patents

強化反応射出成形方法

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JPH03261520A
JPH03261520A JP5924390A JP5924390A JPH03261520A JP H03261520 A JPH03261520 A JP H03261520A JP 5924390 A JP5924390 A JP 5924390A JP 5924390 A JP5924390 A JP 5924390A JP H03261520 A JPH03261520 A JP H03261520A
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JP
Japan
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polyurethane
mixture
polyvinyl chloride
mold
molding
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JP5924390A
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English (en)
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Yoshitaka Oki
大木 義孝
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、強化反応射出成形方法の改良に関する。
(従来の技術) 近年、例えば自動車等車両のバンパ、フェイシャおよび
フェンダ等として、ポリウレタン製のものが採用されて
いる。このポリウレタン製のバンパ等の上にモール処理
を施す方法の一例として、従来、例えば別個に成形した
モール材をファスナや接着剤等によって組み付ける等の
方法があるが、この方法ではモール材の成形工程と組付
工程とが必要となって制作工数が増えるとともに、衝撃
等によってガタ付いたり離脱し易くなるという問題があ
った。
そこで、上述の如き問題点を角ダ決する手段として、例
えば特開昭59−140038号公報に開示されている
ように、ポリ塩化ビニルの粉体を成形型のキャビティに
形成された成形凹部に充填した後、この充填されたポリ
塩化ビニルの粉体を軟化溶融させながら、ポリウレタン
を上記キャビティに射出して製品を成形する反応射出成
形方法が提案されている。そして、この方法によれば、
バンバ等の製品に別途組付工程を経ることなく1工程で
モール処理を施すことができ、しかも製品本体とモール
部とは各々を構成する樹脂がポリウレタン発泡時の発熱
および発泡作用より界面で互いに絡み合って強固な接合
状態を得ることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、強化材が混入されたポリウレタンを用いる強
化反応穿1出成形方法にも上記のやり方を適用すれば、
同様の作用効果を奏することができて好ましい。
しかし、この強化反応射出成形方法では、モール部を構
成するポリ塩化ビニルの成形収縮率が1゜4〜1.6%
であるのに対し、製品本体を構成する強化材入りポリウ
レタンのそれが0.5〜1゜0%と両者の成形収縮率に
大きな隔りがあることから、成形された製品に歪が発生
するという問題が起きる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上述の如きモール部を構成するポリ
塩化ビニル等の粉体に適切な物質を混入することにより
、製品本体を構成する強化材入りポリウレタンとの成形
収縮率の差をできるだけ少なくし、歪のない製品(強化
反応射出成形品)を確実に得んとすることにある。しか
も、ポリ塩化ビニル等に上記物質を混入することによる
成形部の表面性状の悪化をも確実に防止せんとすること
にある。
(課題をM決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、まず
、ポリ塩化ビニルもしくは熱可塑性ポリウレタンの粉体
に、重量平均フレーク径100μm以下のマイカフレー
ク及び/又は繊維径10μm以下でかつ平均繊維長20
0μm以下の短繊維を所定量混入した混合物を用意する
。次いで、該混合物を成形型のキャビティに形成された
成形凹部に充填する。その後、この充填された混合物を
軟化溶融させながら、強化材が混入されたポリウレタン
を上記キャビティに射出して製品を成形するようにする
(作用) 上記の構成により、本発明方法では、ポリ塩化ビニルも
しくは熱可塑性ポリウレタンの粉体に、重量平均フレー
ク径100μm以下のマイカフレーク及び/又は繊維径
10μm以下でかつ平均繊維長200μm以下の短繊維
を所定量混入した混合物が、成形型のキャビティに形成
された成形凹部に充填された後、この充填された混合物
を軟化溶融させながら、強化材が混入されたポリウレタ
ンが上記キャビティに射出されて製品が成形される。
このことから、ポリ塩化ビニル等の成形収縮率がマイカ
フレーク等の混入物により、強化材入りポリウレタンの
それに近似せしめられて両者の収縮率の差ができるだけ
少なくされ、よって歪のない製品(強化反応射出成形品
)が確実に得られることとなる。しかも、上記混入物の
形状が特定されることにより、ポリ塩化ビニル等にマイ
カフレーク等を混入することによる成形部の表面性状の
悪化が確実に防止されることにもなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る強化反応射出成形方法が
適用される成形型1を示す。該成形型1を用いて製品(
強化反応射出成形品)としての自動車等車両用バンパA
(第5図に示す)を成形する要領について説明するに、
まず、ポリ種化ビニルもしくは熱可塑性ポリウレタンの
粉体に、重量平均フレーク径100μm以下のマイカフ
レーク及び/又は繊維径10μm以下でかつ平均繊維長
200μm以下の短繊維を所定量混入した混合物2(第
2図に表われる)を用意する。
上記短繊維としては、例えばチタン酸カリウムウィスカ
、硫酸カルシウムウィスカ、ワラストナイト、カットフ
ァイバグラスおよびロックファイバ等が用いられる。
また、ポリ塩化ビニル等の粉体にマイカフレークや短繊
維を混入するのは、ポリ塩化ビニル等の成形収縮率を少
なくしてバンパ本体a1を構成する強化材入りポリウレ
タンのそれに近づけるためであり、短繊維として繊維径
6.5μmのカットファイバグラスを用いた場合のその
ポリ塩化ビニルに対する混入割合と成形収縮率とのデー
タを下記の表1に、重量平均フレーク径30μmのマイ
カフレークを用いた場合のそのポリ塩化ビニルに対する
混入割合と成形収縮率とのデータを下記の表2にそれぞ
れ示す。
表1 表2 この表1および表2から明らかなように、ポリ塩化ビニ
ルに対する混入割合が多くなると、成形収縮率がポリ塩
化ビニル単体の場合の成形収縮率(1,4〜1.6%)
に比べて小さくなり、強化材入りポリウレタンの成形収
縮率(0,5〜1゜0%)に近づいていることが判る。
なお、上記マイカフレーク等の混入量は、バンパ本体a
1とモール部a2との成形収縮率に応じて適宜決定すれ
ばよい。
次いで、第2図に示すように、上記混合物2を成形型1
の下型3のキャビティ4に形成されたモール部成形用の
成形四部3aに充填する。
その後、第3図に示すように、この充填された混合物2
を型温でもって軟化溶融させながら、つまりモール部a
、!を成形しながら、第4図に示すように、上記成形型
1の上型5を下降させて型締めし、この状態で強化材(
図示せず)が混入されたポリウレタンを図示しないミキ
シングヘッドを経て上記キャビティ4に射出して、第5
図に示すように、バンバ本体a1にモール部a2が一体
成形されたバンバAを得る。
なお、第1図中、6はポリウレタン注入ゲート、7はエ
ア抜き通路、8は上記成形凹部3aを加熱するための温
度調節配管である。
このように、本実施例では、ポリ塩化ビニルもしくは熱
可塑性ポリウレタンの粉体に、重量平均フレーク径10
0μm以下のマイカフレーク及び/又は繊維径10μm
以下でかつ平均繊維長200μm以下の短繊維を所定量
混入した混合物2を、下型3の成形凹部3aに充填した
後、この充填された混合物2を軟化溶融させながら、強
化材が混入されたポリウレタンをキャビティ4に射出し
てバンパAを成形する。
このことから、モール部a2を構成するポリ塩化ビニル
の成形収縮率をマイカフレーク等の混入物により、バン
バ本体alを構成する強化材入りポリウレタンのそれに
近似せしめて両者の収縮率の差をできるだけ少なくし得
、これによりモール部aご周辺に歪のないバンバAを確
実に得ることができる。しかも、マイカフレーク等の大
きさの上限を設定したので、ポリ塩化ビニル等にマイカ
フレーク等を混入することによる成形部の表面性状の悪
化を確実に防止することもできる。
次に、このことを実証するために具体例を比較例と共に
示す。なお、具体例および比較例共に、ポリウレタンと
しては下記の配合のものを用い、かつ短繊維として用い
たカットファイバグラスの成形品中に占める割合は10
重量%である。また、成形温度は75℃である。
くポリウレタンの配合〉 (Ai戊) ポリプロピレングリコール (分子Q : 5000)     ・・・84.5重
量部エチレングリコール   ・・・14.2重量部ジ
ブチルチンジラウレート ・・・163重量部トリエチ
レンジアミン33 %のジプロピレングリコ− ル溶液          ・・・0.05重量部カッ
トファイバグラス  ・・・20.4重足部(B液) カルボジイミド変性MDI ・・・81.2重量部 フロン−11・・・ 2,5重量部 [具体例1コ ポリ塩化ビニルの粉体に重量平均フレーク径30μmの
マイカフレークを15重量%混入した混合物2を用い、
上記実施例と同様の要領にてバンパAを成形した。
その結果、外観不良のない仕上がりの良好なバンバAを
得ることができた。また、80℃×240Hrのオーブ
ンテスト後においても、モール部a2とバンバ本体a1
とに剥離は見られなかった。
[具体例■] ポリ塩化ビニルの粉体に繊維径6.5μmでかつ平均繊
維長70μmのカットファイバグラスを12重量%混入
した混合物2を用い、上記実施例と同様の要領にてバン
パAを成形した。
その結果、外観不良のない仕上がりの良好なバンバAを
得ることができた。また、80℃×240Hrのオーブ
ンテスト後においても、モール部aごとバンパ本体a1
とに剥離は見られなかった。
[具体例■] ポリ塩化ビニルの粉体に繊維径6.5μmでかつ平均繊
維長70μmのカットファイバグラスを5重量%、重量
平均フレーク径30μmのマイカフレークを8重量%そ
れぞれ混入した混合物2を用い、上記実施例と同様の要
領にてバンパAを成形した。
その結果、外観不良のない仕上がりの良好なバンバAを
得ることができた。また、80℃×240Hrのオーブ
ンテスト後においても、モール部aごとバンパ本体a1
とに剥離は見られなかった。
[比較例I]、 モール部a:成形用樹脂としてマイカフレークや短繊維
を混入していないポリ塩化ビニル単体の粉体を用い、上
記実施例と同様の要領にてバンバAを成形した。
その結果、モール部32周辺において収縮率の差による
歪が発生し、外観の良くない仕上がりの悪いバンパAと
なった。また、80℃X240Hrのオーブンテスト後
に、モール部a2とバンバ本体a1の一部に歪により応
力が集中して剥離が発生した。
[比較例■] ポリ塩化ビニルの粉体に繊維径11μmでかっ平均繊維
長120μmのカットファイバグラスを12重量%混入
した混合物を用い、上記実施例と同様の要領にてバンパ
Aを成形した。
その結果、モール部a2の鮮映性が低下した。
しかし、80℃X240Hrのオーブンテスト後には、
モール部a2とバンパ本体a1とに剥離は見られなかっ
た。このことは、カットファイバグラスの繊維径が11
μmと大きいことによるものである。
また、上記具体例および比較例のバンバに下記の塗装条
件で塗装を施し、鮮映性評価試験を行った。その結果を
下記の表3に示す。このデータからも具体例の方が比較
例よりも鮮映性が優れていることが判る。
く塗装条件〉 プライマ =2液ウレタン 80℃x3mIn  (焼付条件) トップコート:2液ウレタン 80℃×3■in  (焼付条件) 表3 なお、上記実施例では、モール部a2を構成する樹脂と
してポリ塩化ビニルの粉体を用いたが、これに限らず、
例えば熱可塑性ポリウレタンの粉体であっても同様の作
用効果を奏することができるものである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明方法によれば、ポリ塩化ビ
ニルもしくは熱可塑性ポリウレタンの粉体に、重Ω平均
フレーク径100μm以下のマイカフレーク及び/又は
繊維径10μm以下でかつ平均繊維長200μm以下の
短繊維を所定量混入した混合物を、成形製のキャビティ
に形成された成形凹部に充填した後、この充填された混
合物を軟化溶融させながら、強化材が混入されたポリウ
レタンを上記キャビティに射出して製品を成形する。し
たがって、ポリ塩化ビニル等と強化材入りポリウレタン
との成形収縮率の差をできるだけ少なくできて、歪のな
い製品(強化反応射出成形品)を確実に得ることができ
る。しかも、ポリ塩化ビニル等に物質を混入することに
よる成形部の表面性状の悪化をも確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は成形型の縦断面
図、第2図ないし第4図はバンバの成形工程図、第5図
はバンバの斜視図である。 1・・・成形型 2・・・混合物 3a・・・成形凹部 4・・・キャビティ ト・・成形型 2・・混合物 3a・・・成形凹部 4・・・キャビティ A・・バンパ(製品) i−、。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ塩化ビニルもしくは熱可塑性ポリウレタンの
    粉体に、重量平均フレーク径100μm以下のマイカフ
    レーク及び/又は繊維径10μm以下でかつ平均繊維長
    200μm以下の短繊維を所定量混入した混合物を用意
    し、次いで、該混合物を成形型のキャビティに形成され
    た成形凹部に充填し、その後、この充填された混合物を
    軟化溶融させながら、強化材が混入されたポリウレタン
    を上記キャビティに射出して製品を成形することを特徴
    とする強化反応射出成形方法。
JP5924390A 1990-03-09 1990-03-09 強化反応射出成形方法 Pending JPH03261520A (ja)

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