JPH03260939A - 光磁気記録方法及び光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録方法及び光磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH03260939A
JPH03260939A JP6072690A JP6072690A JPH03260939A JP H03260939 A JPH03260939 A JP H03260939A JP 6072690 A JP6072690 A JP 6072690A JP 6072690 A JP6072690 A JP 6072690A JP H03260939 A JPH03260939 A JP H03260939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic
light
magneto
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6072690A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Katsuragawa
忠雄 桂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6072690A priority Critical patent/JPH03260939A/ja
Publication of JPH03260939A publication Critical patent/JPH03260939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は光磁気記録媒体及び光磁気記録媒体に関し、詳
しくは波長の異なる2以上のレーザービームを一つに集
光し、これを望ましくは2以上の記録体層を有する記録
媒体に照射して一度期に高密度記録が行なえるようにし
た光磁気記録方法、及び、この方法に好適に用いられる
光磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
レーザー光を書き込み(記録)、読み出しく再生)及び
記録消去の手段として用いる光磁気記録媒体は、大容量
の情報蓄積の手段として1960年代に提案され、それ
以降も研究が進められてきている。
特に1973年におけるアモルファスGdCo合金膜が
提案されたのをきっかけに大きな進展をみている。
現在の光磁気記録媒体は希土類金属−遷移金属のアモル
ファス合金薄膜(垂直磁化膜)を記録層とし、反射光の
振動面が回転するカー効果を利用したものが主流となっ
ている。
ところが、このような光磁気記録媒体の記録ピッ1−は
レーザービームのスポット径で決まるため現状の記録密
度には制限があった。そこで光磁気記録媒体の記録層を
多層化し、各層にそれぞれ独立に光磁気記録を行うこと
により、記録密度を大幅に増大させる提案がなされてお
り、その主なものとして以下に述べる2つの方法がある
第■の方法は特開昭61.−107552号、特開昭6
1−107502号、特開昭61−107503号など
の公報に開示されている方法で、支持体上に非磁性膜、
第1磁性膜(膜厚100〜120人)、非磁性膜、第2
i性膜(膜厚約800A)、非磁性膜及び反射膜を順に
積層した構成の光磁気記録媒体を用い、情報の再生には
カー効果を利用している。この方法では、記録の際には
、レーザービームを支持体側から第1磁性膜又は第2磁
性膜に集光(フォーカシング)させたビームスポットに
対応する部分を加熱せしめと同時に磁界を印加させて情
報を書き込み、再生の際には、第1磁性膜の情報再生で
は波長830nmのレーザービームを第1磁性膜に照射
してその反射光を検出し、また第2磁性膜の情報再生で
は波長780nmのレーザービームを第2磁性膜に照射
してその反射光を検出して情報を読み出している。
第2の方法は特開昭62−214538号、特開昭62
−214539号、特開昭62−214540号などの
公報に開示されている方法で、支持体上に光吸収率が異
なる複数(例えば5層)の磁性膜(膜厚約5000久)
をそれらの間に非磁性膜(膜厚約5000人)を介在さ
せて積層した光磁気記録媒体を用い、情報の再生には透
過光の振動面が回転するファラデー効果を利用している
。この方法では、記録の際には、レーザービームを支持
体側から所望の磁性膜に集光させ全体を一 一方向に磁化した後、該磁性膜を選択的に加熱してその
部分の磁化を反転させて情報を書き込み、再生の際には
、所望の磁性膜にレーザービームを集光し、該磁性膜に
よりファラデー効果を受けた後、記録媒体の反対側に透
過した光を検出した情報を読み出している。
しかしながら、上記従来の光磁気記録方法には以下に述
べるような問題点があった。
第1の方法で使用する光磁気記録媒体にはカー効果を示
す2つの磁性膜をこれら磁性膜の間に非磁性膜を介在さ
せて用いているが、このようなカー効果を示す磁性膜を
中間に多層にして用いることは次のような不利な点があ
る。すなわち、カー効果を利用する場合には各磁性膜の
反射率が良くないと光強度がとれずS/Nが悪くなるが
、各磁性膜は透過率の良い膜でないと下層へ光がとどか
ない。そこで、前記公報に記録の例では第1磁性膜の膜
厚を薄くして(100〜12OA)光を透過させている
が、これでは反射が少なくなりカー効果が減少するため
、第1磁性膜からは高S/Nの再生ができな4− くなり、実用上困難性が伴う。その対策として、特開昭
61−1.07502号公報に記載されているようにキ
ュリー温度Tcを各層ごとに変えることが考えられるが
、このようにすると各層ごとに記録感度がばらついてし
まい好ましくない。またレーザー光出力を変化させるよ
うにしても上記欠点は解消されない。このようにカー効
果を示す複数の磁性膜を用いる方法は多重記録方式に向
いていない。
また、第1の方法には第2の方法と共通する次のような
問題がある。すなわち、両方法とも再生の際に所望の磁
性膜にレーザービームをフォーカシングする手法をとっ
ているが、このようなフォーカシング方式では、レーザ
ービームが記録部の磁性膜に垂直に入射せず傾むいて入
射する。一方、磁気光学効果はファラデー効果でもカー
効果でも磁化の向きと光の進行方向とが平行なときに最
も大きくなる。ところが、光磁気媒体の磁性膜は垂直磁
化膜であり、上述のようにレーザービームは傾むいて入
射するため、大きな磁性光学効果がとれずS/Nが大き
くできない。光磁気記録媒体に垂直磁化膜を用いない場
合には平面的な記録密度が大幅に減少する。また、両方
法とも記録の際にもフォーカシング方式を用いているが
、この方式では記録ビットが広がってしまい、平面的な
記録密度を大きくできない。そこで、記録ビットを小さ
くするため、両方法で使用する光磁気記録媒体に対し充
分垂直性があるレーザービームで書き込む場合には、下
側の磁性膜に記録するときに」二側の磁性膜のところで
レーザービームが充分広がっていないため上側の磁性膜
の記録が消えてしまう。
さらに、第2の方法では磁性膜間しこ介在させる非磁性
膜の膜厚を50000A程度としているが、このような
厚みでは光の吸収量が大きくなり透過光強度が弱くなっ
てS/Nが低下し、また作製するのに多くの時間が必要
となってくる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は従来の光磁気記録方法ないし光磁気記録媒体の
もつ不都合な点を解決し、より高密度記録が行なえる方
法及びその方法に好適な光磁気記録媒体、更には、レー
ザー光を利用しないで記録・再生がなし得うる磁気記録
媒体や、書換え可能なホログラフィ−メモリ材料として
も使用しろる記録媒体を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の光磁気記録方法は、波長の異なる2以上のレー
ザービームを1つに集光し、これを非磁性支持体上に反
射膜、光吸収膜及び磁性膜からなる記録体層が1又は2
以上積層され、かつ、記録媒体層が積層されたものでは
光吸収膜並びに磁性膜は異なる波長のレーザービームに
対して互いに異なる光吸収率、磁性を有する光磁気記録
媒体に照射して、記録・再生・消去を行なうことを特徴
としている。
一方、本発明の光磁気記録媒体は、(a)非磁性支持体
上に、直接又は反射膜を介して、光吸収膜と磁気光学効
果及び垂直磁気異方性を有する磁性膜とからなる記録体
層が形成されてなることを特徴としており、また、(b
)非磁性支持体上に、特定波長の光を反射し他を透過す
る反射膜と、特定波長の光を吸収し他を透過する光吸収
膜と、垂直磁気異方性を有し特定波長の光に対して磁気
光学効果を示す磁性膜とからなる記録体層が2以上積層
され、かつ、それら反射膜、光吸収膜及び磁性膜は記録
体層ごとに相違しており、更に、該支持体に最も近い記
録体層の磁性膜がカー効果を示すものであるときはその
記録体層に反射膜の存在は任意であり、その他の場合は
、他のすべての記録体層を含めて磁性膜はファラデー効
果を示すものであることを特徴としている。
本発明者は、先に、従来技術の不都合な点を改善するも
のとして、新たな光磁気記録方法及び光磁気記録媒体を
提案した(特願平1−20451号)。ここで提案して
いる光磁気記録媒体は、非磁性支持体上にファラデー効
果を示しかつ垂直磁気異方性を有する複数の磁性膜を、
これら磁性膜間に光透過率に波長選択性のある非磁性膜
を介在させて、積層し、更に、これら積層膜のいずれか
一方の面に反射膜を設けるようにしたものである。また
、光磁気記録方法は、前記の光磁気記録媒体に上方又は
下方から各磁性膜に応じた波長の異なる2種一 以上の光を照射させ、各磁性膜に独立に情報を記録し再
生できるようにしたものである。この特願平1−204
51号の発明によれば高Sハで大幅に記憶容量が向上し
多量記録が可能となる。
だが、ここに提案した発明では磁性膜は二つの機能を同
時に保有していることが必要である。即ち、一つは光を
吸収して磁性膜自体の温度を上げることであり、他の一
つはなるべく多く光を透過してファラデー回転角を上げ
ねばならないことである。この二つの機能は相反するも
のであり、従って、これら機能のどちらもが効果的に作
用するための努力はなされているものの、本発明者が充
分満足しろるまでには達していないのが実情である。
本発明はこうした背景のもとに、特願平1−20451
号の発明に改良を加えることによって、即ち、前記二つ
の機能を各々の膜が別々にそれら機能を分担しあうこと
によって、充分満足しうる記録・再生・消去が行なうう
る光磁気記録方法及び光磁気記録媒体を提供するもので
ある。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に係る光磁気記録媒体(以降単に「記録媒体」と
略記することがある)においては、磁性膜は光の透過率
を充分良好なものとし、その一方で、特定波長の光を吸
収する光吸収膜を設け、磁性膜と光吸収膜とが接するよ
うに積層せしめるという手段が採用されている。このよ
うな構成が採られる結果、垂直磁性異方性を有し特定波
長の光に対して磁気光学効果を示す磁性膜は光減衰を考
慮する必要がないため膜厚を厚くすることができ、ファ
ラデー回転角(OF)を大きくとることができる。
加えて、磁性膜に記録し又はこれを消去するためには、
磁性膜をキュリー温度(別の方法もあるがいずれも温度
を上げるという手段が採用されることには変りはない)
まで昇温させるが、本発明においては、磁性膜で発熱さ
せるのではなく、磁性膜に接している(磁性膜をサンド
インチのように挟んでもよい)光吸収膜で発熱した熱(
光−熱交換により得られた熱)をもって磁性膜を加熱す
るという、間接的な磁性膜の昇温手段が採用されている
光吸収膜には反射膜が磁性膜とは反対側の位置に接して
設けられており、ここに磁性膜、光吸収及び反射膜から
なる1つの記録体層が構成されるようになっている。
第1図は本発明に係る光磁気記録媒体の一例の概略断面
図である。記録体層1は、反射膜11.光吸収膜12及
び磁性膜13からなり、この記録体層lは非磁性支持体
9上に設けられている。第1図においては、支持体9に
接して反射膜11が設けられているが、支持体9が光に
透明なものであれば前記各層の位置関係は逆であっても
かまわない。なお、磁性膜13は特定の光に対してファ
ラデー効果を示し垂直磁気異方性を有するものであり、
光吸収膜12は特定な光を吸収し他を透過する波長選択
性を有するものであり、反射層11は前記特定な光点外
の光を透過する波長性を有するものである。
支持体9にはプラスチック、セラミック、金属など適宜
の非磁性材料が用いられる。ここで支持体用プラスチッ
クとしては、ポリイミド、ボリア11− ミド、ポリエーテルサルホン等の耐熱性プラスチックは
勿論のこと、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビ
ニル、三酢酸セルロース、ポリカーボネート、ポリメチ
ルメタクリレートのごときプラスチックも使用できる。
また、支持体9の形状としては、シート状、カード状、
ドラム状、長尺テープ状等の任意の形状をとることがで
きる。
反射膜11にはAu、 AQ、 Ag、 Pt、 Cr
、 Nd、 Ge、Rh、Cu、 Ti、などの材料が
用いられる。
光吸収膜(断熱透明膜)には、一般に光学薄膜として知
られているMgF2、Sin□、TiO2、zrO□、
CdO2、Af1203などの材料が用いられる。
磁性膜13には(1)垂直磁気記録媒体で採用されてい
る磁性材料(代表的な六方晶最密充填(hCp)構造の
マグネトプラムバイト型Baフェライト)を使用したり
、(2)MnBi、 MnCuBj、 MnGaGe、
 MnAQGe、PtCo (以上多結晶) ; (Y
Bi)B (FeGa)!i 012 (単結晶);G
dCo、 GdFe、 TbFe、 GdTbFe、 
TbDyFe(以上アモルファス)などの材料が用いら
れてもよいが、好ましくは、(3)Fe、Co及びNi
から選ばれる金属(M)の12− 少なくとも1種の窒化物(MXN(2<X≦3)〕を戊
分とし、柱状構造を呈しており、かつ、その柱状構造内
にはアモルファス状非磁性体に包囲されたC軸配向の該
金属窒化物と該金属の微粒子とを有しているもの(特願
平1−135575号)である。この(3)の磁性膜中
には炭素、酸素、弗素等を適当量含有させることによっ
て透光性を向上させることができる。また、この(3)
のε相MxNの柱状磁性膜は、耐熱性が大幅に向上して
おり、膜は緻密で耐摩擦性、耐腐蝕性が良好で、機械的
にも化学的にも安定なものとなっている。
これら膜の厚さは、反射膜11が100人〜10IA好
ましくは500〜5oooo人であり、光吸収膜12が
100人〜10/Jm好ましくは50−50000人で
あり、磁性膜13が100〜50001好ましくは50
0〜3000人である。但し1反射層11及び光吸収膜
12の厚さは、特定波長(λ1及びλ2)に対しその波
長の1/2や1/4等に精度よく制御されている必要が
ある。
また、反射膜11及び光吸収膜12はCVD法、法など
により製膜されてもよいが、特にイオンスパツタ法によ
るのが好ましく、その際、N2、Arのイオン化ガスの
総ガス圧力を最適化することによって、所望の膜構造を
得ることができる。
第2図は、第1図に示した記録体層が複数(ここでは2
層)積層された光磁気記録媒体の概略図である。
先に触れたように、1iil!録体層が積層されている
場合には、それらを構成する各層には波長選択性が要求
される。これを第2図により説明すると、集光された波
長λ1、波長λ2.波長λ3及び波長λ、のレーザービ
ーム(理解しやすくするためしこ、波長λ、と波長λ2
とを1つにし、波長λ3と波長λ、とを一つにし、これ
らを別々に図面では表わしである)を光磁気記録媒体に
照射した状態で磁界がかけられると、第2記録体M2の
光吸収膜22で波長λ1の光が吸収され、これが磁性膜
23を加熱し、この状態のもとで磁性膜23は波長λ2
の光を受けて記録がなされる。この場合、波長λ1及び
波長λ2の光は第1記録体層1にはほとんど達せず、ま
た、達したとしても磁性膜13に影響を与えることがな
い。
−・方波長λ3と波長λ、とのレーザービームを光磁気
記録媒体に照射した状態で磁界がかけられると、波長λ
3及び波長λ4の光は第2記録体N2に何等の影響を与
えることなく第1記録体N1に達し、前記の第1記録体
1の場合と同様に、磁性膜13には記録がなされる。
従って、いま波長λ1、λ2、λ3及びλ4の4つの光
が集光され、光磁性記録媒体に照射された場合には、第
1記録体層1、第2記録体層2の両方に同時に記録がな
されることになる。
再生は波長λ2の光と波長λ4の光を記録時の出力より
も少なめにして照射することで容易に行なうことができ
る。
記録の消去又はオーバーライドは記録時の操作に準じて
行うなえばよい。
本発明に係る光磁気記録媒体は、ファラデー効果によっ
て記録・再生を行なうことを意図しているが、第2図に
示したような積層タイプのものにあっては、第1記録体
層1はカー効果による再生で15− あってもかまわない。その場合には、反射層11を設け
る必要はない。
なお、磁性膜が自由表面側に位置している光磁気記録媒
体であれば、露出している磁性膜の上面に誘導体膜(S
iO□、Tie2、窒化シリコン、窒化アルミニウム、
アモルファスSLなどの薄膜)を設けてエンハンス効果
を出すようにしてもよい。また、表面に磁性膜又は反射
膜が位置しているものでは、必要に応じて、保護層が設
けられてもよい。保護層の材料は一部が前記誘電体層の
ものと重複するが、SiN、 Y2O3、AQ203、
ZnS、5iO5SiO□、AQN、 A此などがあげ
られる。これら誘電体層及び保護層の厚さは1μm以下
好ましくは0.03〜0.5μmくらいが適当である。
〔実施例〕
次に実施例及び比較例を示すが、本発明磁性膜はこの実
施例に限られるものではない。
実施例1 非磁性支持体としてディスク状ガラス基板を用い、該ガ
ラス基板上に真空蒸着を用いて第1の反6 対膜としてAQ薄膜(膜厚約1500人)を設けた。
次に、このAQ薄膜の表面に第1の光吸収膜を設けた。
この光吸収膜はまず約1950大尽のTie、膜、次い
で約1950大尽のSiO□膜、更に約1950人のT
ie2膜の順で製膜し、これを繰り返して合計21/i
積層し多層膜とした。第1の光吸収層を同一ガラス基板
上に設けたものは約7800大の波長の光を吸収した。
第1の光吸収層の表面にε相窒化鉄(FexN:x=2
〜3)とアモルファスFe、 04とα−Fe微粒子と
を含み、柱状構造を有する本文記載の磁性薄膜を約30
00人の膜厚となるように設けて第1の磁性膜とした。
この磁性膜の製膜にはイオンビームスパッタ装置を用い
、02ガスを導入しながら行なった。ターゲットにはF
e(99,99%)を用い、また、イオン化ガスにはA
r(75%)+N2(25%)を用いた。VSMで測定
したところ、この第1の磁性膜は角型比(Sg□)=0
.21.抗磁力(Hcm)=55000、垂直磁気異方
性磁界(Hk)=5.2KOeの垂直磁化膜であった。
分光透過率は波長依存性が少なく波長範囲3000〜9
000Aで43〜55%であった。また、xg回折図形
からはε相窒化鉄の0面のみの回折ピークが観察され、
C軸配向膜であるのが認められた。
ついで、第1の磁性層の表面に第2の反射層を設けた。
この反射層はともに約195OA厚のMgFzl摸とZ
nS膜とを積層し、これを3回繰返し、更に、約195
OA厚のMgF2膜、約390OA厚のZnS膜、約1
95OA厚のMgF2膜を積層した後、1950人厚の
ZnS膜とMgF2膜とを積層しこれを3回繰返した。
これらの第2の反射膜は真空蒸着法で製膜した。この第
2の反射膜は波長約7800人のレーザー光の光透過率
が90%であり、波長約400OAの光の反射率は96
%であった。
ついで第2の反射膜の表面に第2の光吸収膜を真空蒸着
法で製膜した。この第2の反射層は前記第1の吸収膜の
膜厚を約100OAとした以外は全く同様に21層を積
層して設けた。第2の光吸収膜は波長約4000大の光
を吸収し、約780OAの波長の光に対しては95%の
光透過率であった。
更に、第2の光吸収膜の表面に第2の磁性膜を設けた。
第2の磁性膜は第1の磁性膜とまったく同様にして約2
00OA厚の磁性膜とした。
このようにして作製した光磁気記録媒体の同一箇所に第
2図に示したように、波長λ1(約4000大のレーザ
ー光)、波長λ3(約7800λのレーザー光)を同時
に入射させて記録し、再生した。第1の記録体層には約
7800人、第2の記録体層には約4000Aの各4m
Wの光で信号が記録されたディスクの回転数は900r
pmであった。第1の記録体層のC/Nは28dBであ
り、第2の記録体層のC/Nは33dBであった。
比較例1 第1及び第2光吸収膜を設けなかった以外は実施例1と
全く同様にして光磁気記録媒体を作製し、記録・再生を
行なった。第1の記録体層のC/Nは+19dBであり
、第2の記録層のC/Nは24dBであった。ついで、
レーザー光のパワーを8mWとして記録した。
第1の記録体層のCハは24dBであり、第2の記録体
層のC/Nは31dBであった。
〔発明の効果〕
本発明では透明な磁性薄膜(垂直磁化膜)と光吸19− 数層とを積層して設けることによって磁性薄膜の厚みを
従来より厚くすることができ、従って、ファラデー回転
角を大きくすることができる。また、磁性薄膜と光吸収
膜の組合せを繰返した構成の光磁気記録媒体に、2種以
上の波長の光を同一箇所に同時に入射させて記録及び再
生するので、高S/Nで高密度かつ大容量の記録が行な
えるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る光磁気記録媒体の二側
の概略断面図である。 1・・・第1の記録体層 2・・・第2の記録体層 11.21・・・反射層 12.22・・・光吸収層 13.23・・・磁性層 20−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)波長の異なる2以上のレーザービームを1つに集
    光し、これを非磁性支持体上に反射膜、光吸収膜及び磁
    性膜からなる記録体層が1又は2以上積層され、かつ、
    該記録体層が積層されたものでは各々の光吸収膜並びに
    磁性膜は異なる波長のレーザービームに対して互いに異
    なる光吸収率、磁性を有する光磁気記録媒体に照射して
    、記録・再生・消去を行なうことを特徴とする光磁気記
    録方法。
  2. (2)非磁性支持体上に、直接又は反射膜を介して、光
    吸収膜と磁気光学効果及び垂直磁気異方性を有する磁性
    膜とが密着して形成されていることを特徴とする光磁気
    記録媒体。
  3. (3)非磁性支持体上に、特定波長の光を反射し他を透
    過する反射膜と、特定波長の光を吸収し他を透過する光
    吸収膜と、垂直磁気異方性を有し特定波長の光に対して
    磁気光学効果を示す磁性膜とからなる記録体層が2以上
    積層され、かつ、それら反射膜、光吸収膜及び磁性膜は
    記録体層ごとに相違しており、更に、該支持体に最も近
    い記録体層の磁性膜がカー効果を示すものであるときは
    その記録体層に反射膜の存在は任意であり、その他の場
    合は、他のすべての記録体層を含めて磁性膜はファラデ
    ー効果を示すものであることを特徴とする光磁気記録媒
    体。
JP6072690A 1990-03-12 1990-03-12 光磁気記録方法及び光磁気記録媒体 Pending JPH03260939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6072690A JPH03260939A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 光磁気記録方法及び光磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6072690A JPH03260939A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 光磁気記録方法及び光磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03260939A true JPH03260939A (ja) 1991-11-20

Family

ID=13150573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6072690A Pending JPH03260939A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 光磁気記録方法及び光磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03260939A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0530728A2 (en) * 1991-09-02 1993-03-10 Nippon Hoso Kyokai Magneto-optical memory device for multi-wavelength recording and reproduction
CN108796441A (zh) * 2018-06-06 2018-11-13 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种光吸收镀膜、其制备方法及应用

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0530728A2 (en) * 1991-09-02 1993-03-10 Nippon Hoso Kyokai Magneto-optical memory device for multi-wavelength recording and reproduction
CN108796441A (zh) * 2018-06-06 2018-11-13 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种光吸收镀膜、其制备方法及应用
CN108796441B (zh) * 2018-06-06 2020-03-03 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种光吸收镀膜、其制备方法及应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3072812B2 (ja) 光磁気記録媒体及び該媒体の情報再生方法
JPS6148148A (ja) 光熱磁気記録媒体
WO2006109446A1 (ja) 磁気記録媒体、その記録再生方法および記録再生装置
US5315577A (en) Optical recording/reproducing by changing perpendicular magnetic anisotropy to non-perpendicular magnetic anisotropy
JPH03260939A (ja) 光磁気記録方法及び光磁気記録媒体
US4999260A (en) Magneto-optical recording medium comprising a rare-earth-transition metal dispersed in a dielectric
JP2645549B2 (ja) 光磁気記録方法および装置
JPH08235654A (ja) 光磁気記録媒体及びシステムならびに読み取り方法
JP2778761B2 (ja) 光磁気記録媒体
JPH02199648A (ja) 光磁気記録方法及び光磁気記録媒体
JP2679704B2 (ja) 光磁気記録装置および担体
JPS627611B2 (ja)
JP2881864B2 (ja) 多値記録方法
JP2817505B2 (ja) 光磁気記録用単板光ディスクとその記録再生方法
JPS6332753A (ja) 情報記録方法
JPH03105744A (ja) 情報記録媒体の構造
JPS61269248A (ja) 光磁気デイスク
JPS6332748A (ja) 情報記録媒体
JP3381960B2 (ja) 光磁気記録媒体
JP3664841B2 (ja) 多層光磁気メモリ
JPH0554452A (ja) 光磁気記録媒体
JPS6342053A (ja) 情報記録媒体
JPH03235237A (ja) 光磁気記録膜の構造
JPH0380448A (ja) 光磁気記録媒体
JPS6040542A (ja) 光メモリ媒体