JP2679704B2 - 光磁気記録装置および担体 - Google Patents

光磁気記録装置および担体

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JP2679704B2 JP61055022A JP5502286A JP2679704B2 JP 2679704 B2 JP2679704 B2 JP 2679704B2 JP 61055022 A JP61055022 A JP 61055022A JP 5502286 A JP5502286 A JP 5502286A JP 2679704 B2 JP2679704 B2 JP 2679704B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 光磁気記録材料層を複数層積み重ねて高密度記録を可
能にする。 〔産業上の利用分野〕 本発明は光磁気記録装置および担体に係り、特に、記
録層を複数層積み重ねた多層記録装置および担体に関す
る。 〔従来の技術〕 従来、光磁気記録媒体としては主にMnBiのような金属
間化合物あるいはTbFeのような非晶質金属合金が用いら
れ、基板上に光磁気記録媒体層およびその記録媒体層を
挟持する保護膜を形成して構成されている。記録は全面
を一方向に磁化した後レーザービームを集光して反対方
向に磁化した磁区を選択的に形成することによって行な
う。こうして記録された情報の読み出しは上記の記録媒
体では光吸収が大きいので一般にカー効果を用いた反射
モードで行なわれる。 すなわち、記録媒体の磁化の向きに対応して反射光の
偏光状態が変化する(偏光角が一方向に回転する)現象
を利用して情報を再生する。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような記録担体および記録方法では、光記録の
1ビット(磁区)の大きさはレーザービームのスポット
径で決められてしまい、そのため、上記のような光吸収
の大きな記録媒体を用いる場合には、現状の記録密度
(5×107ビット/cm2)を大幅に越えることはできない
と考えられる。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明は、上記問題点を解決するために、記録担体に
同一の波長において光吸収が順次大きくなるように複数
層の光磁気記録材料層を積層して形成し、その光磁気記
録材料層の夫々に独立に光磁気記録を行なうことによっ
て記録密度の増大を図るものである。 例えば、ビスマス置換磁性ガーネットなどの酸化物光
磁気材料は可視から近赤外の光に比較的透明であるの
で、このような記録媒体を複数層積み重ねれば、それら
の各層にそれぞれ独立に情報を記録することが可能であ
る。第1図はこの目的のために構成した多層光磁気記録
媒体の例である。基板10上に半透明の光磁気記録材料層
1,2,…5を透明スペーサ層6,7,…9を挟んで5層積み重
ねて構成されている。この透明スペーサ層6〜9の厚み
が数μmもあれば、入射光12,13を特定の記録層上にの
み集光でき、その特定の記録層以外の記録層では入射光
の径が十分に大きくなる。そのため、記録時には他の記
録層に書き込むためにはパワーが不足し、また、再生時
には、他の記録層の情報は全体として相殺されて読み出
されることはない。こうして、本発明によれば、多層の
光磁気記録装置が提供される。この光磁気記録は、上記
に明らかな如く、情報の書き込み、消去および読み出し
のすべての態様を含むものであり、またその各態様単独
の場合も本発明でいう広義の光磁気記録の概念に含まれ
るものである。 本発明の光磁気記録装置は同一の波長において光吸収
が順次大きくなるように複数層の半透明光磁気材料層を
積層して有する記録担体を所定の位置にセットでき、そ
のセットされた記録担体の光磁気記録層の夫々の層に集
光しうる光学系を具備するものである。そして、情報の
書き込み、消去、読み出しの各態様に応じて、異なる光
学系あるいはその他の付属装置、例えば、磁気装置、電
気回路等を有している。このような装置の構成は、記録
担体の同一の波長において光吸収が順次大きくなるよう
に積層された複数層の記録層の夫々に記録(書き込み、
消去、読み出し)を行なうことができる点を除けば、従
来公知の光磁気記録用の装置と基本的に同じでよい。 本発明は、さらに、この多層光磁気記録に用いる光磁
気記録担体に係る。この記録担体は、上記の如く、同一
の波長において光吸収が順次大きくなるように、半透明
の光磁気記録材料層を透明スペーサ層を挟んで複数層積
み重ねて構成する。光磁気記録材料層は光磁気記録がで
きかつ光を透過し得るものであればよい。スペーサ層も
基本的には透光性であればよい。 〔実施例〕 第1図は、前記のように、本発明による多層光磁気記
録担体の例を示す。この例において、例えば、基板11に
厚さ約1mmのカドリニウムガリウムガーネット(GGG)結
晶あるいはガラスを用い、光磁気記録材料層1,2,…5を
ビスマス置換ガーネットBixY3-xGayCozFe5-(y+z)O12
構成し、厚さ約0.5μmとし、そしてスペーサ層6,7…9
を二酸化シリコンなどの透明誘電体で構成し、厚さ5μ
mとし、最後に二酸化シリコンなどで保護層10を形成す
る。これらの層1〜10の形成は、スパッタリングとそれ
に次ぐ熱処理によって可能である。 こうして、多層光磁気記録担体が提供される。しか
し、ここで、このような記録担体を同一の同吸収を持つ
記録媒体から構成し、かつ単一の光源を用いることには
次のような問題がある。すなわち、記録用のレーザービ
ームは各記録層で吸収を受け、次第に減衰するので、第
1図において、レーザービーム12,13が第1記録層1か
ら第5記録層5まで光が届き、かつ第5記録層5で記録
が可能なパワーを有するとすれば、この光源を用いて第
1記録層1に記録するとパワーは過剰になる。記録層に
過剰なパワーを投入すると、記録ビットが大きくなりす
ぎたり、ビット形状が悪化したり、さらには記録層が損
傷する不都合がある。この問題を解決するためには、各
記録層の光吸収率が異なればよい。すなわち、第1記録
層1では光吸収が最も小さく、順次、光吸収が大きくな
って、第5記録層5では最も大きな光吸収を持つように
構成し、各記録層の光吸収を適当にすれば、どの記録層
にも適切な記録パワーで記録することが可能になる。 各記録層の光吸収の調整は、上記のビスマス置換ガー
ネットを用いた記録担体の例では、ガーネットの組成を
調整することによって可能である。すなわち、ガリウム
の量yを多くすれば光吸収は小さくなり、コバルトの量
zを多くすれば光吸収は大きくなる。また、記録層の厚
みを変えて光吸収を調整することも可能である。 半透明の光磁気記録材料としては、上記のビスマス置
換ガーネットのほかに、コバルトフェライトCoFe2O4
バリウムフェライトBaFe12O19などを用いてもよい。こ
れらの記録材料でも、例えば、鉄(Fe)をガリウムなど
の非磁性元素で置換し(CoGaxFe2-xO4,BaGaxFe
12-xO19)、その置換の量xを調整して光吸収を適当に
することができる。 第2図は、本発明による多層光磁気記録を行なうため
の装置の例を模式的に示すものであり、同図中、21は記
録担体、22は光源、23,24,25,26はレンズ、27はハーフ
ミラー、28はミラー、29,30,31は偏光フィルター、32,3
3は光検出器である。 光源22から発生したレーザー光34はレンズ23で平行光
にされ、ミラー28で反射され、レンズ24で記録担体21中
の所望の記録層に集光される。このとき、記録担体21か
らの反射光35はレンズ24,ミラー28,ハーフミラー27,レ
ンズ25を介して光検出器32に至り、この反射光を利用し
てレーザービームのフォーカスおよびトラッキングを行
なう。この目的のためには、記録担体21にフォーカスお
よびトラッキング用の反射層を設けておく。こうして、
レーザービームを記録層上に走査して記録を行なう。記
録は、一般に、全体を一方向に磁化した後、レーザービ
ームを照射して記録層を選択的に加熱し、その部分の磁
化の向きを反転させ、(このとき、一般的には、外部磁
界は不要であるが、外部磁界を印加してもよい。)、こ
の磁化の向きの配列によって情報を記録する。 記録担体21中の所の記録層にフォーカスするには、例
えば、レンズ24を上下して調整する。 再生は上記書き込みと基本的に同一の操作により所望
の記録層にフォーカスし、走査するが、再生用レーザー
光のパワーは書き込み用レーザー光のパワーより小さ
い。このパワーの調整は光源22で行なってもよいが、フ
ィルター29などで行なってもよい。所望の記録層に集光
されたレーザービームは、前述のように、スペーサ層の
存在のために、他の記録層中の情報をひろうことはな
く、集光された特定の記録層の情報だけをひろってすな
わちその記録層の情報に基づいて右または左にファラデ
ー回転し、記録担体21を透過する。透過光36をレンズ2
6,偏光フィルター31を介して光検出器33で検出すると、
記録層中の情報を再生することができる。 以上、多層光磁気記録用の記録担体、装置およびその
操作について実施例を用いて説明したが、これらはあく
まで例であって、本発明は広く多層光磁気記録一般の方
法、装置および記録担体を提供するものである。 〔発明の効果〕 本発明により、多層の記録層による光磁気記録が提供
され、記録密度は記録層の数に応じて増加するので飛躍
的に増加する。記録層の数は記録材料の選択や改良、光
学系の工夫などにより増加することは明らかである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による多層光磁気記録担体の模式断面
図、第2図は本発明による多層光磁気記録装置の模式図
である。 1……第1記録層、2……第2記録層、 5……第5記録層、5,6,9……スペーサ、 10……保護層、11……基板、 12,13……レーザービーム、 21……記録担体、22……光源、 23,24,25,26……レンズ、 27……ハーフミラー、28……ミラー、 29,30,31……偏光フィルター、 32,33……光検出器、34……レーザ光、 35……反射光、36……透過光。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−107553(JP,A) 特開 昭61−107552(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.光源と、 同一の波長において光吸収が順次大きくなるように複数
    層の半透明光磁気材料層を積層して有する記録担体の前
    記光磁気材料層の夫々に独立に前記光源からの光を導
    き、集光させるための光学部品と、 を少なくとも備えてなり、複数層の中から選択された1
    つの光磁気材料層に集光し、走査して、該光磁気材料層
    に対して、光磁気記録のための情報の記録、消去および
    (または)再生を行うことを特徴とする光磁気記録装
    置。 2.基板上に、同一の波長において光吸収が順次大きく
    なるように、半透明の光磁気記録材料層を透明スペーサ
    層を挟んで複数層積み重ねたことを特徴とする光磁気記
    録担体。
JP61055022A 1986-03-14 1986-03-14 光磁気記録装置および担体 Expired - Fee Related JP2679704B2 (ja)

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JPS61107552A (ja) * 1984-10-30 1986-05-26 Brother Ind Ltd 光磁気記録媒体
JPS61107553A (ja) * 1984-10-30 1986-05-26 Brother Ind Ltd 光磁気再生装置

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