JPH03260015A - 脆性亀裂伝播停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方法 - Google Patents

脆性亀裂伝播停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方法

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JPH03260015A
JPH03260015A JP7683090A JP7683090A JPH03260015A JP H03260015 A JPH03260015 A JP H03260015A JP 7683090 A JP7683090 A JP 7683090A JP 7683090 A JP7683090 A JP 7683090A JP H03260015 A JPH03260015 A JP H03260015A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、〜50℃レベル以上での使用時において40
0kgf−aim−””以上の優れた詭性亀裂伝播停止
特性と、中心部が−100℃を超える靭性を有する構造
用鋼板の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 鋼板に発生する脆性亀裂は、通常、主亀裂が先行亀裂に
連結して伝播する。
この連結は結晶粒界のテアと呼ばれる延性破壊で形成さ
れるが、その時テアの延性破壊により亀裂伝播エネルギ
ーが吸収される。
この吸収能は、結晶粒径の微細化により上記延性破壊の
機会が増えて高まり、亀裂の減速効果が向上し、上記詭
性亀裂伝播停止特性を向上する。
実際に詭性亀裂伝播停止特性の向上に大きく寄与するの
は、脆性亀裂伝播時に鋼板表層部に発生するシアリップ
と種する塑性変形であり、このシア’J yプも結晶粒
の微細化で伝播する脆性亀裂が有する伝播エネルギーの
吸収能が増大する。
そこで効果的な結晶粒の微細化の試みが種々行われてい
る。
これを実現するため、例えば特開昭61−235534
号公報は、第1図(a)及び(d)に示す如く温度がA
c=点以上の鋳片鋳片表面から中心部への板厚の178
以上の距離にわたってArx点以下に冷却し、該鋳片の
厚み方向に温度差をつけた優圧延を開始し、該圧延中又
は圧延後に該鋳片厚の全域をAc4点以上に復熱する事
により、ESSO試験による一20″Cにおける詭性亀
裂伝播停止特性を表すKcaが、460〜960kgf
 −aim−””程度の厚鋼板を製造する方法を提案し
ている。
しかし前記特開昭61−235534号公報のKca値
は一20′Cでの値であり、これを板厚効果の影響を受
けない条件として、板厚を一定にして一50°CでのK
ca値に換算すると、−50℃0Kca値は一20゛C
のKca値の約1/2.5〜1/2.7 となり、−5
0°(:(7)Kca値は概ね170〜380kgf 
」01−””程度となり、当分野で要望されているKc
a値400kgf −am−””以上を満たせないのが
実状である。
又、前記特開昭61−235534号公報の提案は、鋳
片全域をAc3点以上に復熱させるので復熱時間が長く
なって生産性が低下すると共に、Ar3点以下に冷却さ
れる範囲が少なく、従ってオーステナイトからフェライ
トへの逆変態及び再結晶が利用できる領域が狭く、結晶
粒の微細化、組織の微細化が不十分となり、シアリップ
効果が充分発揮されず、これ等が実用上の妨げとなって
いる。
又溶接性に優れ、且つ良好な強度、靭性を有する厚鋼板
の製造方法としては、例えば、特公昭497291号公
報に記載の提案がある。
該提案は、冷却、加熱を繰り返して最終組織にいたる迄
の変態の回数を多くし、結晶粒の微細化をはかる方法で
あるが、単なる変態の回数の増加のみでは結晶粒の微細
化に限界があり、良好な詭性亀裂伝播停止特性及び良好
な靭性が得られず、更にこの様な温度制御のみを繰り返
す工程を用いる製造方法は、経済性、生産性が共に悪い
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は上記した従来技術の問題点を伴う事なく、鋼板
全体に及んで優れた詭性亀裂伝播停止特性を形威し、そ
の上板厚中心部の靭性が特に優れた構造用厚鋼板を生産
性良く、経済的に製造する方法を提供する事を課題とす
るものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は上記課題を達成するため、 (1)重量%で、 C:0.01〜0.30  % Si:≦0.5    % Mn:≦2,0    % Al:≦0.1    % N : 0.001 〜0.01% その他Fe及び不可避的成分からなる構造用圧延鋼を連
続鋳造して得た鋳片をAc3点以上の温度から冷却速度
2℃/see以上で冷却を開始し、該鋳片表裏面から厚
みの1/8程度迄の表層部をAr3点以下に冷却して該
冷却を中止し、該冷却、復熱を2回以上経由させる経過
で鋳片の復熱が終了する迄の間に仕上圧延を開始し、該
仕上圧延終了後該鋳片の表裏面から厚みの1/8程度迄
をAc3点未満に復熱する事を特徴とする詭性亀裂伝播
停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方法を第1手段
とし、(2)重量%で、 C: 0.01〜0.30  % Sl:≦0.5    % Mn=≦2.0    % Al:≦0.1    % N : 0.001〜0.01% 更に、 Cr:≦0.5  %   Ti:≦0.1  %Ni
:≦1,0  %   Nb:≦0.05  %MO=
≦0.5   %    B =≦0.0015%V 
;≦0.1   %    Cu:≦0.9  %の1
種又は2種以上を含み、その他Fe及び不可避的成分か
らなる構造用圧延鋼を連続鋳造して得た鋳片をAc3点
以」二の温度から冷却速度2℃/sec以上で冷却を開
始し、該鋳片表裏面から厚みの1/8程度迄の表層部を
Ar3点以下に冷却して該冷却を中止し、該冷却、復熱
を2回以上経由させる経過で鋳片の復熱が終了する迄の
間に仕上圧延を開始し、該仕上圧延終了後該鋳片の表裏
面から厚みの178程度迄をACI点未満に復熱する事
を特徴とする詭性亀裂伝播停止特性と低温靭性の優れた
鋼板の製造方法を第2手段とし、 (3)重量%で、 C:0.01〜0.30  % Si:≦0.5    % Mn;≦2.0    % Al:≦0.1    % N : 0.001〜0.01% その他Fe及び不可避的成分からなる構造用圧延鋼を連
続鋳造して得た鋳片をAC3点以上の温度から冷却速度
2℃/sec以上で冷却を開始し、該鋳片表裏面から厚
みの1./88種迄の表層部を613点以下に冷却して
該冷却を中止し、該冷却、復熱を2回以上経由させる経
過で鋳片の復熱が終了する迄の間に仕上圧延を開始し、
該仕上圧延終了後該鋳片の表裏面から厚みの1/8程度
迄をAc3点以上に復熱する事を特徴とする詭性亀裂伝
播停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方法を第3手
段とし、(4)重量%で、 C: 0.01〜0.30  % Si:≦0.5    % Mn:≦2.0    % AI=≦0.1    % N : 0.001〜0.01% 更に、 Cr:≦0.5  %  Ti;≦0.1  %Ni:
≦1.0  %  Nb:≦0,05  %MO=≦0
.5  %  B:≦0.0015%■:≦0.1  
%  Cu:≦0.9  %の1種又は2種以上を含み
、その他Fe及び不可避的成分からなる構造用圧延鋼を
連続鋳造して得た鋳片をAc3点以上の温度から冷却速
度2℃/sec以上で冷却を開始し、該鋳片表裏面から
厚みの1/8程度迄の表層部をArz点以下に冷却して
該冷却を中止し、該冷却、復熱を2回以上経由させる経
過で鋳片の復熱が終了する迄の間に仕上圧延を開始し、
該仕上圧延終了後該鋳片の表裏面から厚みの1/8程度
迄をAc3点以上に復熱する事を特徴とする詭性亀裂伝
播停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方法を第4手
段とし、 (5)上記手段1〜4に記載の前記復熱過程中の圧延終
了後、鋼板温度を5〜300秒保持した事を特徴とする
詭性亀裂伝播停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方
法を第5〜第8手段とし、(6)上記手段1〜8に記載
の復熱終了後の鋼板を40℃/秒以下の冷却速度で65
0°C以下迄冷却をする事を特徴とする詭性亀裂伝播停
止特性と低温靭性の優れた#4板の製造方法を第9〜第
16手段とするものである。
以下に上記した酸分限定理由を説明する。
Cは鋼材の強化成分として添加し、溶接部の靭性劣化の
防止から上限を定めている。
Siは脱酸と強度維持を目的に添加し、溶接性の劣化防
止から上限を定めている。
Mnは低温靭性の向上を目的に添加し、溶接割れの防止
から上限を定めている。
NはAIと共に窒化物の生成による結晶粒の微細化を目
的として添加し、溶接部の靭性劣化の防止から上限を定
めている。
Cr、Ni、Mo、B、Cuは何れも焼入れ性を向上し
、効果的な強度上昇を目的として添加し、低温変態生成
物の生成を抑制し、フェライト面積率の減少を防止する
ため上限を定めている。
Ti、Nbは結晶粒の微細化を目的として添加し、溶接
部の靭性圧下の防止がら上限を定めている。
■は析出強化を目的に添加し、経済性から上限を定めて
いる。
又本発明が対象とする構造用圧延鋼鋳片は、連続鋳造の
優の高温の綱片、及び−旦冷却後再加熱した鋼片、更に
は連続鋳造の優の形状の鋼片、及び連続鋳造抜形状調整
圧延等の圧延を行った鋼片等を指す。
又本発明における冷却は、連続鋳造で通常使用されてい
る冷却速度2℃/秒以上の水冷手段を使用して充分に行
える。
く作用〉 本発明者等は上記課題を遺戒するため、重量%で、 C:0゜01〜0.30  % Sl:≦0.5    % 阿n:≦2.0    % Al:≦0.1    % N : 0.001〜0.01% 更に、 Cr:≦0.5  %  Ti:≦0.1  %Ni 
: ≦1.Q  %  Nb :≦0.05  %Mo
:≦0,5  %  B : ≦0.0015%V:≦
0.1  %  Cu : ≦0.9  %の1種又は
2種以上を含み、その他Fe及び不可避的威勢からなる
構造用圧延鋼を連続鋳造して得た鋳片を用いて種々の実
験検討を繰り返した。
その結果鋼板は、第1図(a)(b)に示す如く該鋳片
の厚み方向に該鋳片の表裏面から厚みtの1/8(以下
1/8tと記す)程度迄を2℃/秒以上の冷却速度でA
r3点以下迄冷却し、該鋳片の表層部と中心部に温度差
をつけた優仕上圧延を開始して該仕上圧延終了後、該鋳
片の表裏面から178を程度迄の表層部をAc3点未満
に復熱すると、該圧延が昇温過程内の圧延のため、フェ
ライトが充分に再結晶して結晶粒が微細化し、詭性亀裂
伝播停止特性が向上する事を知得した。
又、第1 (a)(C)の如く、該鋳片の表裏面から1
/8を程度迄をAc3点以上に復熱すると、該圧延が逆
変態過程内での圧延のため、フェライトからオーステナ
イトへの逆変態で結晶粒が一段と微細化し、詭性亀裂伝
播停止特性が向上する事を知得した。
この時、Ar3点以下への冷却とAc3以上への復熱に
よる逆変態を一回当たりの冷却条件、板厚、加熱温度を
一定にして2回以上の複数回行うと、第4図(a) (
b)に示す如く、詭性亀裂伝播停止特性及びvTrsは
一段と向上する事を見出した。
又、この時の圧延は何れの場合も第2図に示すパターン
を辿り、その時の被圧延材は第3図に示す如く、表面か
ら1/8t程度の表層部と中心部に温度差があり、結晶
tD、径も同様に178を程度の表層部と中心部に差が
生しており、これをそのまま圧延加工すると、被圧延材
は表面から1./st程度迄の表層部が大きな変形抵抗
で形成した板状抵抗体となり、変形抵抗の小さい中心部
を該板状抵抗体が強圧下する結果、該中心部に極めて大
きな歪みが蓄積され、変態後のフェライトは一段と微細
化し、中心部の靭性を向上すると共にセンターポロシテ
ィ−を圧着する事を見出した。
又、この時、TiとNbを含まない鋼板は、5//m以
下の結晶粒径のフェライトが表層部の50%以上の面積
率に達し、TiとNbを含む鋼板は3a重以下の結晶粒
径のフェライトが表層部の面積率50%以上に達し、共
にkca (−50°C)が≧400kgf 1m−”
2と安定した詭性亀裂伝播停止特性を発揮する事を見出
した。
又、圧延終了後にその時の温度で5〜300秒保持する
と、微細化した結晶の方位がランダム化して詭性亀裂伝
播停止特性が更に向上する事を見出した。
更にこれ等の鋼板は、40℃/秒以下の冷却速度で65
0°C以下迄強制冷却すると、母材強度と靭性が向上す
る事を見出した。
これ等の知見を基に上記した課題を遠戚する本発明がな
されたのである。
〈実施例〉 1、供試綱   :表1に示す。
2、圧延条件  2表2に示す。
3、冷却条件  :表2に示す。
4、冷却停止条件2表2に示す。
5、復熱条件  2表2に示す。
6、熱延後の制御冷却条件二表2に示す。
7、詭性亀裂伝播停止特性2表3に示す。
8、靭性、その他の特性 2表3に示す。
尚、詭性亀裂伝播停止特性はESSO試験値(Kca)
で、靭性はシャルピー試験における破面遷移温度(vT
rs)で、センターポロシティ−の圧着はZ方向引張試
験による絞り4a(Rsz)で評価した。
本発明例の制置A−1−A−23は、Kca(−50℃
)が405〜660kgf 1m−””と従来例に比較
して格段に優れ、綱板の厚み方向中心、つまり1/2t
のvT rsが−100〜−160°C11/2tのR
AZが72〜85:と優れた特性をを示した。
一方比較例の調香B−1〜B−19は、Kca (−5
0℃)は210〜385kgf −am−”’と従来並
みであり、1/2LvT rsは−50−−90℃,1
/2tのRAZは43〜53%しか得られなかった。
〈発明の効果〉 本発明は、2回以上の逆変態後の昇温中に再結晶と並行
して圧延するが、又は2@以上の逆変態後の逆変態中に
圧延を行うので、鋼板の全域に及んで組織は微細化し、
鋼板表層部のシアリップ効果が向上し、課題の一つの詭
性亀裂伝播停止特性がKca (−50℃)≧400 
kgf  −am−”2と優れ、更に鋼板厚み方向中心
部に効果的に強圧下が作用するので、課題の他の一つで
ある板厚中心部の靭性がvT rs≦−100(℃)と
優れ、しかもこの綱板の生産性、経済性は高く、この種
洞板を製造し、使用する分野にもたらす効果は極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明が規制する鋳片及び鋼板の厚み
方向の位置を示し、の)は、請求項1,2の本発明例に
おける上記位置と冷却・復熱温度の関係を示し、(C)
は、請求項3.4の本発明例における上記位置と冷却・
復熱温度の関係を示し、(d)は、従来例(特開昭61
−235534号公報例)における上記位置と冷却・復
熱温度の関係を示す。 第2図は本発明の圧延パターンを示し、第3図は本発明
の圧延時の被圧延材の表層と中心部の温度関係を従来例
と対比して示し、第4図(a)は、逆変態回数と詭性亀
裂伝播停止特性の関係を示し、(b)は、逆変態回数と
靭性(シャルピー試験における破面遷移温度)の関係を
示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で、 C:0.01〜0.30% Si:≦0.5% Mn:≦2.0% Al:≦0.1% N:0.001〜0.01% その他Fe及び不可避的成分からなる構造用圧延鋼を連
    続鋳造して得た鋳片をAc_3点以上の温度から冷却速
    度2℃/sec以上で冷却を開始し、該鋳片表裏面から
    厚みの1/8程度迄の表層部をAr_3点以下に冷却し
    て該冷却を中止し、該冷却、復熱を2回以上経由させる
    経過で鋳片の復熱が終了する迄の間に仕上圧延を開始し
    、該仕上圧延終了後該鋳片の表裏面から厚みの1/8程
    度迄をAc_3点未満に復熱する事を特徴とする詭性亀
    裂伝播停止特性と低温靭性の優れた綱板の製造方法。
  2. (2)重量%で、 C:0.01〜0.30% Si:≦0.5% Mn:≦2.0% Al:≦0.1% N:0.001〜0.01% 更に、 Cr:≦0.5%Ti:≦0.1% Ni:≦1.0%Nb:≦0.05% Mo:≦0.5%B:≦0.0015% V:≦0.1%Cu:≦0.9% の1種又は2種以上を含み、その他Fe及び不可避的成
    分からなる構造用圧延鋼を連続鋳造して得た鋳片をAc
    _3点以上の温度から冷却速度2℃/sec以上で冷却
    を開始し、該鋳片表裏面から厚みの1/8程度迄の表層
    部をAr_3点以下に冷却して該冷却を中止し、該冷却
    、復熱を2回以上経由させる経過で鋳片の復熱が終了す
    る迄の間に仕上圧延を開始し、該仕上圧延終了後該鋳片
    の表裏面から厚みの1/8程度迄をAc_3点未満に復
    熱する事を特徴とする詭性亀裂伝播停止特性と低温靭性
    の優れた綱板の製造方法。
  3. (3)重量%で、 C:0.01〜0.30% Si:≦0.5% Mn:≦2.0% Al:≦0.1% N:0.001〜0.01% その他Fe及び不可避的成分からなる構造用圧延鋼を連
    続鋳造して得た鋳片をAc_3点以上の温度から冷却速
    度2℃/sec以上で冷却を開始し、該鋳片表裏面から
    厚みの1/8程度迄の表層部をAr_3点以下に冷却し
    て該冷却を中止し、該冷却、復熱を2回以上経由させる
    経過で鋳片の復熱が終了する迄の間に仕上圧延を開始し
    、該仕上圧延終了後該鋳片の表裏面から厚みの1/8程
    度迄をAc_3点以上に復熱する事を特徴とする詭性亀
    裂伝播停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方法。
  4. (4)重量%で、 C:0.01〜0.30% Si:≦0.5% Mn:≦2.0% Al:≦0.1% N:0.001〜0.01% 更に、 Cr:≦0.5%Ti:≦0.1% Ni:≦1.0%Nb:≦0.05% Mo:≦0.5%B:≦0.0015% V:≦0.1%Cu:≦0.9% の1種又は2種以上を含み、その他Fe及び不可避的成
    分からなる構造用圧延鋼を連続鋳造して得た鋳片をAc
    _3点以上の温度から冷却速度2℃/sec以上で冷却
    を開始し、該鋳片表裏面から厚みの1/8程度迄の表層
    部をAr_3点以下に冷却して該冷却を中止し、該冷却
    、復熱を2回以上経由させる経過で鋳片の復熱が終了す
    る迄の間に仕上圧延を開始し、該仕上圧延終了後該鋳片
    の表裏面から厚みの1/8程度迄をAc_3点以上に復
    熱する事を特徴とする詭性亀裂伝播停止特性と低温靭性
    の優れた綱板の製造方法。
  5. (5)上記請求項1〜4に記載の前記復熱過程中の圧延
    終了後、鋼板温度を5〜300秒保持した事を特徴とす
    る詭性亀裂伝播停止特性と低温靭性の優れた綱板の製造
    方法。
  6. (6)上記請求項1〜5に記載の復熱終了後の綱板を4
    0℃/秒以下の冷却速度で650℃以下迄冷却をする事
    を特徴とする詭性亀裂伝播停止特性と低温靭性の優れた
    鋼板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04141517A (ja) * 1990-09-28 1992-05-15 Nippon Steel Corp 脆性亀裂伝播停止特性と低温靭性の優れた鋼板の製造方法
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JP2008169467A (ja) * 2006-12-14 2008-07-24 Nippon Steel Corp 脆性き裂伝播停止性能に優れた高強度厚鋼板及びその製造方法
JP2009287086A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Sumitomo Metal Ind Ltd 圧延方向に対し45°方向のアレスト特性に優れた高強度厚肉鋼板およびその製造方法

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