JP2706122B2 - 低温靭性の優れた鋼材の製造方法 - Google Patents

低温靭性の優れた鋼材の製造方法

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JP2706122B2 JP2245289A JP2245289A JP2706122B2 JP 2706122 B2 JP2706122 B2 JP 2706122B2 JP 2245289 A JP2245289 A JP 2245289A JP 2245289 A JP2245289 A JP 2245289A JP 2706122 B2 JP2706122 B2 JP 2706122B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はC:0.10%以下の溶鋼を鋳造凝固せしめ凝固後
のオーステナイト(以下γと略す)を数mm以下の等軸粒
にし、該鋼がAr3点温度以上にある間にγの再結晶可能
下限温度(以下Tpと略す)以上1300℃以下の温度で5分
以上保持することによりMnSを析出させ、引き続き再結
晶域において鋳造厚の10%以上の圧延を行うことにより
凝固γを細粒化させ、経済的に靭性の優れた鋼材を製造
する方法に関するものである。
〈従来の技術〉 熱間圧延プロセスにおいては近年、省エネルギー効果
が高いことから、連続鋳造鋳片を鋳造直後に直接熱間圧
延(以下DRと略す)する方法、及び温鋳片を補足加熱し
て圧延(以下HDRと略す)する方法が実用化されてい
る。
他方では連続鋳造鋳片の厚さを製品厚さに近い50mm〜
100mmで抽出する連続鋳造方法が実用化されつつあり、
該連続鋳造方法で鋳造したスラブをDRにより鋼板とする
製造プロセスが種々検討されている。
この場合DRは通常数mm〜数十mmという凝固時の粗大γ
粒から圧延を開始し、しかも従来の鋳片厚さ250〜300mm
に加える圧下比より格段に小さい1〜2程度でも安定・
円滑に目標とする形状、材質を提供することが望まれて
いる。
この要望に応えるものとして例えば、 特開昭61−213322号公報に開示されているように、圧
延再結晶によらずに微細かつ多量に分散析出させたTi酸
化物を含有する鋳片をその後の冷却途上に於いて900℃
以上の温度で最終的な厚み迄圧延を行った後、加速冷却
して微細なウィドマンシュテッテン状のフェライトプレ
ート組織、即ち微細ベーナイト組織(以下微細ベーナイ
ト組織と略す)を有する強靭鋼板を製造する方法。
特願昭61−146072号公報に開示されているように、Ti
を含む鋼から連続鋳造によって得られた高温鋳片を直接
あるいは表面温度を中心温度と同じにする程度の保熱、
加熱を行った後、圧延を開始し、Ar3点以上で圧下比≧
4(圧下率≧97.5%)、再結晶域圧延率50%以上で熱間
圧延を終了することを特徴とする強靭な厚鋼板の製造方
法。
特開昭60−75518号公報に示されているように、連続
鋳造によって得られた鋳片を直接あるいは変態完了前に
加熱炉へ装入し、再結晶温度以上で5%以上の圧下を3
回以上加え粗大γを部分的再結晶により細粒化させ、引
き続き1050℃以下再結晶温度以上で15%以上の圧下を3
回以上加え再結晶域低温側における大圧下圧延によりγ
を整細粒化させることを特徴とする低温靭姓の改善に有
効な熱間圧延法が提示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 前記の方法は、鋼板の靭性を確保するため、鋳片内
に微細かつ多量に分散析出させたTi酸化物からγ/α
(フェライト)変態させ微細ベーナイト組織を確保する
ことをその達成手段としているため、Ti添加に伴いコス
トが増加する。
また、の方法は、鋼板の靭性を確保するために、圧
下比、再結晶域圧延率、仕上げ温度について制約条件を
設けているが、実施例に示されている通り、vTrs≦−60
℃が安定しては得られず、特に造船Eグレード等の低温
靭性の要求の厳しい鋼材については低温靭性が劣化す
る。
また、圧下比1〜4の時は靭性が確保できない等種々
の課題がある。
前記の方法は凝固粗大γを整細粒化させるために、
再結晶温度以上で1パス5%以上の圧下を3回以上加
え、凝固粗大γを部分再結晶させ、引き続き再結晶域低
温側、具体的には実施例で示されているように、Nb添加
鋼で900℃以上1050℃以下の温度域で1パス15%以上の
強圧下を行うことをその達成手段としており、合計少な
くとも6回以上の圧延を行わなければならず、パス回数
の増加に伴い圧延効率が低下する。
また、実施例に示されているのはNb添加鋼のみでTpが
Nb鋼より低いと考えられるSi−Mn鋼(関根寛、丸山忠
克:鉄と鋼58(1972),p72)、あるいはSi−Mn鋼よりTp
が高いと考えられるTi鋼(栗原一久ら:鉄と鋼73(198
7),S1399)については実施例の中で示されておらず、S
i−Mn鋼、Ti鋼の高靭化方法は具体的には不明である。
本発明は以上に説明した従来技術が有する、 Ti添加に伴うコスト増加。
造船Eグレード等に必要なvTrs≦−60℃の靭性が安定
して得られていないという低温靭性劣化。
圧下比1〜4の時の靭性劣化。
パス回数の増加に伴う圧延効率の低下。
Si−Mn鋼、Ti鋼等の靭性確保方法の不明。
等の課題を従来の圧延技術で用いられなかった製造条
件により解決し、該提案で得られる鋼材と同等あるいは
それ以上の材質を有するブルーム、ビレット、スラブ、
鋼板、型鋼、鋼管等の鋼材の製造方法を提供するもので
ある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記の目的を達成するために、 Cを0.1%以下とすることにより板厚の全厚に渡って凝
固した状態のγを数mm以下の等軸γにして再結晶しやす
くさせること、溶鋼鋳造後、該鋼がAr3点温度以上にあ
る間にTp以上1300℃以下の温度で5分以上保持すること
によりMnSを析出させることと、引き続き再結晶域で鋳
造厚の10%以上の圧延を行うことを基本手段とし、更
に、 Ar3以上Ar3点+100℃以下で圧延を終了すること Ar3点以上で全圧下率50%以上の圧延を行うこと、の
何れか、又は相乗効果により更に靭性向上を図るもの
で、具体的には次の手段を用いることを特徴としてい
る。
(1)重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
の温度域にて鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第1
の手段とし、 (2)重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間に800℃以上1300℃以
下の温度で5分以上保持した後、800℃以上の温度域に
て鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第2の手段と
し、 (3)重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Nb:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
の温度域にて鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第3
の手段とし、 (4)重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Nb:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間に900℃以上1300℃以
下の温度で5分以上保持した後、900℃以上の温度域に
て鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第4の手段と
し、 (5)重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
の温度域にて鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第5
の手段とし、 (6)重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間に950℃以上1300℃以
下の温度で5分以上保持した後、950℃以上の温度域に
て鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第6の手段と
し、 (7)重量%で C:0.005〜0.10% Al:≦0.1% Si:0.01〜0.80% Nb:0.002〜0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% S:≦0.025% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
の温度域にて鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第7
の手段とし、 (8)重量%で C:0.005〜0.10% Al:≦0.1% Si:0.01〜0.80% Nb:0.002〜0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% S:≦0.025% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
後、該鋼がAr3点温度以上にある間に950℃以上1300℃以
下の温度で5分以上保持した後、950℃以上の温度域に
て鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを第8の手段と
し、 (9)重量%で Cu:≦1% Zr:≦0.1% Ni:≦10% Ca:≦0.008% Cr:≦1% B:≦0.006% Mo:≦1% REM:≦0.01% V:≦0.2% の1種又は2種以上を含むことを第1乃至第8の手段の
何れかに加えることを第9乃至第16の手段とし、 (10)第1乃至第16の手段の何れかで圧延を開始した
後、Ar3点以上Ar3点+100℃以下で圧延を終了すること
を第17乃至第32の手段とし、 (11)第1乃至第16の手段の何れかで圧延を開始した
後、Ar3点以上で全圧下率50%以上の圧延を行うことを
第33乃至第48の手段とし、 (12)第1乃至第16の手段の何れかで圧延を開始した
後、Ar3点以上Ar3点+100℃以下で全圧下率50%以上の
圧延を終了することを第49乃至第64の手段とし、 (13)第1乃至第64の手段の何れかで圧延を行った後、
Ar3−100℃以上から200℃以上までの温度範囲を1.5℃/s
ec以上40℃/sec以下の速度で連続的に冷却することを第
65乃至第128の手段とし、 (14)第65乃至第128の手段の何れかで冷却した後に、A
c1点以下の温度で焼き戻すことを第129乃至第192の手段
とするものである。
上記各手段における各元素の添加量限定理由を以下に
述べる。
Cは強度を確保するために添加するものであるが、包
晶反応が始まる0.10%を超えると凝固したγが数mmの等
軸γから数十mmの伸長γに変わり再結晶しにくくなると
いうことを本発明者らは実験の結果知見したので、上記
の範囲に限定する。
Si,Mnは共に強度と靭性、溶接性の点から、Alは経済
性の点から、上記の範囲に限定するものであり、SはMn
と共に凝固γを再結晶しやすくさせるために本発明特有
のMnSの形成と靭性の点から上記の範囲とするものであ
る。
また、Nbは強度を高めるために、Tiは強度・靭性・継
手靭性を向上させるものである。Tiを添加した場合、保
定により前述のMnSに加え0.1μm以下の微細なTi(CN)
が析出し、この析出物が凝固γの細粒化に一層寄与し、
靭性が向上する。
また、Cuは溶接金属の熱間割れを防止する点から、Ni
は経済性を確保する点から、Cr,Mo,Vは熱影響部の靭性
の劣化を防止する点から、又焼き入れ性を向上するBは
変態過程での熱間割れを防止する点から、延性や切り欠
き靭性を向上するためのZr,Ca,REMはそれぞれ表面欠陥
の発生防止、清浄度維持の点から上記した各々は上記の
範囲に限定する。上記した、それぞれの元素の添加目的
とその効果は、Cを除き当利用分野で通常用いられてい
る添加目的と、その期待効果の範囲にある。
〈作用〉 本発明者等は、前記した問題点を解決し、熱経済性の
優れた高い実用性を発揮する高靭性鋼材の製造方法を確
立するために実験・検討を重ねた結果、第1図に示すよ
うに、Tp以上の温度域で行う鋳造厚の10%以上の圧延に
先立ち、Tp以上1300℃以下の温度域で5分以上保持する
と、数mm程度の凝固γは圧延後200μm以下の整細粒に
再結晶するので再結晶域低温側(Tp〜Tp+150℃未満)
における大圧下圧延を繰り返す必要もなく、圧下率10%
以上でvTrs≦−30℃の靭性を円滑かつ安定して得られる
ことを見出したのである。
Tp以上1300℃以下の温度での保持時間が5分未満の場
合、又は保定温度が1300℃超の場合、鋳造厚の10%以上
の圧延を行っても凝固γは十分に細粒化せず200μm以
下のγ粒は得られず、靭性はvTrs≦−30℃に達しない。
また、第2図に示すように、Tp以上1300℃以下の温度
で5分以上保持した後に、C≦0.10%、Tp以上の温度範
囲で鋳造厚の10%以上の圧延を行うと、圧延後のγは20
0μm以下の整細粒に再結晶し、再結晶域低温側(Tp〜T
p+150℃未満)における大圧下圧延を繰り返す必要もな
く、圧下率10%以上でvTrs≦−30℃の靭性を円滑かつ安
定して得られることを見出したのである。C>0.10%の
場合は、凝固後のγは数十mmの伸長γを呈し、圧延条件
が本発明の条件を満足しても圧延後のγは部分再結晶、
又は未再結晶状態を示し細粒化せずvTrs≦−30℃の靭性
は得られない。
更に、第3図に示すようにTp以上1300℃以下の温度で
5分以上保持した後に、Tp以上の温度域で鋳造厚の10%
以上の圧延を行うことにより数mm程度の凝固γは圧延後
200μm以下の整細粒に再結晶し、再結晶域低温側(Tp
〜Tp+150℃未満)における大圧下圧延を繰り返す必要
もなく、圧下率10%以上でvTrs≦−30℃の靭性を円滑か
つ安定して得られることを見出したのである。
圧延開始温度がTp未満の場合、または圧下量が鋳造厚
の10%未満の場合は、Tp以上1300℃以下の温度で5分以
上保持を行っても何れも凝固γは部分再結晶、又は未再
結晶状態を示して細粒化しないのでvTrs≦−30℃の靭性
は得られない。
更に、第4図に示すようにTp以上1300℃以下の温度で
5分以上保持した後にTp以上の温度域で鋳造厚の10%以
上の圧延を行い、Ar3点以上Ar3点+100℃以下の温度範
囲で圧延を終了するか、または全圧下率50%以上の圧延
を行うと、圧延後のγは100μm以下になり靭性は更に
向上し、靭性レベルはvTrs≦−50℃以下に安定し、更に
Ar3点以上Ar3点+100℃以下の温度範囲で全圧下率50%
以上の圧延を終了すると、圧延後のγは50μm以下にな
りvTrs≦−70℃の靭性レベルを安定して満足し、所期の
目的が達成できることを見出したのである。
仕上げ温度がAr3点+100℃超の場合、又は全圧下率が
50%未満の場合はγが十分に細粒化せずvTrs≦−50℃は
安定しては得られない。
つまり、C:0.10%以下の時にTp以上1300℃以下の温度
で5分以上保持した後にTp以上の温度域で鋳造厚の10%
以上の圧延を行うと、数mmの凝固γが200μm以下に細
粒化し、vTrs≦−30℃の靭性レベルを示し、更に引き続
く圧延により全圧下率50%以上の圧延を行うか、又はAr
3点以上Ar3点+100℃以下で圧延を完了するとγが100μ
m以下に細粒化し、靭性レベルはvTrs≦−50℃に達す
る。更に再結晶域で所定の圧延後Ar3点以上Ar3点+100
℃以下で、全圧下率50%以上の圧延を行うと、γが50μ
m以下に細粒化し、vTrs≦−70℃の靭性レベルが安定し
て得られるのである。
そのようにして得られた鋼材は、全て第1図乃至第4
図に網掛けで示す条件域にあり、得られた鋼材のvTrsは
全て−30℃以下、及び−50℃以下、−70℃以下を満足し
た。
また、本発明の条件を満足する圧延を行った後に第5
図、第6図に示すようにAr3点−100℃以上から200℃以
上迄の温度範囲を1.5℃/sec以上40℃/sec以下の速度で
連続的に冷却すると細粒フェライト、または下部ベーナ
イトが得られ、vTrsは全て−60℃以下を満足した。
冷却開始温度がAr3−100℃未満になると粗大な粒界フ
ェライトが生成し、冷却停止温度が200℃未満の場合及
び冷却速度が40℃/sec超の場合マルテンサイトが生成
し、共にvTrsは−60℃を満足しなかった。
また、冷却速度が1.5℃/sec未満で加速冷却した場合
は上部ベーナイトが生成し、vTrsは−60℃以下を満足し
なかった。
本発明は上記知見を基に成されたもので、本発明を実
施することにより、DR並びに不可避的に行われるHCRに
よる鋼材の製造方法を改革し、これ等の熱経済性、生産
性等から成る実用性を飛躍的に改善するものである。
〈実施例〉 (実施例1) 第1表乃至第4表に第1乃至第16の各発明例と各比較
例に用いた供試鋼の化学成分を、第5表乃至第8表及び
第9表乃至第12表の各々にそれぞれの鋼板の製造条件と
得られた材質を示す。
表に明らかな如く、本発明例の鋼番1乃至120は何れ
もvTrsは−30℃以下を示し、目的の材質を有する鋼材が
得られた。
これ等の本発明例に対し、保定温度又は保定時間が本
発明の範囲を満足していない比較例の鋼番121,124,127,
131,135,141,147,155,158,161,164,169,175,181,189,19
2,195,199,203,209,215,223,226,229,233,237,243,249
は凝固γが再結晶せず細粒化しないためvTrsは−30℃に
達しなかった。
また、全圧下率が本発明の範囲を満足していない比較
例の鋼番122,125,134,139,146,156,159,168,173,180,19
0,193,202,207,214,224,227,236,241,248は凝固γが再
結晶せず細粒化しないためにvTrsは−30℃に達しなかっ
た。
また、全圧下率が本発明の範囲を満足しているものの
Tp以上での圧下率が本発明の範囲を満足していない比較
例の鋼番123,126,128〜130,132,133,136〜138,140,142
〜145,148〜150,157,160,162,163,165〜167,170〜172,1
74,176〜179,182〜184,191,194,196〜198,200,201,204
〜206,208,210,〜213,216〜218,225,228,230〜232,234,
235,238〜240,242,244〜247,250〜252は凝固γが再結晶
しないので結晶粒は細粒化せず、vTrsは−30℃に達しな
かった。
また、Cが本発明の範囲を満足していない比較例、つ
まり鋼番151〜154,185〜188,219〜222,253〜256は凝固
γが再結晶しないので結晶粒は細粒化せず、vTrsは−30
℃に達しなかった。
(実施例2) 第1表乃至第4表に第17乃至第32の各発明例と各比較
例に用いた供試鋼の化学成分を、第13表乃至第16表及び
第17表乃至第20表の各々にそれぞれの鋼板の製造条件と
得られた材質を示す。
表に明らかな如く本発明例の鋼番257乃至376は何れも
vTrsは−50℃以下を示し、目的の材質を有する鋼材が得
られた。
これ等の本発明例に対し、仕上げ温度が本発明の範囲
を満足していない比較例の鋼番379,384,389,393,397,40
1,405,413,421,426,436,447,453,462,470,481,489,496,
502,508は凝固γの粒径が100μm以下に細粒化せず、vT
rsは−50℃に達しなかった。
また、仕上げ温度は本発明の範囲を満足しているもの
の、圧延開始温度又はTp以上での圧下率が本発明の範囲
を満足していない鋼番378,381,382,385,386,388,390,39
2,394〜396,398〜400,402,404,406,412,415,416,418,41
9,422〜424,427〜430,432〜435,438〜440,446,449,450,
452,454,456〜458,460,461,463,464,466〜469,472〜47
4,480,483,484,486〜488,490〜492,494,495,497,498,50
0,501,503,504,506,507は凝固γの粒径が100μm以下に
細粒化せず、vTrsは−50℃に達しなかった。
また、仕上げ温度、圧延開始温度、Tp以上での圧下率
は本発明の範囲を満足しているものの保定温度又は保定
時間が本発明の範囲を満足していない比較例、つまり鋼
番337,380,383,387,391,403,411,414,417,420,425,431,
437,445,448,451,455,459,465,471,479,482,485,493,49
9,505は凝固γが100μm以下に細粒化せず、vTrsは−50
℃に達しなかった。
また、Cが本発明の範囲を満足していない比較例、つ
まり鋼番407〜410,441〜444,475〜478,509〜512は凝固
γが再結晶しないため細粒化せず、vTrsは−50℃に達し
なかった。
(実施例3) 第1表乃至第4表に第33乃至第48の各発明例と各比較
例に用いた供試鋼の化学成分を、第21表乃至第24表及び
第25表乃至第28表の各々にそれぞれの鋼板の製造条件と
得られた材質を示す。
表に明らかな如く本発明例の鋼番513乃至632は何れも
vTrsは−50℃以下を示し、目的の材質を有する鋼材が得
られた。
これ等の本発明例に対し、全圧下率が本発明の範囲を
満足していない比較例の鋼番634,638,642,646,651,652,
656,662,668,672,676,677,680,685,686,689,696,702,70
6,710,714,719,723,730,736,740,744,748,753,754,757,
764は凝固γの粒径が100μm以下に細粒化せず、vTrsは
−50℃に達しなかった。
また、全圧下率は本発明の範囲を満足しているもの
の、Tp以上での圧下率が本発明の範囲を満足していない
鋼番635,637,640,641,644,645,648〜650,654,655,657,6
58,660,661,669,671,674,675,678,679,682〜684,686,68
8,690〜692,694,695,703,705,708,709,712,713,716〜71
8,720,722,724〜726,728,729,737,739,742,743,746,74
7,750〜752,756,758〜760,762,763は凝固γの粒径が100
μm以下に細粒化せず、vTrsは−50℃に達しなかった。
また、保定温度、保定時間が本発明の範囲を満足して
いない鋼番633,636,639,643,647,653,659,667,670,673,
676,681,687,693,701,704,707,711,715,721,727,735,73
8,741,745,749,755,761は凝固γが100μm以下に細粒化
せず、vTrsは−50℃に達しなかった。
また、Cが本発明の範囲を満足していない鋼番663〜6
66,697〜700,731〜734,765〜768は凝固γが100μm以下
に細粒化しないため、vTrsは−50℃に達しなかった。
(実施例4) 第1表乃至第4表に第49乃至第64の各発明例と各比較
例に用いた供試鋼の化学成分を、第29表乃至第32表及び
第33表乃至第36表の各々にそれぞれの鋼板の製造条件と
得られた材質を示す。
表に明らかな如く本発明例の鋼番769乃至888は何れも
vTrsは−70℃以下を示し、目的の材質を有する鋼材が得
られた。
これ等の本発明例に対し、全圧下率又は仕上げ温度が
本発明の範囲を満足していない比較例の鋼番つまり890,
891,894,869,898,900,902,907,908,912,913,918,924,92
8,932,933,936,940,941,945,952,958,959,962,968,970,
972,975,978,979,986,992,993,996,999,1000,1004,100
6,1009,1010,1013,1016,1020は凝固γが50μm以下に細
粒化しないため、vTrsは−70℃に達しなかった。
また、Tp以上での圧下率が本発明の範囲を満足してい
ない比較例の鋼番つまり893,897,901,904〜906,910,91
1,914,916,917,925,927,930,931,934,935,938,939,942,
944,946〜948,950,951,961,964〜966,969,973,974,976,
980〜982,984,985,995,998,1002,1003,1007,1008,1012,
1014,1015,1018,1019は凝固γが50μm以下に細粒化し
ないため、vTrsは−70℃に達しなかった。
また、保定温度、保定時間が本発明の範囲を満足して
いない比較例の鋼番つまり889,892,895,899,903,909,91
5,923,926,929,937,943,949,975,960,963,967,971,977,
983,991,994,997,1001,1005,1011,1017は凝固γが50μ
m以下に細粒化しないため、vTrsは−70℃に達しなかっ
た。
また、Cが本発明の範囲を満足していない比較例の鋼
番つまり919〜922,953〜956,987〜990,1021〜1024は凝
固γが50μm以下に細粒化しないため、vTrsは−70℃に
達しなかった。
(実施例5) 第1表乃至第4表に第65乃至第192の各発明例と各比
較例に用いた供試鋼の化学成分を、第37表乃至第40表及
び第41表乃至第44表の各々にそれぞれの鋼板の製造条件
と得られた材質を示す。
表に明らかな如く本発明例の鋼番1025乃至1144は何れ
もvTrsは−60℃以下を示し、目的の材質を有する鋼材が
得られた。
これ等の本発明例に対し、冷却開始温度、冷却停止温
度、又は冷却速度が本発明の範囲を満足していない比較
例、つまり鋼番の1145〜1148,1150〜1153,1155〜1158,1
160〜1168,1170〜1174,1179〜1184,1186〜1188,1190〜1
193,1195〜1204,1206〜1208,1213〜1217,1219〜1221,12
23〜1226,1228〜1236,1238〜1242,1247〜1251,1253〜12
55,1257〜1260,1262〜1270,1272〜1276は細粒フェライ
トまたは下部ベーナイト組織が得られずvTrsは−60℃に
達しなかった。
また、焼戻し温度が本発明の範囲を満たさない比較
例、即ち鋼番の1149,1154,1159,1169,1185,1189,1194,1
205,1218,1222,1227,1237,1252,1256,1261,1271は細粒
フェライトまたは下部ベーナイト組織が見られず、vTrs
は−60℃に達しなかった。
また、Cが本発明の範囲外の比較例、つまり鋼番の11
75〜1178,1209〜1112,1243〜1246,1277〜1280は細粒フ
ェライトまたは下部ベーナイト組織が得られず、vTrsは
−60℃に達しなかった。
〈発明の効果〉 本発明は上述の如く、C:0.10%以下とすることにより
鋳造厚みの全厚に渡って凝固後のγを数mm以下の等軸γ
にし、凝固γをTp以上1300℃以下の温度で5分以上保持
した後にTp以上の温度域で鋳造厚の10%以上の圧延を行
うことにより凝固γを細粒化させ、靭性を向上するもの
であり、さらに仕上げ圧延をAr3点以上Ar3点+100℃以
下の低温域で行い、Ar3点以上での全圧下率を50%以上
にして、両者の相乗効果により靭性を更に改善するもの
であり、鋳造鋼を直接圧延するDRにおいても、また鋼片
がAr3点以上の温度域にある時点から再加熱を行った後
に圧延に供するHCRの場合も、それぞれが製造する靭性
の優れた鋼材を熱経済性良く高い生産性の下に製造する
ことを可能にする等、当分野にもたらす効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋳造厚の10%以上の圧延を行った鋼材の保定温
度、保定時間、圧延仕上温度とvTrsの関係を図示した図
であり、第2図はC量、圧延仕上温度とvTrsの関係を図
示した図であり、第3図は圧延を行った鋼材のTp以上の
温度域での圧下率と圧延仕上温度とvTrsの関係を図示し
た図であり、第4図は本発明における保定を行った後、
圧延を行った鋼材の仕上げ温度並びに全圧下率とvTrsの
関係を図示した図である。 また、第5図、第6図は本発明における圧延後の加速冷
却条件つまり冷却開始温度、冷却停止温度、冷却速度と
vTrsの関係を示した図である。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
    再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
    持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
    の温度域で鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴と
    する低温靭性の優れた鋼材の製造方法。
  2. 【請求項2】重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間に800℃以上1300℃以
    下の温度で5分以上保持した後、800℃以上の温度で鋳
    造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴とする低温靭性
    の優れた鋼材の製造方法。
  3. 【請求項3】重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Nb:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
    再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
    持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
    の温度域で鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴と
    する低温靭性の優れた鋼材の製造方法。
  4. 【請求項4】重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Nb:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間に900℃以上1300℃以
    下の温度で5分以上保持した後、900℃以上の温度で鋳
    造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴とする低温靭性
    の優れた鋼材の製造方法。
  5. 【請求項5】重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
    再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
    持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
    の温度域で鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴と
    する低温靭性の優れた鋼材の製造方法。
  6. 【請求項6】重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間に950℃以上1300℃以
    下の温度で5分以上保持した後、950℃以上の温度で鋳
    造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴とする低温靭性
    の優れた鋼材の製造方法。
  7. 【請求項7】重量%で C:0.005〜0.10% Nb:≦0.002〜0.1% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% S:≦0.025% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間にオーステナイトの
    再結晶可能下限温度以上1300℃以下の温度で5分以上保
    持した後に、オーステナイトの再結晶可能下限温度以上
    の温度域で鋳造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴と
    する低温靭性の優れた鋼材の製造方法。
  8. 【請求項8】重量%で C:0.005〜0.10% S:≦0.025% Si:0.01〜0.80% Al:≦0.1% Mn:0.20〜2.00% Ti:0.002〜0.1% Nb:0.002〜0.1% を含み残部鉄及び不可避的成分から成る溶鋼を鋳造凝固
    後、該鋼がAr3点温度以上にある間に950℃以上1300℃以
    下の温度で5分以上保持した後、950℃以上の温度で鋳
    造厚の10%以上の圧延を行うことを特徴とする低温靭性
    の優れた鋼材の製造方法。
  9. 【請求項9】重量%で Cu:≦1% Zr:≦0.1% Ni:≦10% Ca:≦0.008% Cr:≦1% B:≦0.006% Mo:≦1% REM:≦0.01% V:≦0.2% の1種又は2種以上を含むことを特徴とする特許請求範
    囲第1項乃至第8項の何れかに記載の低温靭性の優れた
    鋼材の製造方法。
  10. 【請求項10】特許請求範囲第1項乃至第9項の何れか
    に記載の方法で圧延を開始した後、Ar3点以上Ar3点+10
    0℃以下で圧延を終了することを特徴とする低温靭性の
    優れた鋼材の製造方法。
  11. 【請求項11】特許請求範囲第1項乃至第9項の何れか
    に記載の方法で圧延を開始した後、Ar3点以上で全圧下
    率50%以上の圧延を行うことを特徴とする低温靭性の優
    れた鋼材の製造方法。
  12. 【請求項12】特許請求範囲第1項乃至第9項の何れか
    に記載の方法で圧延を開始した後、全圧下率50%以上の
    圧延をAr3点以上Ar3点+100℃以下で終了することを特
    徴とする低温靭性の優れた鋼材の製造方法。
  13. 【請求項13】特許請求範囲第1項乃至第12項の何れか
    に記載の方法で圧延を行った後、Ar3点−100℃以上から
    200℃以上までの温度範囲を1.5℃/sec以上40℃/sec以下
    の冷却速度で連続的に冷却することを特徴とする低温靭
    性の優れた鋼材の製造方法。
  14. 【請求項14】特許請求範囲第13項に記載の方法で冷却
    した後、Ac1点以下の温度で焼き戻すことを特徴とする
    低温靭性の優れた鋼材の製造方法。
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