JPH03259860A - 毎葉整列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、不織布、紙或いは各種フィルム等から成る小
寸シー１へ状ワーク、具体的には茶などの食品用パック
、使い捨て簡易マスク、化粧用品等を整然と横向き重合
状態で整列させる為の装置に関する。

（従来の技術） 上記のような小寸シーＩ・状ワークは、それ自体可撓性
がありまた折れ曲がったりし易い為、その整然とした整
列は非常に難しい。従来から実用化されているこの種ワ
ークの整列装置としては、スクリュー式（スクリューの
中に製品ワークを入れ回転と共に製品を押し出してゆく
方式）、羽根式（円盤に溝を等間隔で形成し供給される
製品ワークを逐次この溝の中にいれてゆく方式）、型車
式（ロールの周体に爪を形成しこの爪でワークを挟み込
む方式）等がある。

（発明が解決しようとする課題） 然し乍ら．上記実用化されている方式の場合、整然とし
た整列がなし得ない、製品しこ傷が付き易い、製品供給
速度の影響を受は易く製品に皺が寄ったりする、等夫々
に一長一短があり、その為作業者の手作業を多く必要と
し、生産工程全体を非効率なものとする一因ともなって
いた。

本発明は、上記に鑑みなされたものであり、整然且つ製
品に傷を付けることなく、しかも製品供給速度の変化に
も十分対応することが出来、更に３− 自動包装化をも可能とする極めて効率的な毎葉整列装置
を提供せんとするものである。

（課題を解決する為の手段） 上記目的を達成する本発明の毎葉整列装置を添付図面に
基づき説明する。第１図は本発明装置の一例を示す斜視
図、第２図は同縦断側面図、第３図は第２図のｍ−ｍ線
断面図、第４図は同機能説明図、第５図は同動作説明図
、第６図はストッパー作動時の状態を示す第２図と同様
図である。

即ち、本発明の毎葉整列装置は、コンベア１から連続供
給される小寸シート状ワークＷ・を横向き重合状態で整
列する装置であって、 上記コンベア１の末端部に配設され、周体が反回転方向
に小径部２１から大径部２２に漸次径大化する複数（ｎ
）個のワーク受止ゾーン２３・・に均等分割され、且つ
横軸２ｏの廻りに協働回転可能に軸装された２枚の平行
な整列ディスク２，２と、該整列ディスク２，２の間か
ら前方に延出された整列台３（、 前記コンベア１から整列ディスク２，２のワーり受止ゾ
ーン２３にワークＷが受渡され且つ該受止ゾーン２３か
ら前記整列台３しこワークＷを引渡す迄の間、当該ワー
クＷを受止ゾーン２３の表面に吸着させる吸着手段４と
、 偏心駆動入力ギヤ５］、該入力ギヤ５１に噛合する偏心
動力伝達ギヤ５２及び該伝達ギヤ５２と整列ディスク２
，２とを係結する動力伝達索体５３より成り、上記整列
ディスク２，２が１　／　ｎ回転する間、低速から高速
及び高速から低速に速度変化するよう且つワークＷの受
渡し及び引渡しの時に最低速となるよう駆動入力ギヤ５
１、動力伝達ギヤ５２及び動力伝達索体５３の整合がな
された動力伝達手段５（、 より成ることを特徴とする。

（作用） 上記構成の毎葉整列装置に於いて、コンベア１からはワ
ークＷ・・・が連続的に供給される。この連続供給され
るワークＷは、連続回転する整列ディスク２，２の受止
ゾーン２３．２３に１枚ずつ跨架するよう受渡される。

この時、整列ディスク２゜２は最低速で回転しており、
コンベア１による一定供給速度に対し十分な待ち時間を
有することになり、ワークＷは上記受止ゾーン２３．２
３に確実に受渡される。また、各受止ゾーン２３の遠心
方向はオープンであるから、ワークＷの厚み、形成いは
質に関係なく全て受止することが出来、皺等が発生する
懸念がなく、更に、コンベア１の供給速度の変化により
ワークＷの受渡し位置が多少前後にずれても受止ゾーン
２３によって吸収することができる。そしてこのとき、
受渡されたワークＷは吸着手段４により受止ゾーン２３
，２３の表面に吸着される。その後整列ディスク２，２
は加速状態で回転し、途中最高速段階を経た後漸次回転
速度を低めワーク引渡し段階では最低速状態で回転する
。この時、ワークＷの吸着が解除され、引き続く整列デ
ィスク２，２の回転に伴い両ディスク２，２の間から前
方に延びる整列台３上にワークＷがそっと置かれるよう
に起立状態で引渡される。整列台３上に引渡されたワー
クＷは、その後の整列ディスク２，２の回転に伴う受止
ゾーン２３．２３の径大化の作用を受けて前方に押しや
られ、既整列のワークＷ・・・に押し付けられ、整然と
整列される。

上記ワークＷの受渡し乃至引渡し及び整列のメカニズム
を第４図及び第５図を参照して更に詳細に説明する。即
ち、コンベア１からワークＷが受渡される時は、上記受
止ゾーン２３．２３のいずれかが、その小径部２１にワ
ークＷの先端部分が乗るような回転位置Ｐ１にあり、こ
のＰ１位置では、動力伝達手段５の偏心駆動入力ギヤ５
１の最小径部分と偏心動力伝達ギヤ５２の最大径部分と
が噛合し、整列ディスク２，２は最低速度で回転する。

そしてこの時には、受止ゾーン２３．２３表面の吸着が
開始されており、上記低速度回転とも相俟ってワークＷ
は緩やかに且つ衝撃を伴わず確実に受止ゾーン２３．２
３に受渡される。その後駆動入力ギヤ５１は径大化する
方向に、一方動力伝達ギャ５２は径小化する方向に、相
互噛合回転し、これにより整列ディスク２，２は加速回
転する。途中Ｐ２位置を経てギヤ５１．５２が１／７− ２回転した時には、駆動入力ギヤ５１の最大径部分と動
力伝達ギヤ５２の最小径部分とが噛合し、Ｐ３位置では
整列ディスク２，２は最高速度で回転する。その後はギ
ヤ５１．５２の噛合関係が上記とは逆になり、整列ディ
スク２，２の回転速度が漸次低下し、Ｐ４位置を経てギ
ヤ５１．５２が一回転した最低速のワーク引渡し位置Ｐ
５に至る。

上記Ｐ１位置からＰ５位置の直前までは吸着手段４が作
動し、ワークＷは受止ゾーン２３．２３の表面に吸着さ
れた状態で回転移送される。斯くして、ワーク引渡位置
Ｐ５では、整列ディスク２゜２が最低速で回転し、且つ
吸着が解除されているから、ワークＷは整列台３上に何
等衝撃を伴わず起立状態でそっと置かれることになる。

整列台３上に置かれたワークＷは、その後の整列ディス
ク２．２の回転に伴う受止ゾーン２３．２３の径大化部
分の圧接作用を受け、前方に押しやられ既整列ワークＷ
・・・の最後列ワークＷの背後に押し付けられて整列さ
れる〔第５図（ロ）参照〕。Ｐ５位置でワークＷの引渡
しが行なわれている間、次の受止ゾーン２３．２３がＰ
１位置に位置し、上記と同じ要領でワークＷの受渡しが
なされる。このような連続的な繰り返しにより、コンベ
ア１から供給されるワークＷ・・・は逐次整列台３上に
横向き重合状態で整列されてゆく。

上記各受止ゾーン２３．２３でのワーク受渡しから引渡
しの一連の速度変化のサイクルは、相互に噛合する各偏
心ギヤ５１．５２の一回転サイクルと符合する。従って
、整列ディスク２に受止ゾーン２３がｎ個ある場合は、
動力伝達索体５３による動力伝達ギヤ５２から整列ディ
スク２に対する動力伝達比はｎ：１、即ち動力伝達ギヤ
５２がｎ回転したとき整列ディスク２が１回転するよう
な整合関係に設定される。

上記の如く、ワークＷの受渡し及び引渡しの時に整列デ
イグ２，２の回転速度を低速とすることにより、受渡し
及び引渡しがワークＷの傷付きや皺寄りを惹起すること
なく確実になされ、またコンベア１による一定速度のワ
ークの供給にも適確に対応出来、更に途中の加速により
整列台３への移送効率が高められる。

（実施例） 次に実施例について述べる。回倒は、整列ディスク２の
周体が３個の受止ゾーン２３・・に均等分割された例を
示し、各受止ゾーン２３間の小径部２］と大径部２２と
の境界部は略求心方向に沿った段壁部２４とされている
。ワークＷは、コンベア１からこの段壁部２４に軽く当
たるよう供給され、この時整列ディスク２，２は最低速
で回転しているから、その衝撃が少ない。

コンベア１は、上下平行に隣接配置された２個の無端ベ
ルトコンベア１１．１２より成り、整列ディスク２，２
へのワーク受渡位置では上側のコンベア１１が先側に突
出している。ワークＷ・・は上下のコンベア１１．１２
に挟まれた状態で移送され、下側コンベア］２から離脱
したワークＷが」二側コンベア１１の摩擦抵抗によりな
お少許移送作用を受け、受止ゾーン２３．２３の所定位
置に確実に平置きされるようになされている。該コンベ
ア１のワーク受渡し位置の適所に、光電管等のセンサー
１３が設置され、供給・受渡されるワークＷ・・・の枚
数を検出し、これを不図示の計数カウンターｔこ表示す
るようになされる。

ワークの吸着手段４は、整列ディスク２，２間に相対摺
接可能に配置された円筒状真空ドラム４１と、該真空ト
ラム４１の整列ディスク２，２との両側摺接面にワーク
Ｗの受渡し部位から引渡し部位に対応する弧状範囲（約
１２０°）に亘って開設された円弧溝４２．４２と、整
列ディスク２゜２内に掘設され受止ゾーン２３がワーク
Ｗの受渡し乃至引渡しの位置にある間受止ゾーン２３の
表面と上記円弧溝４２とを連通させる吸引通路４３・・
・と、上記真空ドラム４１内と連結された真空ポンプ４
０とより構成されている。−に記真空ドラム４１は、横
軸２０に同心的に設置され、該ドラム４１自体は固定状
態とされ、該ドラム４１の両側部で整列ディスク２，２
が摺接回転する。整列ディスク２の厚み内には、各受止
ゾーン２３の表面から上記摺接面に至る吸引通路４３が
掘設され、整列ディスク２，２の回転に伴い、いずれか
の吸１ 引通路４３が円弧溝４２と連通ずるようになされている
。従って、該真空ポンプ４０からの吸引力は、真空ドラ
ム４１を経て円弧溝４２に連通した吸引通路４３に対応
する受止ゾーン２３、即ち該受止ゾーン２３がワークの
受渡位置から引渡位置に移行する間のみに於いて吸着力
として作用し、他の受止ゾーン２３には作用しないので
ある。

亦、回倒では、上記整列台３の基部側にストッパー６を
上下揺動可能に配置し、整列ワークＷ・・・の所定枚ご
とに該ストッパー６が作動して受止ゾーン２３上のワー
クＷを整列台３に当接する前に受止し、その後の引き続
く整列ディスク２，２の回転に伴う受止ゾーン２３の表
面の押圧力により該ワークＷを上方突出状態で既整列ワ
ークＷに押し付けそのまま整列させるようになされてい
る。

これを更に詳しく述べれば、該ストッパー６は、上下揺
動可能に枢支された断面り型のストッパー板６１と、通
電時に下向きに収縮するソレノイド６２と、該ソレノイ
ド６２の作動ロッド上端に固着され先端部が上記ストッ
パー板６１に当接する】２ 横向きアーム６３と、該アーム６３の基端部を弾力付勢
するスプリング６４とより成る。前記センサー１３によ
り所定枚数の検出がなされると、ソレノイド６２に作動
信号が発振され、第６図に示す如く該ソレノイド６２の
ロッドがスプリング６４の弾力に抗して収縮し、ストッ
パー板６１を押してその先端鉤型受止部６１．　ａを」
−向き揺動回転させる。この揺動回転の結果、受止部６
１ａが整列ディスク２，２によるワークＷの回転移送軌
跡内に至り、該ワークＷを受止する。この時には既に吸
着が解除されており、その後の整列ディスク２．２の回
転により当該ワークＷは受止部６１ａ上に残存する。そ
して、その後の引き続く整列ディスク２，２の回転に伴
う受止ゾーン２３の表面の押圧力により該ワークＷを上
方突出状態で既整列ワークＷに押し付けそのまま整列す
る。このように適宜枚数毎にワークＷを上方突出状態で
整列させるようにすれば、これが目印となり所定枚数毎
の自動梱包が可能となり、梱包工程の大幅な省力化がな
される。

（発明の効果） 叙上の如く、本発明装置によれば、可撓性があり、また
折れ曲がり易く、更には皺が寄り易いシート状ワークで
も、傷付けることなく適確且つ嘘然と整列することが出
来、また製品供給速度の変化にも十分対応出来、更にそ
の後の梱包工程をも含めて完全自動化を可能とするもの
であり、その実用価値は極めて犬である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一例を示す斜視図、第２図は同縦
断側面図、第３図は第２図の■−■線断面図、第４図は
同機能説明図、第５図は同動作説明図、第６図はストッ
パー作動時の状態を示す第２図と同様図である。 （符号の説明） １・・コンベア、　２・・・整列ディスク、　２１小径
部、　２０・・・横軸、　２２・・・大径部、　２３・
・ワーク受止ゾーン、　３・・・整列台、　４・・・吸
着手段、　４０・・・真空ポンプ、　４１・・真空ドラ
ム、４２・・・円弧溝、　４３・・・吸引通路、　５・
・・動力伝達手段、　５１・・・偏心駆動入力ギヤ、　
５２・・・偏心動力伝達ギヤ、　５３・・動力伝達索体
、　６・・・ストッパー、　Ｗ・・・小寸シート状ワー
ク。 以上

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．コンベア（１）から連続供給される小寸シート状ワ
   ーク（ｗ・・・）を横向き重合状態で整列する装置であ
   って、 上記コンベア（１）の末端部に配設され、周体が反回転
   方向に小径部（２１）から大径部（２２）に漸次径大化
   する複数（ｎ）個のワーク受止ゾーン（２３・・・）に
   均等分割され、且つ横軸（２０）の廻りに協働回転可能
   に軸装された２枚の平行な整列ディスク（２）（２）￥
   と￥、 該整列ディスク（２）（２）の間から前方に延出された
   整列台（３）￥と￥、 前記コンベア（１）から整列ディスク（２）（２）のワ
   ーク受止ゾーン（２３）にワーク（ｗ）が受渡され且つ
   該受止ゾーン（２３）から前記整列台（３）にワーク（
   ｗ）を引渡す迄の間、当該ワーク（ｗ）を受止ゾーン（
   ２３）の表面に吸着させる吸着手段（４）と、偏心駆動
   入力ギヤ（５１）、該入力ギヤ（５１）に噛合する偏心
   動力伝達ギヤ（５２）及び該伝達ギヤ（５２）と整列デ
   ィスク（２）（２）とを係結する動力伝達索体（５３）
   より成り、上記整列ディスク（２）（２）が１／ｎ回転
   する間、低速から高速及び高速から低速に速度変化する
   よう且つワーク（ｗ）の受渡し及び引渡しの時に最低速
   となるよう駆動入力ギヤ（５１）、動力伝達ギヤ（５２
   ）及び動力伝達索体（５３）の整合がなされた動力伝達
   手段（５）と、より成ることを特徴とする毎葉整列装置
   。
2. ２．上記ワークの吸着手段（４）が、整列ディスク（２
   ）（２）間に相対摺接可能に配置された真空ドラム（４
   １）と、該真空ドラム（４１）の整列ディスク（２）（
   ２）との両側摺接面にワーク（ｗ）の受渡し部位から引
   渡し部位に対応する弧状範囲に亘って開設された円弧溝
   （４２）（４２）と、整列ディスク（２）（２）内に掘
   設され受止ゾーン（２３）がワーク（ｗ）の受渡し乃至
   引渡しの位置にある間受止ゾーン（２３）の表面と上記
   円弧溝（４２）とを連通させる吸引通路（４３・・・）
   と、上記真空ドラム（４１）内と連結された真空ポンプ
   （４０）とより成る請求項１記載の整列装置。
3. ３．上記整列台（３）の基部側にストッパー（６）を上
   下揺動可能に配置し、整列ワーク（ｗ・・・）の所定枚
   ごとに該ストッパー（６）が作動して受止ゾーン（２３
   ）上のワーク（ｗ）を整列台（３）に当接する前に受止
   し、その後の引き続く整列ディスク（２）（２）の回転
   に伴う受止ゾーン（２３）の表面の押圧力により該ワー
   ク（ｗ）を上方突出状態で既整列ワーク（ｗ）に押し付
   けそのまま整列させるようにした請求項１又は２記載の
   整列装置。