JPH03258966A

JPH03258966A - 燃料噴射装置

Info

Publication number: JPH03258966A
Application number: JP5572990A
Authority: JP
Inventors: Miyuki Horikawa; 堀川　みゆき; Naofumi Fujie; 直文藤江; Kazuo Miyasato; 宮里　和夫; Yukihiro Kajita; 梶田　幸裕; Motonaga Akagi; 赤木　基修; Hirotsugu Sugiura; 裕胤杉浦; Masanori Matsuzaka; 正宣松坂
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1990-03-07
Filing date: 1990-03-07
Publication date: 1991-11-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、燃料噴射装置に関するものであり、例えばエ
ンジンの燃料噴射装置に用いられる。

（従来の技術）従来よりエンジンの燃料噴射装置には様々なものがあり
、例えば電子制御燃料噴射装置では、燃料噴射孔を有す
るボデー内部に燃料室が形成され、二の燃料室内には燃
料が外部から供給されている。

また、燃料噴射孔はソレノイド手段によって制御される
バルブにより開閉され、このソレノイド手段には外部に
配置されるＥ　ＣＵ　（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ　Ｃｏｎ
ｔｒｏｌ　Ｕｎｉｔ）からの電気信号を受けて駆動され
るものである。

このような従来技術の例として、例えば特公昭５６−４
２７３９号公報に開示されたものがある。

（発明が解決しようとする課題）しかし、上述の従来の燃料噴射装置では、ソレノイド手
段の軸方向長さが大きく、また、燃料噴射孔を開閉する
バルブも燃料噴射装置の軸方向に移動するものであるた
め、必然的に燃料噴射装置本体の軸方向長さが大きくな
ってしまう。

また、バルブが軸方向に移動するものであるためやソレ
ノイド手段を使用しているために、バルブ開閉の応答性
の向上には限界があった。

そこで、本発明では燃料噴射装置をコンパクト且つ高応
答性とすることを、その技術的課題とする。

（発明の構成〕（課題を解決するための手段）前述した本発明の技術的課題を解決するために講した本
発明の技術的手段は、燃料噴射装置を、貫通孔を有する
ハウジングと、貫通孔に挿設され一端が円錐形状を有す
るボデーと、ボデー内部に形成される連通路と、貫通孔
に挿設されるノズルボデーと、ハウジングとノズルボデ
ーに挟持される開閉手段とを有し、開閉手段は円環状の
圧電素子と、圧電素子の内周部に固設されるシール部材
とから成るようにしたことである。

（作用）上述した本発明の技術的手段によれば、燃料噴射装置の
軸方向に移動する部材が無いため、コンパクト且つ高応
答性を満足する燃料噴射装置の提供を可能とする。

（実施例）以下、本発明の技術的手段を具体化した実施例について
添付図面に基づいて説明する。

燃料噴射装置１０のハウジング１１は、その中央に貫通
孔１１ａを有している。貫通孔１１ａの図示上側からボ
デー１２が挿設され、このボデー１２の図示下端部は円
錐形状を呈している。ここで、ボデー１２のフランジ部
！２ｂはハウジング１１の一端によりカシメ固定されて
いる。また、ボデ−１２内部には、連通路１２ａが形成
されている。

開閉手段１３は貫通孔１１ａ内の段付部１１ｂまで挿設
され、ハウジング１１とノズルボデー１４とにより挟持
されている。また、ノズルボデー１４は中央に噴射孔１
４ａを有し、その外周部はハウジング１１の他端により
カシメ固定されている。

開閉手段１３は、円環状の圧電素子１５と、その内外周
部以外を包囲する絶縁用の弾性部材１６と、圧電素子１
５の内周部に固設されるシール部材（例えば金属製のも
の）１７とから構成されている。但し、シール部材１７
はボデー１２の円錐面に着脱自在となっているので、貫
通孔１１ａ内のボデー１２の円錐面とシール部材１７と
で包囲される空間は燃料室１８として作用する。

また、前述の連通路１２ａは燃料室１８と燃料源１９と
を連通ずるものであり、燃料源１９と連通路１２ａとの
間には、更に、燃料通路２０と燃料通路２０の途中に配
設される制御弁２１とが配設されている。また、圧電素
子１５と制御弁２１は図示しない制御手段と電気的に接
続されている。

以上の構成を有する燃料噴射装置１０の作動について以
下に説明する。

本発明実施例の燃料噴射装置は例えば自動車エンジンの
燃料噴射装置として作用し、このエンジンが始動される
前には、制御弁２１が燃料通路２１を閉鎖している。

ここで、エンジンが始動されると、制御弁２１が開いて
燃料源１９と燃料室１８とが連通し、燃料室１８には図
示しない燃料ポンプにより加圧された燃料が満たされて
いる。即ち、この状態では圧電素子１５には制御手段か
ら電圧等を印加されることがなく、図面に示すようにシ
ール部材１７がボデー１２の円錐面に着座している。

いま、燃料噴射時期になったとすると、制御手段は圧電
素子１５へ数百ボルトの直流電圧を印加し、この圧電素
子１５は電圧を印加されるとその径方向に縮小するとい
う性質を持つため、シール部材１７がボデー１２の円錐
面から離脱し、燃料室１８内の燃料が噴射孔１４ａから
外部に噴射される。

ここで、噴射孔１４ａは例えばエンジンの吸気管や燃焼
室内に開口している。

この後、燃料噴射時期が終了すると、制御手段は圧電素
子１５への電圧印加を終了するため、燃料室１８内の燃
料は噴射されない。

また、燃料通路２０の制御弁２１下流側には図示しない
流量センサが配設されているので、万が一開閉手段１３
が故障して、燃料室１８内の燃料が噴射孔１４ａから噴
射されたままになってしまった場合には、制御弁２１を
閉じるようになっている。

〔発明の効果〕

以上に示した様に本発明では、噴射孔を直接開閉するも
のではなく、燃料の流路を圧電素子により開閉しており
、燃料噴射装置の軸方向に移動する部材が無いため、コ
ンパクト且つ高応答性を満足する燃料噴射装置の構成が
可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明実施例の燃料噴射装置の一部断面図を示
す。１０・・・燃料噴射装置、１１・・・ハウジング、ｌｌａ・・・貫通孔、１２・・
・ボデー、１２ａ・・・連通路、１３・・・開閉手段、
１４・・・ノズルボデー１５・・・圧電素子、１７・・
・シール部材。

Claims

【特許請求の範囲】

貫通孔を有するハウジングと、該貫通孔に挿設され一端
が円錐形状を有するボデーと、該ボデー内部に形成され
る連通路と、前記貫通孔に挿設されるノズルボデーと、
前記ハウジングと該ノズルボデーに挟持される開閉手段
とを有し、該開閉手段は円環状の圧電素子と、該圧電素
子の内周部に固設されるシール部材とから成る燃料噴射
装置。