JPH03258767A - 5―置換2―アミノ―3―シアノピラジン類の製法 - Google Patents

5―置換2―アミノ―3―シアノピラジン類の製法

Info

Publication number
JPH03258767A
JPH03258767A JP5771990A JP5771990A JPH03258767A JP H03258767 A JPH03258767 A JP H03258767A JP 5771990 A JP5771990 A JP 5771990A JP 5771990 A JP5771990 A JP 5771990A JP H03258767 A JPH03258767 A JP H03258767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyanide
amino
general formula
alkali metal
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5771990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2937387B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Sato
信裕 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koei Chemical Co Ltd
Original Assignee
Koei Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koei Chemical Co Ltd filed Critical Koei Chemical Co Ltd
Priority to JP5771990A priority Critical patent/JP2937387B2/ja
Publication of JPH03258767A publication Critical patent/JPH03258767A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2937387B2 publication Critical patent/JP2937387B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 IL上二五月上J 本発明は5−置換 2−アミノ−3−シアノピラジン類
の製法に関する。
本発明方法で得られる5−置換 2−アミノ−3−シア
ノピラジンは、6位に置換基を有する天然のプテリジン
化合物の重要な中間体として有用な化合物である。
1米f1 5位の置換基が低級アルキル基或はアリール基である5
−置換 2−アミノ−3−シアノピリジン類の製法とし
て、J、Am、Chem。
Soc、、95 6413 [1973]に次式の方法
が示されている。
(式中、Rは前記に同じ、) 、。〉CH−NH”OTs+ン−CH:NOH−+0 一ケトアルドオキシムからまず2−アミノ−3−シアノ
−5−置換ビラジン 1−オキシトを合成し、次にこれ
を三塩化リンで脱酸素化する方法である。しかし、この
方法では、出発物質の合成が、両方とも簡単でないと言
う欠点がある。
従来法は、前述のとおり工業的に有利な製法とはいい難
い。
本発明者は、より簡便で工業的に有利な5−置換 2−
アミノ−3−シアノピラジン類を製造する方法を鋭意検
討したところ、容易に合成し得る下記の一般式[11で
示されるピラジン誘導体を原料として用い、この3位の
臭素原子をシアン化第−銅でシアノ基置換したが、目的
とする下記の一般式[II ]で示される5−置換 2
−アミノ−3−アノピラジン類の収率は高々30%程度
であった。さらに本発明者は鋭意検討した結果、シアノ
化剤としてジシアノ銅(I)酸アルカリ金属塩を用いる
と、一般式[I]で示されるピラジン誘導体の3位の臭
素原子のシアノ基置換が容易に進行し、高収率で、目的
とする一般式[■11で示される5−置換 2−アミノ
−3−アノピラジン類が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
一般式[I] (式中、Rは低級アルキル基、アリール基、或は臭素原
子を表わす、) 一般式[■] ; (式中、Rは前記に同じ。) 即ち、本発明は、一般式〔I〕で示されるピラジン誘導
体とジシアノ銅(I)酸アルカリ金属塩とを反応させる
ことを特徴とする一般式[INで示される5−置換 2
−アミノ−3−シアノピラジン類の製法に関するもので
ある。
一般式[I]及び一般式[1]においてRで表わされる
低級アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基などの炭素数1〜4のアルキル基が挙げ
られる。また一般式CI]及び一般式[■1においてR
で表わされるアリール基としては、フェニル基、トリル
基、キシリル基などが挙げられる。
ジシアノ銅(1)酸アルカリ金属塩[MCu(CN)*
:Mはアルカリ金属原子を表わす]としては、ジシアノ
銅(I)酸ナトリウム、ジシアノ銅(I)酸カリウム、
ジシアノ銅(I)酸リチウムなどが挙げられる。単離さ
れたジシアノ銅(I)酸アルカリ金属塩を本発明の反応
に供することができるが、本発明の反応に使用可能な溶
媒中でのシアン化第−銅とシアン化アルカリ金属との反
応から得られたジシアノ銅(I)酸アルカリ金属塩含有
溶液をそのまま供する方が簡便である。
本発明方法の好適な一実施態様を次に説明する。
シアン化第−銅及びシアン化アルカリ金属を適当な溶媒
、好ましくは例えばN、N−ジメチルホルムアミドr以
下DMFと略す〕のような極性非プロトン溶媒に加え、
50〜150 ”C好ましくは120℃前後加熱してジ
シアノ銅(1)酸アルカリ金属塩を合成する。両シアン
化金属の使用モル比は1対lが好ましい。しがし、この
使用モル比が1対1でなくても、本発明の反応を実施す
ることは可能である。シアン化アルカリ金属としてはシ
アン化ナトリウムあるいはシアン化カリウムが経済的な
面から適している。
上述のようにして得られたジシアノ銅(I)酸アルカリ
金属塩含有溶液を50〜150’C好ましくは120〜
130 ”Cに保ちながら、一般式[17で示されるピ
ラジン誘導体を少しづつ加え、その後1〜5時間反応さ
せる。加えるとラジン誘導体の量はシアン化第−銅1モ
ルに対し1〜1.5モルが好ましい。しかしこの比率以
外でも本発明の反応を実施することは可能である。
次いで反応終了液から溶媒を減圧下に留去し、留去列に
20〜30%のシアン化ナトリウム或はシアン化カリウ
ム水溶液を加え、10分間程度40℃前後に加熱、撹拌
する。加えるシアン化ナトリウム或はシアン化カリウム
の量は特に限定されていないが、用いたシアン化銅に対
し等モル以上を用いるのが好ましい、また、この操作で
の撹拌時間及び温度は特に上述の条件に限定する必要は
ない。
また、ジシアノ銅(I)酸アルカリ金属塩はシアン化第
−銅とシアン化アルカリ金属とから容易に生成するので
、所望ならばDMFのごとき溶媒中で、一般式[I]で
示されるピラジン誘導体をシアン化第1銅及びシアン化
アルカリ金属と共に50〜150℃好ましくは120℃
前後に加熱することによって、一般式[n]で示される
5−置換 2−アミノ−3−シアノピラジン類を製造す
ることも出来る。
生成した目的物質の単離は一般的によく知られた方法、
即ち抽出、昇華、再結晶法、カラムクロマトグラフィー
等により実施することが8来る。
本発明方法で、原料として用いる一般式[I]で示され
るピラジン誘導体のうち、Rが低級アルキル基或はアリ
ール基である化合物は、JHeterocyclic 
 Chem、、15665 [197B]及びJ、He
terOC3’−clic  Cheml、上ユ 14
3[1980〕に従って、それぞれに対応する2−アミ
ノ−5−置換ビラジンの臭素化により製造することが出
来る。
Rが臭素原子である化合物もJ、Org。
Chem  土8 1064 [1983]に従って2
−アミノピラジンの臭素による臭素化で製造することが
出来るが、本発明者がこの方法の追試を行った所、十分
な収率を達成することが出来なかった。そこでより有利
な臭素化を検討した結果、N−ブロモコハク酸イミドを
用いて2−アミノピラジンの臭素化を行なうと、目的と
する原料化合物2−アミノ−3,5−ジブロムピラジン
を収率良く得ることが出来た。
次に、本発明を参考例及び実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
参考例−1 2−アミノ−35−ジブロモピラジンの人ジメチルスル
ホキシド40m1 、水1ml及び2−アミツビラジン
1.9gからなる混合物にN−ブロモコハク酸イミド7
.48gを15℃以下で加え、室温で4時間撹拌した1
次に、反応終了液を氷水100m1中に投入し、生成物
を酢酸エチル(3X30m1)で抽出した。抽出液を5
%炭酸ナトリウム水溶液(20ml)及び水で洗浄した
後、硫酸マグネシウムで脱水した。硫酸マグネシウムを
濾別後、溶媒を減圧下に留去し、留去列を減圧下110
℃で昇華させ、目的物である2−アミノ−3,5−ジブ
ロモピラジン3.55g (m p  113−114
°C)を得た。
収率は70%[2−アミノピラジン基準1であった。
実施例−1 純度97%の市販シアン化ナトリウム0.053gと純
度90%の市販シアン化第−銅0.103gとの混合物
をDMFSml中で撹拌し、120℃に加熱して透明な
ジシアノ銅CI)酸ナトリウム溶液を得た。
この溶液に2−アミノ−3−ブロモ−5−メチルピラジ
ン0.188gを分割して加え、次いで120〜130
℃に2時間保った。
反応終了液を冷却した後、減圧下でDMFを留去し、留
去列に温シアン化ナトリウム水溶液(0゜75g/水2
0m1 )を加え10分間撹拌した。得られた混合物を
酢酸エチル(3x20ml)で抽出し、抽出層を10%
シアン化ナトリウム水溶液10m1で洗浄し、更に水洗
した後、硫酸マグネシウムで脱水した。硫酸マグネシウ
ムを濾別した後、減圧下で溶媒を留去し、続いて留去列
を減圧下150℃で昇華させ、目的物である2−アミノ
−3−シアノ−5−メチルピラジン0.107g  (
mp  172−174℃)を得た。収率は80%であ
った。
実施例−2 出発物質を2−アミノ−3−ブロモ−5−フェニルピラ
ジン0.25gに代え且つ目的物の精製方法を再結晶に
代えた以外は、実施例1と同様にして2−アミノ−3−
シアノ−5−フェニルピラジン0、15gを得た(mp
  182℃)、収率は77%であった。
実施例−3 2−アミノ−5−ブロモ−3−シアノピラジン 純度97%の市販シアン化ナトリウム1.9gと純度9
0%の市販シアン化第−銅3.74gとの混合物をD 
M F  200m1中で撹拌し、120℃に加熱して
透明なジシアノ銅(1)酸ナトリウム溶液を得た。この
溶液に2−アミノ−3,5−ジブロモピラジン126g
を分割して加え、120〜13C1℃に撹拌下25時間
保った。DMFを減圧留去後、留去残にシアン化ナトリ
ウム水溶液(30g /水200m1)を加え撹拌し、
酢酸エチル100m1と混合した後、濾過した。濾液を
酢酸エチル(5X100m1 )で抽出し、抽出液を1
0%シアン化ナトリウム水溶液100m1で洗浄し、更
に水洗した後、硫酸マグネシウムで脱水した。硫酸マグ
ネシウムを濾別後、減圧下で溶媒を留去し、留去残8.
40gを得た。この留去残を温ベンゼン500m1に溶
解し、シリカゲル30gを用いたカラムクロマトグラフ
ィー、及びベンゼンによる再結晶法により精製し、目的
物である2−アミノ−5−ブロモ−3−シアノピラジン
6.36g  (m p  183−184℃)を得た
。収率は69%であった。
光1と1呈 本発明方法によれば、往来法に比べて容易に合成できる
化合物を原料として用いることが出来、しかも高収率で
5−置換 2−アミノ−3−シアノピラジン類を得るこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式〔 I 〕で示されるピラジン誘導体とジシア
    ノ銅( I )酸アルカリ金属塩とを反応させることを特
    徴とする一般式〔II〕で示される5−置換2−アミノ−
    3−シアノピラジン類の製法。 一般式〔 I 〕: ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、Rは低級アルキル基、アリール基、或は臭素原
    子を表わす。) 一般式〔II〕: ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、Rは前記に同じ。) 2)前記一般式〔 I 〕で示されるピラジン誘導体をシ
    アン化第一銅及びシアン化アルカリ金属と共に加熱する
    ことを特徴とする前記一般式 〔II〕で示される5−置換2−アミノ −3−シアノピラジン類の製法。
JP5771990A 1990-03-08 1990-03-08 5―置換2―アミノ―3―シアノピラジン類の製法 Expired - Fee Related JP2937387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5771990A JP2937387B2 (ja) 1990-03-08 1990-03-08 5―置換2―アミノ―3―シアノピラジン類の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5771990A JP2937387B2 (ja) 1990-03-08 1990-03-08 5―置換2―アミノ―3―シアノピラジン類の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03258767A true JPH03258767A (ja) 1991-11-19
JP2937387B2 JP2937387B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=13063754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5771990A Expired - Fee Related JP2937387B2 (ja) 1990-03-08 1990-03-08 5―置換2―アミノ―3―シアノピラジン類の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2937387B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2937387B2 (ja) 1999-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3586288B2 (ja) ビフェニル誘導体の製法
JP2682705B2 (ja) 2,6−ジクロロフェニルアミノベンゼン酢酸誘導体及びジフェニルアミン誘導体の製造方法。
JPS63196573A (ja) キナゾリン酢酸誘導体
JPH03258767A (ja) 5―置換2―アミノ―3―シアノピラジン類の製法
JP4026233B2 (ja) 4,5−ジクロロ−6−(α−フルオロアルキル)ピリミジンの製法
JPH01125345A (ja) プロペン酸誘導体の製造方法
JPS6245553A (ja) フエニル酢酸誘導体の製造法
JPH0558985A (ja) シアノグアニジン誘導体の製造法
JPS59176234A (ja) p‐ニトロフエニル3−ブロモ−2,2−ジエトキシ−プロピオネート
JPS5920670B2 (ja) キナゾリノン誘導体の製法
JP2564141B2 (ja) アルキルベンゾチアゾール類の製造方法
JPS59148770A (ja) 2,4−ジクロロ−5−チアゾ−ルカルボキサルデヒドとその製造方法
JPS6160673A (ja) グアニジノチアゾ−ル誘導体の製造法
JPS61183255A (ja) フエニルケトンの製造方法
JPS61268688A (ja) 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾ−ルの製造法
JP2023548916A (ja) ビリベルジン又はその誘導体の製造方法
JP3804208B2 (ja) アズレン誘導体の製造方法
JP3376481B2 (ja) ヘキサヒドロピリダジンの製造法
LU83170A1 (fr) Procede de preparation de la 5-cyano-(3,4'-bipyridine)-6(1h)one
HU187275B (en) Process for producing 2-bracket-4-substituted-phenyl-bracket closed-5-cyano-pyrimidines
JPH0625106B2 (ja) イソインドリン−1,3−ジオン誘導体およびその製造法
JPH0812658A (ja) シドノン類の製造法
JPS5993060A (ja) シトシン類の製法
JPH0240672B2 (ja) 55fueniruaminoo11fueniruu1hhpirazoro*3*44b*pirajinjudotai
JPS6172766A (ja) 2‐アミノ‐3‐シアノ‐5‐ジアルコキシメチル‐ピラジンの製法及びそのための中間体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees