JPH0325873Y2 - - Google Patents

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JPH0325873Y2
JPH0325873Y2 JP1264986U JP1264986U JPH0325873Y2 JP H0325873 Y2 JPH0325873 Y2 JP H0325873Y2 JP 1264986 U JP1264986 U JP 1264986U JP 1264986 U JP1264986 U JP 1264986U JP H0325873 Y2 JPH0325873 Y2 JP H0325873Y2
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JP
Japan
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clip
tapered surface
annular groove
hole
expandable
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JP1264986U
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JPS62123826U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、穴の内周面に形成された環状溝に
クリツプを挿入するとともに、その挿入状態の良
否を判定できるクリツプ挿入装置に関する。
(従来技術) 従来のクリツプ挿入装置は進退自在な支持ロツ
トの先端にクリツプを保持してワークに設けた環
状溝にクリツプを挿入するものであつた。
(たとえば特開昭58−223538号公報) こうした従来のクリツプ挿入装置では単にクリ
ツプを挿入するのみで、クリツプが正しく挿入さ
れているか否かは別の検査によつて確認する必要
があつた。
(考案の目的) 本考案は上記した検査機能をクリツプ挿入装置
自体が備えていて、クリツプ挿入と同時に挿入状
態の良否を判定できるようにすることを目的とす
るものである。
(考案の構成) 上記の目的を達するための本考案クリツプ挿入
装置は、ワークに穿設された穴の内周面に形成さ
れた環状溝に、1個所を切離したリング状のクリ
ツプを挿入する装置において、上記ワークの穴に
縮小状態で嵌入された上記クリツプを端面に当て
て上記環状溝方向に押し込むことにより、上記ク
リツプを上記環状溝に挿入するためのクリツプ押
部材を上記穴の軸心方向に移動自在に設け、該ク
リツプ押部材の内部に、内周に内テーパ面を有
し、外周に上記クリツプの内周面に拡開して当接
する当接部を有する拡開型測定子を組み込むとと
もに、該拡開型測定子の内部に、外周に上記内テ
ーパ面に当接して上記拡開型測定子の当接部を拡
開する外テーパ面を持つ連動測定子を軸心方向に
移動可能に内装し、さらに該連動測定子の軸心方
向位置を検出して上記クリツプの挿入状態の良否
を表示する良否状態表示部材を備えたものであ
る。
上記したクリツプ挿入装置は、クリツプ押部材
の端面がクリツプに当接すると、拡開型測定子の
当接部がクリツプの内周に対応して位置するよう
にクリツプ押部材と、拡開型測定子とが組み付け
られており、さらに拡開型測定子の内部の内テー
パ面に連動測定子の外テーパ面が押圧されるよう
にこの連動測定子が付勢されていて、常時拡開型
測定子の当接部を拡開して、クリツプの縮小拡張
に追従して連動測定子が軸心方向に移動するもの
で、この連動測定子の軸心方向の動きを検出して
表示する、たとえばダイヤルゲージの如き良否状
態表示部材によりクリツプの縮小、拡張状態を知
ることができるもので、こうしてクリツプが正し
く環状溝に挿入された状態をクリツプ挿入と同時
に知ることができるものである。
(実施例) 以下図面にもとづいて本考案実施の一例を説明
する。
1はワークで、上端中央に開口した穴1aの内
部に球面軸受2を組み込み、この球面軸受2の上
半部にかぶさるシート3の上端にあたる穴1aの
内周にクリツプ4を挿入して、シート3を位置決
めするための環状溝5が設けてある。
6は案内筒で、ワーク1の上端に載置し、下端
内部にワーク1に穴1aと一致して、穴1aの内
径と同等もしくは僅かに小径な開口端から上方に
拡がるテーパ穴からなるクリツプ縮小部7を形成
するとともに、このクリツプ縮小部7の上方に連
続して該クリツプ縮小部のテーパ穴と同一軸心上
に上端まで貫通したスライド穴8がキー溝9を持
つて設けてある。
さらにクリツプ縮小部7の上方の大径部に側方
からクリツプ4を供給するクリツプ供給口10が
設けられており、このクリツプ供給口10の外方
にクリツプパツケージ11が設けられ、押込片1
2が前進してクリツプ4をクリツプ供給口10か
らクリツプ縮小部7の上方に1回毎に押し込んで
後退する。
13はクリツプ押部材で、案内筒6のスライド
穴8に嵌つて手動またはエアーシリンダー等の動
力により上下にスライドするもので、スライド穴
8のキー溝9に嵌るキー14により回り止めされ
ており、さらに案内筒6とクリツプ押部材13と
の間に介在した押上スプリング15によつて、第
1図の状態に上方に押し上げられており、クリツ
プ押部材13を押上スプリング15に抗して押し
下げるとクリツプ縮小部7の上方に供給されてい
るクリツプ4の上面にクリツプ押部材13の端面
13aが当つてクリツプ4をクリツプ縮小部7の
下細りテーパ穴に沿つて外径を縮小して、このク
リツプ縮小部7の下端小径部と一致しているワー
ク1の穴1aに押し込み、さらに押し下げてクリ
ツプ4を環状溝5に挿入するものである。
16は拡開型測定子で、筒状の下端内周に下細
りの内テーパ面17を形成するとともに、下端外
周に放射状に突出した3本の当接部18を持ち、
さらに3本の当接部18の間を縦方向に割つた3
本の割溝19を設けて当接部18が容易に拡開で
きるようにしてあり、クリツプ押部材13の端面
13aがクリツプ4の上面に接したとき、当接部
18は先端がクリツプ4の内周に該当する位置、
すなわちクリツプ押部材13の下端より僅かに下
方に出ている状態にクリツプ押部材13の内部に
装着して止ねじ20で固定してある。
20は連動測定子で、拡開型測定子16の内部
に、上下方向に僅かに移動可能に装着され、下端
に拡開型測定子16の内部下端の内テーパ面17
に当接する下細りの外テーパ面22を持ち、さら
に上方からクリツプ押部材13の内径に係止した
スプリング受23と、連動測定子21の上端に近
い段部24との間に介在した下圧スプリング25
によつて常時下向に付勢されていて、外テーパ面
22が拡開型測定子16の内テーパ面17を押し
て当接部18に拡開傾向を与えている。
この連動測定子21と拡開型測定子16とはキ
ー26とキー溝27とによつて回り止めされてい
る。
28は良否状態表示部材としてのダイヤルゲー
ジであつて、クリツプ押部材13の上方に取り付
けられて、測定スピンドル29の先端を連動測定
子21の上端に接触させて連動測定子21の軸心
方向の動きを表示するもので、このダイヤルゲー
ジ28の指示値を見ることにより拡開型測定子1
6の当接部18が、第3図に示す如くクリツプ4
が環状溝5に挿入されたときの内径を表示するこ
とによつて正常に挿入されているか否かを知るこ
とができるものである。
良否状態表示部材として本実施例ではダイヤル
ゲージ28を示したが、ダイヤルゲージ以外の他
の測定手段を使用することも可能で、たとえば連
動測定子21の軸心方向の動きを電気信号に変え
てブザーまたはシグナルランプによりクリツプ4
の挿入状態の良否を自動的に判定することもでき
るものである。
以上の構成により、第1図の如くクリツプ押部
材13が最上位にある状態でクリツプ4がクリツ
プパツケージ11から押込片12によつてクリツ
プ供給口10からクリツプ縮小部7の上部の大径
部分に押し込まれた後、クリツプ押部材13を押
し下げると、クリツプ押部材13の端面13aが
クリツプ4の上面に接するとともに拡開型測定子
16の下端の当接部18の先端がクリツプ4の内
周に接近した状態で位置する。
すなわち、このときのクリツプ4は縮小前の大
径のまゝの状態にあり、一方の当接部18は連動
測定子21の下圧スプリング25による押下力に
よつて外テーパ面22が内テーパ面17を押して
拡開しているが、なお当接部18の先端とクリツ
プ4の内径とは第4図に示す如く僅かに隙間があ
る。
この状態からさらにクリツプ押部材13を押し
下げるとクリツプ4がクリツプ縮小部7の下細り
テーパに添つて外径が縮小され、従つて内径が当
接部18の先端を圧して内テーパ面17が連動測
定子21の外テーパ面22を圧迫するため、連動
測定子21がテーパに添つて少し上昇する。
続いてクリツプ縮小部7の下端と同一または僅
かに大径の内径を持つワーク1の穴1aを通つて
第3図に示す如くクリツプ4が環状溝5に挿入さ
れる。
このときクリツプ4は最も縮小された状態から
少し拡大して大径となるが、当初の無縮小状態よ
りは若干縮小されており、このときのクリツプ4
の内径に、連動測定子21が下圧スプリング25
の下圧力により押し下げられて当接部18が拡開
して先端が接触する。
この連動測定子21の軸心方向の動きはクリツ
プ4の内径をダイヤルゲージ28に表示すること
になつて、ダイヤルゲージ28の指示値を見れば
クリツプ4が環状溝5に正常に挿入されているか
否か、あるいは適正寸法のクリツプが使用されて
いるか否かを直ちに知ることができるものであ
る。
(考案の効果) 以上説明した本考案クリツプ挿入装置を使用す
れば、簡単な装置によつてクリツプの挿入と同時
に挿入状態の良否を判定することができ、さらに
異種クリツプの混入使用を防止して確実なクリツ
プの挿入が可能となり、別の検査を不要として工
程の短縮を果し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案クリツプ挿入装置の一実施例
の、クリツプ挿入前の状態を示した縦断面図、第
2図は第1図をA矢の方向に見た部分平面図、第
3図は第1図と同様のクリツプ挿入完了時の状態
を示した縦断面図、第4図は第1図をB矢の方向
に見た図、第5図は第3図CーC断面図である。 1……ワーク、1a……穴、4……クリツプ、
5……環状溝、6……案内筒、13……クリツプ
押部材、13a……端面、16……拡開型測定
子、17……内テーパ面、18……当接部、21
……連動測定子、22……外テーパ面、28……
ダイヤルゲージ(良否状態表示部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークに穿設された穴の内周面に形成された環
    状溝にクリツプを挿入する装置において、上記ワ
    ークの穴に縮小状態で嵌入された上記クリツプを
    端面に当てて上記環状溝方向に押し込むことによ
    り、上記クリツプを上記環状溝に挿入するための
    クリツプ押部材を、上記穴の軸心方向に移動自在
    に設け、該クリツプ押部材の内部に、内周に内テ
    ーパ面を有し、外周に上記クリツプの内周面に拡
    開して当接する当接部を有する拡開型測定子を組
    み込むとともに、該拡開型測定子の内部に、外周
    に上記内テーパ面に当接して上記拡開型測定子の
    当接部を拡開する外テーパ面を持つ連動測定子を
    軸心方向に移動可能に内装し、さらに該連動測定
    子の軸心方向位置を検出して上記クリツプの挿入
    状態の良否を表示する良否状態表示部材を備えた
    ことを特徴とするクリツプ挿入装置。
JP1264986U 1986-01-30 1986-01-30 Expired JPH0325873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1264986U JPH0325873Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1264986U JPH0325873Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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Publication Number Publication Date
JPS62123826U JPS62123826U (ja) 1987-08-06
JPH0325873Y2 true JPH0325873Y2 (ja) 1991-06-05

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JP1264986U Expired JPH0325873Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4542436B2 (ja) * 2005-01-14 2010-09-15 シロキ工業株式会社 Eリング装着確認装置及びeリング装着確認方法
JP6060113B2 (ja) * 2014-06-24 2017-01-11 本田技研工業株式会社 サークリップ装着治具
JP6418087B2 (ja) * 2015-07-06 2018-11-07 トヨタ車体株式会社 クリップ取付治具

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JPS62123826U (ja) 1987-08-06

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