JP2504403Y2 - 動釣合試験機 - Google Patents
動釣合試験機Info
- Publication number
- JP2504403Y2 JP2504403Y2 JP1992007343U JP734392U JP2504403Y2 JP 2504403 Y2 JP2504403 Y2 JP 2504403Y2 JP 1992007343 U JP1992007343 U JP 1992007343U JP 734392 U JP734392 U JP 734392U JP 2504403 Y2 JP2504403 Y2 JP 2504403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- dynamic balance
- collet
- adapter
- rotary shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Testing Of Balance (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワ−クの着脱が容易な
動釣合試験機に関するものである。
動釣合試験機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】強制回転させられる回転軸の先端部に設
けたアダプタにモ−タのロ−タ等回転体であるワ−クを
取り付け、該回転軸を回転させてワ−クの動釣合を測定
する動釣合試験機が広く使用されている。従来のこの種
の動釣合試験機は、アダプタとしてワ−クを嵌合保持す
るコレット式のアダプタを用いており、ワ−クの挿入を
容易にするため、コレットの内径を若干大きくしてい
た。
けたアダプタにモ−タのロ−タ等回転体であるワ−クを
取り付け、該回転軸を回転させてワ−クの動釣合を測定
する動釣合試験機が広く使用されている。従来のこの種
の動釣合試験機は、アダプタとしてワ−クを嵌合保持す
るコレット式のアダプタを用いており、ワ−クの挿入を
容易にするため、コレットの内径を若干大きくしてい
た。
【0003】しかしながら、コレットの内径を大きくす
ると、つかみ精度が悪くなるという問題点があった。ま
た、つかみ精度をよくするためにコレット内径をきつく
すると、コレットをフリ−にした時もワ−クを自重で挿
入することができないため、自動化を図る上で問題があ
った。
ると、つかみ精度が悪くなるという問題点があった。ま
た、つかみ精度をよくするためにコレット内径をきつく
すると、コレットをフリ−にした時もワ−クを自重で挿
入することができないため、自動化を図る上で問題があ
った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案は、コ
レットのつかみ精度を良くするとともに、フリ−の状態
におけるワ−クの取り付けが容易なアダプタを備えた動
釣合試験機を提供することを課題としている。
レットのつかみ精度を良くするとともに、フリ−の状態
におけるワ−クの取り付けが容易なアダプタを備えた動
釣合試験機を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次のような構成を採用した。すなわち、本
考案にかかる動釣合試験機は、回転軸の先端部に設けた
アダプタにワークを取り付け、該回転軸を回転させてワ
ークの動釣合を測定する動釣合試験機において、前記ア
ダプタは、ワークを内挿して保持するコレット式の保持
具と、ワーク内挿時に前記保持具に設けられているスリ
ットを押し拡げて該保持具の内径を強制的に拡径する拡
径手段を備えたことを特徴としている。
め、本考案は次のような構成を採用した。すなわち、本
考案にかかる動釣合試験機は、回転軸の先端部に設けた
アダプタにワークを取り付け、該回転軸を回転させてワ
ークの動釣合を測定する動釣合試験機において、前記ア
ダプタは、ワークを内挿して保持するコレット式の保持
具と、ワーク内挿時に前記保持具に設けられているスリ
ットを押し拡げて該保持具の内径を強制的に拡径する拡
径手段を備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】ワークの取り付け時には、拡径手段で保持具の
スリットを押し拡げることにより該保持具の内径を強制
的に拡径することができるので、ワークを簡単に取り付
けることができる。しかも、ワークを取り付けた状態で
は、拡径手段による強制的な拡径を止めることにより、
ワークを精度よく、しっかりと固定することができる。
スリットを押し拡げることにより該保持具の内径を強制
的に拡径することができるので、ワークを簡単に取り付
けることができる。しかも、ワークを取り付けた状態で
は、拡径手段による強制的な拡径を止めることにより、
ワークを精度よく、しっかりと固定することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に表された実施例について説明す
ると、図は本考案の1実施例を表すもので、この動釣合
試験機1は、機枠2上に取付けた振動枠内の主軸3の芯
部に回転軸5が設けられ、該回転軸の芯部には上下に貫
通する貫通孔6が穿設されている。回転軸5の上端部に
はプ−リ7が設けられ、図示しないモ−タの回転力がベ
ルトで伝達される。プ−リ7の上部には、アダプタ10
が取り付けられている。アダプタ本体10aの内部には
コレット式保持具(以下、「コレット」と呼ぶ)12が
上下動自在に取り付けられている。
ると、図は本考案の1実施例を表すもので、この動釣合
試験機1は、機枠2上に取付けた振動枠内の主軸3の芯
部に回転軸5が設けられ、該回転軸の芯部には上下に貫
通する貫通孔6が穿設されている。回転軸5の上端部に
はプ−リ7が設けられ、図示しないモ−タの回転力がベ
ルトで伝達される。プ−リ7の上部には、アダプタ10
が取り付けられている。アダプタ本体10aの内部には
コレット式保持具(以下、「コレット」と呼ぶ)12が
上下動自在に取り付けられている。
【0008】コレット12は、上部が4個のスリット1
3,…によって分割された嵌合部15となっており、下
部には雌ねじ部16が設けられ、中間部には上下方向の
長穴17が設けられている。嵌合部15の外周部は、円
錐状の傾斜面18として形成され、アダプタ本体10a
の上端部の傾斜内面10bに摺接している。雌ねじ部1
6には押圧部材20のねじ部20aが螺着されている。
また、長穴17には、アダプタ本体に取り付けた位置決
め用のボルト22が挿通されている。
3,…によって分割された嵌合部15となっており、下
部には雌ねじ部16が設けられ、中間部には上下方向の
長穴17が設けられている。嵌合部15の外周部は、円
錐状の傾斜面18として形成され、アダプタ本体10a
の上端部の傾斜内面10bに摺接している。雌ねじ部1
6には押圧部材20のねじ部20aが螺着されている。
また、長穴17には、アダプタ本体に取り付けた位置決
め用のボルト22が挿通されている。
【0009】押圧部材20の段部20b上面にはバネ座
23が載せられており、このバネ座と、アダプタ本体1
0a内部に設けた突出部24の間にコイルバネ25が介
装されている。押圧部材20の下端部には、フランジ部
20cが設けられ、前記プ−リ7の内側に設けた内筒2
7に摺接している。また、コレット12の嵌合部15の
上方には前記スリット13,…に挿入されて嵌合部を押
し開くピン30,…が設けられている。コレット12が
下方にある時はピン30,…がスリット13,…の外側
にあるが、コレット12が上昇した時は、ピン30,…
がスリット13,…の内部に食い込んで嵌合部を押し広
げる。
23が載せられており、このバネ座と、アダプタ本体1
0a内部に設けた突出部24の間にコイルバネ25が介
装されている。押圧部材20の下端部には、フランジ部
20cが設けられ、前記プ−リ7の内側に設けた内筒2
7に摺接している。また、コレット12の嵌合部15の
上方には前記スリット13,…に挿入されて嵌合部を押
し開くピン30,…が設けられている。コレット12が
下方にある時はピン30,…がスリット13,…の外側
にあるが、コレット12が上昇した時は、ピン30,…
がスリット13,…の内部に食い込んで嵌合部を押し広
げる。
【0010】回転軸5の下端部は、機枠2に固定したガ
イド筒33に摺動自在に嵌合している。回転軸5の下方
には、シリンダ35によって上下動させられるエアノズ
ル37が設けられている。このエアノズル37は、コレ
ットの嵌合部15を強制的に拡径する拡径手段であっ
て、シリンダ35を伸長させた時は、図1の右半分に実
線で示すようにエアノズル37がガイド筒33内に挿入
され、シリンダ35を収縮させた時は、同図の左半分に
鎖線で示すようにエアノズル37がガイド筒から下方へ
逸脱する。エアノズル37には、供給口37aから高圧
のエアAが供給される。
イド筒33に摺動自在に嵌合している。回転軸5の下方
には、シリンダ35によって上下動させられるエアノズ
ル37が設けられている。このエアノズル37は、コレ
ットの嵌合部15を強制的に拡径する拡径手段であっ
て、シリンダ35を伸長させた時は、図1の右半分に実
線で示すようにエアノズル37がガイド筒33内に挿入
され、シリンダ35を収縮させた時は、同図の左半分に
鎖線で示すようにエアノズル37がガイド筒から下方へ
逸脱する。エアノズル37には、供給口37aから高圧
のエアAが供給される。
【0011】この動釣合試験機に供試体であるワ−ク4
0を取り付ける時は、エアシリンダ35を伸ばしてノズ
ル37を上昇させ、貫通孔6内にエアを吐出させる。す
ると押圧部材20のフランジ20cがエア圧を受けるた
め、押圧部材20がバネ25に抗して上昇し、コレット
12を押し上げる。この上昇により、ピン30がスリッ
ト13に押し込まれ、嵌合部15を拡径するので、ワ−
ク40の軸41を自重等でコレットの嵌合部に簡単に嵌
合させることができるのである。嵌合した軸は、位置決
めボルト22に当接して停止する。この状態で、エアの
吐出を停止すると、押圧部材20が下降するため、バネ
25の働きでコレット12が引き下げられ、ピン30が
スリット13から外れるとともに、傾斜面18とアダプ
タ本体の傾斜面10bの相互作用により、嵌合部15が
縮径し、ワ−クを強固に保持するのである。ワ−クをコ
レットから外す時も、同様にエアを吐出させてコレット
を上昇させればよい。
0を取り付ける時は、エアシリンダ35を伸ばしてノズ
ル37を上昇させ、貫通孔6内にエアを吐出させる。す
ると押圧部材20のフランジ20cがエア圧を受けるた
め、押圧部材20がバネ25に抗して上昇し、コレット
12を押し上げる。この上昇により、ピン30がスリッ
ト13に押し込まれ、嵌合部15を拡径するので、ワ−
ク40の軸41を自重等でコレットの嵌合部に簡単に嵌
合させることができるのである。嵌合した軸は、位置決
めボルト22に当接して停止する。この状態で、エアの
吐出を停止すると、押圧部材20が下降するため、バネ
25の働きでコレット12が引き下げられ、ピン30が
スリット13から外れるとともに、傾斜面18とアダプ
タ本体の傾斜面10bの相互作用により、嵌合部15が
縮径し、ワ−クを強固に保持するのである。ワ−クをコ
レットから外す時も、同様にエアを吐出させてコレット
を上昇させればよい。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
にかかる動釣合試験機は、ワークを内挿して保持するコ
レット式の保持具と、該保持具の内径を強制的に拡径す
る拡径手段とを有するアダプタを備えているので、ワー
クを精度よく保持することが可能であるとともに、ワー
クの取り付け操作がきわめて簡単なものとなった。
にかかる動釣合試験機は、ワークを内挿して保持するコ
レット式の保持具と、該保持具の内径を強制的に拡径す
る拡径手段とを有するアダプタを備えているので、ワー
クを精度よく保持することが可能であるとともに、ワー
クの取り付け操作がきわめて簡単なものとなった。
【図1】本考案の一実施例を表す要部の断面図である。
【図2】その要部の拡大断面図である。
【図3】コレット式保持具の平面図である。
1 動釣合試験機 2 機枠 3 主軸 5 回転軸 10 アダプタ 12 コレット 13 ピン 15 嵌合部 20 押圧部材 25 バネ 37 エアノズル(拡径手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 憲二 京都府京都市右京区西院追分町25番地 株式会社島津製作所 五条工場内 (56)参考文献 実開 昭63−57542(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸の先端部に設けたアダプタにワー
クを取り付け、該回転軸を回転させてワークの動釣合を
測定する動釣合試験機において、前記アダプタは、ワー
クを内挿して保持するコレット式の保持具と、ワーク内
挿時に前記保持具に設けられているスリットを押し拡げ
て該保持具の内径を強制的に拡径する拡径手段を備えた
ことを特徴とする動釣合試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007343U JP2504403Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 動釣合試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007343U JP2504403Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 動釣合試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559276U JPH0559276U (ja) | 1993-08-06 |
JP2504403Y2 true JP2504403Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=11663302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992007343U Expired - Fee Related JP2504403Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 動釣合試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504403Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61151371A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-10 | 株式会社大林組 | 既存柱の補強方法 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP1992007343U patent/JP2504403Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0559276U (ja) | 1993-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI233854B (en) | Tool holder | |
JPH071213Y2 (ja) | 工作機械のチャック装置 | |
US7607207B2 (en) | Method for positioning a tool | |
US5342155A (en) | Spindle extension with self-contained pull-stud draw bar assembly | |
JPS59142037A (ja) | スピンドルヘツドにおける工具クランプ装置 | |
CN210413511U (zh) | 车床辅助用固定支架 | |
US4856349A (en) | Process and device for measuring the draw-in force at the interface between a tool and the spindle end of a machine tool | |
JP2504403Y2 (ja) | 動釣合試験機 | |
JPH0115495Y2 (ja) | ||
JP2005069886A (ja) | ホイール付きタイヤのユニフォーミティ及び/または動釣合試験装置 | |
JPH0448514Y2 (ja) | ||
JPS6234649Y2 (ja) | ||
US6813965B2 (en) | HSK spindle tension testing kit | |
JPH0325873Y2 (ja) | ||
JPS6035526Y2 (ja) | 外径フロ−テイングダイヤフラムチヤツク | |
JPH0212035Y2 (ja) | ||
JPH0248171Y2 (ja) | ||
JPH0210240A (ja) | バランサー用製品保持装置 | |
JP2583017Y2 (ja) | タイヤ試験機のリム保持装置 | |
SU1425968A1 (ru) | Быстросменный сверлильный патрон дл креплени инструментальной оправки | |
CN211192175U (zh) | 一种适用钻床倒角类复合钻头对刀的多工位机构 | |
CN219093661U (zh) | 后拉式内胀夹具 | |
JPH058139A (ja) | エンジンのピストンの位置決め固定装置 | |
JPH057531Y2 (ja) | ||
CN115435949A (zh) | 一种主轴拉力计及其校准装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |