JPH03258401A - ウェブ高さ調整可能なh形鋼の熱間圧延方法 - Google Patents

ウェブ高さ調整可能なh形鋼の熱間圧延方法

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JPH03258401A
JPH03258401A JP5477190A JP5477190A JPH03258401A JP H03258401 A JPH03258401 A JP H03258401A JP 5477190 A JP5477190 A JP 5477190A JP 5477190 A JP5477190 A JP 5477190A JP H03258401 A JPH03258401 A JP H03258401A
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/088H- or I-sections
    • B21B1/0886H- or I-sections using variable-width rolls

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はH形鋼の熱間圧延方法に関し、現状の圧延設備
を有効活用し、設備投資が最小でウェブ高さを自由に調
整でき、しかも表面性状および寸法精度の良いH形鋼の
熱間圧延方法に関するものである。
(従来の技術) 通常H形鋼の圧延は、リバース圧延を主体とした第5図
(a)、あるいはタンデム圧延を主体とした第5図(b
)等に示すような圧延機配列で、素材として第6図(a
)のスラブ7、(ハ)のブルーム8あるいは(C)の粗
形鋼片9を使用し、2重式ブレークダウン圧延機】によ
り孔型造形圧延を行い、第6図(d)に示す中間粗形素
材10をつくり、次いでユニバーサル圧延機2.4.エ
ツジヤ−圧延機(2重式)3.50組合せによる工程を
経て、最後に仕上ユニバーサル圧延機6によって仕上圧
延が行なわれる。
ブレー°クダウン圧延機1以後のユニバーサル圧延は、
第7図(a)に示したロール形状で第5図のユニバーサ
ル圧延機2.第7図(b)に示したロール形状で第5図
のエツジヤ−圧延機3.第7図(C)に示したロール形
状で第5図のユニバーサル圧延機4゜第7図(d)に示
したロール形状で第5図のエッジャ−圧延機5に対応し
たユニバーサル圧延機とエツジヤ−圧延機の組合せによ
り圧延され、次いで第7図(e)に示したロール形状で
、第5図の仕上ユニバーサル圧延機6により第6図(e
)に示す所定寸法のH形綱に圧延される。つまり製品寸
法(とくに第6図(e)の製品ウェブ内幅(ト))が決
まれば、仕上ユニバーサル圧延機6のロール寸法とそれ
以前のユニバーサル圧延機4,2およびエツジヤ−圧延
機5.3のロール形状の寸法が決定されるが、この場合
第6図(d)の中間粗形素材のウェブ内幅(イ)。
第7図のロール幅(U)、(ハ)、(ニ)、(ネ)、(
へ)、および第6図(e)に示す製品ウェブ内幅(ト)
の寸法は通常はゾ等しく設計される。従って該製品ウェ
ブ内幅(ト)が変ると、ユニバーサルロール、エツジヤ
−ロール、更にはブレークダウンロールを交換して圧延
しなければならない。
また各ロールのロール幅は、ロールを有効に使用するた
め、第6図(e)に示す製品ウェブ高さ(チ)の許容差
(寸法公差)の範囲内で若干の使用ユニバーサル水平ロ
ール(第7図14.15.16)のロール幅範囲を持た
せるのが通常であるため、圧延ロフトにより若干ウェブ
高さが異るのが普通である。
たとえば同一シリーズ内において数種類のサイズが設定
されているが、各サイズ間において製品ウェブ内幅(ト
)は一定でフランジ厚tfが変化する分つェブ高さ(チ
)が変化するいわゆる内幅一定H形綱となっている。な
おサイズ間のフランジ厚tfの変化は、第7図に示す竪
ロール11.12.13の左右方向へのロール開度調整
により容易に行うことが出来る。
H形綱は、建築用鋼材として柱や梁に使用される。この
場合同一シリーズ内の異サイズH形鋼の梁を接合する際
は一方のフランジ外面を合わせて行うが、内幅一定H形
鋼の場合は、ウェブ高さが異るため他方のフランジ外面
に段差が生じるので、段差を補うためにプレートを挿入
する数が多くなり、施工性の上で問題がある。またどう
しても段差が発生することによる他部材寸法の取金上の
問題も生じ、更には圧延ロフト毎に寸法公差内で若干の
ウェブ高さ(第6図(e)−(f) )の変動があるこ
とによる寸法精度の悪さがあり、接合時の段差変化が付
加されるという問題もある。
圧延H形綱には以上の問題があるため、フランジ厚しの
変化に対応してウェブ内幅が変化し、ウェブ高さが一定
となるようにプレートを溶接してつくった外幅一定の溶
接H形綱が用いられることがあるが、製造コスト、販売
価格が圧延H形綱より高いという欠点がある。
従来の圧延法によりウェブ高さ一定で寸法精度の良い、
いわゆる外幅一定H形鋼を製造することは可能であるが
、シリーズ内のサイズ間でロール交換が必要なためロー
ル保有数の増大、ロール組替え頻度の増大による生産能
力ダウンや、ユニバーサル水平ロール幅の使用範囲の限
定によるロール費アップ等の問題がある。
これ等の問題を解決するためにウェブ高さ調整可能なH
形綱の圧延法として、例えば特開昭59−202101
号、特開昭62−93008号公報の技術がある。
前者は仕上ユニバーサル前で斜行ロールによりウェブ内
幅を拡大し、仕上ユニバーサル圧延機では、2分割で軸
方向へ移動可能な水平ロールでシリーズ内あるいはシリ
ーズ間にまたがってロール交換なしに異サイズH形鋼を
造り分ける方法であり、後者は斜行ロールの代りに幅変
更圧延機により、ウェブ内幅を縮小してシリーズ内異す
イズH形綱をロール交換なしに造り分ける方法である。
またこの他に、特開昭61−262402号、特開昭6
1−262404号公報がある。前者は粗ユニバーサル
圧延機において水平ロール・ウェブの両端部を波形状と
し、仕上ユニバーサル圧延機では2分割で軸方向へ移動
可能な水平ロールで1バスあるいは複数バスでシリーズ
内サイズを圧延するのに際し、フランジ厚の小さいサイ
ズはウェブ内幅を拡大。
フランジ厚の最大サイズは縮小して造り分ける方法であ
る。後者は粗ユニバーサル圧延機の水平ロールのウェブ
両端部に波形状を付す(一種の余肉形状)代りに、ウェ
ブ両端部に突起(余肉)をつけるという方法である。
さらに特開昭62−279001号公報の技術は、前記
特開昭61−262404号の欠点を緩和するための発
明である。すなわち第1次粗ユニバーサル圧延機の水平
ロール・ウェブ両端部に突起(余肉)をつけて、その量
をコントロールする圧延を行った後、フランジ厚の小さ
いサイズでは第2次ユニバーサル圧延機の平坦な水平ロ
ール(ロール幅は第1次ユニバーサルロールと同じ)の
みで突起を圧下消去して、ウェブ高さの拡大を図る工程
を追加している。またフランジ圧最大サイズでは、第1
次ユニバーサル圧延で突起量をゼロにコントロール圧延
した後、第2次ユニバーサル圧延は省略する方法である
これ等従来技術は、いずれもロールの組替えなしにシリ
ーズ内あるいはシリーズ間にまたがって異サイズH形鋼
を造り分ける方法である。
(発明が解決しようとする課題) 前記特開昭59−202101号、特開昭62−930
08号の技術は共に有効な発明ではあるが、専用の圧延
機を既設ラインに新設する必要があり、設備費が高くな
るという欠点がある。
また特開昭61−262402号、特開昭61−262
404号の技術は、ウェブ内幅を拡大する場合、仕上ユ
ニバーサルロールの側面にウェブ内幅拡大によるロール
と鋼材の摩擦力の増大により、第3図(a)に示すロー
ル焼付き19が発生して製品郵)のフランジ内側に掻き
疵20が発生する。またフランジ厚の大きいサイズでの
ウェブ内幅縮小圧延では、粗ユニバーサルロールのウェ
ブ波形状にした余肉骨がウェブ内幅縮小分に加算され、
圧延後の復元作用により第2図(b)の18に示すよう
にコーナー付近のウェブ厚みがより大きくなり、ウェブ
の厚み偏差がより大きくなる等品質上の欠点がある。
さらに特開昭62−279001号の技術においては、
フランジ厚の小さいサイズでのウェブ内幅拡大圧延によ
る2次ユニバーサル圧延、または仕上ユニバーサル圧延
におけるロール焼付きの回避、あるいはフランジ厚最大
サイズでのコーナー付近のウェブの大きくなる現象を抑
制できるが、なお以下の欠点がある。すなわち、一種類
の第1次ユニバーサルロールで突起(余肉)量のコント
ロールが困難であること、仮りにコントロール出来たと
しても、別途第2次ユニバーサル圧延機設備が必要とな
り、設備費が高くなるという問題がある。
資が最小であることを前提とし、仕上ユニバーサル圧延
機前まではウェブ内幅が一定な材料を使用して、仕上ユ
ニバーサル圧延機において種々のウェブ内幅寸法に調整
し、ウェブ高さ寸法精度が良くしかも表面性状の良いシ
リーズ内サイズのウェブ高さ一定なH形鋼を製造できる
熱間圧延方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は以下のとおりである。すなわち、2重圧
延機による粗造形圧延を行い粗造形素材となした後、ユ
ニバーサル圧延機およびエツジヤ−圧延機を有する圧延
機列により熱間圧延を行うに際し、最終仕上ユニバーサ
ル圧延機による圧延では軸方向に移動可能な2分割され
た水平ロールを用い、最終仕上ユニバーサル圧延機前の
水平ロール幅に対してそれぞれ最大20amの範囲内で
ウェブ内幅の拡大と縮小の組合せ圧延を行うと共に、前
記水平ロールのコーナー部から外側面にわたり圧延潤滑
剤を塗布しながら圧延することを特徴とするウェブ高さ
調整可能なH形鋼の熱間圧延方法である。
(作 用) 以下本発明の詳細な説明する。
まず第6図に示す(a)、 (b)あるいは(C)に示
すスラブ7、ブルーム8.粗形綱片9の素材を使用し、
例えば第5図の(b)に示す圧延機列において、ブレー
クダウン圧延機1でブレークダウン圧延をし、その後、
前段の中間ユニバーサル圧延をユニバーサル圧延機2と
エツジヤ−圧延機3、および後段のユニバーサル圧延機
4およびエツジヤ−圧延機5により、同一シリーズ内の
サイズ間は従来通り一種類のロール寸法で仕上圧延を行
う。その後最終仕上ユニバーサル圧延機6により圧延を
行うに際して、シリーズ内サイズのウェブ高さ一定に造
り分けるために、水平ロールのウェブ内幅を調整できる
ようなロール胴部が左右に2分割され軸方向にロール幅
が可変でウェブ部分が平坦なロールを使用する。
そしてフランジ厚の小さいサイズの圧延においては、水
平ロール幅を最終仕上ユニバーサル前のロール幅より大
きくして、いわゆるウェブ内幅の拡大圧延を行って、所
定のフランジ厚とウェブ高さに調整した製品寸法にする
。一方フランジ厚の大きいサイズの圧延においては、水
平ロール幅を最終仕上ユニバーサル前のロール幅より小
さくして、いわゆるウェブ内幅の縮小圧延を行って、所
定のフランジ厚とウェブ高さに調整した製品寸法にする
本発明者等は、最終仕上ユニバーサル圧延機でのウェブ
内幅の拡大および縮小圧延においての弊害の有無につい
て種々研究した結果、最終仕上前の水平ロール・ウェブ
部の形状は平坦とし、最終仕上ユニバーサル圧延機での
ウェブ内幅の拡大と縮小圧延量をシリーズ内サイズにお
いてほぼ等分に按分すれば、弊害の少ない領域が存在し
てユニバーサル圧延機−基でウェブ高さ一定のH形鋼を
得ることを見い出した。但し拡大圧延において、ロール
の焼付き現象がどうしても発生するという問題があるが
、これは圧延潤滑剤の連続塗布を最終仕上ユニバーサル
水平ロールに適用すれば解決できる。
第1図は、本発明の最終仕上ユニバ−サル圧延機による
シリーズ内すイズ間のウェブ高さ一定化の圧延の説明図
であり、21はロール胴部が左右に2分割され、軸方向
にロール幅(IJ)、(ヌ)が可変でウェブ部22が平
坦なロールを示す。点線で示した24は、最終仕上ユニ
バーサルロール前の鋼材を表わし、ウェブ内幅(オ)は
シリーズ内のサイズ間においては一定の寸法である。
シリーズ内のサイズにおけるフランジ厚最11けイズを
圧延する場合を第1図(a)に示す。所定のウェブ高さ
(ル)とフランジ厚tfaを確保すべく、分割ロール2
1のロール幅(す)および竪ロール23を調整セットす
る。この場合最終仕上ユニノ〈−サ)Liロール前の綱
材24のウェブ内幅(オ)は、分割ロール21のロール
幅(す)に対して小さくなる様に設計(詳細は後述)し
て、該ロールによる圧延においてウェブ内幅の拡大圧延
を行うようにすると、この時のウェブ内幅拡大量は、 △Wa  =  (す)−(オ) で表わすことができる。
このウェブ内幅拡大量は無限にある訳ではなく、技術的
制約が存在する。すなわち第1の点として、ウェブ内幅
拡大量△Waがあまり大きくなると、ウェブ25が左右
方向へ引き伸ばされることにより、第2図(a)の17
に示すコーナー部付近のウェブの肉引けによるウェブ厚
みが多少小さくなる現象が表われ、ウェブ内での厚み偏
差を生じる。第2の点は、△Waが大きくなるとフラン
ジ26が一部つニブ25ヘメタルフローすることにより
、第2図(a)に示すフランジ幅faが多小減少する現
象が表われる。
第3の点は、ウェブ内幅拡大量△Waが5〜7■以上の
領域になると、第3図(a)に示す最終仕上ユニバーサ
ルロールのコーナー部から鋼材に接触するロール外面の
範囲にかけて、圧延鋼材のメタルの一部がロールへ密着
するいわゆるロール焼付現象がおこり、圧延中のロール
回転時に第3図(b)に示すように製品のフランジ内側
にロールで引掻いた様な掻き疵20が長手方向全長にわ
たり発生する。
このロール焼付き現象は、銅材に接触する水平ロールの
外面の範囲内においてロール径が変化するために、銅材
に対するロール周速度差によるスリップ現象に加えてウ
ェブ幅拡大によるロールと鋼材面の摩擦力の増大に起因
するものであり、△Waが大きくなると確実に発生して
製品の表面性状を悪化させる。
この対策として、第4図に示すようにロール焼付の発生
する箇所すなわち水平ロールのコーナー部から外側面に
わたり潤滑剤29をノズル28により綱材圧延中に連続
塗布すると、ロール焼付きを防止することが可能である
。この場合使用する潤滑剤は、通常熱間圧延に使用され
る低粘度の鉱物油主体のものでもよいが、低粘度の合成
エステルの方がより効果的である。この他に高粘度のグ
リースや合成エステルも効果があるが、高粘度用の連続
塗布装置が必要となる。いずれの潤滑剤の選択でも良い
が、この連続塗布により製品の良好な表面性状を確保す
ることが可能となり、ウェブ内幅拡大による技術的制約
がなくなることが判明した。
一方シリーズ内サイズにおけるフランジ厚最大サイズを
圧延する場合を第1図(b)に示す。前述のフランジ厚
最小サイズの場合と同じく、ウェブ高さ(ル)と所定の
フランジ厚tfbを確保すべく分割ロール21のロール
幅(ヌ)および竪ロール23を調整セットする。この場
合の最終仕上ユニバーサルロール前の鋼材24のウェブ
内幅(才)は、前述のフランジ厚最小サイズを圧延する
場合のものと同値であり、分割ロール21のロール幅(
ヌ)に対して大きくなるように設計する。従って該ロー
ルによる圧延はウェブ内幅の縮小となり、その縮小量は
△wb  =  <才)−(ヌ) となる。
フランジ厚最小サイズと、フランジ厚最大サイズでのウ
ェブ内幅拡大量△Waと、縮小量△wbは、ウェブ高さ
(ル)一定の関係から次の様になる。
AWa  +△Wb= 2 (tfb−tfa)しかる
にウェブ内幅拡大量△Waと縮小量△wbを等値になる
ように、最終仕上ユニバーサルロール前の鋼材のロール
幅(才)を設計すれば、ロール幅(才)は、 (才)=(ル)−(AWa +  2 tfa)あるい
は、 (オ)=(+&)十 △Wb −2tfbで決定
されることになる。
すなわちウェブ内幅の拡大量△Waと縮小量△wbとを
ほぼ等値にすることは、前述のウェブ内幅拡大圧延にお
ける技術的制約および後述する縮小圧延における技術的
制約のバランス化を図るために重要である。
ウェブ内幅縮小圧延においても技術的制約が存在する。
つまり第1の点として、縮小量△wbがあまり大きくな
ると、拡大圧延とは逆に第1図(b)のウェブ25のコ
ーナー部で局部圧縮圧延され、余分なメタルの一部が圧
延後復元作用により第2図(ロ)の18に示すようにコ
ーナー部付近でウェブ厚みが多少大きくなる現象が表わ
れ、ウェブ内での厚み偏差が生じる。第2の点は、△w
bが大きくなると、これも拡大圧延とは逆に第1図ら)
に示すウェブ25のメタルが一部フランジヘメタルフロ
ーし、第2図ら)に示すフランジ幅fbが多小増加する
現象が表われる。第3の点は、△wbが大きくなると局
部的圧縮圧延により表層のメタルが流動し、第3図(b
)に示すようなラップ状の折込み疵27が発生する。
なお第6図(e)に示す製品のウェブ高さ(チ)は、第
1図(a)、 (b)に示すように、最終仕上ロールは
分割ロール2工の使用によって所定のウェブ高さを得る
ようにロール幅(す)あるいは(ヌ)を自由に設定でき
るので、従来の圧延のように圧延ロットによりロール幅
が変化するようなことがないので、寸法精度のすぐれた
ウェブ高さを得ることができる。
以上説明した中で、ウェブ内幅の拡大、縮小圧延におけ
る技術的制約現象について、発明者等が種々実験を重ね
た結果以下の知見を得た。
ウェブコーナー部付近に発生するウェブ厚みの増減によ
るウェブ内での厚み偏差は、拡大量△Wa、縮小量縮小
量6妊b共”同じ値で、寸法公差上および外見上20m
m程度が限界である。なお分割ロール21のウェブ部2
2を平坦な形状にしたのは、ウェブ内幅拡大と縮小圧延
においてウェブコーナー部の厚みが夫々減少あるいは増
加と相反する現象となるので、バランス化するためであ
る。従って拡大側、縮小側のその量の選択によっては、
ロールのウェブコーナー部を凹あるいは凸状にしてもよ
い。
次にフランジ幅の増減については、拡大量△Wa、Wa
、△wbが15mmの状態では、通常圧延(△Wa、△
wb約0胴)に対してそれぞれ−1,5mm、 +1.
5a++n程度となるが、最終仕上ユニバーサル以前の
エツジヤ−ロールでフランジ幅の調整が充分可能である
ため、所定の製品フランジ幅を得るうえで全く支障とな
らない。
またウェブ縮小圧延におけるウェブコーナー部のラップ
状折込み疵は、縮小量Δwbが20mmを超える領域で
発生する。従って本発明による最終仕上ユニバーサル圧
延機で、ウェブ内幅の拡大・縮小圧延における拡大量△
Wa、縮小量△wbは、それぞれ20s以下の領域内で
有効である。
(実施例) 次に本発明を、第5図(b)に示す圧延機配列で、H5
00X 200シリーズの試験圧延を実施した例を説明
する。
試験圧延に使用したロールは以下の通りである。
第5図(b)のブレークダウン圧延機1から、最終仕上
ユニバーサル圧延機6前までのユニバーサル圧延機2,
4.エツジヤ−圧延機3.5のロールは通常圧延のロー
ルを使用し、最終仕上ユニバーサル圧延機6のロールは
試験用として製作した。試験を行ったサイズと最終仕上
ユニバーサル圧延前の綱材寸法、および最終仕上ユニバ
ーサル圧延機6のロール幅寸法は、第1表に示すような
諸元と第1図に示すようなロール形状とし、各サイズの
最終仕上ユニバーサルロールでのウェブ内幅拡大。
縮小量は第1表の通りである。すなわちフランジ厚最小
サイズは、拡大量(△Wa)16mm、中間サイズは拡
大量(△Wa)2mmでほぼ通常圧延レベル。
フランジ厚最大サイズは縮小量(△Wb06mmとした
。また最終仕上ユニバーサル圧延機6の水平ロール外側
面に、低粘度合成エステルを圧延潤滑剤として第4図に
示すような方法でフランジ厚最小サイズのみに連続塗布
を行って試験を行った。
二の結果フランジ厚最小サイズ、最大サイズ共、通常圧
延の中間サイズと比較して遜色なく、フランジ内側やコ
ーナー付近に疵発注のない表面性状と、ウェブ厚み、フ
ランジ幅、ウェブ高さにおいて良好な寸法精度を得るこ
とが出来た。なおウェブ部の厚み偏差は、最小フランジ
サイズ、最大フランジサイズ共0.5s程度の良好なも
のであった。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による圧延方法は、現状設備
を有効活用し、専用ミルなどを新設する必要はなく、安
価な方法で寸法精度にすぐれ、がつ表面性状の良いシリ
ーズ内サイズのウェブ高さ一定なH形鋼を製造すること
が可能となり、設備費用の低減と品質向上に資する効果
は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)は本発明の最終仕上ユニバーサ
ルロールでのウェブ高さ一定化方法の圧延を示す断面図
、第2図(a)、 (b)はウェブ内幅拡大量、縮小量
がある領域を超えた場合の弊害を示す説明図、第3図(
a)、(ハ)は本発明のウェブ内幅拡大圧延におけるロ
ール焼付き発生を説明する正面図および斜視図、第4図
は圧延潤滑剤の塗布要領の一例を示す説明図、第5図(
a)、[有])はH形鋼熱間圧延を実施する場合の圧延
機配列例を示す平面図、第6図は従来のH形鋼圧延にお
ける使用素材、中間素材および製品の断面図、第7図は
従来の圧延におけるユニバーサルおよびエツジヤ−圧延
機による圧延状態を示す断面図である。 1・・・ブレークダウン圧延機、2.4・・・ユニバー
サル圧延機、3,5・・・エツジヤ−圧延機、6・・・
仕上ユニバーサル圧延機、8・・・ブルーム、10・・
・中間粗形素材、11.12.13.23・・・ユニバ
ーサル圧延機の竪ロール、14.15.16・・・ユニ
バーサル圧延機の水平ロール、 19・・・仕上ユニバ
ーサル圧延機水平ロールのロール焼付、20.27・・
・製品の掻き疵および折込み疵、24・・・仕上ユニバ
ーサル圧延機前の鋼材、28・・・仕上ユニバーサルロ
ール用圧延潤滑剤連続塗布用ノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2重圧延機による粗造形圧延を行い粗造形素材となした
    後、ユニバーサル圧延機およびエッジャー圧延機を有す
    る圧延機列により熱間圧延を行うに際し、最終仕上ユニ
    バーサル圧延機による圧延では軸方向に移動可能な2分
    割された水平ロールを用い、最終仕上ユニバーサル圧延
    機前の水平ロール幅に対してそれぞれ最大20mmの範
    囲内でウェブ内幅の拡大と縮小の組合せ圧延を行うと共
    に、前記水平ロールのコーナー部から外側面にわたり圧
    延潤滑剤を塗布しながら圧延することを特徴とするウェ
    ブ高さ調整可能なH形鋼の熱間圧延方法。
JP5477190A 1990-03-06 1990-03-06 ウェブ高さ調整可能なh形鋼の熱間圧延方法 Expired - Lifetime JP2687031B2 (ja)

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