JPH03256952A - シート搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、記録装置或いは読取装置に用いられ、搬送さ
れるシートを受は取り、シートの進行方向を変更するシ
ート搬送装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、搬送されるシートを受は取りシートの進行方向を
変更する装置は、先に本出願人が出願した特願平１−１
６９４２５号において提案されている。これを第３図に
より説明すると、吸盤１はサプライマガジン２内に積層
収納されたシートＳを１枚ずつマガジン開口部から取り
出すために設けられている。搬送されるシートＳは方向
転換ユニット３により進行方向を制御され、この方向転
換ユニット３は、メインローラ４とこのメインローラ４
の周囲を遊星的に移動自在な遊星ローラ５により構成さ
れている。メインローラ４は図示しないチェーン・スプ
ロケット及び回転駆動源により軸６を中心として回転可
能であり、遊星ローラ５は軸６を中心に回動するレバー
７の先端に回転自在に配設されており、遊星ローラ５の
中心軸８はレバー７に設けられた長孔に嵌合され、ばね
９により付勢することによりメインローラ４に圧接され
ている。なお、この進路変更装置の上方にも、サイズが
異なるシート用の同様の機構が設けられている。

作動時においては、吸盤１によりサプライマガジン２内
の最上部のシートＳを持ち上げ、レバー７を時計廻りに
回転させて遊星ローラ５を初期位置ｊから位置ｋまで回
転させることにより、シートＳの端部をメインローラ４
と遊星ローラ５の間に挟み込む、続いて、メインローラ
４は反時計廻りに回転し、同時に同一の角速度でレバー
７を回転させると、メインローラ４及び遊星ローラ５は
シートＳの先端部を挟持したまま回転して、シートＳの
進行方向を上方に変更する。遊星ローラ５が初期の位置
ｊに戻ったところでレバー７の回転を止め、メインロー
ラ４のみを駆動し続けると、シートＳの進行方向は上方
に固定されてシートＳは上方に搬送される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述の従来例には次の問題点がある。即
ち、吸盤１により持ち上げられるシートＳは、その先端
部がメインローラ４に当接して停止し、次に遊星ローラ
５がメインローラ４の周囲を周回移動しながら、シート
先端部を挟持する。

しかし、このとき第４図に示すようにシートＳの先端が
カーリングしてメインローラ４から浮き上がっていたと
すると、遊星ローラ５が周回移動しながら先端部をメイ
ンローラ４との間に挟持することは困難であり、この現
象は遊星ローラ５の径が小さいほど顕著である。そして
、シートＳの先端がメインローラ４に対して、遊星ロー
ラ５の更に外側に位置してしまい、シート搬送が不能に
なってしまう。

実際に、吸盤１の持上げ量を調整して、シート先端部が
メインローラ４に接するようにする調整作業は容易では
なく、仮に調整ができたとしても吸盤１等の経年変化や
、先端部分にカーリングが存在するシートＳはメインロ
ーラ４から浮き上がってしまい、挟持を不能にしてしま
う虞れかにある。

また、吸盤ｌがシートＳを持ち上げた後に前方に移動し
て、前方で待ち受ける挟持ローラ対の間隙に強制的に挿
し込む方法もあるが、この吸盤１の動作を実現するには
機構が複雑化することになる。

本発明の目的は、上述の問題点を解消し、シートの進行
方向を確実に変更することが可能なシート搬送装置を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段］ 上述の目的を達成するために、本発明に係るシート搬送
装置においては、シートを挟着し、進路を所望の方向に
変更して搬送するシート搬送装置において、回転駆動力
を持つ回転ローラと、該回転ローラに並列するシート案
内部材と、前記回転ローラの周囲を遊星的に移動可能な
従動ローラとを有し、該従動ローラが前記案内部材に当
接して前記シートの先端部を挟み込み前記シートを前記
回転ローラに送り込み、前記従動口〜うにより前記シー
トを前記回転ローラに押し付けて進行方向を変更するこ
とを特徴とするものである。

［作用］ 上述の構成を有するシート搬送装置は、回転駆動力を持
つ第１の回転ローラの周囲を従動ローラが遊星的に移動
して、第２の回転ローラとの間でシートを挟着し、第１
の回転ローラに送り込み、第１の回転ローうによりシー
トの進行方向を変更する。

［実施例］ 本発明を第１図、第２図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。

第１図において、１０はサプライマガジンであり、未記
録のシートＳを積層収納している。サプライマガジンｌ
Ｏの開口部付近には、サプライマガジン１０内に収納さ
れたシートＳを１枚ずつ取り出すための吸盤１１が設け
られている。更に、サプライマガジン１０の上方には第
１駆動ローラ１２、第２駆動ローラ１３が設けられてお
り、第１駆動ローラ１２は軸１４に、第２駆動ローラ１
３は軸１５に回転自在に取り付けられている。

また、第１駆動ローラ１２と第２駆動ローラ１３は図示
しないチェーン・スプロケット・モータにより駆動力が
伝達されるようになっており、第１駆動ローラ１２と第
２駆動ローラ１３の周速が等しくなるようにスプロケッ
トの歯数が決められている。更に、第１駆動ローラ１２
及び第２駆動ローラ１３はそれぞれ歯飛に回転軸１４及
び１５に軸設されており、その間隙に相手方のローラが
入り込む位置関係となっている。軸１４にはレバー１６
が回動自在に取り付けられ、レバー１６の先端には軸１
７を介してレバー１８が折曲自在に連結され、レバー１
８の先端に軸１９を介して従動ローラ２０が回転自在に
取り付けられており、軸１４は従動ローラ２０が第１駆
動ローラ１２の円周上を遊星的に周回する遊星回転中心
軸となっている。また、レバー１８の先端と軸１４の間
には引張りばね２１が設けられ、従動ローラ２０を軸１
４方向に付勢している。

装置の動作について説明すると、サプライマガジン１０
は装置本体内の所定の位置に装填され、装置内が遮光さ
れた状態でスライド蓋が開けられる。続いて吸盤１１を
動作させ、サプライマガジン１０内に積層されているシ
ートＳの最上部の１枚を吸引して持ち上げる。持ち上げ
られたシートＳの先端部は、第２駆動ローラ１３に当接
するか又はその近傍で一旦停止する０次に、ａに位置す
る従動ローラ２０を反時計廻りに回転移動させ、従動ロ
ーラ２０が第１駆動ローラ１２の周囲を周回するときは
、引張りばね２１の引張力により中心軸１４と軸１７と
従動ローラ２０を頂点とする三角形状を維持したまま周
回する。やがて、従動ローラ２０はシートＳの先端を挟
み込みながら、第２駆動ローラ１３に当接する。このと
き、シートＳの先端がカーリングなどで第２駆動ローラ
１３から離れていたとしても、従動ローラ２０はシート
Ｓに対して略下方から接近するため、第２駆動ローラ１
３との間にシートＳを挟持することが可能となる。続い
て、従動ローラ２０は引張りばね２１に抗して、つまり
先の三角形を変形しながら第２駆動ローラ１３の周辺に
沿って移動してｂの位置に到達する。ここで、駆動ロー
ラ１２．１３を時計廻りに回転させると、挟持されたシ
ートＳは前方に移動を開始する。同時に、従動ローラ２
０を駆動ローラ１２．１３の周速と等速に移動させると
、従動ローラ２０は再び第１駆動ローラ１２側に移り渡
った後に回転移動を続け、シートＳの先端が所望する方
向に向いた時点で移動を停止する。更に、駆動ローラ１
２．１３を回転し続けると、シートＳは所望の上方へと
搬送されることになる。

上述の実施例では、第１駆動ローラ１２及び第２駆動ロ
ーラ１３を互いに入り込む入れ子の位置関係として、従
動ローラ２０が駆動ローラ１０．１１間を移り渡る例を
示したが、第２の実施例として第２図に示すような例も
挙げられる。即ち、駆動ローラ１２°は先の実施例と同
様に軸１４゜と同軸であり、軸１４°に対して回転自在
に取り付けられ、図示しない駆動伝達手段により駆動力
が伝達されている。軸１４°は駆動ローラ１２゛の円周
上を遊星的に周回する従動ローラ２０°の遊星回転中心
軸であり、従動ローラ２０°はレバー２２を介して取り
付けられている。従動ローラ２０°は軸１９°により回
転自在に支持されており、軸１９°はレバー２２に設け
られた長孔に沿って引張りばね２１’により付勢されて
いる。

吸盤１１と駆動ローラ１２゛との間は、回転駆動力を持
たず回転自在に取り付けられた回転ローラ２３が配置さ
れ、従動ローラ２０゛が駆動ローラ１２゛の円周上を周
回する時に、従動ローラ２０°と当接する位置に配設さ
れている。

この実施例においても、先の実施例と同様に吸盤１１に
よりサプライマガジンｌＯからシートＳを取り出し、シ
ートＳの先端が回転ローラ２３に当接する位置又は近傍
の位置まで持ち上げる。

次に、当初Ｃの位置に待機していた従動ローラ２０゛は
反時計廻りに移動を開始して、やがてシートＳの先端を
回転ローラ２３に当接することによりシートＳを挟み込
む。このとき、先の実施例と同様の理由により、シート
先端部を従動ローラ２０’　と回転ローラ２３とにより
確実に挟持することができる。続いて、駆動ローラ１２
°を時計廻りに回転させると、従動ローラ２０°を介し
て回転ローラ２３に駆動力が伝達され、シートＳの搬送
を開始する。シートＳの先端部が従動ローラ２０°と駆
動ローラ１２°の間に挿入されると、従動ローラ２０°
が駆動ローラ１２’の周速と等速に回転移動を開始して
、シートＳの方向を転換しながら搬送を行う。そして、
シートＳの先端が所望の方向に向いた時点でレバー２２
の回動を停止し、続いてシートＳを所望の方向へと送り
圧す。

なお、第２の実施例において１回転ローラ２３はガイド
板等の固定のシート案内部材としてもよい。

［発明の効果１ 以上説明したように本発明に係るシート搬送装置は、第
１の回転ローラの周囲を遊星的に周回する従動ローラを
設けることにより、第１、第２の回転ローラとの間でシ
ートを確実に挟持しながらシートの進行方向を自在に変
換することが可能となる。

【図面の簡単な説明】 図面第１図、第２図は本発明に係るシート搬送装置の実
施例を示し、第１図は第１の実施例の構成図、第２図は
第２の実施例の構成図であり、第３図は従来の画像記録
装置の構成図、第４図はその要部構成図である。 符号１０はサプライマガジン、１１は吸盤、１２．１２
°は第１駆動ローラ、１３は第２駆動ローラ、１６．１
８．２２はレバー、１９．１９゛は引張りばね、２０．
２０゛は従動ローラ、２３は回転ローラである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シートを挟着し、進路を所望の方向に変更して搬送
   するシート搬送装置において、回転駆動力を持つ回転ロ
   ーラと、該回転ローラに並列するシート案内部材と、前
   記回転ローラの周囲を遊星的に移動可能な従動ローラと
   を有し、該従動ローラが前記案内部材に当接して前記シ
   ートの先端部を挟み込み前記シートを前記回転ローラに
   送り込み、前記従動ローラにより前記シートを前記回転
   ローラに押し付けて進行方向を変更することを特徴とす
   るシート搬送装置。 ２、前記回転ローラを第１の回転ローラとし、前記案内
   部材を回転駆動力を持つ第２の回転ローラとし、前記従
   動ローラは該第２の回転ローラと当接する際に、前記第
   １の回転ローラから離反するようにした請求項１に記載
   のシート搬送装置。 ３、前記回転ローラを第１の回転ローラとし、前記案内
   部材を第２の回転ローラとし、前記第１の回転ローラと
   前記第２の回転ローラが互いに入り込む入れ子の位置関
   係とした請求項１に記載のシート搬送装置。