JPH0325645B2 - - Google Patents

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JPH0325645B2
JPH0325645B2 JP62164949A JP16494987A JPH0325645B2 JP H0325645 B2 JPH0325645 B2 JP H0325645B2 JP 62164949 A JP62164949 A JP 62164949A JP 16494987 A JP16494987 A JP 16494987A JP H0325645 B2 JPH0325645 B2 JP H0325645B2
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JP
Japan
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fixed
pin
locking
support
fixing
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JP62164949A
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JPS6412113A (en
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Koji Okita
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NIPPON PITT KK
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NIPPON PITT KK
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Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、支持体に被固定部材を固定具で固定
するための固定構造に関する。
(2) 従来の技術 従来、被固定部材を支持体に固定するにあたつ
ては、固定具としてタツピングねじを用いるか、
通常のねじを用いるのが一般的である。
ところが、タツピングねじを用いるものでは、
被固定部材の着脱を何回も繰り返すうちに、タツ
ピングねじのねじ山が損傷してしまう。また通常
のねじを用いる場合には、そのねじを螺合するた
めのねじ穴を支持体に設けると共にそのねじ穴に
対応してねじを挿通するための挿通孔を被固定部
材に設ける必要があるが、挿通孔及びねじ穴の位
置合せが難しく、手間がかかり、コストアツプに
つながる。
そこで斯かる問題を解決すべく、例えば特開昭
62−127506号公報に開示される如く、被固定部材
の挿通孔に回動可能に嵌合保持された固定具の内
端に、該固定具の回動操作に応じて支持体に弾力
的に係合し得る係止部を連設することにより、耐
久性を高めることができ、しかも加工精度を特別
に高くしなくても容易に被固定部材を支持体に固
定できるようにしたものが既に提案されている。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記提案のものでは、被固定部材と金型との間
に画成されるキヤビテイ内に合成樹脂を射出して
上記固定具全体を一体成形するようにしていて該
固定具が被固定部材より分離不能であることか
ら、厚みの異なる別の被固定部材を使用する場
合には、その厚みに対応して固定具全体を設計変
更する必要があつて、その変更のために別の金型
を最初から作り直さなければならずコストが嵩
み、また固定具12の一部だけが破損した場合
でも、固定具12全体をそつくり交換する必要が
あつてコストが嵩み、更に固定具全体が同一の
材料で構成されるから、固定具の各部に同じ材質
しか付与し得ず、材料選択の範囲が狭くなる、等
の問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたもので
あり、上記従来構造の問題を解決しつつ耐久性及
び脱着作業性を向上させることができるようにし
た固定構造を提供することを目的とする。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明によれば、支
持体に被固定部材を固定具で固定するための固定
構造において、前記支持体には被固定部材を受け
るための支持部が設けられ、前記被固定部材には
挿通孔が穿設され、前記固定具は、前記被固定部
材の表面側に係合する係止頭部を一端に有して前
記挿通孔に挿通されるピンと、このピンの外周に
被固定部材の裏面側より嵌合されて一端部が前記
係止頭部との間に被固定部材を挟持するカラー
と、前記ピンの角変位に応じて前記支持部に弾性
的に係合する位置とその係合を解除する位置との
間で回動し得るようピンの一直径線に沿う一直線
状に延びて該ピンの他端に着脱可能に固着される
弾性係止部材とより構成され、その弾性係止部材
は、前記カラーのピンからの離脱を阻止するよう
該カラーの他端部に係合される。
(2) 作用 係止部材を係合解除位置に保持した状態で被固
定部材を支持体上に置いて係止頭部を所定角度回
せば、係止部材を支持部との係合位置まで回動さ
せて、被固定部材を固定具を介して支持体に的確
に固定することができる。
また特に上記固定具を、被固定部材の表面側に
係合する係止頭部を一端に有するピンと、そのピ
ンの外周に嵌合されて該係止頭部との間に被固定
部材を挟持するカラーと、そのカラーを支承し且
つ前記支持部に係脱し得るようピンの他端に取付
けられる弾性係止部材の都合三部材より分割構成
したことによつて、固定具が全体として複雑な形
状構造であつてもその製作が容易となる上、前記
三部材に各々の機能に最適の材料選択が可能とな
る。しかも厚みの異なる被固定部材を使用する場
合には、その厚みに対応して前記ピンのみを設計
変更すればよく、また前記三部材のうちの一部が
変形破損した場合にはその変形破損したものだけ
を新品を交換すればよい。
(3) 実施例 以下、図面により本発明を配線ダクトに適用し
た場合の一実施例について説明すると、先ず第1
図において、配線ダクト1は、上部に開口部2を
有する横断面略U字状の支持体としての枠体3
と、その開口部2を開閉可能に閉塞する被固定部
材としての蓋4とから成り、蓋4は、固定具とし
ての固定金具5により枠体3に固定される。
第2図および第3図を併せて参照して、枠体3
は、相互に対向して平行に延びる一対の受枠6の
下部間を底板7で連結して上方に開いた横断面略
U字状に形成される。受枠6の上端寄り内面に
は、蓋4を受けるべく内方に張出した支持部8a
が一体に設けられ、この支持部8aの先端との間
にスリツト状の係止開口部9を形成すべく支持部
8aの先端との間に間隔をあけて対向する支持部
8bが、脚部10を介して受枠6に一体に設けら
れる。すなわち係止開口部9は、その一方向(第
1図の左右方向)に沿う長さをその一方向と直交
する方向(第1図の紙面に垂直な方向)に沿う長
さよりも小さくして形成される。また一方の支持
部8aの上面には、ゴム製受け部材11が嵌着さ
れており、受枠6の上面と面一にして開口部2に
嵌合される蓋4の側縁はその受け部材11を介し
て支持部8aで受けられる。
蓋4の側縁には、前記係止開口部9に対応して
挿通孔12が穿設され、該挿通孔12は、上方の
大径孔部12aと下方の小径孔部12bとが上方
に臨む段部12cを介して同軸に連設されて成る
ものである。
第4図を併せて参照して、固定金具5は、ピン
13と、該ピン13を囲繞するカラー14と、ピ
ン13に固定される係止部材15とから成る。ピ
ン13の一端には、前記挿通孔12の大径孔部1
2a内に挿入されて段部12cで受けられる係止
頭部13aが一体に設けられ、ピン13は、該係
止頭部13aを段部12cで受けるようにして挿
通孔13および係止開口部9に挿通される。また
ピン13の他端すなわち下端は、受け部材11で
受けられた蓋4の段部12cに係止頭部13aを
当接させた状態で、支持部8a,8bよりも下方
に位置するものであり、このピン13の他端面に
は、その一直径線に沿つて延びる溝16が設けら
れる。
係止部材15は、板ばね材により弾性を有する
矩形板状に形成されており、その中央部が前記溝
16に嵌合されるとともにねじ部材17によつて
ピン13の他端面に固定される。しかも該係止部
材15は、その両端をピン13の外面から外方に
突出させるようしてピン13の一直径線に沿つて
ピン13に固定されており、その四端およびねじ
部材17間の距離はほぼ同一に設定され、係止部
材15の全長L1は係止開口部9の一方向に沿う
長さL2よりも大きくかつ係止開口部9の他方向
に沿う長さよりも小さく設定される。すなわち係
止部材15は、その長手方向を係止開口部9の他
方向に沿う向きとしたときには係止開口部9内を
上下に移動可能であるが、該長手方向を係止開口
部9の一方向に沿う向きとしたときには支持部8
a,8bに係合する。また係止部材15の両端部
上面には、支持部8a,8bの下面に当接し得る
半球状の係合突起15a,15bが突設される。
カラー14は、ピン13を囲繞する円筒状に形
成されるものであり、このカラー14の長さは、
その下端を係止部材15で受けているときに、そ
の一端すなわち上端と係止頭部13aとの間に蓋
4を挟む程度の間隔をあけるように設定される。
ピン13の係止頭部13aにおける表面すなわ
ち上面には、該ピン13を回動駆動するためのド
ライバ(図示せず)を係合すべくプラス形の係合
溝18が刻設されるとともに、係止部材15の長
手方向を示すための指標19,19がポンチ加工
等により設けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、蓋
4への固定金具5の取付けにあたつては、ピン1
3を蓋4の上方から挿通孔12に挿通した状態で
蓋4の下方部分のピン13にカラー14を嵌挿
し、次いで係止部材15をねじ部材17によりピ
ン13に固定する。この際、係止部材15の両係
合突起15a,15bは上方に向けられている。
しかも蓋4がピン13の係止頭部13aとカラー
14との間に挟まれた状態となるので、比較的大
きな力をピン13に加えない限りピン13すなわ
ち係止部材15をほぼ一定に保持することがで
き、これにより複数の固定金具5における係止部
材15の長手方向を一定の方向に揃えて保持する
ことができる。これは複数の固定金具5を用いて
蓋4を固定する際には非常に便利であり、わずか
な振動等で係止部材15の長手方向がばらばらに
なると、蓋4を枠体3の開口部2に嵌合する際
に、係止部材15が支持部8a,8bにあたつて
嵌合が困難となるものである。
このようにして係止部材15の長手方向を係止
開口部9の長手方向すなわち第1図の紙面に垂直
な方向に揃えた状態で、蓋4を開口部2に嵌合し
し、蓋4の側縁を受け部材11で受ける。この状
態で、係合溝18にドライバを係合し、ピン13
を90度回動操作すると、係止部材15が90度回動
し、係合突起15a,15bが支持部8a,8b
の下面に弾発的に係合し、蓋4が枠体3に固定さ
れる。この際、係合突起15a,15bは半球状
に形成されているので、支持部8a,8bとの係
合が円滑に行なわれ、支持部8a,8bの下面と
良くなじんで確実な締付けが行なわれる。しかも
係合突起15a,15bを設けることにより、ピ
13およびカラー14等の寸法精度を比較的粗く
しても、係止部材15を支持部8a,8bに確実
に係合することが可能である。
このように蓋4を固定した状態で、係止頭部1
3aの上面は上方に露出しており、その係止頭部
13aに設けた指標19,19により固定金具5
が固定状態となつているか否かを確認することが
できる。
蓋4を開放する際には、蓋4の上方からピン1
3を90度回動して係止部材15の長手方向を係止
開口部9の長手方向に合わせればよく、係止部材
15と支持部8a,8bとの係合が解除されるこ
とにより、蓋4を枠体3から取外すことができ
る。しかもこの際、前述の固定作業時と同様にカ
ラー14の働きにより係止部材15をほぼ一定位
置に保持することができ、これにより次の固定に
あたつて蓋4を開口部2に嵌合する作業が容易と
なる。
かかる固定金具5を用いた蓋4の固定では、従
来のようにねじを用いるものではないので、ねじ
山の損傷による耐久性の低下が回避される。
以上の実施例では、支持部8a,8b間にスリ
ツト状の係止開口部9を設けたが、一体の支持部
に一方向に長い長孔状の係止開口部を設けるよう
にしてもよい。また係止部材をピンからその一側
方にのみ延設し、その係止部材の端部を鍔状に張
出した支持部の側縁に係合するようにしてもよ
い。さらに本発明は、配線ダクトに限らず、支持
体に被固定部材を固定するための構造として広く
実施され得るものである。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、支持体に被固定
部材を固定具で固定するための固定構造におい
て、前記支持体には被固定部材を受けるための支
持部が設けられ、前記被固定部材には挿通孔が穿
設され、前記固定具は、前記被固定部材の表面側
に係合する係止頭部を一端に有して前記挿通孔に
挿通されるピンと、このピンの外周に被固定部材
の裏面側より嵌合されて一端部が前記係止頭部と
の間に被固定部材を挟持するカラーと、前記ピン
の角変位に応じて前記支持部に弾性的に係合する
位置とその係合を解除する位置との間で回動し得
るようピンの一直径線に沿う一直線状に延びて該
ピンの他端に着脱可能に固着される弾性係止部材
とより構成され、その弾性係止部材は、前記カラ
ーのピンからの離脱を阻止するよう該カラーの他
端部に係合されるので、係止部材を係合解除位置
に保持した状態で被固定部材を支持体上に置いて
係止頭部を所定角度回せば、係止部材を支持部と
の係合位置まで回動させて、被固定部材を固定具
を介して支持体に的確に固定することができ、従
つて従来のねじを用いた固定構造に比べると、耐
久性を向上させることができるとともに、固定お
よび取外し作業が頗る容易となり、また加工精度
を比較的粗くしても確実な締付け固定が可能とな
る。
また特に上記固定具を、被固定部材の表面側に
係合する係止頭部を一端に有するピンと、そのピ
ンの外周に嵌合されて該係止頭部との間に被固定
部材を挟持するカラーと、そのカラーを支承し且
つ前記支持部に係脱し得るようピンの他端に取付
けられる弾性係止部材といつた、相互に分離可能
且つ機能の相異なる都合三部材より分割構成した
ことによつて、固定具が全体として複雑な形状構
造であつてもその製作が容易となる上、前記三部
材に各々の機能に最適の材料選択が可能となつて
材料選択の範囲も拡がる。しかも厚みの異なる被
固定部材を使用する場合には、その厚みに対応し
て前記ピンのみを設計変更すれば済み、前記カラ
ーや弾性係止部材は従前のものを設計変更するこ
となくそのままま用いることができるから、その
変更に要するコストの低減を図ることができる。
しかもまた前記三部材のうちの一部が変形破損し
た場合には、その変形破損したものだけを新品と
交換すれば済むから、その交換に要するコストの
低減も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第
1図は要部縦断正面図、第2図は蓋を省略した状
態での第1図の平面図、第3図は第2図−線
断面図、第4図は第3図矢視図である。 3……支持体としての枠体、4……被固定部材
としての蓋、5……固定具としての固定金具、8
a,8b……支持部、12……挿通孔、13……
ピン、13a……係止頭部、14……カラー、1
5……係止部材、15a,15b……係合突起、
18……係合溝、19……指標。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体3に被固定部材4を固定具5で固定す
    るための固定構造において、前記支持体3には被
    固定部材4を受けるための支持部8aが設けら
    れ、前記被固定部材4には挿通孔12が穿設さ
    れ、前記固定具5は、前記被固定部材4の表面側
    に係合する係止頭部13aを一端に有して前記挿
    通孔12に挿通されるピン13と、このピン13
    の外周に被固定部材4の裏面側より嵌合されて一
    端部が前記係止頭部13aとの間に被固定部材4
    を挟持するカラー14と、前記ピン13の角変位
    に応じて前記支持部8aに弾性的に係合する位置
    とその係合を解除する位置との間で回動し得るよ
    うピン13の一直径線に沿う一直線状に延びて該
    ピン13の他端に着脱可能に固着される弾性係止
    部材15とより構成され、その弾性係止部材15
    は、前記カラー14のピン13からの離脱を阻止
    するよう該カラー14の他端部に係合されること
    を特徴とする、固定構造。 2 前記ピン13の係止頭部13a表面には、ド
    ライバを係合するための係合溝18が設けられる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の固
    定構造。 3 前記ピン13の係止頭部13a表面には、係
    止部材15の長手方向を示す指標19が設けられ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の固定構造。 4 前記係止部材15の端部には、支持部8aに
    係合し得る半球状係合突起15aが突設されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項ま
    たは第3項記載の固定構造。
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JPS6412113A JPS6412113A (en) 1989-01-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532571Y2 (ja) * 1990-09-25 1997-04-16 株式会社日本ピット 蓋の固定構造
DE102008048318A1 (de) * 2008-09-22 2010-09-23 Audi Ag Befestigungsvorrichtung und Verfahren zum Befestigen in einer Öffnung in einer Wand

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JPS528745A (en) * 1975-07-10 1977-01-22 Gakken Co Ltd Code pattern collating method
JPS62127506A (ja) * 1985-11-29 1987-06-09 日本プラスト株式会社 合成樹脂部品の取付装置

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