JPH0325399Y2 - - Google Patents

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JPH0325399Y2
JPH0325399Y2 JP1985002685U JP268585U JPH0325399Y2 JP H0325399 Y2 JPH0325399 Y2 JP H0325399Y2 JP 1985002685 U JP1985002685 U JP 1985002685U JP 268585 U JP268585 U JP 268585U JP H0325399 Y2 JPH0325399 Y2 JP H0325399Y2
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case
explosion
groove
center
capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は防爆弁付きの電解コンデンサにおいて
防爆弁が安定に作動ししかも弁作動時コンデンサ
ケース内の内容物の飛散を極力防止し得るように
した防爆形コンデンサケースに関する。
〔考案の技術的背景〕
一般に、防爆弁付きの電解コンデンサでは、安
定した防爆弁の作動と共に内容物の飛散をできる
限り防止することが必要とされている。
従来の防爆弁付きの電解コンデンサは、第6図
に示すようにコンデンサ紙を介在して陽,陰極箔
が巻回されて成るコンデンサ素子11を、底面に
防爆用溝12が形成された外装ケース13内に収
納し、素子の陽,陰極リード14,15を封口体
16の孔を通して外部へ引き出した構造となつて
いる。外装ケース13はアルミニウム等で形成さ
れていて、その底面に形成された溝12は第7図
に示すようにY字状に形成されたり、又第8図に
示すように十字状に形成されている。何れの場合
も、この溝12の形状は、ケース底面の中心位置
に交叉点を有した形状に形成されている。
上記のように構成された防爆弁付きの電解コン
デンサでは、長年使用による特性劣化や、陽陰極
の誤接続、過電圧印加及び交流電圧印加等に起因
して、コンデンサ素子11が発熱し素子内の電解
液や水分等の蒸発及び水素ガスの発生により外装
ケース13内部の圧力が外気圧より著しく上昇
し、その結果溝12による防爆弁が開いてケース
内部が圧抜きされる。この圧抜きによつて、ケー
ス内のガス化成分や内容固形成分等が外部に飛散
する。
〔背景技術の問題点〕
ところで、上記従来構成の防爆形ケースでは、
圧抜き時の防爆弁は第9図に示すように作動す
る。この場合、溝12の交叉点はケース底面の中
心位置に形成されているので、防爆弁作動時ケー
ス13内部の圧力成分はケース底面の左右部C,
C′をほぼ均等に押圧して開弁する。この場合、圧
力抜けの方向(矢示Gにて示す)はケース中心O
−O′と同一となり、弁作動時のガス通過圧力に
より開孔部が大きく開き易く、その結果内容固形
成分が外部に飛散し易くなる。従つて、内容物が
コンデンサ周囲に飛び散つて周辺を汚染するとい
う問題があつた。
また、従来の防爆弁においては、溝がケース底
面の中心を通過するのでコンデンサ内部でガスが
発生し内圧が上昇したとき、中心上の溝に応力が
集中し、ケースのふくらみが大きくなつてしまう
という問題もあつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は上述した点にかんがみ、防爆弁
が正常に作動すると共に、弁作動時ガス通過圧力
により開孔部が開き過ぎるのを防ぐことができ、
内容固形物がケース外部に飛散するのを極力少な
くすることができる防爆形コンデンサケースを提
供することである。
〔考案の概要〕
本考案は、コンデンサケースの底面に、その中
心から偏位して半径方向と直角に交わる直線溝を
設け、該半径方向と直線溝との交点より底面の中
心を狭むように2本の直線または曲線の溝を設け
た構成とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案に係る防爆形コンデンサケース
の底面における溝形状の一実施例を示す平面図
で、第2図は第1図の−線断面図である。
これらの図において、符号1はコンデンサ素子
が収納されるアルミニウム等の円筒状の外装ケー
スで、図示下方は開口され上方の底面にはケース
中心O−O′から偏位した位置に一本の直線溝2
が設けられている。そして、直線溝2と半径方向
との直角の交点よりケース底面の中心を狭むよう
に2本の直線溝3,4が設けられている。これら
直線溝2,3,4の交点2Aが防爆弁作動時にお
ける開口部となる。
次に、上記構成のコンデンサケースの防爆弁作
動時の状態を第3図を参照しながら説明する。内
部気圧の上昇によつてケース1底面が押圧された
場合、防爆弁は溝交叉点2Aを開孔部として弁動
作する。この場合、直線溝2により分割された左
右両面において、ケース中心Oを含む広面積側の
面は直線溝3,4が形成されているため、変形度
合いが大きく、又他方の小面積側の面は変形度合
いが小さい。従つて、弁動作開孔部はケース底面
の左右で段差を持つて発生し、ガス通過方向Gは
ケース中心O−O′に対して角度なす方向となる。
この場合、内部ガスは一旦ケース底部で屈折した
後外部に出るため、通過圧力が弱められ、これに
伴つて内容固形物が外部へ飛散するのを防止する
ことができる一方、開孔部が大きく開いてしまう
のを防止することができる。
また、本実施例では、溝の位置をケース底面の
中心を通過しないように設けてあるので、コンデ
ンサの内圧が上昇した場合の応力が分散され、ケ
ースのふくらみを最小限に抑制することができ
る。
第4図及び第5図は本考案の他の実施例を示す
平面図である。第4図は第1図に示した直線溝2
の中央点から離れた位置より直線溝3,4を設け
るようにしたもので、ほぼ矢印形状の溝が形成さ
れている。第5図は第1図に示した直線溝3,4
を円弧状に湾曲させた形状にしたものである。何
れの形状であつても、溝2,3,4の交叉点が弁
作動時に開孔部となることは第1図の場合と同様
である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ケース内部
圧力上昇時、防爆弁の正常な動作と相俟つて、開
弁部が不均一に変形されて開孔方向がケース中心
から傾斜した方向となるので、ガス化圧力により
開孔が開き過ぎるのを防止できると共に、内容固
形物がケース外部に飛散し周辺を汚染するのを防
止することが可能となる。しかも、本考案による
溝はケース底面の中心点を通過しないように設け
てあるので、弁作動に至る前のケースのふくらみ
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防爆形コンデンサケース
の底面に形成される溝構成の一実施例を示す平面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
第1図における防爆弁作動時の状態を説明する断
面図、第4図及び第5図は本考案の他の実施例を
示すケース底面の平面図、第6図は従来の防爆形
電解コンデンサの構造を示す断面図、第7図及び
第8図は従来の防爆用溝の構成を示す平面図、第
9図は従来の防爆弁作動時の状態を説明する断面
図である。 1……コンデンサケース、2……直線溝、3,
4……溝、2A……溝交叉点、O……ケース底面
の中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサケースの底面に、その中心から偏位
    して半径方向と直角に交わる直線溝を設け、該半
    径方向と直線溝との交点より底面の中心を狭むよ
    うに2本の直線または曲線の溝を設けたことを特
    徴とする防爆形コンデンサケース。
JP1985002685U 1985-01-12 1985-01-12 Expired JPH0325399Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985002685U JPH0325399Y2 (ja) 1985-01-12 1985-01-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985002685U JPH0325399Y2 (ja) 1985-01-12 1985-01-12

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Publication Number Publication Date
JPS61119340U JPS61119340U (ja) 1986-07-28
JPH0325399Y2 true JPH0325399Y2 (ja) 1991-06-03

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ID=30476599

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JP1985002685U Expired JPH0325399Y2 (ja) 1985-01-12 1985-01-12

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JPS5846435B2 (ja) * 1979-10-24 1983-10-17 株式会社日立製作所 マンコンベアのステツプ
JPS5918426B2 (ja) * 1981-06-01 1984-04-27 株式会社 アサヒペン 接着剤用塩素系樹脂組成物

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JPS61119340U (ja) 1986-07-28

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