JPH0325363A - 電縫管の超音波探傷装置 - Google Patents

電縫管の超音波探傷装置

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JPH0325363A
JPH0325363A JP1161205A JP16120589A JPH0325363A JP H0325363 A JPH0325363 A JP H0325363A JP 1161205 A JP1161205 A JP 1161205A JP 16120589 A JP16120589 A JP 16120589A JP H0325363 A JPH0325363 A JP H0325363A
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arm
tube
erw
holding frame
resistance welded
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Application number
JP1161205A
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English (en)
Inventor
Takashi Ota
隆司 太田
Akio Takahashi
昭夫 高橋
Mineo Onishi
大西 峰雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSUTETSUKUSU KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
OSUTETSUKUSU KK
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電縫管の製造ライン上でそのシーム部の溶接
欠陥を超音波探傷する装置に関する。
〔従来の技術〕
近年製管ξルの稼動率の向上,歩留りの向上を図るため
コイル1個毎に段取り替え、通板を行う、所謂コイル製
管方式から製管に供しつつあるコイルのテイルにルーブ
カーを用いて時間的な余裕をもたせつつ順次別のコイル
のヘッドを溶接して製管を行う、所謂連続製管方弐が採
用されつつある。
この場合接続されるべきコイルの幅,肉厚は同じとは限
らないため、製管される電縫管の径,肉厚も異なること
となる。従って従来電縫管の品質保証のために広く行な
われているシーム部の超音波探傷装置においても、この
ような異径管,異肉厚管に対し迅速な段取り替えにより
、支障なく探傷を続行し得ることが望まれている。
このための装置として、従来にあっては第8図に示す如
き装置が提案されている。
第8図は従来(実公昭56−25414号)の探傷装置
を示す斜視図であり、51は固定枠、52は該固定枠5
lに支持された探傷装置、Pは電縫管を示している。電
縫管Pはシーム部Sを上方に位置させて矢符方向に移送
されるようにしてあり、この電縫管Pの移送域の上方に
探傷装置52が固定枠51に取付板53を用いて装着さ
れている。取付枠53の前面には複数のガイドロール5
4を用いてギア55aを備えた円弧状をなすセグメント
55が支持されており、このセグメント55の前面に支
持枠56が装着され、該支持枠56に設けた回転軸57
,エアシリンダ58を介してリンク61,62,63.
64からなる平行リンク機構が支持されている。平行リ
ンク機構を構或するリンク64には保持枠65が固定さ
れ、これには径合せ機構66及び円弧枠67が設けられ
ている。径合せ機構66は電縫管Pの径に応じて開,閉
し相互の開き角度が変化する一対の転接ローラ66a 
. 66aを備えている。
また円弧枠67には取付枠67aを介し、電縫管Pのシ
ーム部S側に向けて探触子68が円弧枠67に沿って移
動可能に装着されている。
而してこのような従来装置にあっては、例えば電縫管P
が上,下方向に平行移動したときは平行リンク機構がス
フェリカルベアリング61a, 62aを回転中心とし
て上,下に回転し、また保持枠65がスフェリカルベア
リング6lbを回転中心として水平姿勢を保持しつつ上
,下に回転し、電縫管Pのシーム部Sと探触子68との
位置関係が保持される。
また電縫管Pが水平方向に平行移動したときは平行リン
ク機構が各関節部のスフェリカルベアリング61a, 
6lbを支点として、水平面内で矩形状から平行四辺形
状に変化し、保持枠65も電縫管Pの表面に乗ったまま
水平方向に平行移動し、シーム部Sと探触子68との位
置関係は変化しない。
電縫管Pが垂直方向に傾斜変動した場合には平行リンク
機構がスフェリカルベアリング6lbを中心にして回転
し、また水平方向に傾斜変動した場合には平行リンク機
構が矩形状のまま回転軸57を中心にして電縫管Pの傾
斜方向に回転し、夫々シーム部Sと探触子68との相対
的な位置関係は変化しない。電縫管Pが湾曲していると
きは保持枠65がこれに倣うよう平行リンク機構が矩形
状から平行四辺形に変化する,また電縫管Pのシーム部
が周方向に変位しているときはモータ69にてセグメン
ト55を案内ロール54に沿って左,右方向に傾斜せし
め、シーム部Sに対し探触子68を追従移動せしめるこ
ととなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このような従来の超音波探傷装置にあっては
、電縫管Pの姿勢に応じてそのシーム部Sに探触子68
を対応させることは可能であるが、逆に各関節部の滑り
動作によって位置ずれを生じ易く、また電縫管Pの管径
替りの段取り替え時等には径合せ@構66における倣い
ローラ66aをハンドル66bにて操作せねばならず、
また電縫管Pの径,肉厚に合せて各探触子68の位置の
調整も手動的にjテなわねばならず、通常6個程度必要
とする探触子68の位置を短時間に調整するには熟練を
要し、迅速な段取り替えが難しいという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは肉厚,管径替りの段取り替えを迅速
、且つ正確に行うことを可能とした電縫管の超音波探傷
装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る電縫管の超音波探傷装置は、電縫管の製造
ラインで電縫管の溶接部を超音波を用いて探傷する装置
において、 電縫管の移送方向に延在され、その外周面に沿ってこれ
と平行に左右方向に揺動可能に支持された保持フレーム
と、該保持フレームから垂設された一対の吊垂アームと
、各吊垂アームの下端部に枢支されたホルダと、該ホル
ダに装着された探触子とを有し、前記各吊垂アームは上
端部を保持フレームに枢支された上部アームと、該上部
アームに上端部を枢支された下部アームと上部アームを
その上端部回りに回転し、また固定する手段と、下部ア
ームを上部アームに対して回転し、また固定する手段と
を具備する。
〔作用〕
本発明はこれによって電縫管の管径肉厚が異なる場合に
も、電縫管に対する探触子の位置決めを吊垂アームの操
作によって迅速に移動位置決めし得ることとなる. 〔実施例〕 以下本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に説
明する。第1図は本発明に係る電縫管の超音波探傷装置
(以下本発明装置という〉を電縫管の移送方向に引き伸
ばして示す概念図、第2図は本発明装置の側面図、第3
図は同じ《正面図であり、図中1は超音波探傷装置、2
は固定枠、Pは被検対象物である電縫管を示している。
電縫管Pはそのシーム部Sを真上にした状態で矢符方向
に移送されるようになっており、この電縫管Pの移送域
の上方に超音波探傷装置lが固定枠2に昇降枠11を介
して電縫管Pの移動域に対し昇降可能に配設されている
昇降枠l1は図示しないガイド部材に沿って昇降可能に
配設されると共に、前記固定枠2に設けたモータ3に連
繋する螺条杆4をブラケットllbに螺合貫通させてあ
り、モータ3の正,逆回転によって昇降せしめられるよ
うになっている。
昇降枠11の前面側には垂直方向及び/又は水平方向に
対して相対移動可能な4個の移動盤13, 14,15
. 16がこの順序で前方側に順次重ねた状態で平行に
配設されており、最前方に位置する移動盤16の前面下
部であって、左,右方向の略中央には保持フレーム20
の下部に設けたローラ20bを支持する下向きY字形を
なすホルダ20aを前.後方向の水平軸16dを用いて
軸支すると共に、保持フレーム20の上部をばね16c
を用いて移動盤16に連繋し、保持フレーL20を常時
左,右方向の中立位置に付勢保持するようにしてある。
移動盤16に対する保持フレーム20の軸支点は保持フ
レーム20の前,後方向及び左,右方向の略中央であっ
て水平軸16d回りに左.右方向に対し軽快に回転し得
るようになっている. 移動盤13は昇降枠1lの前面に左,右方向に所要の間
隔を隔てて縦向きに平行に配したボールねじを構或する
一対のガイドレールlla,llaにガイドベアリング
13c. 13cを用いて昇降枠11に対して上,下方
向に移動可能に配置され、また上端部に設けた支持片l
3bの長孔13cに、昇降枠11に設けてあるエアシリ
ンダ12におけるロッドのフフク12aを係人せしめて
あり、該エアシリンダl2の駆動によって移動盤l3を
ガイドレールlla,llaに沿って昇降枠l1に対し
て上,下移動せしめ得るようにしてある。移動盤14は
移動盤13の前面側に上.下方向に所要の間隔を隔てて
横向きに水平に配したボールねじを構戊する一対のガイ
ドレール13a, 13aにガイドベアリング14c.
 14cを用いて移動盤13に対して左,右方向に水平
移動可能に配置されている.移動盤15は移勤盤14の
前面側に上,下方向に所要の間隔を隔てて横向きに平行
に配したボールねじを構或する一対のガイドレール14
a,14aにガイドベアリング15c, 15cを用い
て移動盤14に対して左.右方向に水平移動可能に配設
されている。
移動盤16は移動盤15の前面に左,右方向に所要の間
隔を隔てて配したボールねじを構威する一対の縦向きガ
イドレール15a.15aにガイドベアリング16c,
 16cを介して昇降移動可能に配設されている。
移動盤14にはその下端部中央に下向きY字形のホルダ
14dを介して一対の倣いローラ14eが正面視で八の
字形に軸支され、また上端部前面側には移動盤14から
張り出した取付板14fにサーボモータ14gを取り付
けてあり、該サーボモータ14gに連繋した螺条杆14
hを移動盤15に固定したナット部材15dに螺合押通
せしめてある。
倣いローラ14e. 14eはエアシリンダ12によっ
て移動盤l3、移動盤l4が電縫管Pの移動域上に下降
せしめられたとき電縫管Pの上面に跨がる如くに転接し
、このとき電縫管の移動域が左,右方向にずれていると
きは倣いローラ14e,146のいずれか一方のみが電
縫管Pに転接し、その結果、倣いローラ14eを介して
移動盤l4に、これを電縫管Pの位置ずれ側に向けて移
動させる作用力が働き、移動盤l3のガイドレール13
aに沿って移動盤14を左,右いずれかの側に移動せし
め、両倣いローラ14e14eが共に電縫管Pの外周面
に等しい荷重で跨がる位置まで移動してそこに自動的に
位置決めされるようになっている。
またサーボモータ14g1ガイドレール14h ,ガイ
ドベアリング15dからなる連繋機構は移動盤14に対
する移動盤15、従ってまた移動盤16、保持フレーム
20の左,右方向に対する自在な移動を拘束すると共に
、移動盤l4に対して移動盤15を左,右方向に強制的
に移動せしめ、この移動盤l5に連繋する移動盤l6、
保持フレーム20を同方向に移動せしめると共に、保持
フレーム20下に設けてある倣いローラ20e,20e
と電縫管Pとの接触によって、保持フレーム20を水平
軸16d回りに電縫管Pの周面に沿って左.右方向に傾
動せしめ、探触子B,〜B,を電縫管Pのシーム部Sに
対向せしめるようにしてある。
保持フレーム20は移動盤16に対する軸支点よりも前
半側には軸支点から所要高さに立ち上がり、ここから前
方に向けて所要長にわたって水平に延在するブーム部2
0aを備え、ここには電縫管Pのシーム部Sに対する探
傷のための3対の探触子B(B+ 〜B.)が夫々吊垂
アーム21を用いて吊設され、また保持フレーム21の
後半部は矩形リング状に形威され、このリング部20b
は後方に向け電縫管Pの移動域に沿って昇降枠11下迄
水平に延在し、その後端部にシーム部ねじれセンサ19
が固定せしめられている。
シームねじれセンサ19は電縫管のシーム部Sを捉える
カメラ(図示せず)を備えており、基準点とシーム部S
との位置ずれを検出してこれを修正すべく前記サーボモ
ータ14gに制御信号を出力し、該サーボモータ14g
,  倣いローラ20eの共働によりカメラの中心がシ
ーム部Sと対向するよう保持フレーム21を電縫管Pの
外周に沿って周方向に回動せしめるようになっている。
第4図は第2図のIV−IV線による部分拡大正面図、
第5図はホルダの拡大正面図、第6図はその側面図であ
り、各探触子B (B+〜B.)の吊垂アーム21は保
持フレーム20における前方に突き出したブーム部20
aにその長手力向に所定の間隔を隔てて左.右交互に固
定した取付枠20dに装着されている. 第4図において23は上部アームであって一対のリンク
23aからなり、その上端部は軸23bにて取付枠20
dに枢支され、また下端部は軸23cにて下部アーム2
4を構威するリンクの上端部と枢支連繋され、下部アー
ム24の下端部には探触子Bのホルダ25が水平横向き
の軸24eを用いて軸支してあり、全体として正面視で
夫々く字形をなしており、ブーム部21aの右側の吊垂
アーム21と左側の吊垂アーム2工とはその下部アーム
24の下端部にて交叉し、右側の吊垂アーム2lに支持
されているホルダ25は電縫管Pのシーム部Sの左側上
方に、また左側の吊垂アーム21に支持されているホル
ダ25は電縫管Pのシーム部Sの右側上方に夫々臨むよ
うにしてある。
26は上部アーム23と下部アーム24との相対移動を
許容し、また規制するための固定機構であって、下部ア
ーム24の上端部に設けてあるブラケット24aにて支
持されたエアブレーキ26aに連結片26bを挿通する
と共に、連結片26bの一端部を上部アーム23を構戒
する一方のリンク23aにおける長手方向の略中央部に
枢支連結して構成されており、エアブレーキ−26a内
のブレーキシュー(図示せず)を空気圧によって連結片
26bに圧接せしめることによって、連結片26bを固
定し、上,下部アーム23.24間の相対移動を拘束す
る一方、連結片26bに対する固定を解除することによ
り、上,下部アーム23.24間の相対移動を許容し得
るようになっている。
27は電縫管Pのシーム部Sに対する探触子B(Bl”
”B&)の位置調整機構であって、取付枠20dにバル
スモータ27aを設けると共に、その出力軸と平行に、
前記上部アーム23のリンク23aに設けたナット部材
23dに螺合貫通せしめた螺条杆27bを軸支し、バル
スモータ27aの出力軸とボールねじを構或するガイド
レール27bとの間を夫々に設けたブーリにタイミング
ベルト27eを張り渡して連繋してあり、パルスモータ
27aの正1逆駆動によって上部アーム23をその上端
側軸支点を中心にして上,下方向に回動させ、電縫管P
のシーム部Sと探触子Bが対向する電縫管Pの表面との
間の間隔lをl′の範囲内で、電縫管Pの直径.肉厚等
に応じて適正に調節し得るようになっている。
第5図はホルダ25の拡大正面図、第6図は同じくその
側面図であり、ホルダ25は内部が中空の氷室となって
おり、ここには水の供給管25a1噴射ノズル25bが
連結され、内部に探触子Bが配設され、また下部には電
縫管Pの表面に対する倣いローラ25c, 25cが配
設されている。
探触子Bは例えば電縫管Pのシーム部Sに対し、その右
側に臨むものにあっては両倣いローラ25c.25c間
の略中夫に向けてその中心線よりも右側上方において所
定角度傾斜させた状態で設置され、その延長上に前記噴
射ノズル25bがその中心線を前記探触子Bの中心線と
一致させた状態で下端部をホルダ25の下部に突き出し
て設けてあり、その下端部は倣いローラ25c,25c
が電縫管Pの表面に転接している状態では電縫管Pの表
面に近接して対向するようになっている。
倣いローラ25c, 25cは門型をなすフレーム25
dの両端下部に夫々枢支されている。フレーム25dは
、その両側に設けた支持片25eを軸25fにてホルダ
25の側壁に枢支されており、図示しないばねにて矢符
方向に付勢せしめられている。フレーム25dの前面側
には係止片25gが枢支されており、該係止片25gを
ホルダ25の前面に形威した係止段部25h, 25j
に選択的に係止させることにより、倣いローラ25c.
 25cを第5.6図に実線で示す倣い位置と、破線で
示す退避位置とに選択的に位置決めし得るようになって
いる。
25kはエアブレーキであってホルダ25を下部アーム
24に枢支する軸24eを下部アーム24に対して固定
し、また解除するよう、換言すれば下部アーム24に対
してホルダ25を固定し、また回動可能とするようにし
てある. 251はゴム等で形威した弾性シール材であって、ホル
ダ25下に垂設され、探傷時にはその下端部は、電縫管
Pから僅かな間隔を隔てて位置し、電縫管Pの表面との
間の隙間を通じて反対側に流入してくる水をエアパージ
するためのエア噴出ノズル25mを配設し、噴射ノズル
25bから噴射された水が電縫管Pの表面を沿ってシー
ム部Sの右側に流れるのを防止するようにしてある。
その他29は保持フレーム20の前記支持ローラである
而してこのような本発明装置にあっては第1図において
モータ3を駆動して昇降枠11を電縫管Pの管径に応じ
て超音波探傷装置1を所定寸法だけ下降し、次いでエア
ーシリンダ12を駆動して移動盤13〜16及び保持フ
レーム20を更に下降し、移動盤14の倣いローラ14
e.14e ,保持フレーム20の倣いローラ20e,
 20eを電縫管Pの移動域上に臨ませる。
なお、移動盤16は移動盤15に対し荷重によってその
下限で停止しているから、保持フレーム20の倣いロー
ラ20e, 20eは移動盤l4の倣いローラ14e,
14eよりも若干下方に位置しており、エアーシリンダ
12にて移動盤13〜16及び保持フレーム20を電縫
管Pの移動域に向けて下降したときは、先ず保持フレー
ム20の両倣いローラ20e , 20e及び前部支持
ローラ29が電縫管Pの外周面に転接し、次いで倣いロ
ーラ14e, 14eも電縫管Pの外周面に転接する。
同時にエアブレーキ26aを解除して連結片26bの拘
束を解き、上部アーム23と下部アーム24との相対移
動を許容し、また上エアブレーキ251(を解除して下
部アーム24に対するホルダ25の回動を許容し、この
状態でホルダ25の倣いローラ25cを電縫管Pの表面
に転接させた後、バルスモータ27aを駆動して上部ア
ーム23をその上端部回りに回動させ、ホルダ25を電
縫間Pの表面に沿って周方向に移動させ、探触子B+ 
.B3+ BSのホルダ25はシーム部Sの左側に、ま
た探触子B.,B.,B,のホルダ25はシーム部Sの
右側に、夫々シーム部Sの延在方向において交互に臨ま
せ、シーム部Sから探触子Bが対向する位置迄の距#k
又はl′を適正に設定し、設定カリ冬了するとエアブレ
ーキ26a, 25kを作動して連結片26bを制動す
ると共にホルダ25を下部アーム24に対して固定する
噴射ノズル25bから水を噴射し、一方の探触子B(B
l.B3,B5)から電縫管Pにおけるシーム部Sの片
側に向けて超音波を発振して時計方向の探傷をし、他方
の探触子B (B!,B4+ B,〉にて反時計方向の
超音波探傷を開始する。
く電縫管Pのバスラインが上又は下方にずれたとき〉探
傷中においては超音波探傷装置1は支持ローラ29、各
一対の倣いローラ20e.14e及び各ホルダ25の倣
いローラ25cにてその全荷重を電縫管Pに支持された
状態にあり、しかも全体として移動盤13の支持片13
bに設けてある長孔13cの範囲内で上,下方向移動を
許容されているから、この範囲内での電縫管Pの上,下
方向のずれに対しては自重により支障なく追従し得るこ
ととなる.〈電縫管Pのパスラインが左又は右方にずれ
たとき〉電縫管Pがそのシーム部Sを上方に向けた状態
で移動域が左又は右方にずれると電縫管Pに跨がった状
態で転接している各一対の倣いローラ14e,20eを
通じて電縫管Pの位置ずれ側に転接している倣いローラ
14e.20eに対し反対側に位置する倣いローラ14
e,20eよりも大きい横向きの作用力が働き、荷重と
の共働によって移動ml4. 15. 16及び保持フ
レーム20が移動盤13に対して電縫管Pの位置ずれ側
に向けて移動せしめられ、電縫管Pに対する倣いローラ
14e, 14e, 20e, 20eの転接圧力が等
しくなった位置で停止し、電縫管Pの位置ずれに対して
各探触子Bを追従移動せしめ得ることとなる. く電縫管Pのシーム部が周方向にずれたとき〉第7図は
シーム部Sのずれに対する探触子Bの追従態様を示す説
明図であり、いま電縫管Pのシーム部Sが第7図(イ)
に示す正常位置から第7図(ロ),(ハ〉に示す如く周
方向のいずれかにずれると、シームセンサ19がこれを
検出し、その位置ずれ方向及び位置ずれ量に応じた制御
信号をサーボモータ14gに出力し、移動盤14に対し
て移動盤15. 16及び保持フレーム20を左又は右
側に強制移動せしめる。
しかし保持フレーム20の倣いローラ20e, 20e
は電縫管Pに跨がった状態にあるため左.右方向に水平
移動することが出来ず、保持フレーム20はその下部を
電縫管Pに拘束された状態で上部を左又は右側に移動せ
しめられる結果、保持フレーム20は水平軸16dを中
心にして電縫管Pの周方向に回動せしめられてゆくこと
となり、シームセンサl9がシーム部Sと対向する位置
迄傾動せしめられて位置ずれが解消されたことを検知す
るとその位置で停止し、各探触子B t ”’ B h
もシーム部Sに対して追従せしめられ、そのまま探傷を
継続することが可能となる。
く肉厚.管径が異なる段取り替え〉 管径の段取り替えはモータ3にて昇,降調節し、倣いロ
ーラ14e, 20eを次の電縫管Pの表面に転接させ
た後に、エアブレーキ26a. 25kを解除し、同時
にパルスモータ27aを駆動して各ホルダ25をシーム
部Sから予め定めてある位置に横滑りさせてシーム部S
との間隔を適正な距離lに設定し、エアブレーキ26a
. 25kを作動してホルダ25,上部アーム23を固
定すればよい。
〔効果〕
以上の如く、本発明装置にあっては吊垂アームの伸縮操
作及び探触子用ホルダの回転操作によつ?、探触子を溶
接部に対し適正な距離に迅速に移動位置決めすることが
可能となり、肉厚,管径が異なる電縫管に対しても迅速
に段取り替えを行うことが出来て、連続的な探傷が行い
得る等本発明は優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を左,右方向にだけ引き伸ばした状
態で示す概念図、第2図は本発明装置の側面図、第3図
は同じ《正面図、第4図は第2図のrV−rV線による
部分拡大図、第5図はホルダの拡大正面図、第6図は同
じくその側面図、第7図は動作説明図、第8図は従来装
置の斜視図である。 1・・・超音波探傷装置 3・・・モータ 11・・・
昇降枠12・・・エアーシリンダ 13, 14, 1
5. 16・・・手多動盤20・・・保持フレーム 2
1・・・吊垂アーム 23・・・上部アーム 24・・
・下部アーム 25・・・ホルダ 26a・・・エアブ
レーキ 26b・・・連結片 27a・・・パルスモー
タ27b・・・螺条杆

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電縫管の製造ラインで電縫管の溶接部を超音波を用
    いて探傷する装置において、 電縫管の移送方向に延在され、その外周面 に沿ってこれと平行に左右方向に揺動可能に支持された
    保持フレームと、該保持フレームから垂設された一対の
    吊垂アームと、各吊垂アームの下端部に枢支されたホル
    ダと、該ホルダに装着された探触子とを有し、前記各吊
    垂アームは上端部を保持フレームに枢支された上部アー
    ムと、該上部アームに上端部を枢支された下部アームと
    上部アームをその上端部回りに回転し、また固定する手
    段と、下部アームを上部アームに対して回転し、また固
    定する手段とを具備することを特徴とする電縫管の超音
    波探傷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1625910A1 (de) * 2004-08-10 2006-02-15 Hammelmann Maschinenfabrik GmbH Verfahren zum Entfernen von Einschlüssen in einer Schweissnaht und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
JP2006526766A (ja) * 2003-06-02 2006-11-24 ワンスティール トレーディング ピーティーワイ リミテッド 管の超音波検査

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JPS57500262A (ja) * 1980-02-15 1982-02-12

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