JPH0325305B2 - - Google Patents

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JPH0325305B2
JPH0325305B2 JP58209817A JP20981783A JPH0325305B2 JP H0325305 B2 JPH0325305 B2 JP H0325305B2 JP 58209817 A JP58209817 A JP 58209817A JP 20981783 A JP20981783 A JP 20981783A JP H0325305 B2 JPH0325305 B2 JP H0325305B2
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JP
Japan
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torque
rotation angle
output
screw
detector
Prior art date
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JP58209817A
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English (en)
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JPS60104661A (ja
Inventor
Hideharu Sakimori
Ikuo Yamaguchi
Takato Doba
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Matsuda KK
Daiichi Dentsu KK
Original Assignee
Matsuda KK
Daiichi Dentsu KK
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の技術分野 本発明は、ねじの締付を行うためのナツトラン
ナの制御に関するものであり、特にねじの塑性域
締結を行うためのナツトランナの制御回路に関す
るものである。
(2) 従来技術とその問題点 近年、工業製品の量産組立において、ねじの締
結をする場合に、弾性域から塑性域に移行後所定
の回転角だけ回転後締結を完了するいわゆる塑性
域締結が行われるようになつて来た。しかしなが
ら、ナツトランナのトルク特製において弾性域か
ら塑性域に移行する境界点を誤りなしに検知する
ことが困難であるために、従来技術では、所望の
塑性域締結をする場合の正規のトルクより低い値
のトルクでしかねじの締結が行われない欠点があ
る。
(3) 発明の目的 本発明の目的は、弾性域から塑性域に移行する
境界点を検知することなしに、正規のトルクでね
じの塑性域締結を完結することができるように構
成されたねじの塑性域締結をするためのナツトラ
ンナ制御回路を提供することにある。
(4) 発明の構成 この目的達成のために、本発明のナツトランナ
制御回路は、ねじの締結トルクを検出するトルク
検出器と、そのねじを締付けするナツトランナの
回路角度を示す出力を出す回転角度検出器と、そ
のねじの弾性域における締結中の第1の回転角度
θ1内でのトルク上昇度T0/θ1を前記トルク検出器
の出力から検知する第1の検知手段と、その検知
されたトルク上昇度T0/θ1をその第1の回転角
度θ1の終点P0で一時記憶するとともにその終点P0
でのトルク検出器の出力値を記憶するメモリと、
その第1の回転角度θ1の終点P0からそのねじの塑
性域締結を行うに必要な第2の回転角度θ2だけ経
過した時点P0を検知する第2の検知手段と、そ
の第2の検知手段により検知された時点P0′から
該終点P0でのトルク検出器の出力値に前記トル
ク上昇度T0/θ1で順次トルク値を加算せしめる
加算手段と、その加算手段の加算出力値と前記ト
ルク検出器の出力値とを比較し一致したときに一
致出力を出す比較器と、その一致出力によりその
ねじ締付けする前記ナツトランナのモータ急速に
停止させるモータ停止制御回路とを備えている。
(発明の原理) 本発明の原理及び具体的構成例についての理解
を容易にするために、まずねじの締結における弾
性域と塑性域について説明する。
たとえば6角ボルトなどの頭部(ナツト)を有
するねじを締結する場合に、締結工具の回転速度
が一定であればねじの座面の着座後はトルクは第
1図に示すように傾斜角αで直線的にP点まで立
上り、P点を過ぎると回転角度に対するトルクの
増加率は減少し、P点以前に比較して平坦にな
る。このP点は弾性域と塑性域の境界点になる。
塑性域締結とはP点より更に回転角度θ2の増締を
行うことである。この締結を可能とするための従
来装置における必須条件は、点Pを確実に捕捉す
ることである。点Pを求めるには回転角度に対す
るトルクの増加量を微分しその値が一定値以下に
なるのを判定して決定する以外にはない。すなわ
ち、微小回転角度dθ、回転角度dθ間におけるト
ルクの増加量をdTとすれば、dT/dθ=tanαと表
わすことができる。さらに、P点以降はdT/dθ
0となるから、dT/dθが一定の値以下になる
ことによつてP点を検知することができる。
しかしながら、実際の締結においては、第2図
に一例を示すようにトルクの大きさは全上昇期間
に亘つて起伏を伴いながら上昇する場合と、大部
分は滑らかに変化するが一部に起伏(凹凸)を伴
つて上昇する場合とがある。そのためもしある中
間位置のPX点にてdT/dθ0となつたとすれ
ば、この点をP点とみなしそこからθ2度増締する
と、第2図の破線のような締結を行うことにな
り、実際に締結しようとする実線のトルクからは
るかに低いトルクの締結しか行わないことにな
る。
本発明は上記のような誤動作を確実に排除する
もので、原理上、弾性域と塑性域との境界点の検
知は不要である。第3図により、本発明制御回路
の原理を説明する。この第3図において、締結時
にトルクがT1からT2に達する間のトルクの増加
量T0とその間の回転角度θ1との比(上昇度)
T0/θ1とその時のトルクT2とを後述のピークメ
モリ回路に記憶させ、点P0からθ2角度経過後
(P0′)に前記の記憶値を再現させ、回転角度の増
加に従つて記憶されたトルク値T2を記憶された
上昇度T0/θ1で順次上昇させて行き、その上昇
するトルク値と実際の締結トルクとの交点P1
ねじ締結器を停止させる。その結果はP点からθ2
度で締結した場合と同様になり、P点を捕捉しな
くても正しい締結が可能である。
(実施例) 第4図は本発明のねじ締結器の塑性域締結制御
回路の構成例ブロツク図で、これによつて本発明
の構成と作用をさらに具体的に説明する。第4図
において、最下段の1はねじ締結器(ナツトラン
ナとも呼ばれる)であり、減速器1−2を介して
締結対象であるねじの頭部やナツトに合わせたソ
ケツト2を定速駆動するモータ1−4、トルク検
出器1−1、ソケツトの回転角度検出器1−3が
収容されている。このトルク検出器1−1、回転
角度検出器1−3の各出力が本締結器制御回路の
入力となり、駆動モータ1−4はモータ駆動回路
5によつて駆動−運転−停止が制御される。
いま、ねじ締結器1の締結トルクがトルク検出
器1−1の出力にて第3図のT1に達すると、コ
ンパレータ22の出力が発生し、ロジツク回路7
はアナログスイツチ24をオンにしてトルク信号
STをピークホールド(ピークメモリ)回路25に
与えて刻々のトルクピーク値を記憶させる。なお
21,22,23はコンパレータ、3は第3図の
実験特性より予め定めてある第1のトルクT1
設定するT1トルク設定器、4は実験特性より予
め定めてある第2のトルクT2を設定するT2トル
ク設定器である。ピークホールド回路25に記憶
されたトルクピーク値はねじ締結の進行に伴つて
上昇し、このときアナログスイツチ30はオフの
状態にあるから、ピークホールド回路25の出力
が与えられる(直流)電圧ホロワ11の出力E1
と抵抗31とコンデンサ28の回路を経た出力
E0には電圧差が生ずる。この差がE1−E0=ΔEと
なり、こΔEは前記回転角度dθ内におけるトルク
の増加量dTに比例する値(上昇度)である。な
ぜなら、E1は現在のトルクピーク値に比例する
電圧であり、E0は抵抗31の値R2とコンデンサ
28の値C1で定まる遅延時間だけ以前のトルク
ピーク値に比例する電圧である。この電圧ホロワ
11、抵抗31、コンデンサ28、減算器12
が、締付対象のねじの弾性域における締付中の第
1の角度範囲θ内でのトルク上昇ΔEをトルク検
出器1−1の出力から検知する第1の検知手段で
ある。このΔEはこのようにして減算器12にて
得られ、これはこのときオン状態にあるアナログ
スイツチ26を介してピークホールド回路27に
送られて回転角度θ1経過時(すなわちトルク検出
器1−1の出力が第2のトルク値T2になるとき)
の上昇度ΔEの値がこのピークホールド回路27
に記憶保持される。一方、そのときのトルク検出
器1−1の出力値はピークホールド回路2に記憶
保持されていることになる。
締付トルクが第3図の第2のトルクT2に達す
ると、コンパレータ21がT2トルク設定器4の
出力との一致から出力を生じ、これがロジツク回
路7よりピークホールド回路25,27に信号を
出力させ、これと同時にロジツク回路7はアナロ
グスイツチ24と26を断にするオフ信号を送出
する。さらにこのとき同時にロジツク回路7ゲー
ト6を開くのでトルクT2の時点より始まる回転
角度検出器1−3よりの信号がカウンタ8にて計
数され、その計数値がθ2角度設定器10の設定値
θ2と一致すると、比較器9が出力を生じてこれを
ロジツク路7に送出する。これにより、第3図
P0点から水平方向にθ2だけの移動が完了しP0′に
なつたことになる。ゲート6、カウンタ8、比較
器9、θ2角度設定器10が、第1の角度範囲θ1
終点P0から前記ねじの塑性域締結を行うに必要
な第2の回転角度範囲θ2だけ経過した時点P0′を
検知する第2の検知手段を構成する。
このときロジツク回路7はこの入力によつてア
ナログスイツチ30をオンとするが、ピークホー
ルド回路25側には抵抗29が接続されているの
で、このとき加算器13の出力がそのまま電圧ホ
ロワ11の入力となる。そして〔加算器13、ア
ナログスイツチ30、電圧ホロワ11、抵抗器3
1、コンデンサ28〕による閉ループ回路が成立
する。ここで、加算器13の一方の入力はトルク
T2の時点におけるピークホールド回路27の出
力ΔE(上昇度)であり、他方の入力は抵抗31及
びコンデンサ28の回路の出力E0(このときのE0
をE0′とする)であるが、E0′はトルクT2時点から
θ2カウント完了までの時間を経ているため、トル
クT2の時点の電圧ホロワ11の出力E1にほぼ等
しい値まで上昇している。従つて、加算器13の
出力はΔEとE1の和E1+ΔEとなり、これが電圧ホ
ロワ11に再入力され、先にΔEを求めた抵抗3
1及びコンデンサ28よりなる同じ遅延回路によ
つてE0′に加えられるから、E0′の連続的電圧増加
量は(E1+ΔE)−E1=ΔEとなり、この電圧増加
量ΔEは正確に前記の角度αに正比例した電圧と
なり、この出力電圧E0′が次第に上昇してゆくこ
とになる。この電圧E0′とトルク検出器1−1の
トルク信号とが一致すると、この時の動作状態は
第3図のP1点に達したことになり、このときの
コンパレータ23の出力がロジツク回路7に入力
されるので、ロジツク回路7はモータ駆動回路5
に停止信号を送つて、モータ1−4すなわち締結
工具1の回転を急速に停止させる。またこのとき
ロジツク回路7より24,30,26,25,2
7、ゲート6等をリセツトしておく、 (5) 発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明回路を実施
すれば、弾性域から塑性域に移行する境界点を検
知することなしに、ねじの塑性域締結を定められ
たトルク値でかつ定められた回転角度に正確に行
うことができるので、統一された正確なねじの締
結が自動的に得られ工数の節減と品質向上に著し
い貢献が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図はねじの塑性域締結時における回転角度
対トルク特性図、第2図はねじの塑性域締結にお
ける誤動作を説明するための回転角度対トルク特
性図、第3図は本発明の原理を説明するための回
転角度対トルク特性図、第4図は本発明の実施例
を示すブロツク図である。 1……ナツトランナ、1−1……トルク検出
器、1−2……減衰器、1−3……回転角度検出
器、1−4……モータ、2……ソケツト、3……
T1トルク設定器、4……T2トルク設定器、5…
…モータ駆動回路、6……ゲート、7……ロジツ
ク回路、8……カウンター、9……比較器、10
……θ2角度設定器、11……電圧ホロワ、12…
…減算器、13……加算器、21,22,23…
…比較器、24,26,30……アナログスイツ
チ、25,27……ピークホールド回路、28…
…コンデンサ、29,31……抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ねじの締付トルクを検出するトルク検出部
    と、前記ねじを締付けするナツトランナの回転角
    度を示す出力を出す回転角度検出器と、前記ねじ
    の弾性域における締付中の第1の回転角度範囲内
    でのトルク上昇度を前記トルク検出器の出力から
    検知する第1の検知手段と、該第1の検知手段に
    より検知された前記トルク上昇度をその第1の回
    転角度範囲の終点で一時記憶するとともに該終点
    での前記トルク検出器の出力値を記憶するメモリ
    と、前記第1の回転角度範囲の終点から前記ねじ
    の塑性域締付を行うに必要な第2の回転角度範囲
    だけ経過した時点を検知する第2の検知手段と、
    該第2の検知手段により検知された前記時点から
    該終点での前記トルク検出器の出力値に前記トル
    ク上昇度で順次トルク値を加算せしめる加算手段
    と、該加算手段の加算出力値と前記トルク検出器
    の出力値とを比較し一致したときに一致出力を出
    す比較器と、該比較器の一致出力により前記ナツ
    トランナのモータを急速に停止させるモータ停止
    制御手段とを備えたナツトランナ制御回路。
JP20981783A 1983-11-10 1983-11-10 ナツトランナ制御回路 Granted JPS60104661A (ja)

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JP20981783A JPS60104661A (ja) 1983-11-10 1983-11-10 ナツトランナ制御回路

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JPS60104661A JPS60104661A (ja) 1985-06-10
JPH0325305B2 true JPH0325305B2 (ja) 1991-04-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61178186A (ja) * 1985-02-05 1986-08-09 芝浦メカトロニクス株式会社 耐力検出ボルト締付機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521598A (en) * 1975-05-19 1977-01-07 Standard Pressed Steel Co Fastening and loostening device and method of fastener device
JPS57173472A (en) * 1980-09-02 1982-10-25 Chicago Pneumatic Tool Co Method of fastening fastener

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