JPS6331900Y2 - - Google Patents

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JPS6331900Y2
JPS6331900Y2 JP3384682U JP3384682U JPS6331900Y2 JP S6331900 Y2 JPS6331900 Y2 JP S6331900Y2 JP 3384682 U JP3384682 U JP 3384682U JP 3384682 U JP3384682 U JP 3384682U JP S6331900 Y2 JPS6331900 Y2 JP S6331900Y2
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torque
circuit
tightening
screw
setting
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JP3384682U
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はたとえばある物体(工作物等)に被締
付材を締付けるネジやボルト、ナツト(一般にい
ずれも複数個、以下ネジにて代表させる)を同時
に自動的に締付ける電動工具であるナツトランナ
ーの締付自動制御回路に関するものである。
まず従来の技術について説明する。従来はナツ
トランナによるネジ締付けの制御および良否の判
定を締付トルクの規正のみに頼つているが、品質
管理が特に重要視されるネジ締付けの分野では、
締付トルクを規定しその値で制御する方法であつ
ても、着座直後から最終締付位置までの回転角度
を計数してその範囲を定めモニターする方法や、
着座後から何度回転させるといういわゆる定角度
締付け法や、定角度締付け法に最終締付トルクモ
ニタを付加する方法が用いられている。締付の角
度は着座、つまりネジ座面と被締付材が密着する
前は計数が不要であり、着座直後からナツトラン
ナが停止するまでの角度が重要なのである。しか
しながらトルク測定値から着座点を検出すること
は極めて困難でこれまで実用されていなかつた。
ここで着座について説明する。第1図はボルトま
たはネジ1を締付材2と被締付材3にねじ込み、
締付材2と被締付材3および被締付材3とネジ1
の頭部Dの座面が各密着状態になることすなわち
ネジが着座状態にあることを示す断面図である。
これに対し第3図は実際のネジの締付状態を示す
断面図で、ネジの軸心に対する各面の直角度が
α1,α2,α3のような製造誤差があり、各の面が密
着する以前からトルクが発生し、トルクのみから
正確な着座点を検知することはできない。
第2図は締付角度とトルクの特性例図で、理想
的なネジおよび締付材を用いた場合にはトルク特
性は直線t0線で表わされ、着座点はP点と判定で
きる。しかし実際にはトルク特性は第2図のt1
るいはt2曲線のように変化しP点の判定は極めて
困難である。
ところでボルトの弾性域での締付けにおいて、
縦軸にトルク、横軸に締付角度をとると、締付工
具(ナツトランナ)の回転速度が一定であればト
ルク特性は直線となるので、この性質を利用すれ
ば容易に着座点を推定できる。すなわち第4図に
示すように特性線の直線部分にトルクT1とトル
クT2を選定し、その2点を直線で結び、その延
長線とトルクゼロの線の交点を求めればこれは着
座点と推定できる。しかし実際の締付は着座後は
大きいものでも1/2回転程度であり、その所要時
間は極めて短い。その間にT2およびT1のトルク
の値から点Pを見付け、その点から最終締付時ま
での締付角度を計数することは簡単なことではな
い。まして通常の締付作業は1軸で行うことはま
れであつて大多数は多軸同時締付であるから、軸
毎に上記の演算を行うことは至難のわざである。
本考案はこのような欠点を除いたもので、上記
の困難な演算が不要でしかも簡単に着座点Pを見
出し、P点から最終締付時までの回転角度を計数
できる演算回路を具えたことが特徴で締付の品質
管理に重要な貢献をするものである。以下さらに
具体的に本考案を説明する。
最初に本考案に使用される締付工具(ナツトラ
ンナー)について説明する。第5図はその構成例
図で、Mはモータ、4は一般にネジの回転角度を
検知するロータリエンコーダ、5は減速歯車、6
はネジ用ソケツト(図示せず)等を取付けるネジ
締付駆動軸、7は締付トルクを検知するトルクト
ランスジユーサまたはトルク検知器である。この
ような構成のナツトランナはすでに市販品があ
り、一般に販売されているものがそのまま利用で
きるが、条件を明らかに言えば角度検出エンコー
ダおよびトルクトランスジユーサを具備するナツ
トランナでなければならない。そしてそのロータ
リエンコーダ4およびトルクトランスジユーサ7
よりの各出力が締付制御に利用される。
次に第8図は本考案を実施したネジの回転角度
の演算回路図であるが、まずその動作原理につい
て説明する。
第4図に示すネジの締付角度とトルク特性の直
線部にトルク設定値T1とその2倍のトルク値T2
を選定し、ネジ締付のトルクが設定値T1に達し
たら角度計数を開始し、T1からT2の間に締付ト
ルクがある間は角度を2倍に計数し、締付トルク
がT2を越えてからは角度は1対1すなわち正常
に計数するものとする。いまネジの頭部が被締付
材3に着座してからトルクが設定値T1に達する
までのネジの回転角をθ1,T1からT2に達するま
での回転角をθ2,T2から所要の最終締付トルク
値T3に達するまでの回転角をθ3とすれば、2T1
T2であるから着座点からT2点までの回転角はT1
からT2の間を2倍の角度計算を行つた場合と同
一になるから θ1=θ2、θT=2θ2+θ3=θ1+θ2+θ3 が成立する。この式から明らかなようにトルク
T1,T2の値から着座点Pを見出す面倒な計数を
する必要なく、ただ簡単な2θ2とθ3の角度を計数
すればよく甚だ簡単となる。第8図はこれら角度
またはトルクを計数検出する回路(計数のゲート
回路)である。
ところでロータリエンコーダ4の出力は方形波
で、その波形は第6図に示すように1周期1θは
通常1゜程度である。この方形波はたとえば第8図
最上段のインバータI,R,C、ANDゲート
GB,GCにて構成されるシユミツトトリガによつ
て第6図の,の波形に変換される。GBゲー
ト側は積分型微分回路とも呼ばれ入力波形の立
上りでのR,Cで決まる短時間のパルスを発生
し、GCゲート側は入力波形の立下りでの短
時間パルスを発生する。とのパルスを加算す
るとのパルスに対して2倍の数になることがわ
かる。なお,波形の発生には入力の立上
り、立下り以外の方法もあり、との間隔も
θ/2に限らずこれ以下の任意の時間差としても
よいことは以下の説明から明らかである。
次にトルクT2設定器(図示せず)からの設定
トルクT2に相当する電圧が演算増幅器T2Aの出
力側抵抗R1+R2に与えられ、R1=R2とする。
C1,C2はそれぞれコンパレータで、その基準入
力はC2がT2,C1がT2/2でいずれもトルクトラ
ンスジユーサ7よりの入力と比較される。コンパ
レータC1の出力によつて開閉されるANDゲート
G2はコンパレータC1への入力がT2/2=T1
越えると開となり、以後(トルクトランスジユー
サ7よりの入力がある限り)開のまゝとなる。す
なわちこの間はパルスをすべて通しその出力
は第7図のようになる。またコンパレータC2
締付トルクすなわちトルクトランスジユーサ7よ
りの入力がT2/2を越えてT2に達するまで出力
を生じ、従つてANDゲートG1は締付トルクが
T2/2を越えてT2に達する間のみ開となり、こ
の間のパルスを通しその出力は第7図に示す
ようになる。第7図は第4図のトルク特性に合わ
せてゲートG1、ゲートG2の出力波形を示した
もので、トルクがT2を越えた後はG4,G1共
にオフとなるからのパルスのみが出力される。
ゲートG1およびゲートG2の出力は第8図の
ようにORゲートG3を通じて計数回路8で加算
され、その値は表示器9に表示されるが、締付ト
ルクがT3に達すればモータを停止するのでその
ときの値は第7図のθTを示すことになる。
第8図の下段の回路は本考案の応用回路で、ネ
ジの締付を着座後規定のトルクT3または回転角
θTにおいて停止させるためのモータMの停止信号
Mcの発生用回路である。コンパレータC3にては
トルクトランスジユーサよりの入力とT3設定器
よりの入力とを比較し、トルクトランスジユーサ
よりの入力がT3入力より大となればモータ停止
信号Mcを発生する。他方計数回路8は上記のよ
うにゲートG3よりのパルス数を計数し、締付ト
ルクT2以後のパルス数すなわち回転角θ3を検知
してθ3に達した場合に直接モータ停止信号Mc
発生させるか、または計数回路8から計数値がθT
に達した場合に一定電圧をコンパレータ10に出
力し、コンパレータ10のもう1つの入力である
締付角度設定器11よりの入力と比較し、設定値
に達すれば停止信号Mcを発生させるなど種々な
Mc発生方法がある。第8図の例はトルク法また
は角度法のいずれかが使用できるように切換スイ
ツチSWを設けた場合で、実際にはいずれか1つ
の方法を選べばよい。なおいずれの締付方法を採
用しても締付トルクが設定値T2を越えた時点で
すでに自動的に着座点からの角度計数を行つてい
ることになり、定められた角度でモータを停止さ
せるにしろ、定められた締付トルクでモータを停
止させるにしろ正確に着座後の検出が行われてい
る。
以上詳細に説明したように本考案のナツトラン
ナ制御回路では複雑な演算処理を必要とせず、簡
単なゲート回路とコンパレータのみを用いてネジ
締付の着座点から締付角度θTを正確に計数し表示
できることが特徴で、またその結果として正しい
締付と締付停止を自動的に行わせることができる
など実用上の効果は著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はネジ頭部が着座状態にある場合の断面
図、第2図はネジ締付角度とトルクの特性例図、
第3図は実際のネジの締付状態を示す断面図、第
4図は本考案のネジ締付におけるトルクと締付角
度の特性例図、第5図は本考案に使用されるナツ
トランナの構成図、第6図は第5図中のロータリ
エンコーダの出力波形とこれより得られるパルス
群の波形図、第7図は第8図の動作説明図、第8
図は本考案のボルト着座後の設定トルクまたは回
転角検出回路構成図である。 1……ボルト、2……締付材、3……被締付
材、D……ボルト1の頭部、P……着座点、M…
…モータ、Mc……モータ停止信号、4……ロー
タリエンコーダ、5……減速歯車、7……トルク
トランスジユーサ、6……駆動軸、8……計数回
路、9……表示器、10……比較器、11……締
付角度設定器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ネジの最終締付トルクT3の設定回路、T3より
    小さい一定トルクT2の設定回路、ネジ締付工具
    に取付けられネジの回転角度を検知するロータリ
    エンコーダの矩形波出力からその半周期以内のタ
    イミング差を持ちかつ同数のパルスを発生する第
    1および第2のゲート回路、上記第1および第2
    ゲート回路の出力パルスの加算回路と加算結果の
    表示器、ネジ締付開始後前記のネジ締付工具に取
    付けられネジの締付けトルクを検出するトルク検
    出器よりの検出トルクTを上記T2設定回路の設
    定値と比較してTT2/2ならば第1および第
    2ゲートを共にオンとし、T=T2に達すれば第
    1および第2ゲートの一方のみオフとする第3の
    ゲート回路、T=T3に達すればT3設定回路の設
    定値との一致を検出しナツトランナの停止信号を
    出す回路を具備し、ナツトランナ停止時に回転角
    度θTを表示し得るようにしたことを特徴とするネ
    ジ締付における着座後の締付度制御回路。
JP3384682U 1982-03-12 1982-03-12 ネジ締付における着座後の締付度制御回路 Granted JPS58140063U (ja)

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JPS58140063U JPS58140063U (ja) 1983-09-20
JPS6331900Y2 true JPS6331900Y2 (ja) 1988-08-25

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ID=30045371

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2685134B2 (ja) * 1988-07-28 1997-12-03 マツダ株式会社 軸受キャップの組付方法

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JPS58140063U (ja) 1983-09-20

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