JPH03252957A - 記録再生装置のテープ走行制御方式 - Google Patents

記録再生装置のテープ走行制御方式

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JPH03252957A
JPH03252957A JP2047227A JP4722790A JPH03252957A JP H03252957 A JPH03252957 A JP H03252957A JP 2047227 A JP2047227 A JP 2047227A JP 4722790 A JP4722790 A JP 4722790A JP H03252957 A JPH03252957 A JP H03252957A
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JP
Japan
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tape
guide
magnetic tape
cylinder
recording
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Application number
JP2047227A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kano
狩野 潔
Kichizaemon Okazaki
岡崎 吉左衛門
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テープを用いた記録再生装置に係り、特に、
記録トラックの直線性の向上に好適なテープ走行制御方
式に関する。
[従来の技術] 今日のテープレコーダ、たとえばビデオテープレコーダ
においては、高密度記録化が時流となっており、このた
めに、記録フォーマットも狭トラツク化が進められてい
る。このような状況の中で互換性能を確保するためには
、記録媒体であるテープの幅寸法の精度も重要なポイン
トとなる。
すなわち、ビデオテープレコーダにおいては、互換性能
確保のため、規格化された記録フォーマットに高精度に
適合するようにテープ上でトラックパターンが形成され
なければならず、このためには、まず、走行中のテープ
の幅方向の変動を抑えることが必要である。そこで、ビ
デオテープレコーダにおけるテープ走行路を形成するテ
ープガイドには、テープの上端や下端が接触するフラン
ジ部が設けられ、これにより、テープの幅方向の変動を
抑制するようにしている。しかし、テープの幅寸法の精
度が低く、幅変動(@寸法の平均値からの変動分)や幅
偏差(@寸法の平均値の差)があると、実際のテープ走
行路は、テープガイドの上記フランジ部によって決めら
れた規格フォーマットに合致するトラックパターンを形
成できるテープ走行路と異なってしまう。この結果、テ
ープ上に形成される記録トラックの直線性が劣化し、他
のビデオテープレコーダでの再生に際しては、トラッキ
ングずれが生じて再生特性の劣化をまねくことになる。
このような記録トラックの直線性の劣化を抑制する方法
としては、テープの幅寸法の精度を高めるのが一般的な
方法である。たとえば、VH8方式ビデオテープレコー
ダについての1982年3月に制定された規格では、テ
ープの幅寸法の精度が±10μmと定められ、これによ
り、記録トラックの直線性は10μm p−pと規定さ
れる。これに対し、近年のテープ加工技術によると、テ
ープの幅寸法の精度を凡そ4〜6μm p−p程度であ
って、上記規格を充分満足するレベルにあるし、テープ
の幅寸法の精度による記録トラックの直線性の劣化量も
2〜3μmP−P程度であって、上記の規格に対して特
に大きな問題とはならない程度である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、1986年6月に制定された小型カセットハ
イビジョンVTRシステムについての規格によると、記
録トラックの直線性の精度は4μmp−pと定められて
いる。これによると、上記のような2〜3μmpp、と
いうテープの幅寸法の精度による記録トラックの直線性
の劣化量は大きな問題となってくる。
この問題を解消する1つの方法としては、テープの幅寸
法の精度をさらに改善することが考えられる。しかしな
がら、薄くて長いというテープの形状やコストアップの
点から、今後テープの幅寸法の精度をこれ以上改善する
ことは非常に困難である。
本発明の目的は、かかる現状を勘案し、テープの幅寸法
の現状の精度でも、記録トラックの直線性をより高い精
度で確保できるようにした記録再生装置のテープ走行制
御方式を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を遠戚するために、本発明は、走行するテープ
の幅寸法を測定する検出手段と、該検出手段の検出出力
に応じてテープ走行路を変化させる可変手段とを設ける
また、本発明は、該検出手段がテープガイド手段のテー
プ巻付部の近傍に設置される。
[作用] 検出手段は走行するテープの幅寸法を常時測定しており
、この幅寸法の誤差量に応じて可変手段がテープ走行路
を変化させる。テープの幅寸法が変化すると、記録トラ
ックの直線性が劣化するが、テープ走行路が変化するこ
とにより、記録トラックの直線性の劣化が補償される。
また、検出手段がテープガイド手段のテープ巻付近傍に
設置されることにより、テープにその幅方向に丸まった
初期変形、いわゆるカールが生じていない部分でその幅
寸法を測定することができ、真の幅寸法よりも小さな値
を検出してしまうことが回避可能となって測定精度が高
くなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による記録再生装置のテープ走行制御方
式をビデオテープレコーダに適用した一実施例を示す平
面図であって、1,2は幅規制ガイドとしてのガイドロ
ーラ、3,4はガイドローラ、5はシリンダ、6は磁気
テープ、7,8は傾斜ガイド、9.10はインピーダン
スローラ、11はAC(音声・コントロール)ヘッド、
12はピンチローラ、13はキャプスタン、14はテン
ションピン、15.16はガイド板、17〜20は案内
溝、21.22はローディングリング、23〜26はキ
ャッチャ、27はローディングモータ。
28はキャプスタンモータ、29〜32はガイドベース
、33はテンションレバー、34はピンチローラアーム
、35はピン、36はウオームホイール、37はピンチ
ローラ卵動モータ、38はテープカセット、39は開口
部、40は供給リール。
41は巻取リール、42は供給側リール台、43は巻取
側リール台、44はシャーシ、45はテンションプレー
ト、46はピン、47はフォトセンサである。
第1図において、シャーシ44上には、所定の角度で傾
斜してシリンダ5が設けられ、さらに、このシリンダ5
の一方側にガイド板15が、他方側にガイド板16が夫
々設けられている。これらガイド板16.17は、それ
らの一方の端部が装着されたテープカセット38の開口
部39内に一部位置し、この位置からシリンダ5のまわ
りを回り込むように配置されており、これらの他端部は
テープカセット38側の端部よりも多少幅広となってい
る。ガイド板15のこの他端部が、磁気テープ6が順方
向走行でシリンダ5に巻き込まれる側、すなわちシリン
ダ5の上流側となり、ガイド板16の上記他端部が、同
じく磁気テープ6がシリンダ5から離れる側、すなわち
シリンダ5の下流側となる。
ガイド板15には、テープカセット38の開口部39側
の端部からシリンダ5の上流端部に伸延する2つの案内
溝17.18が設けられており、案内溝18が案内溝1
7よりもシリンダ5側に配置されて、その一端はシリン
ダ5の近傍に位置している。案内溝17.18における
シリンダ5の上流側端部には夫々キャッチャ23.25
が設けられている。ガイドローラ3、幅規制ガイドとし
てのガイドローラ1を搭載したガイドベース29゜30
は夫々案内溝17.18に沿って移動可能にガイド板1
5に取りつけられており、案内溝17゜18の一方の端
部ではテープカセット38の開口部39内に位置し、他
方の端部では夫々キャッチャ23.25によって位置決
めされる。
また、ガイド板16にも、同様にして、テープカセット
38の開口部側の端部からシリンダ5の下流側端部に伸
延する2つの案内溝19.20が設けられており、案内
部19が案内溝20よりもシリンダ5側に配置されてそ
の一端はシリンダ5の近傍に位置している。案内溝19
.20におけるシリンダ5の下流側端部には夫々キャッ
チャ26゜24が設けられている。@規制ガイドとして
のガイドローラ2、ガイドローラ4を搭載したガイドベ
ース31.32は夫々案内溝19.20に沿って移動可
能にガイド板16に取りつけられており、案内溝19.
20の一方の端部ではテープカセット38の開口部39
内に位置し、他方の端部ではキャッチャ26.24によ
って位置決めされる。
第1図では、ガイドベース29,30,31゜32が夫
々案内溝17.18,19.20の両端にある状態を示
している。
第2図はこれらガイド板15.16およびこれらに関連
する部分を示す斜視図であって、15a。
16aは傾斜部、48はテープリード部であり、第1回
しこ対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、ガイド板15の案内溝17が設けられた
部分はシャーシ44 (第1図)に平行であるが、案内
溝18が設けられている部分では、シリンダ5の上流側
に、シャーシ44に平行な部分からこの上流側へシャー
シ44に対して上方に傾斜する傾斜部15aが設けられ
ている。したがって、案内溝17はシャーシ44に平行
に伸延するが、案内溝18は、テープカセット38(第
1図)側端部からシャーシ44に平行に伸延し、途中か
ら傾斜部15aで上昇しながら上記上流側に伸延してい
る。
ガイド板16については、案内溝20が設けられた部分
はシャーシ44に平行であるが、案内溝19が設けられ
た部分では、シリンダ5の下流側に、シャーシ44に平
行な部分からこの下流側にシャーシ44に対して下方に
傾斜した傾斜部16aが設けられている。したがって、
案内溝20はシャーシ44に平行に伸延するが、案内溝
19は、テープカセット38側の端部からシャーシ44
に平行し途中から傾斜部16aで下降しながらシリンダ
5の下流側に伸延している。
このように案内溝17〜20が形成されているから、ガ
イドベース29〜32をテープカセット38側から移動
させると、ガイドベース29.32は夫々案内溝17.
20に沿ってシャーシ44に平行に移動するが、ガイド
ベース30はシャーシ44に平行に移動した後上昇し、
ガイドベース31はシャーシ44に平行に移動した後下
降し、夫々シリンダ5の近傍のキャッチャ25.26で
決まる位置に達する。
第2図はガイドベース29,30,31.32が夫々キ
ャッチャ23,25,26.24によって位置決めされ
た状態を示すが、かかる状態において、ガイドベース2
9.30上のガイドローラ3.1間に位置するように、
ガイドローラ3側から傾斜ガイド7、インピーダンスロ
ーラ9がガイド板15に設けられ、また、ガイドベース
31゜32上のガイドローラ2,4間に位置するように
、ガイドローラ2側からインピーダンスローラ10、A
Cヘッド11、傾斜ガイド8がガイド板16に設けられ
ている。
第1図に戻って、シャーシ45上には、シリンダ5のま
わりをまわるように、2つのローディングリング21.
22が位置されている。これらローディングリング21
.22は上下に配置され、ともにガイド板15.16の
下方を通っている。
これらローディングリング21.22はシャーシ44の
上面に取りつけられたローディングモータ27とギヤ部
を介して結合され、このローディングモータ27によっ
て互いに逆方向に回転し、ローディングリング21の回
転によってガイドベース29.30が、ローディングリ
ング22の回転によってガイドベース31.32が夫々
移動する。
ここで、回転中心に関するローディングリング2】の回
転角は108°、ローディングリング22の回転角は1
20°としている。このために、ローディングリング2
1.22の回転速度は異なる。
ローディングリング22の下面には小型マグネットが、
シャーシ44にホール素子などのセンサが夫々設けられ
、小型マグネットをセンサが検出することにより、ロー
ディングリング21.22の停止タイミングが得られる
テープカセット38の供給リール40側には、テンショ
ンプレート45上のピン46を中心に回動可能にテンシ
ョンレバー33が軸支され、このテンションレバー33
の先端にテンションピン14が植設されている。
また、テープカセット38の巻取リール41側には、ピ
ンチローラ駆動モータ37によって回転駆動されるウオ
ームホイール36が設けられ、このウオームホイール3
6が取りつけられた軸上のピン35にピンチローラアー
ム34が設けられている。このピンチローラアーム34
の先端にはピンチローラ12が設けられ、ピンチローラ
駆動モータ37によってピンチローラアーム34がピン
35を中心に時計方向に回動することにより、ピンチロ
ーラアーム12がキャプスタンモータ28によって回転
するキャプスタン13に当接可能となっている。
次に、この実施例の動作を説明する。
いま、テープカセット38が装着されたままのアンロー
ディング状態にあるものとする。このときには、シャー
シ44上に回転可能に設けられた供給側リール台42に
テープカセット38の供給リール40が、巻取側リール
台43に巻取リール41が夫々搭載され、磁気テープ6
はテープカセット38内で供給リール40、巻取リール
4■間に張架されている。また、このとき、ガイドベー
ス29,30,31,32に搭載されたガイドローラ3
,1,2,4、テンションレバー33上のテンションピ
ン14、ピンチローラアーム34上のピンチローラ12
などは、テープカセット38の開口部39内の磁気テー
プ6よりも奥の方に位置している。
かかる状態でローディング動作が開始すると、ローディ
ングモータ27により、ローディングリング21が時計
方向に回転してガイドベース29゜30は夫々案内溝1
7.、L8に沿って移動し、ローディングリング22は
反時計方向に回転してガイドベース31.32が案内溝
19.20に沿って移動する。
また、ローディングリング22の反時計方向の回転とと
もに、このローディングリング22に対して遊びをもっ
てテンションレバー33が反時計方向に回動し、さらに
、ピンチローラ駆動モータ37の回転によってピンチロ
ーラアーム34が時針方向に回動する。
ガイドベース29,30,31.32の移動により、こ
れらに搭載されるガイドローラ3,1゜2.4がテープ
カセット38内の磁気テープ6を引掛け、テープカセッ
ト38から引き出していく。
このとき、テンションピン14やピンチローラ12は引
き出される磁気テープ6に当接しているが、これらはテ
ープカセット38からの磁気テープ6の引き出しには寄
与していない。
その後、ガイドベース29,30,31.32がキャッ
チャ23,25,26.24に達して位置決めされ、第
2図に示すように、磁気テープ6がシリンダ5の外周に
所定の角度範囲にわたり、螺旋状のテープリード部48
に沿って巻きつけられてローディング動作が完了する。
第3図はこのようにして得られるローディング状態のテ
ープ走行路を示す平面図であって、49゜50はテンシ
ョンガイドローラ、51は全幅消去ヘッド、52はガイ
ドローラであり、第1図に対応する部分には同一符号を
つけている。
同図において、磁気テープ6は、供給リール40からテ
ンションガイドローラ50、テンションピン14、テン
ションガイドローラ49に当接した後、全幅消去ヘッド
51に当接し、ガイドローラ3によって走行方向がシリ
ンダ5の方に変更される。方向変更された磁気テープ6
は、その面が傾斜ガイド7によってシリンダ5の傾きに
応して傾斜され、インピーダンスローラ9に接した後、
幅規制ガイドであるガイドローラ1によってシリンダ5
に当接される。
また、シリンダ5の下流側では、シリンダ5からの磁気
テープ6が幅規制ガイドであるガイドローラ2に当接し
、インピーダンスローラ10、ACヘッド11に接した
後、傾斜ガイド8でテープ面がシャーシ44(第1図)
に垂直になってガイドローラ4でテープ走行方向がテー
プカセット38の方に変更される。方向変更された磁気
テープ6はピンチローラ12とキャプスタン13との間
を通り、さらにガイドローラ52に当接してテープカセ
ット38の巻取リール41に巻き取られる。
以上のテープ走行路が形成され、磁気テープ6がピンチ
ローラ12とキャプスタン13とで挟持されてキャプス
タン13がキャプスタンモータ28によって回転すると
、磁気テープ6はこの走行路に沿って走行する。このと
き、テンションピン14によってテープテンションが検
出され、その検出に応じた負荷が供給リール40にかけ
られてテープテンションが一定に保持される。
上記のようにローディングされた磁気テープ6が走行す
るとき、第1図〜第3図において、ガイドローラ3の近
傍に設けられたフォトセンサ47により、磁気テープ6
のこのガイドローラ3に巻きついた部分での幅寸法が測
定される。また、ガイドローラ1には磁気テープ6の走
行高さを変化させる可変手段が設けられており、この可
変手段はフォトセンサ47による測定結果に応じて磁気
テープ6の走行高さを変化させる。これにより、磁気テ
ープ6の幅寸法が変動しても、磁気テープ6はシリンダ
5のテープリード部48(第2図)に正しい状態で沿う
ことになり、磁気テープ6上に常に直線性の良好な記録
トラックが形成されることになる。
第4図は第1図における磁気テープ6の幅寸法を測定す
る上記の検出手段を示し、同図(a)はその上面図、同
図(b)は側面図であって、3aは上フランジ部、3b
は下フランジ部、6aは上端部、6bは下端部であり、
第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
ビデオテープレコーダでの走行中の磁気テープの幅方向
の規制方法としては、磁気テープの幅よりもやや広目の
間隔のフランジ部を有するテープガイドを複数個用い、
テープ走行方向にみて最初のテープガイドの下フランジ
部に磁気テープの下端部を当接させると、次のテープガ
イドではその上フランジ部に磁気テープの上端部を当接
させ。
さらに次のテープガイドではその下フランジ部に磁気テ
ープの下端部を当接させるようにして、順次のテープガ
イドが磁気テープの上端部、下端部、上端部、・・・・
・・と交互にフランジ部に当接させることにより、複数
のテープガイドで磁気テープを挾み込むようにして磁気
テープの高さを規制する方法が一般に使用されている。
第1図〜第3図に示した実施例においても、シリンダ5
の入側におけるガイドローラ1,3、テンションガイド
ローラ49やシリンダ5の出側におけるガイドローラ2
,4.52にはフランジ部が設けられており、シリンダ
5のテープリード部48が磁気テープ6の下端部を規制
しているから、上記の磁気テープ6の高さ規制方法によ
り、ガイドローラ1は上フランジ部で、ガイドローラ3
は下フランジ部で、テンションガイドローラ49は上フ
ランジ部で夫々磁気テープ6の高さ規制を行なっている
ことになる。
そこで、第4図において、ガイドローラ3には、磁気テ
ープ6の幅よりも若干広い間隔で上フランジ部3aと下
フランジ部3bとが設けられており、磁気テープ6は、
その下端部6bが下フランジ部3bに当接しながら、ガ
イドローラ3の外面の一部に巻きついて走行する。つま
り、走行する磁気テープ6は、その下端部6bが下フラ
ンジ部3bに当接することにより、その高さが規制され
ている。
このテープガイド3の近傍には反射型のフォトセンサ4
7が設けられている。このフォトセンサ47は発光素子
と受光素子とを有し、第4図(a)に示すように、テー
プガイド3でのテープ巻付は部の中央でかつ、第4図(
b)に示すように、磁気テープ6の上端部6aを含む領
域を光照射してその反射光を受光する。磁気テープ6の
面は高反射率に仕上げられており、磁気テープ6の下端
部6bは常に下フランジ部3bに当接しているから、磁
気テープ6の幅寸法が変動してテープガイド3のテープ
巻付は部での磁気テープ6の上端部6aが上下に変動す
ると、フォトセンサ47での反射光の受光量が変化する
。したがって、フォトセンサ47の出力レベルと磁気テ
ープ6の幅寸法とは対応していることになる。
次に、テープ走行路を変化させる可変手段について説明
する。
いま、規格値通りの幅寸法の磁気テープに形成される記
録トラックの曲り(以下、トラック曲りという)が最小
となるように、ガイドローラなどの高さ調整によって形
成されるテープ走行路に。
規格値とは異なる幅寸法の磁気テープを走行させると、
この幅寸法が規格値よりも小さい場合、磁気テープがシ
リンダ5のテープリード部48(第2図)よりも浮き上
がり、トラック曲りが生ずるし、また、逆に磁気テープ
の幅寸法が規格値よりも大きい場合には、シリンダ5の
テープリード部48の近傍で磁気テープに微少な面外変
形、いわゆる左曲が生じ、やはりトラック曲りが生ずる
これを防止するためには、磁気テープの幅寸法が規格値
よりも小さいときには、シリンダ5での磁気テープの高
さを下げ、逆に、磁気テープの幅寸法が規格値よりも大
きいときには、シリンダ5での磁気テープの高さを上げ
、磁気テープの下端部がシリンダ5のテープリード部4
8に当接するように、テープ走行路を変化させればよい
が、この実施例では、シリンダ5の入側直前のガイドロ
ーラ1(第1図〜第3図)に磁気テープの高さを微調整
してテープ走行路を変化させる可変手段が付加されてい
る。この可変手段を、以下、第5図によって説明する。
但し、同図において、1aは上フランジ部、1bは下フ
ランジ部、53は積層セラミックである。
ガイドローラ1は上フランジ部1aと下フランジ部1b
とを有し、圧電素子である積層セラミック53上に搭載
されている。積層セラミック53に電圧を印加すると、
ガイドローラ1は上下に微動する。ガイドローラ1では
、上記のように、上フランジ部1aに磁気テープの上端
部が当接しており、これによって磁気テープの高さが規
制されている。したがって、積層セラミック53への電
圧印加によってガイドローラ1が上下すると、磁気テー
プも上下し、シリンダ5(第2図)での磁気テープの当
接高さも変化する。
なお、積層セラミック53は、常時電圧印加可能であっ
てもよいが、第2図や第3図で示したローディング完了
状態で電圧印加可能となるようにしてもよい。
この積層セラミック53に印加される電圧は第4図にお
けるフォトセンサ47の検出出力に応じたものであるが
、次に、この検出手段の検出出力によって第5図に示し
た可変手段を制御する手段について、第6図により説明
する。但し、同図において、54は第4図に示した検出
手段、55は制御手段、56は第5図に示した可変手段
である。
この具体例では、事前に規格値通りの幅寸法の磁気テー
プ(以下、基準磁気テープ)の幅寸法を検出し、この幅
寸法をゼロ基準とし、実際に使用する磁気テープ(以下
、使用磁気テープという)の幅寸法のゼロ基準からの変
化量を検出し、この変化量に応じて可変手段を制御する
第6図において、予めゼロ基準を設定するために、基準
磁気テープをローディングして走行させ、検出手段54
によってその幅寸法を検出する。検出手段54の出力信
号(フォトセンサ47の出力信号)のレベルがゼロ基準
となる基準値■。とじて保持される。このときのテープ
走行路は基準磁気テープの下端部がシリンダ5のテープ
リード部48(第2図)に当接するように形成される。
使用磁気テープで記録する場合には、検出手段54の出
力レベルVと基準値■。どの差値Δ■が求められ、この
差値Δ■が制御手段55に供給される。この差値ΔVは
、基準磁気テープでのフォトセンサ47の受光量と使用
磁気テープでのフォトセンサ47の受光量との差に応じ
たものであり、したがって、基準磁気テープの幅寸法と
使用磁気テープの幅寸法との差に応じたものである。
制御手段55には、差値ΔVと磁気テープの下端部がシ
リンダ5のテープリード部48に当接した状態とするた
めのテープガイド1の高さ調整量を生じさせる駆動電圧
との相関を表わすデータが記憶されており、差値ΔVが
供給されると、制御手段55からこれに応じたレベルの
駆動電圧Vが出力され、可変手段56に供給される。す
なわち、第5図において、積層セラミック53にこの駆
動電圧が印加され、ガイドローラ1、したがって、上フ
ランジ1aの高さが変化して第2図のシリンダ5での使
用磁気テープ6の高さが変化し、その下端部がテープリ
ード部48に当接することになる。
このようにして、使用磁気テープの幅寸法が規格値とは
異なっても、常にその下端部がシリンダ5のテープリー
ド部48に当接しているようにテープ走行路が形成され
、使用磁気テープに形成される記録トラックの直線性が
非常に良好に保たれる。
なお、上記実施例では、磁気テープ6の幅寸法を測定す
る検出手段をガイドローラ3に設けたが。
他の部材に設けるようにしてもよい。たとえば、上フラ
ンジ部で磁気テープ6の高さを規制するテンションガイ
ドローラ49に設けるようにしてもよい、但し、この場
合には、フォトセンサ47が磁気テープ6の下端部を含
む領域からの反射光を受光するようにすることはいうま
でもない。
また、磁気テープ6にその幅方向に丸まった初期変形、
いわゆるカールがあっても、その幅寸法測定において、
真の幅寸法よりも小さな値を検出してしまうような誤り
が生じないように、フォトセンサ47を、第4図(a)
に示したようしこ、テープガイド3のテープ巻付は部の
中央を検出するように設置したが、これから若干ずれて
もカールの影響が少なくて問題とはならない。このカー
ルの影響を失くす他の方法としては、全幅消去ヘッド5
1(第3図)やACヘッド11(第1図)などの磁気テ
ープ6が当接する固定部材にフォトセンサ47を設置す
る方法もある。
さらに、フォトセンサ47は反射型のものであったが、
発光手段と受光手段とで一対をなし、これらで磁気テー
プ6を挾み込むようしこしたカブラ型のものであっても
よい。
さらにまた、第4図においては、磁気テープ6の上端部
側を検出する1つのフォトセンサ47を設けたが、磁気
テープ6の上端部側、下端部側を夫々検出するフォトセ
ンサを別々に設け、これらの検出出力から磁気テープ6
の幅寸法を測定するようにしてもよい。
上記実施例では、記録時のみならず、再生時においても
、@寸法にかかわらず磁気テープ6の下端部をシリンダ
5のテープリード部48に当接した状態に保持すること
ができる。そこで、磁気テープ6を逆方向に走行させて
逆転再生を行なう場合にも、磁気テープ6の下端部がシ
リンダ5のテープリード部48に常に当接するようにす
ることが好ましい。この場合には、第1図〜第4図にお
いて、シリンダ5の中心に関してガイドローラ3と左右
対称な位置のガイドローラ4で磁気テープ6の幅寸法を
測定し、同じくガイドローラ1と左右対称な位置のガイ
ドローラ2で磁気テープ6の高さ調整を行なうようにし
てもよい。
さらに、上記実施例では、検出手段と可変手段とを別々
のガイドローラに・設けたが、これらを同一部材に設け
るようにしてもよい、この場合、磁気テープの幅寸法の
測定から磁気テープの高さ調整動作までの間に若干の遅
れがあるが、格別問題とはならない。
さらに、シリンダ5の入側直前のガイド部材、出側直後
のガイド部材が傾斜ガイドなどのフランジ部を有しない
ガイド部材であるときには、シリンダ5に最も近いフラ
ンジ部を有するガイド部材に高さ調整のための可変手段
を設ければよい。シリンダ5に最も近いフランジ部付き
ガイドローラに可変手段を設けた方が、シリンダ5での
磁気テープの高さ調整量に対するガイドローラの上下変
位量が少なくてすむが、可変手段をシリンダ5に最も近
いガイドローラ以外のガイドローラに設けるようにして
もよい。
フランジ部を有しないガイド部材にも可変手段を設ける
ことができる。第7図(a)はその可変手段の一具体例
を示す縦断面図、同図(b)はその正面図であって、5
7はガイド部材、58はベース、58aはスリット部、
59は積層セラミックである。
同図(a)、(b)において、傾斜ガイドなどのガイド
部材57がガイド板15または16などに搭載されたベ
ース58に植設されている。このベース58には、ガイ
ド板15または16などに略平行に途中まで、第7図(
b)に示すように、ベース58の全幅にわたるスリット
部58aが設けられ、このスリット部58aの開放端に
積層セラミック59が挾み込まれている。積層セラミッ
ク59に電圧を印加すると、積層セラミック59の上下
方向の伸縮により、ベース58のスリット部58aより
も上の部分の傾きが変化する。ガイド部材57はこの部
分に植設されており、したがって、積層セラミック59
の上下方向の伸縮により、ガイド部材57の傾きが変化
することになる。
ガイド部材57が矢印方向に傾き、その傾き角が増大し
たときには、磁気テープ6の高さは低くなり、ガイド部
材57が矢印方向とは逆方向に回動してその傾き角が小
さくなったときには、磁気テープ6の高さは高くなる。
そこで、検出手段の出力信号を第6図に示したように処
理して駆動電圧を生威し、この駆動電圧を積層セラミッ
ク59に印加することにより、磁気テープ6の下端部が
シリンダ5のテープリード部48(第2図)に常時当接
するように、磁気テープ6の高さを調整することができ
る。
[発明の効果] 以上説明したように1本発明によれば、テープの幅寸法
の変動に応じてテープ走行路を変化させることができ、
テープの幅寸法精度を高めることなく、現状のテープ加
工技術でのテープの幅寸法精度であっても、トラック曲
りを補正できて記録トラックの直線性を高めることがで
きる。
また、テープのカールが生じない状態でテープの幅寸法
を測定することができ、高精度の幅寸法測定が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による記録再生装置のテープ走行制御方
式の一実施例を示す全体平面図、第2図は第1図におけ
るテープ走行路を示す斜視図、第3図は同じく平面図、
第4図(a)は第1図における検出手段の一具体例を示
す上面図、第4図(b)は同じく側面図、第5図は第1
図における可変手段の一具体例を示す側面図、第6図は
第1図における検出手段の検出出力に応じて可変手段を
制御する手段の一具体例を示すブロック図、第7図(a
)は第1図における可変手段の他の具体例を示す断面図
、第7図(b)は同じく正面図である。 1〜4・・・・・・ガイドローラ、la、lb、3a。 3b・・・・・・フランジ部、5・・・・・・シリンダ
、6・・・・・・磁気テープ、6a・・・・・・上端部
、6b・・・・・・下端部、47・・・・・・フォトセ
ンサ、48・・・・・・テープリード部、53・・・・
・・積層セラミック、54・・・・・・検出手段、55
・・・・・・制御手段、56・・・・・・可変手段、5
7・・・・・・ガイド部、58・・・・・・ベース、5
8a・・・・・・スリット部、59・・・・・・積層セ
ラミック。 第 3 図 第 図 ((1) (b) 0 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2つのテープリール間にテープガイド手段によつて
    形成されるテープ走行路に沿つてテープを走行させ、該
    テープに情報信号を記録し、再生するようにした記録再
    生装置において、 該テープの幅寸法を測定する検出手段と、 該検出手段の検出出力に応じて該テープ走行路を変化さ
    せる可変手段と を設けたことを特徴とする記録再生装置のテープ走行制
    御方式。 2、請求項1において、 前記検出手段は前記テープガイド手段のテープ巻付部近
    傍に設置されたことを特徴とする記録再生装置のテープ
    走行制御方式。
JP2047227A 1990-03-01 1990-03-01 記録再生装置のテープ走行制御方式 Pending JPH03252957A (ja)

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JP2047227A JPH03252957A (ja) 1990-03-01 1990-03-01 記録再生装置のテープ走行制御方式
US08/140,967 US5333770A (en) 1990-03-01 1993-10-25 System for controlling tape traveling height and tape guide with tape edge detector therefor
US08/231,741 US5395067A (en) 1990-03-01 1994-04-25 System for controlling tape traveling height and tape guide with tape edge detector therefor

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01290149A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Canon Inc テープガイド装置
JPH01303663A (ja) * 1988-05-31 1989-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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