JPH03251444A - 舌片を折畳んだフイルム袋の製造方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は封筒等のフィルム袋、特に舌片を折畳んだフィ
ルム袋の製造方法及び装置に関する。

【従来の技術】

両側の折曲重合部と中央の細１１の一重部とよりなる一
枚の長尺フィルムを移送しながら中央部から切断し左右
の分離フィルム片で夫々フィルム袋を同時に並行しなが
ら製造することが特開昭４８−６８７２号公報で知られ
ている。

【発明が解決しようとする課題１ しかしながら前記従来の方式による袋は単に袋に同中長
方形の舌片を形成しているだけである。 ところが最近フィルム製封筒を使用することが行われて
いるが、舌片の折曲封緘がフィルムの弾性で困難である
と共に舌片も両端コーナーが斜切されていないため折畳
み辛く封緘後の体裁も悪い等の欠陥がある。 このような現状に鑑み、本発明は舌片を折畳んだ封緘の
容易な封筒等のフィルム袋を一枚のフィルムから連続し
て能率良く製造する方法と装置を提供することを目的と
するものである。 【課題を解決するための手段】 本発明は前記目的を達成するために、両側の折曲重合部
と中央の細巾の一重部とよりなる長尺フィルムの中央部
を切断すると共に左右に分離離間せしめて間隔を保持せ
しめ、次いで分離された各フィルム片の切断部の舌片を
所定間隔ごとにり型にカットした後舌片の基部に折込線
を加熱刻設してから舌片を折込線から折曲し、更に該折
曲部を加熱して折ぐせを付けた後各フィルム片の前記Ｖ
型カット位置を巾方向にカットすると同時にシールする
ものである。 また前記方法を実施する装置として、両側の折曲重合部
と中央の細巾の一重部とよりなる長尺フィルムの間歇移
送装置、フィルムの間歇移送時に作動し前記長尺フィル
ムの中央部を切断する切断刃を設けると共に切断してフ
ィルム片を左右に分離離間せしめる分離装置、該分離装
置の後方に順次設置されたフィルム片の間歇停止時に作
動してフィルム片の舌片を所定間隔毎にｖ型に切断する
Ｖ型カット装置、フィルム片の舌片基部に折込線を加熱
刻設する折込線加熱形成装置及び該折込線から舌片を折
曲重合する折曲装置、更に前記折曲装置の後方に設置さ
れたフィルム片の間歇移送時に作動して前記舌片の折曲
部を加熱するくせ付け装置、該くせ付け装置の後方に設
置されたフィルム片の間歇停止時に作動してフィルム片
のＶ型カット位置をカットすると同時にシールするカッ
ト３− シール装置とより構成したものである。 前記フィルム片の分離間隔はフィルム片に皺がよったり
傷が付いたりしない範囲でその後の工程及び装置が容易
にできるように分離するものであり、その調節は通常は
上下部ガイドのＶ状の角度で行うが、上下部ガイドの上
下又は前後距離の調整などによって行うことがでるきる
。 また舌片の折ぐせの形成は舌片折曲部に加熱ブロックが
直接接触せずに微小間隙が生じるように近接させてフィ
ルムを傷めないようにするのが好ましい。

【作用】

本発明方法は両側の折曲重合部と中央の細巾の一重部と
よりなる長尺フィルムを中央部から切断すると共にと九
を左右に分離して舌片を有する一枚のフィルム片とし、
これら各フィルム片の舌片を夫々ｖ型にカットした後に
、舌片基部に折込線を刻設形成し、該折込線からの折曲
を行い１次いで該折曲部を加熱して折ぐせを付けてから
常法のようにり型カット部を巾方向にカットシールして
舌片を折畳んだフィルム袋を製造するものである。 また本発明装置は両側の折曲重合部と中央の細巾の一重
部とよりなる長尺フィルムを間歇移送装置で間歇移送し
ながら分離装置で中央部から切断すると共に左右に分離
せしめた後、フィルム片の舌片部をＶ型カット装置で所
定間隔毎にり型にカットし、次いで舌片の基部に折込線
加熱形成装置で折込線を加熱刻設した後折曲装置でこの
折込線から舌片を折曲し、更にこの舌片の折曲部をくせ
付け装置で加熱して折ぐせを付けて確実に折畳んだ後、
Ｖ型カット部分を公知のカットシール装置で巾方向にカ
ットすると同時にシールして舌片を折畳んだフィルム袋
を製造するものであり、前記分離装置によるフィルムの
切断分離作用及びくせ付け装置による折ぐせの形成は夫
々フィルム又はフィルム片の移送作用を利用して行い、
Ｖ型カット装置による舌片のＶ型カット、折込線加熱形
成装置による折込線の刻設形成、折曲装置による舌片の
折曲及びカットシール装置によるフィルム片のカット及
びシールは夫々フィルム片の間歇停止時に作動するよう
に構成されている。

【実施例】

本発明の製造法及び装置の詳細を図面について説明する
と、駆動ローラード１によりリール２から連続して移送
される長尺フィルムＡは折込板３１と折込バー３２とか
らなる折込装置３で両側ｍａ−ａが折込まれ、両側の折
曲重合部ｂ−ｂと中央部の細巾の一重部Ｃとが形成され
る。 このようにして連続移送されるフィルムＡは下部ローラ
ー４１・４１・・・・・・が発条４２で牽引されたダン
サ−ローラー機構４に懸架張架されると共に間歇駆動ロ
ーラー５・５間に案内されてフィルムＡは連続移送作用
から間歇移送作用に変換される。 この間歇移送部の始端部にはフィルムＡの中央部を切断
すると共に切断された左右一対のフィルム片Ｂ−Ｂを左
右に離間せしめる分離装置６が設置されている。 前記分離装置６は、第２図乃至第４図に示すようにフィ
ルムＡの進行方向に向は略９０度のＶ状に配置された一
対の平行な上下部ガイド６１・６２．６１・６２とその
Ｖ状の頂点部分に取付片６３を介して設けられたカッタ
ー６４とから構成され、前記フィルムＡの一重部Ｃの中
央部をカッター６４で切断して重合部すに舌片ｄを形成
した一対のフィルム片Ｂ−Ｂに形成すると共にこの一対
のフィルム片Ｂ−Ｂを夫々上部ガイド６１の上部から下
部ガイド６２の下側に案内してフィルム片Ｂ−Ｂを左右
に所定間隔を保持するように分離せしめるように構成さ
れている。 しかして前記下部ガイド６２は平面位置からみると上部
ガイド６１より稍々後方に位置しており、また一対のＶ
状の上下ガイド６１・６２．６１・６２はその頂点部の
取付台６５・６５をその取付軸６６を中心に回動自在に
形成すると共に外側取付台６７・６７を機台６８に固定
ネジ６９及び円弧状長孔６９′を介して調節自在に固定
することにより上下ガイド６１・６２．６１・６２のＶ
状の角度を微調節できるようになっており、フィルム片
Ｂ−Ｂの間隔を大きくする場合には上下ガイ７ド ６ なるように調節するものである。 このようにして左右に所定間隔分離されたフィルム片Ｂ
−Ｂはその舌片ｄが所定間隔毎にり型カット装置７によ
ってＶ型にカットされ、次いでＶ型カット間の舌片ｄの
基部に折込線加熱形成装置８によって折込線ｅが加熱刻
設された後、折曲装置９によって舌片ｄが折込線ｅから
重合部すに重合折曲される。 しかして前記Ｖ型カット装置７、折込線加熱形成装置８
及び折曲袋Ｍ９は、センサー１０を有する左右一対の移
動フレーム１１・１１に取付けられていて、夫々センサ
ー１０でフィルム片Ｂの外側端縁位置を検知してその位
置に応じて夫々移動フレーム１１を連動せしめて夫々フ
ィルム片Ｂ・Ｂの移送作用に蛇行が生じても正しい所定
位置にり型カット、折込線の形成及び折曲げができるよ
うに形成されている。 前記移動フレーム１１・１１は第５図及び第６図に示す
ように機枠１２の前後に架設された案内杆１２１・１２
１に左右移動自在に支持されると共に機枠１２に設置さ
れた正逆転モーター１２２の回転軸１２３及び該回転軸
１２３からタイミングベルト」−２４を介して回動され
る後部回転軸１２５に夫々螺合しており、前記正逆転モ
ーター１２２を移動フレーム１１・１１に取付片１２６
で取付けられたセンサー１０と連動して作動せしめ、セ
ンサー１０がフィルム片Ｂの外側縁の位置を検知してそ
の位置に応じて正逆転モーター１２２を駆動し移動フレ
ーム１１・１１の位置を自動的に左右に移動調節できる
ように構成されている。 また前記Ｖ型カット装置７は第７図及び第８図に示すよ
うに、夫々移動フレーム１１に固定されたシリンダー７
１で上下動するＶ型切断刃７２と移動フレーム１１に支
持されたフィルム支持フレーム７３とから構成されてお
り、フィルム片Ｂ・Ｂの間歇停止時にシリンダー７１が
作動してフィルム片Ｂの舌片ｄを所定間隔ごとに略Ｖ型
にカットするように形成されている。 次に折込線加熱形成装置８は第９図乃至第１１図に示す
ように夫々の移動フレーム１１に支持された支持フレー
ム８１・８１間の下部にシリコンラバーの受板８２が架
設されると共に取付枠８３・８３に軸支した回転軸８４
の両端に固定された揺動腕８５・８５の先端に加熱ブロ
ック８６が設けられ、更に前記回動軸８４の中央部に固
着された作動杆８７の先端にエヤーシリンダー８８が取
付けられており、エヤーシリンダー８８がフィルム片Ｂ
−Ｂの間歇停止時に作動することにより、作動杆８７を
介して回動軸８４を回動して揺動腕８５・８５を下方に
回動し加熱ブロック８６のエツジを受ｆ２８２上のフィ
ルム片Ｂ−Ｂの舌片ｄの基部上に圧接してフィルムを加
熱溶融して折込線ｅを形成した後、エヤーシリンダー８
８は回動軸８４を逆転して加熱ブロック８６をフィルム
片Ｂ・Ｂから」二昇せしめるように構成されている。 更に前記折曲装置９は、第１２図及び第１３図に示すよ
うに移動フレーム１１に固定された支持フレー１１９１
・９１間の下部に切欠溝９２・９２・・・を有する支持
プレート９３が固定され、該支持プレート９３の下部に
ロータリーアクチエター９４によって往復回動する回転
ロッド９５が設けられ、該回転ロッ１（９５における前
記切欠溝９２の位置に舌片ｄの折込バー９６が夫々固定
されていると共に前記支持プレート９３の」１方にはシ
リンダー９７で」〕不動する抑圧ブレー１へ９８が設置
されている。 従って前記折込線ｄを夫々加熱形成されたフィルム片Ｂ
が支持プレート９３−１−に移送されて間歇停止すると
ロータリーアクチエター９４が作動して回転ロッド９５
が回動せしめて折込バー９６が舌片ｄを重合部す上に折
込線ｅから折曲した後この状態でエヤーシリンダー９７
が作動して抑圧プレート９８が下降して折曲げ舌片ｄを
重合部ｂ　−１＝に折曲げ押圧するように形成されてい
る。 このように舌片ｄを重合部すに折込線ｅから折曲された
フィルム片Ｂ−Ｂは折曲部戻し防止板１３の下方に案内
された後、間歇移送されながらくせ付け装＠１４で前記
舌片ｄの折曲部を加熱されると共に加圧されて折ぐせを
確実に付ける。 １ ２ 前記折ぐせ付け装置１４は第１４図に示すように前部、
中部及び後部に順次配設された案内ロール１４１・１４
１・１４１と、中部案内ロール１４１の」１方に設けら
れたフィルムを屈曲せしめる誘導ロール１４２と、該誘
導ロール１４２の上部に軸部をスプリング１４３′を介
して圧接される押圧ロール１４３と、誘導ロール１４２
の前部に近接自在に設けられた加熱ブロック１４４と、
前部案内ロール］４１と中部案内ロール１４１間のフィ
ルム片Ｂの表面に重合するフィルム片Ｂと路間１］の案
内ベルト１４５とより構成されていると共に更に前記加
熱ブロック１４４は取付片１４６及び間隔調節ストッパ
ー１４７′と緩衝スプリング１４７’を有する作動板１
４７を介して軸１４８を中心に揺動自在に形成され、前
記作動片１４７をエヤーシリンダー１４９で作動してフ
ィルム片Ｂの間歇移送時には加熱ブロック１４４を誘導
ロール１４２に微小間隙を保持するように近接せしめ、
フィルム片Ｂの間歇停止時には加熱ブロック１４４を誘
導ロール１４２から離間するように構成されている。 従って折曲部戻し防止板１３から折ぐせ付け装置１４の
前部案内ロール１４１に間歇移送されたフィルム片Ｂは
折曲重合した舌片ｄが中部ロール１４１から誘導ロール
１４２に向は屈曲されても舌片ｄの折曲部がずれを生じ
ないように案内ベルト１４５で予め折曲舌片８部を押え
ながら誘導して誘導ロール１４２に移送し、加熱ブロッ
ク１４４で折曲した舌片ｄの折込線ｅ部分を僅かに加熱
　（溶融して折ぐせを付け、次いで押圧ロール］４３で
圧着して更にこれを確実に保形するものである。 このようにして舌片ｄを折畳んだフィルム片Ｂは間歇駆
動ローラー５・５の後部に設置されたシーリングローラ
ー１５１とシーリングカッター１５２からなる公知のシ
ールカット装置１５に間歇移送されその間歇停止時にｖ
型カット部分を巾方向に溶着すると同時にカットして舌
片ｄを折畳んだ封筒等の袋Ｃを連続的に製造するもので
ある。

【発明の効果】

本発明方法は一枚の長尺フィルムから同時に平行して二
連状態で二個の封筒等のフィルム袋を連続して能率良く
製造できることは勿論であるが、特に本発明方法はフィ
ル１１袋を二連式に連続製造するに当り長尺フィルムを
分離した一対のフィルム片を左右に所要間隔で離間した
状態で、その後の舌片に対するＶ型カット、折込線の形
成、舌片の折曲、折曲部のくせ付け等のフィルム片に対
する各処理工程を行うようにしたことにより、前記一対
のフィルム片毎に対向して行う各処理を互いに制約する
ことなく円滑容易に行うことができ、しかも封緘が容易
なように舌片を折畳んだフィルム袋を二連状態で効率良
く製造することができる。 また本発明方法は舌片の折畳みに当っては舌片に予め折
込線を刻設形成すると共に折曲部は加熱による折ぐせを
付けることにより、弾性のあるフィルムの舌片を確実か
つ容易に折畳むことができ、フィルム袋における舌片の
封緘を容易にすることができる。 次に本発明装置は両側縁を折曲重合した長尺フィルムを
切断刃を有する分離装置で切断すると共に左右に分離離
間することによって分離された左右一対のフィルム片を
所要の間隔に分離して間歇移送するため、各フィルム片
毎に設置する舌片をＶ型にカットする装置、折込線加熱
形成装置、折込線の折曲装置、舌片折曲部のくせ付け装
置等の舌片を折畳むための各装置の設置がスペース的に
容易となると共にこれらの各装置による作用も円滑確実
に行って弾性のあるフィルムの舌片を確実に折畳むこと
ができ、舌片を折畳んだフィルム袋を二連状態で連続し
て能率良く製造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の要部の斜視図、第２図は分離装置の平
面図、第３図は同側面図、第４図は第１図Ｘ−Ｘ線断面
図、第５図は移動ガイド部分の平面図、第６図は同正面
図、第７図はＶ型カット装置の正面図、第８図は同平面
図、第９図は折込線加熱形成装置の平面図、第１０図は
同一部の正面図、第１１図は第１０図Ｘ−Ｘ線断面図、
第１２図は折曲装置の一部の正面図、第１３図は同一部
切欠平面図、第１４図はくせ付け装置の側面図で５− ６ ある。 ５　・間歇駆動ローラー、６・・・分離装置、６４・・
・カッター、７・・Ｖ型カット装置、８・・・折込線加
熱形成装置、９・・・折曲装置、１４・・・くせ付け装
置、１５・・・シールカット装置、Ａ・・長尺フィルム
、Ｂ・・フィルム片、Ｃ・・・袋、ｄ・・・舌片、ｅ・
・・折込線。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、両側の折曲重合部と中央の細巾の一重部とよりなる
   長尺フィルムの中央部を切断すると共に左右に分離離間
   せしめて間隔を保持せしめ、次いで分離された各フィル
   ム片の切断部の舌片を所定間隔ごとにＶ型にカットした
   後舌片の基部に折込線を加熱刻設してから舌片を折込線
   から折曲し、更に該折曲部を加熱して折ぐせを付けた後
   各フィルム片の前記Ｖ型カット位置を巾方向にカットす
   ると同時にシールすることを特徴とする舌片を折畳んだ
   袋の製造方法。 ２、両側の折曲重合部と中央の細巾の一重部とよりなる
   長尺フィルムの間歇移送装置、フィルムの間歇移送時に
   作動し前記長尺フィルムの中央部を切断する切断刃を設
   けると共に切断したフィルム片を左右に分離離間せしめ
   る分離装置、該分離装置の後方に順次設置されたフィル
   ム片の間歇停止時に作動してフィルム片の舌片を所定間
   隔毎にり型に切断するＶ型カット装置、フィルム片の舌
   片基部に折込線を加熱刻設する折込線加熱形成装置及び
   該折込線から舌片を折曲重合する折曲装置、更に前記折
   曲装置の後方に設置されたフィルム片の間歇移送時に作
   動して前記舌片の折曲部を加熱するくせ付け装置、該く
   せ付け装置の後方に設置されたフィルム片の間歇停止時
   に作動してフィルム片のＶ型カット位置をカットすると
   同時にシールするカットシール装置とより構成される舌
   片を折畳んだフィルム袋の製造装置。