JPH0325102Y2 - - Google Patents

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JPH0325102Y2
JPH0325102Y2 JP1982191065U JP19106582U JPH0325102Y2 JP H0325102 Y2 JPH0325102 Y2 JP H0325102Y2 JP 1982191065 U JP1982191065 U JP 1982191065U JP 19106582 U JP19106582 U JP 19106582U JP H0325102 Y2 JPH0325102 Y2 JP H0325102Y2
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、カー・クーラー等のクラーの蒸発
器における結露状排出装置に関する。
従来の技術 一般に、カー・クーラー用蒸発器は、たとえば
第5図と第6図に示すように、冷媒通路を有する
蛇行状偏平管12の各垂直状直管部12a間にコ
ルゲート・フイン13が介在されており、コルゲ
ート・フインの各水平部に、交互に傾斜角度が異
なる複数のルーバー部が設けられ、かつ強制送風
により冷媒通路と直交状に風Aが後方から前方に
流されるようになつている。
蒸発器11が稼動すると、蒸発器11近辺の空
気中の水分が冷却されるため、蒸発器11の外表
面に結露が生じる。結露水はとくに風下側におい
て生じ易く、かつすべての結露水は強制送風によ
り風下側に吹き寄せられるため、蒸発器11の風
下側縁部に結露水が集中することになる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の蒸発器11で
は、コルゲート・フインの風下側縁部においてフ
イン13の幅の両側の結露水は偏平管12の垂直
状直管部12aに移行して重力により流下する
が、フイン13の幅の中央部分では水切り性が悪
いためにフイン水平部13a同志の間に結露水が
溜まり、そのまゝ風にのつて蒸発器11の外に飛
散し、乗車している人に降りかかりその人に不快
感を与えという問題があつた。このような問題を
なくすため、ナイロンやスチールによりつくられ
た結露水飛散防止ネツトなどが装備せられている
が、それだけ経費と装備の手数を必要とするとい
う問題があつた。
この考案の目的は、上記の従来技術に問題を解
決し、結露水が速やかに蒸発器の下方に排出され
て、これが蒸発器外に飛散して車中の人に降りか
かるというおそれが全くなく、ひいては結露水飛
散防止用ネツト等を装備する必要もないうえに、
その性能を大幅に向上せしめることができ、しか
も蒸発器の製造が容易である蒸発器における結露
水排出装置を提供しようとするにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、冷
媒通路を有する偏平管の垂直状直管部が相互に所
定間隔をあけて平行状に配置され、各垂直状直管
部間に、並列状の水平部と、これらの水平部同志
の間の屈曲部とよりなるコルゲート・フインが介
在されており、コルゲート・フインの各水平部に
前方下向きまたは前方上向きの同じ向きに傾斜す
る多数の羽板状突部と、羽板状突部同志の間に形
成された空気通過孔とよりなる複数のルーバー部
が、隣り合うルーバー部の羽板状突部の傾斜角度
が交互に異なるように設けられ、かつ強制送風に
より冷媒通路と直交状に風が後方から前方に流さ
れる蒸発器において、コルゲート・フインの各水
平部の前後両端部に、ルーバー部の無い平坦部が
形成され、その前側平坦部の端縁部にのみ、前方
下向きに傾斜しかつ正面よりみてゆるいV形とな
された結露水排出案内部が形成されるとともに、
各フイン水平部の結露水排出案内部の先端とこれ
の下側のフイン水平部との間に開口部が形成され
ている、結露水排出装置を要旨としている。
作 用 上記蒸発器における結露水排出装置によれば、
風によつて蒸発器の風下側縁部に吹き寄せられた
結露水は、その風下側縁部において、各フイン水
平部の前側平坦部上の幅の両側にある結露水は、
表面張力によつて偏平管の直管部の垂下状側縁に
移行して流下するが、前側平坦部の幅の中央部に
ある結露水は、案内部のゆるいV形の傾斜面に沿
つて流れて、案内部の先端に集中的に集められ、
重力によつて排出される。
そしてこのとき、風は結露水排出案内部の裏面
に当たつてその流れの方向を下向きに変えられる
ため、コルゲート・フインの最上部のフイン水平
部を除く、ほとんどすべてのフイン水平部の結露
水排出案内部の結露水は、この下向き風に後押し
されるようにして、案内部の先端より下方に速や
かに流れ落ち、蒸発器の下方に排出される。また
風は、蒸発器内を流れるさい、コルゲート・フイ
ンの水平部に設けられている傾斜角度の交互に異
なる羽板状突部を備えたルーバー部に案内され
て、前方下向きおよび前方上向きに交互に流れる
ため、結露水がそのまゝ風にのつて蒸発器外に飛
び出すようなおそれが全くないものである。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。
なお、この明細書において、前後は第3図を基
準とし、前とは第3図右側、後とは同左側をいう
ものとする。
第1図〜第4図において、アルミニウム製の蒸
発器1は、冷媒通路4を有しかつ平面よりみて蛇
行状に屈曲したアルミニウム押出型材よりなる偏
平管2と、これの互いに対向する垂直状直管部2
a同志の間の通風間隙5に配置されたアルミニウ
ム板製のコルゲート・フイン3とによつて構成さ
れている。
コルゲート・フイン3は、並列状の水平部3a
と、これらの水平部3a同志の間の屈曲部3bと
よりなるものである。コルゲート・フイン3は偏
平管2にろう接せられている。
コルゲート・フイン3の各水平部3aには、幅
方向に長いようにかつ前方下向きまたは前方上向
きの同じ向きに傾斜するように切り起こされて形
成された多数の羽板状突部6と、羽板状突部6,
6同志の間に形成された空気通過孔7とよりなる
3個のルーバー部16が設けられている。
なお、各ルーバー部16の羽板状突部6の傾斜
角度は前方下向きまたは前方上向きで、すべて同
じであるが、隣り合うルーバー部16,16の羽
板状突部6の傾斜角度は交互に異なるものとなさ
れている。
またコルゲート・フイン3の各水平部3aの前
後両端部に、ルーバー部16の無い平坦部10
a,10bが残されており、その前側平坦部10
aの端縁部にのみ、前方下向きに傾斜しかつ正面
よりみてゆるいV形となされた結露水排出案内部
8が形成されるとともに、各案内部8の先端とこ
れの下側の水平部3aとの間に開口部9が形成さ
れている。
上記において、送風機により発生せしめられた
風Aは、第3図と第4図において後方から前方に
矢印方向へ流されるが、コルゲート・フイン3の
各水平部3aには、前方下向きまたは前方上向き
に傾斜した羽板状突部6を有するルーバー部16
が交互に設けられているから、風Aは、これらの
ルーバー部16の多数の羽板状突部6に案内され
かつ空気通過孔7を通過することにより、その流
れの方向を前方下向きおよび前方上向き変えて流
れるとともに、蒸発器4の風下側縁部に至つては
フイン水平部3aの結露水排出案内部8の裏面に
当たつてその流れの方向を下向きに変えられる。
一方、蒸発器1の偏平管2の上部屈曲部と垂直
状直管部2aの表面で発生した結露水は管壁に沿
つて下方に流れて、コルゲート・フイン3の水平
部3a上に移行し、このコルゲート・フイン3上
で発生した結露水と共に、風Aによつて次第に蒸
発器1の風下側縁部に吹き寄せられる。
風下側縁部においては、各フイン水平部3aの
前側平坦部10a上の幅の両側にある結露水は、
表面張力によつて偏平管2の直管部2aの垂下状
側縁に移行して流下するが、前側平坦部10aの
幅の中央部にある結露水は、案内部8のゆるいV
形の傾斜面に沿つて流れて、案内部8の先端に集
中的に集められ、水滴が大きくなるため、結露水
は重力によて排出される。そしてこのとき、風A
はこの風下側縁部において結露水排出案内部8の
裏面に当たつてその流れの方向を下向きに変えら
れているため、コルゲート・フイン3の最上部の
フイン水平部3aを除く、ほとんどすべてのフイ
ン水平部3aの結露水排出案内部8上の結露水
は、この下向き風Aに後押しされるようにして、
ゆるいV形の案内部8の先端より下方に速やかに
流れ落ち、蒸発器1の下方に排出されるものであ
る。
また、風Aは、蒸発器1内を流れるさい、コル
ゲート・フイン3の水平部3aに設けられている
傾斜角度の交互に異なる羽板状突部6を備えたル
ーバー部16に案内されて、前方下向きおよび前
方上向きに交互に流れるため、結露水がそのまゝ
風Aにのつて蒸発器1外に飛び出すようなおそれ
が全くないものである。
考案の効果 この考案は、上述のように、冷媒通路を有する
偏平管の垂直状直管部が相互に所定間隔をあけて
平行状に配置され、各垂直状直管部間に、並列状
の水平部と、これらの水平部同志の間の屈曲部と
よりなるコルゲート・フインが介在されており、
コルゲート・フインの各水平部に、前方下向きま
たは前方上向きの同じ向きに傾斜する多数の羽板
状突部と、羽板状突部同志の間に形成された空気
通過孔とよりなる複数のルーバー部が、隣り合う
ルーバー部の羽板状突部の傾斜角度が交互に異な
るように設けられ、かつ強制送風により冷媒通路
と直交状に風が後方から前方に流される蒸発器に
おいて、コルゲート・フインの各水平部の前後両
端部に、ルーバー部の無い平坦部が形成され、そ
の前側平坦部の端縁部にのみ、前方下向きに傾斜
しかつ正面よりみてゆるいV形となされた結露水
排出案内部が形成されるとともに、各フイン水平
部の結露水排出案内部の先端とこれの下側のフイ
ン水平部との間に開口部が形成されているもので
あるから、風によつて蒸発器の風下側縁部に吹き
寄せられた結露水は、風下側縁部のフイン水平部
の前側平坦部の幅中央部において、案内部のゆる
いV形の傾斜面に沿つて流れて、案内部の先端に
集中的に集められ、水滴が大きくなるため、重力
によつて排出される。そしてこのとき、風は、結
露水排出案内部の裏面に当たつてその流れの方向
を下向きに変えられているため、コルゲート・フ
インの最上部のフイン水平部を除く、ほとんどす
べてのフイン水平部において、この結露水排出案
内部上の結露水は、下向き風に後押しされるよう
にして、案内部の先端より下方に速やかに流れ落
ち、蒸発器の下方に排出されるものである。
しかも風は、蒸発器内を流れるさい、コルゲー
ト・フインの水平部に設けられている傾斜角度の
交互に異なる羽板状突部を備えたルーバー部に案
内されて、前方下向きおよび前方上向きに交互に
流れるため、結露水がそのまゝ風にのつて蒸発器
外に飛び出すようなおそれが全くなく、ひいては
結露水飛散防止用ネツト等を装備する必要もな
い。また結露水を非常に速やかに排出することが
できるため、蒸発器の性能を向上せしめ得る。
さらに、この考案によれば、コルゲート・フイ
ンの各水平部のルーバー部の無い前側平坦部の端
縁部にのみ、前方下向きに傾斜しかつ正面よりみ
てゆるいV形となされた結露水排出案内部を形成
するものであるから、蒸発器の製造が容易である
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は蒸発器の正面図、第2図は第1図の
部分拡大正面図、第3図は第2図−線に沿う
拡大断面図、第4図は第3図の部分拡大側面図で
ある。第5図は従来例を示す部分拡大正面図で、
これは第2図に対応するものである。第6図は第
5図−線に沿う拡大断面図である。 1……蒸発器、2……偏平管、2a……垂直状
直管部、3……コルゲート・フイン、3a……水
平部、3b……屈曲部、4……冷媒通路、6……
羽板状突部、7……空気通過孔、8……結露水排
出用案内部、9……開口部、10a,10b……
ルーバー部の無い平坦部、16……ルーバー部、
A……風。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷媒通路4を有する偏平管2の垂直状直管部2
    aが相互に所定間隔をあけて平行状に配置され、
    各垂直状直管部2a間に、並列状の水平部3a
    と、これらの水平部3a同志の間の屈曲部3bと
    よりなるコルゲート・フイン3が介在されてお
    り、コルゲート・フイン3の各水平部3aに、前
    方下向きまたは前方上向きの同じ向きに傾斜する
    多数の羽板状突部6と、羽板状突部6,6同志の
    間に形成された空気通過孔7とよりなる複数のル
    ーバー部16が、隣り合うルーバー部16,16
    の羽板状突部6の傾斜角度が交互に異なるように
    設けられ、かつ強制送風により冷媒通路4と直交
    状に風Aが後方から前方に流される蒸発器1にお
    いて、コルゲート・フイン3の各水平部3aの前
    後両端部に、ルーバー部16の無い平担部10
    a,10bが形成され、その前側平担部10aの
    端縁部にのみ、前方下向きに傾斜しかつ正面より
    みてゆるいV形となされた結露水排出案内部8が
    形成されるとともに、各フイン水平部3aの結露
    水排出案内部8の先端とこれの下側のフイン水平
    部3aとの間に開口部9が形成されている、結露
    水排出装置。
JP19106582U 1982-12-16 1982-12-16 蒸発器における結露水排出装置 Granted JPS5994271U (ja)

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JP19106582U JPS5994271U (ja) 1982-12-16 1982-12-16 蒸発器における結露水排出装置

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JPS5994271U JPS5994271U (ja) 1984-06-26
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676965U (ja) * 1979-11-17 1981-06-23
JPS56157573U (ja) * 1980-04-25 1981-11-25

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JPS5994271U (ja) 1984-06-26

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