JPH03250063A - 芳香性塗料 - Google Patents

芳香性塗料

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JPH03250063A
JPH03250063A JP2045577A JP4557790A JPH03250063A JP H03250063 A JPH03250063 A JP H03250063A JP 2045577 A JP2045577 A JP 2045577A JP 4557790 A JP4557790 A JP 4557790A JP H03250063 A JPH03250063 A JP H03250063A
Authority
JP
Japan
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microcapsule
paint
coating
perfume
microcapsules
Prior art date
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Pending
Application number
JP2045577A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kimura
均 木村
Isamu Hara
勇 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、芳香性を有する塗料に関し、特に厚膜化が可
能であり、しかも芳香性に富んだ芳香性塗料に関する。
(従来の技術) 従来、容器に収容した芳香剤を室内に設置することによ
り自動車室内の悪臭を緩和させるようにしているが、芳
香剤に含まれる溶剤によって室内の部品が汚染される虞
れがあるため、悪臭緩和手段としては好ましくない。近
年このような観点から、自動車室内の悪臭を緩和するた
めの手段として室内の部品、例えばインストルメントパ
ネルどに芳香性を白゛する塗料を塗布する方法が開発さ
れつつある。
ところで、塗料中に香料を添加し香りを発散し得る技術
は、例えは、特開昭63−284,2715シ・公報等
にて公知である。この芳香性塗料は、香料を多孔質微粒
子担体に担持させてなる芳香剤を塗料中に分散させたも
のであって、この芳香性塗料を被塗物に塗布して乾燥さ
せ塗膜を形成すると、香料は塗膜の摩擦によっても直ち
には失われず、しかも、まず担体から塗膜中に徐放され
塗膜中を通過して塗膜表面に達して人気中に放散される
ことから、芳香を放出する効果が長時間にわたって持続
されるという効果を白°するものである。
また、特開昭63−97,168号公報には、温度1−
昇によってゲル相から液晶相に変化する機能性分子を支
持体に埋設させた機能性分子膜よりなるカプセル中に芳
香剤を封入せしめた温度制御芳香発生性カプセルが開示
されており、一方、特開昭62−183,884S’7
公報には、加熱により体積彫版する物質を核としたマイ
クロカプセルをaむマスキング塗材を被塗物のマスキン
グを必要とする部位に塗布した後に塗装を行ない、つい
で被塗物を加熱して塗布したマスキング塗Hを塗装旧か
ら膨張離脱させるマスキング塗装方法が開示されている
ことから、このようなマイクロカプセルを塗料中に含−
Uさせることにより塗膜に芳香性を付与することも試み
られたが、従来のマイクロカプセルは水中での界面小会
により生成させるため表面の極性が高くなり、被塗物3
の表面に厚膜にて塗装すると(第4A図)、塗膜lの硬
化時に最も安定な系になろうという作用が働いて塗膜表
面に低極性物質が配向し、−刃高極性のマイクロカプセ
ル2は塗膜の底部に配向してしまう(第4B図)。
したがって、従来のマイクロカプセルを塗料中に含有さ
せたところで、芳香性を6°する塗膜を得ることができ
なかった。
一方、第5A、5B図に示すように、芳香剤を核とした
マイクロカプセル2を白°する塗料1を薄膜で?澹装す
る(第5A図)ことにより、塗膜表面に露呈させ(第5
B図)、これにより芳香性を旨める方法も考えられる。
しかしながら、この方法にあっては、塗膜の耐久性が著
しく低下し、自動車用部品のように耐久性が重安視され
る部品の塗装には適用できなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、厚膜化が可能で、しかも芳香性が良好な
塗膜を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 1−記口的を達成するための本発明は、香料を包へする
マイクロカプセル表面を、−分丁一中に親水基と疎水基
とを有する物質にて処理し、これを塗料用樹脂中に分散
させたことを特徴とする芳香性塗料である。
(作用) このように構成した本発明にあっては、香料を包含する
マイクロカプセル表面を、一分子中に親水基と疎水基と
を有する物質にて処理すると、親水基がマイクロカプセ
ル側に配向するため疎水基は表面に配向することとなる
。したがって、マイクロカプセル表面が低極性となり、
これを塗料用樹脂中に分散させて塗装すると、塗膜の硬
化時にマイクロカプセルか塗膜表面に配向することとな
り、これによって厚膜にて塗装した場合にあっても香の
放散を良好に行なうことができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す塗膜構成図であり、第
1A図は塗布直後の塗膜状態を示し、第1B図は塗膜の
硬化後をそれぞれ示す断面図、第2図は同実施例に係る
マイクロカプセルの製造工程を示す工程図、第3A〜3
D図は同製造工程を示す概念図である。
本実施例の芳香性塗料は、芳香剤を核としたマイクロカ
プセル2を予め一分子中に親木基と疎水基とを^゛する
物質にて処理することにより被膜4を形成し、これを塗
料用樹脂1中に分散させている。本実施例にて用いられ
る芳香剤は常温にて揮発性をfjする白゛機性物質であ
り、天然香料あるいは人造香料の何れをも用いることが
できる。天然香料のうち動物性香料を例示すれば、ジャ
コラ、シベット、ウミダヌキ香、アンバーグリスなどで
ある。
本実施例にあっては、予めこのような芳香剤を微tI>
化して核とし、これを媒質中に分散させて微L’j、 
J’の一つ一つを被覆することによりマイクロカプセル
2を製造するが、この微粉化された芳香剤に膜を被せる
方法は従来より多くの手法が知られている。例えば、相
分離法(物理化学的方法)、界面屯合法(化学的方法)
などを挙げることができるが、本発明は特にこれらの製
造方法に限定されることなく、何れの製造方法によって
製造されたマイクロカプセルであっても本発明に係る検
事1に用いることができる。
本実施例では、上述した種々の製造方法のうち相分離法
によりマイクロカプセル2を製造する場合について説明
する。
第2図および第3A〜3D図に示すように、まず、微粒
化した芳香剤6の分散媒としての水5にゼラチン7を溶
解させ、セラチン7のゲル化温度以上に加熱した状態で
(加温・攪拌分散20、第3A図)、アラビアゴム8の
水78液を少量づつ添加して行く (第3B図)。
アラビアゴム8の添加量が多くなると溶液全体が白濁し
てくるが、これはアラビアゴムの添力旧こよってゼラチ
ンの溶解性が減少し、溶液が濃厚ゼ。
ラチン溶液相と稀薄ゼラチン溶液相の2相に分離する現
象(コアソルベージョン)による(相分離21、第3B
図)。濃厚ゼラチン溶液微小満9はコアセルベー!・と
称され、このコアセルベート9は親和性によって核物質
たる芳香剤6を被覆することになる(吸着22、第3C
図)。
ついで、系全体の温度を下げるとゼラチン溶液がゲル化
するが、ゼラチンを不溶化するためにホルマリンあるい
はグルタルアルデヒド溶液等を添加して徐々に温度を下
げながらゼラチン分子のアミノ基同士を架橋させる(架
橋・水不溶性化23、第3D図)。
このようにして生成したマイクロカプセル2を脱水濃縮
しく脱水濃縮24)、乾燥させて粉末化する(乾燥粉末
化25)。
なお、1−述した実施例においては、被膜+A’ 1と
してゼラチンを使用したか、この他にポリビニルアルコ
ール、尿素樹脂、メラミン樹脂等を用いることも可能で
ある。
次に、このようにして生成したマイクロカプセル2を一
分子中に親水基と疎水基とをY了する物質、すなわち両
親媒性構造を苺する物質により処理する。本実施例にて
用いられる両親媒性構造をfi−する物質としては、 α−オレフィンスルホン酸ソーダ(AO8)R−(CH
2)CH=CH−5o3Naアルカンスルポン酸ソーダ
(NAS) R−(SO3Na)n 硫酸アルキルポリオキシエチレンソーダ(AES)RO
(CH2CH20)  n  S O3N aおよび塩
化アルキルトリメチルアンモニウt、[R−N (CH
3) 3]” CI−塩化アルキルジメチルベンジルア
ンモニウム[R−N(CH3)2−CH2]  CI等
を例示することができる。
このようにマイクロカプセルを両親媒性構造を有する例
えば界面活性剤で処理する方法としては、水または適当
な溶媒中にマイクロカプセルと界面活性剤とを投入して
攪拌後、遠心分離およびフィルタ等による分離を行ない
、乾燥させることにより達成することができる。両親媒
性(j4造をHする物質にて、マイクロカプセルを処理
すると、両親媒性構造のうち親水基がマイクロカプセル
側に配向するため疎水基は表面に配向することとなり、
マイクロカプセル表面が低極性となる。
このようにして両親媒性構造を白゛する物質にて処理さ
れたマイクロカプセルを塗料用樹脂に分散させる。本実
施例にて用いられる塗料用樹脂としては、アクリルメラ
ミン樹脂・ポリエステルメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂
、硝火綿ラッカー・不飽和ポリエステル樹脂・ウレタン
樹脂等の常温硬化性樹脂などを挙げることかできる。
このゆ料をインストルメントパネル 3に塗4Jすると、塗布直後においては第1A図に示す
ようにウェット塗膜1中に被膜4によって被)造された
マイクロカプセル2が分散しているが、この塗料を焼き
付けると、第1B図に示すように塗膜lの表面にマイク
ロカプセル2が配向することとなる。これは、マイクロ
カプセル2表面を、一分子中に親水基と疎水基とを有す
る物質にて処理すると、親水基がマイクロカプセル側に
配向するため疎水基は表面に配向することとなり、これ
によりマイクロカプセル2表面が低極性となるからであ
る。
このように本実施例の芳香塗料を用いれは、厚膜にて塗
装した場合にあっても香の放散を良好に行なうことがで
きる。
次に、さらに具体的な実施例により本発明を説明するが
、本発明はこれに限定されることなく本発明の要旨を越
えない限りにおいて種々に改変することかできる。
組成物1 香料としてのバニラエツセンスを水に分散し、マイクロ
カプセル製造方法にて説明した方法にてゼラチンにより
被覆されたマイクロカプセルを生成した。なお、このマ
イクロカプセルの平均粒径は10μmであった。
組成物2 組成物1 (100g)とα−オレフィンスルホン酸ソ
ーダ(5g)とを、水中に投入し、10分間攪拌した後
に、遠心分離して風乾し、表面処理マイクロカプセルを
生成した。
実施例塗料 アクリルメラミン樹脂塗料であるスーパーラック0−7
0クリヤ(日本ペイント(株)社製)100cc中に組
成物2の表面処理マイクロカプセル0.1gを混入し実
施例塗料を生成した。
比較例塗料 組成物2の代わりに組成物1を使用する他は、ト記実施
例塗料と同様の方法にて比較例塗料を生成した。
ト記実施例塗料と比較例塗料とを用いて膜厚を変化させ
なから塗膜を形成し、そのときの香りの強さを官能評価
した。この結果を表1に示す。なお、表中、rOJは香
り−h゛す、「△」はやや香り白“す、「×」は香りな
しを示す。
表1 膜    厚(μm) 50403020105 実施例塗料  ○ ○ ○ ○ ○ ○比較例塗料  
××××  △ ○ 不実施例の結果からも明らかなように、比較例塗料は、
塗装膜厚を5μn】程度に薄膜化すると芳香性を何する
が、10μm以上に厚膜化すると芳香性が失われる。こ
れに対して、実施例塗料は、厚膜化した場合にあっても
良好に香りを放散させることができる。
(発明の効果) 以1−述べたように本発明によれば、芳香剤を含有した
マイクロカプセルを塗膜表面に配向させることかでき、
これにより厚膜にて塗装した場合にあっても良好に香を
発散させることができる。これにより、耐久性を必要と
する自動車用部品等の塗装に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す塗膜構成図であり、第
1A図は塗布直後の塗膜状態を示し、第1B図は塗膜の
硬化後をそれぞれ示す断面図、第2図は同実施例に係る
マイクロカプセルの製造工程・を示す工程図、第3A〜
3D図は同製造工程を示す概念図、第4A〜4B図およ
び第5A〜5B図は従来の芳香性塗料による塗膜状態を
示す塗膜構成図である。 1・・・塗料、2・・・マイクロカプセル、3・・・被
塗物、4・・・被膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 香料を包含するマイクロカプセル表面を、一分子中に親
    水基と疎水基とを有する物質にて処理し、これを塗料用
    樹脂中に分散させたことを特徴とする芳香性塗料。
JP2045577A 1990-02-28 1990-02-28 芳香性塗料 Pending JPH03250063A (ja)

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JP2045577A JPH03250063A (ja) 1990-02-28 1990-02-28 芳香性塗料

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JP2045577A JPH03250063A (ja) 1990-02-28 1990-02-28 芳香性塗料

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010048771A (ko) * 1999-11-29 2001-06-15 이원목 마이크로 캡슐 향료의 향기 피막 조성물
KR100364317B1 (ko) * 1999-12-30 2003-01-24 주식회사 디피아이 기능성 도료 조성물
KR20040035282A (ko) * 2002-10-19 2004-04-29 윤명중 향기나는 텍스츄어 도장강판의 제조방법
JP2013537438A (ja) * 2010-07-07 2013-10-03 ペプシコ,インコーポレイテッド ポリマーマトリクスを使用した芳香の放出可能な包有
ES2759943R1 (es) * 2018-09-24 2020-05-14 Faurecia Interieur Ind Revestimiento interior odorizado de un vehiculo

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010048771A (ko) * 1999-11-29 2001-06-15 이원목 마이크로 캡슐 향료의 향기 피막 조성물
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KR20040035282A (ko) * 2002-10-19 2004-04-29 윤명중 향기나는 텍스츄어 도장강판의 제조방법
JP2013537438A (ja) * 2010-07-07 2013-10-03 ペプシコ,インコーポレイテッド ポリマーマトリクスを使用した芳香の放出可能な包有
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