JPH03249935A - 乳化剤 - Google Patents

乳化剤

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JPH03249935A
JPH03249935A JP2048517A JP4851790A JPH03249935A JP H03249935 A JPH03249935 A JP H03249935A JP 2048517 A JP2048517 A JP 2048517A JP 4851790 A JP4851790 A JP 4851790A JP H03249935 A JPH03249935 A JP H03249935A
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JP
Japan
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ovalbumin
emulsifier
derivative
present
soln
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JP2048517A
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English (en)
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Yoshinori Mine
芳徳 峯
Tatsushi Notomi
納富 達志
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Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な乳化剤に関するものである。
(従来の技術) 卵白などのタンパク質は一般にある程度の乳化力がある
ので、乳化剤ともなり得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、その乳化力は弱いものなので、これらよ
り一段と乳化力の高い乳化剤が求められており、この乳
化剤としては天然物由来であるとより好ましい。
本発明の目的は、オボアルブミンなどのタンパク質より
も一段と乳化力・乳化安定性に優れた天然物由来の乳化
剤を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成すべく種々試験し、よう
やく本発明に到達したものである。
すなわち本発明の乳化剤は、オボアルブミンのC末端側
からの加水分解物からなり、分子量が約4.0〜4.3
 X 10’であるオポアルブミン誘導体からなること
を特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で、オボアルブミンとは、卵白を分画して得られ
る分子量が約4.5 X 10’ の糖タンパク賞のこ
とをいう。
本発明のオボアルブミン誘導体は、それ自体としては、
例えばその一部がブラカアルブミンとして公知のもので
ある。
簡単に説明すると、まず、本発明の乳化剤は、前記オポ
アルブミンのC末端側からの加水分#、;物からなる、
ここでC末端側からのとは、オボアルブミンのポリペプ
チド鎖の両末端のアミノ酸のアセチルグリジンとプロリ
ンのうち、プロリン側からのことをいう、また、加水分
解物からなりとは、オポアルブミンのペプチド結合の部
分が加水分解されているものからなることをいう、ここ
でいうプロリン側からの加水分解とは、プロリン側に比
較的近い8i域のペプチド結合の部分が加水分解されて
いることを指し、アミノ酸が順次プロリン側から一つず
つ加水分解されていることは必要としない。
次に、本発明のオボアルブミンのC末端側からの加水分
解物は分子量が約4.0〜4.3×104である。この
分子量の測定方法は、5DS−ポリアクリルアミド電気
泳動法(Laems+Ij法)のRf値より、標準マー
カーを基準として求めたもので、その方法で分子量を確
認することができる。具体的には、Rf値が約0.36
5〜0.320であることより、分子量は約4.0〜4
.3 x 10’であることがわかる。
本発明で乳化剤とは、水ないし水性原料と、油ないし油
性原料をエマルジヨン化させるものをいう。
本発明の乳化剤は、その目的を損なわない範囲で他の原
料・成分を含んでいても差し支えない。
他の原料・成分としては、具体的には、分子量が約4.
0〜4.3 X 10’ のオボアルブミン加水分解物
以外の卵白成分(例えば加水分解していないオボアルブ
ミン、コンアルブミン、オボムコイド)および(本発明
のオボアルブミン誘導体を除いた)これらの分解物など
とか、他の任意の乳化剤、乳化安定則(例えば大豆タン
パク分解物、キサンタンガム、ゼラチン、卵黄、レシチ
ン、リゾレシチンなど)等が挙げられる。
次に、本発明の乳化剤の代表的な製造方法を示す。
まず、オボアルブミンをC末端側から特異的にプロテア
ーゼで加水分解する。ここでオボアルブミンは、硫酸ア
ンモニウム法、硫酸ナトリウム法などの公知の方法によ
って卵白から分離したちの(通常、水分5%ぐらいを含
む結晶状のもの)を0.1〜5%の濃度になるように水
に溶解させる。
この水溶液には、本発明の目的を損なわない範囲で他の
成分が含まれていても差し支えなく、例えば、卵白その
ものを用いてオポアルブミン濃度が上記範囲になるよう
に水溶液を調製してもよい。
卵白を用いるときは、乳化剤を乾燥品とした場合の保存
中の褐変を防止するため脱糖処理をしておくとよい。
上記のオポアルブミンの水溶液にC末端側から特異的に
加水分解するプロテアーゼ、例えばズブチリシン、サー
モライシン、■、プロテアーゼなどを作用させ、加水分
解を進める。加水分解の条件は、使用するプロテアーゼ
によって異なり、温度を高めにする時は時間を短めに、
温度を低めにする時は時間を長めに作用させればよいが
、−船釣には温度は20〜40℃、作用させる時間は0
.5〜12時間、また、pHは6.0〜9.0ぐらいの
条件で作用させればよい、具体的には、ズブチリシンと
サー・モライシンを使用する場合は、20〜40’C,
0,5〜3時間、P H6,0〜9゜0ぐらい、V1プ
ロテア〜ゼを使用する場合は、20〜40℃、1〜12
時間、P H6,0〜9.0ぐらいで作用させればよい
、この条件からあまり外れると、プロテアーゼが失活し
て加水分解されなかったり、活性化されず加水分解が進
まなかったり、加水分解が進みすぎてオポアルブミンが
無秩序に分解されたりし、いずれにしても本発明の目的
のものが得難くなる。このプロテアーゼの濃度は、基質
(本発明の場合、オボアルブミン)に対して0.000
1〜0.1%ぐらいが好ましい、加水分解の程度は、分
子量が約4.0〜4.3×104のオポアルプミンの加
水分解物の量が、加水分解前のオポアルブミンの量(重
量)に対して60%以上になるまで加水分解するのが好
ましい、なお、目的の加水分解物の生成割合は、反応液
の一部を、5DS−ポリアクリルアミド電気泳動法によ
りペーパー上で展開したときの、目的物のバンド中でお
およそ把握することができる。プロテアーゼの反応が進
みすぎると加水分解が無秩序に行われ目的とするオポア
ルブミン誘導体の収率が悪くなるので、その前にプロテ
アーゼを失活させる。失活させるには、pHを5以下に
調整すればよい。
このような加水分解により生成した本発明のオボアルブ
ミン誘導体は、オボアルブミン自体と比べ乳化力・乳化
安定性が格段と優れた乳化剤になる。
本発明の乳化剤をその使用者に提供するに際しては、プ
ロテーゼを作用させた前記の溶液そのままとする他に、
その溶液を噴霧乾燥したもの、他の原料(例えば、キサ
ンタンガム・ゼラチン、レシチンなど)を添加したもの
とするなど、任意の提供状態をとることができる。
〔作用〕
本発明のオポアルブミン誘導体が、未分解のオボアルブ
ミンに比べ乳化力・乳化安定性に優れたものになる理由
については定かではない、おそらく、オポアルブミンの
C末端側のペプチド結合が加水分解されることにより、
オボアルブミンの構造に若干の変化がおこり、水と油の
親和力が高まるためだと思われる。
なお、本発明において「%」は全て重量%を示す。
〔実施例〕
ス」L当」− 1%のオボアルブミン(卵白から硫酸アンモニウム法で
分画したもの)水溶液100kgに塩酸を加えてpHを
6.5に調製し、ズブチリシン(ノボ社製)0.5gを
加え、25℃で2時間反応させて加水分解し、さらに塩
酸を加えてPHを4.0に調製し、これを送風温度15
0°Cで噴霧乾燥して得た乳化剤、(本発明のオボアル
ブミン誘導体の割合は95%であった。) ll■1 卵白(脱糖処理したもの)100kgに塩酸を加えてp
Hを7.5に調製し、サーモライシン(シグマ社製)0
.25gを加え、35℃で1時間反応させて加水分解し
、塩酸を加えてpHを3,5に調製し、これを送風温度
160℃で噴霧乾燥して得た乳化剤、(本発明のオボア
ルブミン誘導体の割合は80%であった。) 〔試験例〕 実施例1において、ズブチリシンの反応時間をいろいろ
変え、下表に示す7種の試料と、比較品として加水分解
処理しないオボアルプミンを用意し、反応生成物につい
て乳化活性と乳化安定性をPearceとに1nsel
laの濁度法で測定した。エマルジッンの調製は大豆油
を用いた。
また、各々の反応時間において、オボアルブミン誘導体
の分子量と、(当初のオボアルブミンが分解されて生じ
た)本発明のオボアルブミン誘導体の生成割合を5DS
−ポリアクリルアミド電気泳動法(Lae−mli法)
により測定した。
結果は、次の表のとおりであった。すなわち、表より、
加水分解処理したオボアルブミン誘導体は、加水分解処
理しないオボアルブミンに比べ、格段と乳化力・乳化安
定性に優れていることがわかる。
なお、本発明の乳化剤の乳化力・乳化安定性は、卵黄の
乳化力 乳化安定性の8割程度に匹敵する ものであった。
註1 本試験例のオボアルブミン誘導体の分子量は、全
て約4.0〜4.3 X 10’ であった。
また、比較品のオポアルブミンの分子量は、約4.5 
X 10’であった。
註2  No、4の試料(分解生成物)中からオボアル
ブミン誘導体を分離して取り出し、乳化活性と乳化安定
性について同様に試験をした結果、N005の試料の結
果とほぼ同し値であった。
註3 表中の◎、Oおよび△の記号は以下のことを示す
加水分解処理していないオボアルブミンに比べ、 ◎:乳化力・乳化安定性が格段と優れている。
O:乳化力・乳化安定性が優れている。
Δ:同じぐらいの乳化力・乳化安定性がある。
〔発明の効果〕
本発明のオボアルブミン誘導体からなる乳化剤は、オボ
アルブミンなどのタンパク質より格段と乳化力・乳化安
定性に優れている。また、天然物由来なので使用に際し
安全性の高いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  オボアルブミンのC末端側からの加水分解物からなり
    、分子量が約4.0〜4.3×10^4であるオボアル
    ブミン誘導体からなることを特徴とする乳化剤。
JP2048517A 1990-02-28 1990-02-28 乳化剤 Pending JPH03249935A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015181917A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 天野エンザイム株式会社 高乳化性卵白加水分解物
CN109247425A (zh) * 2018-08-22 2019-01-22 湖北工业大学 一种具有双壳结构的卵白蛋白乳液的制备方法

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